JPH06153734A - 家畜の糞尿処理方法 - Google Patents

家畜の糞尿処理方法

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Publication number
JPH06153734A
JPH06153734A JP31541092A JP31541092A JPH06153734A JP H06153734 A JPH06153734 A JP H06153734A JP 31541092 A JP31541092 A JP 31541092A JP 31541092 A JP31541092 A JP 31541092A JP H06153734 A JPH06153734 A JP H06153734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
livestock
treatment chamber
drying
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31541092A
Other languages
English (en)
Inventor
Chimeraa Furanku
チメラー フランク
Katsuhiko Yasuda
勝彦 安田
Naomi Ono
直美 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO SYST KK
Toyo System Co Ltd
Original Assignee
TOYO SYST KK
Toyo System Co Ltd
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Publication date
Application filed by TOYO SYST KK, Toyo System Co Ltd filed Critical TOYO SYST KK
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Publication of JPH06153734A publication Critical patent/JPH06153734A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家畜の糞尿を発酵乾燥させる。 【構成】 畜舎2内で暖められた空気を処理室3内に導
き、この空気を熱源として処理室3内で糞尿(鶏糞6)
を発酵乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家畜の糞尿処理方法に係
り、特に鶏糞の処理に適用して有用な方法である。
【0002】
【従来の技術】従来家畜の糞尿特に鶏糞の処理は、屋外
に設けた処理槽に投入して発酵させる方法、この発酵さ
せた鶏糞を天日または火力乾燥させる方法、又発酵させ
ることなく直接天日あるいは火力乾燥させる方法が採用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発酵のみで
乾燥をおこなわない鶏糞は水分を含んでいるので扱い勝
手と使い勝手が悪く、天日乾燥の場合は広い乾燥場を要
するのみならず、臭気粉塵等が飛散して環境を害し、又
火力乾燥の場合は、多大の設備費を要するという問題が
あった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、畜舎(鶏舎)内の温められた空気を
ファンによって処理室内に排出させ、処理室内の鶏糞を
発酵乾燥させる方法を得んとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するために、畜舎内に、外気を導入し温められた畜舎内
の空気をファン等により強制的に畜舎外に排出する陰圧
タイプの畜舎において、畜舎に隣接して設けられ糞尿が
堆積された処理室内に前記畜舎内の温められた空気を排
出させ、糞尿を発酵乾燥させるとともに処理室内の空気
を自然排気するようにしたことを要旨とするものであ
る。
【0006】
【作用】以上の手段を採用したことにより本発明では、
処理室内に堆積された糞尿は畜舎で温められた空気によ
り発酵乾燥が行なわれ、良好な鶏糞肥料が生産される。
【0007】
【実施例】以下本発明を、養鶏場に適用した場合の実施
例を図面に従って詳細に説明する。
【0008】図1において1は建物本体で、その左右両
側が隔壁4によって区画されて畜舎としての鶏舎2に、
又中央部分が鶏糞6の処理室3となっている。鶏舎2内
において、建物本体1の全面に亘るように打設された床
板面5には、複数段に積み重ねられた各段に多数の鶏を
収納可能な複数列のケージ7が併設されている。
【0009】このケージ7は通称ベルトケージと呼ば
れ、ケージ7の各列毎に鶏糞6の回収装置が付設されて
おり、各列毎の家畜6を所定の位置に回収すうようにな
っているが、回収装置そのものが本発明の要旨ではない
ので詳細な説明は省略する。
【0010】鶏舎2の外壁8には吸気孔9が穿設され、
該吸気孔9の室外側には雨等の侵入を防止する掩板10
が、又室内側には吸い込まれた空気を適宜に分流する分
流板11が取付けられている。又処理室3との隔壁4に
は排出孔12が穿設され、この排出孔12に対応させて
鶏舎2内には排出用のファン13が取付けられている。
従ってファン13を回転させると吸気孔9より導入され
た外気は分流板11によって分流され、矢印のように鶏
舎2内のケージ7の間を通って酸素を補給するとともに
温度を調整し、鶏舎2内で温められた空気はファン13
によって排出され、処理室12内の空気は屋根14に設
けた切妻型のベンチレータ16から自然排気される。
【0011】以上の記載から明らかなように本実施例に
おいて鶏舎2は、室内に設けたファン13によって鶏舎
2内の空気を吸引して外気を自然的に導入する陰圧型
で、処理室3はファン13によって室外(鶏舎2内)の
空気を強制的に導入し、排気は自然排気を行なう陽圧型
となっている。
【0012】前記において、鶏糞の発酵乾燥は次のよう
にして行なわれる。前記したようにケージ7に付設され
た回収装置で所定の位置に回収されている鶏糞6を、コ
ンベア(図示せず)又はその他適宜の運搬手段によって
処理室3内に運び込み床面5上に適宜の厚さに堆積す
る。
