JPH06134914A - 硬質材料被膜を有する摩耗部品およびその製造方法 - Google Patents
硬質材料被膜を有する摩耗部品およびその製造方法Info
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- JPH06134914A JPH06134914A JP5076532A JP7653293A JPH06134914A JP H06134914 A JPH06134914 A JP H06134914A JP 5076532 A JP5076532 A JP 5076532A JP 7653293 A JP7653293 A JP 7653293A JP H06134914 A JPH06134914 A JP H06134914A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/32—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at more than 1550 degrees C
- B23K35/327—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at more than 1550 degrees C comprising refractory compounds, e.g. carbides
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B15/00—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts
- F04B15/02—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts the fluids being viscous or non-homogeneous
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B7/0084—Component parts or details specially adapted therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対向面上を滑動する、硬質材料被膜を備えた
密封面に硬質材料不在帯域が生じない摩耗部品を提供す
る。 【構成】 硬質材料を含有するはんだ層からなる硬質材
料被膜がセグメントの部分面に分割されかつ部分面はで
きるだけ狭い継目を形成してつながっている。
密封面に硬質材料不在帯域が生じない摩耗部品を提供す
る。 【構成】 硬質材料を含有するはんだ層からなる硬質材
料被膜がセグメントの部分面に分割されかつ部分面はで
きるだけ狭い継目を形成してつながっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質材料被膜を備えた
摩耗部品、殊に硬質材料被膜を備えた、対向面上を滑動
する、密封面を有する摩耗部品およびその製造方法に関
する。
摩耗部品、殊に硬質材料被膜を備えた、対向面上を滑動
する、密封面を有する摩耗部品およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】摩耗部品に硬質材料被膜を設けることは
一般に知られており、これら硬質材料被膜を設けるのに
は種々の方法が公知である。
一般に知られており、これら硬質材料被膜を設けるのに
は種々の方法が公知である。
【0003】数年来、金属基体を硬質材料被膜で被覆す
るために、硬質材料、およびはんだ粉末を含有する、プ
ラスチックからなるフレキシブルな成形体が使用され
る。これら成形体の製造および構造は、たとえばドイツ
連邦共和国特許(DE−PS)第3801958号に記
載されている。これらの成形体は大きい(60×60m
m2よりも大きい)面を0.5〜6.0mmの層厚で被
覆するためにも使用される。プラスチック成形体の硬質
材料ないしははんだ粉末含分は、30〜80容量%の間
にある。使用したプラスチックにもよるが、このプラス
チックが200〜600℃の間でほとんど残分ないし焼
失しかつ硬質材料含分および製造形式により、それに含
まれている硬質材料−ないしははんだ粒子相互の機械的
からみ合いを有する粉末堆積が残留することは、すべて
