JPH06155589A - 光固化造形装置 - Google Patents
光固化造形装置Info
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- JPH06155589A JPH06155589A JP4335250A JP33525092A JPH06155589A JP H06155589 A JPH06155589 A JP H06155589A JP 4335250 A JP4335250 A JP 4335250A JP 33525092 A JP33525092 A JP 33525092A JP H06155589 A JPH06155589 A JP H06155589A
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- liquid
- resin
- liquid resin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C41/00—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
- B29C41/02—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C41/12—Spreading-out the material on a substrate, e.g. on the surface of a liquid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C64/00—Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
- B29C64/10—Processes of additive manufacturing
- B29C64/106—Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material
- B29C64/124—Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定した掃引性能を維持して固化済み樹脂上
の液状樹脂を常に均一な厚さでかつ平滑に掃引できる掃
引部材を備えた光固化造形装置を提供する。 【構成】 液状樹脂72の液面70を掃引するために光
固化造形装置2に備えられた掃引装置50の掃引具64
は、柔軟性と撥液性とを備えたテフロンシートを湾曲形
状に折り返して形成されており、その湾曲形状部分が液
面70にわずかに侵入する高さに設定されている。従っ
て、多数回の掃引を行っても一定の弾力性を失わず、最
初の形状を維持できるため、安定した掃引性能を保持で
き掃引後の液面70の高さの再現性にも優れる。また、
湾曲形状のため液面70に凹凸があっても滑らかに掃引
でき、かつ付着した液状樹脂72が落下し易いため液状
樹脂72が付着固化することによって掃引具64に凹凸
が発生する問題も生じない。これによって、再現性良く
精度の高い三次元形状の造形を行うことができる。
の液状樹脂を常に均一な厚さでかつ平滑に掃引できる掃
引部材を備えた光固化造形装置を提供する。 【構成】 液状樹脂72の液面70を掃引するために光
固化造形装置2に備えられた掃引装置50の掃引具64
は、柔軟性と撥液性とを備えたテフロンシートを湾曲形
状に折り返して形成されており、その湾曲形状部分が液
面70にわずかに侵入する高さに設定されている。従っ
て、多数回の掃引を行っても一定の弾力性を失わず、最
初の形状を維持できるため、安定した掃引性能を保持で
き掃引後の液面70の高さの再現性にも優れる。また、
湾曲形状のため液面70に凹凸があっても滑らかに掃引
でき、かつ付着した液状樹脂72が落下し易いため液状
樹脂72が付着固化することによって掃引具64に凹凸
が発生する問題も生じない。これによって、再現性良く
精度の高い三次元形状の造形を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液状の光固化性樹脂
に選択的に光線を照射して固化させることにより、三次
元の形状を造形する光固化造形装置に関する。
に選択的に光線を照射して固化させることにより、三次
元の形状を造形する光固化造形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液状の光固化性樹脂(以下、「液状樹
脂」とも略する。)にレーザ光等の光線を照射してその
一部を固化させることによって、任意の三次元形状を造
形する光固化造形装置が開発・実用化されている。この
光固化造形装置は、CADシステムで設計した機械部品
等をCADデータを用いて容易に実体化することがで
き、設計の確認および直接的な評価を行うことができ
る。さらに、近年の多品種少量生産の要請にも適合した
極めて有用な装置である。
脂」とも略する。)にレーザ光等の光線を照射してその
一部を固化させることによって、任意の三次元形状を造
形する光固化造形装置が開発・実用化されている。この
光固化造形装置は、CADシステムで設計した機械部品
等をCADデータを用いて容易に実体化することがで
き、設計の確認および直接的な評価を行うことができ
る。さらに、近年の多品種少量生産の要請にも適合した
極めて有用な装置である。
【0003】この光固化造形装置は液状樹脂を貯えるた
めの貯蔵槽を有しており、貯蔵槽内には、精密な上下動
が可能な昇降テーブルが設けられている。また、この貯
蔵槽の上方には、液状樹脂の表面の任意位置にレーザ光
等の光線を照射して固化させるための光源が備えられて
いる。さらに、貯蔵槽内には、液状樹脂の表面を掃引す
るための掃引具と、この掃引具を水平方向に移動させる
機構とが設けられている。そして、これらの光源,昇降
テーブル,掃引具の移動機構等は、光固化造形装置のコ
ントローラによって制御される。このコントローラの制
御によって、以下の(1) 〜(3) の制御手順が繰り返され
る。 (1) 光源を作動させて、造形希望形状の一断面に相当す
る領域の液面に、光照射を行う。 (2) 昇降テーブルを下降させて、光照射により固化した
樹脂部分を液状樹脂中に所定の深さだけ沈降させる。 (3) 掃引具の移動機構を作動させて、掃引具を液状樹脂
の表面に接触させた状態で水平方向に移動させて、液面
の掃引を行う。
めの貯蔵槽を有しており、貯蔵槽内には、精密な上下動
が可能な昇降テーブルが設けられている。また、この貯
蔵槽の上方には、液状樹脂の表面の任意位置にレーザ光
等の光線を照射して固化させるための光源が備えられて
いる。さらに、貯蔵槽内には、液状樹脂の表面を掃引す
るための掃引具と、この掃引具を水平方向に移動させる
機構とが設けられている。そして、これらの光源,昇降
テーブル,掃引具の移動機構等は、光固化造形装置のコ
ントローラによって制御される。このコントローラの制
御によって、以下の(1) 〜(3) の制御手順が繰り返され
る。 (1) 光源を作動させて、造形希望形状の一断面に相当す
る領域の液面に、光照射を行う。 (2) 昇降テーブルを下降させて、光照射により固化した
樹脂部分を液状樹脂中に所定の深さだけ沈降させる。 (3) 掃引具の移動機構を作動させて、掃引具を液状樹脂
の表面に接触させた状態で水平方向に移動させて、液面
の掃引を行う。
【0004】これによって、造形しようとする三次元形
状の各層の断面に相当する形状の固化済み樹脂が、昇降
テーブル上に順次積み重ねられる。このようにして、目
的とする三次元形状が、固化した樹脂によって形成され
る。ここで、前記掃引具は以下のような役割を果してい
る。すなわち、かかる光固化造形装置に用いられる液状
樹脂は一般に粘度が高く流動性が悪いため、一層分の厚
さに相当する分だけ昇降テーブルを沈めただけでは、液
状樹脂が固化済み樹脂の上方にスムースに流れ込まな
い。この結果、固化済み樹脂の上に液状樹脂がない部分
や厚さの異なる箇所が生じて、以降の樹脂固化が精度良
く行えなくなる。そこで、掃引具で液状樹脂の表面を掃
