JPH06142115A - 骨固定装置 - Google Patents
骨固定装置Info
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- JPH06142115A JPH06142115A JP4071632A JP7163292A JPH06142115A JP H06142115 A JPH06142115 A JP H06142115A JP 4071632 A JP4071632 A JP 4071632A JP 7163292 A JP7163292 A JP 7163292A JP H06142115 A JPH06142115 A JP H06142115A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 脊椎融合を最大に強化する強力で安定した構
造体を与え、しかもいずれの患者にも充分に使用する多
様性を有し使用し易い固定システムを提供することであ
る。 【構成】 第１末端が、骨組織の間隔をおいた部分に移
植されるよう構成された少なくとも２つの固定部材、一
対の対向する平行端縁部と、その端縁部の間に形成され
た細長いスロットとを有するプレート１７，５３部材、
および各固定部材からプレート部材へ荷重を分散させる
荷重伝達部材からなり、荷重伝達部材とプレート部材の
スロットとが各々、固定部材の一部がこれらを貫通して
設置できるよう構成され、荷重伝達部材とプレート部材
の端縁部とが、協働してプレート部材と荷重伝達部材と
の特定の関係を微調節する手段を提供するよう構成され
ている骨固定装置。
造体を与え、しかもいずれの患者にも充分に使用する多
様性を有し使用し易い固定システムを提供することであ
る。 【構成】 第１末端が、骨組織の間隔をおいた部分に移
植されるよう構成された少なくとも２つの固定部材、一
対の対向する平行端縁部と、その端縁部の間に形成され
た細長いスロットとを有するプレート１７，５３部材、
および各固定部材からプレート部材へ荷重を分散させる
荷重伝達部材からなり、荷重伝達部材とプレート部材の
スロットとが各々、固定部材の一部がこれらを貫通して
設置できるよう構成され、荷重伝達部材とプレート部材
の端縁部とが、協働してプレート部材と荷重伝達部材と
の特定の関係を微調節する手段を提供するよう構成され
ている骨固定装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は外科用システムに関す
る。さらに詳しくは、多目的使用と使用し易さが改良さ
れ、脊椎融合を最大に強化する強力で安定な構造体の形
態に改良した骨もしくは脊椎の固定装置に関し、改良さ
れた微調節板アセンブリーが、隣接する固定ボルトもし
くは固定ねじによって荷重伝達界面を形成する。また皿
状界面がいくらかの微細動作を行い、応力を良好に分布
させ、疲労寿命が増大される。
る。さらに詳しくは、多目的使用と使用し易さが改良さ
れ、脊椎融合を最大に強化する強力で安定な構造体の形
態に改良した骨もしくは脊椎の固定装置に関し、改良さ
れた微調節板アセンブリーが、隣接する固定ボルトもし
くは固定ねじによって荷重伝達界面を形成する。また皿
状界面がいくらかの微細動作を行い、応力を良好に分布
させ、疲労寿命が増大される。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】脊椎
の部分を互いに固定する必要がある多くの外科処置があ
る。一般に骨ねじが脊椎の固定に用いられている。骨ね
じの移植は、脊椎の隣接部分に１つ以上の外科開口を形
成し、ねじをきった骨ねじをこれらの外科開口に移植し
て行われる外科処置である。隣接骨ねじを接続すること
によって、ロッドもしくはプレートのような結合構造
を、各種の脊椎部分間に延出させる。
の部分を互いに固定する必要がある多くの外科処置があ
る。一般に骨ねじが脊椎の固定に用いられている。骨ね
じの移植は、脊椎の隣接部分に１つ以上の外科開口を形
成し、ねじをきった骨ねじをこれらの外科開口に移植し
て行われる外科処置である。隣接骨ねじを接続すること
によって、ロッドもしくはプレートのような結合構造
を、各種の脊椎部分間に延出させる。
【０００３】初期の脊椎固定システムは“Method of Ap
plying Vertebral Appliance" という名称のLimbらの米
国特許第３６４８６９１号によって理解することができ
る。Limbらの特許における、１つ以上の罹病したかもし
くは損傷を受けた脊椎に架橋処置（bridge）をするのに
用いる脊椎用具の適用方法は、多数の孔をあけた細長い
可撓性プレートの一対を使用し、このプレートは、架橋
処理される棘状突起の対向する側にこのプレートを把持
させるのに使用される締め具を備えている。各帯状体
（strap)もしくはプレートは、少なくとも２つの棘状突
起にまたがりその末端をこえて突出するよう構成された
長さを有し、その結果締め具は棘状突起の背後と前方の
両方と棘状突起間の間隙を通過することができる。前記
の孔は、隣接する突起よりもかなり近く位置し、少なく
とも１つの開孔が各１つと合わされて、最終的には孔の
中に突出してくる骨の軟組織の成長物を受けるように、
該孔は前記突起に適正な位置で締付けられる。
plying Vertebral Appliance" という名称のLimbらの米
国特許第３６４８６９１号によって理解することができ
る。Limbらの特許における、１つ以上の罹病したかもし
くは損傷を受けた脊椎に架橋処置（bridge）をするのに
用いる脊椎用具の適用方法は、多数の孔をあけた細長い
可撓性プレートの一対を使用し、このプレートは、架橋
処理される棘状突起の対向する側にこのプレートを把持
させるのに使用される締め具を備えている。各帯状体
（strap)もしくはプレートは、少なくとも２つの棘状突
起にまたがりその末端をこえて突出するよう構成された
長さを有し、その結果締め具は棘状突起の背後と前方の
両方と棘状突起間の間隙を通過することができる。前記
の孔は、隣接する突起よりもかなり近く位置し、少なく
とも１つの開孔が各１つと合わされて、最終的には孔の
中に突出してくる骨の軟組織の成長物を受けるように、
該孔は前記突起に適正な位置で締付けられる。
【０００４】エドワードの米国特許第４３６９７６９号
は、脊椎の各種の部分にまたがって架橋処置を行うのに
細長いロッドを使う脊椎固定システムを示している。エ
ドワードのこの特許では、脊椎固定装置として、脊椎の
折損もしくは変形をうまく減らすためにスリーブまたは
スペーサが脊椎ロッド（spinal rod）の上とまわりに置
かれている装置が提供されている。これらのスリーブ
は、外科医が、各症状で最適の固定を得ることができる
ように種々の厚さで作ることができる。これらのスリー
ブは生物学的に相容性の材料で製造される。
は、脊椎の各種の部分にまたがって架橋処置を行うのに
細長いロッドを使う脊椎固定システムを示している。エ
ドワードのこの特許では、脊椎固定装置として、脊椎の
折損もしくは変形をうまく減らすためにスリーブまたは
スペーサが脊椎ロッド（spinal rod）の上とまわりに置
かれている装置が提供されている。これらのスリーブ
は、外科医が、各症状で最適の固定を得ることができる
ように種々の厚さで作ることができる。これらのスリー
ブは生物学的に相容性の材料で製造される。
【０００５】また骨ねじと接続ロッドを使用すること
は、“Implantable splint for Correction Lumbosacra
l spondylodesis"という名称のUlrichらの米国特許第４
４３３６７７号に開示されている。Ulrichの特許では、
脊椎の伸延副子が、それぞれの縦方向のねじ軸線にそっ
て延び、軸と交叉して骨盤に固定されるよう構成された
２つの同じの固定ねじを備えている。各ねじは、それぞ
れの横断軸線に心を合わせた横断開口凹部と、それぞれ
の横断軸線に心を合わせかつその軸線のまわりに角をつ
けて間隙をあけて配置した歯のアンギュラーアレー（an
gular array)を有するヘッドをもっている。
