JPH06133448A - 地絡検出装置 - Google Patents

地絡検出装置

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JPH06133448A
JPH06133448A JP28034192A JP28034192A JPH06133448A JP H06133448 A JPH06133448 A JP H06133448A JP 28034192 A JP28034192 A JP 28034192A JP 28034192 A JP28034192 A JP 28034192A JP H06133448 A JPH06133448 A JP H06133448A
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Masaharu Kitadou
正晴 北堂
Minoru Kuroda
稔 黒田
Masataka Kanda
雅隆 神田
Hitoshi Makinaga
仁 牧永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】雷サージ等の如き異常なピーク電圧の交流電路
への重畳に対して誤動作を少なくした地絡検出装置を提
供することにある。 【構成】雷サージのような大電流に対応する零相変流器
CTからの検出出力は波形整形回路1に入力し、その正
の出力波形に対応する比較回路2の出力は時延回路4で
時延される。時延回路4の出力を入力した比較回路6の
出力はタイマ回路9をトリガするとともに、立ち下がり
で論理カウンタ8のFF1 をセットする。一方負の波形
はタイマ回路9の出力発生期間中継続するため、この期
間中において次の正の波形に対応した比較回路6の出力
が発生せず、論理カウンタ8のFF3 はQ出力をL”の
まま維持する。タイマ回路9がタイムアップしてその出
力を”L”に反転させると、論理カウンタのFF1 乃至
FF3 がリセットされ、論理カウンタ8からは地絡検出
信号が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏洩電流や地絡電流等
を検出する地絡検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の地絡検出装置は、交流
電路に装備した零相変流器の出力電圧を所定のしきい値
と比較し、この比較した出力に従ってコンデンサに充放
電を行い時延判別すると共に、このコンデンサの電圧が
所定のしきい値を越えた時に地絡信号を送出するように
している。
【0003】しかし、上述の地絡検出装置にあっては、
例えば雷サージの如き異常なピーク電圧が交流電路に重
畳し、負荷機器を保護するために交流電路に装備される
バリスタや避雷器を通じて大地にピーク電流が流れた場
合に、そのピーク電流に対応した出力電圧が零相変流器
から出力されると共にその後にその反対側の極性に波尾
長の長い出力電圧が現れる現象が発生し、この反対側の
極性に出力される波尾長の長い出力電圧によって、コン
デンサの電圧が充分に充電され所定のしきい値を越えて
地絡信号を送出することがあった。
【0004】そのため、零相変流器から出力される波尾
長の長い出力電圧の発生に対して不要動作を起こさない
ようにするために、零相変流器から出力される出力電圧
の正側または負側の出力電圧の発生回数を計数して地絡
判別を行う方法が提案された。このものは、零相変流器
の出力電圧を正側または負側の所定のしきい値と比較し
てしきい値を越えた回数を計数することにより、単発的
に発生する雷サージの如き異常なピーク電圧に対して、
連続的に発生する地絡電流をその回数によって区別する
ことにより地絡判別を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
正側または負側の出力電圧の発生回数を計数して地絡判
別する地絡検出装置にあっては、次のような問題があっ
た。すなわち、交流電路の漏洩電流を検出する零相変流
器はコアの中心透孔に一次巻線となる交流電路の導体を
貫挿するようになっているが、この貫挿する導体が偏っ
て貫挿された場合には零相変流器に偏り特性が生じ、例
えば交流電路にモータ起動時の電流等大きな電流が流れ
た場合に、零相変流器から検出出力が発生すると同時に
この出力波形は歪み波形となって出力されることがあっ
た。
【0006】この歪み波形の出力電圧は、正側または負
側の所定しきい値を、断続的に越えることとなり所定の
計数が行われ地絡判別をする要因となった。本発明は上
述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、雷サージ等の如き異常なピーク電圧の交流電路
への重畳に対して誤動作を少なくすると共に、零相変流
器の偏り特性により出力される歪み波形のある検出出力
に対しても誤動作を少なくした地絡検出装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
交流電路の漏洩電流を検出する零相変流器と、この零相
変流器の交番する検出出力の波形の1サイクル分を検出
した後次のサイクルの半波波形を連続して検出した際に
地絡検出信号を発生する地絡検出手段とを備えたもので
ある。
【0008】請求項2記載の発明は、零相変流器の交番
