JPH0615659U - ゴルフボール探知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】ゴルフプレーの際、ゴルフプレイヤーがショッ
トしたゴルフボール１を探し易くすること。 【構成】ショットしたゴルフボール１がホール２のラフ
３又はＯＢライン６を越えて飛び、ゴルフプレイヤー又
はキャディ７が上記ゴルフボール１を探す手段に於て、
上記ゴルフプレイヤーがゴルフボール１をショットした
時、上記ゴルフボール１側から発振信号Ｍが発信され、
他方、携帯受信機９によって上記発振信号Ｍを受信して
検知し、携帯受信機９側の報知部９ｃからゴルフボール
検知音Ｗをゴルフプレイヤー又はキャディ７に報知せし
め、以ってラフ３又はＯＢライン６を越えて飛び、その
位置が不明になっているゴルフボール１を探知するよう
にしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ゴルフボール探知装置に係わり、更に詳しくは、ゴルフプレーを行 った時、ゴルフプレイヤーがショットしたゴルフボールを探し易くする技術に関 する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の通り、ゴルフが盛んに行われつつある。所でゴルフの場合、ティグラン ド上から或いはホール上のフェアウェイ又はラフからゴルフボールを打った時、 ゴルフプレイヤーの意図に関係なくゴルフボールが別の場所のラフに入ったり、 或いはＯＢラインを越えてＯＢとなってしまう場合がある。

【０００３】 このような場合、上記ホール上のラフやＯＢラインを越えたホールの外側の場 所では、芝等が生い繁っていることが多く、ゴルフボールの位置を確認するのに ゴルフボールのすぐ近く或いは真上まで来なければならないということもある。

【０００４】 つまり、ゴルフプレイヤーがショットしたゴルフボールがホール上のラフやＯ Ｂラインを越えたホール外の林等に飛んでしまった時、そのゴルフボールを探そ うとしても、ゴルフボールが飛んだ方向はある程度わかるが、ゴルフボールのあ る位置を確認することは比較的難しいものである。

【０００５】 このような場合、上記ゴルフボールを探す為に時間を費やすこととなり、ゴル フ場全体での各人の進行に障害を来してしまう恐れがあると共に、上記ゴルフボ ールが見付からなかった場合は、ロストボールということでそのゴルフボールを ショットしたゴルフプレイヤーがペナルティを払うことになり、自己のスコアに 不利ということもあり、出来るだけゴルフボールを早く見付けだすことが必要で あった。

【０００６】 そこで、上記事柄から従来、例えばゴルフボール探知装置というものが使われ ていた。上記ゴルフボール探知装置は、ゴルフボール内部に金属を埋め込み、上 記金属を埋め込んだゴルフボールを金属探知機で探すものであった。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

上記、従来技術によると次の点に於て幾つかの不具合を有する。即ち、上記金 属探知型のゴルフボール探知装置によると、ゴルフボールがホール上のラフやＯ Ｂラインを越えたホールの外の林等に入り、このゴルフボールを探そうとする場 合、ゴルフプレイヤーやキャディの目視以外の形で機械的に探索出来るというこ とがあるが、深いラフやＯＢラインの外の林等に入ったゴルフボールを金属探知 機で探そうとするには、ゴルフボールの極めて近くまで寄ってからでなくては探 知することが難しく、かえって目視によってゴルフボールを探す方が容易であっ たりする場合も考えられ、上記金属探知型のゴルフボール探知装置は、理論的に は可能であるが、実現性が乏しいものであった。

【０００８】 即ち、上記ゴルフボールを探すという行為は、上記ゴルフボールが存在する位 置をゴルフプレイヤーやキャディに先ず報知せしめ、そのゴルフボールの近傍ま で行けば、この後は目視で探索することが、ゴルフボールを容易に見付けること が出来る方法である。

【０００９】 所が、従来の金属探知型のゴルフボール探知装置は、金属を金属探知機等で見 付ける為に、ゴルフボールの近くに行くまでに、継続して探知する作業を行って いなければならず、手間取る為に実現性が乏しいものであった。

