JPH06158236A - 金属材料 - Google Patents
金属材料Info
- Publication number
- JPH06158236A JPH06158236A JP33678192A JP33678192A JPH06158236A JP H06158236 A JPH06158236 A JP H06158236A JP 33678192 A JP33678192 A JP 33678192A JP 33678192 A JP33678192 A JP 33678192A JP H06158236 A JPH06158236 A JP H06158236A
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- Japan
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- metallic material
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- carbon
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- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低圧、減少S含有の条件で接触改質反応を行
なう際のメタルダスティングの発生を防止する。 【構成】 Fe,Crを必須成分として含み,且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238 Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料を使用する。ここに、Ni,Fe,Cr
は金属材料中のNi,Fe,Crの重量割合を示す。
なう際のメタルダスティングの発生を防止する。 【構成】 Fe,Crを必須成分として含み,且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238 Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料を使用する。ここに、Ni,Fe,Cr
は金属材料中のNi,Fe,Crの重量割合を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属材料、特に接触改質
装置用として好適な金属材料に関する。
装置用として好適な金属材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイオクタンガソリン或は化学原料用芳
香族炭化水素の製造装置として接触改質装置が用いら
れ、上記装置の構造材料としてCr−Mo系の鉄鋼材料
が広く用いられている。
香族炭化水素の製造装置として接触改質装置が用いら
れ、上記装置の構造材料としてCr−Mo系の鉄鋼材料
が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の接触改質装置
は、Cr−Mo系の鉄鋼材料で構成され、圧力10〜3
0Kgf/cm2 G、温度500℃、且つ原料中のS分
含有量1ppm程度の操業条件で使用されていた。この
条件(従来条件)で使用した場合、材料表面に若干の脱
炭は発生するが、実用上特に問題となることはなかっ
た。近年、収率の向上を計るため、操業圧力を数Kgf
/cm2 G、原料中のS分含有量0.5ppm程度以
下、温度500〜600℃程度の条件(新条件)が用い
られるようになった。
は、Cr−Mo系の鉄鋼材料で構成され、圧力10〜3
0Kgf/cm2 G、温度500℃、且つ原料中のS分
含有量1ppm程度の操業条件で使用されていた。この
条件(従来条件)で使用した場合、材料表面に若干の脱
炭は発生するが、実用上特に問題となることはなかっ
た。近年、収率の向上を計るため、操業圧力を数Kgf
/cm2 G、原料中のS分含有量0.5ppm程度以
下、温度500〜600℃程度の条件(新条件)が用い
られるようになった。
【0004】新条件で操業を行なうと、材料表面に炭素
が析出して金属中に侵入し、浸炭を生じるとともに、母
材金属が粒子状に脱落するといういわゆるメタルダステ
ィング現象が発生することが判明した。メタルダスティ
ング現象は従来の脱炭から見ると逆の現象であり、触媒
の目詰まり、触媒活性の低下、圧力損失、金属材料の肉
厚減少の原因となり、装置の寿命、安全操業上の重大な
問題である。
が析出して金属中に侵入し、浸炭を生じるとともに、母
材金属が粒子状に脱落するといういわゆるメタルダステ
ィング現象が発生することが判明した。メタルダスティ
ング現象は従来の脱炭から見ると逆の現象であり、触媒
の目詰まり、触媒活性の低下、圧力損失、金属材料の肉
厚減少の原因となり、装置の寿命、安全操業上の重大な
問題である。
【0005】本発明は、従来技術の問題点を解消し、低
圧、極低S含有の炭化水素/水素雰囲気(新条件)にお
いて発生するメダルダスティングを防止することを目的
とする。
圧、極低S含有の炭化水素/水素雰囲気(新条件)にお
