JPH06157961A - 水性インク - Google Patents
水性インクInfo
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- JPH06157961A JPH06157961A JP5186275A JP18627593A JPH06157961A JP H06157961 A JPH06157961 A JP H06157961A JP 5186275 A JP5186275 A JP 5186275A JP 18627593 A JP18627593 A JP 18627593A JP H06157961 A JPH06157961 A JP H06157961A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G81/00—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers
- C08G81/02—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers at least one of the polymers being obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/14—Esterification
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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- C09D11/02—Printing inks
- C09D11/03—Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
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- C09D5/024—Emulsion paints including aerosols characterised by the additives
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水性インクの粉砕ベース用の粉砕樹脂を改良
する。 【構成】 水性インクはロジンを変性させることによっ
て生成された粉砕樹脂から得られる粘性の低い粉砕ベー
スを使用して調製される。粉砕ベースは強化ロジンをヒ
ドロキシアクリル樹脂及び種々のポリオールでエステル
化することによって生成される。好ましいヒドロキシア
クリル樹脂はヒドロキシアルキルアクリレート又はメタ
クリレートと、アルキルアクリレート、シクロアルキル
アクリレート、メタクリレート又はスチレンとの共重合
によって生成される。
する。 【構成】 水性インクはロジンを変性させることによっ
て生成された粉砕樹脂から得られる粘性の低い粉砕ベー
スを使用して調製される。粉砕ベースは強化ロジンをヒ
ドロキシアクリル樹脂及び種々のポリオールでエステル
化することによって生成される。好ましいヒドロキシア
クリル樹脂はヒドロキシアルキルアクリレート又はメタ
クリレートと、アルキルアクリレート、シクロアルキル
アクリレート、メタクリレート又はスチレンとの共重合
によって生成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヒドロキシアクリルで
改質させた改質ロジンをベースとするインクピグメント
粉砕樹脂から得られる粉砕ベースを使用して調製される
水性インク及び塗料に関する。
改質させた改質ロジンをベースとするインクピグメント
粉砕樹脂から得られる粉砕ベースを使用して調製される
水性インク及び塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】環境汚染に対する懸念から、塗料に含ま
れる揮発性の有機成分に対する規制が強化されるに伴
い、インク業界ではフレキソ印刷用インクやグラビア印
刷用インクとして水性インクの使用量が増大する傾向に
ある。代表的な水性インクはバインダー樹脂(通常、ア
クリルポリマーラテックス)を粉砕ベース(grind base)
に添加することによって調製される。粉砕ベースは粉砕
樹脂(grinding resin)を用いてピグメントを分散させる
ことによって調製される。ピグメントは塊状体、集合体
及び0.02から0.50ミクロンの径を有する一次粒子(prima
ry particle)より構成された結晶性の固体である。粉砕
処理によって、塊状体及び集合体は粉砕され、一次粒子
が生成される。こうして生成された一次粒子はインク中
での再結合性が高い。ピグメントの粒子径が小さければ
小さいほど、色強度(color strength)が大きいが、ピグ
メントの分散能は低下する。粉砕樹脂には粒子の再結合
を妨げる作用がある。これは、粉砕樹脂によりピグメン
ト粒子間の静電的斥力及び立体的斥力(steric repulsio
n)の双方が増大されるからである。インク製造業者は、
使用する粉砕樹脂を選択するに際し、種々のインク成分
に対する適合性を考慮する必要がある。そのために、粉
砕ベース(すなわち、ピグメント分散系)は種々のアル
カリ溶性樹脂又はアルカリ不溶性樹脂のエマルジョンに
よって溶解され、最終的に所定のインクに適するように
その特性が変更される。粉砕樹脂及び溶解させた粉砕樹
脂に適合性がない場合には、ピグメントの凝集、粘性の
増大、色強度の低下等の問題が発生する。
れる揮発性の有機成分に対する規制が強化されるに伴
い、インク業界ではフレキソ印刷用インクやグラビア印
刷用インクとして水性インクの使用量が増大する傾向に
ある。代表的な水性インクはバインダー樹脂(通常、ア
クリルポリマーラテックス)を粉砕ベース(grind base)
に添加することによって調製される。粉砕ベースは粉砕
樹脂(grinding resin)を用いてピグメントを分散させる
ことによって調製される。ピグメントは塊状体、集合体
及び0.02から0.50ミクロンの径を有する一次粒子(prima
ry particle)より構成された結晶性の固体である。粉砕
処理によって、塊状体及び集合体は粉砕され、一次粒子
が生成される。こうして生成された一次粒子はインク中
での再結合性が高い。ピグメントの粒子径が小さければ
小さいほど、色強度(color strength)が大きいが、ピグ
メントの分散能は低下する。粉砕樹脂には粒子の再結合
を妨げる作用がある。これは、粉砕樹脂によりピグメン
ト粒子間の静電的斥力及び立体的斥力(steric repulsio
n)の双方が増大されるからである。インク製造業者は、
使用する粉砕樹脂を選択するに際し、種々のインク成分
に対する適合性を考慮する必要がある。そのために、粉
砕ベース(すなわち、ピグメント分散系)は種々のアル