は、“Implantable splint for Correction Lumbosacra
l spondylodesis"という名称のUlrichらの米国特許第４
４３３６７７号に開示されている。Ulrichの特許では、
脊椎の伸延副子が、それぞれの縦方向のねじ軸線にそっ
て延び、軸と交叉して骨盤に固定されるよう構成された
２つの同じの固定ねじを備えている。各ねじは、それぞ
れの横断軸線に心を合わせた横断開口凹部と、それぞれ
の横断軸線に心を合わせかつその軸線のまわりに角をつ
けて間隙をあけて配置した歯のアンギュラーアレー（an
gular array)を有するヘッドをもっている。
【０００６】脊椎安定器の部品としてのねじを示すその
他の特許としてはstephensらの米国特許第４６０４９９
５号がある。stephensの特許では、外科用移植物を用い
て胸腰脊椎に安定性が付与され、この場合、部分に分か
れた脊椎用器具を用いて、該移植物が脊椎に固定され
る。その移植物は、ほぼ長方形の１つのロッドからな
り、その長さ方向に等間隔で互いに鏡像関係にある等間
隔の一対の枝分れ部が形成されている。
他の特許としてはstephensらの米国特許第４６０４９９
５号がある。stephensの特許では、外科用移植物を用い
て胸腰脊椎に安定性が付与され、この場合、部分に分か
れた脊椎用器具を用いて、該移植物が脊椎に固定され
る。その移植物は、ほぼ長方形の１つのロッドからな
り、その長さ方向に等間隔で互いに鏡像関係にある等間
隔の一対の枝分れ部が形成されている。
【０００７】“Apparatus for Straightening spinal C
olumns”という名称の Steffeeの米国特許第４６１１５
８１号は、ヒトの脊椎中の隣接する椎骨間の変位の程度
を減らして、次いで該椎骨を、変位を減らした状態に保
持する装置を提供している。この装置を取付けるときに
は、孔が、変位した椎骨と、この変位した椎骨の対向す
る側の椎骨とに設けられる。力伝達部材を椎骨の前記孔
に取付ける。次に脊椎プレートを、これに設けられたス
ロットを通じて外側に延出する該力伝達部材で脊椎に取
付ける。変位した椎骨の対向する側の椎骨と接続された
力伝達部材上でナットを締め付けて、脊椎板を適正な位
置に固定する。次に、変位椎骨と接続された力伝達部材
上の１つのナットを締付けて、変位椎骨を所望の位置ま
で引張る。１つの実施態様では、その力伝達部材は比較
的大きな直径のらせん形であり、変位椎骨の孔の側壁と
係合している。他の実施態様では、挿入物が変位椎骨の
孔の中に取付けられ、力伝達部材によって膨脹し、椎骨
をしっかりと把持する。
olumns”という名称の Steffeeの米国特許第４６１１５
８１号は、ヒトの脊椎中の隣接する椎骨間の変位の程度
を減らして、次いで該椎骨を、変位を減らした状態に保
持する装置を提供している。この装置を取付けるときに
は、孔が、変位した椎骨と、この変位した椎骨の対向す
る側の椎骨とに設けられる。力伝達部材を椎骨の前記孔
に取付ける。次に脊椎プレートを、これに設けられたス
ロットを通じて外側に延出する該力伝達部材で脊椎に取
付ける。変位した椎骨の対向する側の椎骨と接続された
力伝達部材上でナットを締め付けて、脊椎板を適正な位
置に固定する。次に、変位椎骨と接続された力伝達部材
上の１つのナットを締付けて、変位椎骨を所望の位置ま
で引張る。１つの実施態様では、その力伝達部材は比較
的大きな直径のらせん形であり、変位椎骨の孔の側壁と
係合している。他の実施態様では、挿入物が変位椎骨の
孔の中に取付けられ、力伝達部材によって膨脹し、椎骨
をしっかりと把持する。
【０００８】骨ねじに対向するクランプを用いる装置
が、“Dorsal Transacral Surgical Implant”という名
称の Asherの米国特許第４７７３４０２号に開示されて
いる。すなわち、所望の脊椎の形態の凹凸をつけた一対
の脊椎と係合しうるロッドが提供され、使用時にはこの
一対のロッドにヨーク・脚要素が取付けられる。
が、“Dorsal Transacral Surgical Implant”という名
称の Asherの米国特許第４７７３４０２号に開示されて
いる。すなわち、所望の脊椎の形態の凹凸をつけた一対
の脊椎と係合しうるロッドが提供され、使用時にはこの
一対のロッドにヨーク・脚要素が取付けられる。
【０００９】Shermanの米国特許第４８８７５９６号に
は、脊椎を内固定するのに用いる柄ねじ（pedicle scre
w)が開示されている。そしてこのねじは、一方の端部に
骨に挿入するためにねじをきり、他方端にロッドを受け
るためのヨークを設けたシャフトからなり、そのヨーク
は、該ロッドに支えられるよう構成された先端部と、前
記ロッドを前記先端部に対して保持し、ロッドとヨーク
の間の角度を調節できるクランプとを備えている。
は、脊椎を内固定するのに用いる柄ねじ（pedicle scre
w)が開示されている。そしてこのねじは、一方の端部に
骨に挿入するためにねじをきり、他方端にロッドを受け
るためのヨークを設けたシャフトからなり、そのヨーク
は、該ロッドに支えられるよう構成された先端部と、前
記ロッドを前記先端部に対して保持し、ロッドとヨーク
の間の角度を調節できるクランプとを備えている。
【００１０】脊椎固定システムを利用する場合の問題点
の１つは、間隔をあけて設けた複数の骨ねじに対する、
プレートのごとき接続構造体の調節性である。
の１つは、間隔をあけて設けた複数の骨ねじに対する、
プレートのごとき接続構造体の調節性である。
【００１１】したがって本発明の目的は、脊椎融合を最
大に強化する強力で安定した構造体を与え、しかもいず
れの患者にも充分に使用する多様性を有し使用し易い固
定システムを提供することである。
大に強化する強力で安定した構造体を与え、しかもいず
れの患者にも充分に使用する多様性を有し使用し易い固
定システムを提供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この発明の特徴の１つは
骨ボルトとプレート間の皿形の界面である。また皿形界
面は座金とナットとの間にも存在している。この改良さ
れた構造によって、ある種の微細動作とより良好な応力
分布が得られ、したがって疲労寿命が増大する。
骨ボルトとプレート間の皿形の界面である。また皿形界
面は座金とナットとの間にも存在している。この改良さ
れた構造によって、ある種の微細動作とより良好な応力
分布が得られ、したがって疲労寿命が増大する。
【００１３】この発明の他の目的は、隣接するボルト／
ねじ間の微調節手段を使用することによって嵌合を改良
する改良された脊椎固定装置を提供することである。こ
の高度な解決法によって、各ねじおよび／またはボルト
をわずかな操作で自動的に配置して、システムのボルト
とねじを所定位置に嵌合させることができる。
ねじ間の微調節手段を使用することによって嵌合を改良
する改良された脊椎固定装置を提供することである。こ
の高度な解決法によって、各ねじおよび／またはボルト
をわずかな操作で自動的に配置して、システムのボルト
とねじを所定位置に嵌合させることができる。
【００１４】またこの発明は、外科医が各患者および患
者の特定の徴候に対して必要な硬さ(rigidity)の程度を
選択することができる改良された脊椎固定システムを提
供するものである。
者の特定の徴候に対して必要な硬さ(rigidity)の程度を
選択することができる改良された脊椎固定システムを提
供するものである。
【００１５】したがって、この発明は、第１末端が、骨
組織の間隔をおいた部分に移植されるよう構成された少
なくとも２つの固定部材，一対の対向する平行端縁部
と、その端縁部の間に形成された細長いスロットとを有
するプレート部材，および各固定部材からプレート部材
へ荷重を分散させる荷重伝達部材からなり、荷重伝達部
材とプレート部材のスロットとが各々、固定部材の一部
がこれらを貫通して設置できるよう構成され、荷重伝達
部材とプレート部材の端縁部とが、協働してプレート部
材と荷重伝達部材との特定の関係を微調節する手段を提
供するよう構成されている骨固定装置を提供するもので
ある。
