JPH06158976A - チューブ部分と、採取井戸を穿孔する方法 - Google Patents

チューブ部分と、採取井戸を穿孔する方法

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JPH06158976A
JPH06158976A JP21293593A JP21293593A JPH06158976A JP H06158976 A JPH06158976 A JP H06158976A JP 21293593 A JP21293593 A JP 21293593A JP 21293593 A JP21293593 A JP 21293593A JP H06158976 A JPH06158976 A JP H06158976A
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tube
slot
slots
bore
flight
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JP21293593A
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English (en)
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Roy J Mefferd
ジェイ.メファード ロイ
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Original Assignee
Gold Star Manufacturing Inc
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21BEARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B43/00Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
    • E21B43/02Subsoil filtering
    • E21B43/08Screens or liners
    • E21B43/086Screens with preformed openings, e.g. slotted liners

Abstract

(57)【要約】 【目的】 希望深さにおける地下水またはその他の流体
を採取する装置と方法を提供し、強力で、かつ安定性が
あり、チューブの孔へ不要な流体あるいはくずが入らな
いようにするシールを備えたオーガを提供することであ
る。 【構成】 一対の細長い円筒形部材に、隣接する端部を
軸線方向に延びる第1と第2のカラーが構成される。第
1と第2のカラーは、前記の2個の細長い部材が相互に
対して回転しないよう相互にロックする隣接のくぼみと
突起とを端縁部において有している。結合部材が第1と
第2のカラーの外側に取外し可能に装着され、相互に対
して軸線方向に運動しないようそれらを保持する。カラ
ーは各々、第1と第2の円筒形部材の軸線方向端部に溶
接されている。採取すべき流体がチューブの内孔へ入り
うるようにするスロットを有する採取チューブ部分が提
供される。スロットは軸線方向にあり、かつ角度方向並
びに軸線方向の双方に離隔されている。スロットは孔の
内面におけるよりチューブの外面において幅が狭くてテ
ーパが付いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定深さの流体を採集す
るチューブオーガ部分と、前記チューブオーガ部分を端
と端で相互に結合する装置と方法とに関する。本発明
は、細長い中空のチューブ、細長い中実のシャフト、あ
るいはその外面にフライトあるいはその他の構造体を備
えた、あるいは備えていない細長い部材を結合するため
に一般的に使用しうる。
【0002】チューブオーガの一用途はモニタ井戸を穿
孔することである。モニタ井戸の目的は特定レベルにお
いて汚染物が介在するか否かを検出するためにそのレベ
ルでの地下水あるいはその他の流体を採集することであ
る。チューブオーガ部分の内孔は所望の深さを除いてシ
ールすることが重要である。より高いレベルにおける地
下水あるいは汚染物がチューブ中へ滲透するようなこと
になれば、所望するレベルでモニタすることの信頼性を
損う。本発明はチューブオーガの部分間で安定したシー
ルを提供する。
【0003】井戸の希望するモニタ深さにおいてチュー
ブオーガにスクリーンあるいはアクセス用開口を設ける
必要がある。従来技術においては、このことはチューブ
