JPH0614073B2 - スペクトラムアナライザ - Google Patents

スペクトラムアナライザ

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JPH0614073B2
JPH0614073B2 JP5380186A JP5380186A JPH0614073B2 JP H0614073 B2 JPH0614073 B2 JP H0614073B2 JP 5380186 A JP5380186 A JP 5380186A JP 5380186 A JP5380186 A JP 5380186A JP H0614073 B2 JPH0614073 B2 JP H0614073B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スペクトラムアナライザ、特にプリセレクタ
付のスペクトラムアナライザにおいて、プリセレクタの
同調ずれによるレベル測定値の低下を自動補正するよう
に構成した広帯域スペクトラムアナライザに関するもの
である。
(従来の技術) トラッキングプリセレクタ付のスペクトラムアナライザ
において、広帯域に分布するスペクトラムをCRT表示
装置上に同時に表示したとき、各周波数において、受信
周波数とプリセレクタの同調周波数は、プリセレクタと
局部発振器双方のヒステリシス、非直線性、温度特性、
経年変化等の相違によりずれを生じ、測定スペクトラム
のレベル表示は、それぞれ幾分か低下して測定される。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、従来は、レベル測定確度を確保するために、同
調ずれを補正するつまみを設け、測定しようとする信
号、すなわちスペクトラムのレベルが最大となるような
調整操作を各スペクトラムの信号ごとに行って補正する
という面倒な操作を必要としていた。そしてそのため、
自動化システムへの対応ができなかった。
また、測定しようとする信号にマーカを合せ、そのマー
カに対応した周波数でプリセレクタの自動同調を行う方
式のものが従来から存在するが、これは、測定しようと
する信号スペクトラムが広帯域に多数分布しているとき
には、それぞれにマーカを同調させる操作を行った上で
プリセレクタの自動同調を行わせなければならず、操作
パネル面の操作するつまみ数が多くなるとともに、操作
が煩雑となり、かつ広帯域のスペクトラムの全体像を得
ることが実質的に困難な欠点があった。
本発明は、上記の欠点を解決することを目的としてお
り、局部発振器とプリセレクタとのトラッキングずれを
広帯域にわたって自動的に補正する構成をなし、広帯域
のスペクトラムの全体像を同時にCRT表示装置上に表
示するとともに、自動化システムへの対応をも可能とし
たプリセレクタ付広帯域スペクトラムアナライザを提供
することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) そのため本発明のスペクトラムアナライザは、被測定信
号を通過させるプリセレクタ1と、該プリセレクタ1を
通過した被測定信号を周波数変換するための局部発振器
6及びミキサ5を備えた周波数変換回路4と、該局部発
振器の発振周波数と該プリセレクタの同調周波数とをそ
れぞれの所定の周波数で同時に、数次にわたって掃引す
る掃引信号発生回路7と、周波数変換回路4で周波数変
換された中間周波信号を適宜増幅し検波する中間周波増
幅回路8及び検波器9とを有し、かつストレージ機能を
備えたスペクトラムアナライザにおいて、該掃引信号発
生回路7からの信号で定められる前記プリセレクタ1の
同調周波数をシフトさせる制御手段3と、前記プリセレ
クタの同調周波数を数次にわたりシフトさせてから掃引
し、その数次にわたる掃引毎に前記検波器で検波された
前記中間周波信号の振幅の最大値を保持して表示する表
示手段10とを備えたことを特徴としている。そして前
記最大値を保持して表示する表示手段10が、被測定信
号の振幅を、掃引された周波数幅を画成する区々の素周
波数ごとに比較し、該素周波数ごとの最大値を検出する
最大値選択回路18と、該最大値選択回路18で検出さ
れた最大値を保持するメモリ11及びその最大値を表示
する表示装置12とを具備していることを特徴としてい
る。
(作用) 被測定信号は第1図に示されたプリセレクタ1を通り、
周波数変換回路4で周波数変換される。この周波数変換