の成形体に共通である。はんだ粉末の液相線温度より上
の温度に加熱した後、安定な複合体が生じる。これによ
って、硬質材料を微細な形で含有するはんだ層からなる
硬質材料被膜が得られる。
るために、硬質材料、およびはんだ粉末を含有する、プ
ラスチックからなるフレキシブルな成形体が使用され
る。これら成形体の製造および構造は、たとえばドイツ
連邦共和国特許(DE−PS)第3801958号に記
載されている。これらの成形体は大きい(60×60m
m2よりも大きい)面を0.5〜6.0mmの層厚で被
覆するためにも使用される。プラスチック成形体の硬質
材料ないしははんだ粉末含分は、30〜80容量%の間
にある。使用したプラスチックにもよるが、このプラス
チックが200〜600℃の間でほとんど残分ないし焼
失しかつ硬質材料含分および製造形式により、それに含
まれている硬質材料−ないしははんだ粒子相互の機械的
からみ合いを有する粉末堆積が残留することは、すべて
の成形体に共通である。はんだ粉末の液相線温度より上
の温度に加熱した後、安定な複合体が生じる。これによ
って、硬質材料を微細な形で含有するはんだ層からなる
硬質材料被膜が得られる。
【0004】なかんずく、硬質材料およびはんだ粉末4
0容量%以上を含有するプラスチック成形体で金属の基
体を被覆する場合、950℃以上の処理温度に加熱する
際に、被膜と金属基体の間で相対運動が生じる。これに
よって、通例大きい面を覆う被膜は、全体で耐えること
のできない引張り応力を受ける。その結果は、被覆面の
幾何学的形態に依存して、2mmまでの亀裂幅を有する
制御されない亀裂形成である。0.5mm以上の幅を有
する亀裂は、不十分な毛管充填圧に基づき、もはや完全
には充填されない。これにより幾何学的理由による切欠
き効果と共に、複合体の不十分な硬質材料含分によって
亀裂に出現する、機械的性質に局所的に著しい相違が生
じるか、ないしは被膜は嵌合い公差で作業しなければな
らない部品に、許容できない欠陥個所を有する。
0容量%以上を含有するプラスチック成形体で金属の基
体を被覆する場合、950℃以上の処理温度に加熱する
際に、被膜と金属基体の間で相対運動が生じる。これに
よって、通例大きい面を覆う被膜は、全体で耐えること
のできない引張り応力を受ける。その結果は、被覆面の
幾何学的形態に依存して、2mmまでの亀裂幅を有する
制御されない亀裂形成である。0.5mm以上の幅を有
する亀裂は、不十分な毛管充填圧に基づき、もはや完全
には充填されない。これにより幾何学的理由による切欠
き効果と共に、複合体の不十分な硬質材料含分によって
亀裂に出現する、機械的性質に局所的に著しい相違が生
じるか、ないしは被膜は嵌合い公差で作業しなければな
らない部品に、許容できない欠陥個所を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、硬質材料被膜を備えた摩耗部品、殊にその対向面上
を滑動する、硬質材料被膜を備えた密封面に硬質材料の
不在帯域が生じない摩耗部品を提供することである。
は、硬質材料被膜を備えた摩耗部品、殊にその対向面上
を滑動する、硬質材料被膜を備えた密封面に硬質材料の
不在帯域が生じない摩耗部品を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、硬質材料被膜が密封面上に設けられた、硬質材料
を微細な形で含有するはんだ層からなり、硬質材料被膜
がセグメントの部分面に分割されていて、その際部分面
はできるだけ狭い継目を形成してつながっていることに
よって解決される。
れば、硬質材料被膜が密封面上に設けられた、硬質材料
を微細な形で含有するはんだ層からなり、硬質材料被膜
がセグメントの部分面に分割されていて、その際部分面
はできるだけ狭い継目を形成してつながっていることに
よって解決される。
【0007】有利には、個々の部分面セグメントは表面
に対し30〜60°の角度で面取りされていて、互いに
突合される隣接する部分面セグメントの側面はできるだ
け狭い継目を形成して互いに平行に配置され、継目は基
体全体にわたって連続的に互いに結合されている。
に対し30〜60°の角度で面取りされていて、互いに
突合される隣接する部分面セグメントの側面はできるだ
け狭い継目を形成して互いに平行に配置され、継目は基
体全体にわたって連続的に互いに結合されている。