引することによって、液状樹脂の表面を平滑にして、固
化済み樹脂が液状樹脂によって均一な厚さで覆われるよ
うにする。これによって、各層ごとの樹脂固化を精度良
く行うことができる。
状の各層の断面に相当する形状の固化済み樹脂が、昇降
テーブル上に順次積み重ねられる。このようにして、目
的とする三次元形状が、固化した樹脂によって形成され
る。ここで、前記掃引具は以下のような役割を果してい
る。すなわち、かかる光固化造形装置に用いられる液状
樹脂は一般に粘度が高く流動性が悪いため、一層分の厚
さに相当する分だけ昇降テーブルを沈めただけでは、液
状樹脂が固化済み樹脂の上方にスムースに流れ込まな
い。この結果、固化済み樹脂の上に液状樹脂がない部分
や厚さの異なる箇所が生じて、以降の樹脂固化が精度良
く行えなくなる。そこで、掃引具で液状樹脂の表面を掃
引することによって、液状樹脂の表面を平滑にして、固
化済み樹脂が液状樹脂によって均一な厚さで覆われるよ
うにする。これによって、各層ごとの樹脂固化を精度良
く行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光固化造形装置においては、掃引装置の掃引具としてブ
ラシや薄板を用いていた。このため、ブラシの場合に
は、液状樹脂がブラシの毛に付着して固化する結果、ブ
ラシが弾力性を失うとともに、凝集した毛が互いに固着
して隙間が生じてしまう。一方、薄板の場合には、板厚
があまり薄いと柔らかすぎて掃引効果がなく、また板厚
があまり厚いと液状樹脂内に深く侵入したときに、固化
済み樹脂に当接して破損してしまう等の問題点があっ
た。そこで本発明においては、固化済みの樹脂を破損す
る恐れもなく、液状樹脂を常に均一な厚さでかつ平滑に
掃引できる掃引具を備えた光固化造形装置を提供するこ
とを目的とする。
光固化造形装置においては、掃引装置の掃引具としてブ
ラシや薄板を用いていた。このため、ブラシの場合に
は、液状樹脂がブラシの毛に付着して固化する結果、ブ
ラシが弾力性を失うとともに、凝集した毛が互いに固着
して隙間が生じてしまう。一方、薄板の場合には、板厚
があまり薄いと柔らかすぎて掃引効果がなく、また板厚
があまり厚いと液状樹脂内に深く侵入したときに、固化
済み樹脂に当接して破損してしまう等の問題点があっ
た。そこで本発明においては、固化済みの樹脂を破損す
る恐れもなく、液状樹脂を常に均一な厚さでかつ平滑に
掃引できる掃引具を備えた光固化造形装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、上記課題を解決するために、光照射によって固化す
る液体を貯蔵する貯蔵槽と、該貯蔵槽内で上下するテー
ブルと、前記貯蔵槽内の液面の任意位置を光照射する光
源と、前記液面を掃引する掃引具と、下記制御手順、す
なわち、(1) 前記光源によって造形希望形状の一断面に
相当する領域の液面に光照射し、(2) 前記テーブルを沈
降させ、(3) 前記掃引具で前記液面を掃引させるという
制御手順を繰り返すコントローラとを備えた光固化造形
装置において、前記掃引具が弾力性を有する板状部材を
湾曲形状に折り返して形成されており、その湾曲形状部
分が前記液面にわずかに侵入する高さに設定されている
ことを特徴とする光固化造形装置を創出した。
は、上記課題を解決するために、光照射によって固化す
る液体を貯蔵する貯蔵槽と、該貯蔵槽内で上下するテー
ブルと、前記貯蔵槽内の液面の任意位置を光照射する光
源と、前記液面を掃引する掃引具と、下記制御手順、す
なわち、(1) 前記光源によって造形希望形状の一断面に
相当する領域の液面に光照射し、(2) 前記テーブルを沈
降させ、(3) 前記掃引具で前記液面を掃引させるという
制御手順を繰り返すコントローラとを備えた光固化造形
装置において、前記掃引具が弾力性を有する板状部材を
湾曲形状に折り返して形成されており、その湾曲形状部
分が前記液面にわずかに侵入する高さに設定されている
ことを特徴とする光固化造形装置を創出した。
【0007】
【作用】上記構成を備えた本発明の光固化造形装置にお
いては、液状の光固化性樹脂(液状樹脂)の表面を掃引
するための掃引具を備えている。この掃引具は、昇降テ
ーブルや固化済み樹脂の上に流入させた液状樹脂の表面
を掃引することにより平滑な液面とするためのものであ
り、弾力性を有する板状部材を湾曲形状に折り返して形
成されており、その湾曲形状部分が液状樹脂の液面にわ
ずかに侵入する高さに設定されている。このため、掃引
時に液状樹脂から受ける粘性抵抗によって後方に一定量
の撓みを生じつつ、液面を適度な圧力で掃引することが
できる。また、液状樹脂の液面に侵入する部分が湾曲形
状であることから、液面に凹凸がある場合でも滑らかに
掃引を行うことができる。さらに、掃引具に付着した液
状樹脂が落下し易く、液状樹脂の付着固化によって掃引
面に凹凸が発生する等の問題も生じない。
いては、液状の光固化性樹脂(液状樹脂)の表面を掃引
するための掃引具を備えている。この掃引具は、昇降テ
ーブルや固化済み樹脂の上に流入させた液状樹脂の表面
を掃引することにより平滑な液面とするためのものであ
り、弾力性を有する板状部材を湾曲形状に折り返して形
成されており、その湾曲形状部分が液状樹脂の液面にわ
ずかに侵入する高さに設定されている。このため、掃引
時に液状樹脂から受ける粘性抵抗によって後方に一定量
の撓みを生じつつ、液面を適度な圧力で掃引することが
できる。また、液状樹脂の液面に侵入する部分が湾曲形
状であることから、液面に凹凸がある場合でも滑らかに
掃引を行うことができる。さらに、掃引具に付着した液
状樹脂が落下し易く、液状樹脂の付着固化によって掃引
面に凹凸が発生する等の問題も生じない。
【0008】以上のことから、この掃引具は多数回の掃
引を行っても一定の弾力性を失わず、また最初に設定さ
れた形状・寸法が維持されるため、安定した掃引性能を
長期間にわたって保持することができる。さらに、掃引
によって形成される液面の高さの再現性にも優れたもの
となる。このようにして、安定した掃引性能を維持して
固化済み樹脂上の液状樹脂を常に均一な厚さでかつ平滑
に掃引できる掃引具を有することによって、精度の高い
造形を行うことができる光固化造形装置となる。
引を行っても一定の弾力性を失わず、また最初に設定さ
れた形状・寸法が維持されるため、安定した掃引性能を
長期間にわたって保持することができる。さらに、掃引
によって形成される液面の高さの再現性にも優れたもの
となる。このようにして、安定した掃引性能を維持して
固化済み樹脂上の液状樹脂を常に均一な厚さでかつ平滑
に掃引できる掃引具を有することによって、精度の高い
造形を行うことができる光固化造形装置となる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を具現化した一実施例につい
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明に
係る光固化造形装置の一実施例の全体構成を示す斜視図
である。図1に示される光固化造形装置2は、液状樹脂
72の満たされた容器80、この容器80内に沈められ
る昇降テーブル78、昇降テーブル78の昇降機構、液
状樹脂72の上方に移動可能に設けられたレーザ光照射
ユニット22、レーザ光照射ユニット22の移動機構、
レーザ光照射ユニット22にレーザ光を導入する光学系
14〜20、掃引装置50とその移動機構、および紫外
線(以下「UV」とも略する)を発振するレーザ光源1
2を中心として構成されている。以下、各部の構成につ
いて、詳細に説明する。図1に示されるように、光固化
造形装置2は液状樹脂72の満たされた容器80を有
し、この容器80内には昇降テーブル78が上昇および
下降可能に設けられている。
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明に
係る光固化造形装置の一実施例の全体構成を示す斜視図
である。図1に示される光固化造形装置2は、液状樹脂
