JPH0614594A - 電圧駆動回路 - Google Patents

電圧駆動回路

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Publication number
JPH0614594A
JPH0614594A JP16447992A JP16447992A JPH0614594A JP H0614594 A JPH0614594 A JP H0614594A JP 16447992 A JP16447992 A JP 16447992A JP 16447992 A JP16447992 A JP 16447992A JP H0614594 A JPH0614594 A JP H0614594A
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JP
Japan
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voltage
winding
driving
drive circuit
signal
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Withdrawn
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JP16447992A
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English (en)
Inventor
Sukotsuto Robunaa Mitsushieru
スコット ロブナー ミッシェル
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高減衰と低いQの実質上共振が除去され、D
C巻線の速度減衰がステータの動的運動力を直線化可能
とする。 【構成】 三角波発生器(16)は周期的な三角波電圧
信号を発生する。AC巻線(14)の駆動回路(12)
は入力として周期的な三角波電圧信号を受け、AC巻線
(14)にまたがる電圧がAC巻線(14)を駆動する
入力電圧信号と比較され、電圧フィードバック回路によ
り追従するようにされる。DC巻線(18)の駆動回路
(16)はAC及びDC巻線の角度ずれを補償するため
にAC巻線(14)から得られるマイクロステッピング
電圧フィートバック信号を用い、DC電圧駆動信号をマ
イクロステッピング電圧フィードバック信号と結合する
ための演算増幅器を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にはレーザバーコ
ードリーダー組立体の中のレーザ走査用モータとしての
ステッピングモータを駆動する電圧駆動回路に関し、特
に多重フィードバックループ及びマイクロステッピング
技術を用いて直線性を向上したステッピングモータを駆
動する電圧駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小売業において商品を識別するた
めにバーコード記号の使用が増加した結果各種のバーコ
ード読取システムが開発されている。バーコード読取装
置のユーザーは手動携帯用走査装置を要求しており、こ
れは小型軽量の他に装置に必要な消費電力が少ないとい
うプレミアムがある。このような装置の1つは、例えば
米国特許第4,496,831号明細書に説明されている。この
米国特許第4,496,831号明細書に開示されたレーザ走査
システムは種々の形を具体化することができるが、好ま
しくは軽量プラスチックのピストル型ケースを有する携
帯用手動走査ヘッドを含んでいる。走査ヘッドの種々の
成分をその中に配置するためハンドル及び胴体部が備え
られている。胴体部の中には小型の光源、焦点合わせレ
ンズを含むリレー光学系、光源からの光をバーコード記
号を横切って指向するための走査系、及び走査されるバ
ーコード記号からの反射光を検出する小型の光センサー
手段が支持されている。小型光源は同軸ヘリウムネオン
レーザ管のようなレーザ管からなり、できればレーザ管
よりもかなり小型軽量である半導体レーザダイオードの
方が好ましく、こうして走査ヘッドの必要な大きさと容
量とを減少して走査ヘッドを握り易く、扱い易いように
する。
【0003】光源から出た光は光学系によって走査ヘッ