カリ溶性樹脂又はアルカリ不溶性樹脂のエマルジョンに
よって溶解され、最終的に所定のインクに適するように
その特性が変更される。粉砕樹脂及び溶解させた粉砕樹
脂に適合性がない場合には、ピグメントの凝集、粘性の
増大、色強度の低下等の問題が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水性のインクや塗料に
は、可溶性のマレイン酸樹脂が長年にわたって使用され
ている。一般に、これらマレイン酸樹脂はマレイン化又
はフマル化されたロジンを種々のポリオール(140を
越える酸価を有するもの)で部分的にエステル化するこ
とによって得られる物質である。しかしながら、水性の
ピグメント粉砕媒体においては、これら従来のマレイン
酸樹脂は多くの欠点を有する。たとえば、マレイン酸を
使用したピグメント分散系はその粘性が安定しないとい
う欠点がある。スチレン/アリルアルコール(SAA) 共重
合体で改質させたマレイン酸樹脂を使用することによっ
て、このような欠点が緩和され、より安定な粘性を有す
るピグメント分散系が生成されることが知られている。
SAAは低分子量の硬質の熱可塑性樹脂(軟化点95-110
℃)である。なお、この樹脂は米国のモンサント・コー
ポレーション(Monsanto Corporation)で製造されてい
る。しかしながら、SAA共重合体は二つの大きな欠点
を有している。つまり、1)高価である点、2)現在市
販されている等級は分子量2340のRJ100と、分子量
1700のRJ101との二つのみである点である。したが
って、SAAを用いて調製され得るマレイン酸樹脂の種
類は極めて少ない。この発明の目的は、可溶性の改質マ
レイン酸樹脂(SAAで改質されたもの以外のもの)よ
り構成される粉砕樹脂から生成された安定な粘性を有す
るピグメント分散系を含む水性のインク及び塗料を調製
することである。
は、可溶性のマレイン酸樹脂が長年にわたって使用され
ている。一般に、これらマレイン酸樹脂はマレイン化又
はフマル化されたロジンを種々のポリオール(140を
越える酸価を有するもの)で部分的にエステル化するこ
とによって得られる物質である。しかしながら、水性の
ピグメント粉砕媒体においては、これら従来のマレイン
酸樹脂は多くの欠点を有する。たとえば、マレイン酸を
使用したピグメント分散系はその粘性が安定しないとい
う欠点がある。スチレン/アリルアルコール(SAA) 共重
合体で改質させたマレイン酸樹脂を使用することによっ
て、このような欠点が緩和され、より安定な粘性を有す
るピグメント分散系が生成されることが知られている。
SAAは低分子量の硬質の熱可塑性樹脂(軟化点95-110
℃)である。なお、この樹脂は米国のモンサント・コー
ポレーション(Monsanto Corporation)で製造されてい
る。しかしながら、SAA共重合体は二つの大きな欠点
を有している。つまり、1)高価である点、2)現在市
販されている等級は分子量2340のRJ100と、分子量
1700のRJ101との二つのみである点である。したが
って、SAAを用いて調製され得るマレイン酸樹脂の種
類は極めて少ない。この発明の目的は、可溶性の改質マ
レイン酸樹脂(SAAで改質されたもの以外のもの)よ
り構成される粉砕樹脂から生成された安定な粘性を有す
るピグメント分散系を含む水性のインク及び塗料を調製
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明においては、フ
マル化又はマレイン化されたロジン及びポリオールとの
エステル化反応において、従来のSAAで改質させた樹
脂に代えてヒドロキシアクリル樹脂が使用される。ヒド
ロキシアクリル樹脂はヒドロキシアルキルアクリレート
又はメタクリレートとアルキルアクリレート、シクロア
ルキルアクリレート、メタクリレート又はスチレンとの
共重合反応によって生成される。ヒドロキシアクリル樹
脂はその製造コストが比較的安いことに加えて、その分
子量及びヒドロキシル基の数を広い範囲にわたってコン
トロールすることができる。このため、水性インク及び
ベヒクル用の粉砕樹脂又は溶解させた樹脂として使用可
能な様々な種類の可溶性のマレイン酸樹脂を調製するこ
とができる。
マル化又はマレイン化されたロジン及びポリオールとの
エステル化反応において、従来のSAAで改質させた樹
脂に代えてヒドロキシアクリル樹脂が使用される。ヒド
ロキシアクリル樹脂はヒドロキシアルキルアクリレート
又はメタクリレートとアルキルアクリレート、シクロア
ルキルアクリレート、メタクリレート又はスチレンとの
共重合反応によって生成される。ヒドロキシアクリル樹
脂はその製造コストが比較的安いことに加えて、その分
子量及びヒドロキシル基の数を広い範囲にわたってコン
トロールすることができる。このため、水性インク及び
ベヒクル用の粉砕樹脂又は溶解させた樹脂として使用可
能な様々な種類の可溶性のマレイン酸樹脂を調製するこ
とができる。
【0005】
【実施例】以下、好ましい実施例について説明する。マ
レイン酸樹脂は、70−96重量%のフマル化されたロ
ジン、マレイン化されたロジン又はそれらの混合物と、
2−18重量%の一種類のポリオール又は複数のポリオ
ールの混合物と、2−40重量%の一種類のヒドロキシ
アクリル樹脂又は複数のヒドロキシアクリル樹脂の混合
物との溶融エステル化反応(fusion esterification rea
ction)によって生成される。この反応によって生成され
たマレイン酸樹脂は、塗料業者の必要に応じて、粉砕樹
脂(溶解させることもできる)として使用することがで
きる。上記反応に適したロジンの例は次の通りである。
ただし、これらに限定されるわけではない。 ウッドロジン トール油ロジン ガムロジン これらのうち、トール油ロジンが最も適している。トー
ル油ロジンを所定量のフマル酸、無水マレイン酸又はマ
レイン酸と反応させることによって生成される強化トー
ル油ロジンはさらに適している。なお、ロジンの強化技
術は周知であり、米国特許第2,994,635 号等に開示され
ている。
レイン酸樹脂は、70−96重量%のフマル化されたロ
ジン、マレイン化されたロジン又はそれらの混合物と、
2−18重量%の一種類のポリオール又は複数のポリオ
ールの混合物と、2−40重量%の一種類のヒドロキシ
アクリル樹脂又は複数のヒドロキシアクリル樹脂の混合
物との溶融エステル化反応(fusion esterification rea
ction)によって生成される。この反応によって生成され
たマレイン酸樹脂は、塗料業者の必要に応じて、粉砕樹
脂(溶解させることもできる)として使用することがで
きる。上記反応に適したロジンの例は次の通りである。
ただし、これらに限定されるわけではない。 ウッドロジン トール油ロジン ガムロジン これらのうち、トール油ロジンが最も適している。トー