【００１０】 従って、本考案の目的とする所は、ゴルフプレイヤーがショットしたゴルフボ ールがホール上のラフやＯＢラインを越えて林等の中に入ってしまった場合、こ のゴルフボールを探す手段に於て、上記ゴルフボールが存在する位置をゴルフプ レイヤーやキャディに先ず報知せしめ、上記報知によってゴルフプレイヤーやキ ャディがゴルフボールの近傍まで行くことが出来、上記ゴルフボールの近傍まで 行った所で後は目視によって探すことが出来る為に、上記ゴルフボールの探索が 極めて容易に行え、ゴルフボールの探知装置として実現性が比較的高い技術を提 供するにある。

【００１１】

【課題を解決する為の手段】

上記目的を解決する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に 対応する添付図面中の符号を用いて説明すると、本考案は、ショットしたゴルフ ボール１がホール２のラフ３又はＯＢライン６を越えて飛び、ゴルフプレイヤー 又はキャディ７が上記ゴルフボール１を探す手段に於て、上記ゴルフボール１内 部には、電池８ａ電源によって駆動される圧力センサ８ｂ、及び電子タイマ８ｃ 、並びに発信部８ｄが封入され、他方、上記ゴルフプレイヤー又はキャディ７側 が携帯する携帯受信機９側には、上記ゴルフボール１の発振信号Ｍを検知する電 池９ａ電源によって駆動する受信部９ｂと、上記ゴルフプレイヤー又はキャデイ ７にゴルフボール検知音Ｗを発する報知部９ｃが備えられ、上記ゴルフプレイヤ ーがショットした時、上記ゴルフボール１内部の圧力センサ８ｂが打撃Ｐを検出 し、検出した後、上記ゴルフボール１に内蔵されている電子タイマ８ｃをタイマ オンとなし、上記電子タイマ８ｃのタイマオンにより、上記発信部８ｄを駆動せ しめ、上記ゴルフボール１側から発振信号Ｍが発信され、他方、上記携帯受信機 ９側が上記ゴルフボール１の発振信号Ｍを受信部９ｂにより受信して検知するこ とにより、報知部９ｃから上記ゴルフボール検知音Ｗをゴルフプレイヤー又はキ ャディ７に報知せしめ、以ってラフ３又はＯＢライン６を越えて飛び、その位置 が不明になっているゴルフボール１を探知するようにしたことを特徴とするゴル フボール探知装置である。

【００１２】 又、上記ゴルフボール１に内蔵された電子タイマ８ｃは、上記ゴルフプレイヤ ーがショットした時、上記圧力センサ８ｂの検知によりタイマオンとなって発信 部８ｄから発振信号Ｍを発信せしめる機能を有すると共に、所定時間経過後自動 的にタイマオフとなり、上記発信部８ｄを停止せしめるように構成されているこ とが考慮される。

【００１３】 又、上記ゴルフボール１側には、上記携帯受信機９側の停止信号Ｎを受信する 受信部８ｅを備え、他方、上記携帯受信機９側にも、受信機能のみならず、上記 ゴルフボール１側の発振信号Ｍを停止せしめる為の発信ボタン９ｅによってコン トロールせしめられる発信部９ｄを有し、上記携帯受信機９側の発信部９ｄから の停止信号Ｎを上記ゴルフボール１の受信部８ｅによって受信した時は、上記ゴ ルフボール１側から発振信号Ｍが発信されていても、この発振信号Ｍを停止せし められるようにすることが考慮される。

【００１４】

【作用】

上記構成によると、ショットしたゴルフボール１がホール２のラフ３又はＯＢ ライン６を越えて飛び、そのゴルフボール１をゴルフプレイヤー又はキャディ７ が探す手段に於て、上記ゴルフボール１内部に圧力センサ８ｂ、及び電子タイマ ８ｃ、並びに発信部８ｄを封入することにより、上記ゴルフプレイヤーがショッ トした時、打撃Ｐによるゴルフボール１の変形によってゴルフボール１内部の圧 力センサ８ｂが打撃Ｐを検出し、検出した後、上記ゴルフボール１内部の電子タ イマ８ｃをタイマオンとなし、上記電子タイマ８ｃのタイマオンにより、上記発 信部８ｄを駆動せしめて、上記ゴルフボール１側から発振信号Ｍが発信せしめら れる。

