JPH06152620A - リングアクセス装置 - Google Patents

リングアクセス装置

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JPH06152620A
JPH06152620A JP30201692A JP30201692A JPH06152620A JP H06152620 A JPH06152620 A JP H06152620A JP 30201692 A JP30201692 A JP 30201692A JP 30201692 A JP30201692 A JP 30201692A JP H06152620 A JPH06152620 A JP H06152620A
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Application number
JP30201692A
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English (en)
Inventor
Koji Kubota
幸司 久保田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はリング状ATM(Asynchronous Tran
sfer Mode;非同期転送モード)ネットワークに関し、各
ノード間での帯域使用に関するフェアネスを保証し、デ
ータの転送効率の高いネットワークを提供することを目
的とする。 【構成】 リング上を周回するセルの状態として、アイ
ドル状態、使用状態、権利放棄状態を設け、さらにそれ
ぞれの状態に対して、リセット指示の有無を示すビット
を付加する。ノードからのセルの転送は、第1の許可条
件によってアイドル状態セルを、第2の許可条件によっ
て権利放棄状態セルを用いることで行われる。第2の許
可条件はリセット指示によって初期化される。これによ
りノード間でのセル転送のフェアネスが保証されるとと
もに、リセット指示を含みながら情報の転送が行われる
ので、リング使用効率を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング状パケット転送
ネットワークにおけるリングアクセス装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】リング状パケット転送ネットワークに関
するリングアクセス装置に関する従来の方式としては、
データ伝送装置(特願平4−217990)のようなも
のがある。このデータ伝送装置について説明する。
【0003】図7は、上記のリング状パケット転送ネッ
トワークの構成を示す図である。703〜706は、一
対の異方向のリングからなるリングネットワークに接続
され、このネットワークを介して通信するノードであ
る。それぞれのノードは、リング上を周回する固定長の
セルスロットに情報を載せることで通信を行っている。
このセルスロットは、5バイトのヘッダと48バイトの
情報を運ぶペイロードから構成されている。ヘッダの5
バイトの中にはあて先のノード番号や、そのセルの状態
を示すビットが含まれており、アイドル状態、使用状
態、権利放棄状態、リセット状態を示している。これら
の各状態については後述する。
【0004】707は、ネットワーク上の各ノードに対
して帯域を割り当て、管理するネットワーク管理部であ
る。701、702は、ノードに接続された端末機器で
ある。
【0005】図8は、図7中のノード(データ伝送装
置)の構成を示す図である。801はリング入力部、8
07はリング出力部で、受信側および送信側の伝送路で
ある。
【0006】802はセル受信転送部で、リングから入
力されたセルスロットについてヘッダを調べ、自ノード
宛の使用状態のセルであれば、ペイロードから情報を取
り出す。803は受信バッファで、セル受信転送部80
2が取りだしたセルを格納する。
【0007】804は端末装置でノードに接続される。
ノードには複数の端末装置を接続することができる。
【0008】805は送信バッファで、端末804から
送られる送信セルを格納する。806はセル送信転送部
で、送信バッファ805に格納されているセルに、あて
先を付加するなどの処理をして、セル送信処理を行う。
【0009】808はセル中継部で、セルの状態を変更
して中継する。このセルの状態には次の4種類がある。
【0010】(1)アイドル状態:使用も放棄もされて
いない状態である。ネットワーク管理部よりノードに割
り当てられた帯域(第1のウインドウ)が残っていれ
ば、このセルにデータを載せて使用状態にして送信する
ことができる。
【0011】(2)使用状態:実際にセルのペイロード
部分にデータが載って転送されている状態である。この
状態のセルが到着した場合、自ノード宛である場合に
は、セル受信転送部802がペイロードから情報を取り
だし受信バッファ803に格納する。セル中継部808
は、他ノード宛であればそのまま中継し、自ノード宛で
セル受信転送部で情報が取り出された場合には、アイド
ル状態に変更する。
【0012】(3)権利放棄状態:第1のウインドウが
開いているが送信すべきデータがない場合に、そのノー
ドに割り当てられた帯域の使用を放棄したセルである。
この状態のセルが到着した場合、セル中継部808は、
自ノード宛である場合には、リセット状態またはアイド
ル状態に変更し、他ノード宛である場合にはそのままで
状態を変更しない。
【0013】(4)リセット状態:自ノード宛の権利放
棄状態セルを受信したノードが送信するセルの状態であ
る。この状態のセルを受信した場合、セル中継部808
は、自ノード宛であればアイドル状態に変更し、他ノー
ド宛であれば状態の変更はしない。
【0014】809は状態遷移管理部で、セルの状態、
あて先のノードアドレス、送信バッファのセルの状態、
第1、第2のウインドウの状態などから、どの状態に遷
移するのか、セルの送信を行うのか等を判断し、リング
アクセス処理を制御する。