72の満たされた容器80、この容器80内に沈められ
る昇降テーブル78、昇降テーブル78の昇降機構、液
状樹脂72の上方に移動可能に設けられたレーザ光照射
ユニット22、レーザ光照射ユニット22の移動機構、
レーザ光照射ユニット22にレーザ光を導入する光学系
14〜20、掃引装置50とその移動機構、および紫外
線(以下「UV」とも略する)を発振するレーザ光源1
2を中心として構成されている。以下、各部の構成につ
いて、詳細に説明する。図1に示されるように、光固化
造形装置2は液状樹脂72の満たされた容器80を有
し、この容器80内には昇降テーブル78が上昇および
下降可能に設けられている。
【0010】次に、この昇降テーブル78を昇降させる
機構について説明する。昇降テーブル78はテーブル枠
76に取り付けられており、このテーブル枠76の両端
には、一対のテーブル支持部材42A,42Bがそれぞ
れ固定されている。テーブル支持部材42A,42B
は、それぞれテーブル昇降用シャフト44A,44Bに
嵌合しており、テーブル昇降用シャフト44A,44B
が回転することによってテーブル支持部材42A,42
Bが昇降するようになっている。さらに、テーブル昇降
用シャフト44A,44Bは、容器80の下方に回転可
能に支持されたドライブシャフト46A,46Bにそれ
ぞれ連結されており、このドライブシャフト46A,4
6Bは、容器80の下面に取り付けられたテーブル昇降
用モータ48によって回転させられる。すなわち、テー
ブル昇降用モータ48が回転すると、この回転がドライ
ブシャフト46A,46Bによって伝達されてテーブル
昇降用シャフト44A,44Bが回転する。この結果、
テーブル支持部材42A,42Bが上昇または下降し
て、テーブル枠76とともに昇降テーブル78が上昇ま
たは下降する。
機構について説明する。昇降テーブル78はテーブル枠
76に取り付けられており、このテーブル枠76の両端
には、一対のテーブル支持部材42A,42Bがそれぞ
れ固定されている。テーブル支持部材42A,42B
は、それぞれテーブル昇降用シャフト44A,44Bに
嵌合しており、テーブル昇降用シャフト44A,44B
が回転することによってテーブル支持部材42A,42
Bが昇降するようになっている。さらに、テーブル昇降
用シャフト44A,44Bは、容器80の下方に回転可
能に支持されたドライブシャフト46A,46Bにそれ
ぞれ連結されており、このドライブシャフト46A,4
6Bは、容器80の下面に取り付けられたテーブル昇降
用モータ48によって回転させられる。すなわち、テー
ブル昇降用モータ48が回転すると、この回転がドライ
ブシャフト46A,46Bによって伝達されてテーブル
昇降用シャフト44A,44Bが回転する。この結果、
テーブル支持部材42A,42Bが上昇または下降し
て、テーブル枠76とともに昇降テーブル78が上昇ま
たは下降する。
【0011】なお、容器80内のテーブル支持部材42
A,42Bの近傍には、ステンレス製の筐体100が設
置されている(テーブル支持部材42Bの近傍のものは
図示省略)。この筐体100は、容器80の不要部分に
液状樹脂72が入らないようにして、液状樹脂72を節
約するためのものである。また、図1に示されるよう
に、容器80に満たされた液状樹脂72の上方には、レ
ーザ光照射ユニット22が水平面内での二次元的な移動
と上下方向の移動が可能に設けられている。次に、この
レーザ光照射ユニット22を移動させる機構について、
図1および図4を参照しつつ説明する。レーザ光照射ユ
ニット22の移動機構は、X方向移動機構,Y方向移動
機構,およびZ方向移動機構によって構成されている。
X方向移動機構とY方向移動機構によって、レーザ光照
射ユニット22は水平面内で二次元的に移動させられ
る。また、Z方向移動機構によって、レーザ光照射ユニ
ット22が上下方向に移動可能になっている。
A,42Bの近傍には、ステンレス製の筐体100が設
置されている(テーブル支持部材42Bの近傍のものは
図示省略)。この筐体100は、容器80の不要部分に
液状樹脂72が入らないようにして、液状樹脂72を節
約するためのものである。また、図1に示されるよう
に、容器80に満たされた液状樹脂72の上方には、レ
ーザ光照射ユニット22が水平面内での二次元的な移動
と上下方向の移動が可能に設けられている。次に、この
レーザ光照射ユニット22を移動させる機構について、
図1および図4を参照しつつ説明する。レーザ光照射ユ
ニット22の移動機構は、X方向移動機構,Y方向移動
機構,およびZ方向移動機構によって構成されている。
X方向移動機構とY方向移動機構によって、レーザ光照
射ユニット22は水平面内で二次元的に移動させられ
る。また、Z方向移動機構によって、レーザ光照射ユニ
ット22が上下方向に移動可能になっている。
【0012】次に、X方向移動機構の構造について説明
する。図1に示されるように、容器80に並んで設置さ
れたコントローラユニット74の上には、図示しない支
持部材によって、回転シャフト33が回転可能に支持さ
れている。この回転シャフト33の一端にはX方向移動
用モータ32の回転軸が取り付けられており、X方向移
動用モータ32の回転に伴って回転シャフト33が回転
する。さらに回転シャフト33の両端には、一対の回転
ローラ34A,34Bがそれぞれ固定されており、これ
らの回転ローラ34A,34Bは回転シャフト33と一
体に回転する。これらの回転ローラ34A,34Bと、
これらに対向して設けられた一対の従動ローラ38A,
38Bとには、それぞれX方向駆動ベルト36A,36
Bが掛けられている。従って、回転シャフト33が回転
することによって、X方向駆動ベルト36A,36Bが
X方向に回転駆動される。さらに、図4に示されるよう
に、これら一対のX方向駆動ベルト36A,36Bの内
側には、一対のX方向レール98A,98Bが設けられ
ている。これらのX方向レール98A,98Bは、X方
向駆動ベルト36A,36Bと平行に、X方向に伸びて
架設されている。
する。図1に示されるように、容器80に並んで設置さ
れたコントローラユニット74の上には、図示しない支
持部材によって、回転シャフト33が回転可能に支持さ
れている。この回転シャフト33の一端にはX方向移動
用モータ32の回転軸が取り付けられており、X方向移
動用モータ32の回転に伴って回転シャフト33が回転
する。さらに回転シャフト33の両端には、一対の回転
ローラ34A,34Bがそれぞれ固定されており、これ
らの回転ローラ34A,34Bは回転シャフト33と一
体に回転する。これらの回転ローラ34A,34Bと、
これらに対向して設けられた一対の従動ローラ38A,
38Bとには、それぞれX方向駆動ベルト36A,36
Bが掛けられている。従って、回転シャフト33が回転
することによって、X方向駆動ベルト36A,36Bが
X方向に回転駆動される。さらに、図4に示されるよう
に、これら一対のX方向駆動ベルト36A,36Bの内
側には、一対のX方向レール98A,98Bが設けられ
ている。これらのX方向レール98A,98Bは、X方
向駆動ベルト36A,36Bと平行に、X方向に伸びて
架設されている。
【0013】一方、図4に示されるように、Y方向支持
部材30の下面のX方向レール98A,98Bと相対す
る位置には、一対のローラ支持部材96A,96Bが固
定されている。このローラ支持部材96A,96Bに
は、X方向移動用ローラ97A,97Bが、それぞれ回
転可能に支持されている。これらの一対のX方向移動用
ローラ97A,97Bが前記X方向レール98A,98
Bの上に乗せられることによって、Y方向支持部材30
が液面70の上方で支持されている。そして、X方向駆
動ベルト36A,36Bが回転駆動されると、X方向移
動用ローラ97A,97BがX方向レール98A,98
Bの上を転がることによって、Y方向支持部材30がX
方向に移動する。すなわち、前記X方向駆動ベルト36
A,36Bは、Y方向支持部材30をX方向に移動させ
る機能のみを受持ち、Y方向支持部材30とこれに付属
