JPH061259Y2 - シ−ラ−塗布装置 - Google Patents
シ−ラ−塗布装置Info
- Publication number
- JPH061259Y2 JPH061259Y2 JP1987114637U JP11463787U JPH061259Y2 JP H061259 Y2 JPH061259 Y2 JP H061259Y2 JP 1987114637 U JP1987114637 U JP 1987114637U JP 11463787 U JP11463787 U JP 11463787U JP H061259 Y2 JPH061259 Y2 JP H061259Y2
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- sealer
- valve
- trigger
- limit switch
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Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、流動性を有するシール剤(以下、シーラーと
いう。)をノズルから射出して被シール面に塗布するシ
ーラー塗布装置の改良に関する。
いう。)をノズルから射出して被シール面に塗布するシ
ーラー塗布装置の改良に関する。
《従来の技術》 自動車の車体パネルの継目部分や重ね合わせ部分などに
は、防水のためにシーラーが塗布されている。このシー
ラーは従来例えば第5図または、特開昭55−9726
9号公報に示すようなピストル型のシーラー塗布装置1
によつて被シール面に塗布されている。第5図のシーラ
ー塗布装置1を詳しく説明すると、装置1の銃口部に相
当する部分に第1チャンバ2と第2チャンバ3が形成さ
れ、この第2チャンバ3の先端側にシーラー塗布ノズル
4が配設されている。一方、銃把部に相当する握部5内
には通路6が形成され、この通路6の一端が上記第1チ
ャンバ2に接続され、また通路6の他端は握部5下端の
コネクタ部7に接続されている。コネクタ部7は供給通
路8とポンプ9を介してシーラー貯溜タンク10に接続
され、ポンプ9の駆動によりシーラーが第1チャンバ2
に圧送されるようになつている。
は、防水のためにシーラーが塗布されている。このシー
ラーは従来例えば第5図または、特開昭55−9726
9号公報に示すようなピストル型のシーラー塗布装置1
によつて被シール面に塗布されている。第5図のシーラ
ー塗布装置1を詳しく説明すると、装置1の銃口部に相
当する部分に第1チャンバ2と第2チャンバ3が形成さ
れ、この第2チャンバ3の先端側にシーラー塗布ノズル
4が配設されている。一方、銃把部に相当する握部5内
には通路6が形成され、この通路6の一端が上記第1チ
ャンバ2に接続され、また通路6の他端は握部5下端の
コネクタ部7に接続されている。コネクタ部7は供給通
路8とポンプ9を介してシーラー貯溜タンク10に接続
され、ポンプ9の駆動によりシーラーが第1チャンバ2
に圧送されるようになつている。
上記第1チャンバ2と第2チャンバ3は小孔13を介し
て互いに連通可能に構成されているが、この小孔13は
常時はロッド14の一端に形成されたニードル弁15に
て閉塞されている。すなわちロッド14の他端にばね受
座16が形成され、このばね受座16に作用する圧縮ば
ね17の付勢力によってロッド14ないしニードル弁1
5が閉塞方向に付勢され、小孔13が常時は閉塞されて
いる。上記ニードル弁15は、装置1の引金に相当する
位置に配設されたトリガ18によって開閉操作できるよ
うになっている。このトリガ18は、支点ピン19を中
心として第5図で矢印a方向および矢印b方向に回動可
能に構成され、トリガ18の上端部18aは中継ピン2
0を介してロッド14のばね受座16に当接している。
従ってトリガ18を握って第5図で矢印a方向に回動操
作すると、ロッド14が圧縮ばね17に抗して矢印c方
向に後退して小孔13が開放され、ノズル4からシーラ
ー21が射出される。この反対にトリガ18を握る力を
除去して第5図で矢印b方向に回動操作すると、ロッド
14が圧縮ばね17の力で矢印d方向に前進して小孔が
閉塞され、シーラー21の射出が停止される。
て互いに連通可能に構成されているが、この小孔13は
常時はロッド14の一端に形成されたニードル弁15に
て閉塞されている。すなわちロッド14の他端にばね受
座16が形成され、このばね受座16に作用する圧縮ば
ね17の付勢力によってロッド14ないしニードル弁1
