JPH06146247A - 河川の流量調整構造 - Google Patents

河川の流量調整構造

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JPH06146247A
JPH06146247A JP29731292A JP29731292A JPH06146247A JP H06146247 A JPH06146247 A JP H06146247A JP 29731292 A JP29731292 A JP 29731292A JP 29731292 A JP29731292 A JP 29731292A JP H06146247 A JPH06146247 A JP H06146247A
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JP
Japan
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water
river
weir
sea
rivers
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Application number
JP29731292A
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English (en)
Inventor
Kotaro Kawaida
幸太郎 川井田
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FUKANOGI MAKOTO
Original Assignee
FUKANOGI MAKOTO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 河川の流量調整構造を河川を取り巻く種々の
環境に拘束されることなしに構築して、大雨による河川
の氾濫を防止する。 【構成】 河川1の要所要所において、下部に一定以下
の水量を流通させる流水路42を有し、河川両側の堤防
2a、2b間に河川1の流れに対して斜めに向けて構築
されて、河川1が一定の水量を超えた場合にその増水分
を一方の堤防2a側に案内する堰4と、その一方の堤防
2aの上部に設けられて堰4により案内された増水分を
逃がすための取水口5とを備え、取水口5毎に受水槽7
を介して連結されるとともに河川1周辺の地中に埋設さ
れて、取水された増水分を海域3に放出する放水管6と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大雨などによる河川の
氾濫を防止する河川の流量調整構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人が居を構える鹿児島市では、
戦後他の地方都市と同様に平野部に敷き詰められていた
田畑が住宅地に取って代わり、山林部もまた裸になって
団地化されている。鹿児島市には甲突川という河川が走
っており、かつて田畑の水源であった。この甲突川は、
大雨になると、その水嵩が堤防一杯に上昇し、氾濫や堤
防の決壊が懸念されている。また、この河川には5つの
石橋が架かっており、流木等でこれらの石橋の流路が塞
ぎ止められでもしたら大洪水と論議が絶えない。これま
で大雨が無かったため、平穏無事に済んできた。
【0003】一般に、この種の河川では大雨などによる
氾濫を防止する手段として、護岸を上げたり、河床を掘
り下げたり、あるいは河幅を拡張したりといった手段が
取られている。またその一方で、街の地下に地下チュー
ブを埋設して、河川のオーバーフローした水をこの地下
チューブに逃がすようにした手段が講じられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の河川の氾濫防止手段では、河川の周辺に住宅やオフ
ィスビルが林立して河幅を拡張する余地がなかったり、
また河川上に架け渡された文化遺産とすべきまたは既に
その指定を受けている橋があって、これを保護するため
に河床を掘り下げることができなかったりと言った、河
川周辺の状況や河川の付帯構築物の存在など河川を取り
巻く種々の環境に拘束されて、その実施が困難な場合が
あった。
【0005】本発明は、河川を取り巻く種々の環境に拘
束されることなしに構築することができ、大雨による河
川の氾濫を防止することのできる河川の流量調整構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一つの河川および/またはこれに合流す