する部材の重量はX方向レール98A,98Bによって
支えられている。
部材30の下面のX方向レール98A,98Bと相対す
る位置には、一対のローラ支持部材96A,96Bが固
定されている。このローラ支持部材96A,96Bに
は、X方向移動用ローラ97A,97Bが、それぞれ回
転可能に支持されている。これらの一対のX方向移動用
ローラ97A,97Bが前記X方向レール98A,98
Bの上に乗せられることによって、Y方向支持部材30
が液面70の上方で支持されている。そして、X方向駆
動ベルト36A,36Bが回転駆動されると、X方向移
動用ローラ97A,97BがX方向レール98A,98
Bの上を転がることによって、Y方向支持部材30がX
方向に移動する。すなわち、前記X方向駆動ベルト36
A,36Bは、Y方向支持部材30をX方向に移動させ
る機能のみを受持ち、Y方向支持部材30とこれに付属
する部材の重量はX方向レール98A,98Bによって
支えられている。
【0014】図1に示されるように、前記X方向駆動ベ
ルト36A,36Bの上には、Y方向支持部材30の両
端が固定されており、Y方向支持部材30の両端には回
転ローラ31A,31Bがそれぞれ取り付けられてい
る。回転ローラ31A,31BにはY方向駆動ベルト2
8が掛けられており、回転ローラ31Aの近傍にはY方
向移動用モータ40が設けられている。このY方向移動
用モータ40が回転することにより、回転ローラ31A
が回転して、Y方向駆動ベルト28がY方向に回転駆動
される。このY方向駆動ベルト28に対してZ方向移動
機構24が固定されている。従って、前記Y方向移動用
モータ40の回転によりY方向駆動ベルト28が回転駆
動されることによって、Z方向移動機構24がY方向に
移動することになる。前記Z方向移動機構24の上端に
はZ方向移動用モータ26が設けられており、Z方向移
動機構24の下端にはレーザ光照射ユニット22が固定
されている。このZ方向移動用モータ26が駆動される
ことによって、Z方向移動機構24によりレーザ光照射
ユニット22が上下動する。
ルト36A,36Bの上には、Y方向支持部材30の両
端が固定されており、Y方向支持部材30の両端には回
転ローラ31A,31Bがそれぞれ取り付けられてい
る。回転ローラ31A,31BにはY方向駆動ベルト2
8が掛けられており、回転ローラ31Aの近傍にはY方
向移動用モータ40が設けられている。このY方向移動
用モータ40が回転することにより、回転ローラ31A
が回転して、Y方向駆動ベルト28がY方向に回転駆動
される。このY方向駆動ベルト28に対してZ方向移動
機構24が固定されている。従って、前記Y方向移動用
モータ40の回転によりY方向駆動ベルト28が回転駆
動されることによって、Z方向移動機構24がY方向に
移動することになる。前記Z方向移動機構24の上端に
はZ方向移動用モータ26が設けられており、Z方向移
動機構24の下端にはレーザ光照射ユニット22が固定
されている。このZ方向移動用モータ26が駆動される
ことによって、Z方向移動機構24によりレーザ光照射
ユニット22が上下動する。
【0015】さらに、図1に示されるように、本実施例
の光固化造形装置2においては、光固化性樹脂72の固
化用の光源として、レーザ台10の上に固定されたUV
レーザ光源12から出射されるUVレーザ光を用いてい
る。UVレーザ光源12から出射されたUVレーザ光
は、コリメータ14によってビーム径が縮小された平行
光線となる。そして、フィルタ16において余分な波長
の光がカットされた後に、光ファイバ入光用マニピュレ
ータ18を介して、光ファイバ20の一端に入光する。
この光ファイバ20の他端は、前記レーザ光照射ユニッ
ト22に接続されている。このようにして、UVレーザ
光源12から発振されたUVレーザ光は、レーザ光照射
ユニット22から下方に向けて光線として出射され、液
状樹脂72の液面70に照射される。
の光固化造形装置2においては、光固化性樹脂72の固
化用の光源として、レーザ台10の上に固定されたUV
レーザ光源12から出射されるUVレーザ光を用いてい
る。UVレーザ光源12から出射されたUVレーザ光
は、コリメータ14によってビーム径が縮小された平行
光線となる。そして、フィルタ16において余分な波長
の光がカットされた後に、光ファイバ入光用マニピュレ
ータ18を介して、光ファイバ20の一端に入光する。
この光ファイバ20の他端は、前記レーザ光照射ユニッ
ト22に接続されている。このようにして、UVレーザ
光源12から発振されたUVレーザ光は、レーザ光照射
ユニット22から下方に向けて光線として出射され、液
状樹脂72の液面70に照射される。
【0016】そして、前記Y方向支持部材30の下方に
は、液面70を掃引するための掃引装置50が設けられ
ている。次に、この掃引装置50の構造について、図2
および図3を参照しつつ説明する。なお、図1において
は、掃引装置50の掃引具64の断面形状をわかり易く
するため、中央部分を切り欠いて図示している。図2は
掃引装置50と移動機構を示す斜視図であり、図3は掃
引装置50の使用状態を示す図である。図2に示される
ように、掃引装置50は、後述する掃引具支持部材82
に取り付けられる一対の取付け部材52,53を有して
おり、取付け部材52,53の下端には、一枚の取付け
板54が取り付けられている。取付け板54の両端には
一対の長孔56,57が穿設されており、これらの長孔
56,57内に、高さ調節ねじ58,59がそれぞれ貫
通している。さらに、これらの高さ調節ねじ58,59
が、取付け部材52,53にそれぞれ螺合されている。
この高さ調節ねじ58,59を締めつけることによっ
て、高さ調節ねじ58,59の頭部と取付け部材52,
53との間に、取付け板54が挟持されて固定される。
従って、高さ調節ねじ58,59を弛めることによっ
て、長孔56,57に沿って取付け板54をスライドさ
せることができる。
は、液面70を掃引するための掃引装置50が設けられ
ている。次に、この掃引装置50の構造について、図2
および図3を参照しつつ説明する。なお、図1において
は、掃引装置50の掃引具64の断面形状をわかり易く
するため、中央部分を切り欠いて図示している。図2は
掃引装置50と移動機構を示す斜視図であり、図3は掃
引装置50の使用状態を示す図である。図2に示される
ように、掃引装置50は、後述する掃引具支持部材82
に取り付けられる一対の取付け部材52,53を有して
おり、取付け部材52,53の下端には、一枚の取付け
板54が取り付けられている。取付け板54の両端には
一対の長孔56,57が穿設されており、これらの長孔
56,57内に、高さ調節ねじ58,59がそれぞれ貫
通している。さらに、これらの高さ調節ねじ58,59
が、取付け部材52,53にそれぞれ螺合されている。
この高さ調節ねじ58,59を締めつけることによっ
て、高さ調節ねじ58,59の頭部と取付け部材52,
53との間に、取付け板54が挟持されて固定される。
従って、高さ調節ねじ58,59を弛めることによっ
て、長孔56,57に沿って取付け板54をスライドさ
せることができる。
【0017】このようにして取り付けられた取付け板5
4の下端に、掃引具64が固定されている。この掃引具
64は可撓性のあるテフロンシートからなる部材であ
り、図2および図3に示されるように、このテフロンシ
ートが湾曲形状に曲げられて折り返され、その両端を合
わせて固定されている。この掃引具64は、押さえ板6
0によって押さえられており、この押さえ板60は複数
本の固定ねじ62によって、取付け板54に螺合されて
いる。これらの複数本の固定ねじ62が締めつけられる
ことによって、掃引具64が押さえ板60と取付け板5
4の間に挟持固定されている。かかる構造によって、掃
引具64は、掃引の際に常に一定の抵抗力を液状樹脂7
2の液面70に対して与えることができる。従って、図
2および図3に示されるように、掃引具64を用いた掃
引によって得られる掃引面70cが平滑になるととも
に、掃引面70cの高さを常に一定にすることができ