組織の間隔をおいた部分に移植されるよう構成された少
なくとも２つの固定部材，一対の対向する平行端縁部
と、その端縁部の間に形成された細長いスロットとを有
するプレート部材，および各固定部材からプレート部材
へ荷重を分散させる荷重伝達部材からなり、荷重伝達部
材とプレート部材のスロットとが各々、固定部材の一部
がこれらを貫通して設置できるよう構成され、荷重伝達
部材とプレート部材の端縁部とが、協働してプレート部
材と荷重伝達部材との特定の関係を微調節する手段を提
供するよう構成されている骨固定装置を提供するもので
ある。
【００１６】好ましい態様によれば、この発明は、ａ）
患者の骨組織の間隔をおいた第１と第２の位置に外科的
に移植されるよう構成された第１末端部を有する骨ボル
ト手段からなる第１固定手段であって、この骨ボルト手
段の中央部が荷重伝達面を具備し、また骨ボルト手段が
ナットをねじ止めするねじをきった部分を具備する第１
固定手段；ｂ）上面と下面、および外側の平行な対向端
縁部を具備しその端縁部を含む周縁部で囲まれた細長い
スロットを備えたプレート部材であって、その端縁部
が、骨ボルトをプレートに対し位置を固定するための、
該上面と下面の間にのびる微調節手段を保持しているプ
レート部材；およびｃ）プレート部材と骨ボルト手段を
インターフェースで接続して荷重を骨ボルト手段からプ
レート部材に分布させ、端縁部おいてに微調節手段を係
合させるための側壁部、および骨ボルト手段の一部を貫
通させて配置させるための座金部に設けた開口を具備す
る荷重伝達部材；からなる骨固定装置を提供するもので
ある。
患者の骨組織の間隔をおいた第１と第２の位置に外科的
に移植されるよう構成された第１末端部を有する骨ボル
ト手段からなる第１固定手段であって、この骨ボルト手
段の中央部が荷重伝達面を具備し、また骨ボルト手段が
ナットをねじ止めするねじをきった部分を具備する第１
固定手段；ｂ）上面と下面、および外側の平行な対向端
縁部を具備しその端縁部を含む周縁部で囲まれた細長い
スロットを備えたプレート部材であって、その端縁部
が、骨ボルトをプレートに対し位置を固定するための、
該上面と下面の間にのびる微調節手段を保持しているプ
レート部材；およびｃ）プレート部材と骨ボルト手段を
インターフェースで接続して荷重を骨ボルト手段からプ
レート部材に分布させ、端縁部おいてに微調節手段を係
合させるための側壁部、および骨ボルト手段の一部を貫
通させて配置させるための座金部に設けた開口を具備す
る荷重伝達部材；からなる骨固定装置を提供するもので
ある。
【００１７】さらに他の好ましい実施態様によれば、こ
の発明は、ａ）患者の骨組織の間隔をおいた第１と第２
の位置に外科的に移植されるよう構成された第１末端部
からなる骨ねじ手段；ｂ）上面と下面、および外側の平
行な対向する端縁部を具備し、その端縁部を含む周縁部
で囲まれた細長いスロットを備えたプレート部材であっ
て，その端縁部が骨ねじの位置をプレートに対して固定
するための、該上面と下面の間にのびる微調節手段を保
持しているプレート部材；ｃ）プレート部材と骨ねじ手
段をインターフェースで接続して、荷重を骨ねじ手段か
らプレート部材に分布させ、該端縁部において微調節手
段を係合させるための側壁部、および骨ねじ手段の一部
を貫通させて配置するための部材手段に設けた開口を具
備する荷重伝達部材；からなる骨固定装置を提供するも
のである。
の発明は、ａ）患者の骨組織の間隔をおいた第１と第２
の位置に外科的に移植されるよう構成された第１末端部
からなる骨ねじ手段；ｂ）上面と下面、および外側の平
行な対向する端縁部を具備し、その端縁部を含む周縁部
で囲まれた細長いスロットを備えたプレート部材であっ
て，その端縁部が骨ねじの位置をプレートに対して固定
するための、該上面と下面の間にのびる微調節手段を保
持しているプレート部材；ｃ）プレート部材と骨ねじ手
段をインターフェースで接続して、荷重を骨ねじ手段か
らプレート部材に分布させ、該端縁部において微調節手
段を係合させるための側壁部、および骨ねじ手段の一部
を貫通させて配置するための部材手段に設けた開口を具
備する荷重伝達部材；からなる骨固定装置を提供するも
のである。
【００１８】さらに他の好ましい実施態様によれば、こ
の発明はａ）患者の頸骨塊の間隔をおいた第１と第２の
位置に外科的に移植されるよう構成された第１末端部を
有する骨ねじ手段からなる固定部材であって，その骨ね
じ手段の末端部が荷重伝達面を有する固定部材；ｂ）互
いに角度を形成する上面と下面を有するプレート部材で
あって，外側の平行な対向する端縁部を含む周縁部によ
って囲まれた細長いプレートスロットを有するプレート
部材；およびｃ）プレート部材と骨ねじ手段をインター
フェースで接続して、荷重を骨ねじ手段からプレート部
材に分布させる荷重伝達座金；からなり，ｄ）該骨ねじ
手段が、該プレート部材の上面と鋭角を形成する直線に
そって該座金によって選択的に支持されうる，頸骨固定
装置を提供するものである。
の発明はａ）患者の頸骨塊の間隔をおいた第１と第２の
位置に外科的に移植されるよう構成された第１末端部を
有する骨ねじ手段からなる固定部材であって，その骨ね
じ手段の末端部が荷重伝達面を有する固定部材；ｂ）互
いに角度を形成する上面と下面を有するプレート部材で
あって，外側の平行な対向する端縁部を含む周縁部によ
って囲まれた細長いプレートスロットを有するプレート
部材；およびｃ）プレート部材と骨ねじ手段をインター
フェースで接続して、荷重を骨ねじ手段からプレート部
材に分布させる荷重伝達座金；からなり，ｄ）該骨ねじ
手段が、該プレート部材の上面と鋭角を形成する直線に
そって該座金によって選択的に支持されうる，頸骨固定
装置を提供するものである。
【００１９】またこの発明の好ましい態様では、荷重伝
達部材が、端縁間にあるスロットにまたがって延びる第
１フランジ、および第１フランジに対して角度を形成し
て延びて交叉する一対のフランジを備えている。
達部材が、端縁間にあるスロットにまたがって延びる第
１フランジ、および第１フランジに対して角度を形成し
て延びて交叉する一対のフランジを備えている。
【００２０】固定部材は、それを骨組織に外科的に移植
できるように、前記第１末端にスクリューねじを備えて
いる。好ましくは固定部材は、荷重伝達面を備えた端部
を具備している。また固定部材はナットをねじ止めする
ためのねじをきった部分を具備している。適切な固定部
材は骨ねじもしくは骨ボルトの形態である。
できるように、前記第１末端にスクリューねじを備えて
いる。好ましくは固定部材は、荷重伝達面を備えた端部
を具備している。また固定部材はナットをねじ止めする
ためのねじをきった部分を具備している。適切な固定部
材は骨ねじもしくは骨ボルトの形態である。
【００２１】プレート部材は、互いに角度をなしている
かまたは平行な上面と下面を備えている。
かまたは平行な上面と下面を備えている。
【００２２】プレート端縁の間のスロットは、間隔をあ
けて外科的に移植される固定部材、例えば骨ねじまたは
骨ボルトの一対以上を収納する大きさをもっている。
けて外科的に移植される固定部材、例えば骨ねじまたは
骨ボルトの一対以上を収納する大きさをもっている。
【００２３】プレート部材と荷重伝達部材との特定の関
係を微調節する手段は、該端縁部にそって間隔をおいて
設けた歯を備えている。その歯は、各端縁部にそって規
則的に間隔をおいて設けられ、荷重伝達部材の対応する
歯と係合して協働する。
係を微調節する手段は、該端縁部にそって間隔をおいて
設けた歯を備えている。その歯は、各端縁部にそって規
則的に間隔をおいて設けられ、荷重伝達部材の対応する
歯と係合して協働する。
【００２４】好ましくはエッジを丸く削ったフランジす
なわち延出部を有する座金の形態の荷重伝達部材には、
使用中スロットの中心軸線と一致する中心を有する開口
が設けられている。その荷重伝達部材は、プレート部材
の上面に対して鋭角を形成する直線にそって前記固定部
材を支持するよう構成されていてもよい。したがって開
口の軸線はプレート部材の面に対して角度をなしてい
る。
なわち延出部を有する座金の形態の荷重伝達部材には、