【0015】810はカウンタ部で、第1、第2のウイ
ンドウ(割り当て帯域)を管理している。次にこのカウ
ンタ部の動作について説明する。
【0016】第1のウインドウカウンタ(第1の許可条
件保持手段)は、ノードに到着する帯域量に応じてネッ
トワーク管理部から割り当てられた帯域によって、周期
的にカウントアップしている。所定の手段によりセルが
送信されることによってカウントダウンされる。
【0017】第2のウインドウカウンタ(第2の許可条
件保持手段)は、他ノード宛のリセット状態セルまたは
自ノード宛の権利放棄状態セルを受信したときには、あ
らかじめ定められた初期値が設定される。また、所定の
手段により権利放棄状態セルを用いてセルが送信された
場合にカウントダウンされる。第2のウインドウカウン
タを全て使い果たした場合(カウンタ値が0)、権利放
棄状態セルを使用したセルの送信もできない。ここで、
ノードの状態として通常状態、ハント状態がある。自ノ
ード宛の権利放棄状態セルを受信したときにハント状態
にセットされる。この状態は自ノード宛のリセット状態
セルが受信されるまで続き、この間に自ノード宛の権利
放棄状態セルが到着しても、単にアイドル状態に変更す
るだけで、再度リセット状態セルにして送出することは
しない。ハント状態以外の時のノードの状態を通常状態
とする。
【0018】次に図9を用いて、ノードの動作、リング
アクセスの方式について説明する。リング入力部801
からノードに到着したセルは、セル受信転送部802、
セル中継部808に入力される。セル受信転送部802
は、そのセルが自ノード宛の使用状態セルであれば、ペ
イロードの情報を受信バッファ803に格納し、それ以
外の場合には受信バッファに格納しない。
【0019】一方、セル中継部808は、到着セルのあ
て先ノード番号、セルの状態を判別してセルの状態を変
更する。受信セルが、セル受信転送部802、セル中継
部808での処理(セル受信処理)を経てどのように状
態が変化するかを表した状態遷移図を図10に示す。同
図における記号「&」は「かつ」を、「*」は「無条件
(don't care)」に遷移することを示している。
【0020】具体的には、セル受信転送部802、セル
中継部808の一連の動作(セル受信処理)は次のよう
になる。(a)〜(h)は図9中の同じ記号の部分と対
応している。
【0021】(a)受信セルが使用状態である場合、自
ノード宛であればペイロードを受信バッファ803にと
りこみ、他ノード宛である場合には変更しない。
【0022】(b)受信セルがアイドル状態である場
合、変更しない。あて先のノードは無効である。
【0023】(c)受信セルが権利放棄状態で他ノード
宛である場合は変更しない。自ノード宛である場合、ノ
ードがハント状態か通常状態かで動作が異なる。まず、
通常状態においては、セル中継部808はリセット状態
に変更する。同時に、第2のウインドウカウンタがリセ
ットされ、初期値が再設定される。さらにノードの状態
がハント状態に変更される。一方ノードがハント状態の
場合、自ノード宛の権利放棄状態セルはアイドル状態に
変更する。すなわち、リセット状態セルを送出後に、リ
セット状態セルを重複して送出することを避けるためで
ある。
【0024】(d)受信セルがリセット状態セルの場
合、それが自ノード宛であればアイドル状態に変更す
る。この場合ノードの状態はハント状態なので、通常状
態に戻される。他方、他ノード宛のリセット状態セルを
受信した場合、セルの状態は変更しないが、第2のウイ
ンドウカウンタがリセットされ、初期値が再設定され
る。
【0025】次にセル送信転送部806、状態遷移管理
部809によるセル送信処理について説明する。図11
にセル送信処理にともなう状態遷移図を示す。図中
「&」は「かつ」、「#」は「または」、[]で囲まれ
た部分はノードの動作(カウントダウンされるカウン
タ、ノードの状態変更、リセットなど)を示している。
【0026】状態遷移管理部809は、セル中継部での
状態の変更結果、第1、第2のウインドウの状態、送信
バッファ805中の待ちセル数などのにより、所定の動
作をして、セルの送出を行う。この動作について次に説
明する。
【0027】(e)セル中継部808を経た状態が使用
状態の場合、そのままリング出力807送出する。これ
は他ノード宛の使用セルだからである。
【0028】(f)セル中継部808を経た状態がアイ
ドル状態の場合。状態遷移管理部809は、第1のウイ
ンドウ、送信バッファ805の状態により次のような動
作をする。第1のウインドウが開いており(W1>0)
送信バッファにセルがある(Q>0)場合、セル送信転
送部806は送信バッファからセルを取りだし使用状態
にして送信する。そして、第1のウインドウカウンタが
1つカウントダウンされる。
【0029】次にW1>0でQ=0のとき、セル送信転
送部806は自ノード宛の権利放棄状態セルを送出す
る。そして第1のウインドウカウンタを1つカウントダ
ウンする。
【0030】最後にW1=0のときには、送信バッファ
の状態によらず、セル中継部からアイドル状態セルをそ
のまま送信する。第1、第2のウインドウカウンタは変
化しない。
【0031】(g)セル中継部808を経た状態がリセ
ット状態の場合、そのままリング出力807に送信させ
る。ノードのハント/通常状態の変更、第2のウインド
ウカウンタのリセットなどはセル受信転送部802、セ
ル中継部808ですでに行われている。
【0032】(h)セル中継部808を経た状態が権利
放棄状態である場合、第1のウインドウにかかわりな
く、第2のウインドウと送信バッファ805の状態によ
り動作が異なる。まず、W2>0かつQ>0のとき、セ
ル送信転送部806からデータを載せたセルを送信す
る。この時同時に第2のウインドウサイズを1つカウン
トダウンする。W2=0またはQ=0の時、セル中継部
808から権利放棄状態セルをそのまま送信する。W2
=0の場合、割り当てられた第2のウインドウサイズ分
のセルの送信を行ったことになるので、自ら権利放棄状