る他の河川の要所要所において、下部に一定以下の水量
を流通させる流水路を有し、河川両側の堤防間に河川の
流れに対して斜めに向けて構築されて、河川が一定の水
量を超えた場合にその増水分を堤防の一方の側に案内す
る堰と、その一方の堤防の上部に設けられて堰により案
内された増水分を逃がすための取水口とを備え、各取水
口毎に連結されるとともに河川周辺の地中に埋設され
て、各取水口から取水された増水分を海域に放出するそ
れぞれが独立した複数の放水管とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成により、次のような作用を
有する。河川が通常の所定水位以下の場合、河川は各堰
下部の流水路を通じて流通する。大雨により河川が増水
して所定の水量を超えた場合、すなわち各堰においてそ
の流水路の流水許容量を超えると、その増水分が河川の
流れに対して斜めの堰により塞き止められるとともに一
方の堤防側に案内されて、その一方の堤防の取水口に流
出する。取水口に流出した増水分の水は地中放水路を通
じて海域に放出される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示してい
る。図1において、1は河川であり、2a,2bは河川
両側に構築された堤防であり、3は河川1が流れ込む海
域である。4、5、6は河川1の流量調整構造を構成す
る堰、取水口、放水管である。
【0009】堰4は、図2に示すように、上部側の断面
半円形状に形成された頭部41と、下部側の複数の流水
路42を構成する複数の脚部43とを有し、河川1両側
の堤防2a,2b壁面間に一体的に河川1の流れに対し
て斜めに向けて構築されている。頭部41までの高さh
1は河川1の大雨による水嵩を想定して所定水位までの
水量を塞き止め可能な寸法設定がなされており、また脚
部43までの高さh2は河川1の通常の水位に応じて寸
法設定がなされて、流水路42が一定水量までの流通を
許容する。なお、堰4全体の高さは堤防2a,2bのそ
れよりも低くなっており、想定した増水が現状の堤防2
a,2bの高さでカバーできない場合は、堤防2a,2
b自体の高さを上げる必要があり、それに応じて堰4の
高さも変更する。
【0010】取水口5は、図3に示すように、堤防2a
において堰4の下流側に下がった端部4aの接合部21
aの上流側の傍らに貫通した開口であり、その下端縁5
1を堰脚部43の高さh2とほぼ一致する位置まで下げ
て、開口面積を河川1の幅×堰頭部41自体の高さ、言
い換えれば堰4による増水分の塞き止め可能な容量を勘
案して設定されている。
【0011】図1中7は堤防2aの外側の地中に埋設さ
れて取水口5に連結された受水槽であり、図4に示すよ
うに、全体が十分な深さを有する円筒体として構成さ
れ、内壁面に取水した水を渦巻き状にして案内する図示
されないフィンを有する大径部71と、この大径部71
の下部に連続して水中の砂塵を堆積するための小径部7
2と、大径部71と小径部72との間に支持脚74aを
介して固定され、中心部に穴73を有して下方向に拡開
するスカート部74とを備え、さらに図1に示すような
この受水槽7を取水口5に連結するための連結管75お
よび放水管6に連結するための連結管76を有して全体
として取水した水を旋回させながら放水管6に送り出す
構造をなす。なお、取水口5と受水槽7とを連結する連
結管75は1本の大口径のチューブ構成あるいは複数本
の中口径のチューブ構成のいずれでもよい。また特に図
示しないが、受水槽7の容量を超える程の取水量を勘案
して、受水槽7に流入した水を一旦河川に戻すための導
流溝を設けておくことも必要である。取水地点での氾濫
を防止するためである。また、受水槽7全体を地中に完
全に埋め込むことが望ましいが、地形に応じてある程度
ならば地上に突出させてもよい。
【0012】放水管6は、受水槽7と海域3とを連絡す
る地中放水路を構成するものであり、複数のチューブ6
1を連結してなる。これらのチューブ61には、大口径
のものでもよいが、この実施例では例えば2tトラック
の荷台の幅方向に相当する中口径のもので、放水管6の
配置経路およびその経路上の地形に応じて真直ぐのもの
や、曲がったものを用いる。例えば曲がったものとして
は、左右方向に折曲するJ字形や、途中障害物を回避す
るためのサイフォンの原理によるU字形のものを使用す
る。また主として、長さの長いものを使用し、補間的に