ル油ロジンを所定量のフマル酸、無水マレイン酸又はマ
レイン酸と反応させることによって生成される強化トー
ル油ロジンはさらに適している。なお、ロジンの強化技
術は周知であり、米国特許第2,994,635 号等に開示され
ている。
【0006】上記反応に適したポリオールの例は次の通
りである。ただし、これらに限定されるわけではない。 グリセロール ソルビトール ペンタエリトリトール ネオペンチルグリコール エチレングリコール ジエチレングリコール ジプロピレングリコール ポリエチレングリコール これらの混合物 ポリエチレングリコール及びポリエチレングリコール混
合物としては分子量の100−5,000のものが適し
ている。
りである。ただし、これらに限定されるわけではない。 グリセロール ソルビトール ペンタエリトリトール ネオペンチルグリコール エチレングリコール ジエチレングリコール ジプロピレングリコール ポリエチレングリコール これらの混合物 ポリエチレングリコール及びポリエチレングリコール混
合物としては分子量の100−5,000のものが適し
ている。
【0007】上記マレイン酸樹脂生成反応に適したヒド
ロキシアクリル樹脂は以下の反応体間における遊離基付
加重合反応によって生成される。 a)50.0−89.5重量部のスチレン、アルキルア
クリレート、シクロアルキルアクリレート、メタクリレ
ート及びこれらの混合物(これらの化合物中、アルキル
基及びシクロアルキル基は炭素数1−18の基であ
る)。 b)10.0−50.0重量部の
ロキシアクリル樹脂は以下の反応体間における遊離基付
加重合反応によって生成される。 a)50.0−89.5重量部のスチレン、アルキルア
クリレート、シクロアルキルアクリレート、メタクリレ
ート及びこれらの混合物(これらの化合物中、アルキル
基及びシクロアルキル基は炭素数1−18の基であ
る)。 b)10.0−50.0重量部の
【化4】 R1 :水素又はメチル基 R2 :C2 −C4 のアルキレン基 の一般式で示されるヒドロキシル基を含む一種類のモノ
マー又はヒドロキシル基を含む複数のモノマーの混合
物。 c)0.5−12.0重量部の過酸化物又はアゾ化合物
(接触開始剤)。 d)最高10.0重量部のメルカプタンを含有する連鎖
移動剤。
マー又はヒドロキシル基を含む複数のモノマーの混合
物。 c)0.5−12.0重量部の過酸化物又はアゾ化合物
(接触開始剤)。 d)最高10.0重量部のメルカプタンを含有する連鎖
移動剤。
【0008】望ましいヒドロキシアクリルポリマー樹脂
の分子量は1,000−9,000である。所望の分子
量を得るためには連鎖移動剤を添加する必要があるが、
重合反応において使用される溶媒の種類によっては連鎖
移動剤の添加が必要とされない。(たとえば、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール及びこれらに類
似した溶媒が使用される場合には、連鎖移動剤を添加す
る必要はない。)上記反応に適した連鎖移動剤は単一の
メルカプト基を含むもので、その例は次の通りである。
ただし、これらに限定されるわけではない。 ドデシルメルカプタン メルカプト酢酸 メルカプトプロピオン酸 オクチルメルカプタン 2-メルカプトエタノール これらの混合物 上記反応に適した接触開始剤としての過酸化物又はアゾ
化合物の例は次の通りである。ただし、これらに限定さ
れるわけではない。 アゾビスイソブチロニトリル 過酸化ベンゾイル ジ -t-ブチルペルオキシド t-ブチルパーオクトエート t-ブチルパーオキシベンゾエート これらの混合物
の分子量は1,000−9,000である。所望の分子
量を得るためには連鎖移動剤を添加する必要があるが、
重合反応において使用される溶媒の種類によっては連鎖
移動剤の添加が必要とされない。(たとえば、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール及びこれらに類
似した溶媒が使用される場合には、連鎖移動剤を添加す
る必要はない。)上記反応に適した連鎖移動剤は単一の
メルカプト基を含むもので、その例は次の通りである。
ただし、これらに限定されるわけではない。 ドデシルメルカプタン メルカプト酢酸 メルカプトプロピオン酸 オクチルメルカプタン 2-メルカプトエタノール これらの混合物 上記反応に適した接触開始剤としての過酸化物又はアゾ
化合物の例は次の通りである。ただし、これらに限定さ
れるわけではない。 アゾビスイソブチロニトリル 過酸化ベンゾイル ジ -t-ブチルペルオキシド t-ブチルパーオクトエート t-ブチルパーオキシベンゾエート これらの混合物
【0009】上記重合反応に適した溶媒の例は次の通り
である。ただし、これらに限定されるわけではない。 メチルイソブチルケトン トルエン エタノール イソプロパノール t-ブタノール ジエチレングリコール ジプロピレングリコール これらの混合物 上記開示内容を参照すれば、当業者がこれらの溶媒を使
用して、粘性及び固体濃度の異なるマレイン酸樹脂及び
ヒドロキシアクリル樹脂を調製することは十分可能であ
ろう。なお、操作を容易にするためには、固体濃度50
−80%のヒドロキシアクリル樹脂を生成させるのが望
ましい。
である。ただし、これらに限定されるわけではない。 メチルイソブチルケトン トルエン エタノール イソプロパノール t-ブタノール ジエチレングリコール ジプロピレングリコール これらの混合物 上記開示内容を参照すれば、当業者がこれらの溶媒を使
用して、粘性及び固体濃度の異なるマレイン酸樹脂及び
ヒドロキシアクリル樹脂を調製することは十分可能であ
ろう。なお、操作を容易にするためには、固体濃度50
−80%のヒドロキシアクリル樹脂を生成させるのが望
ましい。
【0010】しかしながら、以下のような理由から、連
続攪拌式のタンク反応器法(例5参照)によって生成さ
れた固形(ソリッド)アクリル樹脂(望ましくは、粉末
状又はフレーク状のもの)の使用はさらに望ましい。重
合反応に適した上記溶媒は水に対する混和性を有する。
標準的な非固形(ノンソリッド)アクリル樹脂調製法で
調製されたヒドロキシアクリル樹脂からロジンの粉砕樹
脂を生成させる場合、このような溶媒は蒸留によって除
去される。しかしながら、エステル化反応によって生成
される水も蒸留によって除去されるため、その水は溶媒
と混和する。ところが、水と溶媒との混合物を水と溶媒
に分離することはコストが高くつくので、通常はこの混
合物は焼却処分されている。一方、フレーク状のアクリ
ル樹脂を生成させるのに使用される溶媒は反応過程で除
去されるため、エステル化の段階で水と混合されること
はない。このため、溶媒の再使用が可能となり、低コス
ト化及び無公害化が図られる。固形アクリル樹脂を使用
するためには、溶融エステル化反応に際してヒドロキシ
アクリル樹脂の使用量を10−32重量%とする必要が
