JPH06153005A - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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Publication number
JPH06153005A
JPH06153005A JP4296845A JP29684592A JPH06153005A JP H06153005 A JPH06153005 A JP H06153005A JP 4296845 A JP4296845 A JP 4296845A JP 29684592 A JP29684592 A JP 29684592A JP H06153005 A JPH06153005 A JP H06153005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
diode
flyback transformer
clamping
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4296845A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Sakagami
豊 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4296845A priority Critical patent/JPH06153005A/ja
Publication of JPH06153005A publication Critical patent/JPH06153005A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波動作時におけるリンギングの影響を低
減し、高性能を得る事を目的とする。 【構成】 フライバックトランスの2次側に走査期間の
パルスを得る為の補助巻線6およびこの補助巻線6に生
じた電圧を整流する整流用ダイオード8,クランプ用コ
ンデンサ10を設け、これによりクランプ用電圧を生々
し、この電圧によりフライバックトランスの一次側電圧
をクランプする。 【効果】 フライバックトランスの一次側電圧がクラン
プされると、トランスのリーケージインダクタンス及び
分布容量によるリンギングの影響を受けにくいので、高
圧出力電圧におけるリンギングの影響を低減し、高周波
動作においても良行な高圧レギュレーション性能を得る
事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受信機等
に用いられるフライバックトランスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下従来のフライバックトランスの構成
について図3および図4を参照しながら説明する。
【0003】図3は、従来のフライバックトランスおよ
びその周辺回路の回路図を示すものである。図3におい
て、1はスイッチング素子、2はダンパーダイオード、
3は共振コンデンサ、4は直流電源、5は1次側巻線、
7は2次側巻線、9は高圧整流ダイオードである。直流
電源4の直流電圧をスイッチング素子1でスイッチング
し、図4に示す様なパルス電圧(フライバックパルス)
に変換し、これをフライバックトランスにて昇圧し、C
RTへのアノード電圧を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフラ
イバックトランスでは、特に高周波動作時において2次
側巻線に発生するリンギングにより高圧誘導波形が図4
の様になり、高圧レギュレーション性能の低下や、高圧
出力電圧が設計値通りにならないという問題を有してい
た。つまり、特に高周波動作時においては本来図4
(a)の様なフライバックトランスの一次側電圧波形が
トランスのリーケージインダクタンスと分布容量によっ
て生じるリンギングの影響を受け、図4(b)の様にな
る事が多い。この時、実際の高圧出力時の目安となる高
圧誘導波形は図4(c)の様になっており、高圧整流ダ
イオード9の実際の導通時間はt=t5 〜t6 の短い時
間しかない。この為高圧レギュレーション特性が悪化す
る。
【0005】また、このときの一次側電圧のピーク値は
巻線のリーケージインダクタンス及び分布容量という設
計において定量的に取り込む事が困難な要素に支配され
る為、設計時に目的とする必要電圧を得る為に試行錯誤
が少なくなかった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、高周
波動作時において従来のフライバックトランスより高圧
レギュレーション性能が優れたフライバックトランスを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明のフライバックトランスは、トランスの2次
側にクランプ用電圧を発生する為の補助巻線を設けると
ともに、この補助巻線に生じた電圧を整流する整流用ダ
イオードおよびコンデンサを設ける。さらにクランプ用
ダイオードのカソードをこの整流用ダイオードとコンデ
ンサの接続点に接続し、同クランプ用ダイオードのアノ
ードは1次側巻線に接続する。
【0008】
【作用】上記構成により、走査期間にて補助巻線に生じ
たパルスによりコンデンサには数百vの直流電圧が生じ
る。帰線期間においてはクランプ用ダイオードのアノー
ド側の電圧はフライバック動作により急激に上昇し、こ
の電圧がクランプ用コンデンサの電圧より高くなった期
間、クランプ用ダイオードが導通することとなり、その
前後すなわちクランプ用ダイオードが導通していない期
間の共振系と、クランプ用ダイオードが導通した期間の
共振系が切り替わることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。
【0010】図1において、6はクランプ電圧の基とな