ドの胴体部内に支持されている走査システムの方に指向
される。走査系はレーザビームをバーコード記号を横切
って走査させ、ビームを記号を横切って走査させるため
の少なくとも1個の走査用ステッピングモータからな
り、ビームを記号の幅方向に走査させる第2のモータを
有する2個のモータから構成することもできる。光反射
ミラーが1個又は複数のモータ軸上に支持され、ビーム
を出射部を通してバーコード記号の方へ指向する。
【0004】次にセンサ回路が記号から反射された光を
検出して処理するが、一般的には半導体フォトダイオー
ドのような光検出素子から構成される。ユーザーは走査
パターンが読取るべき記号を横断するように手動ユニッ
トを位置決めし、光検出素子はバーコード記号を識別す
るために処理される連続的な電気信号を発生する。バー
コード記号の信号処理回路はバーパターンを解読するバ
ーパターン解読回路に向けられる信号を発生する。
【0005】リーダーユニットはユーザーが読取るべき
記号に指向したときに光ビームと検出器回路を動作させ
て、ユニットが充電型の場合にはバッテリー寿命を保全
することが可能になるように可動トリガースイッチを備
えることができる。軽量プラスチックケースはレーザ光
源、検出器、光学系、信号処理回路、CPU及び電池を
内蔵する。リーダーが記号から離れている位置、即ち記
号に接触したり、記号を横切って動くようなことがない
ような位置でユーザーがバーコード記号を狙うことがで
きるようにリーダーは設計されている。代表的には、こ
のタイプの手動バーコードリーダーはほぼ数インチの範
囲で動作するように設計されている。
【0006】先行技術はレーザバーコードリーダー走査
装置内のステッピングモータを駆動するために一般的に
電流駆動ステッピングモータを用いている。このような
先行技術の電流駆動回路では図1に示され以下の説明に
あるようなステッピングモータのAC及びDC巻線の接
続は電流駆動回路により逆転される。即ち駆動電圧はA
C巻線の中心タップに導入され、AC巻線の各相の両端
は接地され、そしてDC巻線の接地及び電圧端は図1に
示されているのと反対の方向に逆転される。先行技術の
電流駆動回路ではAC巻線を通る電流が、入力電流に追
従することを確実にするためAC巻線を通る電流は電流
フィードバックループ内で検出される。
【0007】先行技術の電流駆動回路の利点はモーター
コイル・インダクタンスの位相遅れが減少することであ
り、これは発振器信号から直接発生されるべき走査開始
タイミング信号(SOS)を可能とする。その上モータ
ーコイルの温度上昇が補償されバッテリー電圧7Vをモ
ーターコイルに供給することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電流駆
動回路はモータの共振の過大化を含む多数の不利益を有
する。このシステムはQが高く、その周波数は駆動振
幅、モータ効率及びミラーの質量に敏感である。この装
置はモータ効率、負荷の質量及び慣性、ベアリング摩擦
と減衰、駆動周波数の変位に敏感である。その上、DC
巻線の非線形回復力は”ブルーミング”を起こす。要約
すれば、このシステムは適正に動作するため機械的調整
を必要とする。
【0009】電流駆動回路の利点は、モータに摩擦と減
衰を発生させるスリーブベアリングを備えたステッピン
グモータを駆動するのに適当であるということである。
しかし、電流駆動回路はモータに無視できる程度の摩擦
と減衰しか与えず、非常に長い使用寿命を提供する利点
のあるボールベアリングを備えたステッピングモータを
駆動するには適当でない。本発明の電圧駆動回路の高い
減衰と低いQはボールベアリングを備えたステッピング
モータを駆動するのに遙かに適したものとする。
【0010】本発明の目的は、このような従来の問題を
解決し、レーザバーコードリーダー組立体内のレーザ走
査ミラーのためのステッピングモータを駆動する電圧駆
動回路を提供することにある。本発明の他の目的は、多
重フィードバックループ及びマイクロステッピング技術
を用いて、より直線性の良いモードでステッピングモー
タを駆動可能な電圧駆動回路を提供することがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の電圧駆動回路は、ロータと、ステータと、
中心タップ付AC巻線とDC巻線とを有するステッピン