に窓を切設し、その中にスクリーンを設け流体は入るが
砂あるいはその他の粒体は濾過しうるようにして行われ
た。しかしながら、チューブオーガに開口を切設すると
チューブの強度を低下させ、時には穿孔過程の間にチュ
ーブを捩ったり、あるいは崩壊させることがある。別の
公知の方法は、チューブの周りで周囲方向に延びるチュ
ーブ部分に水平方向の細長いスロットを切設することで
あった。しかしながら、そのようなスロットもチューブ
を脆弱にし、砂、土あるいはその他の破片で詰まる傾向
があり、試料がチューブの内孔へ流れないようにする。
【0004】細長い部材を端と端で相互に結合すること
が望ましい場合がよくある。例えば、井戸の穿設におい
ては、井戸が穿設されるにつれて複数のオーガ部分を端
と端で接続することが望ましい。時には、細長い中実の
シャフトあるいは中空のチューブを端と端で相互に結合
することが望ましいこともある。
【0005】これらの用途の全てにおいて、細長い部材
の種々の部分を相互にしっかりと結合し、かつ相互に対
して長手方向に整合状態に保つことが望ましい。また、
これらの部分にトルクが加えられたとき同調して回転し
うるようにこれらの部分を相互に結合することも望まし
い。
【0006】
【従来の技術】米国特許第4,821,818号は個別
のチューブオーガ部分を結合する装置を開示している。
オーガ部分の隣接端部はそれぞれチューブの端部を囲む
カラーを含む。一方のチューブのカラーは、チューブの
端部が該カラーを越えて突出するようチューブの端部か
ら後方に位置している。他方のチューブのカラーはチュ
ーブの端を越えて軸線方向に突出している。2個のカラ
ーの軸線方向端部は、チューブを相互に対して回転しな
いように保持するように相互に係合するようにされた突
起とくぼみを含む。ヒンジ接続の結合部材が、チューブ
部分が相互から離れる方向に軸線方向に運動しないよう
保持されるように2個のカラーを囲繞し、かつ相互に該
カラーを保持すべく折りたたみ可能である。
【0007】米国特許第4,821,818号に記載の
カラーの双方はそれらをチューブ部分の端部の上を滑ら
せ、かつそれらを適所で溶接することによりチューブ部
分に取り付けられている。この溶接接合は実行が困難
で、かつ時間がかかる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第1
の目的は所望深さにおける地下水あるいはその他の流体
を採集する改良された装置と方法を提供することであ
る。
【0009】本発明の別の目的はより強力で、より信頼
性のある採集オーガ部分を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は詰まりにくい採集オー
ガ部分を提供することである。
【0011】本発明の別の目的は、所望しない流体ある
いは破片がチューブの孔へ入らないようにするためにチ
ューブ部分の間に信頼性のある耐漏洩シールを備えたチ
ューブオーガを提供することである。
【0012】本発明の別の目的は細長い部材を端と端で
結合する改良された装置および方法を提供することであ
る。
【0013】本発明の別の目的は米国特許第4,82
1,818号に示す組立体よりも短時間で、かつより容
易に組み立てることのできる装置および方法を提供する
ことである。
【0014】本発明の別の目的は中実のシャフト、中空
のチューブ、および外面にフライトあるいはその他の構
造体を備えた、あるいは備えていない細長い部材を含む
種々形式の細長い部材を結合するために使用しうる装置
および方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の目的は、採集すべ
き流体がチューブ部分の内孔へ入りうるようにするスロ
ットを有する採集チューブオーガ部分を含む装置により
達成される。スロットは軸線方向であり、地面に垂直の
孔を穿孔する典型的な要領でオーガが使用されるときは
垂直方向である。スロットは相互に対して角度方向と軸
線方向の双方において偏位しており、好適実施例におい
てはフライトに対して平行であるらせん線に沿って配設
されている。スロットはチューブの外面の狭幅のところ
から孔の内面の広幅のところまでテーパが付いている。
採取井戸を穿設する方法は、試料を採集したい深さにお
いて1個以上の採集オーガ部分をストリングとして位置
させることを含む。
【0016】第1と第2のカラーか第1と第2の細長い
円筒形部材の隣接する軸線方向端部に取り付けられる。
細長い円筒状部材は中空チューブ、中実のシャフト、あ
るいは外面にフライトあるいはその他の構造体を備え
た、あるいは備えていない細長い部材でありうる。第1