ある。また、当業者であれば容易に理解できると思う
が、個々のインクに必要とされる成分及びその特性はそ
れぞれ異なるため、そのような成分及びその特性は所定
の実験によって決定する必要があろう。
続攪拌式のタンク反応器法(例5参照)によって生成さ
れた固形(ソリッド)アクリル樹脂(望ましくは、粉末
状又はフレーク状のもの)の使用はさらに望ましい。重
合反応に適した上記溶媒は水に対する混和性を有する。
標準的な非固形(ノンソリッド)アクリル樹脂調製法で
調製されたヒドロキシアクリル樹脂からロジンの粉砕樹
脂を生成させる場合、このような溶媒は蒸留によって除
去される。しかしながら、エステル化反応によって生成
される水も蒸留によって除去されるため、その水は溶媒
と混和する。ところが、水と溶媒との混合物を水と溶媒
に分離することはコストが高くつくので、通常はこの混
合物は焼却処分されている。一方、フレーク状のアクリ
ル樹脂を生成させるのに使用される溶媒は反応過程で除
去されるため、エステル化の段階で水と混合されること
はない。このため、溶媒の再使用が可能となり、低コス
ト化及び無公害化が図られる。固形アクリル樹脂を使用
するためには、溶融エステル化反応に際してヒドロキシ
アクリル樹脂の使用量を10−32重量%とする必要が
ある。また、当業者であれば容易に理解できると思う
が、個々のインクに必要とされる成分及びその特性はそ
れぞれ異なるため、そのような成分及びその特性は所定
の実験によって決定する必要があろう。
【0011】以下に具体例を示す。 例1 ヒドロキシアクリル樹脂は次のようにして調製された。
まず、機械式の攪拌器、還流冷却器及び二つの注入用漏
斗を取り付けた500mlフラスコに60gのメチルイソ
ブチルケトン(MIBK)を投入した。次に、第1の漏斗に5
6.5gのスチレン、43.5gの2-ヒドロキシエチル
メタクリレート及び4.0gの2-メルカプトエタノール
を注入した。一方、第2の漏斗に20.0gのMIBK
及び2.0gのt-ブチルパーオキシベンゾエートを注入
した。フラスコを加熱(110℃)して還流させなが
ら、1時間かけて両方の漏斗内の添加成分を同時にフラ
スコ内に滴下した。還流操作を3時間にわたって継続し
た後、20.0gのMIBKと2.0gのt-ブチルパー
オキシベンゾエートとの混合溶液を10分かけて添加し
た。その後、還流操作をさらに3時間行って、ヒドロキ
シアクリル樹脂溶液を得た。得られたヒドロキシアクリ
ル樹脂溶液は固体含有率54%、ガードナー・ホルツ粘
度(Gardner-Holt viscosity)Jであった。
まず、機械式の攪拌器、還流冷却器及び二つの注入用漏
斗を取り付けた500mlフラスコに60gのメチルイソ
ブチルケトン(MIBK)を投入した。次に、第1の漏斗に5
6.5gのスチレン、43.5gの2-ヒドロキシエチル
メタクリレート及び4.0gの2-メルカプトエタノール
を注入した。一方、第2の漏斗に20.0gのMIBK
及び2.0gのt-ブチルパーオキシベンゾエートを注入
した。フラスコを加熱(110℃)して還流させなが
ら、1時間かけて両方の漏斗内の添加成分を同時にフラ
スコ内に滴下した。還流操作を3時間にわたって継続し
た後、20.0gのMIBKと2.0gのt-ブチルパー
オキシベンゾエートとの混合溶液を10分かけて添加し
た。その後、還流操作をさらに3時間行って、ヒドロキ
シアクリル樹脂溶液を得た。得られたヒドロキシアクリ
ル樹脂溶液は固体含有率54%、ガードナー・ホルツ粘
度(Gardner-Holt viscosity)Jであった。
【0012】例2 ヒドロキシアクリル樹脂は次のようにして調製された。
まず、機械式の攪拌器、還流冷却器及び二つの注入用漏
斗を取り付けた500mlフラスコに60gのトルエンを
投入した。次に、第1の漏斗に45.5gのスチレン、
21.5gの2-エチルヘキシルアクリレート、33.0
gの2-ヒドロキシエチルメタクリレート及び6.0gの
2-メルカプトエタノールを注入した。一方、第2の漏斗
に20.0gのトルエン及び2.0gのt-ブチルパーオ
キシベンゾエートを注入した。フラスコを加熱(110
℃)して還流させながら、1時間かけて両方の漏斗内の
添加成分を同時にフラスコ内に滴下した。還流操作を3
時間にわたって継続した後、20.0gのトルエンと
2.0gのt-ブチルパーオキシベンゾエートとの混合溶
液を10分かけて添加した。その後、還流操作をさらに
3時間行って、ヒドロキシアクリル樹脂溶液を得た。得
られたヒドロキシアクリル樹脂溶液は固体含有率53
%、ガードナー・ホルツ粘度Kであった。以下、この例
で得られたヒドロキシアクリル樹脂溶液を「ヒドロキシ
アクリル樹脂1」と呼ぶ。反応体や溶媒の種類及び量を
いろいろ変更して、上記の操作を実施し、ヒドロキシア
クリル樹脂溶液を得た。その結果を表1に示す。
まず、機械式の攪拌器、還流冷却器及び二つの注入用漏
斗を取り付けた500mlフラスコに60gのトルエンを
投入した。次に、第1の漏斗に45.5gのスチレン、
21.5gの2-エチルヘキシルアクリレート、33.0
gの2-ヒドロキシエチルメタクリレート及び6.0gの
2-メルカプトエタノールを注入した。一方、第2の漏斗
に20.0gのトルエン及び2.0gのt-ブチルパーオ
キシベンゾエートを注入した。フラスコを加熱(110
℃)して還流させながら、1時間かけて両方の漏斗内の
添加成分を同時にフラスコ内に滴下した。還流操作を3
時間にわたって継続した後、20.0gのトルエンと
2.0gのt-ブチルパーオキシベンゾエートとの混合溶
液を10分かけて添加した。その後、還流操作をさらに
3時間行って、ヒドロキシアクリル樹脂溶液を得た。得
られたヒドロキシアクリル樹脂溶液は固体含有率53
%、ガードナー・ホルツ粘度Kであった。以下、この例
で得られたヒドロキシアクリル樹脂溶液を「ヒドロキシ
アクリル樹脂1」と呼ぶ。反応体や溶媒の種類及び量を
いろいろ変更して、上記の操作を実施し、ヒドロキシア
クリル樹脂溶液を得た。その結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 樹脂 組成* 溶媒 固体含有率 ガードナー・ No. (g) (%) ホルツ粘度 1. 45.5 スチレン トルエン 51.3 E 21.5 2-EHA 33.0 HEMA 6.0 2-ME 2. 45.5 スチレン エタノール 50.2 A 21.5 2-EHA 33.0 HEMA 6.0 2-ME 3. 45.5 スチレン イソプロパノール 49.9 E 21.5 2-EHA 33.0 HEMA 6.0 2-ME 4. 45.5 スチレン t-ブタノール 50.9 T+ 21.5 2-EHA 33.0 HEMA 6.0 2-ME 5. 51.0 スチレン イソプロパノール 50.1 B-C 27.0 2-EHA 22.0 HEA 6.0 2-ME *2-EHA :2-エチルヘキシルアクリレート HEA :ヒドロキシエチルアクリレート HEMA :ヒドロキシエチルメタクリレート 2-ME :2-メルカプトエタノール