グモータの電圧駆動回路において、周期的三角波電圧信
号を発生する三角波発生手段と、AC巻線に生じる電圧
がAC巻線を駆動する入力電圧信号と比較され、これに
追従するようにされる電圧フィードバック回路を有し、
前記周期的三角波電圧信号により前記AC巻線を駆動す
る第1の駆動手段と、DC巻線電圧信号によりDC巻線
を駆動する第2の駆動手段とを設けたことに特徴があ
る。
【0012】前記本発明の電圧駆動回路において、前記
AC巻線の中心タップは接地され、前記第1の駆動手段
は前記AC巻線に発生する逆起電力電圧を抑制する抑制
手段を有することに特徴がある。前記本発明の電圧駆動
回路において、前記第1の駆動手段は前記AC巻線の第
1相側を駆動する第1の非反転演算増幅器と前記AC巻
線の第2相側を駆動する第2の反転演算増幅器とを有
し、前記第1及び第2の演算増幅器は、それぞれ第1入
力信号としての三角波電圧信号と前記AC巻線の第1及
び第2の相側に生じる電圧を表わす第2入力信号を受信
することに特徴がある。
【0013】前記本発明の電圧駆動回路において、前記
第1の駆動手段は、更に前記第1及び第2の演算増幅器
の出力にそれぞれ結合された第1及び第2の低出力イン
ピーダンスエミッタホロワー素子を有することに特徴が
ある。前記本発明の電圧駆動回路において、前記第2の
駆動手段は、前記AC巻線とDC巻線との間の角度ずれ
を補正するために前記AC巻線から得られた電圧フィー
ドバック信号を用いるための手段と、DC電圧信号と前
記電圧フィードバック信号とを結合するための演算増幅
器と、前記AC巻線とDC巻線との間の中心ずれを補正
(補償)するために用いられる前記AC巻線からマイク
ロステッピング電圧フィードバック信号を得るための取
得手段と、前記ステータの動的運動力を直線化するため
に前記ステータの速度減衰を行うための手段と、低出力
インピーダンス駆動を供給するための手段とを有するこ
とに特徴がある。
【0014】前記本発明の電圧駆動回路において、前記
三角波発生手段はコンデンサに直接電流入力を断続させ
る手段からなり、演算増幅器に加えられる出力信号を低
減させるための抵抗分割ネットワークに結合されたコン
パレータを有し、このコンパレータの出力が周期的にコ
ンデンサを充電すること、前記コンデンサは温度補償コ
ンデンサからなることに特徴がある。
【0015】前記本発明の電圧駆動回路において、巻線
インダクタンス及びステータ/負荷慣性によって生ずる
位相遅れのような前記モータによって生じる位相遅れの
ための遅れ補償を行う走査開始遅れ補償回路手段を有す
ることに特徴がある。前記本発明の電圧駆動回路におい
て、更に、前記ステッピングモータが非動作状態である
時を検出するモータ停止検出回路を有し、このモータ停
止検出回路の出力は前記ステッピングモータの非動作状
態時にレーザ走査装置のレーザへの電源入力を制限する
ために用いられることに特徴がある。ここで、前記モー
タ停止検出回路は、前記ステッピングモータの逆起電力
電圧が所定の電圧範囲内にある時を検出する手段を有す
る。
【0016】
【作用】本発明の電圧駆動回路は新規な駆動方法、新規
なフィードバック制御及び新規なマイクロステップ補償
を用いることによって先行技術の設計と異なっている。
本発明の回路設計の基本はミラー組立体に変更なくボー
ルベアリング・ステッピングモータを駆動するのに必要
なものであり、先行技術の電流駆動回路設計では、必要
な振幅を安定して得ることのできなかったものである。
又、回路基板のスペースを最小に保つような回路設計を
用いることも重要である。
【0017】これらの教訓に従って本発明は高減衰と低
いQの実質上共振が除去され、DCコイルの速度減衰が
ステータの動的運動力を直線化する前記の電圧駆動回路
を提供する。電圧駆動回路は自然共振周波数を含む任意
の周波数で動作することができる。その上、電圧駆動回
路はモータ効率の変動を補償し、モータのベアリング負
荷の変化を補償し、モータ温度の変動を補償し、如何な
る通常のミラーの負荷質量に対しても動作することがで
きる。従って、本電圧駆動回路の欠点は最小となる。モ
ータ・インダクタンスの位相遅れはSOSタイミング補
償を必要とし、電圧駆動回路はピーク電圧が6Vに制限
される。
【0018】好的実施例では、ロータ、ステータ、中心
タップ付AC巻線、DC巻線を有するステッピングモー