は掃引信号発生回路7から出力されるランプ電圧に基づ
いて局部発振器6から発生する掃引局部発振信号によっ
てなされる。また局部発振器6を駆動するランプ電圧は
プリセレクタ駆動回路2にも加えられ、局部発振器6と
プリセレクタ1とのトラッキングがとられるようになっ
ている。そしてプリセレクタ1の同調周波数をシフトさ
せるために、制御手段3からその制御信号が出力され、
微同調信号発生回路17を介してプリセレクタ駆動回路
2に、例えばオフセット電圧が加えられている。ここで
プリセレクタ1はバンドパスフィルタであり、しかもそ
の中心周波数が印加される電圧或いは電流に応じて変化
する。
ミキサ5から出力された中間周波信号は、中間周波増幅
器8で適宜増幅され、検波器9で検波される。検波器9
の検波出力は、表示手段10がディジタル表示方式の場
合、アナログ−ディジタル変換器19でディジタル化さ
れる。このディジタル化された検波出力は、最大値選択
回路18によって素周波数(素周波数については後に詳
しく説明する)ごとに比較され、数次にわたる掃引の中
で素周波数ごとの被測定信号の振幅の最大値がメモリ1
1にそれぞれ記憶される。該メモリ11に記憶された記
憶内容を順次読み出し、表示装置12に表示することによ
り、プリセレクタ1の同調ずれに起因するレベル測定値
の低下が補正される。
表示手段10がアナログの場合、蓄積残像性を有する表
示装置で各掃引ごとに検波器9の検波出力を表示し、レ
ベルの最大値を読み取ることによって、プリセレクタ1
の同調ずれに起因するレベル測定値の低下を補正するこ
とができる。
以下第2図以降の図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。
第2図は本発明に係るスペクトラムアナライザの具体的
一実施例構成、第3図はプリセレクタ自動補正を説明し
ているCRT管面の一波形図、第4図はプリセレクタに
印加される電圧波形説明図、第5図がマックスホールド
機能を実現する一実施例構成、第6図は第5図の動作を
説明するフローチャート、第7図は局部発振器とプリセ
レクタとのトラッキングのずれによるレベル測定値低下
の自動補正を説明するフローチャートである。
第2図において、1はプリセレクタ、2はプリセレクタ
駆動回路、4は周波数変換回路、5はミキサ、6は局部
発振器、7は掃引信号発生回路、8は中間周波増幅回
路、9は検波器、11はメモリ、12は表示装置、13
は制御回路部、17は微同調信号発生回路、18は最大
値選択回路であって、第1図のものにそれぞれ対応して
いる。20は自動補正設定キーであって該自動補正設定
キー20を押すと、プリセレクタ1の同調ずれによるレ
ベル測定値の低下が自動的に補正されるものである。
該自動補正キー20が押されると次のように動作して、
プリセレクタ1と局部発振器6とのトラッキングずれが
解消し、プリセレクタ1の同調ずれによるレベル測定値
の低下が自動補正される。
すなわち、制御回路部13には、例えば第1図に示され
た如く、記憶手段16に予め掃引されるべき所定掃引回
数が記憶されている。該記憶手段16に記憶された所定
掃引回数の信号が指令手段15に読み出され、該指令手
段15は掃引信号発生回路7、微同調制御手段14を介
して微同調信号発生回路17及び最大値選択回路18に
それぞれ制御信号を送る。
指令手段15から制御信号を受けた掃引信号発生回路7
及び微同調制御手段14を介して制御信号を受けた微同
調信号発生回路17は、第4図に図示された電圧をそれ
ぞれ出力する。掃引信号発生回路7からはランプ電圧が
出力され、該ランプ電圧の一波形によって、設定された
掃引帯域幅の全掃引周波数が局部発振器6から発生す
る。一方、1掃引のランプ電圧が発生するごとにステッ
プ状のオフセット電圧ΔEが微同調信号発生回路17か
ら発生する。これらのランプ電圧及びステップ状のオフ
セット電圧がプリセレクタ駆動回路2で加算され、第4
図(III)に示された電圧波形がプリセレクタ1に供給さ
れる。これにより設定された掃引帯域幅を1掃引するご
とに、プリセレクタ1の同調周波数が微小周波数でシフ
トされ、何回か掃引を繰返すことにより、被測定信号の
或る周波数の信号に対し、局部発振器6とプリセレクタ
1とのトラッキングが完全に一致する状態が生じる。
例えば、第3図(I)に示された如く、被測定信号に周波
の信号を含んでいるものとする。第
3図(I)に示された実線のトレース101、破線のトレ