態セルの使用を禁止し、下流ノードに対して権利放棄状
態セルを譲ったことになる。これにより、権利放棄状態
セルの使用に関して、各ノード間のフェアネス(公平
性)を確保することができる。
【0033】以上説明したように、セルの状態は、セル
受信転送部802、セル中継部808によって状態が変
更され(セル受信処理、図10)、さらにセル送信転送
部806、状態遷移管理部808によってさらにセルが
送信される(セル送信処理、図11)。このように2段
階にわたってセルの状態変更が行われる。この2段階の
状態遷移をまとめて、ノードに到着したセルの状態とノ
ードから送信されるのセルの状態の変化に着目した状態
遷移図を図12に示す。同図より権利放棄状態セルを用
いてデータの送信が行われるのは、第2のウインドウが
開いているとき(W2>0)のみである。また、リセッ
ト状態セルの導入と併せて、権利放棄状態セルの使用に
ついてフェアネスを確保している。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の技術によるデータ伝送装置によれば、第2のウイ
ンドウサイズを設け、その第2のウインドウサイズの範
囲内で権利放棄状態セルの使用が許可されるので、リン
グ状パケット通信網上のデータ伝送装置相互間での権利
放棄状態セルの使用に関してフェアネスを保証すること
ができるという効果がある。
【0035】しかしながら、従来の技術によれば、リン
グ上を周回するセルの状態としてアイドル、使用、権利
放棄状態に加えてリセット状態が規定されていた。しか
し、このリセット状態のセルは、ペイロードに情報を載
せることなくリセット制御のために用いられているた
め、リセットセルが多く周回するような状況になるほ
ど、ネットワークの使用効率が低くなるという課題があ
った。
【0036】また、各ノードは、自ノードが発したリセ
ット状態セルのみを終端し、アイドル状態にしていた。
しかし、リング上の各ノードが時間的にほとんど同時に
リセットセルを発した場合、自ノードが発したリセット
セルがリングを1周するまでの間に、他ノードが発した
リセットセルによって何度もノードがリセットされるた
めに、セルの送信効率が悪くなるという課題があった。
【0037】また、第1のウインドウカウンタを用いて
送信するのはアイドル状態セル、第2のウインドウカウ
ンタ用いて送信するのが権利放棄状態というように完全
に分割されている。そのため、権利放棄状態セルが連続
して到着するような場合、第1のウインドウカウンタが
残っていても、セルの送信が行えないというような状況
が発生する恐れがある。
【0038】
【課題を解決するための手段】伝送路を介してリング状
に接続され、リング上を周回する固定長の電文であるセ
ルにデータを載せまたは取り出してデータ伝送を行なう
リングアクセス装置であって、入力側のリング伝送路か
らセルを受信するセル受信手段と、所定のセルを出力側
リング伝送路に送信するセル送信手段と、送信すべきデ
ータを保持するキューメモリを持ち、セル受信手段によ
って受信されたセルが、アイドル状態、使用状態、権利
放棄状態のいずれであるかを判別し、その結果に応じて
所定の送受信制御および中継制御を行なう制御手段を備
え、前記制御手段は、アイドル状態セルを用いてデータ
を送信したセル数をカウントする第1の許可条件保持手
段と、権利放棄状態セルを用いてデータを送信したセル
数をカウントする第2の許可条件保持手段と、受信セル
を判別した結果がアイドル状態である時に、伝送すべき
データがキューメモリにあって、第1の許可条件保持の
カウンタ数が割り当てられたセル数に達するまでは、送
信すべきデータをセルに載せて使用状態のセルにして送
信し、受信セルを判別した結果がアイドル状態である時
に、伝送すべきデータがキューメモリになくて、第1の
許可条件保持のカウンタ数が割り当てられたセル数に達
するまでは、権利放棄状態セルにして自ノードあてに送
信し、受信セルを判別した結果が権利放棄状態である場
合に、伝送すべきデータがキューメモリにあって、第2
の許可条件保持のカウント数が所定の数に達するまで
は、送信すべきデータをセルに載せて使用状態のセルに
して送信するように構成されている。
【0039】前記制御手段は、リング上を周回するセル
の状態として、使用状態、権利放棄状態、アイドル状態
のそれぞれに対して、リセット指示を含むかどうかを判
別し、その結果に応じて所定の送受信制御および中継制
御を行うように構成されていてもよい。
【0040】前記制御手段はさらに、受信セルを判別し
た結果が、自ノード宛の権利放棄状態セルの時に、アイ
ドル状態に変更するとともにリセット指示を持つように
変更し、受信セルを判別した結果、リセット指示表示を
持つ時には、第2の許可条件保持をリセットするように
構成されていてもよい。
【0041】前記制御手段はさらに、リセット指示表示
を持つセルを送信後は、次にリセット指示表示を持つセ
ルが受信されるまでの間は、受信セルを判別した結果が
自ノード宛の権利放棄セルの場合であっても、単にアイ
ドル状態に変更しリセット指示表示は持たないセルをリ
ングに送出するように構成されていてもよい。
【0042】本発明はまた、伝送路を介してリング状に
接続され、リング上を周回する固定長の電文であるセル
にデータを載せまたは取り出してデータ伝送を行なうリ
ングアクセス装置であって、入力側のリング伝送路から
セルを受信するセル受信手段と、所定のセルを出力側リ
ング伝送路に送信するセル送信手段と、送信すべきデー
タを保持する第1、第2のキューメモリを持ち、セル受
信手段によって受信されたセルが、アイドル状態、使用
状態、権利放棄状態のいずれであるかを判別し、その結
果に応じて所定の送受信制御および中継制御を行なう制
御手段を備え、前記制御手段は、アイドル状態セルおよ
び権利放棄状態セルを用いて第1のキューメモリに保持
されたデータを送信したセル数をカウントする第1の許
可条件保持手段と、権利放棄状態セルを用いて第2のキ
ューメモリに保持されたデータを送信したセル数をカウ