タを備えたレーザ走査装置内のステッピングモータの電
圧駆動回路を提供する。そのモータ駆動回路は周期的な
三角波電圧信号を発生するための三角波発生器からな
る。AC巻線駆動回路は三角波電圧信号を入力として受
け、AC巻線にかかる電圧がAC巻線を駆動する入力電
圧信号と比較され、入力電圧信号に追従するようになる
電圧フイードバック回路を有している。DC巻線駆動回
路はDC巻線電圧信号を発生する。
【0019】詳細に説明すると、AC巻線の中心タップ
は接地され、AC巻線の駆動回路はAC巻線で発生する
逆起電力電圧を抑制する。AC巻線の駆動回路はAC巻
線の第1及び第2相側の各々を駆動する第1の非反転演
算増幅器と第2反転演算増幅器とを有する。第1及び第
2の演算増幅器の各々は三角波電圧信号を第1入力とし
て受け、そして第2入力フィードバック入力信号として
受ける。
【0020】DC巻線の駆動回路はAC及びDC巻線の
間の角度ずれを補償するためにAC巻線から得られる電
圧フィードバック信号を用い、DC電圧駆動信号を電圧
フィードバック信号と結合する演算増幅器を有する。フ
ィードバック回路ではAC及びDC巻線の間の中心のず
れを補償するために用いるマイクロステッピング電圧フ
ィードバック信号をAC巻線から得る。DC巻線の駆動
回路はモーターステータの速度減衰を行い、その動的運
動力を直線化し、低出力インピーダンス駆動を可能にす
る。
【0021】三角波発生器は直流電流入力をコンデンサ
に断続入力させることにより行い、コンパレータを有
し、このコンパレータはその出力を低下させる抵抗器分
割ネットワークに接続されており、その出力は温度補償
コンデンサを周期的に充電させる。走査開始遅延補償回
路はコイルインダクタンス及びステータ負荷慣性によっ
て生じる位相遅れのようなモータによって生じる位相遅
れの位相補償を行う。
【0022】モータ停止検出回路はモータが非動作状態
にあるときのレーザ走査装置内のレーザに入力する電力
を制限するため、ステッピングモータが非動作状態にあ
る時を検出する。モータ停止検出回路はステッピングモ
ータの逆起電力電圧が負電圧範囲内にあるときを検出す
ることによって動作する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面により詳細
に説明する。図1〜図3は本発明の一実施例を示す電圧
駆動回路の構成図であり、図4は本発明の電圧駆動回路
を用いたバーコードリーダーの一例を示す図である。図
面を詳細に説明すれば、電圧駆動回路は次の機能ブロッ
クから成る。すなわち、三角波発生器10、AC巻線1
4の駆動回路12、DC巻線18の駆動回路16、走査
開始(SOS)補償回路20及びモータ停止検出回路2
2である。
【0024】次に回路機能の説明と、他の回路設計との
相違について説明する。三角波形はコンパレータU1A
及び抵抗分割ネットワークR5、R6、R7によってコン
デンサC4の入力部に直流電流を断続的に供給すること
によってコンデンサC4にまたがる三角波発生器(また
は発振器)10によって出力部TP1に発生される。新
規な抵抗分割ネットワークR5、R6、R7を付加するこ
とにより、C4として温度補償されたNPO/COG型
コンデンサ(6800pf)の使用が可能になり、これは
X7R型コンデンサ(0.1uf)を用いる従来回路の場
合に高周波はんだの間の高温によって生じ、その容量値
に影響を与える周波数偏移を減少させる。
【0025】三角波発生回路の動作中、フィードバック
回路に接続されるコンパレータU1Aは矩形波出力信号
を発生し、新規な抵抗分割ネットワークR5、R6、R7
はR7における電圧降下のため矩形波信号を低下させ、
これはC4として温度補償の小さいコンデンサの使用を
可能にする。NPO/COG型コンデンサは従来型のX
7R型コンデンサの場合に生じるような高周波はんだ作
業中の高温を受けたときに、容量値が変化するようなこ
とはない。
【0026】次に矩形波信号はオペアンプU3Aによっ
て三角波に変換され、この三角波はポテンショメータ
(電位差計)R9によってTP1において出力信号とし
て通過する。AC巻線14の駆動回路12内ではAC巻
線14の中心タップは(従来技術の電流駆動回路におけ
るVBATの代わりに)接地され、2つの低出力インピ
ーダンスエミッタホロワー・トランジスタQ1及びQ2は