5が閉塞方向に付勢され、小孔13が常時は閉塞されて
いる。上記ニードル弁15は、装置1の引金に相当する
位置に配設されたトリガ18によって開閉操作できるよ
うになっている。このトリガ18は、支点ピン19を中
心として第5図で矢印a方向および矢印b方向に回動可
能に構成され、トリガ18の上端部18aは中継ピン2
0を介してロッド14のばね受座16に当接している。
従ってトリガ18を握って第5図で矢印a方向に回動操
作すると、ロッド14が圧縮ばね17に抗して矢印c方
向に後退して小孔13が開放され、ノズル4からシーラ
ー21が射出される。この反対にトリガ18を握る力を
除去して第5図で矢印b方向に回動操作すると、ロッド
14が圧縮ばね17の力で矢印d方向に前進して小孔が
閉塞され、シーラー21の射出が停止される。
《考案が解決しようとする問題点》 従来のシーラー塗布装置1は上述の如く構成されてなる
が、この装置には次のような問題点が指摘されている。
すなわち、第1チャンバ2には高圧(例えば50〜60
kgf/cm2)のシーラー21が常時充填されているため、
この圧力によってニードル弁15ないしロッド14が第
5図で矢印c方向におされる。従ってニードル弁15を
確実に閉塞しておくためには、圧縮ばね17のセット力
を上記ロッド14を押す力よりもかなり大きくしておく
必要がある。しかし、このように圧縮ばね17のセット
力を大きくしておくと、トリガ18の操作がきつくな
り、作業者の疲労が大となる。
が、この装置には次のような問題点が指摘されている。
すなわち、第1チャンバ2には高圧(例えば50〜60
kgf/cm2)のシーラー21が常時充填されているため、
この圧力によってニードル弁15ないしロッド14が第
5図で矢印c方向におされる。従ってニードル弁15を
確実に閉塞しておくためには、圧縮ばね17のセット力
を上記ロッド14を押す力よりもかなり大きくしておく
必要がある。しかし、このように圧縮ばね17のセット
力を大きくしておくと、トリガ18の操作がきつくな
り、作業者の疲労が大となる。
本考案は上述した問題点を有効に解決すべく創案するに
至ったものであって、その目的はトリガ操作が楽なシー
ラー塗布装置を提供することにある。
至ったものであって、その目的はトリガ操作が楽なシー
ラー塗布装置を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 上述した問題点を解決するために本考案は、シーラー圧
送手段が通路を通じてシーラー塗布ノズルに接続される
とともに、上記通路に配設したニードル弁式開閉弁の弁
体が握部に設けたトリガの手動操作によつて開閉可能に
構成され、かつ上記弁体が付勢手段によって常時閉塞方
向に付勢されたシーラー塗布装置において、上記握部に
上記シーラー圧送手段の作動制御を行うリミットスイッ
チを設けると共に、上記トリガに、上記弁体が所定の開
放位置に移動されると上記リミットスイッチに当接する
バネ片を設け、かつ上記トリガには、上記バネ片が上記
リミットスイッチに当接する上記所定の開放位置を調節
する調整ネジを設け、上記弁体が上記開放位置よりも開
放側に移動したとき上記シーラー圧送手段を作動させる
とともに、上記弁体が上記開放位置よりも閉塞側に移動
したとき上記シーラー圧送手段を停止させるように構成
したことを特徴とする。
送手段が通路を通じてシーラー塗布ノズルに接続される
とともに、上記通路に配設したニードル弁式開閉弁の弁
体が握部に設けたトリガの手動操作によつて開閉可能に
構成され、かつ上記弁体が付勢手段によって常時閉塞方
向に付勢されたシーラー塗布装置において、上記握部に
上記シーラー圧送手段の作動制御を行うリミットスイッ
チを設けると共に、上記トリガに、上記弁体が所定の開
放位置に移動されると上記リミットスイッチに当接する
バネ片を設け、かつ上記トリガには、上記バネ片が上記
リミットスイッチに当接する上記所定の開放位置を調節
する調整ネジを設け、上記弁体が上記開放位置よりも開
放側に移動したとき上記シーラー圧送手段を作動させる
とともに、上記弁体が上記開放位置よりも閉塞側に移動
したとき上記シーラー圧送手段を停止させるように構成
したことを特徴とする。
《作用》 上述の如く構成したシーラー塗布装置においては、シー
ラーの射出を停止するにあたって、トリガを戻して弁体
を閉塞させていくと、弁体が所定の開放位置まで移動し
たときにバネ片とリミットスイッチとの当接が解除され
てシーラー圧送手段の作動が停止されるので、弁体が完
全に閉塞するまでの間にシーラーが残圧によりノズルか
ら射出され、これに伴って弁体周囲のシーラー圧力が低
