JPH0615633U - 温灸器 - Google Patents

温灸器

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JPH0615633U
JPH0615633U JP1338892U JP1338892U JPH0615633U JP H0615633 U JPH0615633 U JP H0615633U JP 1338892 U JP1338892 U JP 1338892U JP 1338892 U JP1338892 U JP 1338892U JP H0615633 U JPH0615633 U JP H0615633U
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JP
Japan
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blower
moxibustion
nozzle
grass
combustion container
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Pending
Application number
JP1338892U
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English (en)
Inventor
昇 明石
Original Assignee
昇 明石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適宜温度に加熱したも草の煙(温熱)を体に
浴びて温灸効果と略同様な効果を効率的に得られる局所
治療用及び全身治療用温灸器を提供することを目的とす
る。 【構成】 第1に、も草等の温灸素材を出し入れ自在に
収納する燃焼容器1の一側に温度調整自在な加熱装置7
を備えた送風機4を装着して容器1内の空気を送風機4
に吸引するように構成し、送風機4の吐出口には先端に
ノズル12を設けた可撓性の管体11を連結した温灸器
であり、第2に、前記温灸器のノズル12に身体を部分
的に挿入し得る袋状のフード13を着脱自在に連通連結
した温灸器である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、も草の煙(温煙)を体に浴びて温灸効果を得ることができるように した温灸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
灸には、皮膚の経穴(ツボ)上でも草に火をつけて小さな火傷を起す有痕灸 と、皮膚や組織に痕を残さずに温熱刺激を与える無痕灸が知られており、一般に は有痕灸が古くから広く行なわれている。有痕灸は熱刺激に伴なって起こる一定 の生体反応、即ち神経反射や加熱によって起こる火傷の血清免疫的な反応により 疾病治療や健康保持を目的とするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、人体には無数の経穴があるが(経穴には360の正穴と150の奇穴 があるといわれている)、従来の灸は各経穴ごとにも草を立てて行なうものであ って、一度に体の一点又は一ヶ所のみを温熱刺激することしかできず、しかも同 じ経穴に何回も繰り返し行なう(普通3〜5回)行なうものであり、面倒でしか も効率が悪いうえ、皮膚の経穴上でも草に火をつけるため病気の種類や症状によ っては極めて有効な治療法でありながらも草が燃えつきるまでは動かずに燃熱の 我慢を強いられるものである。そこで、本考案の出願人は、も草を燃やした時発 生する温煙を体に浴びても温灸効果と略同様な効果が得られることに着目し、鋭 意研究を重ねた結果、従来のものとは全く異なる温灸器を開発するに至ったもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る温灸器は、第1に、も草等の温灸素材を出し入れ自在に収納保持 する燃焼容器を設け、該燃焼容器の一側に加熱装置を備えた送風機を装着して燃 焼容器内の空気を送風機に吸引するように構成すると共に、送風機の吐出口には 先端にノズルを設けた可撓性の管体を連結し、第2に、も草等の温灸素材を出し 入れ自在に収納保持する燃焼容器を設け、該燃焼容器の一側に加熱装置を備えた 送風機を装着して燃焼容器内の空気を送風機に吸引するように構成し、送風機の 吐出口には先端にノズルを設けた可撓性の管体を連結すると共に、身体を部分的 に挿入し得る袋状のフードを設け、該フードと前記ノズルを着脱自在に連通連結 したことを要旨とする。
【0005】
【作用】