使用中スロットの中心軸線と一致する中心を有する開口
が設けられている。その荷重伝達部材は、プレート部材
の上面に対して鋭角を形成する直線にそって前記固定部
材を支持するよう構成されていてもよい。したがって開
口の軸線はプレート部材の面に対して角度をなしてい
る。
【００２５】適切な荷重伝達部材は、プレートと合致す
る凹部を備え、荷重伝達部材はその凹部でプレート上を
摺動する。
る凹部を備え、荷重伝達部材はその凹部でプレート上を
摺動する。
【００２６】好ましくは荷重伝達部材は、中央フランジ
と２つの側部フランジを含む３つの交叉するフランジ部
を備え、２つの側部フランジは間隔をあけて位置し、プ
レート部材の端縁部に当接して位置している。
と２つの側部フランジを含む３つの交叉するフランジ部
を備え、２つの側部フランジは間隔をあけて位置し、プ
レート部材の端縁部に当接して位置している。
【００２７】荷重伝達座金の開口は、球形であり、球形
下面を有するナットを受ける。
下面を有するナットを受ける。
【００２８】好ましい実施態様では、固定部材は、縦方
向に延びた形態の荷重伝達面を有する中央部、ならびに
上面と下面、外側の平行な対向する端縁およびこの端縁
を含む周縁部で囲まれた細長いスロットを有する骨プレ
ート部材とともにナットをねじ止めする第２のねじを切
った部分を備えた骨ボルトで構成され、そのプレートの
下面は、骨ボルトを荷重伝達面に嵌合させるためにスロ
ット部に面取り加工がなされており、スロットは骨ボル
トの第２のねじをきった部分を受ける大きさを持ってい
る。
向に延びた形態の荷重伝達面を有する中央部、ならびに
上面と下面、外側の平行な対向する端縁およびこの端縁
を含む周縁部で囲まれた細長いスロットを有する骨プレ
ート部材とともにナットをねじ止めする第２のねじを切
った部分を備えた骨ボルトで構成され、そのプレートの
下面は、骨ボルトを荷重伝達面に嵌合させるためにスロ
ット部に面取り加工がなされており、スロットは骨ボル
トの第２のねじをきった部分を受ける大きさを持ってい
る。
【００２９】骨プレート部材は、このプレートに対して
骨ボルトの位置を固定するために上面と下面の間に延び
かつ骨ボルトの太さ当りいくつかの調節位置を有する、
近接した間隔をおいて設けられた微調節手段を保持して
いる。
骨ボルトの位置を固定するために上面と下面の間に延び
かつ骨ボルトの太さ当りいくつかの調節位置を有する、
近接した間隔をおいて設けられた微調節手段を保持して
いる。
【００３０】ボルトに結合されるナットは、曲線形環状
の下面を有し、この下面は荷重伝達部材の開口と合致
し、その開口は使用中、その中心がスロットの中心軸線
と一致する。
の下面を有し、この下面は荷重伝達部材の開口と合致
し、その開口は使用中、その中心がスロットの中心軸線
と一致する。
【００３１】ナットは球形の下面を備えていてもよく、
そのとき荷重伝達部材の開口はナットを受けるために球
形に成形されている。荷重伝達部材の開口はナットの半
球形の部分を受ける、取囲む半球形の部分を具備してい
てもよい。
そのとき荷重伝達部材の開口はナットを受けるために球
形に成形されている。荷重伝達部材の開口はナットの半
球形の部分を受ける、取囲む半球形の部分を具備してい
てもよい。
【００３２】スロットは面を取った下面をもっていても
よく、そのとき骨ボルトは荷重を伝達する面をとった上
記下面に当接する対応面をもっている。
よく、そのとき骨ボルトは荷重を伝達する面をとった上
記下面に当接する対応面をもっている。
【００３３】固定部材が骨ねじであるこれらの実施態様
では、荷重伝達部材は、骨ねじの荷重伝達面と合致する
半球形面を備えている。
では、荷重伝達部材は、骨ねじの荷重伝達面と合致する
半球形面を備えている。
【００３４】この発明の頸骨固定システムの好ましい形
態では、そのシステムは、ａ）患者の頸骨塊の間隔をお
いた第１と第２の位置に外科的に移植されるよう構成さ
れた第１末端部を有する１つ以上の骨ねじ例えば一対の
骨ねじであって，各骨ねじの上部が造形された荷重伝達
面を有し、さらに各骨ねじが患者の頸骨塊と係合するね
じをきった部分を有する骨ねじ；ｂ）非対称の断面を有
し、例えば鋭角をなす上部平坦面と下部平坦面および外
側の平行な対向する端縁部を備え、該端縁部を含む周縁
部で囲まれた細長いスロットを有する骨プレート部材で
あって，そのプレートスロットが、プレートの上面に対
して鋭角をなして配置されている角度がついたスロット
である骨プレート部材；およびｃ）選択的かつ取外し可
能にプレート部材に接続可能な荷重伝達部材、すなわ
ち、使用中、骨ねじの荷重伝達面と係合する荷重伝達面
を有する座金；からなる頸骨固定システムである。
態では、そのシステムは、ａ）患者の頸骨塊の間隔をお
いた第１と第２の位置に外科的に移植されるよう構成さ
れた第１末端部を有する１つ以上の骨ねじ例えば一対の
骨ねじであって，各骨ねじの上部が造形された荷重伝達
面を有し、さらに各骨ねじが患者の頸骨塊と係合するね
じをきった部分を有する骨ねじ；ｂ）非対称の断面を有
し、例えば鋭角をなす上部平坦面と下部平坦面および外
側の平行な対向する端縁部を備え、該端縁部を含む周縁
部で囲まれた細長いスロットを有する骨プレート部材で
あって，そのプレートスロットが、プレートの上面に対
して鋭角をなして配置されている角度がついたスロット
である骨プレート部材；およびｃ）選択的かつ取外し可
能にプレート部材に接続可能な荷重伝達部材、すなわ
ち、使用中、骨ねじの荷重伝達面と係合する荷重伝達面
を有する座金；からなる頸骨固定システムである。
【００３５】その荷重伝達部材は、前記端縁部の間のス
ロットにまたがって延びる第１フランジと、第１フラン
ジと角度をないて延びて交叉する一対のフランジとを有
する座金の形態であってもよい。
ロットにまたがって延びる第１フランジと、第１フラン
ジと角度をないて延びて交叉する一対のフランジとを有
する座金の形態であってもよい。
【００３６】各骨ねじは、患者の頸骨塊に外科的に移植
されるように構成された第１ねじつき末端部を備え、か
つ荷重を骨ねじから分布させる荷重伝達面を具備し、お
よび荷重伝達部材例えば座金は、骨ねじ上部末端部の荷
重伝達面を受ける面を取った開口と、骨ねじの一部を貫
通させて配置する開口とを備え、そしてその開口は、骨
ねじを、プレートの上面に対して鋭角をなして座金を貫
通させるよう構成されている。
されるように構成された第１ねじつき末端部を備え、か
つ荷重を骨ねじから分布させる荷重伝達面を具備し、お
よび荷重伝達部材例えば座金は、骨ねじ上部末端部の荷
重伝達面を受ける面を取った開口と、骨ねじの一部を貫
通させて配置する開口とを備え、そしてその開口は、骨
ねじを、プレートの上面に対して鋭角をなして座金を貫
通させるよう構成されている。
【００３７】頸骨固定用に設計されたシステムでは、プ
レートは、ねじがロイ−カミール法（Roy-Camille tech
nique)を用いて外側塊に配置される後方面に垂直なスロ
ットを備えている。またプレートは、１５°のような鋭
角をとって傾斜しているスロットをもっている（プレー
トと断面に対して垂直から２０°傾斜）。この場合、ね
じは、マガール法（Magerl technique）を用い、角度を
なしたスロットを通じて外側塊に配置することができ
る。
レートは、ねじがロイ−カミール法（Roy-Camille tech
nique)を用いて外側塊に配置される後方面に垂直なスロ
ットを備えている。またプレートは、１５°のような鋭
角をとって傾斜しているスロットをもっている（プレー
トと断面に対して垂直から２０°傾斜）。この場合、ね
じは、マガール法（Magerl technique）を用い、角度を
なしたスロットを通じて外側塊に配置することができ
る。
【００３８】角度をつけたスロットは、脊椎板（頭方向
／下方向）の各端部に延びて、ねじをマガール法を用い
て配置する際に、頭方向に３０°の角度でねじを配置す
ることができる。
／下方向）の各端部に延びて、ねじをマガール法を用い
て配置する際に、頭方向に３０°の角度でねじを配置す
ることができる。
【００３９】プレートの両端は、スロット延出部（先に