(AC巻線14の対向する側の)各相に接続される。
【0027】電圧フィードバック及び低出力インピーダ
ンス駆動(高出力インピーダンス及び電流検出の代わり
に)が高減衰、低Q値及び逆起電力電圧の抑制のために
選択された。逆起電力電圧は動作中のモータによって発
生される電圧である。演算増幅器U2B及びU2Dは単
一ゲインで動作し、必要なゲイン(7倍)を供給し、振
幅調整ポテンショメータR9をバッファするコンパレー
タU3Bによって駆動される。
【0028】AC巻線14の駆動回路12の動作中、演
算増幅器U2B及びU2Dへの入力として向けられる増
幅された三角波形を発生するため、三角波入力は演算増
幅器U3Bによって増幅される。演算増幅器U2Bは非
反転性であり、各三角波形の上半分をAC巻線14の一
方の相を駆動する増幅器Q1を通して通過させる。演算
増幅器U2Dは反転性であり、各三角波形の下半分をA
C巻線14の他の相を駆動する増幅器Q2を通して通過
させる。こうして各三角波形の間、第1の演算増幅器U
2Dは三角波形の前半でAC巻線14の(図中)右側の
相を駆動し、演算増幅器U2Bは三角波形の後半でAC
巻線14の左側の相を駆動する。演算増幅器U2Bの電
圧フィードバックは抵抗R17を通して行われ、このフィ
ードバックは入力電圧に追従する出力電圧を生じさせ
る。演算増幅器U2Dの電圧フィードバックは抵抗R10
を通して行われ、このフィードバックは入力電圧に追従
する出力電圧を生じさせる。高減衰、低Q値の回路はス
テッピングモータの位置を非常に正確に与えられた三角
波形に追従させ、これは動作中AC巻線が有効に用いら
れている電流フィードバック回路の場合と同じではな
い。
【0029】DC巻線18の駆動回路16において、演
算増幅器U2CはDC巻線18の低出力インピーダンス
駆動を行い、DC巻線18は従来の電流駆動回路のVB
ATの代わりに接地される。電流フィードバック及び低
出力インピーダンス駆動はモータステータの速度減衰
(速度減衰はモータの速度を与えられる入力波形で示さ
れる速度に非常に正確に追従させる)を行うように選択
されたものである。AC巻線14からのフィードバック
はU2Dの(−)入力接点からとられ、AC巻線14及
びDC巻線18の間の中心のずれを補償するためのマイ
クロステッピング信号として用いられる。
【0030】DC巻線18の駆動回路16の動作中、D
C巻線18にDC電圧が加えられ、モータのAC巻線1
4とDC巻線18との間の中心のずれを補償するため周
期的なマイクロステッピング電圧がそのDC電圧に重ね
られる。これはレーザ走査ミラーを振動させる振動(回
転ではない)に用いられる市販の非線形ステッピングモ
ータと同様である。市販のステッピングモータではAC
及びDC巻線は約22゜ずれており、これは通常中心の
ずれた走査振動を生じる。重ねられたマイクロステッピ
ング電圧は中心の合った走査振動を生じ、これは中心を
合わせるためモータの停止位置を変化させモータに直線
的応答を行わせる。重ねられたマイクロステッピング電
圧は抵抗R10を通過する演算増幅器U2Dのフィードバ
ックループからとられ、演算増幅器U2Aの1つの入力
として向けられる。演算増幅器U2Cへの第2の入力は
DC電圧であり、演算増幅器U2CによってこのDC電
圧にマイクロステッピング電圧が重ねられる。
【0031】走査線開始(SOS)補償回路20におい
て、コンデンサC5と抵抗R10は適正なSOSタイミン
グのためのコンパレータU1Bの遅延回路を構成する。
遅延回路は駆動巻線インダクタンス及びステータ/負荷
慣性によって生ずる位相遅れを補償するために必要であ
る。SOS回路20は検出されたバーコードパターンを
解読するレーザ走査デコーダ回路に向けられるTP2に
おける出力を生ずる。SOS回路20の出力は演算増幅
器U3Aの出力から取られた三角波発生器10の三角波
出力である。この信号はコンパレータU1Bへの遅延入
力を与えるコンデンサC5に向けられ、コンパレータU
1Bの出力は増幅器Q3に向けられた矩形波である。そ
して更にSOS出力に向けられ、これは電圧駆動回路に
よって導入される遅延時間に比例する時間遅延出力を与
える。
【0032】モータ停止検出回路22は、アース電位以
下の全ての電圧を含む所定電圧範囲内でアース電位以下
のモータの1つの相からTP3における逆起電力電圧を
検出する。トランジスタQ4はアース電位以下の如何な