点火したも草を燃焼容器内に入れ、加熱装置及び送風器のスイッチをONする と、燃焼容器内で発生したも草の煙が送風機に吸引されると共に加熱装置により 適宜温度に加熱されてノズルから吹き出される。そこで、ノズルを身体のツボに 近づけて温煙を皮膚に浴びせる。これにより、ツボが直接温熱刺激されるため効 率的な温灸効果が得られる。また、請求項2のものにおいては、温灸を必要とす る足等身体の一部をフードに挿入し、ノズルとフードを連通連結させた後、上記 同様にしてスイッチをONすると、適宜温度に加熱されたも草の煙はフード内に 充満し、フードで覆われた身体部分の皮膚は万編なく温煙浴が施される。
【0006】
【実施例】
本考案の構成を図面に示された一実施例により説明すれば、1は、も草等の温 灸素材を出し入れ自在に収納保持する箱状の燃焼容器で、開閉自在な蓋体1aを 有し、周囲には空気取入れ用の小孔2が多数設けられている。燃焼容器1の内底 部にはも図示しなかったが、例えば金属製トレーの上に適間隔を存して格子状金 網を載置する等、も草等の温灸素材を安定状態で保持し得る受座が設けられてい る。また、燃焼容器1には必要に応じて肩掛け用の紐3が設けられ、肩に掛けて 自由に携帯し得るようになっている。4は燃焼容器1の一側に装着された送風器 で、この送風器4のホルダー部5の基端側は吸引口となっており、燃焼容器1内 の空気を吸引し、この吸引した空気をホルダー部5先端の吐出口6から吹き出す ように構成されており、吐出口6寄り側にはニクロム線等からなる加熱装置7が 一体に組み込まれている。また、ホルダー部5には送風機4のスイッチ8及び風 量調整具8aと、加熱装置7のスイッチ9及び熱量調整具9aが設けられてい る。10は電源コードである。11は前記吐出口6に接続された把手11a付き 可撓性管体で、この管体11の先端にはノズル12が着脱自在に装着されてい る。このノズル12は口径や形状の異なるものを何種類か用意しておき、必要に 応じてさし変えることにより簡単に交換し得るようになっている。
【0007】 なお、図示しなかったが、ノズル12の近傍にノズルから吐出する空気の温度 を検出する温度センサやサーモスタット等を設け、所定温度以上になったとき加 熱回路をOFFにする等の制御手段を設けてもよい。また、ノズル12を孫の手 のように略L字形状に折曲させた長尺ノズル12aとすることにより、自分で背 中のツボに簡単に温煙浴を施すことができる。
【0008】 13は身体を部分的に覆う袋状のフードで、このフード13は気密性に富む可 撓性部材、例えばゴム、ビニール、皮革、合成皮革、塩ビ或はこれらを合着した 布により構成されており、身体の挿入口14等の開口部には伸縮自在なゴムシャ ーリング15が設けられ、また、挿入口14の近傍にはベルベット付きファスナ ー15aを有する弾性帯等からなる締結具15が止着されている。16はフード 13の適所に装着された合成樹脂等の弾性部材からなる開閉自在な空気注入管 で、この空気注入管16を開状態にして前記ノズル12を圧入することによりノ ズル12とフード13が連通連結できるようになっている。また、フード13の 一部に開閉自在な排煙口17が設けられている。
【0009】 前記袋状のフード13は身体の一部が部分的に挿入し得るものであれば、その 形状、大きさの如何を問わない。例えば、片足、又は両足を挿入するもの、手や 腕を挿入するもの、シャツ状に形成したもの、下半身即ち足から腰まで挿入する もの、首から下の全身を挿入するもの、頭上にかぶる帽子(ナイトキャップ)状 に形成したもの等、温煙浴を施す身体の部位に応じて数種類用意しておくことに より、希望する部位、範囲に温煙浴を施すことができる。
【0010】 上記の構成において、本考案を使用する場合は、先ず、請求項1のものにおい ては、点火したも草を燃焼容器1内に入れ、送風機4及び加熱装置7のスイッチ 8,9をONすると共に、風量及び熱量を温煙浴を施すツボに応じて適宜量に調 整する。これにより、容器1内で燃焼されたも草の煙が送風機4内に吸引される と共に加熱装置7により適宜温度に加熱されてノズル12から集中的に吹き出さ れる。そこで、把手11aを手で持ちノズル12を身体のツボに近づけて温煙を 皮膚に浴びせて局所治療を行なう。なお、ノズル12を皮膚に近づけたり離した りすることにより刺激の強弱を自由に調整することができる。これにより、ツボ が直接温熱刺激されるため効率的な温灸効果が得られる。また、請求項2のもの においては、温灸を必要とする足等身体の一部をフードに挿入した後、挿入口1 4等の開口部を密閉し、ノズル12をフード13の空気注入管16に差し込み、 上記同様にしてスイッチ8,9をONすると、適宜温度に加熱されたも草の煙は フード13内に充満し、フード13で覆われた身体部分の皮膚は万編なく温煙浴 が施されることになり、簡単かつ安全に全身治療を行なうことができる。なお、 フード13にも草の煙を充満した状態で空気注入管16及び排煙口17を閉じる ことにより、送風を停止することもできる。