短いものを組み合わせて使用する。短いものは2tトラ
ックで搬送可能なものとし、工事各所におけるチューブ
61の補充を容易にする。図5にこれらチューブ61の
基本構成およびチューブ61同士の接合過程を示す。図
5において、チューブ61は各々一端が挿入端62とし
て先細に形成され、また他端が被挿入端63として末広
がりのスカート状に形成されており、挿入端62の外周
面および被挿入端63の内周面には2、3箇所に互いに
係合するストッパー片62a,63aが設けられてい
る。このような構成において、一方のチューブ61をそ
の挿入端62を他方のチューブ61の被挿入端63に嵌
め込み、一方または両方のチューブ61を回転させるこ
とによって各チューブ61のストッパー片62a,63
aをそれぞれ係合させて抜け止めし、この状態で各チュ
ーブ61を溶接により接合する。なお、これらチューブ
61の接合に際し、本願出願人の提案する補助具を用い
ることにより、チューブ61の回転動作を容易に行なう
ことができる。これを図10、図11および図12に示
し、その説明を本実施例の説明の最後に付記しておく。
このようにして複数のチューブを継なぎ、終端のチュー
ブ61を臨海部8に設けた放水口9に一体に挿着する。
【0013】次に、図6を用いて上記河川の流量調整構
造を市街地に適用した具体例として示しながら、上記各
構成を補足する。図6において、河川1の要所となる上
流地区のA地点、中流地区のB地点、さらにこの河川1
に合流する他の河川1aの要所C地点にそれぞれ堰4、
取水口5および受水槽7を配し、各地点の受水槽7から
放水管6を地中を通じて臨海部8の予め設定されたDま
たはE地点の放水口9に向けて継ないでいく。
【0014】A地点、B地点、C地点の各地点におい
て、河川1、1aの右岸で取水する場合には堰4正面を
一方の堤防2a方向に向けて斜めに、左岸で取水する場
合には堰4正面を他方の堤防2b方向に向けて斜めに構
築し、これに応じて堤防2aまたは2bに取水口5を設
け、その近傍に受水槽7を配置する。
【0015】各放水管6の配管工事にあっては上流側か
ら順次行なう。予めその配管経路に沿ってチューブ61
を配置しておき、上流側から順次地面を掘り、チューブ
61をジョイントしながら埋設し、地戻しする。A、B
各地点からの放水管6はそれぞれほぼ同一の経路を取っ
てD地点の放水口9に継なぐ。この場合、その経路上の
地形に応じて、図7に示すように、横方向に一列または
縦方向に一列またはこれらを組み合わせて埋め込む。例
えば、比較的広大な土地の下を通す場合、図7(a)に
示すように横一列に並べ、狭い道路の下を通す場合等
は、図7(b)に示すように縦一列に並べる。放水管6
がさらに多数の場合は、図7(c)に示すように縦横に
組み合わせて配列する。C地点からの放水管6は別の経
路を通ってE地点の放水口9に継なぐ。いずれの経路に
おいても、台地等のスロープの地形の所では、図8に示
すようにコンクリートで固めた溝64内に配管し、チュ
ーブ61から漏水した水をこの溝64で流し、漏水によ
る道路陥没の事故を防止する。また、溝64内において
一定区間毎にその通路を遮断する遮断壁65を設けてこ
こに漏水の水を溜めて地表に導くようにすることによ
り、漏水箇所が容易に発見できる。また、市街地の下を
通す場合は、工事に伴う手続その他諸般の事情を考慮し
て、とりわけ道路や学校、公園の下に通すことが好まし
い。
【0016】D、E各地点の放水口9は、図9(a)に
示すように、例えば岸壁91の壁面において少なくとも
海面の満潮位よりも高い位置に設けておく。放水口9が
海中にあると、放水の際に水圧の分だけ抵抗が大きくな
るので、これを回避するためである。したがってスムー
ズな放水が可能である。また、図9(b)に示すよう
に、臨海部8の地表が海面下、すなわち0m地帯または
マイナス地帯である場合は、サイフォンの原理によりU
字形のチューブ61を用い、その排出口を海域に臨ませ
ればよい。なお、放水口9の形状は、岸壁面の高さその
他の状況に応じて円形や、横または縦に長い楕円形また
は四角形とする。またこの具体例では、放水口9を臨海
部8に設けているが、例えば河口付近等市街地から離れ
ていれば下流域に設けてもよく、本発明において海域は
市街地から離れた下流域を全て含むものとする。
【0017】次に上記実施例の作用について図1、図4
および図6を参照しながら説明する。図1、図4および
図6において、河川1,1aが通常の所定水位以下であ
る場合、河川1,1aのA、B、Cの各地点の堰4をそ