と第2のカラーはそれぞれ相互から軸線方向に離れる方
向に面する環状カラーを含む。また、第1と第2のカラ
ーは隣接する端縁部を含み、該端縁部の各々は軸線方向
に延びた突起とくぼみとを含んでいる。第1と第2のカ
ラーが相互に同調して回転するように2個のカラーを相
互に接合すると突起とくぼみとは相互に適合するように
つくられている。双方のカラーは、それらが接続される
シャフトあるいはチューブの軸線方向端部に溶接され、
かつそこを越えて軸線方向に延びている。チューブの端
部にカラーを接続する溶接接続は、米国特許第4,82
1,818号に記載のカラーとチューブとの間で示され
ている溶接接合以上に容易かつ迅速に行われる。
【0017】細長い円筒形の接続チューブは2個のカラ
ーの中の一方の内孔に圧入されるか、あるいは他の方法
で適当に保持されている。この接続チューブは、それが
保持されているカラーの軸線方向端部を越えて突出し、
接続チューブの突出部分は他方のカラーの内孔に適合嵌
入されている。
【0018】ヒンジ接続の結合部材が2個の相互にロッ
クされたカラーの周りで折りたたみ可能である。結合部
材は、第1と第2の結合部材を相互にロックさせて共に
保持し、かつ相互から離れる方向に軸線方向に動かない
ように第1と第2の結合部材の肩と係合する一対の離隔
した環状フランジを含む。結合部材は、相互にロックさ
れたカラーの周りで折りたたみ可能にヒンジ接続された
2個の個別の半円筒形半体からなる。
【0019】
【実施例】図を参照すれば、数字10は全体的に、第1
の細長いチューブ12と第2の細長いチューブ14とか
ら形成されたチューブ組立体を指示する。チューブ1
2、14は結合部材16により相互に接合されている。
チューブ12、14はそれぞれ孔18、20を含み、か
つそれぞれの外面にフライト22、24を含む。チュー
ブ12、14は中空として示されているが、中実のシャ
フトであってもよく、かつ外面にフライト22、24を
備えても、あるいは備えてないことも可能である。チュ
ーブ12は面取り端26を含み、チューブ14は面取り
端28を含む。チューブ12の軸線方向端部には雄カラ
ー30が、チューブ14の軸線方向端部には雌カラー3
2が取り付けられている。カラー30、32はそれぞれ
第1の孔34と、第2のより大きい孔36とを含む。雌
カラー32の第2のより大きい孔36の直径は雄カラー
30の第2の孔36の直径より僅かに大きいことが好ま
しい。カラー32の孔36の内端には、弾性Oリングを
着座させたOリング溝38が設けられている。カラー3
0はOリング溝を有していない。
【0020】チューブ18に取り付けられるカラー30
の端部は、環状リップ・フランジ44で終わる面取り肩
42を含む。リップ・フランジ44は図3に示すように
チューブ12の孔18内に嵌入するようにされている。
カラー30とチューブ12とは次に環状溶接46により
相互に接合される。溶接46は米国特許第4,821,
818号に示す溶接継目より容易に、かつ時間少なく作
ることができる。本発明のカラー30、32は、米国特
許第4,821,818号に記載の構造にカラーを作
り、かつ取り付けるのに要するよりも約4時間少なく構
成し、かつチューブ12、14に取り付けうることが判
明している。
【0021】カラー32は面取りされた肩48と、チュ
ーブ14の孔20内に嵌入する環状リップ・フランジ5
0とを含んでいる。環状溶接52が、カラー30をチュ
ーブ18に取り付けるのと同様にカラー32をチューブ
14に取り付けている。
【0022】カラー30、32はそれぞれ、対面する端
縁部54、56を含む。端縁部54は、くぼみ60と交
番する複数の突起58を含む。端縁部56は、カラー3
0の突起およびくぼみ58、60と係合する複数の突起
62とくぼみ64とを含む。
【0023】カラー30、32の外面にはそれぞれ、相
互に対して反対方向に軸線方向に向いている肩部66、
68が設けられている。肩部66の両側において、カラ
ー30には大径部分70と小径部分72とが設けられて
いる。カラー32には、肩部68の両側に位置した大径
部分74と小径部分76とが設けられている。
【0024】接続チューブ78が圧入あるいはその他の
適当な方法により第1のカラー30の孔36に保持され
ており、両側に面取りした端部80、82を含む。弾性
Oリング85を着座させた環状溝84が面取り端80近
傍に位置している。チューブ78がカラー30の孔36
に圧入されるか、あるいはその他の方法で適当に保持さ
れると、該チューブはカラー30の端部を越えて軸線方
向に突出し、かつ図3に示すようにカラー32の孔36
内に適合する方法とされている。雌カラー32の孔36