【0011】 なお、上記本実施例では、温灸素材として、代表的なも草を例にとって説明し たが、も草以外の薬草等他の温灸素材を使用してもよい。また、使用に際しては 加熱装置7のスイッチ9をOFFにした状態で、即ち、も草の煙をそのまま皮膚 に当てる冷風治療を行なうことも可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る温灸器は、上記のように、第1に、も草等の温灸素材を出し入れ 自在に収納保持する燃焼容器を設け、該燃焼容器の一側に加熱装置を備えた送風 機を装着して燃焼容器内の空気を送風機に吸引するように構成すると共に、送風 機の吐出口には先端にノズルを設けた可撓性の管体を連結したので、単にノズル 先端をツボに近づけるのみで、適度に加熱されたも草の煙を皮膚に集中的に浴び せることができるので他人の手を煩わすことなく家庭内でも手軽に、かつ安全に 局所治療を行なうことができ、しかも、ノズルと皮膚の間隔を変えることにより 刺激の強弱を自在に調整することができる。また、第2に、も草等の温灸素材を 出し入れ自在に収納保持する燃焼容器を設け、該燃焼容器の一側に加熱装置を備 えた送風機を装着して燃焼容器内の空気を送風機に吸引するように構成し、送風 機の吐出口には先端にノズルを設けた可撓性の管体を連結すると共に、身体を部 分的に挿入し得る袋状のフードを設け、該フードと前記ノズルを着脱自在に連通 連結したので、従来の温灸のように一度でツボの一点又は一ヶ所ずつしか温熱刺 激できずかつ体の動きを制約された状態で熱さを我慢しなければならなかった温 灸療法を根本的に変え、症状等に応じ、手や腕、足或は膝より下の部分又は下半 身全体等所望の部位を一度に万遍なく温煙浴治療することができるので効率を著 しく高めることができ、しかも、従来の灸療法のように熱さの我慢を強いられた り体の動きを極端に制約されたりすることがなく、むしろ温煙浴中は適度の温度 の温煙を体に浴びることにより新陳代謝が活発化し極めて快適であるうえ温灸と 略同様な効果を得ることができるばかりでなく、症状等に応じフードのみを交換 して温煙浴の部位を簡単にかつ任意に変えることができるので適用範囲を大幅に 拡大できると共に家庭内でも安全に使用することができる等構造簡単で安価に製 造し得るものでありながら極めて有用な実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体斜視図である。
【図2】ノズルの他の実施例を示す正面図である。
【図3】フードの一例を示す正面図である。
【図4】フードを用いて下半身に温煙浴を施している状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 燃焼容器 1a 蓋体 2 小孔 3 肩掛け用の紐 4 送風機 7 加熱装置 8 送風機のスイッチ 8a 風量調整具 9 加熱装置のスイッチ 9a 温度調整具 11 可撓性管体 12 ノズル 12a ノズル 13 フード 14 挿入口 15 締結具 16 空気注入管 17 排煙口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 も草等の温灸素材を出し入れ自在に収納
    保持する燃焼容器を設け、該燃焼容器の一側に加熱装置
    を備えた送風機を装着して燃焼容器内の空気を送風機に
    吸引するように構成すると共に、送風機の吐出口には先
    端にノズルを設けた可撓性の管体を連結したことを特徴
    とする温灸器。
  2. 【請求項2】 も草等の温灸素材を出し入れ自在に収納
    保持する燃焼容器を設け、該燃焼容器の一側に加熱装置
    を備えた送風機を装着して燃焼容器内の空気を送風機に
    吸引するように構成し、送風機の吐出口には先端にノズ
    ルを設けた可撓性の管体を連結すると共に、身体を部分
    的に挿入し得る袋状のフードを設け、該フードと前記ノ
    ズルを着脱自在に連通連結したことを特徴とする温灸
    器。
JP1338892U 1992-02-10 1992-02-10 温灸器 Pending JPH0615633U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112826736A (zh) * 2021-02-07 2021-05-25 金学峰 坐式艾灸器

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582342U (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 日産自動車株式会社 シリンダブロツクの冷却水入口部の構造

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CN112826736B (zh) * 2021-02-07 2023-10-20 金学峰 坐式艾灸器

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