JPH06148382A - 使用済核燃料貯蔵庫 - Google Patents

使用済核燃料貯蔵庫

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Publication number
JPH06148382A
JPH06148382A JP4304043A JP30404392A JPH06148382A JP H06148382 A JPH06148382 A JP H06148382A JP 4304043 A JP4304043 A JP 4304043A JP 30404392 A JP30404392 A JP 30404392A JP H06148382 A JPH06148382 A JP H06148382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nuclear fuel
spent nuclear
heat
warm air
fuel storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP4304043A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Futami
達也 二見
Yoshio Watanabe
良夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾式の使用済核燃料貯蔵庫における熱吸収効
率を高め、温度の高い使用済核燃料でも貯蔵できる乾式
の使用済核燃料貯蔵庫を提供しようとするものである。 【構成】 隔壁3によって外気から隔離されて構築され
た空間内に、使用済核燃料を収納した柱状容器を鉛直な
姿勢を保って保管する貯蔵セル5と、この貯蔵セルから
発生する熱によって暖められた暖気を収集する暖気収集
室14と、この暖気から熱を吸収して上記隔壁の外側に
熱を放出させる熱交換手段9と、この熱交換手段によっ
て冷やされた冷気を貯蔵セルに導く冷気循環路12とを
設けて構成される使用済核燃料貯蔵庫において、上記貯
蔵セル、暖気収集室、冷気循環器とから成る閉ループに
熱輻射に対する吸収能力が高い気体を熱媒体として充填
した構造としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば原子力発電所か
ら出される使用済核燃料を貯蔵する乾式の使用済核燃料
貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所では原子炉に装荷された核
燃料集合体を使用年数に応じて順次新品と交換する作業
が行われている。炉から取出された使用済核燃料は核分
裂物質の崩壊のために、なお強い放射能と熱を放出し続
ける。このため一般には発電所内に設けた貯蔵プールに
水沈させて冷却している。
【0003】貯蔵プールに使用済核燃料を水沈されて冷
却する場合、冷却水は放射能に汚染されるため、その処
理に多大なコストが掛かる。このため使用済核燃料の発
熱量が基準以下に減少した時点で可及的速やかに貯蔵プ
ールから引き出し、再処理を行うか又は貯蔵プール以外
の方法で中間貯蔵を行うかを選択し、なるべく貯蔵プー
ルに保管している間の時間を短くし、貯蔵コストの低減
をはかることが望ましい。
【0004】この中間貯蔵に適した乾式の使用済核燃料
貯蔵庫について「特願平4−67681号」が提案され
ている。先願の提案においては、コンクリート等で外気
から隔離された空間を地下に構築し、この空間にステン
レスのように熱の良導体から成る金属ブロックにより構
成された貯蔵セルを配置し、金属ブロック内に鉛直方向
に多数配列形成された孔内に、柱状容器内に収納した使
用済核燃料を設置する。
【0005】貯蔵セル内の空気は使用済燃料から発する
熱により暖められ、ヒートパイプのような熱交換手段に
よって外気に熱を伝達する。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】冒頭で説明したよう
に貯蔵プールでは管理にコストが掛かる欠点がある。従
って、原子炉から取出した使用済核燃料を直接乾式の使
用済核燃料貯蔵庫に保管できると低コストで保管でき都
合がよく、このために前述の「特願平4−67681
号」が提案されている。
【0007】この発明の目的は、この「特願平4−67
681号」において提案されている乾式の使用済核燃料
貯蔵庫の冷却能力より高い冷却能力を有する乾式の使用
済核燃料貯蔵庫を提供しようとするものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】この発明では「特願平
4−67681号」で提案した乾式の使用済核燃料貯蔵
庫において貯蔵セル5、暖気収集室、冷気循環路から成
る閉ループ内の雰囲気を、輻射による熱吸収が高い気
体、またはこれらの気体を空気等で希釈したものを充填
する。
【0009】使用済核燃料から放出される熱は、柱状容
器と、この柱状容器の周面に接する気体及び貯蔵セルを
構成する金属ブロックを暖めるが、熱吸収が高い気体の
充填により、使用済核燃料の輻射を上記気体が直接吸収
し暖められる。この結果、使用済核燃料の放熱効率を高
める。従って、この発明による使用済核燃料貯蔵庫によ
れば、使用済燃料の発熱量が高くても、輻射吸収による
使用済燃料の放熱効率が高いことから、使用済核燃料の
温度が上昇することを抑制することができ、更に柱状容
器の温度が上昇する現象も抑制できる。よって、発熱量
が大きい使用済核燃料の場合でも貯蔵できる利点があ
る。
【0010】
【実施例】図1にこの発明による使用済燃料貯蔵庫の実
施例を示す。使用済核燃料貯蔵庫は例えばコンクリート
のような放射線遮蔽材料からなる隔壁3によって外気か
ら隔離された空間を地下に構築し、この空間の上部にハ
ンドリングエリア4を下部に貯蔵セル5を配置する。
【0011】貯蔵セル5は例えばステンレスのように熱
の良導体から成る金属ブロックによって構成する。貯蔵
セル5には鉛直方向に孔を多数配列形成し、この孔によ
