JPH0614920A - 聴診器 - Google Patents

聴診器

Info

Publication number
JPH0614920A
JPH0614920A JP4199174A JP19917492A JPH0614920A JP H0614920 A JPH0614920 A JP H0614920A JP 4199174 A JP4199174 A JP 4199174A JP 19917492 A JP19917492 A JP 19917492A JP H0614920 A JPH0614920 A JP H0614920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
converter
patient
collecting unit
analog electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4199174A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitaka Mizobe
都孝 溝部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4199174A priority Critical patent/JPH0614920A/ja
Publication of JPH0614920A publication Critical patent/JPH0614920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者の心音等を正確に聴診するのが不可能な
雑音等があっても、心音のみを聴診することができる聴
診器の提供。 【構成】 患者4から心音等診断情報となる音響を採取
してアナログ電気信号に変換する第1集音部10と;患
者に波及する外部雑音を患者の身体附近で採取してアナ
ログ電気信号に変換する第2集音部11と;該第1集音
部の出力値をディジタル化する第1A/Dコンバータ2
1と;該第2集音部の出力値をディジタル化する第2A
/Dコンバータ23と;第1コンバータの出力値から第
2コンバータの出力値を減算する計算機24と;該計算
機の演算結果をアナログ電気信号に変換するD/Aコン
バータ26と;前記D/Aコンバータ26に接続されD
/Aコンバータの出力値を検者に出力する耳部3と;を
備えている構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部雑音が大きい場所
でも使用することができる聴診器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の聴診器は、患者の身体に密着して
当てがう集音部と、検者の耳に当てがう耳部と、前記集
音部と耳部とを連通する柔軟な管路部と、を備えたもの
であり、患者の身体に当てがった集音部によって、身体
内で発する微かな心音、血管音、肺胞音、呼吸副音等の
診断情報となる音響を採取し、その音波を管路部を介し
て耳部まで伝搬させ、この耳部からその音波を直接検者
の耳に伝達させるようにしたものである。この聴診器の
利用は、心音等の聴診のみならず、それを利用して血圧
測定、腹部臓器の蠕動運動状況の観察等多岐に渡ってい
る。例えば、前記血圧測定に於ては、マンシェットを巻
き付けた上腕の上腕動脈上に聴診器の集音部を当て、マ
ンシェット内圧を急速に上昇させて橈骨動脈の触れない
値までした後、徐々にマンシェットの空気を抜いて血管
音の聞こえ始める点(Swan第1点)を確認し(最大
血圧)、次いで徐々に空気を抜いて血管音が急に弱くな
る点(Swan第4点)を確認した後、血管音が完全に
消失する点(Swan第5点)を確認する(最小血
圧)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】聴診器を使用して診断
する場所は、静かな診断室や病室に限らず、騒がしい街
頭や救急車の中等でも行われ、また聴診器を使用する人
の聴力等にも差がある。しかしながら、従来の聴診器で
は、患者の身体からの音を直接音波のまま耳まで伝搬さ
せて聞き取るようにしているため、周囲の騒音をも混同
してしまう結果聴診が困難になる場合があった。例え
ば、前記血圧測定において、Swan第1点とSwan
第5点等は、周囲に騒音がある場合は非常に聴き取り難
いものであり、この最高血圧と最低血圧の判定に関して
は、その聴き取りの正否により、投薬の基準値を上回る
のか、または下回るのか判断を左右する重要な問題とな
る。本出願人もジェット旅客機で移動の際、飛行中にシ
ョック状態の急患が発生したため、備品の聴診器を使用
して心音、血管音の聴診を行ったが、特に密閉空間内で
音圧の大きいジェット音が阻害し聴診を満足に行えなか
ったという経験を持つ。このように、従来の聴診器では
騒音環境下で微かな音響を測定することが求められる場
合、重要な部分の聞き取りを誤って適切な判断ができな
い場合があるという重大な問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、騒音環境下であっても、心音や血管音等において重
要だが微小な音響でも聞き逃すことなく完全に聴診する
ことができるようにした聴診器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
の手段として、本発明の聴診器では、患者から心音、呼
吸音、血管音、肺胞音、呼吸副音等診断情報となる音響
を採取してアナログ電気信号に変換する第1集音部と;
患者に波及する外部雑音を患者の身体附近で採取してア
ナログ電気信号に変換する第2集音部と;前記第1集音
部に接続され該第1集音部のアナログ電気信号をディジ
タル化する第1A/Dコンバータと;前記第2集音部に
接続され該第2集音部のアナログ電気信号をディジタル
化する第2A/Dコンバータと;前記第1A/Dコンバ
ータと第2A/Dコンバータとに接続され、第1コンバ
ータのディジタル出力値から第2コンバータのディジタ
ル出力値を減算する計算機と;前記計算機に接続され該
計算機の演算結果をアナログ電気信号に変換するD/A
コンバータと;前記D/Aコンバータに接続されD/A
コンバータの出力値を検者に出力する耳部と;を備えて
いる構成とした。
【0006】
【作用】本発明では、前記構成としたため、第1集音部
では、患者の体内音響を採取しアナログ電気信号に変換
する。この場合、体内音響には外部騒音が混入した状態
となっている。第2集音部は、患者の身体近くで外部騒
音のみを採取しアナログ電気信号に変換する。前記第1
集音部によるアナログ電気信号は、第1A/Dコンバー
タでディジタル値に変換され計算機に入力される。ま
た、同様に、第2集音部によるアナログ電気信号が、第
2A/Dコンバータでディジタル値に変換され計算機に
入力される。計算機では、第1A/Dコンバータによる
ディジタル値から第2A/Dコンバータによるディジタ
ル値を減算することにより、残った体内音響のみをディ
ジタル値として出力する。D/Aコンバータは、計算機
から出力された体内音響のみのディジタル値をアナログ
電気信号に変換する。耳部ではD/Aコンバータのアナ
ログ出力値を体内音響のみの音として検者に出力する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本実施例の聴診器を示す説明図であ
る。本実施例の聴診器Aは、集音部1と、変換部2と、
耳部3と、を主要な構成としている。
【0008】前記集音部1は、患者4の体内音響として
心音を採取するためのものであって、第1集音部10
と、第2集音部11とで形成されている。前記第1集音
部10は、小型のマイクロホンが内設され、患者4の聴
音部に密着可能に形成されている。前記第2集音部11
は、前記第1集音部10のマイクロホンと同一特性の小
型マイクロホンが内設され、擦過音等を拾わず、周囲の
振動等で共振しないでベッド12上でも静置可能なよう
に形成されている。
【0009】前記変換部2は、第1集音部10から採取
した心音から外部雑音を除去するものである。図中、2
0は第1プリアンプであって、イコライザ部や増幅部等
を有し、前記第1集音部10とシールド線13で接続さ
れている。20aは第1整合用アンプであって、第1プ
リアンプ20と接続され第1プリアンプ20の出力をイ
ンターフェイス回路25の入力レベルと整合させるもの
である。21は第1A/Dコンバータであって、前記第
1整合用アンプ20aと接続され第1集音部10のアナ
ログ電気信号をディジタル値に変換する。22は第2プ
リアンプであって、前記第1プリアンプ20と同一特性
のイコライザ部や増幅部等を有し、前記第2集音部とシ
ールド線14で接続されている。22aは第2整合用ア
ンプであって、第2プリアンプ22と接続され第2プリ
アンプ22の出力をインターフェイス回路25の入力レ
ベルと整合させるものである。23は第2A/Dコンバ
ータであって、前記第2整合用アンプ22aと接続され
第2集音部11のアナログ電気信号をディジタル値に変
換する。該第2A/Dコンバータ23と前記第1A/D
コンバータ21は、それぞれ入力したアナログ電気信号
をタイミングを合せてディジタル値として出力する。2
4は計算機であって、前記第1A/Dコンバータ21お
よび第2A/Dコンバータ23とインターフェイス回路
25を介して接続されている。該計算機24は、第1入
力から第2入力を減算する演算回路を備えたCPUが使
用される。26はD/Aコンバータであって、インター
フェイス25aを介して計算機24に接続され、該計算
機が出力したディジタル値をアナログ電気信号に変換す
る。27はアンプであって、前記D/Aコンバータ26
と接続されアナログ電気信号を増幅するものである。
【0010】前記耳部3は、前記アンプ27と接続さ
れ、該アンプ27が出力したアナログ電気信号を可聴音
波に変換するものであって、検者5が装着可能なヘッド
ホンが使用される。該アンプ27と耳部3との接続はシ
ールド線を用いてもよい。
【0011】次に作用を説明する。患者4の心音Sを聴
診する場合、第1集音部10を患者4の聴音部に密着す
る。第2集音部11を患者4の近くに静置する。第1集
音部10のマイクロホンによって採取された心音Sは、
第1プリアンプ20に入力される。このとき、患者の身
体を介し外部雑音Nが心音Sと混合しN+Sとして搬送
される。第1プリアンプ20の出力は、第1整合用アン
プ20aを介し第1A/Dコンバータ21に入力されデ
ィジタル変換された後、インターフェイス回路25を介
し第1入力として計算機24に入力される。第2集音部
11は、マイクロホンによって外部雑音Nのみを採取
し、この外部雑音Nが第2プリアンプ22に入力され
る。この第2プリアンプ22の出力は、第2整合用アン
プ22aを介し第2A/Dコンバータ23に入力されデ
ィジタル変換された後、インターフェイス回路25を介
し第2入力として計算機24に入力される。
【0012】計算機24は、第1入力(N+S)値から
第2入力(N)値を減算し残ったS値のみを出力する。
D/Aコンバータ26は、計算機24の演算結果として
出力されたディジタル値Sをインターフェイス回路25
aを介して入力しアナログ電気信号として出力する。ア
ンプ27はD/Aコンバータ26のアナログ電気信号を
増幅し心音Sとして耳部3を駆動させる。
【0013】検者5は、心音Sを聴診しながらプリアン
プ20,22のイコライザ部や増幅部、第1整合用アン
プ20a、第2整合用アンプ22a等を調整し外部雑音
Nが最小となる状態を探し出す。
【0014】以上説明してきたように、本実施例では、
患者4が置かれた環境に該患者4の心音Sを正確に聴診
するのが不可能な雑音Nがあっても検者5は心音Sのみ
を聴診することができる。
【0015】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、実施例では、集音部
1は第1集音部10と第2集音部11とを備えたもので
説明してきたが、これに限らず、集音部は図2に示すよ
うに、第1入力側第2入力側ともアナログマルチプレク
サ6a,6bを介し、複数の第1集音部10,10・・
・と第2集音部11,11・・・を備え、CPUで前記
アナログマルチプレクサ6a,6bをコントロールして
複数個所の音響を切換採取することもできる。この場
合、第2集音部11,11・・・は、第1集音部10,
10・・・に対し最大限雑音除去できる位置を探して配
置することができる。
【0016】複数設けた第2集音部11,11・・・か
ら複数の雑音を採取して合成したものを変換部に入力し
て雑音成分として減算するようにしてもよい。
【0017】集音部1の指向性等の特性は任意に設定す
ることができる。例えば、第2集音部11は、床から伝
搬される雑音と空気から伝搬される雑音を同時に採取す
るようにしてもよい。
【0018】D/Aコンバータ26とアンプ27との間
にイコライザ部を介在させてもよい。
【0019】変換部2のアンプ構成は任意である。
【0020】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明の聴診
器にあっては、前記構成としたため、街頭や救急車、航
空機、船舶内等外部雑音の音圧が強い所でも、患者の心
音等体内音響のみを採取して聴診することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の聴診器を示す説明図である。
【図2】他の実施例の聴診器を示す説明図である。
【符号の説明】
A 聴診器 1 集音部 2 変換部 3 耳部 4 患者 5 検者 10 第1集音部 11 第2集音部 21 第1A/Dコンバータ 23 第2A/Dコンバータ 24 計算機 26 D/Aコンバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者から心音、呼吸音、血管音、肺胞
    音、呼吸副音等診断情報となる音響を採取してアナログ
    電気信号に変換する第1集音部と;患者に波及する外部
    雑音を患者の身体附近で採取してアナログ電気信号に変
    換する第2集音部と;前記第1集音部に接続され該第1
    集音部のアナログ電気信号をディジタル化する第1A/
    Dコンバータと;前記第2集音部に接続され該第2集音
    部のアナログ電気信号をディジタル化する第2A/Dコ
    ンバータと;前記第1A/Dコンバータと第2A/Dコ
    ンバータとに接続され、第1コンバータのディジタル出
    力値から第2コンバータのディジタル出力値を減算する
    計算機と;前記計算機に接続され該計算機の演算結果を
    アナログ電気信号に変換するD/Aコンバータと;前記
    D/Aコンバータに接続されD/Aコンバータの出力値
    を検者に出力する耳部と;を備えていることを特徴とす
    る聴診器。
JP4199174A 1992-07-01 1992-07-01 聴診器 Pending JPH0614920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199174A JPH0614920A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 聴診器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199174A JPH0614920A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 聴診器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0614920A true JPH0614920A (ja) 1994-01-25

Family

ID=16403384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4199174A Pending JPH0614920A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 聴診器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614920A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527211A (ja) * 2008-07-11 2011-10-27 アルカテル−ルーセント 電子聴診器で患者を聴診中に聴診信号における環境雑音を低減するため、及びコメントを記録するためのアプリケーションサーバ
KR101407049B1 (ko) * 2013-01-16 2014-06-24 이병훈 소음신호가 중첩된 청진기의 검출신호로부터 생체신호를 추출하는 장치 및 방법
JP2015525606A (ja) * 2012-07-05 2015-09-07 パルモネリ エイピーピーエス、 エルエルシー 無線聴診器およびその使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527211A (ja) * 2008-07-11 2011-10-27 アルカテル−ルーセント 電子聴診器で患者を聴診中に聴診信号における環境雑音を低減するため、及びコメントを記録するためのアプリケーションサーバ
JP2015525606A (ja) * 2012-07-05 2015-09-07 パルモネリ エイピーピーエス、 エルエルシー 無線聴診器およびその使用方法
KR101407049B1 (ko) * 2013-01-16 2014-06-24 이병훈 소음신호가 중첩된 청진기의 검출신호로부터 생체신호를 추출하는 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6988993B2 (en) Biophysical sensor
CN104883976B (zh) 电子听诊器
JP3626198B2 (ja) 電子聴診器
JP5074206B2 (ja) 摩擦音を低減した聴診器
US9168017B2 (en) Ambient noise canceling physiological acoustic monitoring system and method
US8715201B2 (en) Detection of body sounds
US20060285696A1 (en) High Noise Environment Stethoscope
US20130150754A1 (en) Electronic stethoscopes with user selectable digital filters
WO2015170772A2 (ja) 循環呼吸機能測定装置
KR101407049B1 (ko) 소음신호가 중첩된 청진기의 검출신호로부터 생체신호를 추출하는 장치 및 방법
Waqar et al. Arduino based cost-effective design and development of a digital stethoscope
CN102228381A (zh) 一种无线听诊头
Moghavvemi et al. A non-invasive PC-based measurement of fetal phonocardiography
JPH0647005A (ja) 電気聴診器を用いた在宅診療システム
CN209499762U (zh) 一种便携式听诊器
JPH0614920A (ja) 聴診器
Parsaei et al. A wireless electronic esophageal stethoscope for continuous monitoring of cardiovascular and respiratory systems during anaesthesia
Joshi et al. Bluetooth-based wireless digital stethoscope
KR20010097170A (ko) 전자 청진기
CN210019403U (zh) 一种体音监测仪
Naggar Development of computerized recording channel of lung sound
KR20200002297U (ko) 청진기, 체온계 및 심전도 측정기를 포함하는 스마트 헬스케어 장치
Polley et al. Low Cost Analogue Front End for Electronic Stethoscopes Application with Silicone Enclosure
JP7377560B2 (ja) 聴診器
CN111839582B (zh) 隔离式套耳电子听诊器