下し、弁体が完全に閉塞したときの弁体周囲の圧力を従
来に比べて大幅に低くすることができ、これによつて弁
体を常時閉塞方向に付勢している付勢手段の付勢力を弱
めても弁体の閉塞力維持にはまったく支障がなくなり、
従って手動操作部材を操作して弁体を上記付勢手段の付
勢力に抗して開放するときの操作力を軽減することが可
能になる。また、トリガに設けた調整ネジを操作して、
トリガの操作量に対するリミットスイッチの作動時期を
調節することにより、シーラー圧送手段の作動停止タイ
ミングすなわち弁体の所定の開放位置を任意に調節する
ことができる。
ラーの射出を停止するにあたって、トリガを戻して弁体
を閉塞させていくと、弁体が所定の開放位置まで移動し
たときにバネ片とリミットスイッチとの当接が解除され
てシーラー圧送手段の作動が停止されるので、弁体が完
全に閉塞するまでの間にシーラーが残圧によりノズルか
ら射出され、これに伴って弁体周囲のシーラー圧力が低
下し、弁体が完全に閉塞したときの弁体周囲の圧力を従
来に比べて大幅に低くすることができ、これによつて弁
体を常時閉塞方向に付勢している付勢手段の付勢力を弱
めても弁体の閉塞力維持にはまったく支障がなくなり、
従って手動操作部材を操作して弁体を上記付勢手段の付
勢力に抗して開放するときの操作力を軽減することが可
能になる。また、トリガに設けた調整ネジを操作して、
トリガの操作量に対するリミットスイッチの作動時期を
調節することにより、シーラー圧送手段の作動停止タイ
ミングすなわち弁体の所定の開放位置を任意に調節する
ことができる。
《実施例》 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は本考案に係るシーラー塗布装置24の一部切欠側
面である。この塗布装置24が第5図に示す従来のもの
と異なる点は、握部5に検出手段としてのリミットス
イッチ25をトリガ18に取付けたばね片26でON−
OFF操作するようにしたこと、圧縮ばね17を従来
のものよりも弱いセット力としたこと、第4図に示す
如くシーラー供給通路8に空圧作動弁27を配設し、こ
の空圧作動弁27を上記リミットスイッチ25で作動制
御するようにしたこと、トリガに設けた調整ネジ30
でリミットスイッチ25のON−OFFタイミングとニ
ードル弁15の開放度との関係を調節可能にしたこと、
である。
1図は本考案に係るシーラー塗布装置24の一部切欠側
面である。この塗布装置24が第5図に示す従来のもの
と異なる点は、握部5に検出手段としてのリミットス
イッチ25をトリガ18に取付けたばね片26でON−
OFF操作するようにしたこと、圧縮ばね17を従来
のものよりも弱いセット力としたこと、第4図に示す
如くシーラー供給通路8に空圧作動弁27を配設し、こ
の空圧作動弁27を上記リミットスイッチ25で作動制
御するようにしたこと、トリガに設けた調整ネジ30
でリミットスイッチ25のON−OFFタイミングとニ
ードル弁15の開放度との関係を調節可能にしたこと、
である。
詳しくは、リミットスイッチ25の作動突起28は握部
5の前面壁5aに突出し、この作動突起28のやや上方
の前面壁5aにばね片26の先端部26aが圧接してい
る。ばね片26の基端部26bは2本のビス29にて手
動作動部材としてのトリガ18に固定され、またこの固
定個所によりやや上方のばね片26の中間部26cは調
整ネジ30の先端と当接している。この調整ネジ30は
ばね片26の先端部26aの位置を第1図で矢印e方向
に調整するためのものであつて、調整ねじ30を締付け
ると先端部26aが下方に移動し、この反対に調整ねじ
30を緩めると先端部26aが上方に移動するように構
成されている。
5の前面壁5aに突出し、この作動突起28のやや上方
の前面壁5aにばね片26の先端部26aが圧接してい
る。ばね片26の基端部26bは2本のビス29にて手
動作動部材としてのトリガ18に固定され、またこの固
定個所によりやや上方のばね片26の中間部26cは調
整ネジ30の先端と当接している。この調整ネジ30は
ばね片26の先端部26aの位置を第1図で矢印e方向
に調整するためのものであつて、調整ねじ30を締付け
ると先端部26aが下方に移動し、この反対に調整ねじ
30を緩めると先端部26aが上方に移動するように構
成されている。
リミットスイッチ25のON−OFFのタイミングと開
閉弁の弁体としてのニードル弁15の開放度との関係
は、ニードル弁15がやや開放したときにリミットスイ
ッチ25がONに成るようにされており、この調整は上
記調整ねじ30により成されている。