【0014】ロジンをポリマーで改質させることによっ
て得られるマレイン酸樹脂は次のようにして生成され
た。まず、250.0gのロジンSS(ROSIN SS)を10
00mlの三つ口の丸底フラスコに投入した。なお、ロジ
ンSSは本願出願人であるウェストヴァコ・コーポレイ
ションが製造しているトール油ベースのロジンである。
このフラスコにはディーンスタークトラップ(Dean-Star
k trap) 、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝対、加熱シェ
ル及び加熱テープを取り付けられている。フラスコ内の
ロジンを150℃に加熱して溶融させた後、62.0g
のフマル酸を添加して混合した。次に、この混合物を2
00℃に加熱し、その状態で3時間攪拌した。次に、1
7.5gのトリエチレングリコールと10gのグリセロ
ールとの混合物を徐々に添加した。こうして得られた混
合物を1時間攪拌した後、84.9gのヒドロキシアク
リル樹脂1(固体含有率53%のトルエン溶液として)
を添加した。この反応混合物を210℃に加熱した後そ
の状態で3時間保持し、マレイン酸樹脂を得た。以下、
この生成物を「マレイン樹脂1」と呼ぶ。
て得られるマレイン酸樹脂は次のようにして生成され
た。まず、250.0gのロジンSS(ROSIN SS)を10
00mlの三つ口の丸底フラスコに投入した。なお、ロジ
ンSSは本願出願人であるウェストヴァコ・コーポレイ
ションが製造しているトール油ベースのロジンである。
このフラスコにはディーンスタークトラップ(Dean-Star
k trap) 、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝対、加熱シェ
ル及び加熱テープを取り付けられている。フラスコ内の
ロジンを150℃に加熱して溶融させた後、62.0g
のフマル酸を添加して混合した。次に、この混合物を2
00℃に加熱し、その状態で3時間攪拌した。次に、1
7.5gのトリエチレングリコールと10gのグリセロ
ールとの混合物を徐々に添加した。こうして得られた混
合物を1時間攪拌した後、84.9gのヒドロキシアク
リル樹脂1(固体含有率53%のトルエン溶液として)
を添加した。この反応混合物を210℃に加熱した後そ
の状態で3時間保持し、マレイン酸樹脂を得た。以下、
この生成物を「マレイン樹脂1」と呼ぶ。
【0015】上記の操作によって得られた生成物を表1
に示された各ヒドロキシアクリル樹脂によって置換反応
させることによって一連のマレイン酸樹脂を得た。これ
らマレイン酸樹脂を評価するための対照用物質としてフ
ィルトレッツ5014(FILTREZ 5014 、商標名) を使用
した。マレイン酸樹脂の評価はこれらの樹脂からpHレベ
ルの異なる樹脂溶液(varnishes) を調製し、その特性の
比較によって行った。なお、フィルトレッツ5014は
広く使用されている樹脂であり、米国のフィルタード・
ロジン・プロダクツ・コーポレーション(Filtered Rosi
n Products Corporation) が製造しているSAAを含有
するロジン樹脂である。樹脂溶液は35部の各マレイン
酸樹脂、51.8部の水、7部のイソプロパノール、6
部の水酸化アンモニウム濃厚溶液及び0.2部のフォー
ムブラスト1005(FOAMBLAST 1005)をウォーリング・
ブレンダ(Waring Blender)で混合することによって調製
される。なお、フォームブラスト1005は米国のロス
・ケミカル・カンパニ(Ross Chemical Company) が製造
している消泡剤である。樹脂溶液はそれに含まれる空気
を放出させるとともに泡を消すために一昼夜放置され
た。得られた結果を表2に示す。
に示された各ヒドロキシアクリル樹脂によって置換反応
させることによって一連のマレイン酸樹脂を得た。これ
らマレイン酸樹脂を評価するための対照用物質としてフ
ィルトレッツ5014(FILTREZ 5014 、商標名) を使用
した。マレイン酸樹脂の評価はこれらの樹脂からpHレベ
ルの異なる樹脂溶液(varnishes) を調製し、その特性の
比較によって行った。なお、フィルトレッツ5014は
広く使用されている樹脂であり、米国のフィルタード・
ロジン・プロダクツ・コーポレーション(Filtered Rosi
n Products Corporation) が製造しているSAAを含有
するロジン樹脂である。樹脂溶液は35部の各マレイン
酸樹脂、51.8部の水、7部のイソプロパノール、6
部の水酸化アンモニウム濃厚溶液及び0.2部のフォー
ムブラスト1005(FOAMBLAST 1005)をウォーリング・
ブレンダ(Waring Blender)で混合することによって調製
される。なお、フォームブラスト1005は米国のロス
・ケミカル・カンパニ(Ross Chemical Company) が製造
している消泡剤である。樹脂溶液はそれに含まれる空気
を放出させるとともに泡を消すために一昼夜放置され
た。得られた結果を表2に示す。
【0016】
【表2】 樹脂溶液 樹脂 酸価 軟化点 No. pH 固体含有率 ガードナー・ No. (℃) (%) ホルツ粘度 フィルトレッツ 171 143 A 8.2 35.4 Z5 5014(対照) B 8.9 34.8 R- 1. 181 128 A 8.1 34.8 X-Y B 8.8 35.9 S+ 2. 150 138 A 8.2 35.0 Z B 8.8 34.0 M-N 3. 169 131 A 8.2 35.1 X-Y B 8.7 34.5 N 4. 178 139 A 8.1 34.0 Z2+ B 8.8 35.4 N 5. 181 132 A 8.3 34.7 F-G B 8.8 34.0 E
【0017】表2に示された樹脂溶液のうちの半数(N
o. B で示されたもの)が一連の粉砕ベースの調製に使
用された。粉砕ベースは49.5gの樹脂溶液、50.
0gのフタロシアニンブルー G.S. 固形分高含有率の圧
縮ケーキ及び0.5gのフォームブラスト1005をウ
ォーリング・ブレンダで混合することによって調製され
た。なお、フタロシアニンブルーの圧縮ケーキは米国の
サン・ケミカル・カンパニ(Sun Chemical Company)で製
造されているものである。5分間混合して予め分散させ
た後、その混合物100gをクイッキー・ミル(quicky
mill) に注入し、米国のレッド・デビル社製の塗料混合
機を使用して1時間混合した。こうして得られた粉砕ベ
ースを評価するために、その粘性が測定された。測定結
果を表3に示す。
o. B で示されたもの)が一連の粉砕ベースの調製に使
用された。粉砕ベースは49.5gの樹脂溶液、50.