する検出出力の正側波形のレベルが基準レベル以上にあ
るとき出力を発生する正側比較手段と、上記検出出力の
負側波形のレベルが基準レベル以上にあるとき出力を発
生する負側比較手段と、両比較手段に夫々対応して設
け、夫々の比較手段の出力を時延する正側、負側の各時
延手段と、正側の時延手段の出力により動作可能状態に
セットされ、このセットを行う正側の時延手段の出力を
含めて、正、負、正の順で夫々の時延手段からの出力を
一定時間内にカウントしたとき地絡検出信号を発生する
論理カウンタとからなる上記地絡検出手段を備えたもの
である。
【0009】請求項3記載の発明は、零相変流器の交番
する検出出力の正側波形のレベルが基準レベル以上にあ
るとき出力を発生する正側比較手段と、この正側比較手
段の出力を時延する正側時延手段と、正側の時延手段の
出力が入力した時点から一定時間出力を発生する第1タ
イマ手段と、この第1タイマ手段の出力で動作可能とな
って、上記検出出力の負側波形のレベルが基準レベル以
上にあるとき出力を発生する負側比較手段と、この負側
比較手段の出力を時延する負側時延手段と、この負側時
延手段の出力が入力した時点から一定時間出力を発生す
る第2タイマ手段と、上記正側比較手段の出力若しくは
正側の時延手段の出力と、第1、第2タイマ手段の各出
力との論理積を取る論理積手段とからなり、この論理積
手段の出力を地絡検出信号とする上記地絡検出手段を備
えたものである。
【0010】請求項4記載の発明は、零相変流器の交番
する検出出力の正側波形のレベルが基準レベル以上にあ
るとき出力を発生する正側比較手段と、この正側比較手
段の出力を時延する第1の正側時延手段と、第1の正側
時延手段の出力と正側比較手段の反転出力との論理積を
取る第1論理積手段と、この第1論理積手段の出力を時
延する第2の正側時延手段と、この第2の正側時延手段
の出力が入力した時点から一定時間出力を発生する第1
タイマ手段と、上記零相変流器の検出出力の負側波形の
レベルが基準レベル以上にあるとき出力を発生する負側
比較手段と、この負側比較手段の出力を時延する負側時
延手段と、この負側時延手段と上記第1タイマ手段の出
力との論理積を取る第2の論理積手段と、この第2の論
理積手段の出力が入力した時点から一定時間出力を発生
する第2タイマ手段と、この第2タイマ手段の出力と上
記第1の正側時延手段の出力との論理積を取る第3の論
理積手段とからなり、この第3の論理積手段の出力を地
絡検出信号とする上記地絡検出手段を備えたものであ
る。
【0011】請求項5記載の発明は、零相変流器の交番
する検出出力の正側波形のレベルが基準レベル以上にあ
るとき出力を発生する正側比較手段と、この正側比較手
段の出力を時延する正側時延手段と、正側時延手段の出
力レベルが一定以上ある期間に対応する巾のパルス信号
を出力する第1パルス発生手段と、上記零相変流器の検
出出力の負側波形のレベルが基準レベル以上にあるとき
出力を発生する負側比較手段と、この負側比較手段の出
力を時延する負側時延手段と、この負側時延手段の出力
レベルが一定以上ある期間に対応する巾のパルス信号を
出力する第2パルス発生手段と、両パルス発生手段の出
力の論理和を取る論理和手段と、この論理和手段の出力
をカウントして、3つ目の出力をカウントした時に地絡
検出信号を発生するカウンタと、零相変流器の検出出力
の半波を超え1サイクル以下に対応する時間だけ論理和
手段の出力が継続した時カウンタをリセットするリセッ
ト手段とからなる上記地絡検出手段を備えたものであ
る。
【0012】
【作用】而して、本発明によれば、雷サージによる一過
性の電流によって発生する零相変流器の検出出力では誤
って地絡検出信号を発生させることはなく、また零相変
流器の偏り特性によってモータ起動時等に検出出力とし
て歪み波形が発生しても、この波形によっても地絡検出
信号を誤って発生させることが無く、高い信頼性が得ら
れる。
【0013】
【実施例】(実施例1)図1は本実施例の回路構成を示
しており、この実施例では図1に示すように交流電路を
貫挿した零相変流器CTは交流電路に地絡で漏洩電流が
流れたときに検出出力を発生するもので、交番する検出
出力はクリップダイオード等からなる波形整形回路1に
入力する。
【0014】波形整形回路1から出力される出力波形は
正、負に対応して夫々設けた比較回路2、3に入力され
る。比較回路2、3は正、負の半サイクル波形のレベル
を予め定めた基準レベルL1 、L1 ’(=L1 )と比較
し、基準レベルL1 、L1 ’を超えている期間中出力を
発生するようになっている。比較回路2、3の出力はコ
ンデンサC1 、C2 と定電流源I1 、I2 とからなる時
延回路4、5に入力して時延された後、比較回路6、7
に入力する。比較回路6、7はこの時延回路4、5の出
力が基準レベルL2 、L2 ’を超えている期間に対応し
てパルス信号を出力する。
【0015】これらの比較回路6、7の出力は論理カウ
ンタ8に入力し、また比較回路6の出力はワンショット
マルチバイブレータからなるタイマ回路9のトリガ信号
となる。タイマ回路9は電源周波の2サイクルに略等し
い期間だけ出力を発生し、その期間を超えたとき、論理
カウンタ8をリセットするようになっている。論理カウ
ンタ8の出力は地絡検出信号となり、この地絡検出信号