【0008】とくに、部分面セグメントは正方形に構成
され、20〜60mmの縁の長さを有する。
され、20〜60mmの縁の長さを有する。
【0009】耐摩耗層を有する金属基体が1優先方向に
外力を受ける場合には、部分面セグメントの継目はこの
優先方向に対して30〜60°の角度で延びるのが有利
である。
外力を受ける場合には、部分面セグメントの継目はこの
優先方向に対して30〜60°の角度で延びるのが有利
である。
【0010】摩耗部品を硬質材料で被覆するのは、硬質
材料およびはんだ粉末が埋込まれているプラスチックか
らなるフレキシブルな成形体を表面を覆うように設け、
埋込まれたはんだ粉末の液相線温度以上の温度に加熱す
ることによって行なわれ、その際プラスチック成形体
は、少なくとも1方向の寸法が60mmよりも大きい面
を被覆する場合には、縁の長さが20〜60mmである
長方形の部分面セグメントに分割される。
材料およびはんだ粉末が埋込まれているプラスチックか
らなるフレキシブルな成形体を表面を覆うように設け、
埋込まれたはんだ粉末の液相線温度以上の温度に加熱す
ることによって行なわれ、その際プラスチック成形体
は、少なくとも1方向の寸法が60mmよりも大きい面
を被覆する場合には、縁の長さが20〜60mmである
長方形の部分面セグメントに分割される。
【0011】有利には、個々の部分面セグメントは、表
面に対して30〜60°の角度で面取りされ、隣接する
部分面セグメントの互いに突合される側面はできるだけ
狭い継目を形成して互いに配置され、継目は摩耗部品全
体にわたり連続的に互いに結合されている。
面に対して30〜60°の角度で面取りされ、隣接する
部分面セグメントの互いに突合される側面はできるだけ
狭い継目を形成して互いに配置され、継目は摩耗部品全
体にわたり連続的に互いに結合されている。
【0012】さらに、1優先方向の摩耗外力を有する摩
耗部品において部分面の分割を専ら優先方向に沿って行
なう場合には部分面の継目を優先方向に対して垂直に配
置し、部分面の分割を優先方向に沿ってかつこれに対し
て斜方向に行なう場合には、部分面の継目を優先方向に
対して30〜60°の角度で配置するのが有利である。
耗部品において部分面の分割を専ら優先方向に沿って行
なう場合には部分面の継目を優先方向に対して垂直に配
置し、部分面の分割を優先方向に沿ってかつこれに対し
て斜方向に行なう場合には、部分面の継目を優先方向に
対して30〜60°の角度で配置するのが有利である。
【0013】部分面セグメントを摩耗部品に設けると亀
裂のない被膜が生じる。それというのもセグメントを十
分に小さく選択すれば、粉末状被覆の僅かな固有強度は
加熱相の間相対運動から生じる引張り応力になお耐えう
るからである。たとえば50×50mm2のセグメント
の大きさが有利であることが立証された。この場合、縦
膨脹の差異は幾つかの継目に分配することができ、これ
により個々の絶対値は明瞭に小さくなることが利用され
る。それで通常、高い毛管圧に基づきはんだで良好に充
填される最高0.2mmまでの継目拡張が観察される。
大きい面の被覆の場合望ましいセグメントの正方形の基
本形がとくに重要な態様である。
裂のない被膜が生じる。それというのもセグメントを十
分に小さく選択すれば、粉末状被覆の僅かな固有強度は
加熱相の間相対運動から生じる引張り応力になお耐えう
るからである。たとえば50×50mm2のセグメント
の大きさが有利であることが立証された。この場合、縦
膨脹の差異は幾つかの継目に分配することができ、これ
により個々の絶対値は明瞭に小さくなることが利用され
る。それで通常、高い毛管圧に基づきはんだで良好に充
填される最高0.2mmまでの継目拡張が観察される。
大きい面の被覆の場合望ましいセグメントの正方形の基
本形がとくに重要な態様である。
【0014】互いに嵌まり合っている継目は、加熱の間
の金属基体の膨脹に一致するような2次元方向にずれる
のを可能にする。これにより、セグメントが相互にずれ
るのが可能となる。
の金属基体の膨脹に一致するような2次元方向にずれる
のを可能にする。これにより、セグメントが相互にずれ
るのが可能となる。
【0015】個々のセグメント間の継目ないしはスリッ
トの充填は毛管圧によって決定される。スリット幅が狭
く形成されているほど、充填度はますます良好に構成さ
れている。金属の基体と被膜との間の相対運動によって