【００１５】 他方、上記携帯受信機９側に受信部９ｂ及び報知部９ｃを備えることにより、 上記ゴルフボール１からの発振信号Ｍを受信部９ｂによって受信して検知し、上 記報知部９ｃから上記ゴルフボール検知音Ｗをゴルフプレイヤー又はキャディ７ に報知せしめることが可能である。

【００１６】 以上の事より、上記ゴルフプレイヤーがショットしたゴルフボール１がホール ２のラフ３又はＯＢライン６を越えて林等の中に入った場合、上記ゴルフボール １が存在する位置をゴルフボール１側からの発振信号Ｍを携帯受信機９側で受信 して検知し、上記携帯受信機９を携帯するゴルフプレイヤー又はキャディ７に報 知部９ｃによって報知することによって、上記ゴルフボール１がラフ３又はＯＢ ライン６を越えた林等のどこの場所近傍に存在するかを容易に知り得ることが可 能である。

【００１７】

【実施例】

次に、添付図面に従い本考案の実施例を詳述する。即ち、ゴルフプレイヤーが ショットしたゴルフボール１がホール２のラフ３又はＯＢライン６を越えて飛び 、上記ゴルフプレイヤー又はキャディ７が上記ゴルフボール１を探す手段であり 、上記ゴルフボール１側に発振信号Ｍを発信せしめる発信機８が内蔵されている と共に、上記ゴルフボール１側から発信される発振信号Ｍを受信する携帯受信機 ９が用意される。

【００１８】 先ず、上記ゴルフボール１に内蔵されている発信機８を図２及び図４を参照し て説明すると、上記ゴルフボール１は、この例では表面樹脂１０とその内側の硬 質樹脂１１から成るツーピースボールを用いており、本考案では、上記硬質樹脂 １１の内側に更に軟質樹脂１２を設け、上記軟質樹脂１２内部に発信機８を埋設 している。そして、上記軟質樹脂１２は、ショットをしてゴルフボール１が変形 した時、軟質樹脂１２の変形度合いが大きいことから、上記ゴルフボール１の変 形度合いを後述する圧力センサ８ｂによって検知し易くするという特徴を有して いると共に、上記ゴルフボール１側の発信機８を保護するものである。

【００１９】 上記発信機８は、電池８ａ電源によって駆動される圧力センサ８ｂ及び電子タ イマ８ｃ及び発信部８ｄ及び受信部８ｅより構成され、上記各々の働きは、上記 ゴルフプレイヤーがゴルフボール１をショットした時、上記ゴルフボール１に打 撃Ｐが加わりゴルフボール１が変形する。このゴルフボール１の変形に伴いゴル フボール１中心部の軟質樹脂１２も変形し、この変形が打撃Ｐの瞬間、上記ゴル フボール１の圧力センサ８ｂに機械的変形を与えて上記電子タイマ８ｃをタイマ オンとなす。そして、上記電子タイマ８ｃのタイマオンによって上記電子タイマ ８ｃから上記発信部８ｄへ駆動信号Ｔが発信され、上記発信部８ｄが駆動されて 、上記ゴルフボール１側から発振信号Ｍが発信せしめられるものである。

【００２０】 他方、上記ゴルフボール１からの発振信号Ｍを受信する為に、上記ゴルフプレ イヤー又はキャディ７は携帯受信機９を携帯する。上記携帯受信機９は、電池９ ａ電源によって駆動される受信部９ｂ及び報知部９ｃ及び発信部９ｄより構成さ れ、上記各々の働きは、先ず上記受信部９ｂが上記ゴルフボール１からの発振信 号Ｍを受信して検知する。そして、上記ゴルフボール１からの発振信号Ｍを検知 すると、上記報知部９ｃ、例えばスピーカ等よりゴルフボール検知音Ｗを発する ものであり、上記報知部９ｃから発するゴルフボール検知音Ｗは、上記携帯受信 機９がゴルフボール１に近づき、上記ゴルフボール１からの発振信号Ｍが強まる に従い徐々に大きくなってゆくものである。

