JPH0616577Y2 - 床面清掃車用ブラシ圧自動調整装置 - Google Patents

床面清掃車用ブラシ圧自動調整装置

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JPH0616577Y2
JPH0616577Y2 JP1986126459U JP12645986U JPH0616577Y2 JP H0616577 Y2 JPH0616577 Y2 JP H0616577Y2 JP 1986126459 U JP1986126459 U JP 1986126459U JP 12645986 U JP12645986 U JP 12645986U JP H0616577 Y2 JPH0616577 Y2 JP H0616577Y2
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JP
Japan
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rotary brush
hydraulic pressure
brush
floor cleaning
actuator
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JP1986126459U
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修 宍戸
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Amano Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行しながら底部に取付けたロータリーブラ
シで床面(路面も含む)を清掃する床面清掃車の分野で
利用されるものであって、具体的には、上記ロータリー
ブラシの接地圧を自動的に調整する装置に関する。
〔従来の技術〕
走行しながらロータリーブラシで床面上のゴミをホッパ
に掃込んで清掃する従来の床面清掃車では、上記ロータ
リーブラシの下限をストッパで固定して下死点を設定
し、車体に対してロータリーブラシが決められた位置に
より下に下がらない様に支持している。
従って、上記ロータリーブラシの先端はブラシ自身の撓
み力だけで床面に接して清掃することに成るから、床面
にブラシの毛足よりも深い凹部がある場合には、この凹
部にはブラシの先端が届かないから清掃することができ
ず、また、使用によってブラシの摩耗が進むと、たいし
て深くない凹部でも次第に清掃できなくなってしまう問
題があった。
そこで従来は、ロータリーブラシの下限ストッパを調節
自在に構成して、必要に応じてこの下限ストッパの下死
点を移動することによって上記の問題を解決していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、床面の凹凸の状態とか、ロータリーブラシの摩
耗具合に応じてその都度下限ストッパを調節することに
は甚だ面倒であるし、調節を間違えて下死点が必要以上
に下がり、摩擦係数が増大してブラシ用モータに設定値
以上の負荷を与えてしまったり、ブラシの摩耗を増進し
てしまう場合があったりして、下死点を程好く設定する
ことが難しいと云った問題があった。
従って本考案の技術的課題は、床面の凹凸に追従させて
ロータリーブラシを自動的に、而も、強制的に上下動さ
せることにより、床面に対するロータリーブラシの接地
圧を一定に保って、常時一定の負荷で清掃運転を行なう
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案に於いて講じ
た手段は以下の通りである。
床面清掃用のロータリーブラシを油圧モータで回転して
床面の清掃を行うように構成した床面清掃車に於いて、 (1)上記のロータリーブラシを支持したブラケットを、
ロータリーブラシが床面に対して上下動するように車体
側に上下作動自在に取付けること。
(2)このブラケットを供給される油圧の高低に従って突
出又は引込み作動するアクチュエータの突子に当接して
上方又は下方に回転するように構成すること。
(3)上記の油圧モータに油圧を供給する油圧供給経路中
に、ロータリーブラシの回転に従って油圧モータに加わ
る油圧力の高低に比例した油圧を上記のアクチュエータ
に供給する油圧供給装置を設けること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、ロータリーブラシを床面清掃車の
車体に対して上下作動させて床面の凹凸に追従させるこ
とにより、床面に対するブラシ圧を常に一定に調整する
ことを可能にする。
上記(2)の要素は、高い油圧が加わってアクチュエー
タの突子が突出すると、ブラケットが上方に押圧回動さ
れてロータリーブラシを床面側から浮かし、反対にアク
チュエータに供給される油圧が弱まってアクチュエータ
の突子が引込むと、ロータリーブラシが床面側に下がる
から、アクチュエータに加わる油圧の強弱によってロー
タリーブラシを上下作動して、その接地圧を調整するこ
とを可能にする。
上記(3)の要素は、ロータリーブラシが床面の凸部に
接して摩擦係数が増大すると、油圧モータの油圧力が高
く成って油圧供給装置がアクチュエータに高い油圧を供
給するから、アクチュエータの推力を強めて突子がブラ
ケットを上方に回動せしめ、以って、ロータリーブラシ
を持ち上げてロータリーブラシの接地圧、即ち、負荷を
一定に調節する。また、ロータリーブラシが床面の凹部
に入った場合には、摩擦係数の減少に応じて油圧モータ
の油圧力を低下させて、油圧供給装置からアクチュエー
タに送られる油圧を低く調節するから、アクチュエータ
の推力を弱めて突子を引込み、ブラケットと共にロータ
リーブラシを自重によって降下させ、ロータリーブラシ
の接地圧、即ち、負荷を一定に調節することを可能にす
る。
以上述べた如く、本考案によれば床面の凹凸に追従させ
てロータリーブラシを自動的に、且つ、強制的に上下動
し、常時一定の接地圧(摩擦係数)でロータリーブラシ
を回転して清掃できるものであるから、上記の手段によ
って上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の
問題点を解消することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係る床面清掃車用ブラシ圧自
動調整装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に
説明する。
第1図に於いて1は本考案を実施する床面清掃車であっ
て、図面には自走搭乗式の床面清掃車が示されている
が、これは他の自走歩行式等の清掃車であってもよく、
機種の設定は任意とする。
次に、2は清掃車1の底面部に設けたロータリーブラシ
(メインブラシ)、3はロータリーブラシ2の回転によ