セグメントがずれるかないしはスリットが開く際、セグ
メント側面がセグメント表面に対してたとえば45°の
角度で傾斜している場合、突合せ継目において生じる継
目幅はたとえば30%減少することができる。同時にこ
れによって、金属の基体が常に硬質材料含有部分被膜に
よって覆われていることが確保される。
トの充填は毛管圧によって決定される。スリット幅が狭
く形成されているほど、充填度はますます良好に構成さ
れている。金属の基体と被膜との間の相対運動によって
セグメントがずれるかないしはスリットが開く際、セグ
メント側面がセグメント表面に対してたとえば45°の
角度で傾斜している場合、突合せ継目において生じる継
目幅はたとえば30%減少することができる。同時にこ
れによって、金属の基体が常に硬質材料含有部分被膜に
よって覆われていることが確保される。
【0016】これは殊に外力が垂直に被膜に当る場合、
被膜全体の耐用年数を高める。
被膜全体の耐用年数を高める。
【0017】主外力作用方向に対して平行な継目は相互
に作用する構造部品では、より高い摩耗を受けている。
に作用する構造部品では、より高い摩耗を受けている。
【0018】使用されるはんだ合金は実際に部分的には
既に硬質合金であるが、スリットの範囲内には高い摩耗
抵抗をもたらす硬質材料成分が存在しない。継目に沿っ
て侵食(“Auswaschung”)が生じる。望ま
しくは外力作用方向に対して横方向にある継目は、スリ
ットの硬質材料充填側壁が強い保護作用を発揮するので
僅かな摩耗を示す。このような場合に、正方形のセグメ
ントを有するセグメント構造を、すべての継目が主外力
作用方向に対して30〜60°、とくに45°の角度を
なすように回転する。外力作用方向で円形である場合に
は、継目は正方形の基本ラスタとは異なり、半径方向に
外力作用方向に応じて適合させ、その際セグメントは半
径方向に再び20〜60mmに制限されている。各部分
が60mmよりも小さく、この方向における分割が必要
でない場合には、継目は有利に外力作用方向に対して垂
直に配置される。
既に硬質合金であるが、スリットの範囲内には高い摩耗
抵抗をもたらす硬質材料成分が存在しない。継目に沿っ
て侵食(“Auswaschung”)が生じる。望ま
しくは外力作用方向に対して横方向にある継目は、スリ
ットの硬質材料充填側壁が強い保護作用を発揮するので
僅かな摩耗を示す。このような場合に、正方形のセグメ
ントを有するセグメント構造を、すべての継目が主外力
作用方向に対して30〜60°、とくに45°の角度を
なすように回転する。外力作用方向で円形である場合に
は、継目は正方形の基本ラスタとは異なり、半径方向に
外力作用方向に応じて適合させ、その際セグメントは半
径方向に再び20〜60mmに制限されている。各部分
が60mmよりも小さく、この方向における分割が必要
でない場合には、継目は有利に外力作用方向に対して垂
直に配置される。
【0019】図1〜3は、例示の実施形における、硬質
材料およびはんだ粉末を含有するプラスチックセグメン
トを備える金属基体の概略図である。
材料およびはんだ粉末を含有するプラスチックセグメン
トを備える金属基体の概略図である。
【0020】図1は、プラスチックからなる部分面セグ
メント2,3の2つの層で覆われ、その際下方の部分面
セグメント2は硬質材料を含有し、上方の部分面セグメ
ント3ははんだ粉末を含有する、鋼からなる基体1を示
す。正方形の部分面セグメント2,3の側壁は、とくに
45°の角度で面取りされている。部分面セグメント
2,3は、できるだけ狭い継目4が生じるように組立ら
れている。この場合、基体1の周縁部におけるセグメン
ト2,3は縁部の形状および大きさに適合されている。
継目4は、両方向に直線に互いに結合されている。
メント2,3の2つの層で覆われ、その際下方の部分面
セグメント2は硬質材料を含有し、上方の部分面セグメ
ント3ははんだ粉末を含有する、鋼からなる基体1を示
す。正方形の部分面セグメント2,3の側壁は、とくに
45°の角度で面取りされている。部分面セグメント
2,3は、できるだけ狭い継目4が生じるように組立ら
れている。この場合、基体1の周縁部におけるセグメン
ト2,3は縁部の形状および大きさに適合されている。
継目4は、両方向に直線に互いに結合されている。
【0021】図2は、特殊なケースとして切削ドラム用