【００２１】 又、上記ゴルフボール１に内蔵された電子タイマ８ｃは、上記ゴルフプレイヤ ーがショットした時、上記圧力センサ８ｂの検知によりタイマオンとなって発信 部８ｄから発振信号Ｍを発信せしめる機能を有していると共に、上記電子タイマ ８ｃがタイマオンとなってから所定時間、例えば１０分経過後、自動的にタイマ オフとなり、上記電子タイマ８ｃから発信部８ｄに対して停止信号Ｑが発信され ることによって、上記発信部８ｄは停止し、発振信号Ｍは発信されなくなる。

【００２２】 更に、上記ゴルフボール１側の受信部８ｅ及び携帯受信機９側の発信部９ｄは 、上記ゴルフボール１側から発信される発振信号Ｍを携帯受信機９側によって停 止せしめる為のものであり、詳しくは、上記ゴルフボール１から発信されている 発振信号Ｍを停止させる為に、上記携帯受信機９に設けられた発信ボタン９ｅに よって発信部９ｄをコントロールし、上記発信部９ｄから停止信号Ｎを発信せし める。そして、上記携帯受信機９側からの停止信号Ｎを上記ゴルフボール１側の 受信部８ｅが受信することによって、上記ゴルフボール１側の受信部８ｅからゴ ルフボール１側の発振部８ｄに対して停止信号Ｒが発信され、上記ゴルフボール １側の受信部８ｅからの停止信号Ｒを受信したゴルフボール１側の発信部８ｄは 停止し、以って上記ゴルフボール１側の発信部８ｄから発信されていた発振信号 Ｍが停止するものである。

【００２３】 尚、上記ゴルフボール１側に内蔵する発信機８は、ゴルフボール１をショット した時に、その打撃Ｐのショックに耐え得るように構成され内蔵されていると共 に、より加工時の耐熱性を高める為に、耐熱性の比較的高いセラミックスや、或 いは耐熱性の比較的高い樹脂膜等で被覆されている。

【００２４】 以上の構成によりその使い方を説明する。即ち、あるゴルフ場のあるホール２ のティグランド４に於て、上記ゴルフプレイヤーがショットしたゴルフボール１ がＯＢライン６を越えて飛びホール２外の林の中へ入ってしまい、上記ゴルフボ ール１をゴルフプレイヤー又はキャディ７が探そうとした場合に、先ず、上記ゴ ルフボール１は、上記ゴルフプレイヤーがショットした時に、上記ゴルフボール １内部の圧力センサ８ｂが打撃Ｐを検出し、検出した後、上記ゴルフボール１内 部の電子タイマ８ｃがタイマオンとなり、上記電子タイマ８ｃのタイマオンによ り、上記発信部８ｄが駆動して発振信号Ｍがゴルフボール１側から発信される。

【００２５】 他方、上記ゴルフプレイヤー又はキャディ７が携帯している携帯受信機９側が 上記ゴルフボール１の発振信号Ｍを受信部９ｂにより受信して検知することによ り、上記報知部９ｃから上記ゴルフボール検知音Ｗをゴルフプレイヤー又はキャ ディ７に報知せしめるものである。

【００２６】 そして、上記携帯受信機９を携帯するゴルフプレイヤー又はキャディ７は、上 記携帯受信機９がゴルフボール１に近づくに従い報知音が徐々に大きくなること を頼りにしてゴルフボール１が存在する位置まで徐々に近づいてゆく。そして、 ある程度近づいたと思われる地点の周辺を目視によって探索することによって、 上記ゴルフボール１を見付け出すものである。