ース102、一点鎖線のトレース103は上記掃引の回
数を例えば3回としたときの第1回目、第2回目、第3
回目の各掃引での検波出力データであり、CRT表示画
面でそれを表示したときのスペクトラムである。
トレース101では、周波数の信号に対してはプリ
セレクタ1の同調が合っているが、周波数
信号に対してはプリセレクタ1の同調がずれており、そ
のため測定レベルが低下して観測される。同様に、トレ
ース102,103においても周波数の信号
に対してプリセレクタ1の同調がそれぞれ合っている
が、他の周波数の信号に対してはプリセレクタ1の同調
がずれており、測定レベルがそれぞれ低下して観測され
る。
この場合、3回の掃引でのトレース101,102,1
03の最大値(最大レベル値)を各素周波数ごとに選択
し、保持する(この機能をマックスホールド機能とい
う)と、第3図(II)に示されたスペクトラムが得られ
る。そして第3図(II)に示された周波数
の信号の各レベルは、それぞれプリセレクタ1の同調
が合ったときの正しいレベルを示している。
次に上記のマックスホールド機能について説明する。
前に説明した様に、指令手段15から最大値選択回路1
8へ制御信号が送られることにより、上記のマックスホ
ールド機能が動作する。最大値選択回路18は、例えば
第5図に示された回路構成によってマックスホールド機
能を発揮する。第5図において、11のメモリ、19の
アナログ−ディジタル変換器は第2図のものに対応して
いる。21はラッチ回路、22はゲート回路、23は比
較器、24はラッチ回路、25はコントローラである。
メモリ11は、第2図に示された表示装置12の水平方
向の画素数と同一のアドレス数を有している。今、表示
装置12の水平方向の画素数を例えば1024個で構成
されているものとすると、メモリ11は0〜1023の
アドレスを備えている。以下このアドレス数を例として
説明する。
前もって設定された掃引開始周波数、掃引終了周波
1023に対する検波器9からの検波出力データが、コ
ントローラ25の制御によってメモリ11のアドレス
0、アドレス1023のアドレス上にそれぞれ記憶され
るようになっている。また該メモリ11のアドレス1な
いし1022のアドレス上には、上記掃引開始周波数
と掃引終了周波数1023との間の掃引周波数を適宜に
区別した1022個の周波数,…,1022
対する検波器9からの検波出力データが記憶される。こ
のメモリ11のアドレス0〜1023にそれぞれ記憶さ
れる検波出力データに対応する掃引周波数
,…,1023をそれぞれ素周波数と呼ぶ。
第6図のフローチャートを用いて第5図の動作を説明す
ると次の如くである。すなわち、第1回目に掃引された
各素周波数に対する検波出力データは、メモリ11の各
アドレスにそのまま記憶される。第2回目の掃引に当っ
てメモリ11のアドレス0、すなわち素周波数、つ
まり掃引開始周波数に対する検波器9からの検波出力が
アナログ−ディジタル変換器19でディジタル化される
(ステップ51,52)。ディジタル化された検波出力
データがラッチ回路21にラッチされる。一方コントロ
ーラ25はメモリ11に対しリード信号を出して該素周
波数に対応する第1回目の掃引の検波出力データを
アドレス0から読み出す。該検波出力データはラッチ回
路24でラッチされる(ステップ53)。そして比較器
23で該素周波数に対する第1回目の掃引と第2回
目の掃引との検波出力データの大小が比較される(ステ
ップ54)。第2回目の掃引のときの検波出力データが
第1回目の掃引のときの検波出力データより大きいと
き、コントローラ25はゲート回路22に対しゲートを
開く信号を出力すると共に、メモリ11に対しライト信
号を出力し、ラッチ回路21にラッチされている第2回目
の掃引のときの検波出力データを該素周波数の記憶
されるべきアドレス0に記憶する(ステップ55)。そ
してコントローラ25は、次の素周波数に対する上
記処理を繰返すべく、メモリ11のアドレスを+1する
(ステップ56)。また第2回目の掃引のときの検波出
力データが第1回目の掃引のときの検波出力データより
小さいときには、コントローラ25はただちに次の素周波
に対する上記処理を繰返すべく、メモリ11のア
ドレスを+1する(ステップ56)。このような処理を
各素周波数,…,1023についてそれぞれ行
い、メモリ11のアドレスが1023を越えたとき、1