る電圧信号をも検出し、トランジスタQ5はコンデンサ
C6を充電し、コンデンサC6はFETトランジスタQ6
をオフに保つ。この回路22はもしモータが脱調され、
または停止したときレーザ出力を僅か25%の出力(ア
イドルモード)に制限するため、レーザ駆動回路に出力
を送る。
【0033】モータ停止検出回路22への入力はAC巻
線駆動回路のトランジスタQ2の出力からとられ、この
出力は三角波形の下半分である。トランジスタQ2は三
角波形信号がアース電位以上のときにのみ導通し、アー
ス電位以下のときは導通しない。トランジスタQ2が非
導通のとき、モータ停止検出回路22への入力はモータ
の逆起電力電圧であり、これがモータ停止検出回路22
によって検出される信号である。
【0034】トランジスタQ4はアース電位以下の如何
なる電圧をも増幅し、FETトランジスタQ6を反転さ
せるトランジスタQ5を駆動し、FETトランジスタQ6
はモータの停止が検出されたとき1つの信号又は高い信
号を発生する。周波数応答テストにおいて、ボールベア
リング及びスリーブベアリングモータの周波数応答はミ
ラーと結合した速度変換器を用いて測定された。モータ
は従来の電流駆動回路を有するマイクロステッピング回
路と上記電圧駆動回路を有するマイクロステッピング回
路を用いて駆動された。各回路は三角波発生器によって
駆動された。周波数応答テストは従来の電流駆動回路に
おいて共振による振幅ピークを示した。これに対して本
発明の電圧駆動回路では良好な減衰系の平らな応答を示
した。
【0035】温度テストにおいて、温度テストは同様な
回路とボールベアリングモータで公称の室温(25゜
C)と45゜Cの高温で実施され、実質的に同一の結果
が測定された。本発明の電圧駆動方式はAC及びDC巻
線の両方のフィードバック制御による自己補償型であっ
た。発振器はNPO型のコンデンサを用いて温度補償さ
れている。
【0036】要約すれば、2つの回路の間に行われた全
てのテストにおいて、減衰された電圧駆動マイクロステ
ッピング回路の固有の安定性は回路を動作させるために
如何なる調整をも必要とせず、如何なるモータ及びミラ
ーの負荷に対しても適正に動作する。本回路は、より少
ないDC電流を使用して同じ程度のボードスペースを消
費する。従来の電流駆動回路は代表的なスリーブベアリ
ングモータで大きい振幅のときは僅かに不安定であり、
ボールベアリングモータではDC電流とミラーの質量を
増加しなければ不安定である。結論としては、電流駆動
回路が閉ループ系で使用されているときは位相偏移を減
少させ、バンド幅/位相ゲイン限界を増加させる利点を
有するが、共振時に振幅が増加するため閉ループシステ
ムでは望ましくない。
【0037】図4は本発明の電圧駆動回路に関連して使
用できるバーコードリーダーの1つの型の極めて簡略化
された実施例を示す。リーダー100は図示されたよう
に手動走査装置、または卓上ワークステーションあるい
は定置型走査装置の形に具体化されることができる。好
適実施例においては、本装置はハウジング155の形を
しており、このハウジング155は出射レーザ光ビーム
151を出射する出射口156を有し、この出射レーザ
光ビーム151はハウジングの外側に位置する記号17
0上に入射し、これを横切って走査するように指向され
る。
【0038】図4の手動走査装置は、一般的にシュワル
ツ(Swartz)他の米国特許第4,760,248号明細書
又はシンボル テクノロジー社の米国特許第4,896,026号
明細書に開示されている型であり、シンボル テクノロ
ジー社から製品番号LS8100又はLS2000とし
て販売されているバーコードリーダーの形に似ている。
シュワルツ他の米国特許第4,760,248号又はシェパード
の米国特許第4,409,470号の両方ともシンボル テクノロ
ジー社から出願されたものであるが、これらの特徴を選
択的に又は加えて図4のバーコードリーダーユニットを
組立てることができる。これらの米国特許第4,760,248
号、同第4,896,026号及び同第4,409,470号は参考のため
に挙げられたものであるが、このような装置の一般的な
デザインを参考のために以下に簡単に述べる。
【0039】図4を更に詳しく見ると、出射レーザ光ビ
ーム151は通常はレーザダイオード等によってリーダ
ー100内で発生され、リーダー装置の前方数インチの