【００２７】 上記ゴルフプレイヤー又はキャディ７がゴルフボール１を見付け出した後は、 上記ゴルフプレイヤー又はキャディ７が携帯している携帯受信機９側の発信ボタ ン９ｅによって携帯受信機９側の発信部９ｄをコントロールし、上記携帯受信機 ９側の発信部９ｄから停止信号Ｎを発信せしめる。そして、上記停止信号Ｎを受 信したゴルフボール１側の受信部８ｅによって、ゴルフボール１側の発信部８ｄ が停止し、発振信号Ｍが停止することによって、上記携帯受信機９側の報知部９ ｃが発するゴルフボール検知音Ｗが停止するものである。

【００２８】 以上の様に、上記ゴルフボール１内部に圧力センサ８ｂ及び電子タイマ８ｃ及 び発信部８ｄを封入することにより、上記ゴルフプレイヤーがゴルフボール１を ショットした時、打撃Ｐによるゴルフボール１の変形によってゴルフボール１内 部の圧力センサ８ｂが打撃Ｐを検出し、検出した後、上記ゴルフボール１内部の 電子タイマ８ｃをタイマオンとなし、上記電子タイマ８ｃのタイマオンにより、 上記ゴルフボール１側の発信部８ｄを駆動せしめて、上記ゴルフボール１側から 発振信号Ｍを発信せしめ、他方、上記ゴルフプレイヤー又はキャディ７が携帯す る携帯受信機９側に受信部９ｂ及び報知部９ｃを備えることにより、上記ゴルフ ボール１側からの発振信号Ｍを受信部９ｂによって受信して検知し、上記報知部 ９ｃから上記ゴルフボール検知音Ｗをゴルフプレイヤー又はキャディ７に報知せ しめることが可能である。

【００２９】 これにより、上記携帯受信機９を携帯するゴルフプレイヤー又はキャディ７は 、上記携帯受信機９がゴルフボール１に近づくに従ってゴルフボール検知音Ｗが 徐々に大きくなることを頼りにしてゴルフボール１の近くに近づいてゆくことが 可能であり、ある程度ゴルフボール１に近づいた後は、目視によってゴルフボー ル１を探すことによってゴルフボール１を比較的容易に見付け出し易いものであ る。

【００３０】

【考案の効果】

以上詳述した如く請求項１記載によると、ゴルフプレイヤーがショットしたゴ ルフボールがホール上のラフやＯＢラインを越えて飛び、上記ゴルフプレイヤー 又はキャディが上記ゴルフボールを探す手段に於て、上記ゴルフボール側から発 振信号を発信させると共に、上記ゴルフプレイヤー又はキャディが携帯する携帯 受信機によって、上記ゴルフボール側からの発振信号を受信して検知し、報知部 からゴルフボール検知音をゴルフプレイヤー又はキャディに報知せしめることに より、上記ゴルフボールが存在する位置の近傍まで近づくことが可能であり、こ の後目視によってゴルフボールを探すことによって比較的容易にゴルフボールを 見付け出すことが可能であり、ゴルフボールの探知装置としての実現性が比較的 高い。

【００３１】 又、請求項２記載によると、上記ゴルフボールに内蔵された電子タイマがゴル フボールをショットした時、タイマオンとなってゴルフボール側の発信部を駆動 し、所定時間経過後自動的にタイマオフとなってゴルフボール側の発信部を停止 せしめるようにしたことにより、上記携帯受信機側の報知部がいつまでもゴルフ ボール検知音を発するということがなく、ゴルフの進行の障害を防止するもので ある。

【００３２】 更に、上記携帯受信機側の発信ボタン及び発信部によって、上記ゴルフボール 側からの発振信号を停止せしめる停止信号をゴルフボール側に発信し、上記ゴル フボール側の受信部によって上記停止信号を受信してゴルフボール側の発振信号 を停止せしめるようにしたことにより、上記携帯受信機側の報知部からのゴルフ ボール検知音を任意に停止させることが可能であり、ゴルフの進行の障害を防止 するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】ゴルフボール探知装置の使用状況を模式的に示
した図である。