はワンショットマルチバイブレータからなるタイマ回路
10をトリガする。タイマ回路10はトリガされてから
一定時間出力を発生し、この出力でサイリスタ11をト
リガする。サイリスタ11は交流電路に直列に挿入して
ある遮断器12の電磁引き外し装置13に直列に接続さ
れ、オン時に電磁引き外し装置13に励磁電流を流すよ
うになっている。
【0016】論理カウンタ8はリセット端子にタイマ回
路9の出力を接続し、比較回路6の出力をセット端子に
接続しているフリップフロップFF1 と、このフリップ
フロップFF1 のQ出力をリセット端子に接続し、比較
回路7の出力をセット端子に接続しているフリップフロ
ップFF2 と、このフリップフロップFF1 のQ出力を
リセット端子に接続し、比較回路6の反転出力をセット
端子に接続し、Q出力を地絡検出信号としてタイマ回路
10に接続するフリップフロップFF3 とで構成され
る。
【0017】而して、地絡が発生して零相変流器CTか
ら交番する検出出力が発生すると、この検出出力は波形
整形回路1で波形整形され、波形整形回路1からは図2
(a)に示す出力波形が各比較回路2、3に入力する。
比較回路2、3では夫々正、負の半サイクルの波形のレ
ベルを基準レベルL1 、L1 ’と比較して、基準レベル
1 、L1 ’を超えている期間中出力を夫々発生する。
この出力は時延回路4、5で図2(b)、(e)に示す
ように時延される。
【0018】時延回路4、5からの出力は更に比較回路
6、7に入力して、夫々基準レベルL2 、L2 ’と比較
され、比較回路6、7では基準レベルL2 、L2 ’を超
えている期間中出力を図2(c)、(f)に示すように
発生する。この場合比較回路6では、正の半サイクルの
波形に対応して”H”の出力を、比較回路7では、負の
半サイクルの波形に対応して”L”の出力を夫々発生す
る。
【0019】タイマ回路9は比較回路6の出力の立ち上
がりでトリガされて図2(d)に示す”H”の出力を発
生する。一方論理カウンタ8のフリップフロップFF1
は比較回路6の出力の立ち下がりでセットされて、その
Q出力を図2(g)に示すように”H”に反転させる。
そしてフリップフロップFF2 は比較回路7の出力の立
ち下がりでセットされ、そのQ出力を図2(h)に示す
ように”H”に反転させる。
【0020】そして検出出力の波形が1サイクル分経過
した後、次の正の半サイクルの出力波形に対応して比較
回路6の出力が立ち上がると、ノットゲートNT1 を介
して反転された信号がフリップフロップFF3 に入力
し、フリップフロップFF3 はセットされる。このセッ
トによってそのQ出力が図2(i)に示すよう”H”に
反転し、地絡検出信号となる。この地絡検出信号が立ち
上がると、タイマ回路10は出力を図2(j)に示すよ
うに”H”とし、サイリスタ11をトリガする。サイリ
スタ11がオンすると電磁引き外し装置13が動作して
遮断器12を開極させ、交流電路を遮断するのである。
【0021】ところで交流電路に雷サージによる大電流
が流れると、この大電流によって零相変流器CTからは
検出出力が発生する。図3(a)はこの検出出力に対応
する波形整形回路1の出力波形を示しており、この出力
波形の正の波形に対応した比較回路2の出力を時延した
時延回路4の出力は図3(b)に示すようになり、この
時延回路4の出力を入力した比較回路6の出力は図3
(c)に示すようになり、この比較回路6の出力でトリ
ガされたタイマ回路9の出力は図3(d)に示すように
なる。そして上記比較回路6の出力の立ち下がりでセッ
トされる論理カウンタ8のフリップフロップFF1 のQ
出力は図3(g)に示すように”H”に反転する。一方
負の波形に対応した比較回路3の出力を時延する時延回
路5の出力は図3(e)に示すようになり、また比較回
路7の”L”出力は図3(f)に示すようになる。そし
てこの比較回路7の”L”出力の立ち下がりでフリップ
フロップFF2 はQ出力を図3(h)に示すように”
H”に反転する。
【0022】ところで上記負の波形はタイマ回路9の出
力発生期間中継続するため、この期間中において次の正
の波形に対応した比較回路6の出力が発生せず、フリッ
プフロップFF3 はQ出力を図3(i)に示すように”
L”のまま維持する。その後タイマ回路9がタイムアッ
プしてその出力を”L”に反転させると、フリップフロ
ップFF1 がリセットされ、このリセットに対応してフ
リップフロップFF2 もリセットされ、更にフリップフ
ロップFF3 もリセットされる。従って論理カウンタ8
からは地絡検出信号は発生せず、タイマ回路10もサイ
リスタ11をトリガする出力を図3(j)に示すように
発生しない。つまり雷サージによる誤った地絡検出動作
が為されないのである。
【0023】次にモータの起動等によって交流電路に大
電流が流れ、零相変流器CTから波形が歪んだ検出出力
が発生した場合、波形整形回路1の出力波形は図4
(a)に示すようになる。この出力波形は正の波形部分
で、比較回路2の基準レベルL1 を連続して2回超える
ため、時延回路4の出力は図4(b)に示すようにな
る。ここで2回目に基準レベルL1 を超える期間は短い
ため、時延回路4の対応する出力は比較回路6の基準レ
ベルL2 を超えられず、そのため比較回路6の出力は図
4(c)に示すように一つとなる。この出力の立ち上が