の下部の流水路42を通じて流通する。大雨により河川
1、1aが増水して所定の水量を超えた場合、すなわち
各堰4で流水路42の流水許容量を超えると、その増水
分が河川1、1aの流れに対して斜めの各堰4により徐
々に塞き止められるとともにその下流側に下がった端部
4a方向に案内され、一方の堤防2aまたは2b上部の
取水口5に流出する。各取水口5に流出した増水分の水
は、連結管75を通じて旋回しながら各受水槽7に流入
される。各受水槽7では、取水された水がまず大径部7
1においてその内壁面のフィンにより渦巻き状となって
流れ込む。ある程度の水量が受水槽7に流入されると、
受水槽7の構造からやがて受水した水が中央部分から上
昇する動作を繰り返す。このとき、水中の砂塵がスカー
ト部74によりその上昇を阻止されて小径部72底部に
沈殿する。なお、天気の良いときにバキュームのホース
を小径部72の底まで下ろして堆積した砂塵を吸い上げ
る。このようにして受水槽7から送り出された水は連結
管76を通じて旋回しながら放水管6に流し出され、臨
海部8の放水口9を通じて海域3に向けて空中に放出さ
れる。
【0018】なお、河川1、1aがさらに増水して、堰
4で塞き止めきれなくなると、その増水分は堰頭部41
上に流れ込み、そして乗り越えて河川1、1a本流に戻
されていく。
【0019】このように上記実施例によれば、河川1の
上流地区のA地点、中流地区のB地点の各箇所、さらに
この河川1に合流する他の河川1aのC地点において、
各堰4により河川の増水分を塞き止めるとともに一方の
堤防2aまたは2bの側に案内し、その一方の堤防2a
または2bに設けた取水口5、これら取水口5毎に受水
槽7を介して連結された地中の複数の独立した放水管6
を通じて海域3に放水するようにしたものであり、河川
1、1a内およびその周辺の地中を利用した構造のた
め、河川周辺や河川の付帯構築物を犠牲にすることがな
く、そしてA、B、Cの各地点で増水分を取水してそれ
ぞれ独立に海域3に逃がすので、河川1、1aの水量を
一定に保持して、増水した水が河川1、1aをオーバー
フローするのを未然に防止することができる。
【0020】また、この実施例では、放水管6を構成す
るチューブ61に中口径のものを使用した点が重要であ
り、それは生産性に優れ、コストの低減を図れること、
運搬や工事においての取り扱いの点で優れていること、
狭い道路の下に埋設する場合でも道路の片側を犠牲にす
るだけで済むため、道路交通上の妨げを軽減できるこ
と、地形に応じて複数本のチューブを縦方向または横方
向またはこれらを組み合わせて埋設できること等、施工
において大きな利点を有し、果たして本構造を市街地の
ような建造物の密集地帯に実現することができる。
【0021】前述したように、ここで放水管6を構成す
る複数のチューブ61の接合作業に便利な補助具を図1
0から図11を用いて説明する。
【0022】図10はその第1案であり、平板部101
と、平板部101上に支持部材102を介して回転可能
に支持された一対のローラ103とを備えたものであ
る。これを複数台用意し、各チューブ61の各連結端の
下に据えてチューブ61を円周方向に押すと、ローラ1
03が回転することにより、チューブ61の回転を容易
に行なうことができる。
【0023】図11はその第2案であり、チェーン11
1と、このチェーン111上に三角形状に組み立てられ
た支持脚112を介して取り付けられた複数のローラ1
13とを備えたものである。予めチューブ61が置かれ
た地面の下に溝を掘るかまたはチューブ61の下に枕木
を噛ませておき、このようにしてできた隙間からこの補
助具をチューブ61の下に通すことによりチューブ61
の両端に配置して、これらを2台のシャベルカーまたは
クレーン車により吊り上げる。例えばシャベルカーを用
いる場合は、補助具の両端をシャベル部の両端にフック
を介して取り付けて、シャベル部のリフトアップにより
チューブ61を吊り上げる。そして、このチューブ61
に予めロープを巻き付けておき、連結先のチューブ61
に挿入してから、ロープの両端を人手により引っ張り合
うことによりチューブ61を回転させ、連結先のチュー
ブ61に対して互いのストッパー片62a、63aを係
合させて連結する。この作業の際、この補助具とともに
少し長めの補助ロープをその両端をシャベル部に固定し
てチューブ61に巻き付けておくことにより、作業時に
万が一補助具が切れても、補助ロープでチューブの落下
を防止するようにしておくとよい。なお、この補助具は
