JPH06137103A - 繊維強化複合材ブレード - Google Patents
繊維強化複合材ブレードInfo
- Publication number
- JPH06137103A JPH06137103A JP28749792A JP28749792A JPH06137103A JP H06137103 A JPH06137103 A JP H06137103A JP 28749792 A JP28749792 A JP 28749792A JP 28749792 A JP28749792 A JP 28749792A JP H06137103 A JPH06137103 A JP H06137103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- fiber
- reinforced composite
- fiber reinforced
- composite material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維強化複合材ブレードに関する。
【構成】 高速回転するディスクに接合される繊維強化
複合材ブレードのタブテール部あるいはクリスマスツリ
部の強化繊維を高速回転時にブレードに発生する応力に
耐えうるように扇形に配向させてなる繊維強化複合材ブ
レード。
複合材ブレードのタブテール部あるいはクリスマスツリ
部の強化繊維を高速回転時にブレードに発生する応力に
耐えうるように扇形に配向させてなる繊維強化複合材ブ
レード。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は繊維強化複合材ブレード
に関し、さらに詳しくはそのクリスマスツリ部あるいは
クリスマスツリ部が高速回転時に破壊しないようにした
該複合材ブレードに関する。
に関し、さらに詳しくはそのクリスマスツリ部あるいは
クリスマスツリ部が高速回転時に破壊しないようにした
該複合材ブレードに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の繊維強化複合材ブレードのタブテ
ール部を図５によって説明する。図５において、従来の
繊維強化複合材ブレード５のタブテール部１における強
化繊維３の配向はディスク４に繊維強化複合材ブレード
（翼部）２を挿入時に半径方向に入れられていた。この
ため、回転時に応力が発生すると、タブテール部１に発
生する応力の向きと強化繊維３の向きが異なり、高回転
時の高応力発生時には複合材の最大破断強さに達する前
に破断することがあった。
ール部を図５によって説明する。図５において、従来の
繊維強化複合材ブレード５のタブテール部１における強
化繊維３の配向はディスク４に繊維強化複合材ブレード
（翼部）２を挿入時に半径方向に入れられていた。この
ため、回転時に応力が発生すると、タブテール部１に発
生する応力の向きと強化繊維３の向きが異なり、高回転
時の高応力発生時には複合材の最大破断強さに達する前
に破断することがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記技術水準
に鑑み、繊維強化複合材ブレードのタブテール部あるい
はクリスマスツリ部が遠心応力に対し繊維強化複合材の
最大破断応力まで耐えうるようにした繊維強化複合材ブ
レードを提供しようとするものである。
に鑑み、繊維強化複合材ブレードのタブテール部あるい
はクリスマスツリ部が遠心応力に対し繊維強化複合材の
最大破断応力まで耐えうるようにした繊維強化複合材ブ
レードを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は高速回転するデ
ィスクに接合される繊維強化複合材ブレードのタブテー
ル部あるいはクリスマスツリ部の強化繊維を高速回転時
にブレードに発生する応力に耐えうるように扇形に配向
させてなることを特徴とする繊維強化複合材ブレードで
ある。
ィスクに接合される繊維強化複合材ブレードのタブテー
ル部あるいはクリスマスツリ部の強化繊維を高速回転時
にブレードに発生する応力に耐えうるように扇形に配向
させてなることを特徴とする繊維強化複合材ブレードで
ある。
【０００５】
【作用】繊維強化複合材ブレードのタブテール部あるい
はクリスマスツリ部における強化繊維の配向を、直線的
かつ平行にせず扇状に配向することによって高速回転時
にブレードに発生する応力に耐えうるようにし、繊維強
化複合材の引張強度を有効に利用する。
はクリスマスツリ部における強化繊維の配向を、直線的
かつ平行にせず扇状に配向することによって高速回転時
にブレードに発生する応力に耐えうるようにし、繊維強
化複合材の引張強度を有効に利用する。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の一実施例の強化繊維の配向を
有する繊維強化複合材ブレードのタブテール部の概念
図、図２は図１のタブテール部のＡ−Ａ矢視断面図を示
し、図３は本発明の強化繊維の配向を有する繊維強化複
合材ブレードのクリスマスツリ部の概念図、図４は図３
のクリスマスツリ部のＢ−Ｂ矢視断面図を示す。
有する繊維強化複合材ブレードのタブテール部の概念
図、図２は図１のタブテール部のＡ−Ａ矢視断面図を示
し、図３は本発明の強化繊維の配向を有する繊維強化複
合材ブレードのクリスマスツリ部の概念図、図４は図３
のクリスマスツリ部のＢ−Ｂ矢視断面図を示す。
【０００７】本発明では図２、図４に示すように強化繊
維３を翼部２からシャンク部５を通りタブテール部１あ
るいはクリスマスツリ部６に入る所で、タブテール部１
あるいはクリスマスツリ部６のふくらみの中に扇状に開
いて挿入するものである。強化繊維３の開きの角度は、
コンピュータによる数値解析によるか、もしくは実験的
に求めた回転時の遠心応力による破壊に耐えうるもので
ある。
維３を翼部２からシャンク部５を通りタブテール部１あ
るいはクリスマスツリ部６に入る所で、タブテール部１
あるいはクリスマスツリ部６のふくらみの中に扇状に開
いて挿入するものである。強化繊維３の開きの角度は、
コンピュータによる数値解析によるか、もしくは実験的
に求めた回転時の遠心応力による破壊に耐えうるもので
ある。
【０００８】この実施例では強化繊維３を一方向に入れ
た繊維強化複合材ブレードであるが、二次元に織られた
布やあるいは三次元に織られた物による複合材強化ブレ
ードにおいても本発明を適用することができる。
た繊維強化複合材ブレードであるが、二次元に織られた
布やあるいは三次元に織られた物による複合材強化ブレ
ードにおいても本発明を適用することができる。
【０００９】本発明において用いられる繊維強化複合材
は繊維強化プラスチックだけでなく、繊維強化金属、繊
維強化セラミック、繊維強化炭素等全ての繊維強化複合
材材料が用いられる。また、本発明の強化繊維は長繊維