りでタイマ回路9はトリガされて出力を図4(d)に示
すように発生し、また立ち下がりでフリップフロップF
1 はQ出力を図4(g)に示すように反転する。
【0024】さて次に負の波形部分では比較回路3の基
準レベルL1 ’を超える期間が短いため、時延回路5の
出力は図4(e)に示すように比較回路7の基準レベル
2’を超えるまでに上昇せず、比較回路7は出力を図
4(f)に示すように”H”を保持する。従ってフリッ
プフロップFF2 はセットされず、フリップフロップF
2 はそのQ出力を図4(h)に示すように”L”に保
持し、従ってフリップフロップFF3 はリセット状態の
ままで、そのQ出力は図4(i)に示すように”L”の
ままとなる。つまり地絡検出信号は発生せず、タイマ回
路10の出力も”L”のままとなる。このようにモータ
起動時等に零相変流器CTから検出出力が発生しても、
誤って地絡検出動作が為されないのである。
【0025】(実施例2)上記実施例1では論理カウン
タ8を3つのフリップフロップFF1 〜FF3 で構成し
ているが、本実施例は図5に示すように2つのフリップ
フロップFF1 、FF2 とで構成したもので、フリップ
フロップFF1 はセット端子を比較回路7の出力に接続
し、リセット端子をタイマ回路9の出力に接続し、フリ
ップフロップFF2 はセット端子に比較回路6の反転出
力を接続し、リセット端子をフリップフロップFF1
Q出力に接続し、自己のQ出力を地絡検出信号としてい
る。
【0026】つまりタイマ回路9の出力が最初の正の波
形のラッチ入力を兼ねたもので、実施例1と同様に正、
負、正の順序でタイマ回路9の出力期間中に論理カウン
タ8に入力があったときのみ、地絡検出信号を発生さ
せ、雷サージやモータ起動時等に発生する零相変流器C
Tの検出出力では誤って地絡検出信号を発生させことは
ないのである。
【0027】図6は地絡電流検出時の各部の波形を示し
ており、この図6(a)〜(f)は図2(a)〜(f)
に対応し、図6(g)は比較回路7の出力の立ち下がり
で”H”に反転するフリップフロップFF1 のQ出力を
示し、図6(h)は比較回路6の出力の立ち上がりで”
H”に反転するフリップフロップFF2 のQ出力を示
し、図6(i)は地絡検出信号であるフリップフロップ
FF2 のQ出力によりトリガされるタイマ回路10の出
力を示す。
【0028】図7は雷サージ発生時の各部の波形を示し
ており、この図7(a)〜(f)は図7(a)〜(f)
に対応し、図7(g)は比較回路7の出力の立ち下がり
で”H”に反転するフリップフロップFF1 のQ出力を
示し、図7(h)はフリップフロップFF2 のQ出力を
示し、図7(i)はタイマ回路10の出力を示す。 (実施例3)図8は本実施例の回路構成を示しており、
この実施例回路では波形整形回路1から出力される出力
波形を正側に対応して設けた比較回路2に入力するとと
もに、負側に対応して設けた比較回路3にゲート回路2
0を介して入力する。比較回路2、3は実施例1と同様
に正、負の半サイクル波形のレベルを予め定めた基準レ
ベルL1 、L1 ’(=L1 )と比較し、基準レベル
1 、L1 ’を超えている期間中出力を発生するように
なっている。
【0029】比較回路2、3の出力はコンデンサC1
2 と抵抗R1 、R2 とからなる時延回路4、5に入力
して時延された後、立ち上がり検出回路21、22に入
力する。この立ち上がり検出回路21、22は時延回路
4、5の出力が基準レベルL 3 、L3 ’を超えた時にワ
ンショットマルチバイブレータからなるタイマ回路2
3、24にトリガ信号を与えるようになっている。
【0030】タイマ回路23,24の出力は電源周波の
1.5サイクルに略等しい時間だけ出力を発生するよう
になっており、両出力は上記比較回路2の出力とともに
論理積回路25にて論理積演算が為されるようになって
いる。論理積回路25はその出力を地絡検出信号として
タイマ回路10へ出力するようになっている。またタイ
マ回路23の出力は上記ゲート回路20のゲート開成を
制御する信号となっている。
【0031】而して、地絡が発生して零相変流器CTか
ら交番する検出出力が発生すると、この検出出力は波形
整形回路1で波形整形され、波形整形回路1からは図9
(a)に示す出力波形が比較回路2に入力する。比較回
路2では正の波形のレベルを基準レベルL1 と比較し
て、基準レベルL1 を超えている期間中出力を図9
(b)に示すように発生する。この出力は時延回路4で
図9(b)に示すように時延される。
【0032】立ち上がり検出回路21は時延回路4から
の出力が基準レベルL3 を超えた時にタイマ回路23を
トリガする。タイマ回路23はその出力を図9(e)に
示すように”H”とする。このタイマ出力回路23が”
H”となるとゲート回路20が開いて、波形整形回路1
からの出力波形が比較回路3に入力することになる。比
較回路3では負の波形のレベルを基準レベルL1 ’と比
較して、基準レベルL1 ’を超えている期間中出力を発
生する。この出力は時延回路5で図9(d)に示すよう
に時延される。
【0033】立ち上がり検出回路22は時延回路5から
の出力が基準レベルL3 ’を超えた時にタイマ回路24
をトリガする。タイマ回路24はその出力を図9(e)
に示すように”H”とする。この時点では論理積回路2
5は出力を”L”としているが、1サイクルが終了して