いて発生するメダルダスティングを防止することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を達成するために、Fe,Crを必須成分として含
み,且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料を使用する。ここに、Ni,Fe,Cr
は金属材料中のNi,Fe,Crの重量割合を示す。
目的を達成するために、Fe,Crを必須成分として含
み,且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料を使用する。ここに、Ni,Fe,Cr
は金属材料中のNi,Fe,Crの重量割合を示す。
【0007】次に、本発明を、更に具体的に説明する。
先ず、本発明の基礎となった実験結果について説明す
る。本発明者は、接触改質装置内の雰囲気を模擬した雰
囲気(実験雰囲気)を有する試験装置中に、各種試験片
を置き、試験片の表面に析出した炭素量を測定した。図
1は、横軸を時間(hr)とし、縦軸を炭素析出量(m
g/m2 )としたグラフであり、時間と炭素析出量が比
例し、且つ実験片の材質によって炭素析出量に大差のあ
ることが判明した。なお、秤量には熱天秤を使用した。
先ず、本発明の基礎となった実験結果について説明す
る。本発明者は、接触改質装置内の雰囲気を模擬した雰
囲気(実験雰囲気)を有する試験装置中に、各種試験片
を置き、試験片の表面に析出した炭素量を測定した。図
1は、横軸を時間(hr)とし、縦軸を炭素析出量(m
g/m2 )としたグラフであり、時間と炭素析出量が比
例し、且つ実験片の材質によって炭素析出量に大差のあ
ることが判明した。なお、秤量には熱天秤を使用した。
【0008】図1において、グラフに付した番号は試験
片の種類を示す。各種試験片の材質は次の通りである。 試験片1 Ni 試験片2 普通鋼 試験片3 2.25Cr−1Mo鋼 試験片4 9Cr−1Mo鋼 試験片5 20Cr−32Ni,−Ti−Al
鋼(Ti含有量0.1wt%,Al含有量0.2wt
%) 試験片6 18Cr− 9Niステンレス鋼 試験片7 18Cr−11Niステンレス鋼
(Nb含有量0.6wt%) 試験片8 Cr なお、試験装置内の雰囲気を一定に保つため、該装置中
には25℃においてエチルベンゼンで飽和した水素を1
00cc/min,プロパンを10cc/minの割合
で供給した。装置内の温度は600℃、大気圧である。
片の種類を示す。各種試験片の材質は次の通りである。 試験片1 Ni 試験片2 普通鋼 試験片3 2.25Cr−1Mo鋼 試験片4 9Cr−1Mo鋼 試験片5 20Cr−32Ni,−Ti−Al
鋼(Ti含有量0.1wt%,Al含有量0.2wt
%) 試験片6 18Cr− 9Niステンレス鋼 試験片7 18Cr−11Niステンレス鋼
(Nb含有量0.6wt%) 試験片8 Cr なお、試験装置内の雰囲気を一定に保つため、該装置中
には25℃においてエチルベンゼンで飽和した水素を1
00cc/min,プロパンを10cc/minの割合
で供給した。装置内の温度は600℃、大気圧である。
【0009】次に各試験片の炭素析出量(mg/hr)
と、メタルダスティングに伴う金属粒子脱落による試験
片の金属重量減との関係につき各種実験を重ね、両者が
プラスの相関を有することを見出した。図2は、試験片
1(Ni)と試験片3(2.25Cr−1Mo鋼)とに
おける両者の関係を示すグラフである。なお、他の試験
片に就いても、ほぼ同様の結果が得られた。
と、メタルダスティングに伴う金属粒子脱落による試験
片の金属重量減との関係につき各種実験を重ね、両者が
プラスの相関を有することを見出した。図2は、試験片
1(Ni)と試験片3(2.25Cr−1Mo鋼)とに
おける両者の関係を示すグラフである。なお、他の試験
片に就いても、ほぼ同様の結果が得られた。
【0010】上記実験の結果、炭素析出量を減少させる
ことにより、金属の重量減も減少させ、メタルダスティ
ングを有効に防止しうることが見出された。
ことにより、金属の重量減も減少させ、メタルダスティ
ングを有効に防止しうることが見出された。
【0011】本発明者は、更に各種実験を重ね、試験片
中のNi,Fe,Crの含有量が炭素析出量に大きく影
響することを見出した。図3は試験片中のNi重量割合
を横軸とし、炭素析出量(mg/m2 /hr)を縦軸と
するグラフ、図4,5は夫々Fe,Crの重量割合を横
軸とした図3と同様なグラフである。なお、図中、方形
で囲んだ点は実験結果を示すデータ、直線は上記データ
に基づき、最小2乗法の原理により、コンピュータで求
めた、相関関係を示す直線である。上記実験からNi,
Feの含有量を大とすると炭素析出量が増加し、Crの
含有量を大とすると炭素析出量は減少することが判明し
た。
中のNi,Fe,Crの含有量が炭素析出量に大きく影
響することを見出した。図3は試験片中のNi重量割合
を横軸とし、炭素析出量(mg/m2 /hr)を縦軸と
するグラフ、図4,5は夫々Fe,Crの重量割合を横
軸とした図3と同様なグラフである。なお、図中、方形
で囲んだ点は実験結果を示すデータ、直線は上記データ
に基づき、最小2乗法の原理により、コンピュータで求
めた、相関関係を示す直線である。上記実験からNi,