閉弁の弁体としてのニードル弁15の開放度との関係
は、ニードル弁15がやや開放したときにリミットスイ
ッチ25がONに成るようにされており、この調整は上
記調整ねじ30により成されている。
なおトリガ18、中継ピン20及びロッド14の相互関
係は従来と同様であるが、さらに詳しくは第2図及び第
3図に示す如くトリガ18の上端部18aが二股になっ
ており、この一対の上端部18aとロッド14のばね受
座16との間に一対の中継ピン20が摺動自在に配設さ
れている。
係は従来と同様であるが、さらに詳しくは第2図及び第
3図に示す如くトリガ18の上端部18aが二股になっ
ており、この一対の上端部18aとロッド14のばね受
座16との間に一対の中継ピン20が摺動自在に配設さ
れている。
次に空圧作動弁27を第4図に基づいて説明する。同図
は共通のシーラー供給源に複数のシーラー塗布装置24
を接続した実際的な実施例を示したものであつて、主供
給通路31から分岐した各供給通路8に空圧作動弁27
がそれぞれ配設されている。これら空圧作動弁27はそ
れぞれ変換器32及び空気通路34を介してエアタンク
33と接続されており、変換器32にリミットスイッチ
25のON信号が入力されるとエアタンク33の圧力が
空圧作動弁27に作用して同作動弁27を開放し、また
変換器32にリミットスイッチ25のOFF信号が入力
されると空圧作動弁27内の圧縮空気が変換器32から
外部へ排出されて同作動弁27を閉塞するように構成さ
れている。なお、空圧作動弁27はできるだけシーラー
塗布装置24に近付けて配設する方が第1チャンバ2内
のシーラー21残圧を速やかに解消する上で好ましい。
は共通のシーラー供給源に複数のシーラー塗布装置24
を接続した実際的な実施例を示したものであつて、主供
給通路31から分岐した各供給通路8に空圧作動弁27
がそれぞれ配設されている。これら空圧作動弁27はそ
れぞれ変換器32及び空気通路34を介してエアタンク
33と接続されており、変換器32にリミットスイッチ
25のON信号が入力されるとエアタンク33の圧力が
空圧作動弁27に作用して同作動弁27を開放し、また
変換器32にリミットスイッチ25のOFF信号が入力
されると空圧作動弁27内の圧縮空気が変換器32から
外部へ排出されて同作動弁27を閉塞するように構成さ
れている。なお、空圧作動弁27はできるだけシーラー
塗布装置24に近付けて配設する方が第1チャンバ2内
のシーラー21残圧を速やかに解消する上で好ましい。
シーラー塗布装置24は上述の如く構成されてなり、ト
リガ18を引いてニードル弁15をやや開放していわゆ
る半開状態にすると、リミットスイッチ25の作動突起
28がばね片26の先端部26aに押圧されて同スイッ
チ25がONになる。スイッチ25がONになると、こ
のON信号が変換器32に入力され、エアタンク33の
圧力が空圧作動弁27に作用して同作動弁27を開放す
る。空圧作動弁27が開放すると供給通路28を通して
シーラー塗布装置24の第1チャンバ2にシーラー21
が圧送され、このシーラー21は小孔13を通って第2
チャンバ3に流れ、ノズル4から外部に射出される。
リガ18を引いてニードル弁15をやや開放していわゆ
る半開状態にすると、リミットスイッチ25の作動突起
28がばね片26の先端部26aに押圧されて同スイッ
チ25がONになる。スイッチ25がONになると、こ
のON信号が変換器32に入力され、エアタンク33の
圧力が空圧作動弁27に作用して同作動弁27を開放す
る。空圧作動弁27が開放すると供給通路28を通して
シーラー塗布装置24の第1チャンバ2にシーラー21
が圧送され、このシーラー21は小孔13を通って第2
チャンバ3に流れ、ノズル4から外部に射出される。
このようにリミットスイッチ25がONになっている間
は第1チャンバ2にシーラー21が圧送されているの
で、トリガ18の引き加減でシーラー21の射出量を自
在に調整することができる。
は第1チャンバ2にシーラー21が圧送されているの
で、トリガ18の引き加減でシーラー21の射出量を自
在に調整することができる。
次にトリガ18を戻していってニードル弁15が半開状
態になると、ばね片26の先端部26aがリミットスイ
ッチ25の作動突起28から外れて同スイッチ25がO
FFになる。スイッチ25がOFFになるとこのOFF
信号が変換器32に入力され、空圧作動弁27内の圧縮
空気が変換器32の大気弁から外部に排出されて同作動
弁27が閉塞する。空圧作動弁27が閉塞するとシーラ
ー塗布装置24の第1チャンバ2に対するシーラー21