ントする第2の許可条件保持手段と、受信セルを判別し
た結果がアイドル状態である時に、第1のキューメモリ
に伝送すべきデータがあって、第1の許可条件保持のカ
ウンタ数が割り当てられたセル数に達するまでは、送信
すべきデータをセルに載せて使用状態のセルにして送信
し、受信セルを判別した結果がアイドル状態である時
に、第1のキューメモリに伝送すべきデータがなくて、
第1の許可条件保持のカウンタ数が割り当てられたセル
数に達するまでは、権利放棄状態セルにして自ノードあ
てに送信し、受信セルを判別した結果が権利放棄状態で
ある場合に、第1のキューメモリに伝送すべきデータが
あれば、送信すべきデータをセルに載せて使用状態のセ
ルにして送信し、受信セルを判別した結果が権利放棄状
態である場合に、第1のキューメモリに伝送すべきデー
タがなく、第2のキューメモリに伝送すべきデータがあ
って、第2の許可条件保持のカウント数が所定の数に達
するまでは、送信すべきデータをセルに載せて使用状態
のセルにして送信するように構成されている。
【0043】前記制御手段は、リング上を周回するセル
の状態として、使用状態、権利放棄状態、アイドル状態
のそれぞれに対して、リセット指示を含むかどうかを判
別し、その結果に応じて所定の送受信制御および中継制
御を行うように構成されていてもよい。
【0044】前記制御手段はさらに、受信セルを判別し
た結果が、自ノード宛の権利放棄状態セルの時に、アイ
ドル状態に変更するとともにリセット指示を持つように
変更し、受信セルを判別した結果、リセット指示表示を
持つ時には、第2の許可条件保持をリセットするように
構成されていてもよい。
【0045】前記制御手段はさらに、リセット指示表示
を持つセルを送信後は、次にリセット指示表示を持つセ
ルが受信されるまでの間は、受信セルを判別した結果が
自ノード宛の権利放棄セルの場合であっても、単にアイ
ドル状態に変更しリセット指示表示は持たないセルをリ
ングに送出するように構成されていてもよい。
【0046】一方、前記制御手段は、リング上を周回す
るセルの状態として、使用状態、権利放棄状態、アイド
ル状態、リセット状態のいずれであるかを判別し、その
結果に応じて所定の送受信制御および中継制御を行うよ
うに構成されていてもよい。
【0047】前記制御手段はさらに、受信セルを判別し
た結果が、自ノード宛の権利放棄状態セルの時に、アイ
ドル状態に変更するとともにリセット状態セルにして送
信することを送信手段に指示し、受信セルを判別した結
果、リセット状態セルの時には、第2の許可条件保持を
リセットするように構成されていてもよい。
【0048】前記制御手段はさらに、リセット状態セル
を送信後は、次にリセット状態セルが受信されるまでの
間は、受信セルを判別した結果が自ノード宛の権利放棄
セルの場合であっても、単にアイドル状態に変更しリセ
ット状態セルにはせずにリングに送出するように構成さ
れていてもよい。
【0049】
【作用】上記の手段により本発明のリングアクセス装置
は、リング上を周回するセルの3つの状態のそれぞれに
対して、第2の許可条件保持手段をリセットするための
リセット指示を独立して含めている。これにより、セル
のペイロード部分に情報を載せつつ、各ノードにリセッ
ト指示を出すことができるので、情報の転送効率を高め
ることができる。
【0050】また、第1の許可条件で送信されるセル
と、第2の許可条件で送信されるセルを、異なるキュー
メモリで保持し、第1の許可条件でセルを送信するとき
には、アイドル状態と権利放棄状態セルを用い、第2の
許可条件でセルを送信する時には、第1のキューメモリ
にセルがない時に権利放棄状態セルを用いる。これによ
り、送信時の優先度が高い通信を、第1の許可条件で送
信することにより、廃棄や遅延の影響を受けることなく
行うことができる。
【0051】
【実施例】本発明のリングアクセス装置の第1の実施例
について説明する。
【0052】リング状パケット通信網の全体構成は、従
来の技術で述べた図7と同じなので詳しい説明は省略す
る。
【0053】図1に本発明に基づくリングアクセス装置
の構成図を示すが、構成要素は従来の技術の図7で説明
したデータ伝送装置と同じであるが、部分的に動作が異
なっている構成要素があるので、その部分について詳細
に説明する。
【0054】リング上を周回するセルは、従来の技術で
説明したように5バイトのヘッダ中であて先ノードのア
ドレスやセルの状態(アイドル状態、使用状態、権利放
棄状態)を示している。さらに、セルがリセット指示を
含んでいるかどうかを示すビットが準備されている。ま
ず、本発明におけるセルの状態と、リセットビットの働
きについて説明する。
【0055】(1)アイドル状態:使用も放棄もされて
いない状態である。ネットワーク管理部よりノードに割
り当てられた帯域(第1のウインドウ)が残っていれ
ば、このセルにデータを載せて使用状態にして送信する
ことができる。
【0056】(2)使用状態:実際にセルのペイロード
部分にデータが載って転送されている状態である。この
状態のセルが到着した場合、自ノード宛である場合に
は、セル受信転送部102がペイロードから情報を取り
だし受信バッファ103に格納する。セル中継部108
は、他ノード宛であればそのまま中継し、自ノード宛で
セル受信転送部で情報が取り出された場合には、アイド
ル状態に変更する。
【0057】(3)権利放棄状態:第1のウインドウが
開いているが送信すべきデータがない場合に、そのノー
ドに割り当てられた帯域の使用を放棄したセルである。
この状態のセルが到着した場合、セル中継部108は、
自ノード宛である場合には、アイドル状態に変更すると
ともにセルのリセットビットを立て、他ノード宛である
場合にはそのままで状態を変更しない。
【0058】(4)リセットビット:上記の3つの状態
それぞれに対してリセットビットが立っているもの、立
っていないものがある。リセットビットが立ったセルを
受信した場合、ノードでは第2のウインドウサイズをリ
セット、すなわち所定の初期値を再設定する。リセット
