JPH06168412A - 磁気記録再生装置の磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の磁気ヘッド装置

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Publication number
JPH06168412A
JPH06168412A JP32096092A JP32096092A JPH06168412A JP H06168412 A JPH06168412 A JP H06168412A JP 32096092 A JP32096092 A JP 32096092A JP 32096092 A JP32096092 A JP 32096092A JP H06168412 A JPH06168412 A JP H06168412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
head
magnetic tape
dust
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP32096092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Kimura
正信 木村
Takeo Oba
武雄 大場
Takuji Sasaya
卓史 笹谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06168412A publication Critical patent/JPH06168412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレードやクリーニングヘッドのような特別
な装置を設けることなく、磁気テープに付着したゴミを
除去することを目的とする。 【構成】 磁気ヘッド装置の固定磁気ヘッドにおいて、
磁気テープ10に接触する面25Aに磁気テープの走行
方向に略直角に延在するカット部25Bが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR装置の如き磁気記
録再生装置に使用して好適な磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はVTR装置のテープ走行機構の例
を示す。VTR装置21にはテープカセット11が装填
されており、供給側リール13に巻かれた磁気テープ1
0がテープ走行機構を通って走行し巻取り側リール15
に巻き取られている状態が示されている。即ち、磁気テ
ープ10は供給側リール13より、ガイド31A、フル
イレーズヘッド25、テンションレギュレータガイド2
7、ガイド31B、31C、ドラム23、ガイド31
D、31Eを経由し、更に、キャプスタン35及びピン
チローラ36、ガイド33A、33B、33C、33
D、傾斜ガイド29、ガイド31Fを経て巻取り側リー
ル15に巻き取られる。
【0003】磁気テープ10の記録面には磁性粉やホコ
リ等のゴミが付着し易い。ゴミが付着した磁気テープ1
0がドラム23に沿って走行すると、瞬時クロッグやド
ロップアウト等のオーディオエラー又はビデオエラーが
発生する。
【0004】図3はフルイレーズヘッド25に沿って磁
気テープ10が走行する状態を示す。フルイレーズヘッ
ド25のイレーズ面25Aは図示のように湾曲してお
り、斯かる湾曲したイレーズ面25Aに沿って磁気テー
プ10も湾曲して走行する。イレーズ面25Aと磁気テ
ープ10の記録面10Aが接触する範囲は、湾曲したイ
レーズ面25Aのうち、その一部の中央部分のみであ
り、したがって、両者の接触部の両側にて磁気テープ1
0とイレーズ面25Aとは漸近的に接近し離隔する。
【0005】従って、イレーズ面25Aと磁気テープ1
0の接触部の両側には楔形の間隙51が形成される。磁
気テープ10の記録面10Aにゴミ41が付着すると、
磁気テープ10は斯かるゴミ41が付着したままフルイ
レーズヘッド25を通過してドラム23に走行する。
【0006】VTR装置の磁気テープ走行機構には斯か
る磁気テープ10に付着したゴミ41を除去するように
構成されており、例えば、ドラムの入口側にブレードや
クリーニングヘッドが装着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のVTR装置で
は、磁気テープ10に付着したゴミ41を除去するため
の装置をドラム23の入口側に設けるように構成されて
いるため、部品点数が多くなり、また斯かる装置を配置
するスペースを必要とした。従って、斯かるゴミの除去
装置はVTR装置の小型化の妨げとなる欠点があった。
【0008】またクリーニングヘッドは磁性粉のような
ゴミが付着した磁気テープやゴミが多い磁気テープでは
ゴミを完全に除去することができない欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置の磁気ヘッド装置によると、例えば図1に示すよう
に、磁気テープ10に接触する面25Aに磁気テープの
走行方向に略直角に延在するカット部25Bが形成され
た固定磁気ヘッドを有する。
【0010】本発明の磁気記録再生装置の磁気ヘッド装
置によると、固定磁気ヘッドはフルイレーズヘッド25
である。