0gのフタロシアニンブルー G.S. 固形分高含有率の圧
縮ケーキ及び0.5gのフォームブラスト1005をウ
ォーリング・ブレンダで混合することによって調製され
た。なお、フタロシアニンブルーの圧縮ケーキは米国の
サン・ケミカル・カンパニ(Sun Chemical Company)で製
造されているものである。5分間混合して予め分散させ
た後、その混合物100gをクイッキー・ミル(quicky
mill) に注入し、米国のレッド・デビル社製の塗料混合
機を使用して1時間混合した。こうして得られた粉砕ベ
ースを評価するために、その粘性が測定された。測定結
果を表3に示す。
【0018】
【表3】 樹脂溶液 粉砕ベース シェル 粉砕ベースの粘度(秒) No. カップ 1日 8日 15日 22日 29日 No. 対照 8.8 3 19 22 30 27 24 4 15 17 15 18 16 1B 8.6 3 64 77 77 74 92 4 37 43 46 61 76 2B 8.7 3 47 81 69 120 85 4 36 48 47 60 78 3B 8.5 3 68 72 86 92 >120 4 48 52 56 56 62 4B 8.7 3 42 59 72 71 72 4 34 37 40 42 39 5B 8.3 3 23 30 41 42 44 4 16 21 25 28 26
【0019】紙面印刷用の水性インクは表3に示される
粉砕ベースとジョンレッツE−2003(JONREZ E-200
3) を以下のように調合することによって調製される。
なお、ジョンレッツE−2003はウェストヴァコ・コ
ーポレイションで製造されているアクリルエマルジョン
である。 粉砕ベース :60重量部 ジョンレッツ E-2003 :40重量部 これらのヒドロキシアクリル樹脂ベースのインクはSA
Aを含有する対照用のインクと比べて優れた特性を示し
た。
粉砕ベースとジョンレッツE−2003(JONREZ E-200
3) を以下のように調合することによって調製される。
なお、ジョンレッツE−2003はウェストヴァコ・コ
ーポレイションで製造されているアクリルエマルジョン
である。 粉砕ベース :60重量部 ジョンレッツ E-2003 :40重量部 これらのヒドロキシアクリル樹脂ベースのインクはSA
Aを含有する対照用のインクと比べて優れた特性を示し
た。
【0020】ポリエチレン、ポリエステル等のプラスチ
ックフィルム面印刷用の水性インクは表3に示される粉
砕ベース、ジョンレッツE−2050(JONREZ E-2050)
、ジョンレッツW−2320(JONREZ W-2320) 及びイ
ソプロピルアルコールを以下のように調合することによ
って調製される。なお、ジョンレッツE−2050及び
ジョンレッツW−2320はそれぞれウェストヴァコ・
コーポレイションで製造されているアクリルエマルジョ
ン及びワックスエマルジョンである。 粉砕ベース :55重量部 ジョンレッツ E-2050 :48重量部 ジョンレッツ W-2320 :5重量部 イソプロピルアルコール:40重量部 これらのヒドロキシアクリル樹脂ベースのインクはSA
Aを含有する対照用のインクと比べて優れた特性を示し
た。
ックフィルム面印刷用の水性インクは表3に示される粉
砕ベース、ジョンレッツE−2050(JONREZ E-2050)
、ジョンレッツW−2320(JONREZ W-2320) 及びイ
ソプロピルアルコールを以下のように調合することによ
って調製される。なお、ジョンレッツE−2050及び
ジョンレッツW−2320はそれぞれウェストヴァコ・
コーポレイションで製造されているアクリルエマルジョ
ン及びワックスエマルジョンである。 粉砕ベース :55重量部 ジョンレッツ E-2050 :48重量部 ジョンレッツ W-2320 :5重量部 イソプロピルアルコール:40重量部 これらのヒドロキシアクリル樹脂ベースのインクはSA
Aを含有する対照用のインクと比べて優れた特性を示し
た。
【0021】このように、上記の方法によって、表1に
示されるような種々のヒドロキシアクリル樹脂を様々な
溶媒中で生成させることができる。このようなヒドロキ
シアクリル樹脂はマレイン酸樹脂(表2)の調製、粉砕
ベース(表3)の調製及び印刷用インク(従来のSAA
を含有するインクよりも優れたインク)の調製に使用す
ることが可能である。
示されるような種々のヒドロキシアクリル樹脂を様々な
溶媒中で生成させることができる。このようなヒドロキ
シアクリル樹脂はマレイン酸樹脂(表2)の調製、粉砕
ベース(表3)の調製及び印刷用インク(従来のSAA
を含有するインクよりも優れたインク)の調製に使用す
ることが可能である。
【0022】例3 ヒドロキシアクリル樹脂は次のようにして調製された。
この例では連鎖移動剤は使用されていない。まず、機械
式の攪拌器、還流冷却器及び注入用漏斗を取り付けた5
00mlフラスコに70.80gのジプロピレングリコー
ルを投入した。次に、漏斗に92.85gのスチレン、
31.40gのヒドロキシエチルアクリレート、19.
45gの2-エチルヘキシルアクリレート及び11.50
gのt-ブチルパーオキシベンゾエートを注入した。そし
て、フラスコを150℃に加熱して、1時間かけて漏斗
内の添加成分をフラスコ内に滴下した。フラスコの温度
を4時間にわたって150℃に保持し、ヒドロキシアク
リル樹脂溶液を得た。得られたヒドロキシアクリル樹脂
溶液は冷却された。
この例では連鎖移動剤は使用されていない。まず、機械
式の攪拌器、還流冷却器及び注入用漏斗を取り付けた5
00mlフラスコに70.80gのジプロピレングリコー
ルを投入した。次に、漏斗に92.85gのスチレン、
31.40gのヒドロキシエチルアクリレート、19.
45gの2-エチルヘキシルアクリレート及び11.50
gのt-ブチルパーオキシベンゾエートを注入した。そし
て、フラスコを150℃に加熱して、1時間かけて漏斗
内の添加成分をフラスコ内に滴下した。フラスコの温度
を4時間にわたって150℃に保持し、ヒドロキシアク
リル樹脂溶液を得た。得られたヒドロキシアクリル樹脂
溶液は冷却された。
【0023】ロジンをポリマーで改質させることによっ
て得られるマレイン酸樹脂はこのヒドロキシアクリル樹
脂溶液を用いて次のようにして生成された。まず、40
0.0gのロジンSSを1000mlの三つ口の丸底フラ
スコに投入した。このフラスコにはディーンスタークト
ラップ、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝対、加熱シェル
及び加熱テープを取り付けられている。フラスコ内のロ
ジンを200℃に加熱して溶融させた後、102.0g
のフマル酸及び一滴のアンチフォームA(ANTIFOAM A)を
添加して混合した。なお、アンチフォームAは米国のダ
ウ・コーニング・インコーポレーテッド(Dow Corning,
Inc.) で製造されている消泡剤である。次に、この混合
物を200℃に加熱し、その状態で3時間攪拌した後、
16.0gのグリセリンを添加した。こうして得られた
混合物を200℃で1時間攪拌した後、84.0gの上
記ヒドロキシアクリル樹脂溶液を添加した。この反応混
合物を200℃で4時間保持した後冷却した。こうして
得られたロジン改質マレイン樹脂は酸価188、軟化点
132℃であった。
て得られるマレイン酸樹脂はこのヒドロキシアクリル樹
脂溶液を用いて次のようにして生成された。まず、40
0.0gのロジンSSを1000mlの三つ口の丸底フラ
スコに投入した。このフラスコにはディーンスタークト
ラップ、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝対、加熱シェル
及び加熱テープを取り付けられている。フラスコ内のロ