る。また、掃引具64が湾曲形状を有していることか
ら、液面70に凹部70aや凸部70bがある場合に
も、滑らかな掃引を行うことができる。
4の下端に、掃引具64が固定されている。この掃引具
64は可撓性のあるテフロンシートからなる部材であ
り、図2および図3に示されるように、このテフロンシ
ートが湾曲形状に曲げられて折り返され、その両端を合
わせて固定されている。この掃引具64は、押さえ板6
0によって押さえられており、この押さえ板60は複数
本の固定ねじ62によって、取付け板54に螺合されて
いる。これらの複数本の固定ねじ62が締めつけられる
ことによって、掃引具64が押さえ板60と取付け板5
4の間に挟持固定されている。かかる構造によって、掃
引具64は、掃引の際に常に一定の抵抗力を液状樹脂7
2の液面70に対して与えることができる。従って、図
2および図3に示されるように、掃引具64を用いた掃
引によって得られる掃引面70cが平滑になるととも
に、掃引面70cの高さを常に一定にすることができ
る。また、掃引具64が湾曲形状を有していることか
ら、液面70に凹部70aや凸部70bがある場合に
も、滑らかな掃引を行うことができる。
【0018】次に、この掃引装置50を水平方向に移動
させて掃引を行うための、掃引装置移動機構の構造につ
いて、図2および図4を参照しつつ説明する。図4に示
されるように、前記Y方向支持部材30の下面の二箇所
には、一対の電磁ソレノイド92A,92Bが、各々ソ
レノイド取付部材90A,90Bを介して取り付けられ
ている。さらに、その下方には、一対の電磁ソレノイド
92A,92Bと対向する位置に、掃引具レール88,
89がX方向に架設されている。この掃引具レール8
8,89は、前記X方向レール98A,98Bと平行に
設けられている。そして、Y方向に伸びた掃引具支持部
材82が、これらの掃引具レール88,89の間に掛け
渡されている。この掃引具支持部材82の両端には、一
対のローラ支持部材84,85が固定されている。この
ローラ支持部材84,85には、掃引具移動用ローラ8
4a,85aが、それぞれ回転可能に支持されている。
これらの一対の掃引具移動用ローラ84a,85aが掃
引具レール88,89の上に乗せられることによって、
掃引具支持部材82が液面70の上方で支持されてい
る。この掃引具支持部材82に、取付けねじ52a,5
3aによって、掃引装置50の取付け部材52,53が
ねじ止めされる。
させて掃引を行うための、掃引装置移動機構の構造につ
いて、図2および図4を参照しつつ説明する。図4に示
されるように、前記Y方向支持部材30の下面の二箇所
には、一対の電磁ソレノイド92A,92Bが、各々ソ
レノイド取付部材90A,90Bを介して取り付けられ
ている。さらに、その下方には、一対の電磁ソレノイド
92A,92Bと対向する位置に、掃引具レール88,
89がX方向に架設されている。この掃引具レール8
8,89は、前記X方向レール98A,98Bと平行に
設けられている。そして、Y方向に伸びた掃引具支持部
材82が、これらの掃引具レール88,89の間に掛け
渡されている。この掃引具支持部材82の両端には、一
対のローラ支持部材84,85が固定されている。この
ローラ支持部材84,85には、掃引具移動用ローラ8
4a,85aが、それぞれ回転可能に支持されている。
これらの一対の掃引具移動用ローラ84a,85aが掃
引具レール88,89の上に乗せられることによって、
掃引具支持部材82が液面70の上方で支持されてい
る。この掃引具支持部材82に、取付けねじ52a,5
3aによって、掃引装置50の取付け部材52,53が
ねじ止めされる。
【0019】一方、図2および図4に示されるように、
ローラ支持部材84,85の上面には、係合部材86,
87がそれぞれ固定されている。この係合部材86,8
7には、貫通孔86a,87aがそれぞれ設けられてお
り、これらの貫通孔86a,87aは、前記電磁ソレノ
イド92A,92Bのプランジャ94A,94Bと各々
相対する位置にある。従って、後述するコントローラユ
ニット74の制御により、電磁ソレノイド92A,92
Bが励磁されると、プランジャ94A,94Bが下方へ
突出して、係合部材86,87の貫通孔86a,87a
と嵌合する。この状態で、Y方向支持部材30がX方向
駆動ベルト36A,36Bの回転駆動によりX方向に移
動すると、掃引具支持部材82もX方向に牽引される。
そして、掃引具移動用ローラ84a,85aが掃引具レ
ール88,89の上を転がることによって、掃引具支持
部材82もY方向支持部材30とともにX方向に移動す
る。このようにして、掃引装置50がX方向に水平移動
することにより、液状樹脂72の液面70が掃引具64
の下端によって掃引される。
ローラ支持部材84,85の上面には、係合部材86,
87がそれぞれ固定されている。この係合部材86,8
7には、貫通孔86a,87aがそれぞれ設けられてお
り、これらの貫通孔86a,87aは、前記電磁ソレノ
イド92A,92Bのプランジャ94A,94Bと各々
相対する位置にある。従って、後述するコントローラユ
ニット74の制御により、電磁ソレノイド92A,92
Bが励磁されると、プランジャ94A,94Bが下方へ
突出して、係合部材86,87の貫通孔86a,87a
と嵌合する。この状態で、Y方向支持部材30がX方向
駆動ベルト36A,36Bの回転駆動によりX方向に移
動すると、掃引具支持部材82もX方向に牽引される。
そして、掃引具移動用ローラ84a,85aが掃引具レ
ール88,89の上を転がることによって、掃引具支持
部材82もY方向支持部材30とともにX方向に移動す
る。このようにして、掃引装置50がX方向に水平移動
することにより、液状樹脂72の液面70が掃引具64
の下端によって掃引される。
【0020】さらに、図1に示される容器80に並んで
設置されたコントローラユニット74内には、前記UV
レーザ光源12,昇降テーブル78の昇降機構42〜4
8,および電磁ソレノイド92A,92Bを制御して作
動させるためのコントローラが設けられている。このコ
ントローラは、中央処理装置(CPU)およびRAM,
ROMのメモリ装置を中心としてなるコンピュータシス
テムである。
設置されたコントローラユニット74内には、前記UV
レーザ光源12,昇降テーブル78の昇降機構42〜4
8,および電磁ソレノイド92A,92Bを制御して作
動させるためのコントローラが設けられている。このコ
ントローラは、中央処理装置(CPU)およびRAM,
ROMのメモリ装置を中心としてなるコンピュータシス
テムである。
【0021】さて、以上のように構成された本実施例の
光固化造形装置2による光固化造形の手順について、図
1〜図4を参照して説明する。光固化造形を実施する前
提として、CADシステム等を用いて設計された機械部
品等についての三次元形状のデータが、コンピュータシ
ステムによって上部から下部まで何層にも分割された層
状データに変換される。ここで、各層の厚さは、一回の
光線照射によって固化させることのできる液状樹脂72
の厚さ以下とされている。まず、図1に示される昇降テ
ーブル78がテーブル昇降機構42〜48の作動によっ
て昇降して、液状樹脂72の液面70から一層分の深さ
の位置まで移動する。すなわち、テーブル昇降用モータ
48が回転して、ドライブシャフト46A,46Bによ
ってテーブル昇降用シャフト44A,44Bが回転す
る。この結果、テーブル支持部材42A,42Bが容器
80に対して上昇もしくは下降して、テーブル枠76と
ともに昇降テーブル78が昇降する。このようにして、
三次元形状の載置台となる昇降テーブル78が、液状樹
脂72中の液面70から一層分の深さに沈められる。
光固化造形装置2による光固化造形の手順について、図
1〜図4を参照して説明する。光固化造形を実施する前
提として、CADシステム等を用いて設計された機械部
品等についての三次元形状のデータが、コンピュータシ
ステムによって上部から下部まで何層にも分割された層
状データに変換される。ここで、各層の厚さは、一回の