少なくともチューブ61を半周できる程度の長さがあれ
ばよく、チューブ61を吊すのに必要な長さをロープや
フック等の部材で補うようにしてもよい。
【0024】また、上記作業において、チューブ61の
軸方向の移動、特にその方向の微調整に、図12に示す
補助具が有用である。この補助具は、複数のローラ12
1をそれぞれ軸方向に一列に並べて、チェーン状に連結
したものであり、図11の補助具のように、チューブ6
1の下に配置することにより、ローラ121の回転によ
り軸方向の移動における微調整を容易に行なうことがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、下部に一定以下の水量を流通させる流水路を有し、
河川両側の堤防間に河川の流れに対して斜めに向けて構
築されて、その一定の水量を超えた場合にその増水分を
堤防の一方の側に案内する堰と、その一方の堤防の上部
に設けられて堰により案内された増水分を逃がすための
取水口と、地中に埋設されて取水口から取水された増水
分を海域に放出する放水管とを備えた構造であり、この
構造によれば河川を取り巻く種々の環境に拘束されるこ
となしに構築することができ、大雨により河川が増水し
て所定の水量を超えた場合に、流量を一定に調整して河
川の氾濫を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】河川に本発明による流量調整構造を適用した状
態を示す平面図
【図2】同流量調整構造における堰の概略斜視図
【図3】同流量調整構造における取水口の概略斜視図
【図4】同流量調整構造における受水槽の概略斜視図
【図5】同流量調整構造における放水管の概略断面図
【図6】同流量調整構造の市街地における具体例を示す
概略平面図
【図7】図6において放水管の地中における配列状態を
示す概略断面図
【図8】図6における放水管の台地等における配管状態
を示す概略断面図
【図9】図6における放水管の放水口を示す概略断面図
【図10】放水管を構成するチューブの連結に有用な補
助具の一例を示す概略斜視図
【図11】放水管を構成するチューブの連結に有用な補
助具の別の例を示す概略斜視図
【図12】放水管を構成するチューブの連結に有用な補
助具の別の例を示す概略斜視図
【符号の説明】
1、1a 河川 2a、2b 堤防 21a 堤防2aにおける堰の接合部 3 海域 4 堰 4a 端部 41 頭部 42 流水路 43 脚部 5 取水口 51 下端縁 6 放水管 61 チューブ 62 挿入端 63 被挿入端 62a、63a ストッパー片 64 溝 65 遮断壁 7 受水槽 71 大径部 72 小径部 73 穴 74 スカート部 74a 支持脚 75 連結管 76 連結管 8 臨海部 9 放水口 91 岸壁 101 平板部 102 支持部材 103 ローラ 111 チェーン 112 支持脚 113 ローラ 121 ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に一定以下の水量を流通させる流水
    路を有し、河川両側の堤防間に河川の流れに対して斜め
    に向けて構築されて、その一定の水量を超えた場合にそ
    の増水分を堤防の一方の側に案内する堰と、その一方の
    堤防の上部に設けられて前記堰により案内された増水分
    を逃がすための取水口と、地中に埋設されて前記取水口
    から取水された増水分を海域に放出する放水管とを備え
    た河川の流量調整構造。
  2. 【請求項2】 堰および取水口は一つの河川および/ま
    たはこれに合流する他の河川の要所要所に複数構築さ
    れ、前記各取水口と海域とを結ぶ放水管は地中において
    それぞれ独立していることを特徴とする請求項1記載の
    河川の流量調整構造。
JP29731292A 1992-11-06 1992-11-06 河川の流量調整構造 Pending JPH06146247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679279B1 (ko) * 2004-10-20 2007-02-07 김명환 소하천 하류의 역류 방지구조
JP2012017599A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Haruko Amiya 非常用水路

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