JPH06141049A - 光空間通信装置 - Google Patents

光空間通信装置

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JPH06141049A
JPH06141049A JP4311483A JP31148392A JPH06141049A JP H06141049 A JPH06141049 A JP H06141049A JP 4311483 A JP4311483 A JP 4311483A JP 31148392 A JP31148392 A JP 31148392A JP H06141049 A JPH06141049 A JP H06141049A
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Yasuhiro Takahashi
靖浩 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源用LPF回路と信号用HPF回路を使用
した光空間通信装置における信号品質の劣化を防止す
る。 【構成】 電源用接続端子31にLPF回路33を接続
し、信号用接続端子32にHPF回路34を接続し、こ
れらをリターンロス改善回路35を介して同軸ケーブル
用接続端子36に接続する。リターンロス改善回路35
には、電源周波数に対して減衰し、信号周波数に対して
所望に減衰し、そして全周波数に対する特性インピーダ
ンスを同軸ケーブルの特性インピーダンスと等しくする
特性を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信機とその制御装
置の間の信号の授受を同軸ケーブルで行う光空間通信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、片方向通信用の光空間通信装置に
おいては、図5に示すように光送信機1と変調器2の間
は同軸ケーブル3で接続され、光受信機4と復調器5の
間は同軸ケーブル6で接続されている。光は直進性を有
するため、光送信機1や光受信機4は見通しの良い場所
に設置され、変調器2や復調器5は光送信機1や光受信
機4に対して遠離設置される場合が多い。従って、同軸
ケーブル3、6の長さは使用される場所に応じて長短様
々な長さとなる。
【0003】また、光送信機1や光受信機4が電源設備
のない場所に設置される場合には、光送信機1、光受信
機4の電源は信号の授受に使用される同軸ケーブル3、
6を介して、直流又は交流電源を信号に重畳した形で変
調器2や復調器5から供給されるのが一般的である。こ
の場合には、信号周波数は交流周波数より十分に高い周
波数とされ、図6に示すように電源は電源用接続端子7
に与えられ、インダクタンス8、9とコンデンサ10に
より構成されるLPF(Low Pass Filter)回路11を介
して同軸ケーブル用接続端子12に接続される。一方、
信号は信号用接続端子13に与えられ、コンデンサ1
4、15とインダクタンス16により構成されるHPF
(High Pass Filter)回路17を介して同軸ケーブル用接
続端子12に接続される。このように、変調器2からの
電源と信号は、LPF回路11とHPF回路17により
重畳された形で光送信機1に供給され、光受信機4と復
調器5の間では同様な回路により信号と電源は逆に流れ
て分離される。
【0004】ここで、LPF回路11とHPF回路17
は或る定められた特性インピーダンスの基でのみ動作が
保障され、その特性インピーダンスは同軸ケーブル3、
6の特性インピーダンスに合わせるために50Ω又は7
5Ωとされている。接続端子7に接続される電源の内部
抵抗や電源が供給される回路の入力インピーダンスは、
回路に流れる電流の変化つまり負荷変動によって変化す
るため、必ずしもLPF回路11の特性インピーダンス
に整合するとは限らない。集中定数素子であるインダク
タンス8、9とコンデンサ10は自己共振周波数を有
し、この自己共振周波数の近傍以上の周波数では本来の
特性を失ってしまう。特に、電源周波数が信号周波数に
比較して非常に低いときは、インダクタ8、9とコンデ
ンサ10の値は大きくなると共に自己共振周波数が低く
なり、LPF回路11は信号周波数に対して十分な特性
を発揮することが難しくなる。
【0005】また、電源が供給される回路や負荷のイン
ピーダンスは機器の動作状態によって変化するため、同
軸ケーブル用接続端子12から信号用接続端子13を見
た場合には、信号周波数におけるインピーダンスと設計
の特性インピーダンスを完全に整合させることは難し
い。
【0006】例えば、図7に示すようにインピーダンス
Z0の信号源21を、特性インピーダンスZ0の同軸ケーブ
ル22の接続端子23に接続し、反対側の接続端子24
にインピーダンスZ1の負荷25を接続したとする。この
ような場合の信号は、Z1=Z0(リアクタンスを含む場合
は複素共役)のときには接続端子24で反射しないが、
Z1≠Z0のときにはインピーダンス比によって決まる電力
が接続端子24で反射してしまう。このとき、接続端子
23から接続端子24を見たインピーダンスがZ0になら
ないため、接続端子24で反射した電力は接続端子23
で再び反射してしまう。
【0007】例えば、同軸ケーブル22のケーブル長を
D、その実効誘電率をεとすると、反射して再び負荷2
5に到達する信号の最初に負荷25に到達した信号に対
する時間遅れTdは、cを自由空間における光速とする
と、 Td=2D・ε1/2 /c となり、ケーブル長Dと実効誘電率εに応じた位相遅れ
の信号が本来の信号に重り、信号品質を劣化することに
なる。
【0008】このように、反射した後に負荷25に到達
する電力は、接続端子23、24による反射減衰量つま
りリターンロスに影響されるが、同軸ケーブル22によ
る減衰量にも影響され、1往復以上した電力は同軸ケー
ブル22が長くなるにつれて著しく小さくなって、信号
品質を劣化することが少なくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例では、同軸ケーブル22が必ずしも好条件のもと
で使用されるとは限らないため、図8に示すような抵抗
