JPH06124375A - 電子監視システム - Google Patents

電子監視システム

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JPH06124375A
JPH06124375A JP5167353A JP16735393A JPH06124375A JP H06124375 A JPH06124375 A JP H06124375A JP 5167353 A JP5167353 A JP 5167353A JP 16735393 A JP16735393 A JP 16735393A JP H06124375 A JPH06124375 A JP H06124375A
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JP
Japan
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signal
transmitter
inmate
signals
detainee
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Pending
Application number
JP5167353A
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English (en)
Inventor
Neal R Anderson
ニール・ロバート・アンダーソン
John E Bjornholt
ジョン・エドワード・ビョルンホルト
Philip J Boyle
フィリップ・ジョン・ボイル
Hugh R Malone
ヒュー・ロバート・マローン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Motorola Inc filed Critical Motorola Inc
Publication of JPH06124375A publication Critical patent/JPH06124375A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B21/00Alarms responsive to a single specified undesired or abnormal condition and not otherwise provided for
    • G08B21/18Status alarms
    • G08B21/22Status alarms responsive to presence or absence of persons
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C1/00Registering, indicating or recording the time of events or elapsed time, e.g. time-recorders for work people
    • G07C1/20Checking timed patrols, e.g. of watchman
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/20Individual registration on entry or exit involving the use of a pass
    • G07C9/28Individual registration on entry or exit involving the use of a pass the pass enabling tracking or indicating presence

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施設に収容された非常に多くの被収容者を監
視する電子監視システム10を提供する。 【構成】 各被収容者は、所定の期間内のランダムな時
間においてRF信号18を放送する送信機を装着する。
既知の場所に配置された基準送信機16は、局所的な送
信偏差やシステム偏差を考慮するように校正を行なう。
送信信号18は共通の符号と、個々の送信機12に特有
の符号とを含む。既知の場所に配置された複数の受信機
22は、この信号18を受信する。複数の受信機22に
おける被収容者送信機14および基準送信機の信号18
の相対的着信時間を用いて、送信機14の位置を判定す
る。送信機14は、間欠的な音響信号15を放送しても
よく、この信号15は送信機16上の検出器17によっ
て検出され、この送信機16は信号15を受信したこと
を示すタグ付きRF信号18を送信する。システム10
は、更新した被収容者人口及び位置を毎秒与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の位置における所
定の集団を監視する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】監獄,病院,農場,倉庫および制御され
た集団を有する他の場所などさまざまな施設において動