光線照射によって固化させることのできる液状樹脂72
の厚さ以下とされている。まず、図1に示される昇降テ
ーブル78がテーブル昇降機構42〜48の作動によっ
て昇降して、液状樹脂72の液面70から一層分の深さ
の位置まで移動する。すなわち、テーブル昇降用モータ
48が回転して、ドライブシャフト46A,46Bによ
ってテーブル昇降用シャフト44A,44Bが回転す
る。この結果、テーブル支持部材42A,42Bが容器
80に対して上昇もしくは下降して、テーブル枠76と
ともに昇降テーブル78が昇降する。このようにして、
三次元形状の載置台となる昇降テーブル78が、液状樹
脂72中の液面70から一層分の深さに沈められる。
【0022】そして、掃引装置50によって液状樹脂7
2中の液面70が掃引される。すなわち、まずコントロ
ーラユニット74の制御によって、図4に示される電磁
ソレノイド92A,92Bが励磁され、プランジャ94
A,94Bが下方へ突出して、係合部材86,87の貫
通孔86a,87aと嵌合する。次に、図1のX方向移
動用モータ32が回転して一対の回転ローラ34A,3
4Bが回転し、一対のX方向駆動ベルト36A,36B
が同時に回転駆動される。これによってY方向支持部材
30がX方向に移動し、同時に図4の掃引具支持部材8
2もプランジャ94A,94Bによって牽引されてX方
向に移動する。このようにして、掃引装置50がX方向
に移動して、図2および図3に示されるように、掃引具
64によって液状樹脂72の液面70の掃引が行われ
る。液面70の掃引が終了すると、コントローラユニッ
ト74の制御により電磁ソレノイド92A,92Bの励
磁が解除され、プランジャ94A,94Bが上昇して貫
通孔86a,87aから抜け出る。
2中の液面70が掃引される。すなわち、まずコントロ
ーラユニット74の制御によって、図4に示される電磁
ソレノイド92A,92Bが励磁され、プランジャ94
A,94Bが下方へ突出して、係合部材86,87の貫
通孔86a,87aと嵌合する。次に、図1のX方向移
動用モータ32が回転して一対の回転ローラ34A,3
4Bが回転し、一対のX方向駆動ベルト36A,36B
が同時に回転駆動される。これによってY方向支持部材
30がX方向に移動し、同時に図4の掃引具支持部材8
2もプランジャ94A,94Bによって牽引されてX方
向に移動する。このようにして、掃引装置50がX方向
に移動して、図2および図3に示されるように、掃引具
64によって液状樹脂72の液面70の掃引が行われ
る。液面70の掃引が終了すると、コントローラユニッ
ト74の制御により電磁ソレノイド92A,92Bの励
磁が解除され、プランジャ94A,94Bが上昇して貫
通孔86a,87aから抜け出る。
【0023】ここで、掃引具64の下端の位置は液状樹
脂72の適当な深さに調節されており、図3に示される
ように、液状樹脂72の粘性抵抗により掃引具64A,
64Bが一定量の撓みを生ずる。これによって、液状樹
脂72の液面70が適度な圧力で掃引される。また、こ
の掃引の際にY方向支持部材30が移動するのに伴っ
て、レーザ光照射ユニット22もX方向に移動するが、
UVレーザ光線が出射していないので、液状樹脂72に
影響を与えることはない。
脂72の適当な深さに調節されており、図3に示される
ように、液状樹脂72の粘性抵抗により掃引具64A,
64Bが一定量の撓みを生ずる。これによって、液状樹
脂72の液面70が適度な圧力で掃引される。また、こ
の掃引の際にY方向支持部材30が移動するのに伴っ
て、レーザ光照射ユニット22もX方向に移動するが、
UVレーザ光線が出射していないので、液状樹脂72に
影響を与えることはない。
【0024】さて、このようにして掃引され、平滑な表
面となった昇降テーブル78上の一層分の液状樹脂72
に対して、UVレーザ光線が照射されて固化が実行され
る。すなわち、層状データのうち最下層のデータに基づ
いて、昇降テーブル78上の一層分の液状樹脂72の所
定領域に対して、UVレーザ光線が照射される。まず、
コントローラユニット74の制御によって、X方向移動
用モータ32が回転して一対のX方向駆動ベルト36
A,36Bが回転駆動される。これによってY方向支持
部材30がX方向に移動するが、電磁ソレノイド92
A,92Bは励磁されておらず、プランジャ94A,9
4Bが貫通孔86a,87aに嵌合していないので、掃
引具支持部材82が同時に動くことはない。続いて、Y
方向移動用モータ40が回転して、Z方向移動機構24
がY方向に移動する。このようにして、Z方向移動機構
24に固定されたレーザ光照射ユニット22が水平面内
で移動して、液状樹脂72の所定領域の上方に位置す
る。そして、Z方向移動用モータ26が駆動されること
によって、Z方向移動機構24によりレーザ光照射ユニ
ット22が上下動する。これによって、液面70に対す
るレーザ光照射ユニット22の高さが調節される。
面となった昇降テーブル78上の一層分の液状樹脂72
に対して、UVレーザ光線が照射されて固化が実行され
る。すなわち、層状データのうち最下層のデータに基づ
いて、昇降テーブル78上の一層分の液状樹脂72の所
定領域に対して、UVレーザ光線が照射される。まず、
コントローラユニット74の制御によって、X方向移動
用モータ32が回転して一対のX方向駆動ベルト36
A,36Bが回転駆動される。これによってY方向支持
部材30がX方向に移動するが、電磁ソレノイド92
A,92Bは励磁されておらず、プランジャ94A,9
4Bが貫通孔86a,87aに嵌合していないので、掃
引具支持部材82が同時に動くことはない。続いて、Y
方向移動用モータ40が回転して、Z方向移動機構24
がY方向に移動する。このようにして、Z方向移動機構
24に固定されたレーザ光照射ユニット22が水平面内
で移動して、液状樹脂72の所定領域の上方に位置す
る。そして、Z方向移動用モータ26が駆動されること
によって、Z方向移動機構24によりレーザ光照射ユニ
ット22が上下動する。これによって、液面70に対す
るレーザ光照射ユニット22の高さが調節される。
【0025】次に、UVレーザ光源12からUVレーザ
光が発振されて、位置合わせされたレーザ光照射ユニッ
ト22からUVレーザ光線が照射される。同時に、コン
トローラユニット74の制御によりX方向移動用モータ
32とY方向移動用モータ40が回転して、レーザ光照
射ユニット22が液面70上を二次元的に走査される。
これにより、昇降テーブル78上の一層分の液状樹脂7
2の所定領域に対してUVレーザ光線が照射され、固化
が行われる。このようにして、まず三次元形状の最下層
の形状に対応する固化済み樹脂部分M1が形成される。
続いて、同様にテーブル昇降機構42〜48が作動し
て、昇降テーブル78がさらに一層分沈められる。次
に、上記と同様にして掃引装置50による液面70の掃
引が行われ、固化済み樹脂M1の上面が一層分の厚さの
液状樹脂72で均一かつ平滑に覆われる。そして、層状
データのうち下から二層目のデータに基づいて、この一
層分の液状樹脂72の所定領域にUVレーザ光線が照射
され、下から二層目の形状に対応する固化済み樹脂部分
M2が形成される。以下同様にして、光線照射による液
状樹指72の固化と、昇降テーブル78の下降とが、一
層ごとに繰り返される。このようにして、三次元形状M
の層状データに対応する各層の形状が最下層M1から最
上層まで連続的に積み重ねられて、目的とする三次元形
状Mが固化した樹脂によって形成される。
光が発振されて、位置合わせされたレーザ光照射ユニッ
ト22からUVレーザ光線が照射される。同時に、コン
トローラユニット74の制御によりX方向移動用モータ
32とY方向移動用モータ40が回転して、レーザ光照
射ユニット22が液面70上を二次元的に走査される。
これにより、昇降テーブル78上の一層分の液状樹脂7
2の所定領域に対してUVレーザ光線が照射され、固化
が行われる。このようにして、まず三次元形状の最下層
の形状に対応する固化済み樹脂部分M1が形成される。
続いて、同様にテーブル昇降機構42〜48が作動し