述べたような）を備えていてもよく、このようにしてプ
レートをリバーシブル（両面使用形）にすることができ
る。すなわち１枚のプレートが脊椎の棘状突起の左右の
両面で作動する。
述べたような）を備えていてもよく、このようにしてプ
レートをリバーシブル（両面使用形）にすることができ
る。すなわち１枚のプレートが脊椎の棘状突起の左右の
両面で作動する。
【００４０】座金（荷重伝達部材）は、歯を具備する界
面でプレートと協働し接続している。座金は、プレート
の歯にはまってかみ合うよう設計されている。座金はプ
レートを外側塊上に配置した後に配置される。座金は、
プレートに対応する非対称形の断面をもっている。座金
には、３種の異なる形態の通孔を設けられているが、例
えば３つの別個の部品（すなわち右、左およびニュート
ラル）を必要とする。
面でプレートと協働し接続している。座金は、プレート
の歯にはまってかみ合うよう設計されている。座金はプ
レートを外側塊上に配置した後に配置される。座金は、
プレートに対応する非対称形の断面をもっている。座金
には、３種の異なる形態の通孔を設けられているが、例
えば３つの別個の部品（すなわち右、左およびニュート
ラル）を必要とする。
【００４１】右側座金と左側座金は座金の中央ビーム部
材を貫通する通孔を備えている。右座金の通孔は２０°
横方向（右方向）で３０°頭方向に傾斜している。
材を貫通する通孔を備えている。右座金の通孔は２０°
横方向（右方向）で３０°頭方向に傾斜している。
【００４２】左側座金の通孔は２０°横方向（左方向）
で３０°頭方向に傾斜している。右側と左側の座金はと
もにマガール法でねじを配置するのに用いることができ
る。
で３０°頭方向に傾斜している。右側と左側の座金はと
もにマガール法でねじを配置するのに用いることができ
る。
【００４３】ニュートラル座金は、中央本体に直角に配
置された通孔を有し、ねじを、ロイ−カミール法を用い
て外側塊にまっすぐに配置させることができる。これら
３種の座金はすべて、球形の面を取った部分を有する通
孔をもっている。例えばこれら座金は、球形頭部を有し
そのねじの外径が３．５ｍｍの骨ねじを収納する３．５
ｍｍ内径の通孔をもっていてもよい。
置された通孔を有し、ねじを、ロイ−カミール法を用い
て外側塊にまっすぐに配置させることができる。これら
３種の座金はすべて、球形の面を取った部分を有する通
孔をもっている。例えばこれら座金は、球形頭部を有し
そのねじの外径が３．５ｍｍの骨ねじを収納する３．５
ｍｍ内径の通孔をもっていてもよい。
【００４４】
【実施例】この発明の特質と目的をさらに理解するため
に、添付図面を参照して以下の実施例でこの発明を説明
するがこの発明を限定するものではない。なお類似する
部品には同じ番号を付してある。
に、添付図面を参照して以下の実施例でこの発明を説明
するがこの発明を限定するものではない。なお類似する
部品には同じ番号を付してある。
【００４５】図１〜４はこの発明の装置の一実施例１０
を示す。図１に、あらいねじ１３がきられたシャンク部
１２を有する骨ボルト１１を示す。骨ボルト１１の上端
部には、細かいねじ１４が設けられている。骨ボルト１
１の中央部１５は、６角ボルトの形態であり、骨ボルト
１１の一体部分として形成することができる。６角の工
具ソケット１６を、骨ボルト１１の上端部に設けるのが
好ましく、これは、このねじを外科開口に取付けるため
に用いるアレン・レンチなどを受けるためのものであ
る。
を示す。図１に、あらいねじ１３がきられたシャンク部
１２を有する骨ボルト１１を示す。骨ボルト１１の上端
部には、細かいねじ１４が設けられている。骨ボルト１
１の中央部１５は、６角ボルトの形態であり、骨ボルト
１１の一体部分として形成することができる。６角の工
具ソケット１６を、骨ボルト１１の上端部に設けるのが
好ましく、これは、このねじを外科開口に取付けるため
に用いるアレン・レンチなどを受けるためのものであ
る。
【００４６】プレート１７には上面１７Ａと１７Ｂがあ
る。プレート１７は細長い形態で曲線形の端部１８、１
９を備えている。長さ方向に延びるスロット２０には半
円形の端部２１、２２がある。スロット２０は平行な側
壁２３、２４で囲まれている。スロット２０には、面を
とった上部エッジ２５と面をとった下部エッジ２６があ
り、これらエッジは、プレート１７の上面１７Ａおよび
下面１７Ｂにおいてをスロットと連通している。面取り
エッジ２５、２６は、骨ボルト１１の中央部１５の同様
の形態の面とインターフェースで接続することができる
（図３）。
る。プレート１７は細長い形態で曲線形の端部１８、１
９を備えている。長さ方向に延びるスロット２０には半
円形の端部２１、２２がある。スロット２０は平行な側
壁２３、２４で囲まれている。スロット２０には、面を
とった上部エッジ２５と面をとった下部エッジ２６があ
り、これらエッジは、プレート１７の上面１７Ａおよび
下面１７Ｂにおいてをスロットと連通している。面取り
エッジ２５、２６は、骨ボルト１１の中央部１５の同様
の形態の面とインターフェースで接続することができる
（図３）。
【００４７】プレート１７の外側端縁面には、プレート
１７の両側に複数の間隔をおいた歯２７、２８が設けら
れ（図１）、これらの歯は例えば数ｍｍの調節距離を形
成している。したがって間隔２９、３０は荷重座金３５
の突出部３７、３８を受けるために歯の２７、２８の間
に設けられている。座金３５には側壁３９と４０が設け
られ、これら側壁は、間隔をあけて設けられ、プレート
の横断フランジ部材４１に接続している。
１７の両側に複数の間隔をおいた歯２７、２８が設けら
れ（図１）、これらの歯は例えば数ｍｍの調節距離を形
成している。したがって間隔２９、３０は荷重座金３５
の突出部３７、３８を受けるために歯の２７、２８の間
に設けられている。座金３５には側壁３９と４０が設け
られ、これら側壁は、間隔をあけて設けられ、プレート
の横断フランジ部材４１に接続している。
【００４８】座金３５の開口３６は半球形凹面４２を有
し、この凹面はナット３１の半球形凸面３２と同じ形を
している。ナット３１には、骨ボルト１１の細かいねじ
１４と係合する雌ねじ３３と、上部の平坦面３４が設け
られている。
し、この凹面はナット３１の半球形凸面３２と同じ形を
している。ナット３１には、骨ボルト１１の細かいねじ
１４と係合する雌ねじ３３と、上部の平坦面３４が設け
られている。
【００４９】突出部３７、３８は、歯２７、２８の間の
間隔すなわち凹部２９、３０に合致するよう対応して形
成されている。各突出部３７、３８はそれぞれのその両
側に一対の凹部４３、４４を備えている。
間隔すなわち凹部２９、３０に合致するよう対応して形
成されている。各突出部３７、３８はそれぞれのその両
側に一対の凹部４３、４４を備えている。
【００５０】図８は間隔をおいて設置された一対のプレ
ート１７を示し、全脊椎固定システムの部品としての骨
ボルト１１と荷重伝達座金３５の取付け状態を示してい
る。また図８には、骨ボルト１１の頂部とねじで係合し
ているナット３１が示されている。ファントム線で患者
の脊椎をＳで示してある。しかし、外科医は、骨ボルト
１１が固定されるべき特定の位置にある外科開口を選択
することができ、さらに１つ以上の骨ねじを脊椎固定シ
ステムの部品として受入れる特定の長さを有する特別の
プレート１７を注文選択することができる。
ート１７を示し、全脊椎固定システムの部品としての骨
ボルト１１と荷重伝達座金３５の取付け状態を示してい
る。また図８には、骨ボルト１１の頂部とねじで係合し
ているナット３１が示されている。ファントム線で患者
の脊椎をＳで示してある。しかし、外科医は、骨ボルト
１１が固定されるべき特定の位置にある外科開口を選択
することができ、さらに１つ以上の骨ねじを脊椎固定シ
ステムの部品として受入れる特定の長さを有する特別の
プレート１７を注文選択することができる。
【００５１】図１１と図１２に、本発明の装置の第２の
実施態様４５を示す。図１１に、あらいねじ４７をきっ
たシャンク部４６を有する骨ねじ４５を示す。骨ねじ４
５の上端部には拡大された頭部４８が設けられ、この頭
部は平坦上面５０を有する６角部分４９を備えかつ半球