目標物上に配置されたバーコード記号に入射するように
指向される。出射ビーム151は走査パターンで走査
し、ユーザーはこの走査パターンが読取るべき記号を横
断するように手動装置を位置決めする。記号からの反射
光152はリーダー装置内の受光素子158によって検
出され、バーコードによって表わされるデータを再生す
るため処理し、解読されるべき連続した電気信号を発生
する。
【0040】好適実施例においては、リーダー装置10
0はピストルグリップタイプのハンドルを有するピスト
ル型の装置であり、ユーザーが読み取るべき記号に狙い
を定めたとき光ビーム151と検出回路を動作させるこ
とができるように可動のトリガースイツチ154が用い
られており、装置が自己充電型の場合に電池寿命を長く
することができる。軽量のプラスチックハウジング15
5はレーザ光源、検出器158、光学系及び信号処理回
路、CPU140並びに電源又は電池162を内蔵す
る。ハウジング155の前端の光透過型の透明窓15
6、出射レーザ光ビーム151の出射と反射光152の
入射を可能にする。リーダー100が記号から離れてい
る位置、即ち記号に接触せず、その上を横切ることのな
いような位置からユーザーがバーコード記号に狙いをつ
けることができるようにリーダー100は設計されてい
る。
【0041】更に図4は適当な参照面にあるバーコード
記号走査ビームを焦点合わせするための適当なレンズ1
57(又は多重レンズ系)を示している。半導体レーザ
ダイオードのような光源146がレンズ157の光軸に
光ビームを導入するように位置しており、半透ミラー1
47及び他のレンズ又は必要な場合にはビーム成形部を
通って本発明の電圧駆動回路によって駆動され、トリガ
ースイッチが引っ張られたとき動作する走査モータ16
0に取り付けられている振動ミラー159に沿って進
む。もし光源146によって発生される光が目に見えな
い場合には光学系の中に照準光が含まれる。
【0042】上記実施例では、電圧フィードバック回路
を有する電圧駆動増幅器の各種の実施例及び変形例を詳
細に説明したが、これに限定されるものではなく、代替
設計は可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高減衰と低いQの実質上共振が除去され、DC巻線の速
度減衰がステータの動的運動力を直線化可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電圧駆動回路の部分回
路図である。
【図2】本発明の一実施例を示す電圧駆動回路の部分回
路図である。
【図3】本発明の一実施例を示す電圧駆動回路の部分回
路図である。
【図4】本発明の電圧駆動回路を用いたバーコードリー
ダーの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 三角波発生器 12 駆動回路 14 AC巻線 16 駆動回路 18 DC巻線 20 走査開始(SOS)補償回路 22 モータ停止検出回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータと、ステータと、中心タップ付A
    C巻線とDC巻線とを有するステッピングモータの電圧
    駆動回路において、 周期的三角波電圧信号を発生する三角波発生手段と、 AC巻線に生じる電圧がAC巻線を駆動する入力電圧信
    号と比較され、これに追従するようにされる電圧フィー
    ドバック回路を有し、前記周期的三角波電圧信号により
    前記AC巻線を駆動する第1の駆動手段と、 DC巻線電圧信号によりDC巻線を駆動する第2の駆動
    手段とを設けたことを特徴とする電圧駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記AC巻線の中心タップは接地される
    ことを特徴とする請求項1記載の電圧駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の駆動手段は、前記AC巻線に
    発生する逆起電力電圧を抑制する抑制手段を有すること
    を特徴とする請求項2記載の電圧駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の駆動手段は、前記AC巻線の