て、昇降テーブル78がさらに一層分沈められる。次
に、上記と同様にして掃引装置50による液面70の掃
引が行われ、固化済み樹脂M1の上面が一層分の厚さの
液状樹脂72で均一かつ平滑に覆われる。そして、層状
データのうち下から二層目のデータに基づいて、この一
層分の液状樹脂72の所定領域にUVレーザ光線が照射
され、下から二層目の形状に対応する固化済み樹脂部分
M2が形成される。以下同様にして、光線照射による液
状樹指72の固化と、昇降テーブル78の下降とが、一
層ごとに繰り返される。このようにして、三次元形状M
の層状データに対応する各層の形状が最下層M1から最
上層まで連続的に積み重ねられて、目的とする三次元形
状Mが固化した樹脂によって形成される。
【0026】なお本実施例においては、掃引具の材料と
してテフロン樹脂のシートを用いているが、他の有機高
分子材料を用いてもよく、弾力性のある金属板に樹脂を
被覆した部材を湾曲形状としたもの等でも構わない。ま
た本実施例では、レーザ光照射ユニット22をX方向に
移動させるためのX方向駆動ベルト36A,36Bを、
掃引装置50をX方向に移動させる機構に兼用した構造
としているが、レーザ光照射ユニット22用のX方向駆
動ベルトとは別に掃引装置50専用のX方向駆動ベルト
を設けてもよい。さらに、本実施例においては、樹脂固
化用の光線を出射する光源として紫外線レーザ光源を用
いた場合について示したが、光固化性樹脂の固化条件を
満たせば、他の波長の光源やレーザ以外の光源を使用し
ても構わない。また、水平面内の二次元方向の移動機構
として、回転モータ,ローラ,ベルトからなる移動機構
を用いた例について説明したが、他の移動機構でも良い
ことは言うまでもない。光固化造形装置のその他の部分
の構造,形状,大きさ,材質,数,配置等についても、
上記の各実施例に限定されるものではない。
してテフロン樹脂のシートを用いているが、他の有機高
分子材料を用いてもよく、弾力性のある金属板に樹脂を
被覆した部材を湾曲形状としたもの等でも構わない。ま
た本実施例では、レーザ光照射ユニット22をX方向に
移動させるためのX方向駆動ベルト36A,36Bを、
掃引装置50をX方向に移動させる機構に兼用した構造
としているが、レーザ光照射ユニット22用のX方向駆
動ベルトとは別に掃引装置50専用のX方向駆動ベルト
を設けてもよい。さらに、本実施例においては、樹脂固
化用の光線を出射する光源として紫外線レーザ光源を用
いた場合について示したが、光固化性樹脂の固化条件を
満たせば、他の波長の光源やレーザ以外の光源を使用し
ても構わない。また、水平面内の二次元方向の移動機構
として、回転モータ,ローラ,ベルトからなる移動機構
を用いた例について説明したが、他の移動機構でも良い
ことは言うまでもない。光固化造形装置のその他の部分
の構造,形状,大きさ,材質,数,配置等についても、
上記の各実施例に限定されるものではない。
【0027】さらに、本実施例ではテフロン樹脂のシー
トを湾曲させて両端で固定した構造の掃引具を用いたた
め、柔軟性と弾力性とが長期間にわたって失われずに、
安定した掃引性能を長期間維持できる。のみならず、テ
フロン樹脂は有機溶剤等に濡れにくい性質を有するた
め、掃引具に液状樹脂が付着しにくく、液状樹脂が付着
固化して掃引面に凹凸が発生する等の問題も生じない。
トを湾曲させて両端で固定した構造の掃引具を用いたた
め、柔軟性と弾力性とが長期間にわたって失われずに、
安定した掃引性能を長期間維持できる。のみならず、テ
フロン樹脂は有機溶剤等に濡れにくい性質を有するた
め、掃引具に液状樹脂が付着しにくく、液状樹脂が付着
固化して掃引面に凹凸が発生する等の問題も生じない。
【0028】
【発明の効果】本発明においては、液状の光固化性樹脂
の表面を掃引する掃引具として、弾力性を有する板状部
材を湾曲形状に折り返してなる掃引具を用いた光固化造
形装置を創出したために、安定した特性を有する掃引具
となり、固化樹脂上の液状樹脂を常に均一な厚さでかつ
平滑に掃引することができる。これによって、常に均一
な厚さの液状樹脂に対して光照射を行うことができ、精
度の高い造形を再現性良く行うことができる光固化造形
装置となる。
の表面を掃引する掃引具として、弾力性を有する板状部
材を湾曲形状に折り返してなる掃引具を用いた光固化造
形装置を創出したために、安定した特性を有する掃引具
となり、固化樹脂上の液状樹脂を常に均一な厚さでかつ
平滑に掃引することができる。これによって、常に均一
な厚さの液状樹脂に対して光照射を行うことができ、精
度の高い造形を再現性良く行うことができる光固化造形
装置となる。
【図1】本発明に係る光固化造形装置の一実施例の全体
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図2】光固化造形装置の一実施例における掃引装置の
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図3】光固化造形装置の一実施例における掃引装置の
使用状態を示す図である。
使用状態を示す図である。
【図4】光固化造形装置の一実施例における掃引装置の
移動機構を示す図である。
移動機構を示す図である。
2 光固化造形装置 12 光源 64 掃引具 70 液面 72 光照射によって固化する液体 74 コントローラユニット 78 テーブル 80 液体の貯蔵槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、図1に示されるように、本実施例
の光固化造形装置2においては、光固化性樹脂72の固
化用の光源として、レーザ台10の上に固定されたUV
レーザ光源12から出射されるUVレーザ光を用いてい
る。UVレーザ光源12から出射されたUVレーザ光
は、フィルタモーター14によって回転されるフィルタ
16の一箇所を通過した後に、集光ユニット18を介し
て、光ファイバの一端に入光する。この光ファイバ20
の他端は、前記レーザ光照射ユニット22に接続されて
いる。ここで、フィルタ16はUVレーザ光の透過率が
位置によって変化する濃度変化フィルターである。後述
するようにレーザ光照射ユニット22が走査される際
の、スタート時・停止時の速度変化に応じて、フィルタ
モーター14によりフィルタ16が回転して、集光ユニ
ット18から入光するUVレーザ光の強度が調節され
る。このようにして、UVレーザ光源12から発振され
たUVレーザ光は、レーザ光照射ユニット22から下方
に向けて光線として出射され、液状樹脂72の液面70
に照射される。
の光固化造形装置2においては、光固化性樹脂72の固
化用の光源として、レーザ台10の上に固定されたUV
レーザ光源12から出射されるUVレーザ光を用いてい
る。UVレーザ光源12から出射されたUVレーザ光
は、フィルタモーター14によって回転されるフィルタ
16の一箇所を通過した後に、集光ユニット18を介し
て、光ファイバの一端に入光する。この光ファイバ20
の他端は、前記レーザ光照射ユニット22に接続されて
いる。ここで、フィルタ16はUVレーザ光の透過率が
位置によって変化する濃度変化フィルターである。後述
するようにレーザ光照射ユニット22が走査される際
の、スタート時・停止時の速度変化に応じて、フィルタ
モーター14によりフィルタ16が回転して、集光ユニ
ット18から入光するUVレーザ光の強度が調節され
る。このようにして、UVレーザ光源12から発振され
たUVレーザ光は、レーザ光照射ユニット22から下方
に向けて光線として出射され、液状樹脂72の液面70
に照射される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 伸治 神奈川県海老名市東柏ヶ谷四丁目6番32号 東洋電機製造株式会社相模工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 光照射によって固化する液体を貯蔵して
おく貯蔵槽と、 該貯蔵槽内で上下するテーブルと、 前記貯蔵槽内の液面の任意位置を光照射する光源と、 前記液面を掃引する掃引具と、 下記制御手順、すなわち、(1) 前記光源によって造形希