ビットが立っていないセルの受信した場合は、通常の動
作をする。
【0059】110はカウンタ部で、第1、第2のウイ
ンドウを管理している。このカウンタの動作は、従来の
技術で述べた内容と一部異なる動作をするので、あらた
めて説明する。
【0060】第1のウインドウカウンタ(第1の許可条
件保持手段)は、ノードに到着する帯域量に応じてネッ
トワーク管理部から割り当てられた帯域によって、周期
的にカウントアップしている。所定の手段によりセルが
送信されることによってカウントダウンされる。
【0061】第2のウインドウカウンタ(第2の許可条
件保持手段)は、自ノード宛の権利放棄状態セルを受信
したときまたは受信セルのリセットビットが立っている
ときには、あらかじめ定められた初期値が設定される。
また、所定の手段により権利放棄状態セルを用いてセル
が送信された場合にカウントダウンされる。第2のウイ
ンドウカウンタを全て使い果たした場合(カウンタ値が
0)、権利放棄状態セルを使用したセルの送信もできな
い。ここで、ノードの状態として通常状態、ハント状態
がある。自ノード宛の権利放棄状態セルを受信したとき
にハント状態にセットされる。この状態はリセットビッ
トが立ったセルが受信されるまで続き、この間に自ノー
ド宛の権利放棄状態セルが到着しても、単にアイドル状
態に変更するだけで、再度リセットビットを立てて送出
することはしない。ハント状態以外の時のノードの状態
を通常状態とする。
【0062】次に図2、図3の状態遷移図を用いて、ノ
ードの動作、リングアクセスの方式について説明する。
【0063】リング入力部101からノードに到着した
セルは、セル受信転送部102、セル中継部108に入
力される。セル受信転送部102は、そのセルが自ノー
ド宛の使用状態セルであれば、ペイロードの情報を受信
バッファ103に格納し、それ以外の場合には受信バッ
ファに格納しない。
【0064】一方、セル中継部108は、到着セルのあ
て先ノード番号、セルの状態、リセットビットの状態を
判別してセルの状態を変更する。受信セルが、セル受信
転送部102、セル中継部108での処理(セル受信処
理)を経てどのように状態が変化するかを表した状態遷
移図を図2に示す。同図における記号「&」は「かつ」
を、「*」は「無条件(don't care)」に遷移すること
を示している。また[]はノードの状態の変更、ウイン
ドウのリセット処理等の実行を示している。
【0065】具体的には、セル受信転送部102、セル
中継部108の一連の動作(セル受信処理)は次のよう
になる。 (1)受信セルのリセットビットが立っていない場合 (a−1)受信セルが使用状態である場合、自ノード宛
であればペイロードを受信バッファ103にとりこみア
イドル状態に変更する。他ノード宛である場合には変更
しない。
【0066】(b−1)受信セルがアイドル状態である
場合、変更しない。あて先のノードは無効である。
【0067】(c−1)受信セルが権利放棄状態で他ノ
ード宛である場合は変更しない。自ノード宛である場
合、ノードがハント状態か通常状態かで動作が異なる。
まず、通常状態においては、セル中継部108はアイド
ル状態に変更するとともにリセットビットを立てる。同
時に、第2のウインドウカウンタがリセットされ、初期
値が再設定される。さらにノードの状態がハント状態に
変更される。一方、ノードがハント状態の場合、自ノー
ド宛の権利放棄状態セルはアイドル状態に変更するのみ
である。すなわち、リセットビットを立てたセルを送出
後に、さらにリセットビットを立てたセルを重複して送
出することを避けるためである。 (2)受信セルのリセットビットが立っている場合 (a−2)受信セルが使用状態である場合、ノードがハ
ント状態の時、自ノード宛であればペイロードを受信バ
ッファ103にとりこみアイドル状態に変更する。他ノ
ード宛である場合には変更しない。いずれの場合も、リ
セットビットをクリアし、ノードを通常状態に戻す。一
方、ノードが通常状態の時、自ノード宛であればペイロ
ードを受信バッファ103にとりこみアイドル状態に変
更する。他ノード宛である場合には、状態の変更はしな
い。いずれの場合も、リセットビットは立てたままで、
第2のウインドウカウンタ値をリセット(初期値を再設
定)する。
【0068】(b−2)受信セルがアイドル状態である
場合、アイドル状態からは状態は変更しない。ただし、
ノードがハント状態の場合、リセットビットをクリアす
るとともに通常状態に戻す。ノードが通常状態の場合
は、第2のウインドウカウンタ値をリセットするのみ
で、リセットビットは立てたままとする。
【0069】(c−2)受信セルが権利放棄状態で自ノ
ード宛である場合はアイドル状態に変更するとともに、
第2のウインドウカウンタをリセットする。ただし、セ
ルのリセットビットは立てたままとする。他ノード宛で
ある場合、ノードがハント状態か通常状態かで動作が異
なる。いずれの場合も権利放棄状態のままで状態の変更
はしないが、通常状態においては、第2のウインドウカ
ウンタがリセットされ、リセットビットは立てたままと
なる。一方、ノードがハント状態の場合、リセットビッ
トをクリアし、ノードを通常状態に戻す。
【0070】次にセル送信転送部106、状態遷移管理
部109によるセル送信処理について説明する。図3に
セル送信処理にともなう状態遷移図を示す。図中「&」
は「かつ」、「#」は「または」、[]で囲まれた部分
はノードの動作(カウントダウンされるカウンタ、ノー
ドの状態変更など)を示している。
【0071】状態遷移管理部109は、セル中継部での
状態の変更結果、第1、第2のウインドウの状態、送信
バッファ105中の待ちセル数などのにより、所定の動
作をして、セルの送出を行う。この動作について次に説
明する。ここで、セルのリセットビットの状態は、送信
処理における動作に影響を与えないので、3状態の場合
について説明する。
【0072】(d)セル中継部108を経た状態が使用
状態の場合、そのままリング出力107送出する。これ
は他ノード宛の使用セルだからである。