Feの含有量を大とすると炭素析出量が増加し、Crの
含有量を大とすると炭素析出量は減少することが判明し
た。
【0012】本発明者は上記相関関係を基礎として更に
検討を重ねた結果、Fe,Crを必須成分として含み,
且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料で接触改質装置を構成することにより極
めて好適な結果の得られることが判明した。ここに、N
i,Fe,Crは金属材料中のNi,Fe,Crの重量
割合を示す。
検討を重ねた結果、Fe,Crを必須成分として含み,
且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料で接触改質装置を構成することにより極
めて好適な結果の得られることが判明した。ここに、N
i,Fe,Crは金属材料中のNi,Fe,Crの重量
割合を示す。
【0013】限定の理由は次の通りである。Niは、金
属材料の機械的特徴に関与する結晶構造を決定する成分
であり、又、Niが上記範囲外では、高温で充分な強度
が得られない。Crが上記範囲より大きいと材料の加工
性が小となり、尚、比較例Dは純Crであり、炭素析出
量は小さいが、脆く、金属材料として不過当である。又
Crが上記範囲より小さいと耐メタルダスティング性が
不充分となり易い。Fe含有量は主としてNi,Crの
含有量から決定され、上記範囲外では充分な効果が得ら
れない。又、 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+
0.000378623 Cr6 (以下パラメータ値と呼ぶ)が0.00
1 より大きいと炭素析出量を充分小とすることができな
い。
属材料の機械的特徴に関与する結晶構造を決定する成分
であり、又、Niが上記範囲外では、高温で充分な強度
が得られない。Crが上記範囲より大きいと材料の加工
性が小となり、尚、比較例Dは純Crであり、炭素析出
量は小さいが、脆く、金属材料として不過当である。又
Crが上記範囲より小さいと耐メタルダスティング性が
不充分となり易い。Fe含有量は主としてNi,Crの
含有量から決定され、上記範囲外では充分な効果が得ら
れない。又、 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+
0.000378623 Cr6 (以下パラメータ値と呼ぶ)が0.00
1 より大きいと炭素析出量を充分小とすることができな
い。
【0014】
【作用】Fe,Crを必須成分として含み,且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 である金属材料を使用することにより、
接触改質装置を低圧、極低S含有の条件で使用した場合
のメルダイティングを防止する。
Cr6 ≦0.001 である金属材料を使用することにより、
接触改質装置を低圧、極低S含有の条件で使用した場合
のメルダイティングを防止する。
【0015】
【実施例】下記組成A,B,Cを有する金属材料を使用
した装置により、水素15wt%,プロパン80wt
%,エチルベンゼン5wt%,S含有量0.1ppm,
大気圧,温度600℃なる条件下で接触改質反応を行っ
た場合の炭素析出量(mg/m2 /hr)は表1、図
6、図7の通りであった。
した装置により、水素15wt%,プロパン80wt
%,エチルベンゼン5wt%,S含有量0.1ppm,
大気圧,温度600℃なる条件下で接触改質反応を行っ
た場合の炭素析出量(mg/m2 /hr)は表1、図
6、図7の通りであった。
【表1】
【0016】
【比較例】組成D,E,F,G,Hなる金属材料を用い
て実施例と同様な反応を行なった結果は表1、図6の通
りであった。
て実施例と同様な反応を行なった結果は表1、図6の通
りであった。
【表1】
【0017】なお、組成A,B,C,Hの格子構造は面
心立方格子、組成D,E,F,Gの格子構造は体心立方
格子であった。図6は横軸をパラメータ、縦軸を炭素析
出量とした上記実施例、比較例を示すグラフで、図中の
円又は正方形に付した記号A,B,C,D,E,F,
G,Hは表1の記号に対応し、又円は面心立方格子構造
であることを、方形は体心立方格子構造であることを示
す。なお又、図中の直線は図3、図4、図5と同じ手法
で求めた横軸で示すパラメータと縦軸で示す炭素析出量
の相関関係を示すものである。なお、図7は図6の原点
付近の拡大図である。
心立方格子、組成D,E,F,Gの格子構造は体心立方
格子であった。図6は横軸をパラメータ、縦軸を炭素析
出量とした上記実施例、比較例を示すグラフで、図中の
円又は正方形に付した記号A,B,C,D,E,F,
G,Hは表1の記号に対応し、又円は面心立方格子構造
であることを、方形は体心立方格子構造であることを示
す。なお又、図中の直線は図3、図4、図5と同じ手法
で求めた横軸で示すパラメータと縦軸で示す炭素析出量
の相関関係を示すものである。なお、図7は図6の原点
付近の拡大図である。
【0020】
【発明の効果】低圧、極小S含有条件で接触改質反応を
行った場合にもメタルダスティングの発生が極めて少な
い。
行った場合にもメタルダスティングの発生が極めて少な
い。
【0021】