の直径が雄カラー30の孔36の直径より僅かに大きい
ので、接続チューブ78はカラー30の孔36に圧入さ
れるか、あるいは滑合して保持されるが、カラー32の
孔36にはより若干緩るく嵌入される。このため、チュ
ーブ78は組立て、あるいは分解過程の間より小さい方
のカラーの孔に嵌入されたままなのでカラーを容易に組
立て、あるいは分解できるようにする。
【0025】結合部材16は相互にロックされたカラー
30、32を囲み、かつ第1の結合部材半体86と、第
2の結合部材半体88とを含む。結合部材半体86、8
8は軸線方向のヒンジ90により枢動可能に接合され
る。結合部材16は一端に内端フランジ92を、他端に
内端フランジ94を含む。フランジ92、94はそれぞ
れ、その間で大径孔100を画成する離隔した肩96、
98を提供している。
【0026】結合部材半体86、88は、ロックスリー
ブ102とロックピン104とにより図1および図2に
示す要領で相互に取り付けることができる。ロックピン
104はピン・シリンダ106内に運動可能に受け入れ
られ、ピン・シリンダ106の溝110を介して外方に
突出するハンドル108を含む。ピン104は、図6に
示す延長位置まで弾圧されるようばね装着されている。
ハンドル108は、ピン104がスリーブ102と整合
し、スリーブ102内でその延在位置まで弾圧すること
により結合部材半体が完全な円筒体となるようロックす
るべくピン104を後退させるために使用しうる。
【0027】結合部材16がロックされたカラー30、
32上で囲繞係合するように折りたたまれると、結合部
材16の肩96、98はスリーブ30、32の肩66、
68と対面し、かつ係合する。このため、スリーブ3
0、32を相互から離れる方向に軸線方向運動しないよ
う保持する。本発明の重要な特徴は、結合部材16がカ
ラー30、32上で囲繞係合関係に装着されると、チュ
ーブ12、14の間のいずれの軸線方向テンションも隣
接する肩66、96並びに68、98によって支承され
ることである。ピン104とスリーブ102とはチュー
ブ12、14の間のいずれの軸線方向力をも支承しな
い。
【0028】チューブ12、14の相互に対して回転し
ようとする傾向は、カラー30、32の相互にロックす
るくぼみと突起60、58、62、64により阻止され
る。このように、チューブ12と14とはしっかりと固
定され、チューブ12、14はあたかも一体かのように
相互に対して同調して回転することができる。
【0029】図4、図5および図6を参照すれば、本発
明のカラー30、32は独特の要領で構成される。図4
はカラー30、32を構成するために使用される一体の
円筒状チューブ112を示す。チューブ112はカラー
30、32に対してそれぞれ第1と第2の孔34、36
を提供するように機械加工される。また、一体チューブ
112の内側からOリング用溝38が機械加工される。
同様に、チューブ112の外面には面取り肩42、48
およびリップフランジ44、50並びに肩66、68が
機械加工される。
【0030】図5を参照すれば、チューブ112は次
に、図5において数字114で示す切断線に沿って2個
の個別のカラー30、32に切断される。切断線114
はクリーンカットとするためレーザ切削工具により形成
することが好ましい。切断線114は、くぼみ60、6
4並びに突起58、62を形成するパターンに追従す
る。また、図6から判るように、切断線114は、突起
58、62並びにくぼみ60、64の縁部が円筒体11
2の半径に沿って延在するように半径方向につくられ
る。このように、カラー30、32を形成することによ
り、突起58、62が緊密な係合装嵌を提供するように
くぼみ60、64内に確実に係合しうるようにする。
【0031】カラー30、32が形成された後、それら
は環状の溶接部46、52によりチューブ12、14の
端部に溶接され、そのためチューブ部分の構成は完了す
る。このようにチューブ部分の構成は米国特許第4,8
21,818号に記載のチューブ部分に対して要する構
成時間より約4時間節約する。
【0032】図8は、その外面にフライト202を含む
チューブ・オーガ部分200を示す。チューブ200の
軸線方向一方端には雄カラー204が、他方端には雌カ
ラー206が取り付けられている。用途並びに一連のチ
ューブ部分の組立てに応じてチューブの端部にその他の
結合カラーあるいは平坦端部の組合せを取り付けること
ができる。
【0033】チューブ部分200にはスロット208が
設けられている。前記スロットはチューブ200の長手
方向軸線に対して平行で、すなわち、オーガ部分200
が地面に垂直孔を穿孔するために使用されるような典型