形の下面５１と連通し、この下面は、６角部分４９およ
びシャンク４６と一体に形成することができる（図１
２）。平坦上面５０には、安定化バーと接続するための
雌ねじ部分を設けてもよい。図１１に示すように、あら
いねじ４７はシャンク４６の下端部まで延び４７Ａで終
っている。
実施態様４５を示す。図１１に、あらいねじ４７をきっ
たシャンク部４６を有する骨ねじ４５を示す。骨ねじ４
５の上端部には拡大された頭部４８が設けられ、この頭
部は平坦上面５０を有する６角部分４９を備えかつ半球
形の下面５１と連通し、この下面は、６角部分４９およ
びシャンク４６と一体に形成することができる（図１
２）。平坦上面５０には、安定化バーと接続するための
雌ねじ部分を設けてもよい。図１１に示すように、あら
いねじ４７はシャンク４６の下端部まで延び４７Ａで終
っている。
【００５２】座金５２は図１〜８に示す好ましい実施態
様について記載した座金３５と同じ構造のものでよい。
同様に、プレート５３は、図１〜８に示す好ましい実施
態様について先に記載したプレート５７と同じ構造であ
ってもよい。
様について記載した座金３５と同じ構造のものでよい。
同様に、プレート５３は、図１〜８に示す好ましい実施
態様について先に記載したプレート５７と同じ構造であ
ってもよい。
【００５３】図１２に、骨ねじ４５の部分立面図を示す
が、ねじ４５の上端部はシャンク部４６とヘッド部４８
を備え、これらの部分はプレート５３と座金５２と作動
する位置にある。プレート５３はスロット５４を備え、
座金５２は、開口５６と連通しかつ開口５６のまわりに
延びる半球形ソケット５５を備えている。このしかた
で、骨ねじ４５の半球形面５１は、座金５２の半球形凹
面５５にぴったり重なり合致する。骨ねじ４５のシャン
ク４６は開口５６とスロット５４を貫通している。
が、ねじ４５の上端部はシャンク部４６とヘッド部４８
を備え、これらの部分はプレート５３と座金５２と作動
する位置にある。プレート５３はスロット５４を備え、
座金５２は、開口５６と連通しかつ開口５６のまわりに
延びる半球形ソケット５５を備えている。このしかた
で、骨ねじ４５の半球形面５１は、座金５２の半球形凹
面５５にぴったり重なり合致する。骨ねじ４５のシャン
ク４６は開口５６とスロット５４を貫通している。
【００５４】図５はこの発明の他の実施態様１０を示
す。骨固定装置１０は、細長いシャンク４６を備え、そ
のシャンクの一端には拡大頭部４８が固定されている。
拡大頭部４８は、頭部４８の下側に半球形面５１と、上
面５０を備えている。６角ソケット４９のような工具受
けソケットが平坦上面５０に設けられ、その結果、骨ね
じ４５はアレン・レンチまたはその他の類似の工具類を
用いて回転させることができる。
す。骨固定装置１０は、細長いシャンク４６を備え、そ
のシャンクの一端には拡大頭部４８が固定されている。
拡大頭部４８は、頭部４８の下側に半球形面５１と、上
面５０を備えている。６角ソケット４９のような工具受
けソケットが平坦上面５０に設けられ、その結果、骨ね
じ４５はアレン・レンチまたはその他の類似の工具類を
用いて回転させることができる。
【００５５】骨ねじ４５の下方先端５４はらせんねじ４
７と連結し、そのねじは下方先端５４で始まり、円筒形
面５５で終っている。その円筒形面５５と半球形面５１
は、以下に詳しく説明するように、開口５６−５８にお
いて座金３５とインターフェースで接続している（図１
４〜１９参照）。
７と連結し、そのねじは下方先端５４で始まり、円筒形
面５５で終っている。その円筒形面５５と半球形面５１
は、以下に詳しく説明するように、開口５６−５８にお
いて座金３５とインターフェースで接続している（図１
４〜１９参照）。
【００５６】座金３５は、上面５９を有する横断プレー
ト部材４１を備えている。側壁すなわちフランジ形態で
間隔をおいて位置する一対のプレート部材６０、６１
が、横断プレート部材４１から下方に延びている。
ト部材４１を備えている。側壁すなわちフランジ形態で
間隔をおいて位置する一対のプレート部材６０、６１
が、横断プレート部材４１から下方に延びている。
【００５７】図１４と１５は、側壁／フランジ部材６０
Ａと６１Ａを有する座金３５Ａを示す。図１６と１７の
実施態様は側壁すなわちフランジ部材６０Ｂと６１Ｂを
備えている。図１８と１９の実施態様は、側壁すなわち
フランジ部材６０Ｃと６１Ｃを示す。その座金３５は、
プレート部材１７に嵌合し、プレート１７の歯２７、２
８と係合するよう設計されている。座金３５は、プレー
ト１７を頸骨組織の外側塊の左右両側に位置させたのち
配置される。
Ａと６１Ａを有する座金３５Ａを示す。図１６と１７の
実施態様は側壁すなわちフランジ部材６０Ｂと６１Ｂを
備えている。図１８と１９の実施態様は、側壁すなわち
フランジ部材６０Ｃと６１Ｃを示す。その座金３５は、
プレート部材１７に嵌合し、プレート１７の歯２７、２
８と係合するよう設計されている。座金３５は、プレー
ト１７を頸骨組織の外側塊の左右両側に位置させたのち
配置される。
【００５８】座金３５は、プレート１７の非対称形の断
面形状に対応する非対称形の断面形状であってもよい。
３種の孔の形態を有する座金３５Ａ、３５Ｂおよび３５
Ｃが提供される。すなわち図１４と図１５は右側の変形
を示し、図１６と１７は左側の変形を示し、図１８と１
９はニュートラルの変形を示す。したがってこれらの３
種の孔の形態は、３つの別個の部品、すなわち右（３５
Ａ）、左（３５Ｂ）およびニュートラル（３５Ｃ）の部
品を必要とする。
面形状に対応する非対称形の断面形状であってもよい。
３種の孔の形態を有する座金３５Ａ、３５Ｂおよび３５
Ｃが提供される。すなわち図１４と図１５は右側の変形
を示し、図１６と１７は左側の変形を示し、図１８と１
９はニュートラルの変形を示す。したがってこれらの３
種の孔の形態は、３つの別個の部品、すなわち右（３５
Ａ）、左（３５Ｂ）およびニュートラル（３５Ｃ）の部
品を必要とする。
【００５９】右側変形座金（３５Ａ）および左側孔変形
座金（３５Ｂ）の寸法はそれぞれ、図１４−１５および
図１６−１７に示すように、横断プレート部材４１を貫
通する孔すなわち開口５６、５７をもっている。図１４
−１５図の実施態様の場合、開口５６は２０°横方向に
（右方向に）３０°頭の方向に傾斜している。図１６−
１７の左側座金の実施態様では、孔すなわち開口５７は
２０°横に（左方向に）および３０°頭の方向に傾斜し
ている。図１４−１５と図１６−１７にそれぞれ示す、
右側および左側の座金３５Ａと３５Ｂは、骨ねじ１１を
配置するのにマガール法（Magerl法）を用いる。図１８
−１９に示すニュートラル座金３５Ｃは、中央本体に垂
直に配置された開口５８を有しているので、ロイ−カミ
ール（Roy-Camille)法を用いて、ねじ４５を外側塊に対
してまっすぐに配置することができる。３種の座金３５
Ａ、３５Ｂおよび３５Ｃはすべて、例えば球形の皿穴を
有する３．５ｍｍ内径の通孔を有している。
座金（３５Ｂ）の寸法はそれぞれ、図１４−１５および
図１６−１７に示すように、横断プレート部材４１を貫
通する孔すなわち開口５６、５７をもっている。図１４
−１５図の実施態様の場合、開口５６は２０°横方向に
（右方向に）３０°頭の方向に傾斜している。図１６−
１７の左側座金の実施態様では、孔すなわち開口５７は
２０°横に（左方向に）および３０°頭の方向に傾斜し
ている。図１４−１５と図１６−１７にそれぞれ示す、
右側および左側の座金３５Ａと３５Ｂは、骨ねじ１１を
配置するのにマガール法（Magerl法）を用いる。図１８
−１９に示すニュートラル座金３５Ｃは、中央本体に垂
直に配置された開口５８を有しているので、ロイ−カミ
ール（Roy-Camille)法を用いて、ねじ４５を外側塊に対
してまっすぐに配置することができる。３種の座金３５
Ａ、３５Ｂおよび３５Ｃはすべて、例えば球形の皿穴を
有する３．５ｍｍ内径の通孔を有している。
【００６０】側壁／フランジ部材６０−６１間の凹部５
２は、プレート部材１７の断面積を受入れる大きさを有
している。図７に示すように、プレート部材１７は、ス
ロット５４が貫通する上面１７Ａを有する。プレート１