るパルス電圧を発生させる補助巻線、8は補助巻線6に
発生したパルス電圧を整流する整流用ダイオード、10
はクランプ用コンデンサ、11はクランプ用ダイオード
である。このように本実施例のフライバックトランスで
は、トランスの2次側にクランプ用電圧を発生する為の
補助巻線6、整流用ダイオード8、クランプ用コンデン
サ10を備え、この整流用ダイオード8とクランプ用コ
ンデンサ10の接続点にもう一本のクランプ用ダイオー
ド11のカソードKを接続する。クランプ用ダイオード
11のアノードAは1次側巻線5のホット側すなわち1
次側巻線5と共振コンデンサ3との接続点に接続する。
なお、スイッチング素子1、ダンパーダイオード2、共
振コンデンサ3、直流電源4、1次側巻線5、2次側巻
線7、高圧整流ダイオード9については図3に示す従来
のものとほぼ同じ構成であり、詳細な説明は省く。
【0011】スイッチング素子1がスイッチングする事
により1次側巻線5には図4(a)の様なフライバック
パルスが発生する。2次側では補助巻線6,整流用ダイ
オード8,クランプ用コンデンサ10により走査期間側
のパルスが整流され、クランプ用コンデンサ10には数
百vの直流電圧が生じる。
【0012】帰線期間においてクランプ用ダイオード1
1のアノード側の電圧はフライバック動作により電圧が
上昇して行くが、この電圧がクランプ用コンデンサ10
の電圧より高くなるとクランプ用ダイオード11が導通
し、コレクタ電圧は図2の様になる。すなわちt=t2
にてクランプ用ダイオード11が導通し、このクランプ
用ダイオード11はt=t2 〜t3 の間で導通する事に
なる。その前後すなわちt=t1 〜t2 の間とt=t3
〜t4 の間は共振コンデンサ3の容量:C1 と1次側巻
線5のインダクタンス:L1 の共振系を持つが、前述の
t=t2 〜t3の間においては(C1 +C2 )とL1 と
の共振系を持つ事になる。C2 はクランプ用コンデンサ
10の容量である。
【0013】このような構成のフライバックトランスを
使用すると、図4のt=t5 〜t6の期間に相当する図
2のt=t2 〜t3 の間、フライバックトランスの一次
側電圧は、クランプ用ダイオード11及びクランプ用コ
ンデンサ10によってほぼV=V2 にクランプされる。
このようにV=V2 にクランプされると、トランスのリ
ーケージインダクタンス及び分布容量によるリンギング
の影響を受けにくい。
【0014】また、実際の高圧整流ダイオード9の導通
時間も長い為、高圧レギュレーションも改善される。さ
らに、クランプされる電圧V2 はフライバックトランス
の2次側において走査期間の電圧を整流する為、周波数
にはほぼ関係ない。従ってクランプされる電圧V2 はフ
ライバックトランスの動作周波数にあまり関係なく一定
となり、この為2次側の出力電圧も動作周波数に関係が
なくなる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、トランスの2次
側にクランプ用電圧を発生する為の補助巻線を設けると
ともにこの補助巻線に生じた電圧を整流する整流用ダイ
オードおよびコンデンサを設け、さらにクランプ用ダイ
オードのカソードをこの整流用ダイオードとコンデンサ
の接続点に接続するとともに同クランプ用ダイオードの
アノードを1次側巻線に接続したことにより、高周波動
作時においても高圧レギュレーション特性が良好でまた
設計が容易なフライバックトランスを構成する事が可能
となる。また、このフライバックトランスは動作周波数
による高圧出力電圧の変動が小さい為、特にマルチスキ
ャン動作等においては電源部の電圧変化を小さく設計す
る事も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるフライバックトランス
の回路図
【図2】本発明の実施例におけるフライバックトランス
の1次側電圧波形図
【図3】従来のフライバックトランスの回路図
【図4】従来のフライバックトランスの動作波形図
【符号の説明】
1 スイッチング素子 2 ダンパーダイオード 3 共振コンデンサ 4 直流電源 5 1次側巻線 6 補助巻線 7 2次側巻線 8 整流用ダイオード 9 高圧整流ダイオード 10 クランプ用コンデンサ 11 クランプ用ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次側巻線、2次側巻線、補助巻線を有
    し、前記補助巻線の一部にダイオードのアノード側を接
    続し、このダイオードのカソード側にクランプ用コンデ
    ンサを接続し、前記クランプ用コンデンサの他方はアー
    スに接続し、前記ダイオード及び前記クランプ用コンデ
    ンサにより走査期間のパルスを整流するように構成する
    とともに、前記クランプ用コンデンサと前記ダイオード
    の接続点にクランプ用ダイオードのカソード側を接続
    し、前記クランプ用ダイオードのアノード側を1次側の
    スイッチング素子に接続した事を特徴とするフライバッ
    クトランス。
JP4296845A 1992-11-06 1992-11-06 フライバックトランス Pending JPH06153005A (ja)

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JP4296845A JPH06153005A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 フライバックトランス

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JPH06153005A true JPH06153005A (ja) 1994-05-31

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