の供給が停止する。しかし、このときはまだニードル弁
15が半開状態になっているので、第1チャンバ2内の
シーラー21は小孔13及び第2チャンバ3を通ってノ
ズル4から外部に流出し、この結果ニードル弁15が完
全に閉塞するまでに第1チャンバ2内のシーラー21圧
力がほぼ大気圧まで低下する。
態になると、ばね片26の先端部26aがリミットスイ
ッチ25の作動突起28から外れて同スイッチ25がO
FFになる。スイッチ25がOFFになるとこのOFF
信号が変換器32に入力され、空圧作動弁27内の圧縮
空気が変換器32の大気弁から外部に排出されて同作動
弁27が閉塞する。空圧作動弁27が閉塞するとシーラ
ー塗布装置24の第1チャンバ2に対するシーラー21
の供給が停止する。しかし、このときはまだニードル弁
15が半開状態になっているので、第1チャンバ2内の
シーラー21は小孔13及び第2チャンバ3を通ってノ
ズル4から外部に流出し、この結果ニードル弁15が完
全に閉塞するまでに第1チャンバ2内のシーラー21圧
力がほぼ大気圧まで低下する。
このように第1チャンバ2内のシーラー圧力がほぼ0に
なると、ロッド14を後退方向(第1図で左方向)に押
す力がほとんどなくなり、圧縮ばね17の付勢力がニー
ドル弁15の閉塞力として直接かつ有効に作用し、従っ
て圧縮ばね17のセット力を比較的弱くしてもシーラー
21がノズル4から自然に流出するようなおそれはまっ
たくない。また、圧縮ばね17のセット力を弱くすると
トリガ18を引く力が小さくてすみ、作業者の労働疲労
を軽減することができる。
なると、ロッド14を後退方向(第1図で左方向)に押
す力がほとんどなくなり、圧縮ばね17の付勢力がニー
ドル弁15の閉塞力として直接かつ有効に作用し、従っ
て圧縮ばね17のセット力を比較的弱くしてもシーラー
21がノズル4から自然に流出するようなおそれはまっ
たくない。また、圧縮ばね17のセット力を弱くすると
トリガ18を引く力が小さくてすみ、作業者の労働疲労
を軽減することができる。
なお、リミットスイッチ25等の電気系が故障した場合
のことを考慮して、圧縮ばね17のセット力をばね押え
35の調節で増加できるようにするとともに、空圧作動
弁27を手動で開放状態にロックできるようにしておけ
ば、万一リミットスイッチ25等が故障してもいちいち
製造ラインを停止させずにすみ、操業の安定性を向上さ
せる上で有益である。
のことを考慮して、圧縮ばね17のセット力をばね押え
35の調節で増加できるようにするとともに、空圧作動
弁27を手動で開放状態にロックできるようにしておけ
ば、万一リミットスイッチ25等が故障してもいちいち
製造ラインを停止させずにすみ、操業の安定性を向上さ
せる上で有益である。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は上
記実施例に限定されることはなく種々の変形が可能であ
る。例えば上記実施例では空圧作動弁27によりシーラ
ー21の供給および供給停止を行なうようにしたが、こ
の空圧作動弁は電磁作動弁に置換えてもよいし、また各
シーラー塗装装置24に専用のポンプ9を接続する場合
は、このポンプ9をリミットスイッチ25でON−OF
F制御するようにしてもよい。すなわちリミットスイッ
チ25でシーラー圧送手段を作動ないし停止させるよう
にすればよいのである。
記実施例に限定されることはなく種々の変形が可能であ
る。例えば上記実施例では空圧作動弁27によりシーラ
ー21の供給および供給停止を行なうようにしたが、こ
の空圧作動弁は電磁作動弁に置換えてもよいし、また各
シーラー塗装装置24に専用のポンプ9を接続する場合
は、このポンプ9をリミットスイッチ25でON−OF
F制御するようにしてもよい。すなわちリミットスイッ
チ25でシーラー圧送手段を作動ないし停止させるよう
にすればよいのである。
また上記リミットスイッチ25はニードル弁15が所定
の開放位置に移動したか否かをトリガ18の引き具合で
間接的に検出しているのであるから、場合によってはニ
ードル弁ないしロッド14の位置を直接的に検出するセ
ンサをリミットスイッチ25に代えて採用することも可
能である。
の開放位置に移動したか否かをトリガ18の引き具合で
間接的に検出しているのであるから、場合によってはニ
ードル弁ないしロッド14の位置を直接的に検出するセ
ンサをリミットスイッチ25に代えて採用することも可
能である。
また更に、上記実施例では小孔13を開閉するためにニ
ードル弁15を用いたが、その他の弁を用いてもよいこ
とは勿論であり、トリガの引き加減によって連続的に開