７は末端部１８、１９およびスロット側壁２３を備えて
いる。スロット側壁２３は、一対の傾斜面６２、６３を
有し、反対側のスロット側壁２４は傾斜面６４と６５を
有している。
２は、プレート部材１７の断面積を受入れる大きさを有
している。図７に示すように、プレート部材１７は、ス
ロット５４が貫通する上面１７Ａを有する。プレート１
７は末端部１８、１９およびスロット側壁２３を備えて
いる。スロット側壁２３は、一対の傾斜面６２、６３を
有し、反対側のスロット側壁２４は傾斜面６４と６５を
有している。
【００６１】プレート部材１７の下面１７Ｂは、プレー
ト部材１７の上面１７Ａに対して鋭角をなしている。図
９、１０および１３は、頸骨組織６６−７１内に設置さ
れている本発明の装置を示す。
ト部材１７の上面１７Ａに対して鋭角をなしている。図
９、１０および１３は、頸骨組織６６−７１内に設置さ
れている本発明の装置を示す。
【図１】この発明の装置の一実施例の分解斜視図であ
る。
る。
【図２】図１の装置の部分断面図である。
【図３】図１の装置の部分断面図である。
【図４】図１の装置の部分断面図である。
【図５】この発明の装置の他の一実施例の分解斜視図で
ある。
ある。
【図６】この発明の装置の部品の部分斜視図である。
【図７】この発明の装置の部品の部分斜視図である。
【図８】脊椎または頸骨の固定システムの部品として用
いるこの発明の装置の好ましい実施例を示す概略図であ
る。
いるこの発明の装置の好ましい実施例を示す概略図であ
る。
【図９】脊椎または頸骨の固定システムの部品として用
いるこの発明の装置の好ましい実施例を示す概略図であ
る。
いるこの発明の装置の好ましい実施例を示す概略図であ
る。
【図１０】脊椎または頸骨の固定システムの部品として
用いるこの発明の装置の好ましい実施例を示す概略図で
ある。
用いるこの発明の装置の好ましい実施例を示す概略図で
ある。
【図１１】この発明の装置のさらに他の実施例の分解斜
視図である。
視図である。
【図１２】図１１の装置の部分断面図である。
【図１３】図５に示す装置の部分図である。
【図１４】座金部の右側配向を示す図５の要素の正面図
である。
である。
【図１５】図１４に示す座金の側面図である。
【図１６】左側配向を示す座金部の正面図である。
【図１７】図１６に示す座金の側面図である。
【図１８】ニュートラル配向を示す座金部の正面図であ
る。
る。
【図１９】図１８の座金の側面図である。
１０、４５ この発明の装置の一実施例 １１、５１ 骨ボルト １７、５３ プレート ３１ ナット ３５、３５Ａ、３５Ｂ、３５Ｃ、５２ 座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド エル ブラムフィールド アメリカ合衆国、ミシシッピー 38651、 ネスビット、ホール ロード 1200 (72)発明者 ジェイムズ ダブリュ シモンズ アメリカ合衆国、テキサス 78229、サ ン・アントニオ、データポイント ドライ ブ 8122 (72)発明者 ブライアン デイ ヒルダブランド アメリカ合衆国、テネシー 38104、メン フィス、ベルベデア ブルバード 87 (72)発明者 ハンセン エイ ヤン アメリカ合衆国、ニューヨーク 13066、 ファイアットビル、パイン バレイ ドラ イブ 5066
Claims (31)
- 【請求項１】 第１末端が、骨組織の間隔をおいた部分
に移植されるよう構成された少なくとも２つの固定部
材，一対の対向する平行端縁部と、その端縁部の間に形
成された細長いスロットとを有するプレート部材，およ
び各固定部材からプレート部材へ荷重を分散させる荷重
伝達部材からなり、荷重伝達部材とプレート部材のスロ
ットとが各々、固定部材の一部がこれらを貫通して設置
できるよう構成され、荷重伝達部材とプレート部材の端
縁部とが、協働してプレート部材と荷重伝達部材との特
定の関係を微調節する手段を提供するよう構成されてい
る骨固定装置。 - 【請求項２】 固定部材が前記第１末端にスクリューね
じを備えている請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記固定部材が、荷重伝達面を有する端
部を備えている請求項１または２に記載の装置。 - 【請求項４】 前記固定部材が、ナットをねじ止めする
ためのねじをきった部分を具備する請求項１または２に
記載の装置。 - 【請求項５】 前記プレート部材が、互いに角度を形成
した上面と下面を具備する請求項１〜４のいずれか１つ
に記載の装置。 - 【請求項６】 前記荷重伝達部材が、前記固定部材を、
プレート部材の上面に対して鋭角を形成する直線にそっ
て支持するよう構成されている請求項５記載の装置。 - 【請求項７】 ａ）患者の骨組織の間隔をおいた第１と
第２の位置に外科的に移植されるよう構成された第１末
端部を有する骨ボルト手段からなる第１固定手段であっ
て、この骨ボルト手段の中央部が荷重伝達面を具備し、
また骨ボルト手段がナットをねじ止めするねじをきった
部分を具備する第１固定手段； ｂ）上面と下面、および外側の平行な対向端縁部を具備
しその端縁部を含む周縁部で囲まれた細長いスロットを
備えたプレート部材であって、その端縁部が、骨ボルト
をプレートに対し位置を固定するための、該上面と下面
の間にのびる微調節手段を保持しているプレート部材；
および ｃ）プレート部材と骨ボルト手段をインターフェースで
接続して荷重を骨ボルト手段からプレート部材に分布さ
せ、端縁部において微調節手段を係合させるための側壁
部、および骨ボルト手段の一部を貫通させて配置させる
ための座金部に設けた開口を具備する荷重伝達部材；か
らなる骨固定装置。 - 【請求項８】 ａ）患者の骨組織の間隔をおいた第１と
第２の位置に外科的に移植されるよう構成された第１末
端部からなる骨ねじ手段； ｂ）上面と下面、および外側の平行な対向する端縁部を
具備し、その端縁部を含む周縁部で囲まれた細長いスロ
ットを備えたプレート部材であって，その端縁部が骨ね
じの位置をプレートに対して固定するための、該上面と
下面の間にのびる微調節手段を保持しているプレート部
材； ｃ）プレート部材と骨ねじ手段をインターフェースで接
続して、荷重を骨ねじ手段からプレート部材に分布さ
せ、該端縁部において微調節手段を係合させるための側
壁部、および骨ねじ手段の一部を貫通させて配置するた
めの部材手段に設けた開口を具備する荷重伝達部材；か
らなる骨固定装置。 - 【請求項９】 ａ）患者の頸骨塊の間隔をおいた第１と
第２の位置に外科的に移植されるよう構成された第１末
端部を有する骨ねじ手段からなる固定部材であって，そ
の骨ねじ手段の末端部が荷重伝達面を有する固定部材； ｂ）互いに角度を形成する上面と下面を有するプレート
部材であって，外側の平行な対向する端縁部を含む周縁
部によって囲まれた細長いプレートスロットを有するプ
レート部材；および ｃ）プレート部材と骨ねじ手段をインターフェースで接
続して、荷重を骨ねじ手段からプレート部材に分布させ
る荷重伝達座金；からなり， ｄ）該骨ねじ手段が、該プレート部材の上面と鋭角を形
成する直線にそって該座金によって選択的に支持されう
る，頸骨固定装置。 - 【請求項１０】 荷重伝達部材が、該端縁間にあるスロ
ットにまたがって延びる第１フランジ、および第１フラ
ンジに対して角度を形成してのびて交叉する一対のフラ
ンジを具備する座金からなる請求項１〜９のいずれか１
つに記載の装置。 - 【請求項１１】 該スロットが、間隔をあけて外科的に
移植される一対の固定手段を収納する大きさをもってい
る請求項１〜１０のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項１２】 微調節手段が該端縁部にそって間隔を
おいて設けられた歯を備えている請求項１〜１０のいず
れか１つに記載の装置。 - 【請求項１３】 微調節手段が、各端縁部にそって間隔
をおいて設けられた、規則的な間隔を有する歯、および
端縁部の歯と係合するための荷重伝達部材の対応する歯
からなる請求項１２に記載の装置。 - 【請求項１４】 荷重伝達部材が開口を有し、使用中、