って貯蔵ピット5Aを構成する。この貯蔵ピット5Aに
図2に示した第2柱状容器17を収納し、この中に使用
済核燃料2を保管する第1柱状容器1を収納する。ハン
ドリングエリア4に例えば天井クレーン6と、自走式装
荷機7とを有し、天井クレーン6と自走式装荷機7を使
って第1柱状容器1をハンドリングエリア4の床面に形
成した孔を通じて貯蔵セル5に設けた貯蔵ピット5Aに
挿入し、貯蔵セル5に鉛直に立った姿勢で第1柱状容器
1を格納し保管する。
【0012】貯蔵セル5に形成された貯蔵ピット5Aは
上面及び下面が開放される。貯蔵ピット5Aを構成する
孔と第2柱状容器17との間には気体が流通できる空隙
が形成される。従ってこの空隙内で第2柱状容器17か
らの熱伝導及び使用済燃料から発せられる熱輻射の吸収
により気体が暖められ、上方に移動し対流が形成され
る。この対流により第2柱状容器17が冷却されること
により、第1柱状容器1及び使用済核燃料2が冷却され
る。
【0013】貯蔵ピット5Aから吐き出された暖気は、
暖気収集室14に集められ、熱交換手段9によって熱を
吸収させ暖気を冷却する。熱交換手段9の他端側は隔壁
3を貫通して外気通路11に露出され、外気通路11を
通る外気に熱を放出させる。熱交換手段9によって冷却
された気体、冷気循環路12に案内されて貯蔵セル5の
下部に移され、貯蔵セル5に形成された貯蔵ピット5A
に吸い込まれる。このようにして使用済核燃料貯蔵庫
は、隔壁3で隔離された空間内を自然対流によって冷却
気体を循環させ、第1柱状容器1に格納された使用済核
燃料2を冷却する。
【0014】ここまでの説明は「特願平4−67681
号」の実施例と同じである。この発明においては上述し
た貯蔵セル5、暖気収集室14、冷気循環路12から成
る閉ループ内の雰囲気を、輻射による熱吸収が高い例え
ば炭酸ガス、水蒸気、一酸化炭素、亜硫酸ガス、酸化窒
素、アンモニア等の気体、又はこれらの気体を空気等で
希釈したものを充填する。
【0015】ここで例えば炭酸ガスを充填した場合に
は、空気を充填した場合と比較して3割程度の熱吸収能
力の増加となる。従って通常の使用済核燃料と比較して
3割程度発熱量の大きい例えば高燃焼度燃料又は混合酸
化物燃料について通常の使用済核燃料と同程度の温度で
安全に保管できかつ経済的に貯蔵することができる。尚
上述では貯蔵セル5を金属ブロックによって構成して
「特願平4−67681号」の構成にこの発明を適用し
た例を説明したが「特願平4−67679号」で提案し
たように貯蔵セル5をコンクリートによって構成した場
合にもこの発明を適用することができることは容易に理
解できよう。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば貯蔵セル5、暖気収集室
14、冷気循環路12から成る閉ループ内の雰囲気を輻
射による熱吸収能力が高い気体又は、空気等で希釈した
ものを充填することにより、使用済核燃料の輻射を効率
よく吸収することができ、また効率良く放熱させること
ができる。
【0017】よって、通常燃料に比べ発熱量が大きい高
燃焼度燃料及び混合酸化物燃料を安全かつ経済的に貯蔵
することができる。また通常燃料については、貯蔵プー
ルにおける貯蔵期間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を説明するための断面図。
【図2】使用済核燃料を収納する柱状容器の構造を説明
するための拡大断面図。
【符号の説明】
1 第1柱状容器 2 使用済核燃料 3 隔壁 4 ハンドリングエリア 5 貯蔵セル 5A 貯蔵ピット 9 熱交換手段 11 外気通路 12 冷気循環路 13 金属プラグ 14 暖気収集室 15 冷気送給室 17 第2柱状容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線遮蔽材料によって構成される隔壁
    によって外気から隔離されて構築された空間内に、使用
    済核燃料を収納した柱状容器を鉛直な姿勢を保って保管
    する貯蔵セルと、この貯蔵セルから発生する熱によって
    暖められた暖気を収集する暖気収集室と、この暖気から
    熱を吸収して上記隔壁の外側に熱を放出させる熱交換手
    段と、この熱交換手段によって冷やされた冷気を貯蔵セ
    ルへ導く冷気循環路とを設けて構成される使用済核燃料
    貯蔵庫において、 上記の貯蔵セル、暖気収集室、冷気循環路から成る閉ル
    ープに熱輻射に対する吸収能力が高い気体を熱媒体とし
    て充填したことを特徴とする使用済核燃料貯蔵庫。
JP4304043A 1992-11-13 1992-11-13 使用済核燃料貯蔵庫 Pending JPH06148382A (ja)

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JP4304043A JPH06148382A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 使用済核燃料貯蔵庫

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JP4304043A JPH06148382A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 使用済核燃料貯蔵庫

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JPH06148382A true JPH06148382A (ja) 1994-05-27

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JP4304043A Pending JPH06148382A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 使用済核燃料貯蔵庫

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