    第1相側を駆動する第1の非反転演算増幅器と前記AC
    巻線の第2相側を駆動する第2の反転演算増幅器とを有
    し、 前記第1及び第2の演算増幅器は、それぞれ第1入力信
    号としての三角波電圧信号と前記AC巻線の第1及び第
    2の相側に生じる電圧を表わす第2入力信号を受信する
    ことを特徴とする請求項1記載の電圧駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の駆動手段は、更に前記第1及
    び第2の演算増幅器の出力にそれぞれ結合された第1及
    び第2の低出力インピーダンスエミッタホロワー素子を
    有することを特徴とする請求項4記載の電圧駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の駆動手段は、前記AC巻線と
    DC巻線との間の角度ずれを補正するために前記AC巻
    線から得られた電圧フィードバック信号を用いるための
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の電圧駆動
    回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の駆動手段は、DC電圧信号と
    前記電圧フィードバック信号とを結合するための演算増
    幅器を有することを特徴とする請求項6記載の電圧駆動
    回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の駆動手段は、前記AC巻線と
    DC巻線との間の中心ずれを補正(補償)するために用
    いられる前記AC巻線からマイクロステッピング電圧フ
    ィードバック信号を得るための取得手段を有することを
    特徴とする請求項7記載の電圧駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記第2の駆動手段は、前記ステータの
    動的運動力を直線化するために前記ステータの速度減衰
    を行うための手段を有することを特徴とする請求項6記
    載の電圧駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記第2の駆動手段は、低出力インピ
    ーダンス駆動を供給するための手段を有することを特徴
    とする請求項6記載の電圧駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記三角波発生手段はコンデンサに直
    接電流入力を断続させる手段からなり、演算増幅器に加
    えられる出力信号を低減させるための抵抗分割ネットワ
    ークに結合されたコンパレータを有し、このコンパレー
    タの出力が周期的にコンデンサを充電することを特徴と
    する請求項1記載の電圧駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記コンデンサは温度補償コンデンサ
    からなることを特徴とする請求項11記載の電圧駆動回
    路。
  13. 【請求項13】 巻線インダクタンス及びステータ/負
    荷慣性によって生ずる位相遅れのような前記モータによ
    って生じる位相遅れのための遅れ補償を行う走査開始遅
    れ補償回路手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の電圧駆動回路。
  14. 【請求項14】 更に、前記ステッピングモータが非動
    作状態である時を検出するモータ停止検出回路を有し、
    このモータ停止検出回路の出力は前記ステッピングモー
    タの非動作状態時にレーザ走査装置のレーザへの電源入
    力を制限するために用いられることを特徴とする請求項
    1記載の電圧駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記モータ停止検出回路は、前記ステ
    ッピングモータの逆起電力電圧が所定の電圧範囲内にあ
    る時を検出する手段を有することを特徴とする請求項1
    4記載の電圧駆動回路。
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