のカッターセグメントを示し、該カッターセグメントで
は硬質材料ならびにはんだ粉末を含有するプラスチック
セグメントが、継目6が摩耗外力の優先方向に対して垂
直に整列されているように配置されている。それという
のもセグメント化は優先方向に沿って必要であるにすぎ
ないからである。部分面セグメント5が優先方向に対し
ても平行に分割されていて、継目6に対して垂直に継目
が生じる場合、この継目はこの優先方向に対して30〜
60°の角度で配置されていなければならない。
のカッターセグメントを示し、該カッターセグメントで
は硬質材料ならびにはんだ粉末を含有するプラスチック
セグメントが、継目6が摩耗外力の優先方向に対して垂
直に整列されているように配置されている。それという
のもセグメント化は優先方向に沿って必要であるにすぎ
ないからである。部分面セグメント5が優先方向に対し
ても平行に分割されていて、継目6に対して垂直に継目
が生じる場合、この継目はこの優先方向に対して30〜
60°の角度で配置されていなければならない。
【0022】図3には、2つの部分面セグメント5の突
合せ個所が拡大図示されている。セグメント5の側壁7
はセグメント表面に対して角度αで面取りされ、互いに
平行に配置されているので、できるだけ狭い継目8が形
成する。
合せ個所が拡大図示されている。セグメント5の側壁7
はセグメント表面に対して角度αで面取りされ、互いに
平行に配置されているので、できるだけ狭い継目8が形
成する。
【0023】
【実施例】次例に、本発明方法を図1および図2につき
詳説する: 例1 300mmの外径および30mmの厚さを有する構造用
鋼からなるそらせ板1を、Cr3C2粉末を含有するプラ
スチックフリースからなるセグメント2で覆う(図
1)。正方形のセグメントは縁の長さ50mmを有す
る。
詳説する: 例1 300mmの外径および30mmの厚さを有する構造用
鋼からなるそらせ板1を、Cr3C2粉末を含有するプラ
スチックフリースからなるセグメント2で覆う(図
1)。正方形のセグメントは縁の長さ50mmを有す
る。
【0024】セグメント2の側面は45°の角度で互い
に適合するように切削されている。継目の角度は、被覆
の際原則として常に同じ側に開いている。外輪郭線は、
簡単な切削工程により達成され、その際外側にあるセグ
メント2は外輪郭線に応じて縮小される。継目4はチェ
ス盤模様で交叉点で互いに交わる。プラスチック結合の
はんだフリースのセグメント3でも同様に実施される。
該セグメントは、継目が等しいがずれて、硬質材料フリ
ースセグメント2上へ載置することができる。セグメン
ト3は同様に50mmの縁の長さを有する。セグメント
2,3で被覆した後、構成部品をはんだの溶融温度以上
に加熱し、溶融液が炭化物を相互にならびに金属の基体
と係合接続的に結合し、プラスチック成分は残分なしに
逃失する。
に適合するように切削されている。継目の角度は、被覆
の際原則として常に同じ側に開いている。外輪郭線は、
簡単な切削工程により達成され、その際外側にあるセグ
メント2は外輪郭線に応じて縮小される。継目4はチェ
ス盤模様で交叉点で互いに交わる。プラスチック結合の
はんだフリースのセグメント3でも同様に実施される。
該セグメントは、継目が等しいがずれて、硬質材料フリ
ースセグメント2上へ載置することができる。セグメン
ト3は同様に50mmの縁の長さを有する。セグメント
2,3で被覆した後、構成部品をはんだの溶融温度以上
に加熱し、溶融液が炭化物を相互にならびに金属の基体
と係合接続的に結合し、プラスチック成分は残分なしに
逃失する。
【0025】例2 切削ドラム用カッターセグメント(図2)を、WC粉末
およびはんだ粉末を含有するプラスチック成形部品から
製造される厚さ2mmのセグメント5で被覆する。セグ
メント5は周辺方向に垂直な切削縁を有し、セグメント
縁は互いに45°の角度に構成されている。継目6は、
主外力方向に対して斜めに延び、その延長線が外輪郭線
を描く円の中心点で合流する。
およびはんだ粉末を含有するプラスチック成形部品から
製造される厚さ2mmのセグメント5で被覆する。セグ
メント5は周辺方向に垂直な切削縁を有し、セグメント
縁は互いに45°の角度に構成されている。継目6は、
主外力方向に対して斜めに延び、その延長線が外輪郭線
を描く円の中心点で合流する。
【図1】部分面セグメントの2層で被覆されている鋼基