望形状の一断面に相当する領域の液面に光照射し、(2)
前記テーブルを沈降させ、(3) 前記掃引具で前記液面を
掃引させるという制御手順を繰り返すコントローラ、と
を備えた光固化造形装置において、 前記掃引具が、弾力性を有する板状部材を湾曲形状に折
り返して形成されており、その湾曲形状部分が前記液面
にわずかに侵入する高さに設定されていることを特徴と
する光固化造形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335250A JPH06155589A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 光固化造形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335250A JPH06155589A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 光固化造形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155589A true JPH06155589A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18286422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4335250A Pending JPH06155589A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 光固化造形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06155589A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010142398A1 (de) * | 2009-06-09 | 2010-12-16 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Vorrichtung und verfahren zur beschickung einer materialschicht auf eine bauplattform oder auf wenigstens eine auf der bauplattform befindlichen materialschicht zur herstellung eines gegenstandes im wege eines generativen herstellungsverfahrens |
CN105479745A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-04-13 | 深圳长朗科技有限公司 | 3d打印机 |
EP3321008A1 (de) * | 2016-11-14 | 2018-05-16 | CL Schutzrechtsverwaltungs GmbH | Vorrichtung zur additiven herstellung dreidimensionaler objekte |
CN113787714A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-12-14 | 张改莲 | 一种光固化3d打印机 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP4335250A patent/JPH06155589A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010142398A1 (de) * | 2009-06-09 | 2010-12-16 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Vorrichtung und verfahren zur beschickung einer materialschicht auf eine bauplattform oder auf wenigstens eine auf der bauplattform befindlichen materialschicht zur herstellung eines gegenstandes im wege eines generativen herstellungsverfahrens |
US9120269B2 (en) | 2009-06-09 | 2015-09-01 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Device and method for feeding a material layer onto a construction platform, or onto at least one material layer located on the construction platform, for producing an object in the course of a generative production method |
CN105479745A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-04-13 | 深圳长朗科技有限公司 | 3d打印机 |
EP3321008A1 (de) * | 2016-11-14 | 2018-05-16 | CL Schutzrechtsverwaltungs GmbH | Vorrichtung zur additiven herstellung dreidimensionaler objekte |
CN108068325A (zh) * | 2016-11-14 | 2018-05-25 | Cl产权管理有限公司 | 用于添加式地制造三维物体的设备 |
US10118225B2 (en) | 2016-11-14 | 2018-11-06 | Cl Schutzrechtsverwaltungs Gmbh | Apparatus for additive manufacturing of three-dimensional objects |
EP3434397A1 (de) * | 2016-11-14 | 2019-01-30 | CL Schutzrechtsverwaltungs GmbH | Vorrichtung zur additiven herstellung dreidimensionaler objekte |
US10882113B2 (en) | 2016-11-14 | 2021-01-05 | Concept Laser Gmbh | Apparatus for additive manufacturing of three-dimensional objects |
EP3792042A1 (de) * | 2016-11-14 | 2021-03-17 | CL Schutzrechtsverwaltungs GmbH | Vorrichtung zur additiven herstellung dreidimensionaler objekte |
US11633791B2 (en) | 2016-11-14 | 2023-04-25 | Concept Laser Gmbh | Apparatus for additive manufacturing of three-dimensional objects |
CN113787714A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-12-14 | 张改莲 | 一种光固化3d打印机 |
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