【図1】炭素析出量と時間の関係を示すグラフである。
【図2】炭素析出量と試験片の減量の関係を示すグラフ
である。
である。
【図3】炭素析出量とNi含有量の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図4】炭素析出量とFe含有量の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】炭素析出量とCr含有量の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図6】パラメータと炭素析出量の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図7】図6の部分拡大図である。
1 実験片の番号 2 実験片の番号 3 実験片の番号 4 実験片の番号 5 実験片の番号 6 実験片の番号 7 実験片の番号 8 実験片の番号 A 実施例の番号 B 実施例の番号 C 実施例の番号 D 比較例の番号 E 比較例の番号 F 比較例の番号 G 比較例の番号 H 比較例の番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 英夫 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 工藤 英彦 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 牛久 真弓 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 中村 宗和 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号千代田化工建設株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 Fe,Crを必須成分として含み,且つ 0≦Ni≦0.65 0.25≦Fe≦0.85 0.10≦Cr≦0.70 であり、更に 0.0385928Ni8 + 0.00638238Fe18+0.000378623
Cr6 ≦0.001 であることを特徴とする金属材料。ここに、Ni,F
e,Crは金属材料中のNi,Fe,Crの重量割合を
示す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33678192A JPH06158236A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 金属材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33678192A JPH06158236A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 金属材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158236A true JPH06158236A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18302637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33678192A Pending JPH06158236A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 金属材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06158236A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002103072A1 (en) * | 2001-06-19 | 2002-12-27 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Metal material having good resistance to metal dusting |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP33678192A patent/JPH06158236A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002103072A1 (en) * | 2001-06-19 | 2002-12-27 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Metal material having good resistance to metal dusting |
US6623869B1 (en) | 2001-06-19 | 2003-09-23 | Sumitomo Metal Ind | Metal material having good resistance to metal dusting |
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