ジンを200℃に加熱して溶融させた後、102.0g
のフマル酸及び一滴のアンチフォームA(ANTIFOAM A)を
添加して混合した。なお、アンチフォームAは米国のダ
ウ・コーニング・インコーポレーテッド(Dow Corning,
Inc.) で製造されている消泡剤である。次に、この混合
物を200℃に加熱し、その状態で3時間攪拌した後、
16.0gのグリセリンを添加した。こうして得られた
混合物を200℃で1時間攪拌した後、84.0gの上
記ヒドロキシアクリル樹脂溶液を添加した。この反応混
合物を200℃で4時間保持した後冷却した。こうして
得られたロジン改質マレイン樹脂は酸価188、軟化点
132℃であった。
【0024】例4 ヒドロキシアクリル樹脂は次のようにして調製された。
この例でも連鎖移動剤は使用されていない。まず、機械
式の攪拌器、還流冷却器及び注入用漏斗を取り付けた5
00mlフラスコに56.00gのジエチレングリコール
を投入した。次に、漏斗に92.85gのスチレン、3
1.70gのヒドロキシエチルアクリレート、19.4
5gの2-エチルヘキシルアクリレート及び11.50g
のt-ブチルパーオキシベンゾエートを注入した。そし
て、フラスコを150℃に加熱して、1時間かけて漏斗
内の添加成分をフラスコ内に滴下した。フラスコの温度
を4時間にわたって150℃に保持し、ヒドロキシアク
リル樹脂溶液を得た。得られたヒドロキシアクリル樹脂
溶液は冷却された。
この例でも連鎖移動剤は使用されていない。まず、機械
式の攪拌器、還流冷却器及び注入用漏斗を取り付けた5
00mlフラスコに56.00gのジエチレングリコール
を投入した。次に、漏斗に92.85gのスチレン、3
1.70gのヒドロキシエチルアクリレート、19.4
5gの2-エチルヘキシルアクリレート及び11.50g
のt-ブチルパーオキシベンゾエートを注入した。そし
て、フラスコを150℃に加熱して、1時間かけて漏斗
内の添加成分をフラスコ内に滴下した。フラスコの温度
を4時間にわたって150℃に保持し、ヒドロキシアク
リル樹脂溶液を得た。得られたヒドロキシアクリル樹脂
溶液は冷却された。
【0025】ロジンをポリマーで改質させることによっ
て得られるマレイン酸樹脂はこのヒドロキシアクリル樹
脂溶液を用いて次のようにして生成された。まず、40
0.0gのロジンSSを1000mlの三つ口の丸底フラ
スコに投入した。このフラスコにはディーンスタークト
ラップ、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝対、加熱シェル
及び加熱テープを取り付けられている。フラスコ内のロ
ジンを200℃に加熱して溶融させた後、102.0g
のフマル酸及び一滴のアンチフォームAを添加して混合
した。次に、この混合物を200℃に加熱し、その状態
で3時間攪拌した後、16.0gのグリセリンを添加し
た。こうして得られた混合物を200℃で1時間攪拌し
た後、84.0gの上記ヒドロキシアクリル樹脂溶液を
添加した。この反応混合物を200℃で4時間保持した
後冷却した。こうして得られたロジン改質マレイン樹脂
は酸価187、軟化点133℃であった。
て得られるマレイン酸樹脂はこのヒドロキシアクリル樹
脂溶液を用いて次のようにして生成された。まず、40
0.0gのロジンSSを1000mlの三つ口の丸底フラ
スコに投入した。このフラスコにはディーンスタークト
ラップ、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝対、加熱シェル
及び加熱テープを取り付けられている。フラスコ内のロ
ジンを200℃に加熱して溶融させた後、102.0g
のフマル酸及び一滴のアンチフォームAを添加して混合
した。次に、この混合物を200℃に加熱し、その状態
で3時間攪拌した後、16.0gのグリセリンを添加し
た。こうして得られた混合物を200℃で1時間攪拌し
た後、84.0gの上記ヒドロキシアクリル樹脂溶液を
添加した。この反応混合物を200℃で4時間保持した
後冷却した。こうして得られたロジン改質マレイン樹脂
は酸価187、軟化点133℃であった。
【0026】例5 フレーク状の固形共重合体は連続攪拌式のタンク反応器
を使用して、次のような手順で生成された。78.0部
のスチレンと、32.4部のジプロピレングリコール
と、22.0部のヒドロキシエチルメタクリレートと、
12.0部のジ -t-ブチルペルオキシドと、3.0部の
2-メルカプトエタノールとの混合物を毎分7.3g の割
合で反応器へ供給した。反応器の温度は160℃に保
ち、圧力は80psig(5.6kg/cm2)に保持した。混合
物の反応器内滞留時間は約135分であった。反応器か
らの流体は加熱したフラッシュタンク内へ連続的に排出
した。この操作圧力は絶対圧力で約10mmHgであった。
フラッシュタンク内の樹脂の平均温度は175℃であっ
た。フラッシュタンクから回収された樹脂のスチレン含
有率は0.03重量%未満、2-ヒドロキシエチルメタク
リレートの含有率も0.03重量%未満であった。ジプ
ロピレングリコールの残存率は約3重量%であった。樹
脂の収率は原料として供給された混合物1グラム当たり
約0.74グラムであった。冷却された樹脂(冷却後、
フレーク状に形成された)は透明なガラス質で、粉砕可
能な物質であった。水酸基価及び酸価はそれぞれ約15
0(mg KOH/g)及び約4.5(mg KOH/g)であった。ま
た、この樹脂の平均分子量は2550であった。ロジン
改質マレイン酸樹脂すなわちロジンをポリマーで改質さ
せることによって得られるマレイン酸樹脂はこのヒドロ
キシアクリル共重合体を用いて次のようにして生成され
た。まず、200.0gのロジンSSを1000mlの三
つ口の丸底フラスコに投入した。このフラスコにはディ
ーンスタークトラップ、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝
対、加熱シェル及び加熱テープを取り付けられている。
フラスコ内のロジンを200℃に加熱して溶融させた
後、51.0gのフマル酸及び一滴のアンチフォームA
を添加して混合した。次に、この混合物を200℃に加
熱し、その状態で3時間攪拌した後、8.0gのグリセ
リン及び6.0gのジプロピレングリコールを添加し
た。こうして得られた混合物を200℃で1時間攪拌し
た後、72.0gの上記フレーク状にしたアクリル樹脂
を添加した。この反応混合物を200℃に保持した後冷
却した。こうして得られたロジン改質マレイン樹脂は酸
価160、軟化点132℃であった。ピグメントは、例
2の場合と同様にして、この樹脂と共に粉砕された。粉
砕されたピグメントのpH3におけるシェルカップ粘度
(No. 3 )は、初期においては18秒、4週間後におい
ては22秒であった。また、粉砕されたピグメントのp
H8.9におけるそれは、初期においては25秒、4週
間後においては28秒であった。
を使用して、次のような手順で生成された。78.0部
のスチレンと、32.4部のジプロピレングリコール
と、22.0部のヒドロキシエチルメタクリレートと、
12.0部のジ -t-ブチルペルオキシドと、3.0部の
2-メルカプトエタノールとの混合物を毎分7.3g の割
合で反応器へ供給した。反応器の温度は160℃に保
ち、圧力は80psig(5.6kg/cm2)に保持した。混合
物の反応器内滞留時間は約135分であった。反応器か
らの流体は加熱したフラッシュタンク内へ連続的に排出
した。この操作圧力は絶対圧力で約10mmHgであった。
フラッシュタンク内の樹脂の平均温度は175℃であっ
た。フラッシュタンクから回収された樹脂のスチレン含
有率は0.03重量%未満、2-ヒドロキシエチルメタク
リレートの含有率も0.03重量%未満であった。ジプ