【図２】ゴルフボール側発信機の動作説明図である。

【図３】携帯受信機側の動作説明図である。

【図４】ゴルフボールに内蔵した発信機を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ ゴルフボール ２ ホール ３ ラフ ４ ティグランド ５ ＯＢ抗 ６ ＯＢライン ７ キャディ ８ 発信機 ８ａ 電池 ８ｂ 圧力センサ ８ｃ 電子タイマ ８ｄ 発信部 ８ｅ 受信部 ９ 携帯受信機 ９ａ 電池 ９ｂ 受信部 ９ｃ 報知部 ９ｄ 発信部 ９ｅ 発信ボタン １０ 表面樹脂 １１ 硬質樹脂 １２ 軟質樹脂 Ｍ 発振信号 Ｐ 打撃 Ｔ 駆動信号 Ｗ ゴルフボール検知音 Ｎ 携帯受信機側からの停止信号 Ｒ ゴルフボール側の受信部からの停止信号 Ｑ ゴルフボール側の電子タイマからの停止信号

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ショットしたゴルフボール１がホール２
   のラフ３又はＯＢライン６を越えて飛び、ゴルフプレイ
   ヤー又はキャディ７が上記ゴルフボール１を探す手段に
   於て、上記ゴルフボール１内部には、電池８ａ電源によ
   って駆動される圧力センサ８ｂ、及び電子タイマ８ｃ、
   並びに発信部８ｄが封入され、他方、上記ゴルフプレイ
   ヤー又はキャディ７側が携帯する携帯受信機９側には、
   上記ゴルフボール１の発振信号Ｍを検知する電池９ａ電
   源によって駆動する受信部９ｂと、上記ゴルフプレイヤ
   ー又はキャディ７にゴルフボール検知音Ｗを発する報知
   部９ｃが備えられ、上記ゴルフプレイヤーがショットし
   た時、上記ゴルフボール１内部の圧力センサ８ｂが打撃
   Ｐを検出し、検出した後、上記ゴルフボール１に内蔵さ
   れている電子タイマ８ｃをタイマオンとなし、上記電子
   タイマ８ｃのタイマオンにより、上記発信部８ｄを駆動
   せしめ、上記ゴルフボール１側から発振信号Ｍが発信さ
   れ、他方、上記携帯受信機９側が上記ゴルフボール１の
   発振信号Ｍを受信部９ｂにより受信して検知することに
   より、報知部９ｃから上記ゴルフボール検知音Ｗをゴル
   フプレイヤー又はキャディ７に報知せしめ、以ってラフ
   ３又はＯＢライン６を越えて飛び、その位置が不明にな
   っているゴルフボール１を探知するようにしたことを特
   徴とするゴルフボール探知装置。
2. 【請求項２】 上記ゴルフボール１に内蔵された電子タ
   イマ８ｃは、上記ゴルフプレイヤーがショットした時、
   上記圧力センサ８ｂの検知によりタイマオンとなって発
   信部８ｄから発振信号Ｍを発信せしめる機能を有すると
   共に、所定時間経過後自動的にタイマオフとなり、上記
   発信部８ｄを停止せしめるように構成されていることを
   特徴とする請求項１記載のゴルフボール探知装置。
3. 【請求項３】 上記ゴルフボール１側には、上記携帯受
   信機９側の停止信号Ｎを受信する受信部８ｅを備え、他
   方、上記携帯受信機９側にも、受信機能のみならず、上
   記ゴルフボール１側の発振信号Ｍを停止せしめる為の発
   信ボタン９ｅによってコントロールせしめられる発信部
   ９ｄを有し、上記携帯受信機９側の発信部９ｄからの停
   止信号Ｎを上記ゴルフボール１の受信部８ｅによって受
   信した時は、上記ゴルフボール１側から発振信号Ｍが発
   信されていても、この発振信号Ｍを停止せしめられるよ
   うにしたことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール
   探知装置。