放度を調節できる弁であればその種類は問題ではない。
ードル弁15を用いたが、その他の弁を用いてもよいこ
とは勿論であり、トリガの引き加減によって連続的に開
放度を調節できる弁であればその種類は問題ではない。
《考案の効果》 本考案は上述の如く、シーラー圧送手段からシーラー塗
布ノズルに至る通路に配設したニードル弁式開閉弁の弁
体が所定の開放位置に移動したしたことを、トリガに設
けたバネ片が握部に設けたリミットスイッチをON−O
FF作動させることで検出し、弁体が上記開放位置より
も開放側に移動したときシーラー圧送手段を作動させる
とともに、弁体が上記開放位置よりも閉塞側に移動した
ときシーラー圧送手段を停止させるようにしているの
で、弁体を完全に閉塞する前に通路内のシーラーをシー
ラー塗布ノズルから外部へ流出させて同通路内のシーラ
ー圧力を低下させることができ、これにより弁体閉塞時
に同弁体が受ける圧力を低減させることができるから、
同弁体を常時閉塞方向に付勢する付勢手段の付勢力を弁
体の閉塞力として有効に作用せることができ、従って上
記付勢力の大きさを小さくしても弁体の閉塞としては充
分であり、この結果弁体を開閉操作する手動操作部材の
開放時操作力を大幅に軽減することが可能になり、作業
者の疲労の緩和と作業環境の向上を図ることができる。
また、トリガに設けた調整ネジを操作して、トリガの操
作量に対するリミットスイッチの作動時期を調節するこ
とにより、シーラー圧送手段の作動停止タイミングすな
わち弁体の所定の開放位置を任意に調節することができ
る。
布ノズルに至る通路に配設したニードル弁式開閉弁の弁
体が所定の開放位置に移動したしたことを、トリガに設
けたバネ片が握部に設けたリミットスイッチをON−O
FF作動させることで検出し、弁体が上記開放位置より
も開放側に移動したときシーラー圧送手段を作動させる
とともに、弁体が上記開放位置よりも閉塞側に移動した
ときシーラー圧送手段を停止させるようにしているの
で、弁体を完全に閉塞する前に通路内のシーラーをシー
ラー塗布ノズルから外部へ流出させて同通路内のシーラ
ー圧力を低下させることができ、これにより弁体閉塞時
に同弁体が受ける圧力を低減させることができるから、
同弁体を常時閉塞方向に付勢する付勢手段の付勢力を弁
体の閉塞力として有効に作用せることができ、従って上
記付勢力の大きさを小さくしても弁体の閉塞としては充
分であり、この結果弁体を開閉操作する手動操作部材の
開放時操作力を大幅に軽減することが可能になり、作業
者の疲労の緩和と作業環境の向上を図ることができる。
また、トリガに設けた調整ネジを操作して、トリガの操
作量に対するリミットスイッチの作動時期を調節するこ
とにより、シーラー圧送手段の作動停止タイミングすな
わち弁体の所定の開放位置を任意に調節することができ
る。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示したものであっ
て、第1図はシーラー塗布装置の一部切欠側面図、第2
図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は第1図
のIII−III線矢視断面図、第4図はシーラー供給
系の配管構成図、第5図は従来のシーラー塗布装置の第
1図と同様の側面図である。 4……シーラー塗布ノズル 6……通路 14……ロッド 15……ニードル弁(弁体) 17……圧縮ばね(付勢手段) 18……トリガ(手動操作部材) 20……中継ピン 24……シーラー塗布装置 25……リミットスイッチ(検出手段) 26……ばね片 27……空圧作動弁(シーラー圧送手段) 28……作動突起 32……変換器 33……エアタンク
て、第1図はシーラー塗布装置の一部切欠側面図、第2
図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は第1図
のIII−III線矢視断面図、第4図はシーラー供給
系の配管構成図、第5図は従来のシーラー塗布装置の第
1図と同様の側面図である。 4……シーラー塗布ノズル 6……通路 14……ロッド 15……ニードル弁(弁体) 17……圧縮ばね(付勢手段) 18……トリガ(手動操作部材) 20……中継ピン 24……シーラー塗布装置 25……リミットスイッチ(検出手段) 26……ばね片 27……空圧作動弁(シーラー圧送手段) 28……作動突起 32……変換器 33……エアタンク
Claims (1)
- 【請求項1】シーラー圧送手段が通路を通じてシーラー
塗布ノズルに接続されるとともに、上記通路に配設した