的な用途においては垂直である。図示実施例において
は、各スロット208の長さは約50.8ミリ(2イン
チ)である。
【0034】図9は図8の線9−9に沿って視たチュー
ブ200の断面図である。スロット208はチューブ部
分200の周囲の周りでαの角度だけ離隔されている。
図示例においては、αは24度である。このために、図
示実施例においてはフライト202は8巻きであるの
で、1回の巻き当り15個のスロットがあり、チューブ
部分200には合計120個のスロットがある。図8に
示すように、好適実施例においては、チューブ200の
周りで角度間隔を付けてスロット208が離隔されてお
り、フライト202に対して平行ならせん状軌道に沿っ
て軸線方向に相互から偏位している。このように離隔さ
せることの効果は、従来から公知のオーガにおいて用い
られているスロットまたはその他の開口と同様チューブ
200の構造上の一貫性を著しく低下させないことであ
る。さらに、垂直(すなわち、軸線方向)なテーパ付き
のスロットが、多様な土を穿孔する際従来技術の採取オ
ーガにおいて用いられている水平方向(即ち、チューブ
の軸線に対して垂直)のスロットおよび非テーパ付きス
ロット以上に詰まりにくいことが判明した。
【0035】好適実施例においては、各スロット208
は幅方向にテーパが付いている。図10に示すように、
各スロットはチューブ200の外面212におけるより
狭い幅Aからチューブ200の内孔の内面210におけ
るより広い幅Bまでテーパが付いている。例えば、スロ
ット208はチューブ部分200の外面212における
約0.20ミリ(0.008インチ)の幅から内孔の内
面210における0.76ミリ(0.030インチ)ま
でテーパを付けることができる。スロット208はレー
ザ切断により形成することが好ましい。内面210およ
び外面212におけるスロットの好ましい幅は部分的に
はチューブ200の肉厚によって変わる。外面212に
おける0.20ミリ(0.008インチ)の幅は好まし
い幅のようであるが、少なくとも0.076ミリ(0.
003インチ)のように狭い幅、並びに少なくとも0.
38ミリ(0.015インチ)のような広い幅も満足に
作用するものと考えられる。最適な幅はまた、特定の用
途においてチューブ200を囲んでいる土、またはその
他の材料の種類によっても部分的に変わる。
【0036】スロット208の目的は、希望する穿孔深
さにおける地下水、あるいはその他の流体の試料を収集
するために流体がチューブ200の内孔へ入りうるよう
にすることである。スロットを有しているチューブ部分
は井戸から流体をモニタ、すなわち採取するために希望
する深さにおいてのみ使用される。井戸の穿孔に使用す
るチューブ部分の大部分は図1に示すようなチューブ部
分12、14と同一であって、スロットを有していな
い。本発明によるスロットを備えているが、フライトは
備えていないチューブ部分はまた、先に穿孔した井戸に
おいて試料を採取するためにも使用しうる。
【0037】本発明の好適実施例を図面および仕様書に
おいて説明し、特定の用語を使用しているが、それらは
一般的な、説明の観点からのみ使用しているのであっ
て、本発明を限定する目的で使用したのではない。状況
に応じて、あるいは特許請求の範囲に規定の本発明の精
神あるいは範囲から逸脱することなく好都合であれば、
部材の形態の変更および類比並びに均等物の代替が考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により相互に接合された一対のオーガ部
分の側面図。
【図2】接合するチューブの二端と、それらを相互にロ
ックするヒンジ付き結合部材の斜視分解図。
【図3】図1の線3−3に沿って視た断面図。
【図4】本発明と共に使用する2個のカラーを形成する
べく半分に切断される前の細長い円筒体の断面図。
【図5】2個のカラーを相互から分離するための切断線
を示す図4の細長い円筒体の側面図。
【図6】図5の線6−6に沿って視た断面図。
【図7】本発明と共に使用するヒンジ付き結合部材の斜
視図。
【図8】採取オーガ部分、すなわち本発明による軸線方
向の採取スロットを有しているオーガ部分の側面図。
【図9】スロットの角度方向間隔を示す、図8の線9−
9に沿って視た断面図。
【図10】図9の円が囲った部分の拡大図であって、テ
ーパ付きスロットを示す詳細断面図。
【符号の説明】
200 チューブ 202 フライト 204 雄カラー 206 雌カラー 208 スロット 210 チューブの内面 212 チューブの外面

