JPH0615178Y2 - バルブ - Google Patents

バルブ

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JPH0615178Y2
JPH0615178Y2 JP1988117931U JP11793188U JPH0615178Y2 JP H0615178 Y2 JPH0615178 Y2 JP H0615178Y2 JP 1988117931 U JP1988117931 U JP 1988117931U JP 11793188 U JP11793188 U JP 11793188U JP H0615178 Y2 JPH0615178 Y2 JP H0615178Y2
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JP
Japan
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valve
seat
retainer
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valve seat
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JP1988117931U
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JPH0240170U (ja
Inventor
毅 陣内
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イーグル・イージーアンドジー・エアロスペース株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チェックバルブや安全バルブ、ソレノイドバ
ルブ等、閉弁時のシールに必要な荷重を、ばね等による
一定の初期荷重と流体圧力による荷重から得る構造のバ
ルブに関する。
〔従来の技術〕
従来から、たとえばチェックバルブとしては第4図に示
すような構造のものがある。
すなわち図において、(4)はボディ(1)と、ネジ部(3)に
おいてボディ(1)に結合されたボディキャップ(2)によっ
て形成された弁室である。ボディ(1)とボディキャップ
(2)の結合部分はOリング(5)でシールされている。ボデ
ィ(1)に軸方向に貫設された流路(6)の内端は、弁室(4)
の一端をなすボディ(1)の内端面(7)中央に開口してお
り、この開口部に弁座(26)が形成されている。また、ボ
ディキャップ(2)に軸方向に貫設された流路(8)の内端
は、弁室(4)の他端に開口しており、この開口部にばね
保持部(9)が形成されている。
(27)は弁室(4)に軸方向往復動自在に内挿された弁体
で、前記ばね保持部(9)に保持されたコイルばね(10)に
よって、前記弁座(26)側へ常時押圧されており、この弁
座(26)と対向する先端部(28)は直円錐状に形成されてい
る。弁体(27)の外周面(27a)には、該弁体(27)の流路(6)
側の端面から軸方向中途まで延びる溝(29)が形成されて
おり、さらにこの弁体(27)の背面すなわちコイルばね(1
0)側の面と前記溝(29)間に通孔(30)が穿たれている。
このバルブは、通常は流路(6)からの流体が弁座(26)と
弁体(27)間を押し開いて、弁体(27)とボディ(1)の内端
面(7)の間、溝(29)、通孔(30)およびばね保持部(9)を経
由して流路(8)側へ流れており、流路(8)側の流体圧力が
流路(6)側の流体圧力よりも高くなったときは、その差
圧とコイルばね(10)の荷重によって弁体(27)が流路(6)
側へ移動して閉弁し、流体の逆流を阻止する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のバルブには次のような問題がある。
すなわち、弁座(26)はボディ(1)内の弁室(4)の最も奥に
位置しているので、その仕上げ加工が非常に難しく、し
たがって弁座(26)が不良である場合は、ボディ(1)を交
換する必要があり、コストがかかる問題がある。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、弁座の高精度の加
工を容易にしたバルブを提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案に係るバルブは、ボデ
ィ内周の弁室に軸方向往復動自在に内挿さればねで軸方
向一方へ押圧された弁体の凸面状の先端と対向する弁座
が、前記ボディの内端面中央部に形成された流路の内端
部に任意の深さで挿し込まれ固定される筒状のシートプ
ラグに形成されてなる構成としたものである。
〔作用〕
すなわち本考案のバルブは、弁体(シール片)が接離す
る弁座をボディとは別体のシートプラグに形成した構造
とすることによって、弁座の仕上げ加工が容易になり、
ボディ内の流路の内端部に対するシートプラグの固定位
置すなわち挿し込み深さによって、開弁圧を任意に設定
することができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基いて説明する。
まず第1図に示す第1の実施例はチェックバルブとして
用いられるものであって、既に述べた従来構造のものと
同じ部分については第4図と同一の符号を付してある。
このバルブは、弁体(11)が、弁室(4)に軸方向往復動自
在に内挿されコイルばね(10)によって軸方向における流
路(6)側へ押圧されたリテーナ(12)と、このリテーナ(1
2)の前記流路(6)側の端面に形成した嵌合凹部(13)に嵌
め込まれたシール片(14)とを有する分割構造となってい
る。シール片(14)は、その大径部である基部(15)が前記
嵌合凹部(13)内に位置していて、該嵌合凹部(13)内周に
固着した環状のキャップ(17)により抜け止めされている
とともに、このキャップ(17)内周面と基部(15)の外周面
の間には隙間(18)が介在していて、半径方向への適当な
自由度が設定されている。また、このシール片(14)の先
端部(16)は、前記嵌合凹部(13)から流路(6)側へ突出し
ており、直円錐状の凸面をなしている。リテーナ(12)の
外周面(12a)には、該リテーナ(12)の流路(6)側の端面か
ら軸方向中途まで延びる溝(19)が形成されており、さら
にこの溝(19)からは、コイルばね(10)側の面へかけて通
孔(20)が穿たれている。