次のサイクルの正の出力波形が比較回路2に入力して、
比較回路2から出力が発生すると、論理積回路25から
は”H”の出力が発生し、つまり地絡検出信号が発生
し、タイマ回路10をトリガする。
【0034】タイマ回路10は出力を図9(f)に示す
ように”H”とし、サイリスタ11をトリガする。サイ
リスタ11がオンすると電磁引き外し装置13が動作し
て遮断器12を開極させ、交流電路を遮断するのであ
る。ところで交流電路に雷サージによる大電流が流れ
て、図10(a)に示すような波形の出力が波形整形回
路1から出ると、この出力波形を示しており、この出力
波形の正の波形に対応した図10(b)に示す比較回路
2の出力を時延した時延回路4の出力は図10(c)に
示すようになる。立ち上がり検出回路21は時延回路4
の出力が基準レベルL3 を超えた時点で出力を発生して
タイマ回路23をトリガする。タイマ回路23はこのト
リガで出力を図10(e)に示すように”H”とし、ゲ
ート回路20を開かせる。この時零相変流器CTの検出
出力は正の波形であるため、比較回路3では出力を”
L”のまま維持しているため、時延回路5には図10
(d)に示すように出力が発生せず、従って立ち上がり
検出回路22によるタイマ回路24のトリガは起こら
ず、論理積回路25の出力は”L”のままで、つまり地
絡検出信号は発生しない。従ってタイマ回路10は図1
0(f)に示すようにトリガされず、雷サージによる誤
った地絡検出動作が為されないのである。
【0035】次にモータの起動等によって交流電路に大
電流が流れ、波形整形回路1の出力波形が図11(a)
に示すようになった場合の動作を説明する。まず図11
(a)に示す出力波形は正の部分で、比較回路2の基準
レベルL1を2回超えるため、比較回路2の出力は図1
1(b)に示すようになり、時延回路4の出力は図11
(c)に示すようになる。時延回路4の対応する立ち上
がり検出回路21は最初に基準レベルL3 を超えた時点
でタイマ回路23をトリガする。タイマ回路23は出力
を図11(e)に示すように”H”とし、ゲート回路2
0を開かさせる。ゲート回路20が開くと負の波形が比
較回路3に入力し、比較回路3からは波形のレベルが基
準レベルL1 ’を超えた期間だけ出力が発生する。この
出力に対応して時延回路5の出力は図11(d)に示す
ようになるが、上記の比較回路3の出力期間が極短いた
め時延回路5の出力は立ち上がり検出回路22の基準レ
ベルL3 ’を超えることができず、その結果タイマ回路
24はトリガされず、その出力は図11(f)に示すよ
うに”L”のままである。従って雷サージの場合と同様
に論理積回路25の出力が”L”のままで、、つまり地
絡検出信号は発生しない。従ってタイマ回路10は図1
1(g)に示すようにトリガされず、雷サージによる誤
った地絡検出動作が為されないのである。
【0036】(実施例4)上記実施例3では比較回路2
の出力を論理積回路25に入力しているが、本実施例で
は時延回路4の出力を図12に示すように論理積回路2
5に入力するようした点で実施例3と相違するものであ
る。従って本実施例の場合、論理積回路25の論理積演
算のタイミングが実施例3に比べてやや早くなり、地絡
検出信号の発生タイングが遅くなり、時延回路4の出力
が論理積回路25の閾値を超えた時点で地絡検出信号を
発生し、図13(g)に示すようにタイマ回路10をト
リガする。
【0037】尚図13(a)〜(f)は図9(a)〜
(f)に対応する。雷サージ発生時及びモータ起動時の
動作は実施例3と同じであるため動作説明は省略する。 (実施例5)本実施例は、波形整形回路1の波形出力を
正側、負側の比較回路2、3に入力し、この比較回路
2、3の出力を夫々時延回路4、5で時延するところま
では実施例1と同じであるが、図14に示すように正側
の比較回路2の出力をノットゲートNT2 で反転して、
その反転出力と時延回路4の出力とを論理積回路30で
論理積演算し、この論理積出力を更に時延回路31で時
延した後、この時延出力が一定レベルを超えた時にタイ
マ回路32をトリガするようになっている。そしてこの
タイマ回路32の出力と時延回路5の出力とを論理積回
路33で論理積演算し、この論理積回路33の出力で更
にタイマ回路34をトリガし、このタイマ回路34の出
力と上記時延回路4の出力とを論理積回路35で論理積
演算し、この論理積回路35の出力を地絡検出信号とす
るようになっている。 而して、地絡が発生して零相変
流器CTから交番する検出出力が発生すると、この検出
出力は波形整形回路1で波形整形され、波形整形回路1
からは図15(a)に示す出力波形が比較回路2に入力
する。比較回路2では正の半サイクルの波形のレベルを
基準レベルL1 と比較して、基準レベルL1 を超えてい
る期間中出力を図15(b)に示すように発生する。ま
たノットゲートNT2 で反転された出力は図15(c)
に示すようになる。比較回路2の出力を入力する時延回
路5は図15(d)に示すように時延し、その時延信号
のレベルが基準レベルL3 を超えている期間に対応する
出力を図15(e)に示すように出力する。
【0038】この時延回路5の出力と、ノットゲートN
2 の出力とを論理積演算する論理積回路30の出力は
図15(f)に示すようになり、この出力は更に時延回
路31で時延された後その時延出力が一定レベルに達し
た時点でタイマ回路32をトリガする。図15(g)は
このタイマ回路32の出力を示しており、このタイマ回
路32の出力期間は1サイクルに略等しく設定されてい
る。
【0039】さて次に負側の比較回路3では負の波形の
レベルを基準レベルL1 ’と比較して、基準レベル
1 ’を超えている期間中出力を発生し、この出力は時
延回路5で図15(h)に示すように時延され、時延回
路5からは時延信号のレベルが基準レベルL4 ’を超え
ている期間に対応する出力を図15(i)に示すように
出力する。この出力が立ち上がった時に、この出力と上
記タイマ回路32の出力との論理積をとる論理積回路3
3からは”H”の出力が発生する。この出力でタイマ回
路34はトリガされて、図15(j)に示すように”
H”の出力を発生する。このタイマ回路32の出力期間
も電源周波の1サイクルに略等しく設定されている。
【0040】この後次の正側の波形に対応して上述と同
様に時延回路4の出力が立ち上がると、タイマ回路34
の出力との論理積をとる論理積回路35の出力は”H”
に立ち上がる。つまり地絡検出信号が発生することにな
り、タイマ回路10をトリガする。タイマ回路10は出
力を図15(k)に示すように”H”とし、サイリスタ
11をトリガする。サイリスタ11がオンすると電磁引
き外し装置13が動作して遮断器12を開極させ、交流
電路を遮断するのである。
【0041】ところで交流電路に雷サージによる大電流
が流れると、この大電流によって零相変流器CTからは
検出出力が発生する。図16(a)はこの検出出力に対
応する波形整形回路1の出力波形を示す。さて正の波形
の期間では地絡検出時と同様に比較回路2、ノットゲー
トNT2 、時延回路5の時延信号及び出力、論理積回路
30の出力は図16(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)に示すようになり、またタイマ回路32の出力は
図16(g)に示すようになる。
【0042】同様に負の波形期間では時延回路5では図
16(h)に示すように比較回路3の出力を時延し、こ
の時延信号のレベルが基準レベルL3 ’を超えている期
間に対応する出力を図16(i)に示すように出力す
る。またタイマ回路34からは図16(j)に示すよう
に”H”の出力を発生する。しかし、雷サージのような
一過性の場合にはタイマ回路34の出力が発生している
期間中に波形整形回路1の出力波形が正にならないた
め、論理積回路35の出力は”H”にならない。つまり
地絡検出信号が発生しないため、タイマ回路10はトリ
ガされず、雷サージによる誤った地絡検出動作が為され
ないのである。
【0043】次にモータの起動等によって交流電路に大
電流が流れたときに、零相変流器CTから波形が歪んだ
検出出力が発生した場合、波形整形回路1の出力波形は
図17(a)に示すようになる。この波形は正の部分
で、比較回路2の基準レベルL1 を2回超えるため、比
較回路2の出力及びノットゲートNT2 の出力は図17
(b)、(c)に示すようになる。また時延回路4の時
延信号は図17(d)に示すようになり、またその出力
は図17(e)に示すようになる。そして論理積回路3
0の出力は図17(f)に示すようになり、タイマ回路
32の出力は図17(g)に示すようになる。
【0044】一方負の波形に対応する比較回路3の出力
は極めて短い期間しか発生しないため、図17(h)に
示すように時延回路5の時延信号のレベルは基準レベル
3’を超えられず、そのためその出力は図17(i)
に示すように”L”のままで、結果論理積回路33の出
力は”L”でタイマ回路34はトリガされず、結果雷サ
ージの場合と同様に論理積回路35の出力が”L”のま
まで、、つまり地絡検出信号は発生しない。従ってタイ
マ回路10はトリガされず、雷サージによる誤った地絡
検出動作が為されないのである。
【0045】(実施例6)本実施例は図18に示すよう
に正、負に対応する時延回路4、5の出力が一定レベル
を超えている期間信号を発生するパルス発生回路40、
41を設け、これらパルス発生回路40,41の出力の
論理和を論理和回路42でとり、この論理和回路42の
出力をカウンタ43でカウントし、そのカウント値が3
になった時にカウンタ43から地絡検出信号をカウント
アップ出力として発生するようになっている。リセット
回路44は論理和回路42の出力から連続して電源周波
の半サイクルより超えて1サイクルより短い時間内に、
次の論理和回路42の出力がなければカウンタ43をリ
セットするためのものである。
【0046】而して、地絡が発生して零相変流器CTか
ら交番する検出出力が発生すると、この検出出力は波形
整形回路1で波形整形され、波形整形回路1からは図1
9(a)に示す出力波形が各比較回路2、3に入力す
る。比較回路2、3では夫々正、負の半サイクルの波形
のレベルを基準レベルL1 、L1 ’と比較して、基準レ
ベルL1 、L1 ’を超えている期間中出力を夫々発生す
る。この出力は時延回路4、5で図19(b)、(c)
に示すように時延される。
【0047】時延回路4、5からの出力は更にパルス発
生回路40、41に入力して、夫々基準レベルL5 、L
5 ’と比較され、パルス発生回路40、41では基準レ
ベルL5 、L5 ’を超えている期間中出力を図19
(d)、(e)に示すように発生する。この場合パルス
発生回路40では、正の半サイクルの波形に対応して”
H”の出力を、パルス発生回路41では、負の半サイク
ルの波形に対応して”L”の出力を夫々発生する。
【0048】論理和回路42は何れかのパルス発生回路
41に出力があると、その出力に対応して図19(f)
に示すように論理和出力を発生する。カウンタ43はこ
の論理和出力をカウントし、そのカウント値が3になっ
たとき、つまり1サイクルを経過して2サイクル目の最
初の半サイクルの波形に応する論理和出力をカウントし
た時出力を図19(h)に示すように”H”とする。つ
まりカウンタ43は地絡検出信号を出力し、タイマ回路
10を介してサイリスタ11をトリガする。サイリスタ
11がオンすると電磁引き外し装置13が動作して遮断
器12を開極させ、交流電路を遮断するのである。
【0049】ところで交流電路に雷サージによる大電流
が流れて、図20(a)に示す出力波形が波形整形回路
1から出ると、この出力波形の正の波形に対応した比較
回路2の出力を時延した時延回路4の出力は図20
(b)に示すようになり、この時延回路4の出力を入力
したパルス発生回路40の出力は図20(d)に示すよ
うになる。一方負の波形に対応した比較回路3の出力を
時延する時延回路5の出力は図20(c)に示すように
なり、またパルス発生回路41の出力は図20(e)に
示すようになる。そしてこれらのパルス発生回路40、
41の出力に対応して、論理和回路42からは図20
(f)に示すような出力が発生する。
【0050】ところが、雷サージのように一過性の場
合、リセット回路44がカウンタ43をリセットする前
に次の正の波形に対応する出力がパルス発生回路40か
ら発生しないため、カウンタ43はカウント値を3にカ
ウントアップする前にリセットされる。従って地絡検出
信号が発生せず、誤った地絡動作が為されないのであ
る。
【0051】モータの起動等によって交流電路に大電流
が流れたときに、零相変流器CTから波形が歪んだ検出
出力が発生した場合は次のように動作する。つまり図2
1(a)に示す波形整形回路1の出力波形は正の波形部
分のレベルが比較回路2の基準レベルL1 を2回超える
ため、時延回路4の出力は図21(b)に示すようにな
る。ここで2回目に基準レベルL1 を超える期間は短い
ため、時延回路4の対応する出力レベルはパルス発生回
路40の基準レベルL5 を超えられず、そのためパルス
発生回路40の出力は図21(d)に示すように一つと
なる。一方負の部分では、比較回路3の出力の巾は極短
いため、時延回路5の出力は図21(c)に示すように
パルス発生回路41の基準レベルL5 ’を超えるまでに
上昇せず、パルス発生回路41からは図21(e)に示
すように出力が発生しない。 従って論理和回路42の
出力は図21(f)に示すように一つとなり、カウンタ
43はリセットされる前にカウント値を3にカウントア
ップすることができず、雷サージの場合と同様に地絡検
出信号を出力しない。
【0052】
【発明の効果】本発明は、雷サージによる一過性の電流
によって発生する零相変流器の検出出力では誤って地絡
検出信号を発生させることはなく、また零相変流器の偏
り特性によってモータ起動時等に検出出力として歪み波
形が発生しても、この波形によっても地絡検出信号を誤
って発生させることが無く、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路構成図である。
【図2】同上の地絡検出動作時の動作説明用波形図であ
る。
【図3】同上の雷サージ発生時の動作説明用波形図であ
る。
【図4】同上の歪み波形発生時の動作説明用波形図であ
る。
【図5】本発明の実施例2の回路構成図である。
【図6】同上の地絡検出動作時の動作説明用波形図であ
る。
【図7】同上の雷サージ発生時の動作説明用波形図であ
る。
【図8】本発明の実施例3の回路構成図である。
【図9】同上の地絡検出動作時の動作説明用波形図であ
る。
【図10】同上の雷サージ発生時の動作説明用波形図で
ある。
【図11】同上の歪み波形発生時の動作説明用波形図で
ある。
【図12】本発明の実施例4の回路構成図である。
【図13】同上の地絡検出動作時の動作説明用波形図で
ある。
【図14】本発明の実施例5の回路構成図である。
【図15】同上の地絡検出動作時の動作説明用波形図で
ある。
【図16】同上の雷サージ発生時の動作説明用波形図で
ある。
【図17】同上の歪み波形発生時の動作説明用波形図で
ある。
【図18】本発明の実施例6の回路構成図である。
【図19】同上の地絡検出動作時の動作説明用波形図で
ある。
【図20】同上の雷サージ発生時の動作説明用波形図で
ある。
【図21】同上の歪み波形発生時の動作説明用波形図で
ある。
【符号の説明】
CT 零相変流器 1 波形整形回路 2 比較回路 3 比較回路 4 時延回路 5 時延回路 6 比較回路 7 比較回路 8 論理カウンタ 9 タイマ回路 10 タイマ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧永 仁 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電路の漏洩電流を検出する零相変流器
    と、この零相変流器の交番する検出出力の波形の1サイ
    クル分を検出した後次のサイクルの半波波形を連続して
    検出した際に地絡検出信号を発生する地絡検出手段とを
    備えたことを特徴とする地絡検出装置。
  2. 【請求項2】零相変流器の交番する検出出力の正側波形
    のレベルが基準レベル以上にあるとき出力を発生する正
    側比較手段と、上記検出出力の負側波形のレベルが基準
    レベル以上にあるとき出力を発生する負側比較手段と、
    両比較手段に夫々対応して設け、夫々の比較手段の出力
    を時延する正側、負側の各時延手段と、正側の時延手段
    の出力により動作可能状態にセットされ、このセットを
    行う正側の時延手段の出力を含めて、正、負、正の順で
    夫々の時延手段からの出力を一定時間内にカウントした
    とき地絡検出信号を発生する論理カウンタとからなる上
    記地絡検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の地絡検出装置。
  3. 【請求項3】零相変流器の交番する検出出力の正側波形
    のレベルが基準レベル以上にあるとき出力を発生する正
    側比較手段と、この正側比較手段の出力を時延する正側
    時延手段と、正側の時延手段の出力が入力した時点から
    一定時間出力を発生する第1タイマ手段と、この第1タ
    イマ手段の出力で動作可能となって、上記検出出力の負
    側波形のレベルが基準レベル以上にあるとき出力を発生
    する負側比較手段と、この負側比較手段の出力を時延す
    る負側時延手段と、この負側時延手段の出力が入力した
    時点から一定時間出力を発生する第2タイマ手段と、上
    記正側比較手段の出力若しくは正側の時延手段の出力
    と、第1、第2タイマ手段の各出力との論理積を取る論
    理積手段とからなり、この論理積手段の出力を地絡検出
    信号とする上記地絡検出手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の地絡検出装置。
  4. 【請求項4】零相変流器の交番する検出出力の正側波形
    のレベルが基準レベル以上にあるとき出力を発生する正
    側比較手段と、この正側比較手段の出力を時延する第1
    の正側時延手段と、第1の正側時延手段の出力と正側比
    較手段の反転出力との論理積を取る第1論理積手段と、
    この第1論理積手段の出力を時延する第2の正側時延手
    段と、この第2の正側時延手段の出力が入力した時点か
    ら一定時間出力を発生する第1タイマ手段と、上記零相
    変流器の検出出力の負側波形のレベルが基準レベル以上
    にあるとき出力を発生する負側比較手段と、この負側比
    較手段の出力を時延する負側時延手段と、この負側時延
    手段と上記第1タイマ手段の出力との論理積を取る第2
    の論理積手段と、この第2の論理積手段の出力が入力し
    た時点から一定時間出力を発生する第2タイマ手段と、
    この第2タイマ手段の出力と上記第1の正側時延手段の
    出力との論理積を取る第3の論理積手段とからなり、こ
    の第3の論理積手段の出力を地絡検出信号とする上記地
    絡検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の地
    絡検出装置。
  5. 【請求項5】零相変流器の交番する検出出力の正側波形
    のレベルが基準レベル以上にあるとき出力を発生する正
    側比較手段と、この正側比較手段の出力を時延する正側
    時延手段と、正側時延手段の出力レベルが一定以上ある
    期間に対応する巾のパルス信号を出力する第1パルス発
    生手段と、上記零相変流器の検出出力の負側波形のレベ
    ルが基準レベル以上にあるとき出力を発生する負側比較
    手段と、この負側比較手段の出力を時延する負側時延手
    段と、この負側時延手段の出力レベルが一定以上ある期
    間に対応する巾のパルス信号を出力する第2パルス発生
    手段と、両パルス発生手段の出力の論理和を取る論理和
    手段と、この論理和手段の出力をカウントして、3つ目
    の出力をカウントした時に地絡検出信号を発生するカウ
    ンタと、零相変流器の検出出力の半波を超え1サイクル
    以下に対応する時間だけ論理和手段の出力が継続した時
    カウンタをリセットするリセット手段とからなる上記地
    絡検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の地
    絡検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999060681A1 (de) * 1998-05-14 1999-11-25 Siemens Aktiengesellschaft Schutzschaltgerät
EP0963024A1 (de) * 1998-05-14 1999-12-08 Siemens Aktiengesellschaft Schutzschaltgeraet
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