掃引(第2回目の掃引)が終了する(ステップ57)。
この掃引を複数回(この掃引回数は予め第1図図示の記
憶手段16に記憶されている)繰返すことにより、各素
周波数,…,1023に対する検波出力
の最大値のデータがメモリ11に記憶される。
従って該メモリ11に記憶されている各素周波数につい
ての検波出力データを順次読み出し、表示装置12に表
示すれば測定レベルが自動補正されたスペクトラムとな
る。
第3図を用いて再び説明すると、実線で示される第1回
目の掃引のとき、周波数の信号に対してはプリセレ
クタ1の同調が合っていて測定レベルは正しく観測され
るが、周波数の信号に対してはプリセレクタ
1の同調がずれていて、測定レベルは正しく観測されて
いない。破線で示される第2回目の掃引のとき、周波数
の信号に対してはプリセレクタ1の同調がずれてい
て測定レベルは正しく観測されないが、第1回目の掃引
のときの測定レベルのデータがメモリ11に記憶されて
いる。そして周波数の信号に対してはプリセレクタ
1の同調が合っていて測定レベルは正しい、つまり第1
回目の掃引のときの測定レベルより大きいので、上記説
明の如く周波数の信号に対しては第2回目の掃引の
ときの測定レベルのデータがメモリ11に記憶される。
一点鎖線で示される第3回目の掃引のとき、周波数
の信号に対してプリセレクタ1の同調が合っており、他
の第1回目、第2回目の掃引のときの当該周波数
信号の測定レベルより大きいので、該周波数の信号
に対しては第3回目の掃引時の測定レベルがメモリ11
に記憶される。従って掃引回数3回を終了した時点でメ
モリ11の内容を表示装置12に表示すると、第3図(II)
に示されたスペクトラムが表示され、局部発振器6とプ
リセレクタ1とのトラッキングのずれによって生じるプ
リセレクタ1の同調ずれに起因する測定レベル値の低下
が自動補正されている。
次に第7図のフローチャートを用いて第2図の動作を説
明する。
自動補正設定キー20を押すと(ステップ61)、制御回
路部13からメモリ11へ該メモリ11の内容をクリア
する信号が送られ、メモリ11の内容がクリアされる。
また制御回路部13内の最大値選択回路18が作動状態
となり、上記第5図、第6図で説明したマックスホール
ド機能が働く状態に設定される(ステップ62)。
プリセレクタ1の微同調範囲が−Fから+Fの2Fであ
るとし、掃引回数が予めNに設定されているものとした
とき、制御回路部13は微同調信号発生回路17に対し
制御信号を送り、プリセレクタ駆動回路2からプリセレ
クタ1の微同調が-Fに設定されるべきオフセット電圧を
出力するように設定する(ステップ63)。そして掃引
信号発生回路7から第4図(I)に示されるランプ電圧を
発生させる制御信号を制御回路部13は掃引信号発生回
路7へ出力する(ステップ64)。局部発振器6は該ラ
ンプ電圧を受け、予め設定された掃引開始周波数から掃
引終了周波数に至る全掃引帯域幅の周波数を発生する。
プリセレクタ駆動回路2は、プリセレクタ1の微同調を
−Fに設定すべきオフセット電圧と上記ランプ電圧とを
受け、これらの電圧を加算した電圧がプリセレクタ1に
印加される。これによりプリセレクタ1の同調周波数が
−Fされた状態で掃引されてゆく。
一方、最大値選択回路18ではマックスホールド処理が
行われており、第5図,第6図で説明した如く、各素周
波数,…,1023に対する検波出力デ
ータがメモリ11にそれぞれ記憶される。
この第1回目の掃引が終了すると、次の第2回目の掃引
でプリセレクタ1の微同調を+ΔFだけ変化させるべ
く、制御回路部13から微同調信号発生回路17へ制御
信号が送られる。
ここで上記ΔFはプリセレクタ1の微同調を変化させる
変化ステップを表わし、 で決定される。Nは上記予め設定されている掃引回数で
ある。
これにより微同調信号発生回路17は+ΔFの微同調を
行わせるべくΔEのオフセット電圧を第4図(II)の如く
出力する。従って第2回目の掃引のとき、プリセレクタ
1へは第4図(III)に示されたオフセット電圧ΔEが加
算されたランプ電圧が印加される。その結果第1回目の
掃引のときに比べプリセレクタ1の同調周波数が微同調
ΔFだけシフトされて掃引されてゆく。この第2回目の
掃引が行われているとき、最大値選択回路18ではマッ
クスホールド処理が実行されている(ステップ65)。
このように1回の掃引が終了するごとに、プリセレクタ
1の微同調をΔFづつ増加させて(ステップ67)、周