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内孔を有するチューブと、 流体が前記内孔へ入りうるようにするために前記チュー
    ブの外面から前記孔の内面まで延びている複数のスロッ
    トであって、前記チューブの長手方向軸線に対して概ね
    平行な方向に延在しているスロットとを含むことを特徴
    とするチューブ部分。
  2. 【請求項2】 前記スロットが前記チューブの周囲で角
    度間隔を付けて離隔されていることを特徴とする請求項
    1に記載のチューブ部分。
  3. 【請求項3】 前記スロットが軸線方向に相互に対して
    偏位していることを特徴とする請求項1に記載のチュー
    ブ部分。
  4. 【請求項4】 前記チューブの外面においてらせん状の
    オーガフライトをさらに含み、前記スロットが前記フラ
    イトに対して平行ならせん状軌道に沿って位置している
    ことを特徴とする請求項3に記載のチューブ部分。
  5. 【請求項5】 前記スロットがテーパが付けられ、各ス
    ロットは前記孔の前記内面におけるよりも前記チューブ
    の前記外面において幅が狭いことを特徴とする請求項1
    に記載のチューブ部分。
  6. 【請求項6】 前記の各スロットが前記チューブの前記
    外面において幅が約0.20ミリ(0.008インチ)
    であり、前記孔の前記内面において幅が約0.76ミリ
    (0.030インチ)であることを特徴とする請求項5
    に記載のチューブ部分。
  7. 【請求項7】 前記の各スロットが長さが約50.8ミ
    リ(2インチ)であることを特徴とする請求項1に記載
    のチューブ部分。
  8. 【請求項8】 内孔を有するチューブと、 流体が前記孔へ入りうるようにするために前記チューブ
    の外面から前記孔の内面まで延びる複数のスロットであ
    って、各々がテーパが付けられ、前記孔の前記内面にお
    けるよりも前記チューブの前記外面において幅が狭いス
    ロットとを含むことを特徴とするチューブ部分。
  9. 【請求項9】 前記の各スロットが前記チューブの前記
    外面において幅が約0.20ミリ(0.008インチ)
    であり、前記孔の前記内面において幅が約0.76ミリ
    (0.030インチ)であることを特徴とする請求項8
    に記載のチューブ部分。
  10. 【請求項10】 前記スロットが前記チューブの周りで
    角度間隔を付けて離隔されていることを特徴とする請求
    項8に記載のチューブ部分。
  11. 【請求項11】 前記スロットが相互に対して軸線方向
    に偏位していることを特徴とする請求項8に記載のチュ
    ーブ部分。
  12. 【請求項12】 前記チューブの外面においてらせん状
    のオーガフライトをさらに含み、前記スロットが前記フ
    ライトに対して平行ならせん状軌道に沿って位置するこ
    とを特徴とする請求項11に記載のチューブ部分。
  13. 【請求項13】 前記の各スロットが長さが約50.8
    ミリ(2インチ)であることを特徴とする請求項8に記
    載のチューブ部分。
  14. 【請求項14】 採取用井戸を穿孔する方法において、 各々が外面にらせん状フライトを有する1個以上のチュ
    ーブオーガ部分からなるストリングを接続する段階と、 前記ストリングを、各々が前記チューブの長手方向軸線
    に対して概ね平行であり、採集チューブ部分の内孔へ流
    体が入りうるようにする複数のスロットを前記チューブ
    部分において有する少なくとも1個の採取チューブ部分
    において試料を採取したいと思う深さに位置させる段階
    とを含むことを特徴とする採取井戸を穿孔する方法。
  15. 【請求項15】 各々が外面にらせん状フライトを有す
    る1個以上のチューブオーガ部分からなるストリングを
    接続する段階と、 前記ストリングを、各々がテーパが付けられ前記孔の前
    記内面におけるよりも前記チューブの前記外面において
    幅が狭い複数のスロットを前記チューブにおいて有し流
    体が内孔へ入りうるようにする少なくとも1個の採取チ
    ューブ部分において試料を採取したいと思う深さに位置
    させる段階とを含むことを特徴とする採取井戸を穿孔す
    る方法。
JP21293593A 1992-08-28 1993-08-27 チューブ部分と、採取井戸を穿孔する方法 Pending JPH06158976A (ja)

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