【0013】処理室3には前記したように鶏舎2内で暖
められた空気が常時供給されているので、各期間の気温
が低い時期でも発酵乾燥に必要な温度が確保され、随時
鶏糞を掻き混ぜることにより発酵乾燥が進行し鶏糞6の
量気温等によって異なるが、略一ヶ月程度で発酵が終わ
った乾燥鶏糞6を取り出すことができる。
【0014】そして処理室3は前記したように陽圧型で
あるので、処理室3内で発生した粉塵は内部に堆積し易
くなっており外部への飛散を可及的に少なくすることが
できる。
【0015】このように本発明における鶏糞6の処理
は、鶏舎2に隣接して処理室3を設け従来は大気中に放
出していた暖められた鶏舎2内の空気を導入し、この温
風を熱源として発酵乾燥を行なうので従来の火力乾燥の
ように大掛りな乾燥装置を必要とせず熱源のコストは零
となる。又天日による自然乾燥のように広い乾燥場を必
要とせず雨等天候の変化にも左右されることなく、環境
汚染がないクリーンな処理が行なわれる。
【0016】次に、図2によって本発明の他への実施例
を説明する。図2に示した実施例が前記の実施例と相違
する主な部分は、ケージ7を通称スーパーケージタイプ
としたことにより鶏舎2内の床面5が高床式となってい
ること、処理室3が鶏舎2の建物本体1とは別棟になっ
ていること、ファン13が建物本体1の外に設けた収納
室17内に設けられていること等であるから、以下相違
点について説明する。
【0017】ケージ7は前記の如くスーパーケージタイ
プで鶏舎2内の高床式の床面5に設置され、このタイプ
のケージ7にも前記と同様に図示を省略した鶏糞6の回
収装置が付設され、回収した鶏糞6は床面5より下の所
定の位置に一時収納される。
【0018】外気は屋根14に設けた取入口18から鶏
舎2内に入り、天井板19にケージ7と対応するように
設けた吸気孔9より取り入れられる。ファン13は前記
したように建物本体の外壁8に沿って設けた収納室17
内に取付られ、ファン13を回転させると外気は取入口
18吸気孔9を経て鶏舎2内に入りここで暖められた後
に、外壁8に設け通気孔20からファン13を経て排出
孔12から別棟として設けられた処理室3に入り、前記
第1の実施例と同様に発酵乾燥が行なわれる。
【0019】尚本発明は上記実施例に限定されるもので
なくたとえば、二棟の鶏舎2間の空地に別棟で処理室3
を設けたり、立地条件によっては鶏舎2より多少離れた
位置に処理室3を設けダクトにより鶏舎2内の空気を送
り込む等、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更するこ
とを可とするものであり、又発酵乾燥させる糞尿は鶏糞
に限るものではない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、従来大気
中に放出していた鶏舎内の暖められた空気を利用して処
理室内で発酵乾燥を行なうのでランニングコストが略零
になり、火力乾燥のように多大の設備費を必要としな
い。又処理が室内で行なわれるので環境衛生を害するこ
となくクリーンな処理が行なわれ、かつ、年中を通して
均一な発酵乾燥が行ない得る等格別の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の側断面図である。
【図2】 同じく、他の実施例を示す一部省略側断面図
である。
【符号の説明】
1…建物本体、 2…畜舎、 3…処理室、 6…鶏糞、 7…ケージ、 9…吸気孔、 12…排気孔、 13…ファン、 16…ベンチレータ、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜舎内に、外気を導入し温められた畜舎
    内の空気をファン等により強制的に畜舎外に排出する陰
    圧タイプの畜舎において、畜舎に隣接して設けられ糞尿
    が堆積された処理室内に前記畜舎内の温められた空気を
    排出させ、糞尿を発酵乾燥させるとともに処理室内の空
    気を自然排気するようにしたことを特徴とする家畜の糞
    尿処理方法。
JP31541092A 1992-11-25 1992-11-25 家畜の糞尿処理方法 Pending JPH06153734A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31541092A JPH06153734A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 家畜の糞尿処理方法

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JP31541092A JPH06153734A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 家畜の糞尿処理方法

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JPH06153734A true JPH06153734A (ja) 1994-06-03

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ID=18065056

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010069071A (ko) * 2000-01-12 2001-07-23 신일현 자연건조식 분뇨처리장을 갖는 돼지 사육용 축사
JP2003504203A (ja) * 1999-04-21 2003-02-04 バイオワン・ホールディング・ベスローテン・フェンノートシャップ スラリー、洗浄水および工業廃液および/または残渣を乾燥させる方法
KR100709605B1 (ko) * 2005-06-17 2007-04-24 김준호 축사 환기 공조 시스템
KR100729180B1 (ko) * 2005-06-17 2007-06-15 김준호 가스배출장치 및 이를 이용한 축사 환기 공조 시스템

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KR100709605B1 (ko) * 2005-06-17 2007-04-24 김준호 축사 환기 공조 시스템
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