物,対象,囚人,患者,サービスおよびサポート・パー
ソネルおよび/または看守または警備員の所在および身
元を管理できることが必要とされている。表現の便宜
上、「被収容者(inmate)」という言葉は、所定の場所で
監視される対象,人物または動物の集団の一員を表すも
のとする。
【0003】監視される被収容者は、監獄,倉庫または
農場のように不本意ながら監禁される場合もあれば、看
守や、サポート・パーソネルや病院の患者や医療スタッ
フおよび他の施設に関する被収容者のように自発的に監
禁される場合もある。説明の便宜上、以下の説明では監
獄の例を用いるが、本明細書で説明する問題およびその
解決方法は他の被収容者の集団や施設についても同様に
適用されることが当業者に理解される。
【0004】このような多くの施設では、被収容者のリ
アルタイムな所在管理(inventory accounting),位置記
録および状態監視が必要とされる場合が多い。一般に、
実際の全被収容者数が予定数と等しいことを把握するの
みならず、特定の被収容者の所在、すなわち各被収容者
が適切な場所にいることを把握することが重要である。
また、被収容者の状態に関する別の情報を把握すること
が重要な場合もある。例えば、(1)被収容者が囚人や
動物の場合、生命兆候があるかどうか,(2)被収容者
が看守の場合、看守は正常な状態にあるかどうか、すな
わち、生命兆候があるか、脅威警報(threat alarm)がな
いか,姿勢は正しいかなどおよび/または(3)被収容
者が非協力的および/または不本意に監禁されている場
合、監視システムが悪戯されていないか、あるいは監視
システムから逃れる試みがないかどうかを把握必要があ
る。
【0005】従来、一般に監視はマニュアルな方法、例
えば、用紙上の記録を用いて目と耳で行なっていた。例
えば、被収容者は目視によって数えられ、識別され、そ
の位置を判定し、その結果を用紙やコンピュータに手作
業のデータ入力によって記録されていた。こうした結果
は所定の用紙またはコンピュータ記録と照合され、被収
容者の数が正しいことを確認し、各被収容者が許された
位置またはあらかじめ割り当てられた位置にいることを
確認し、非常事態がないことを確認していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子システムにより従
来の「目視/用紙記録(eye-ball and paper record) 」
監視方法を補うためさまざまな試みが行なわれている。
電子監視システムは、例えば、Wardの米国特許第3,4
39,320号, Schwitzgebelの第3,478,344
号,Akerbergの第4,347,501号,Cox の第4,
598,272号,Rossの第4,598,275号,Ha
wthorne の第4,785,291号,Hawkins の第4,
814,751号,Pauleyの第4,885,571号,
第4,918,432号および第4,952,913号
において説明されている。これらの従来の方法は、例え
ば「自宅逮捕システム(home arrest system)」など特定
の状況では適切であるが、これらは当技術分野で周知の
制限があり、特に非常に多くの被収容者(例えば10〜
1000)を所定の監禁区域、例えば監獄,独房,病
院,病棟,倉庫,農場などにおいて監視しなければなら
ない施設条件ではどの方法も完全に適切ではない。従っ
て、従来技術の欠点を克服し、かつ所定の場所内に監禁
される非常の多くの被収容者を収容する施設の条件に適
した改善された電子監視システムが必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の従来技術の問題点
は、本発明の改善された電子監視装置およびその方法に
よって克服される。
【0008】所定の被収容者区域内で被収容者を監視す
る電子システムは、それぞれが監視対象の被収容者に結
合され、個別被収容者送信機を識別する符号を含む信号
を第1の所定の時間範囲内でランダムに送信する一つま
たはそれ以上の個別被収容者送信機と、前記区域内の既
知の位置に固定され、個別基準送信機を識別する符号を
含む信号を第2の所定の時間範囲内でランダムに送信す
る一つまたはそれ以上の基準送信機と、前記区域内の所
定の位置に配置され、被収容者送信機および基準送信機
から信号を受信し、基準送信機から受信された信号に部
分的に基づいて被収容者送信機の位置を判定する、複数
のアンテナを有する受信機とによって構成される。
【0009】好適な実施例では、送信機は、所定の拡散
スペクトル(spread spectrum) 符号を含む拡散スペクト
ル信号を与える拡散スペクトル変調器からなり、受信機
は、この所定の拡散スペクトル符号の存在を優先的に検
出し、出力パルスを与えて、送信機からの拡散スペクト
ル信号の正確な着信時間を判定する相関器(correlator)
からなる。好適な実施例では、送信機は所定の送信時間
範囲内でランダム送信時間を発生する電気回路を内蔵し
ている。
【0010】別の実施例では、送信機によって与えられ
る信号はRF信号であり、被収容者送信機は、同じ被収
容者送信機からのRF信号の送信と実質的に一致して音