その中心がスロットの中心軸線と一致する請求項１〜１
３のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項１５】 荷重伝達部材が、プレートと合致する
凹部を有しその結果荷重伝達部材がプレート上を凹部で
摺動する請求項１〜１４のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項１６】 荷重伝達部材が、中央フランジと２つ
の側方フランジからなる３つの交叉するフランジを備
え、側方の２つのフランジが間隔をおいて、プレート部
材の端縁部に当接して位置している請求項１〜１５のい
ずれか１つに記載の装置。 - 【請求項１７】 さらに、球形の下面を有するナットを
備え、荷重伝達座金の開口がナットを受けるように球形
に成形されている請求項１〜１６のいずれか１つに記載
の装置。 - 【請求項１８】 固定部材が、縦方向に延びて成形され
た荷重伝達面を有する中央部を具備する骨ボルトを備
え，前記ボルトがナットをねじ止めするための第２のね
じをきった部分を有し，および骨プレート部材が、上面
と下面および外側の平行な対向する端縁部と、前記の外
側の平行な対向する端縁部を含む周縁部で囲まれた細長
いスロットとを備え、プレートの下面がスロットの位置
で面取り加工がなされ、骨ボルトの荷重伝達面が嵌合
し、スロットが骨ボルトの第２のねじをきった部分を受
ける大きさを有している請求項１〜１７のいずれか１つ
に記載の装置。 - 【請求項１９】 骨ボルトのプレートに対する位置を固
定するために上面と下面の間に延びかつ骨ボルトの太さ
当りいくつかの調節位置を有する、近接した微調節手段
を、骨プレート部材の端縁部が保持している請求項１８
記載の装置。 - 【請求項２０】 さらに、曲線形の環状の下面を有する
ナットを備え、荷重伝達部材が開口を有し、使用中、そ
の中心がスロットの中心軸線と一致し、該開口が該ナッ
トを受けるためナットに対応した形態を有する請求項１
８または１９記載の装置。 - 【請求項２１】 さらに、球形の下面を有するナットを
備え、荷重伝達部材の開口がナットを受けるように球形
に成形されている請求項１８または１９記載の装置。 - 【請求項２２】 該開口が、ナットの対応する半球形部
分を受ける、取囲む半球形部分を有する請求項１８〜２
１のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項２３】 スロットが面を取った下面を有し、骨
ボルトが、荷重を伝達するため、上記の下面に当接する
対応する面を有する請求項１８〜２２のいずれか１つに
記載の装置。 - 【請求項２４】 固定部材が骨ねじである請求項１〜６
または１７のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項２５】 荷重伝達部材が骨ねじ手段の荷重伝達
面と一致する半球形面を有する請求項２４記載の装置。 - 【請求項２６】 荷重伝達部材が、中央フランジおよび
２つの側部フランジを含む３つの交叉するフランジ部分
を有し、その側部フランジが間隔をおいて位置してプレ
ート部材の端縁部に当接して位置している請求項２４ま
たは２５に記載の装置。 - 【請求項２７】 荷重伝達部材が角度がついた開口を有
し、その開口がプレート上面に対して角度がついた位置
に骨ねじを受ける請求項２４〜２６のいずれか１つに記
載の装置。 - 【請求項２８】 ａ）患者の頸骨塊の間隔をおいた第１
と第２の位置に外科的に移植されるよう構成された第１
末端部を有する１つ以上の骨ねじであって，各骨ねじの
上部が成形された荷重伝達面を有し、さらに各骨ねじが
患者の頸骨塊と係合するねじをきった部分を有する骨ね
じ； ｂ）鋭角をなす上部平坦面と下部平坦面および外側の平
行な対向する端縁部を備え、該端縁部を含む周縁部で囲
まれた細長いスロットを有する骨プレート部材であっ
て，そのプレートスロットが、プレートの上面に対して
鋭角をなして配置されている角度がついたスロットであ
る骨プレート部材；および ｃ）選択的かつ取外し可能にプレート部材に接続可能な
荷重伝達部材すなわち、使用中、骨ねじの荷重伝達面と
係合する荷重伝達面を有する座金；からなる頸骨固定シ
ステム。 - 【請求項２９】 荷重伝達部材が、端縁部間のスロット
にまたがって延びる第１フランジと、第１フランジに対
し角度をつけて延びて交叉する一対のフランジとを有す
る座金からなる請求項２８記載の装置。 - 【請求項３０】 ａ）患者の頸骨塊の間隔をおいた第１
と第２の位置に外科的に移植されるよう構成された第１
末端部を各々が有する一対の骨ねじ； Ｂ）上面と下面および外側の平行な対向する端縁部を備
え、該端縁部を含む周縁部で囲まれた細長い縦方向のス
ロットを有し、非対称形の横断面を有するプレート部材
であって，該端縁部が、該上面と下面の間に延びて、骨
ねじの該プレートに対する位置を固定する微調節手段を
保持するプレート部材；および ｃ）プレート部材と骨ねじをインターフェースで接続
し、荷重を、骨ねじからプレート部材へ分布させる荷重
伝達座金であって，端縁部において微調節手段を係合さ
せるための座金の側壁部、およびプレートの上面に対し
て角度をなして貫通して各骨ねじの一部を配置するため
の座金に設けられた孔を有する荷重伝達座金；からなる
請求項２８または２９に記載の頸骨固定装置。 - 【請求項３１】 ａ）患者の頸骨塊に外科的に移植され
るよう構成されたねじをきった第１末端部と、上端部に
荷重伝達面とを各々有する１つ以上の骨ねじ； ｂ）上面と下面および外側の平行な対向端縁部を備え、
該端縁部を含む周縁部で囲まれた細長いスロットを有
し、非対称形の断面を有するプレート部材；および ｃ）プレート部材と骨ねじをインターフェースで接続し
て、荷重を、骨ねじからプレート部材へ分布させる荷重
伝達座金であって，骨ねじ上端部の荷重伝達面を受ける
皿形開口と骨ねじの一部分を貫通させて配置させるため
の開口を有し、かつ座金の開口が、骨ねじを、プレート
の上面に対して鋭角をなして座金を貫通させるよう構成
されている座金；からなる頸骨固定システム。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US675740 | 1991-03-27 | ||
| US07/675,740 US5129899A (en) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | Bone fixation apparatus |
| US85670792A | 1992-03-24 | 1992-03-24 | |
| US856707 | 1992-03-24 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06142115A true JPH06142115A (ja) | 1994-05-24 |
| JP3308296B2 JP3308296B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=27101401
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07163292A Expired - Fee Related JP3308296B2 (ja) | 1991-03-27 | 1992-03-27 | 骨固定装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0506420B1 (ja) |
| JP (1) | JP3308296B2 (ja) |
| AT (1) | ATE166217T1 (ja) |
| AU (1) | AU653997B2 (ja) |
| CA (1) | CA2064277C (ja) |
| DE (1) | DE69225521T2 (ja) |
| DK (1) | DK0506420T3 (ja) |
| ES (1) | ES2117968T3 (ja) |
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