波数掃引を所定回数行う。
掃引回数が予め設定された回数Nになったとき、周波数
掃引は終了する。このとき、メモリ11に記憶されてい
る各素周波数,…,1023の検波出力
データは、マックスホールド処理によって最大レベルの
データが記憶されている。
該メモリ11に記憶されている内容を順次読み出し、表
示装置12に表示すれば、これら測定レベルは局部発振
器6とプリセレクタ1とのトラッキングのずれによって
生じるレベル測定値の低下が自動的に補正された正しい
レベル値となっている。
なお、微同調信号発生回路17からは、第4図(II)図示
の如くΔEのステップ状のオフセット電圧を出力するよ
うにしているが、該ステップ状のオフセット電圧に替
え、連続的に増加するオフセット電圧を発生させてもよ
いことは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明した如く、本発明によれば、 (1) 被測定信号の受信周波数、すなわち局部発振器と
プリセレクタとのトラッキングのずれによるレベル測定
値の低下が防止され、レベル測定確度が確保される。そ
して手動の場合に生じる誤操作によるレベル測定エラー
を防ぐことができる。
(2) 広帯域に分布するスプリアス信号を表示装置、例
えばCRT管面上で同時に観測でき、その中で最もレベ
ルの高い信号を容易に認識できる。
(3)自動システムに応用できる。
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスペクトラムアナライザの基本構
成図、第2図は本発明に係るスペクトラムアナライザの
具体的一実施例構成、第3図はプリセレクタ自動補正を
説明しているCRT管面の一波形図、第4図はプリセレ
クタに印加される電圧波形説明図、第5図はマックスホ
ールド機能を実現する一実施例構成、第6図は第5図の
動作を説明するフローチャート、第7図はミキサとプリ
セレクタとのトラッキングのずれによるレベル測定値低
下の自動補正を説明するフローチャートでる。 図中、1はプリセレクタ、2はプリセレクタ駆動回路、
3は制御手段、4は周波数変換回路、5はミキサ、6は
局部発振器、7は掃引信号発生回路、8は中間周波増幅
器、9は検波器、10は表示手段、11はメモリ、12
は表示装置、13は制御回路部、14は微同調制御手
段、15は指令手段、16は記憶手段、17は微同調信
号発生回路、18は最大値選択回路、19はアナログ−
ディジタル変換器、20は自動補正設定キー、21はラ
ッチ回路、22はゲート回路、23は比較器、24はラ
ッチ回路、25はコントローラである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定信号を通過させるプリセレクタ(1)
    と、該プリセレクタを通過した被測定信号を周波数変換
    するための局部発振器(6)及びミキサ(5)を備えた周波数
    変換回路(4)と、該局部発振器の発振周波数と該プリセ
    レクタの同調周波数とをそれぞれ所定の周波数で同時
    に、数次にわたって掃引する掃引信号発生回路(7)と、
    該周波数変換回路で周波数変換された中間周波信号を増
    幅し検波する中間周波増幅回路(8)及び検波器(9)とを有
    し、かつストレージ機能を備えたスペクトラムアナライ
    ザにおいて、 該掃引信号発生回路からの信号で定められる前記プリセ
    レクタの同調周波数をシフトさせる制御手段(3)と、 前記プリセレクタの同調周波数を数次にわたりシフトさ
    せてから掃引し、その数次にわたる掃引毎に前記検波器
    で検波された前記中間周波信号の振幅の最大値を保持し
    て表示する表示手段(10)とを備えたことを特徴とするス
    ペクトラムアナライザ。
  2. 【請求項2】前記最大値を保持して表示する表示手段
    が、被測定信号の振幅を、掃引された周波数幅を画成す
    る区々の素周波数ごとに比較し、該素周波数ごとの最大
    値を検出する最大値選択回路(18)と、該最大値選択回路
    で検出された最大値を保持するメモリ(11)及びその最大
    値を表示する表示装置(12)とを具備していることを特徴
    とした特許請求の範囲第(1)項記載のスペクトラムアナ
    ライザ。
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