体の平面図および断面図。
体の平面図および断面図。
【図2】切削ドラム用カッタセグメントの部分的平面図
および断面図。
および断面図。
【図3】2つの部分面セグメントの突合せ個所の拡大断
面図。
面図。
1 金属基体 2,3,5 部分面セグメント 4,6,8 継目 7 側壁
Claims (7)
- 【請求項1】 硬質材料被膜を備えた摩耗部品におい
て、硬質材料被膜が密封面上に設けられた、微細な形の
硬質材料を含有するはんだ層からなり、硬質材料被膜は
セグメントの部分面(2,3,5)に分割されていて、
部分面はできるだけ狭い継目(4,6)を形成してつな
がっていることを特徴とする硬質材料被膜を有する摩耗
部品。 - 【請求項2】 個々の部分面(2,3,5)の側面が表
面に対して30〜60°の角度で面取りされ、隣接する
部分面(2,3,5)の突合される側面(7)はできる
だけ狭い継目(4,6,8)を形成して互いに平行に配
置され、かつ継目(4,6,8)は基体全体にわたり互
いに結合されていることを特徴とする請求項1記載の摩
耗部品。 - 【請求項3】 部分面(2,3,5)が正方形に構成さ
れていて、縁の長さ20〜60mmを有することを特徴
とする請求項1または2記載の摩耗部品。 - 【請求項4】 摩耗外力の優先方向を有する摩耗部品に
おいて、部分面(2,3,5)の継目(4,6,8)が
この優先方向に対して30〜60°の角度で延びている
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記
載の摩耗部品。 - 【請求項5】 硬質材料およびはんだ粉末が埋設されて
いる、プラスチックからなるフレキシブルな成形体を面
を覆うように設け、埋設されたはんだ粉末の液相線温度
以上の温度に加熱することにより、請求項1から4まで
のいずれか1項記載の硬質材料被膜を有する摩耗部品を
製造する方法において、プラスチック成形体を、少なく
とも1方向における寸法が60mm以上である面を被覆
する場合に縁の長さが20〜60mmである長方形の部
分面セグメントに分割することを特徴とする硬質材料被
膜を有する摩耗部品の製造方法。 - 【請求項6】 個々の部分面セグメントの側面を30〜
60°の角度で面取りし、隣接する部分面セグメントの
突合される側面をできるだけ狭い継目を形成して互いに
平行に配置しかつ継目を摩耗部品全体にわたり連続的に
互いに結合することを特徴とする請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 摩耗外力の優先方向を有する摩耗部品に
おいて部分面の分割を専ら優先方向に沿って行なう場合
に部分面の継目を優先方向に対して垂直に配置し、部分
面の分割を優先方向に沿ってかつこれに対して横方向に
行なう場合に、部分面の継目を優先方向に対して30〜
60°の角度で配置することを特徴とする請求項5また
は6記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE9204579U DE9204579U1 (de) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | Verschleißteil für den Steuerschieber einer Dickstoffpumpe |
DE4237890.7 | 1992-11-10 | ||
DE9204579.0 | 1992-11-10 | ||
DE4237890A DE4237890C1 (en) | 1992-04-03 | 1992-11-10 | Wear part useful in machine building - has coating of hard substances on sealing surface sliding on another surface |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06134914A true JPH06134914A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=25920317
Family Applications (1)
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