で構成された減衰回路26を信号源21と負荷25の間
に設ける場合がある。この場合には、減衰量の2倍のリ
ターンロス、例えば減衰量が3dBの減衰回路26は、
リターンロスを6dBだけ改善することができるが、信
号に電源を重畳している場合には、このような減衰回路
26を設けることができないという問題がある。
【0010】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、LPF回路とHPF回路にインピーダンス不整合が
存在しても、信号の質が劣化しない光空間通信装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る光空間通信装置は、光通信機と制御装
置を同軸ケーブルで接続し、電源と信号を重畳して授受
する場合において、前記電源と信号を重畳・分離する回
路と、前記同軸ケーブルとの間に、信号帯域において減
衰し全帯域において定インピーダンスとなる橋絡回路を
設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上述の構成を有する光空間通信装置は、電源と
信号を重畳・分離する回路と同軸ケーブルの間に、信号
帯域で減衰し全帯域において定インピーダンスを有する
橋絡回路を設けて、回路で発生する電力の反射をなくす
る。
【0013】
【実施例】本発明を図1〜図4に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は実施例のブロック図であり、
電源用接続端子31と信号用接続端子32には、電源用
LPF回路33と信号用HPF回路34がそれぞれに接
続され、これらのLPF回路33とHPF回路34は、
共通のリターンロス改善回路35を介して同軸ケーブル
用接続端子36に接続されている。
【0014】ここで、接続端子31に接続された電源と
接続端子32に接続された信号は、それぞれのLPF回
路33とHPF回路34を通って重畳され、リターンロ
ス改善回路35を通って接続端子36に伝送されるよう
になっている。リターンロス改善回路35は図2に示す
ように、抵抗R1、R2、R3、R4とインダクイタンスLとコ
ンデンサCから構成される橋絡回路41とされ、入力端
子42と負荷端子43を有している。
【0015】このような橋絡回路41は電源周波数を減
衰させず、信号周波数に対する所望の減衰を与える特
性、即ち図3に示すような周波数−振幅特性を有してい
る。また、全周波数に対する特性インピーダンスが同軸
ケーブルの特性インピーダンスと等しくする特性を有す
る。
【0016】このような周波数−振幅特性は、通常のL
PF回路によっても得ることができるが、この場合には
減衰域がインピーダンス不整合による反射によって形成
されることになる。そこで、本実施例では橋絡回路41
の抵抗で電力を消費するこによって減衰域を形成し、こ
の減衰域においてもインピーダンス整合が得られるよう
にしている。
【0017】例えば、入力端子42と負荷端子43をそ
れぞれ特性インピーダンスR0(純抵抗)の同軸ケーブル
で終端した場合で、R1=R2=R3であるとき、橋絡回路4
1の入力インピーダンスZin と出力インピーダンスZout
が周波数に関係なく,Zin =Zout=R0となる条件は、 C・R3=L/R4 R3・R4=R02 となる。
【0018】このような条件が満たされるときの伝達特
性T(jω)は、 T(jω)=R0/(R0+R4)・{1−j(ω2 /ω)}/{1−j(ω1 /ω )} ω1 =R4/L ω2 =R4/L・R0/(R0+R4) となる。
【0019】ここで,ω1 を電源周波数よりも高く、ω
2 を信号周波数よりも低く、そしてR4とLを信号周波数
に対して所望の減衰量が得られるようにすると、橋絡回
路41をリターンロス改善回路35として使用すること
ができるようになる。また、このときのリターンロスの
改善量Aは、 A=10・log {(R0+R4)/R0}(dB) となる。
【0020】図4は第2の実施例のブロック図であり、
ここでは同軸ケーブルが長い場合にリターンロス改善回
路35を不要とする場合を示している。即ち、リターン
ロス改善回路35の両端に同軸ケーブルの長さに応じて
回路を切換える高周波用のスイッチ44、45が設けら
れ、それぞれの一端はリターンロス改善回路35側に接
続され、それぞれの他端は短絡路46側に接続されるよ
うになっている。
【0021】このように、同軸ケーブルが長い場合には
スイッチ44、45を短絡路46側に切換え、リターン
ロス改善回路35に信号や電源を通さないようにすれば
よい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光空間
通信装置は、電源及び信号を重畳・分離する回路と同軸
ケーブルの間に橋絡回路を設けることにより、インピー
ダンス不整合による反射が存在する場合においてもリタ
ーンロスを改善することができ、信号品質の劣化を抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のブロック回路構成図である。
【図2】橋絡回路のブロック回路構成図である。
【図3】周波数−振幅特性を示すグラフ図である。
【図4】第2の実施例のブロック回路構成図である。
【図5】従来例の光空間通信装置の構成図である。
【図6】従来例のブロック回路構成図である。
【図7】電力反射の説明図である。
【図8】減衰回路のブロック回路構成図である。
【符号の説明】 33 電源用LPF回路 34 信号用HPF回路 35 リターンロス改善回路 41 橋絡回路 46 短絡路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光通信機と制御装置を同軸ケーブルで接
    続し、電源と信号を重畳して授受する場合において、前
    記電源と信号を重畳・分離する回路と、前記同軸ケーブ
    ルとの間に、信号帯域において減衰し全帯域において定
    インピーダンスとなる橋絡回路を設けたことを特徴とす
    る光空間通信装置。
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