【0073】(e)セル中継部108を経た状態がアイ
ドル状態の場合。状態遷移管理部109は、第1のウイ
ンドウ、送信バッファ105の状態により次のような動
作をする。第1のウインドウが開いており(W1>0)
送信バッファにセルがある(Q>0)場合、セル送信転
送部106は送信バッファからセルを取りだし使用状態
にして送信する。そして、第1のウインドウカウンタが
1つカウントダウンされる。
【0074】次にW1>0でQ=0のとき、セル送信転
送部106は自ノード宛の権利放棄状態セルを送出す
る。そして第1のウインドウカウンタを1つカウントダ
ウンする。
【0075】最後にW1=0のときには、送信バッファ
の状態によらず、セル中継部からアイドル状態セルをそ
のまま送信する。第1、第2のウインドウカウンタは変
化しない。
【0076】(f)セル中継部108を経た状態が権利
放棄状態である場合、第1のウインドウにかかわりな
く、第2のウインドウと送信バッファ105の状態によ
り動作が異なる。まず、W2>0かつQ>0のとき、セ
ル送信転送部106からデータを載せた使用状態のセル
を送信する。この時同時に第2のウインドウサイズを1
つカウントダウンする。W2=0またはQ=0の時、セ
ル中継部108から権利放棄状態セルをそのまま送信す
る。W2=0の場合、割り当てられた第2のウインドウ
サイズ分のセルの送信を行ったことになるので、自ら権
利放棄状態セルの使用を禁止し、下流ノードに対して権
利放棄状態セルを譲ったことになる。これにより、権利
放棄状態セルの使用に関して、各ノード間のフェアネス
(公平性)を確保することができる。
【0077】以上説明したように、セルの状態は、セル
受信転送部102、セル中継部108によって状態が変
更され(セル受信処理、図2)、さらにセル送信転送部
106、状態遷移管理部108によってさらにセルが送
信される(セル送信処理、図3)。このように2段階に
わたってセルの状態変更が行われる。この2段階の状態
遷移をまとめて、ノードに到着したセルの状態とノード
から送信されるのセルの状態の変化に着目した状態遷移
図を図4に示す。同図より、リセットの指示をヘッダの
ビット中に含みながら、データをペイロードに載せて転
送することができる。権利放棄状態セルを用いてデータ
の送信が行われるのは、第2のウインドウが開いている
とき(W2>0)のみである。また、セルのリセットビ
ットを利用したリセット制御の導入と併せて、権利放棄
状態セルの使用についてフェアネスを確保している。
【0078】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図5に第2の実施例におけるリングアクセス装置の
構成図を示す。ここで、第1の実施例と異なるのは、送
信バッファが第1の送信バッファ505a、第2の送信
バッファ505bから構成される点と、セル送信時の処
理、すなわちセル送信転送部506および状態遷移管理
部509の動作なので、これら以外の点の動作について
は説明を省略する。
【0079】端末504から送られてきたセルは、優先
度に応じて優先側セルは第1の送信バッファ505a
に、それ以外のセルは第2の送信バッファ505bに格
納される。リング入力501から到着した受信セルがセ
ル中継部508を経るまでに行われる動作は、第1の実
施例と同じなので省略する。そこで、セル送信転送部5
06、および状態遷移管理部509の動作(セル送信処
理)について説明する。
【0080】セル送信処理は、セル中継部で変更された
セルの状態、第1、第2のウインドウの状態、第1、第
2の送信バッファの状態によって動作が異なる。このセ
ル送信処理によるセルの状態遷移図を図6に示す。
【0081】(d’)セル中継部508を経た状態が使
用状態の場合、そのままリング出力507送出する。こ
れは他ノード宛の使用セルだからである。
【0082】(e’)セル中継部508を経た状態がア
イドル状態の場合。状態遷移管理部509は、第1のウ
インドウ、第1の送信バッファ505aの状態により次
のような動作をする。第1のウインドウが開いており
(W1>0)、第1の送信バッファ505aにセルがあ
る(Q1>0)場合、セル送信転送部506は第1の送
信バッファからセルを取りだし使用状態にして送信す
る。そして、第1のウインドウカウンタが1つカウント
ダウンされる。
【0083】次にW1>0でQ1=0のとき、セル送信
転送部506は自ノード宛の権利放棄状態セルを送出す
る。そして第1のウインドウカウンタを1つカウントダ
ウンする。
【0084】最後にW1=0のときには、第1の送信バ
ッファの状態によらず、セル中継部からアイドル状態セ
ルをそのまま送信する。第1、第2のウインドウカウン
タは変化しない。 (f’)セル中継部508を経た状態が権利放棄状態で
ある場合、まず、第1の送信バッファ505aにセルが
ある場合(Q1>0)を考える。第1のウインドウが開
いている(W1>0)場合には、セル送信転送部506
は第1の送信バッファ505aからセルを取りだし使用
状態にして送信する。そして、第1のウインドウカウン
タが1つカウントダウンされる。W1=0でQ1>0の
場合、セル送信転送部506は第1の送信バッファ50
5aからセルを取りだし使用状態にして送信し、カウン
タ値は0のままとなる。一方、Q1=0の場合、第1の
ウインドウ(W1)にかかわらず次のような動作をす
る。この場合、第2のウインドウ(W2)と第2送信バ
ッファ505bの状態により動作が異なる。まず、W2
>0かつQ2>0のとき、セル送信転送部506からデ
ータを載せた使用状態のセルを送信する。この時同時に
第2のウインドウサイズを1つカウントダウンする。W
2=0またはQ2=0の時、セル中継部508から権利
放棄状態セルをそのまま送信する。W2=0の場合、割
り当てられた第2のウインドウサイズ分のセルの送信を
行ったことになるので、自ら権利放棄状態セルの使用を
禁止し、下流ノードに対して権利放棄状態セルを譲った
ことになる。このように第1の送信バッファのセルの送
信を優先的に行うことにより、優先側のセルの関して、
セル廃棄、遅延時間といった通信品質の悪化を招くこと
なく情報の転送を行うことができる。
【0085】なお、本発明の第2の実施例における、第
1、第2のキューメモリを持ち、第1のキューメモリか
らは第1のウインドウの状態にしたがって、アイドル状
態及び権利放棄状態セルを用いて情報を転送し、第2の
キューメモリからは第2のウインドウの状態にしたがっ
て、権利放棄状態セルを用いてセルを転送する方式は、
従来の技術で述べたデータ伝送装置にも適用することが
できる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、各
ノードの第2のウインドウをリセットするための指示
を、3つの状態とは独立したビット表示で行うことによ
り、ペイロードにユーザ情報を載せたまま、リセット指
示を行うことができる。これにより、情報の通信効率を
より高めることができる。また、第2の実施例のよう
に、送信バッファも第1、第2のウインドウカウンタに
応じて設けることによって、優先して送信すべき情報を
その他の情報に先だって送信することができるので、廃
棄、遅延品質的に大きく優先して情報を送信することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるリングアクセス
装置の構成図
【図2】本発明の実施例におけるセル受信後、セル中継
部にいたるまでのセルの状態遷移を示した図
【図3】本発明の第1の実施例におけるセル中継部から
送信にいたるまでのセルの状態遷移を示した図
【図4】本発明の実施例による受信セルと送信セルとの
間のセルの状態遷移図
【図5】本発明の第2の実施例におけるリングアクセス
装置の構成図
【図6】本発明の第2の実施例におけるセル中継部から
送信にいたるまでのセルの状態遷移を示した図
【図7】従来の技術によるリング状パケット通信網の構
成を示す図
【図8】従来の技術によるデータ伝送装置の構成を示す
【図9】従来の技術によるデータ伝送装置におけるセル
の状態遷移と第1第2のウインドウとセルの送信の関係
(リングアクセス方式)を示した図
【図10】従来の技術によるセル受信後、セル中継部に
いたるまでのセルの状態遷移を示した図
【図11】従来の技術によるセル中継部から送信にいた
るまでのセルの状態遷移を示した図
【図12】従来の技術による受信セルと送信セルの間の
状態遷移図
【符号の説明】
101 リング入力部 102 セル受信転送部 103 受信バッファ 104 端末装置 105 送信バッファ 106 セル送信転送部 107 リング出力部 108 セル中継部 109 状態遷移管理部 110 カウンタ部 505a 第1の送信バッファ 505b 第2の送信バッファ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路を介してリング状に接続され、リン
    グ上を周回する固定長の電文であるセルにデータを載せ
    または取り出してデータ伝送を行なうリングアクセス装
    置であって、入力側のリング伝送路からセルを受信する
    セル受信手段と、所定のセルを出力側リング伝送路に送
    信するセル送信手段と、送信すべきデータを保持するキ
    ューメモリを持ち、セル受信手段によって受信されたセ
    ルが、アイドル状態、使用状態、権利放棄状態のいずれ
    であるかを判別し、その結果に応じて所定の送受信制御
    および中継制御を行なう制御手段を備え、前記制御手段
    は、アイドル状態セルを用いてデータを送信したセル数
    をカウントする第1の許可条件保持手段と、権利放棄状
    態セルを用いてデータを送信したセル数をカウントする
    第2の許可条件保持手段と、受信セルを判別した結果が
    アイドル状態である時に、伝送すべきデータがキューメ
    モリにあって、第1の許可条件保持のカウンタ数が割り
    当てられたセル数に達するまでは、送信すべきデータを
    セルに載せて使用状態のセルにして送信し、受信セルを
    判別した結果がアイドル状態である時に、伝送すべきデ
    ータがキューメモリになくて、第1の許可条件保持のカ
    ウンタ数が割り当てられたセル数に達するまでは、権利
    放棄状態セルにして自ノードあてに送信し、受信セルを
    判別した結果が権利放棄状態である場合に、伝送すべき
    データがキューメモリにあって、第2の許可条件保持の
    カウント数が所定の数に達するまでは、送信すべきデー
    タをセルに載せて使用状態のセルにして送信することを
    特徴とするリングアクセス装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、リング上を周回するセル
    の状態として、使用状態、権利放棄状態、アイドル状態
    のそれぞれに対して、リセット指示を含むかどうかを判
    別し、その結果に応じて所定の送受信制御および中継制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載のリングアクセ
    ス装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段はさらに、受信セルを判別し
    た結果が、自ノード宛の権利放棄状態セルの時に、アイ
    ドル状態に変更するとともにリセット指示を持つように
    変更し、受信セルを判別した結果、リセット指示表示を
    持つ時には、第2の許可条件保持をリセットすることを
    特徴とする請求項2記載のリングアクセス装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段はさらに、リセット指示表示
    を持つセルを送信後は、次にリセット指示表示を持つセ
    ルが受信されるまでの間は、受信セルを判別した結果が
    自ノード宛の権利放棄セルの場合であっても、単にアイ
    ドル状態に変更しリセット指示表示は持たないセルをリ
    ングに送出することを特徴とする請求項3記載のリング
    アクセス装置。
  5. 【請求項5】伝送路を介してリング状に接続され、リン
    グ上を周回する固定長の電文であるセルにデータを載せ
    または取り出してデータ伝送を行なうリングアクセス装
    置であって、入力側のリング伝送路からセルを受信する
    セル受信手段と、所定のセルを出力側リング伝送路に送
    信するセル送信手段と、送信すべきデータを保持する第
    1、第2のキューメモリを持ち、セル受信手段によって
    受信されたセルが、アイドル状態、使用状態、権利放棄
    状態のいずれであるかを判別し、その結果に応じて所定
    の送受信制御および中継制御を行なう制御手段を備え、
    前記制御手段は、アイドル状態セルおよび権利放棄状態
    セルを用いて第1のキューメモリに保持されたデータを
    送信したセル数をカウントする第1の許可条件保持手段
    と、権利放棄状態セルを用いて第2のキューメモリに保
    持されたデータを送信したセル数をカウントする第2の
    許可条件保持手段と、受信セルを判別した結果がアイド
    ル状態である時に、第1のキューメモリに伝送すべきデ
    ータがあって、第1の許可条件保持のカウンタ数が割り
    当てられたセル数に達するまでは、送信すべきデータを
    セルに載せて使用状態のセルにして送信し、受信セルを
    判別した結果がアイドル状態である時に、第1のキュー
    メモリに伝送すべきデータがなくて、第1の許可条件保
    持のカウンタ数が割り当てられたセル数に達するまで
    は、権利放棄状態セルにして自ノードあてに送信し、受
    信セルを判別した結果が権利放棄状態である場合に、第
    1のキューメモリに伝送すべきデータがあれば、送信す
    べきデータをセルに載せて使用状態のセルにして送信
    し、受信セルを判別した結果が権利放棄状態である場合
    に、第1のキューメモリに伝送すべきデータがなく、第
    2のキューメモリに伝送すべきデータがあって、第2の
    許可条件保持のカウント数が所定の数に達するまでは、
    送信すべきデータをセルに載せて使用状態のセルにして
    送信することを特徴とするリングアクセス装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、リング上を周回するセル
    の状態として、使用状態、権利放棄状態、アイドル状態
    のそれぞれに対して、リセット指示を含むかどうかを判
    別し、その結果に応じて所定の送受信制御および中継制
    御を行うことを特徴とする請求項5記載のリングアクセ
    ス装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段はさらに、受信セルを判別し
    た結果が、自ノード宛の権利放棄状態セルの時に、アイ
    ドル状態に変更するとともにリセット指示を持つように
    変更し、受信セルを判別した結果、リセット指示表示を
    持つ時には、第2の許可条件保持をリセットすることを
    特徴とする請求項6記載のリングアクセス装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段はさらに、リセット指示表示
    を持つセルを送信後は、次にリセット指示表示を持つセ
    ルが受信されるまでの間は、受信セルを判別した結果が
    自ノード宛の権利放棄セルの場合であっても、単にアイ
    ドル状態に変更しリセット指示表示は持たないセルをリ
    ングに送出することを特徴とする請求項7記載のリング
    アクセス装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段はまた、リング上を周回する
    セルの状態として、使用状態、権利放棄状態、アイドル
    状態、リセット状態のいずれであるかを判別し、その結
    果に応じて所定の送受信制御および中継制御を行うこと
    を特徴とする請求項5記載のリングアクセス装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段はさらに、受信セルを判別
    した結果が、自ノード宛の権利放棄状態セルの時に、ア
    イドル状態に変更するとともにリセット状態セルにして
    送信することを送信手段に指示し、受信セルを判別した
    結果、リセット状態セルの時には、第2の許可条件保持
    をリセットすることを特徴とする請求項9記載のリング
    アクセス装置。
  11. 【請求項11】前記制御手段はさらに、リセット状態セ
    ルを送信後は、次にリセット状態セルが受信されるまで
    の間は、受信セルを判別した結果が自ノード宛の権利放
    棄セルの場合であっても、単にアイドル状態に変更しリ
    セット状態セルにはせずにリングに送出することを特徴
    とする請求項10記載のリングアクセス装置。
JP30201692A 1992-08-17 1992-11-12 リングアクセス装置 Pending JPH06152620A (ja)

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JP30201692A JPH06152620A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 リングアクセス装置
US08/107,219 US5392286A (en) 1992-08-17 1993-08-16 Data transmission system with packets having occupied, idle, released, and reset states
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