一方、前記シール片(14)の先端部(16)と対向する弁座(2
1)は、ボディ(1)の内端面(7)中央部に開口する流路(6)
の内端部(23)に焼嵌め等により嵌着した円筒状のシート
プラグ(22)に形成されている。
このバルブは、第4図に従来例として示したチェックバ
ルブと同様、流路(6)から(8)へ向けての流体の流れは許
し、逆向きの流れを遮断する機能をもつ。そして上記構
成によると、弁体(11)がリテーナ(12)とシール片(14)に
分割された構造になっていて、シール片(14)はリテーナ
(12)に対して半径方向に自由度をもっているため、リテ
ーナ(12)の外周面(12a)とボディ(1)の内周面(1a)の間の
隙間の存在によってリテーナ(12)が半径方向へ変位(偏
芯)したとしても、シール片(14)はその動きに拘束され
ず、閉弁時における弁座(21)との密接が確実になされ
る。また、シートプラグ(22)に形成された弁座(21)は、
ボディ(1)の内周面(1a)と同芯に形成されているが、仮
にその同芯精度に若干の誤差があって、しかもリテーナ
(12)の外周面(12a)とボディ(1)の内周面(1a)の間の隙間
が非常に小さいような場合でも、閉弁時、シール片(14)
はその半径方向への自由度によって前記誤差を吸収し、
弁座(21)と確実な密接状態となる。
また、弁座(21)は、ボディ(1)とは別体であるシートプ
ラグ(22)に形成されているので、シートプラグ(22)単品
の状態で弁座(21)の仕上げ加工を行なうことができ、ボ
ディ(1)内部に加工する場合に比べると、仕上げがきわ
めて容易であり、仕上げ状態の検査確認も正確かつ容易
に行なうことができる。さらに、この構造によると、弁
座(21)の軸方向位置は、流路(6)の内端部(23)に対する
シートプラグ(22)の嵌合位置によって任意に設定するこ
とができ、したがって、弁体(11)を構成するリテーナ(1
2)やシール片(14)あるいはコイルばね(10)、弁室(4)等
の寸法に応じて、適正なばね荷重を設定したり、1種類
のコイルばね(10)を用いて何通りものばね荷重を設定す
ることが可能である。そして従来は、流体が流路(6)か
ら流路(8)側へ流れるときの開弁圧力の設定を、複数種
類のコイルばねを準備して行なっていたのに対し、この
実施例によると、シートプラグ(22)の固定位置によっ
て、前記開弁圧力の設定を、1種類のコイルばねでしか
も無段階的に行なうことができるものである。
次に、第2図に示す第2の実施例は、上記第1の実施例
におけるシール片(14)の基部(15)の背面(15a)を、この
シール片(14)を保持しているリテーナ(12)の嵌合凹部(1
3)の底面(13a)と1点で接触するよう、球面状に形成し
たものである。
すなわち、嵌合凹部(13)の底面(13a)と基部(15)の背面
(15a)が平面で接触する場合(第1図参照)は、弁座(2
1)に対するシール片(14)の先端部(16)の密度を確実にな
すために、軸線に対する前記両面(13a)(15a)の直角精度
を高精度にする必要があるが、この実施例では、基部(1
5)の背面(15a)が球面をなし、嵌合凹部(13)の底面(13a)
と1点で接触していて、傾斜方向への自由度を有するの
で、シール片(14)は、軸線に対する前記底面(13a)の直
角精度や、リテーナ(12)の傾斜変位等に拘束されず、弁
座(21)への密接をより安定させることができる。なお、
前記背面(15a)は直円錐状としても同様の効果が得られ
る。
次に、第3図に示す第3の実施例は、ソレノイドバルブ
として用いた例を示すものであって、ボディ(1)の外周
にはボビン(24)を介して電磁コイル(25)が巻装されてい
る。このバルブは、電磁コイル(25)に通電して励磁する
と、可動鉄心としての弁体(11)が固定鉄心としてのボデ
ィキャップ(2)側に吸引され、コイルばね(10)の荷重に
抗して開弁動作し、電磁コイル(25)を断電して消磁する
と、コイルばね(10)の荷重によって弁体(11)が閉弁動作
するもので、弁体(11)および弁座(21)部分の構成および
該構成から得られる効果は、第1の実施例と同様であ
る。また、この例においても、第2の実施例と同様に、
シール片(14)の基部(15)が、リテーナ(12)の嵌合凹部(1
3)の底面(13a)と1点で接触するようになすことができ
る。
なお、シール片(14)の先端部(16)の形状は直円錐状のも
のに限らず、たとえば球面状であってもよく、その他、
ボディ(1)等各部品の大きさや形状等も、図示の実施例
に限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上、本考案のバルブは、弁座をボディと別体のシート
プラグで構成することによって、弁座の仕上げ加工や検
査が容易になるほか、閉弁時におけるばね荷重、ひいて
は開弁圧を、無段階的に任意に設定できるといった効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図、第2図は
第2の実施例を示す断面図、第3図は第3の実施例を示
す断面図、第4図は従来例を示す断面図である。 (1)ボディ、(4)弁室、(6)(8)流路 (7)内端面、(10)コイルばね、(11)弁体 (12)リテーナ、(13)嵌合凹部、(13a)底面 (14)シール片、(15)基部、(15a)背面 (16)先端部、(17)キャップ、(18)隙間 (21)弁座、(22)シートプラグ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ内周の弁室に軸方向往復動自在に内
    挿さればねで軸方向一方へ押圧された弁体の凸面状の先
    端と対向する弁座が、前記ボディの内端面中央部に形成
    された流路の内端部に任意の深さで挿し込まれ固定され
    る筒状のシートプラグに形成されていることを特徴とす
    るバルブ。
JP1988117931U 1988-09-09 1988-09-09 バルブ Expired - Lifetime JPH0615178Y2 (ja)

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JPH0240170U JPH0240170U (ja) 1990-03-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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