【0011】本発明の磁気記録再生装置の磁気ヘッド装
置によると、例えば図1に示すように、カット部25B
の溝面25Cと磁気テープ10に接触する面25Aとは
鋭角をなしている。
【0012】
【作用】本発明によると、磁気ヘッドはゴミ除去機構を
有するから、別個のゴミ除去機構を設けることなく磁気
テープ10に付着したゴミ41を除去することができ
る。
【0013】
【実施例】以下に図1を参照して本発明の実施例につい
て説明する。尚図1において図3の対応する部分には同
一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0014】図1は本発明による磁気ヘッドの例を示
す。磁気ヘッドの例として、フルイレーズヘッド25に
ついて説明する。本例によるとフルイレーズヘッド25
のイレーズ面25Aの両側には、カット部25Bが形成
されている。斯かるカット部25Bは磁気テープ10の
走行方向に直交するように延在している。図3の従来の
フルイレーズヘッド25と比較して明らかなように、本
例によると、カット部25Bはフルイレーズヘッド25
のイレーズ面25Aにて磁気テープ10と接触する部分
の両側に形成されている。
【0015】即ち、磁気テープ10の記録面10Aはイ
レーズ面25Aの全長にわたって接触しており、図3に
示した如き両者の接触部の両側に楔形の間隙51は形成
されていない。
【0016】カット部25Bはカット面25Cとイレー
ズ面25Aとのなす角、即ち先端角θが少なくとも12
0°より小さくなるように形成される。斯かる先端角θ
は好ましくは90°又は90°以下に選定される。
【0017】カット部25Bをイレーズ面25Aの両側
に形成することによって、磁気テープ10が左右どちら
の方向に走行しても磁気テープ10に付着したゴミ41
は除去されることができる。
【0018】次に、本願発明の発明者が実施した実験結
果について説明する。実験はゴミ除去装置を使用しない
場合、本例のフルイレーズヘッド25を使用した場合及
びゴミ除去装置としてサフアイヤブレードを使用した場
合について、磁気テープの再生中に発生した1時間当た
りのエラー数、1時間当たりのエラー率を測定したもの
である。サフアイヤブレードを使用した場合にはエラー
数、エラー率共に減少したが、本例のフルイレーズヘッ
ド25を使用した場合にはエラー数の減少が確認され
た。
【0019】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0020】例えば、本例をフルイレーズヘッド25に
適用した場合について説明したが、本発明はフルイレー
ズヘッド25以外の固定磁気ヘッドに適用される。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、磁気テープ10に付着
したゴミ41が除去されるから、オーディオエラーの発
生を防止することができる利点がある。
【0022】本発明によると、磁気ヘッドが、磁気テー
プ10に付着したゴミ41を除去する機能を有するか
ら、部品点数を減少し部品スペースを拡大することがで
きる利点がある。
【0023】本発明によると、磁気ヘッドにカット部を
形成することによって、磁気テープ10に付着したゴミ
41を除去する機能が提供されるから、容易に且つ低価
格にてゴミの除去装置が提供される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気ヘッドの概略図である。
【図2】VTR装置の磁気テープ走行機構の例を示す図
である。
【図3】従来の磁気ヘッドの概略図である。
【符号の説明】
10 磁気テープ 10A 記録面 11 テープカセット 13 供給側リール 15 巻取り側リール 21 VTR装置 23 ドラム 25 フルイレーズヘッド 25A イレーズ面 25B カット部 25C カット面 27 テンションレギュレータガイド 29 傾斜ガイド 31A、31B、31C、31D、31E、31F ガ
イド 33A、33B、33C、33D ガイド 35 キャプスタン 36 ピンチローラ 41 ゴミ 51 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに接触する面に上記磁気テー
    プの走行方向に略直角に延在するカット部を形成した固
    定磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置の磁気ヘッド装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録再生装置の磁気
    ヘッド装置において、上記固定磁気ヘッドはフルイレー
    ズヘッドであることを特徴とする磁気記録再生装置の磁
    気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁気記録再生装置
    の磁気ヘッド装置において、上記カット部の溝面と上記
    磁気テープに接触する面とは鋭角をなすことを特徴とす
    る磁気記録再生装置の磁気ヘッド装置。
JP32096092A 1992-11-30 1992-11-30 磁気記録再生装置の磁気ヘッド装置 Pending JPH06168412A (ja)

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