ニードル弁式開閉弁の弁体が握部に設けたトリガの手動
操作によつて開閉可能に構成され、かつ上記弁体が付勢
手段によって常時閉塞方向に付勢されたシーラー塗布装
置において、 上記握部に上記シーラー圧送手段の作動制御を行うリミ
ットスイッチを設けると共に、 上記トリガに、上記弁体が所定の開放位置に移動される
と上記リミットスイッチに当接するバネ片を設け、 かつ上記トリガには、上記バネ片が上記リミットスイッ
チに当接する上記所定の開放位置を調節する調整ネジを
設け、 上記弁体が上記開放位置よりも開放側に移動したとき上
記シーラー圧送手段を作動させるとともに、上記弁体が
上記開放位置よりも閉塞側に移動したとき上記シーラー
圧送手段を停止させるように構成したことを特徴とする
シーラー塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987114637U JPH061259Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | シ−ラ−塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987114637U JPH061259Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | シ−ラ−塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421769U JPS6421769U (ja) | 1989-02-03 |
JPH061259Y2 true JPH061259Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31355567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987114637U Expired - Lifetime JPH061259Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | シ−ラ−塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061259Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2009308070B2 (en) | 2008-10-22 | 2015-08-20 | Graco Minnesota Inc. | Portable airless sprayer |
US9545643B2 (en) | 2008-10-22 | 2017-01-17 | Graco Minnesota Inc. | Portable airless sprayer |
EP3774069A1 (en) | 2018-04-10 | 2021-02-17 | Graco Minnesota Inc. | Handheld airless sprayer for paints and other coatings |
US20220234062A1 (en) | 2019-05-31 | 2022-07-28 | Graco Minnesota Inc. | Handheld fluid sprayer |
US10968903B1 (en) | 2020-06-04 | 2021-04-06 | Graco Minnesota Inc. | Handheld sanitary fluid sprayer having resilient polymer pump cylinder |
US10926275B1 (en) | 2020-06-25 | 2021-02-23 | Graco Minnesota Inc. | Electrostatic handheld sprayer |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61143675U (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-04 |
-
1987
- 1987-07-28 JP JP1987114637U patent/JPH061259Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421769U (ja) | 1989-02-03 |
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