ばかりでなく、短繊維ウィスカで強化された複合材ブレ
ードにも適用できる。
は繊維強化プラスチックだけでなく、繊維強化金属、繊
維強化セラミック、繊維強化炭素等全ての繊維強化複合
材材料が用いられる。また、本発明の強化繊維は長繊維
ばかりでなく、短繊維ウィスカで強化された複合材ブレ
ードにも適用できる。
【００１０】
【発明の効果】本発明により、繊維強化複合材ブレード
のタブテール部あるいはクリスマスツリ部の強化が有効
に行なわれ、さらに高回転、高応力のブレードの製作が
可能となる。これらをガスタービンエンジン等に使用し
た場合、段当りの圧縮機、タービンの高性能化が達成で
き、さらに段の減少によりエンジンの軽量化が可能とな
る。
のタブテール部あるいはクリスマスツリ部の強化が有効
に行なわれ、さらに高回転、高応力のブレードの製作が
可能となる。これらをガスタービンエンジン等に使用し
た場合、段当りの圧縮機、タービンの高性能化が達成で
き、さらに段の減少によりエンジンの軽量化が可能とな
る。
【図１】本発明の一実施例の繊維強化複合材ブレードの
タブテール部の概念図。
タブテール部の概念図。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図。
【図３】本発明の他の実施例の繊維強化複合材ブレード
のクリスマスツリ部の概念図。
のクリスマスツリ部の概念図。
【図４】図３のＢ−Ｂ矢視断面図。
【図５】従来の繊維強化複合材ブレードのタブテール部
の強化繊維の配向の説明図。
の強化繊維の配向の説明図。
Claims (1)
- 【請求項１】 高速回転するディスクに接合される繊維
強化複合材ブレードのタブテール部あるいはクリスマス
ツリ部の強化繊維を高速回転時にブレードに発生する応
力に耐えうるように扇形に配向させてなることを特徴と
する繊維強化複合材ブレード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28749792A JPH06137103A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 繊維強化複合材ブレード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28749792A JPH06137103A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 繊維強化複合材ブレード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137103A true JPH06137103A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17718113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28749792A Withdrawn JPH06137103A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 繊維強化複合材ブレード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06137103A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008121667A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | General Electric Co <Ge> | Ｍｍｃリングコンポーネントおよび単体エーロフォイルコンポーネントを有するローターの製造システム |
| JP2008121666A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | General Electric Co <Ge> | Ｍｍｃリング要素および一体翼形を有する翼形要素を有するロータを製造するためのシステム |
| JP2008138669A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-06-19 | General Electric Co <Ge> | Ｍｍｃリング要素およびｍｍｃ翼形を有する翼形要素を有するロータを製造するためのシステム |
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| JP2017066571A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 株式会社豊田自動織機 | 繊維強化複合材用の繊維構造体、繊維強化複合材用の繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材 |
| US9752443B2 (en) | 2011-10-14 | 2017-09-05 | Ihi Corporation | Ceramic matrix composite member and method of manufacturing the same |
| WO2018007717A1 (fr) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | Safran Aircraft Engines | Plateforme rapportée pour soufflante de turbomachine, et procédé pour la fabriquer |
| KR101885348B1 (ko) * | 2017-07-06 | 2018-08-03 | 주식회사 카본티씨지 | 조립식 펌프 임펠러 |
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| CN114536792A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-05-27 | 北京玻钢院复合材料有限公司 | 一种复合材料部件与金属部件的连接结构及连接方法 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28749792A patent/JPH06137103A/ja not_active Withdrawn
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN114536792A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-05-27 | 北京玻钢院复合材料有限公司 | 一种复合材料部件与金属部件的连接结构及连接方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |