JPH0613214U - 非接触式idコード読み取り装置 - Google Patents

非接触式idコード読み取り装置

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JPH0613214U
JPH0613214U JP5024292U JP5024292U JPH0613214U JP H0613214 U JPH0613214 U JP H0613214U JP 5024292 U JP5024292 U JP 5024292U JP 5024292 U JP5024292 U JP 5024292U JP H0613214 U JPH0613214 U JP H0613214U
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JP
Japan
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code
loop antenna
contact type
antenna
radio wave
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Application number
JP5024292U
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English (en)
Inventor
周史 粕谷
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Art Japan Co Ltd
Original Assignee
Art Japan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出入管理システムなどに用いられる非接触式
IDコード読み取り装置に関し、金属製壁面などに取り
付けた場合でも、従来のものに比べてIDコード記録媒
体の最大識別可能距離をより長くすることができるとと
もに、壁面に取付けた後のアンテナの同調点の再調整な
ども必要としない非接触式IDコード読み取り装置を提
供することを目的とする。 【構成】 壁面gに取付けられるループアンテナ1から
IDコードチェック用の電波を輻射し、該ループアンテ
ナにIDコード記録媒体bを接近させた時に生ずるアン
テナ電流の変化から該IDコード記録媒体のIDコード
を読み取るようにした非接触式IDコード読み取り装置
において、前記ループアンテナ1の背面側にフェライト
からなる板状の電波吸収体9を配設する。あるいはルー
プアンテナ裏面にフェライト材を直接塗布する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、出入管理システムなどに用いられる非接触式IDコード読み取り装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の非接触式IDコード読み取り装置としては、共振式のIDカードと組 み合わせた非接触式カードリーダが知られている。図5に、この従来の非接触式 カードリーダを用いて構成した出入管理システムを装備した出入口の斜視図を示 す。
【0003】 図5に示すように、出入管理システムは、部屋などの出入口壁面に取り付けた 非接触式カードリーダa、使用者に交付されたIDカードb、カードリーダaに よって開閉制御される電気ストライクc、扉dに取り付けられた錠eとから構成 されている。なお、錠eには、電気ストライクcと係合して扉dを施錠するデッ ドボルトfが備えられている。
【0004】 上記非接触式カードリーダaは、図6にその構造を示すように、内部にループ アンテナ1と制御部2とを備えており、これらを非金属製のカバー3で覆った上 で、壁面gに取り付けられている。なお、符号4はループアンテナ1の接続端子 を示す。
【0005】 図7に、上記非接触式カードリーダaと、これに用いるIDカードbの電気回 路を示す。カードリーダaの制御部2内には、図示を略したが、ループアンテナ 1に所定周波数の高周波電流を常時供給している高周波発振器と、ループアンテ ナ1に流れるアンテナ電流の変化からIDカードbのIDコードを検出するコー ド検出手段と、該検出されたIDコードと予め設定されているコードとが一致し た時に電気ストライクcに解錠信号を与えるコード比較手段が内蔵されている。 電気ストライクcはこの解錠信号によって駆動されて錠fのデッドボルトeとの 係合が解かれ、扉dを開閉可能に解錠する。
【0006】 一方、IDカードbは全体をプラスチックなどの合成樹脂で構成され、その内 部に、コイル5とキャパシタ6からなるLC共振回路7および制御部8が挟み込 まれている。LC共振回路7のコイル5とキャパシタ6の値は、カードリーダa のループアンテナ1から輻射される電波に共振するように設定されている。
【0007】 上記IDカードbの制御部8内には、図示を略したが、LC共振回路7に誘起 される高周波電流を整流して内蔵回路へ電源として供給する電源回路と、予め設 定された所定のIDコードに従ってLC共振回路7をオン・オフ制御するスイッ チング手段が設けられている。
【0008】 従来の出入管理システムは、上記のように構成されているので、入室しようと する者が所定のIDカードbをカードリーダaの前面にかざすと、IDカードb 内のLC共振回路7がループアンテナ1から輻射される電波に共振し、高周波電 流を誘起される。制御部8内の電源回路は、このLC共振回路7に誘起された高 周波電流を整流し、内蔵されている各回路へ電源として供給する。
【0009】 制御部8内のスイッチング手段はこの電源の供給を受けると作動開始し、予め 設定された所定のIDコード(識別番号)に従ってLC共振回路7をオン・オフ する。
【0010】 LC共振回路7がオン・オフされると、カードリーダaのループアンテナ1に 流れるアンテナ電流が変化する。制御部2内のコード検出手段は、このアンテナ 電流の変化からIDカードのIDコードを読み出す。
【0011】 そして、制御部2内のコード比較手段(図示せず)において、この検出された IDコードと予め設定されているコードとを比較し、両者のコードが一致した時 に電気ストライクcに解錠信号を出力する。
【0012】 電気ストライクcは、この解錠信号を受けて解錠方向に駆動され、錠fのデッ ドボルトeとの係合が外れて解錠し、扉fを開閉可能とする。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成になる従来の非接触式カードリーダを、金属製壁面あるい は鉄筋や金属パイプを埋め込まれた壁面に取り付けた場合、ループアンテナ1か ら前面側へ直接輻射される電波とループアンテナ背面の金属製壁面などからの反 射波とが干渉する。このため、非金属製の壁面に取り付けた場合に比べてループ アンテナ前方の電界強度が弱まり、IDカードの最大識別可能距離が短くなって しまうという欠点があった。
【0014】 さらに、この種のカードリーダのループアンテナから輻射されるIDコードチ ェック用の電波は、電波法でいういわゆる微弱電波であり、IDカードの最大識 別可能距離には自ずと限度がある。一方、IDカードの使用に際しては、いちい ちポケットなどから取り出すことなく、例えばIDカードを胸ポケットに入れた ままの状態でIDチェックできればより望ましい。このようなことを実現するに は、IDカードの最大識別可能距離はできるだけ長くする必要がある。
【0015】 本考案は上記した点に鑑み、金属製壁面などに取り付けた場合でも、従来のも のに比べてIDコード記録媒体の最大識別可能距離をより長くすることができる とともに、壁面に取付けた後のアンテナの同調点の再調整なども必要としない非 接触式IDコード読み取り装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、壁面に取付けられるループアンテナから IDコードチェック用の電波を輻射し、該ループアンテナにIDコード記録媒体 を接近させた時に生ずるアンテナ電流の変化から該IDコード記録媒体のIDコ ードを読み取るようにした非接触式IDコード読み取り装置において、前記ルー プアンテナの背面側にフェライトからなる電波吸収体を配設したものである。な お、前記電波吸収体としては、ループアンテナとは別体の板状体として設けても よいし、あるいはループアンテナ裏面にフェライト材を直接塗布し、ループアン テナと一体となったフェライト層として構成してもよい。
【0017】
【作用】
本考案になる非接触式IDコード読み取り装置は、ループアンテナの背面側に 位置してフェライトからなる電波吸収体を配設したので、ループアンテナの背面 側へ輻射される電波をフェライトからなる電波吸収体が吸収し、前方への反射波 がなくなる。したがって、金属製壁面などに取り付けた場合でも、従来のものに 比べてIDコード記録媒体の最大識別可能距離をより長くすることができる。
【0018】
【実施例】
図1および図2に本考案の第1の実施例を示す。 図1は非接触式カードリーダAの第1実施例の縦断面図、図2は図1中のII− II線断面図である。
【0019】 図1および図2において、1は矩形状のループアンテナ、2は制御回路、3は カバー、4はアンテナ接続端子である。なお、これら符号1〜4で示される部分 は、従来の非接触式カードリーダa(図6および図7)と同一の構成になる。し たがって、従来の非接触式カードリーダaと同一の部分には同一の符号を付し、 その説明は省略する。
【0020】 第1実施例の非接触式カードリーダAは、上記した従来の非接触式カードリー ダaと同様の構成において、矩形状のループアンテナ1の四辺部の背面に、電波 吸収体を構成するフェライト製の板状体9を配設したものである。
【0021】 このような構成とすることにより、ループアンテナ1からアンテナ背面に向け て輻射された電波f1 は、前記フェライト製の板状体9によって吸収される。し たがって、カードリーダの取り付けられる壁面gが、例え金属壁であったとして も、従来のような電波の反射はなくなる。
【0022】 このため、アンテナ前面側へ直接輻射される電波f2 と背面からの反射波との 干渉がなくなるので、ループアンテナ前方の電界強度が弱まることがなくなり、 従来のものに比べてIDカードの最大識別可能距離がより長くなる。
【0023】 上記第1実施例において、ループアンテナ1として、1辺19cmの矩形状ア ンテナを使用し、この矩形状アンテナに120KHzの高周波電流を流してIDカ ードのコードをチェックした時の最大識別可能距離の実測値の一例を示すと、 取り付け面が金属壁面でない場合 → 40cm 取り付け面が金属壁面の場合 → 35cm であった。これに対し、従来の非接触式カードリーダaでは、取り付け面が金属 壁面の場合、最大識別可能距離は25cmであり、IDカードの最大識別可能距 離が長くなることが確認された。
【0024】 また、ループアンテナ1と壁面gとの間の漂遊容量が小さくなるため、アンテ ナ取付後にループアンテナ1の同調点の再調整を行なう必要がなくなった。
【0025】 なお、上記第1実施例では、コスト低減を図るために、フェライト製の板状体 9を矩形状のループアンテナ1の四辺の直線部分にのみ配設したが、ループアン テナ1の背面全面を覆って配設してもよいことは勿論である。背面全面にわたっ て配設すれば電波吸収特性はより向上する。
【0026】 図3および図4に本考案の第2実施例を示す。 図3は非接触式カードリーダAの第2実施例の縦断面図、図4は図3中のIV− IV線断面図である。
【0027】 この第2実施例の非接触式カードリーダAは、ループアンテナ1の裏面にフェ ライト材を直接塗布することにより、電波吸収用のフェライト層10を形成した ものである。他の部分の構成と作用は第1実施例のものと同様であるので、その 説明は省略する。
【0028】 なお、上記第1および第2実施例においては、IDコード記録媒体として、I Dカードを採用した場合について例示したが、IDコード記録媒体はこれに限ら れるのではなく、例えば、鍵のつまみ部にLC共振回路7と制御部8を埋め込み 、鍵自体をIDコード記録媒体として利用することもできる。
【0029】
【考案の効果】
上記したように、本考案の非接触式IDコード読み取り装置よるときは、ルー プアンテナの背面側に位置してフェライトからなる電波吸収体を配設したので、 金属製壁面などに取り付けた場合でも、従来のものに比べてIDコード記録媒体 の最大識別可能距離をより長くすることができる。
【0030】 また、本考案の非接触式IDコード読み取り装置よるときは、ループアンテナ と壁面との間の漂遊容量が小さくなるので、壁面への取付後にアンテナの同調点 の再調整などを行なう必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる非接触式カードリーダの第1実施
例の縦断面図である。
【図2】図1中のII−II線断面図である。
【図3】本考案になる非接触式カードリーダの第2実施
例の縦断面図である。
【図4】図1中のIV−IV線断面図である。
【図5】従来の非接触式カードリーダを用いて構成した
出入管理システムを装備した出入口の斜視図である。
【図6】従来の非接触式カードリーダの縦断面図であ
る。
【図7】従来の非接触式カードリーダの電気回路のブロ
ック図である。
【符号の説明】
A 非接触式カードリーダ b IDカード 1 ループアンテナ 2 制御部 3 カバー 7 LC共振回路 8 制御部 9 フェライト製の板上体 10 塗布されたフェライト層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に取付けられるループアンテナから
    IDコードチェック用の電波を輻射し、該ループアンテ
    ナにIDコード記録媒体を接近させた時に生ずるアンテ
    ナ電流の変化から該IDコード記録媒体のIDコードを
    読み取るようにした非接触式IDコード読み取り装置に
    おいて、 前記ループアンテナの背面側にフェライトからなる電波
    吸収体を配設したことを特徴とする非接触式IDコード
    読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記電波吸収体がループアンテナとは別
    体の板状体からなることを特徴とする請求項1記載の非
    接触式IDコード読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記電波吸収体がループアンテナ裏面に
    直接塗布したフェライト層からなることを特徴とする請
    求項1記載の非接触式IDコード読み取り装置。
JP5024292U 1992-07-17 1992-07-17 非接触式idコード読み取り装置 Pending JPH0613214U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007034396A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 非接触icカードリーダ装置
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Date Code Title Description
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Effective date: 19990302