って掃込まれるゴミDSを受入れるホッパ、4はこのホ
ッパ3に連設した集塵室、5…は集塵室4内に吊下げた
フイルタ、6は集塵用のバキュームファン、7はサイド
ブラシを示す。
また、第1図乃至第3図に於いて、8は上記ロータリー
ブラシ2の回転軸2aを回転自在に支持したブラケット
で、このブラケット8は中間部に挿通した取付軸9によ
って清掃車1の底部車体部分に上下作動自在に枢支され
ている。10は保持金具11によって同じく清掃車1の
車体側に固定したアクチュエータで、下方に向けて突出
自在に構成したこのアクチュエータ10の突子10aが
上記ブラケット8の一方の上辺に当接され、油圧の供給
によってアクチュエータ10の推力が増して突子10a
が突出すると、第3図の如くブラケット8が取付軸9を
支点にして時計回転方向に回動して、先端に取付けたロ
ータリーブラシ2を上に持ち上げる仕組に成っており、
また、上記アクチュエータ10に供給される油圧力が低
下して推力が弱まると、突子10aが引込まれてロータ
リーブラシ2が自重によって第2図の状態に下に下がる
仕組に成っている。
更に図中、12はロータリーブラシ2を図面上時計回転
方向に回転する油圧モータで、この油圧モータ12は、
ロータリーブラシ2の摩擦係数(負荷)が増大すると油
圧力を高め、逆に軽くなると油圧力を低くする様に構成
されている。また、符号13で全体的に示したのは、上
記油圧モータ12と前記アクチュエータ10の間を結ぶ
油圧経路の途中に設けた油圧供給装置で、この装置は油
圧タンク14とポンプ15によって構成されていて、油
圧モータ12に加わる油圧力の高低に比例した油圧をア
クチュエータ10に供給する仕組に成っている。
尚、油圧タンク14とポンプ15によって構成される油
圧供給装置13は実施の一例であって、例えばマイクロ
コンピュータ等を用いた自動供給装置が代りに使用され
る場合もあり、その構成は任意とする。
本考案は以上述べた如き構成であるから、走行中にロー
タリーブラシ2が第2図の様に床面Tの凹部TAに入っ
た時は、ロータリーブラシ2の負荷が軽くなるから油圧
モータ12の油圧力が低下し、従って、油圧供給装置1
3による油圧の供給も低下してアクチュエータ10の推
力が弱まり、突子10が引込まれてロータリーブラシ2
は自重によって同図の状態に下がるため、凹部TAの清
掃を一定の負荷(接地圧)で行うことを可能にする。
また、走行中にロータリーブラシ2が第3図の如く床面
Tの凸部TBに接した場合は、ロータリーブラシ2の負
荷が増大して油圧モータ12の油圧力が増加するから、
油圧供給装置13がアクチュエータ10に強い油圧を供
給してアクチュエータ10の推力を高め、突子10aを
突出させて同図の如くロータリーブラシ2を持ち上げ、
平坦な床面Tを清掃する時と同じ一定の負荷(接地圧)
で凸部TBの清掃を行なうことができる。
〔効果〕
本考案に係る床面清掃車用ブラシ圧自動調整装置は以上
述べた如くであって、床面の凹凸に追従してアクチュエ
ータの突子がロータリーブラシを自動的に、且つ、強制
的に床面に対して上下動させて、常時一定のブラシ圧で
床面を清掃できるから、特に凹凸面の多い床面とか路面
の清掃に優れた効果を発揮できると共に、ブラシが摩耗
した場合でも自動的にブラシ圧を調整することができる
から、従来の下限ストッパを調整するが如き面倒な調整
作業が一切不要と成り、手軽に床面清掃車を運転できる
利点を備えるものであって、ブラシ圧を常時一定に保っ
てロータリーブラシの寿命を長くできる点と相俟って、
各種の床面清掃車に実施して洵に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した床面清掃車の一例を示す一部
断面側面図で、第2図と第3図は夫々床面の凹凸に於け
る本考案の作動状態を説明した構成図である。 1は床面清掃車、2はロータリーブラシ、8はブラケッ
ト、10はアクチュエータ、10aは突子、12は油圧
モータ、13は油圧供給装置、14は油圧タンク、15
はポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−79436(JP,A) 実願 昭58−171468号(実開 昭60− 80754号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭56−6854号(実開 昭57− 121246号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面清掃用のロータリーブラシを油圧モー
    タで回転して床面の清掃を行うように構成した床面清掃
    車に於いて、 上記のロータリーブラシを支持したブラケットを、ロー
    タリーブラシが床面に対して上下動するように車体側に
    上下作動自在に取付け、このブラケットを供給される油
    圧の高低に従って突出又は引込み作動するアクチュエー
    タの突子に当接して上方又は下方に回動するように構成
    すると共に、上記の油圧モータに油圧を供給する油圧供
    給経路中に、ロータリーブラシの回転に従って油圧モー
    タに加わる油圧力の高低に比例した油圧を上記のアクチ
    ュエータに供給する油圧供給装置を設けたことを特徴と
    する床面清掃車用ブラシ圧自動調整装置。
  2. 【請求項2】前記のブラケットは、その中間部が車体側
    に枢支されていて、前記アクチュエータの突子が突出す
    るとロータリーブラシ側を持ち上げ、逆にアクチュエー
    タの突子が引込むとロータリーブラシ側が下がる様に構
    成されていることを特徴とする前記実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の床面清掃車用ブラシ圧自動調整装置。
  3. 【請求項3】前記の油圧供給装置は、油圧タンクとポン
    プによって構成されていることを特徴とする前記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の床面清掃車用ブラシ圧自
    動調整装置。
JP1986126459U 1986-08-19 1986-08-19 床面清掃車用ブラシ圧自動調整装置 Expired - Lifetime JPH0616577Y2 (ja)

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JPS6330945U JPS6330945U (ja) 1988-02-29
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JP2006280600A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Amano Corp 床面清掃機用ブラシ圧調整装置

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