ロピレングリコールの残存率は約3重量%であった。樹
脂の収率は原料として供給された混合物1グラム当たり
約0.74グラムであった。冷却された樹脂(冷却後、
フレーク状に形成された)は透明なガラス質で、粉砕可
能な物質であった。水酸基価及び酸価はそれぞれ約15
0(mg KOH/g)及び約4.5(mg KOH/g)であった。ま
た、この樹脂の平均分子量は2550であった。ロジン
改質マレイン酸樹脂すなわちロジンをポリマーで改質さ
せることによって得られるマレイン酸樹脂はこのヒドロ
キシアクリル共重合体を用いて次のようにして生成され
た。まず、200.0gのロジンSSを1000mlの三
つ口の丸底フラスコに投入した。このフラスコにはディ
ーンスタークトラップ、凝縮器、窒素ガス供給管、熱伝
対、加熱シェル及び加熱テープを取り付けられている。
フラスコ内のロジンを200℃に加熱して溶融させた
後、51.0gのフマル酸及び一滴のアンチフォームA
を添加して混合した。次に、この混合物を200℃に加
熱し、その状態で3時間攪拌した後、8.0gのグリセ
リン及び6.0gのジプロピレングリコールを添加し
た。こうして得られた混合物を200℃で1時間攪拌し
た後、72.0gの上記フレーク状にしたアクリル樹脂
を添加した。この反応混合物を200℃に保持した後冷
却した。こうして得られたロジン改質マレイン樹脂は酸
価160、軟化点132℃であった。ピグメントは、例
2の場合と同様にして、この樹脂と共に粉砕された。粉
砕されたピグメントのpH3におけるシェルカップ粘度
(No. 3 )は、初期においては18秒、4週間後におい
ては22秒であった。また、粉砕されたピグメントのp
H8.9におけるそれは、初期においては25秒、4週
間後においては28秒であった。
【0027】以上、この発明の好適な実施例を説明した
が、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
請求の範囲によって限定される発明の範囲を逸脱しない
限りどのような態様においても実施可能である。
が、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
請求の範囲によって限定される発明の範囲を逸脱しない
限りどのような態様においても実施可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ジェイ・ツロー アメリカ合衆国 29464 サウス・カロラ イナ,マウント・プレザント,パイン・ア イランド・ビュー 1405 (72)発明者 ジェイ・ジョージ・ハイドン アメリカ合衆国 29451 サウス・カロラ イナ,アイル・オブ・パームズ,キャメロ ン・ブールバード 3101 (72)発明者 エベレット・クルーズ アメリカ合衆国 29407 サウス・カロラ イナ,チャールストン,キャベル・ストリ ート 307
Claims (8)
- 【請求項1】 バインダー樹脂エマルジョンに溶解され
た粉砕樹脂によって分散されたインクピグメントを含む
水性インクであって、前記粉砕樹脂が、 a)70−96重量%のフマル化されたロジン、マレイン
化されたロジン又はそれらの混合物と、 b)2−18重量%のポリオールと、 c)2−40重量%のヒドロキシアクリル樹脂と、の溶融
エステル化反応生成物であり、前記ヒドロキシアクリル
樹脂が、 1)50.0−89.5重量部のスチレン、炭素数1−1
8のアルキル基又はシクロアルキル基を有するアルキル
アクリレート、シクロアルキルアクリレート、メタクリ
レート又はこれらの混合物と、 2)10.0−50.0重量部の 【化1】 R1 :水素又はメチル基 R2 :C2 −C4 のアルキレン基 の一般式で示されるヒドロキシル基を含む一種類のモノ
マー又は同じくヒドロキシル基を含む複数のモノマー
と、 3)0.5−12.0重量部の過酸化物系又はアゾ系接触
開始剤と、 4)最高10.0重量部のメルカプタンを含有する連鎖移
動剤と、の遊離基付加重合反応生成物である水性イン
ク。 - 【請求項2】 前記粉砕樹脂が、 a)79−90重量%のフマル化されたロジン、マレイン
化されたロジン又はそれらの混合物と、 b)2−12重量%のポリオールと、 c)8−32重量%のヒドロキシアクリル樹脂と、の溶融
エステル化反応生成物であり、前記ヒドロキシアクリル
樹脂が、 1)65.0−83.0重量部のスチレン、炭素数1−1
8のアルキル基又はシクロアルキル基を有するアルキル
アクリレート、シクロアルキルアクリレート、メタクリ
レート又はこれらの混合物と、 2)15.0−35.0重量部の 【化2】 R1 :水素又はメチル基 R2 :C2 −C4 のアルキレン基 の一般式で示されるヒドロキシル基を含む一種類のモノ
マー又は同じくヒドロキシル基を含む複数のモノマー
と、 3)2.0−10.0重量部の過酸化物系又はアゾ系接触
開始剤と、 4)最高6.0重量部のメルカプタンを含有する連鎖移動
剤と、の遊離基付加重合反応生成物である請求項1に記
載の水性インク。 - 【請求項3】 前記粉砕樹脂が、 a)70−96重量%のフマル化されたロジン、マレイン
化されたロジン又はそれらの混合物と、 b)1−9重量%のペンタエリトリトール、グリセロー
ル、ソルビトール、ネオペンチルグリコール、エチレン
グリコール及びこれらの混合物より成る群から選択され
るポリオールと、 c)1−9重量%の平均分子量100−5,000のポリ
エチレングリコールと、 d)2−40重量%のヒドロキシアクリル樹脂と、の溶融
エステル化反応生成物であり、前記ヒドロキシアクリル
樹脂が、 1)50.0−89.5重量部のスチレン、炭素数1−1
8のアルキル基又はシクロアルキル基を有するアルキル
アクリレート、シクロアルキルアクリレート、メタクリ
レート又はこれらの混合物と、 2)10.0−50.0重量部の 【化3】 R1 :水素又はメチル基 R2 :C2 −C4 のアルキレン基 の一般式で示されるヒドロキシル基を含む一種類のモノ
マー又は同じくヒドロキシル基を含む複数のモノマー
と、 3)0.5−12.0重量部の過酸化物系又はアゾ系接触
開始剤と、 4)最高10.0重量部のメルカプタンを含有する連鎖移
動剤と、の遊離基付加重合反応生成物である請求項1に
記載の水性インク。 - 【請求項4】 前記ポリオールがグリセロール、ソルビ
トール、ペンタエリトリトール、ネオペンチルグリコー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、平均分子量100−5,000の
ポリエチレングリコール及びこれらの混合物より成る群
から選択される化合物である請求項1に記載の水性イン
ク。 - 【請求項5】 前記ヒドロキシアクリル樹脂が1,00
0−9,000の分子量を有する請求項1に記載の水性
インク。 - 【請求項6】 前記ヒドロキシアクリル樹脂が固形であ
る請求項1に記載の水性インク。 - 【請求項7】 前記過酸化物系又はアゾ系接触開始剤が
アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル、ジ -
t-ブチルペルオキシド、t-ブチルパーオクトエート、t-
ブチルパーオキシベンゾエート及びこれらの混合物より
成る群から選択される化合物である請求項1に記載の水
性インク。 - 【請求項8】 前記連鎖移動剤がドデシルメルカプタ
ン、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、オクチ
ルメルカプタン、2-メルカプトエタノール及びこれらの
混合物より成る群から選択される化合物である請求項1
に記載の水性インク。
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