波トーン・バースト(sonic tone burst)を与える音響放
射(acoustic radiator) 手段をさらに含んで構成され、
基準送信機はこの音波トーン・バーストを検出し、その
後音波信号が受信されたことを示す符号を含むRF信号
を送出する音響検出器を内蔵している。
【0011】好適な実施例は、送信機においてアラーム
状態がいつ存在するかを判定するアラーム検出器と、こ
のようなアラーム状態が存在する場合に、公称送信時間
間隔を調整して、この間隔を少なくとも一時的に短縮す
る手段とを、送信機において、さらに含んで構成され
る。
【0012】所定の被収容区域内で被収容者を監視する
方法は、前記区域に対して位置が変化する被収容者に結
合された送信機から第1信号を送信する段階と、前記区
域に対して既知の位置を有する基準送信機から第2信号
を送信する段階であって、すべての送信機からの信号は
既知の共通符号および各個別送信機を独自に区別する別
の符号を含む段階と、前記区域に対して別の既知の位置
を有する複数の受信機から受信する段階と、受信信号を
相関器を介して結合する段階して、この複数の受信機位
置に着信する他の信号から前記第1信号および第2信号
を区別する段階と、前記複数の受信機位置において前記
第1および第2信号の相対的着信時間を判断する段階
と、前記複数の受信機位置における前記第1および第2
信号の相対的着信時間に少なくとも部分的に基づいて、
被収容者送信機の位置を算出する段階とによって構成さ
れる。
【0013】好適な実施例では、この方法は、送信する
前に、RF搬送波を符号化変調信号で変調することによ
って第1および第2信号を形成することからなり、この
符号化変調信号はMデータ・ビットのシーケンスから構
成され、各送信機はこのMデータ・ビットの独自の組み
合わせを有し、論理「1」または「0」を表すデータ・
ビットは(2n −1)個のサブビットからなり、各サブ
ビットは所定の周波数の所定の数のサイクルからなり、
またデータビットを構成する隣接するサブビットの相対
的位相のシーケンスは共通符号を形成する。好適な実施
例では、論理「1」または「0」は(2n ー1)個のサ
ブビットの共通符号シーケンスによって表され、また、
論理「0」または「1」は(2n ー1)個のサブビット
の別のシーケンスによって表される。これは例えば、C
W信号または無信号または別の符号である。
【0014】本発明の別の実施例は、基準送信機に結合
された音響検出器に被収容者送信機から音響信号を送信
する段階からなり、この時点で基準送信機はこの基準送
信機によって音響信号が受信されたことを示すRF信号
を送信する。
【0015】好適な実施例では、第1および第2信号を
送信する段階は、好ましくは少なくとも一つの所定の時
間間隔内の個々の無作為に選ばれた時間において、各送
信機から第1および第2信号を送信することからなる。
【0016】別の構成では、本方法はさらに、特定の被
収容者送信機から、この被収容者送信機においてアラー
ム状態が存在することを示す別の符号を第1信号の一部
として送信する段階からなり、所定の時間範囲は短縮さ
れる。
【0017】本明細書において、「音波(sonic) 」およ
び「音響(acoustic)」という単語は、可聴か否かをとわ
ず任意の周波数の音波(sound waves) を表すものとす
る。
【0018】
【実施例】図1は、本発明による電子被収容者監視シス
テム10の簡略ブロック図を示す。説明の便宜上、シス
テム10の構成および動作について監獄の集団に適用し
て説明するが、これに限定されるものではなく、また本
明細書の説明から、システム10は他の被収容者および
施設の種類にも適用できることが当業者に理解される。
【0019】システム10は、一つまたはそれ以上の個
人検出装置(personal detection unit: PDU)12
からなる。PDU12は小型送信機で、2種類あること
が望ましい。すなわち、第1の種類14は「被収容者P
DU」または「被収容者送信機」と呼ばれるもので、こ
れは便宜的にはバッテリ駆動型であるが、必ずしもそう
でなくてもよく、被収容者(例えば、囚人や看守)によ
って装着され、移動型である。第2の種類16は、被収
容者を収容する施設の管理された区域に対して既知で一
般に固定された位置を有し、以下「基準PDU」または
「基準送信機」という。
【0020】一般的な状況では、囚人または看守である
各被収容者は被収容者PDU14を装着する。図9は、
腕時計型被収容者PDU14の図を示す。基準PDU1
6は任意の便宜的な構成でもよく、バッテリ駆動でもA
C電源駆動でもよい。基準PDUの場合にはAC電源駆
動が好ましい。
【0021】PDU12は符号化信号を受信機ノード2
2のレセプタに送信する。複数の受信機ノード、一般に
少なくとも3つの受信機ノードが設けられるが、3つ以
上のノードは冗長性および与え、精度を向上するので望
ましい。受信機ノード22の最適な数は、施設の規模
や、部屋,通路,構内および他の部分的あるいは全体的
に限定された空間の数や受信機ノード22による信号の
受信に干渉する他の建造物に依存する。一般に、PDU
12から送信される信号が少なくとも一つの受信機ノー
ド22によって受信されないデッドスポット(dead spo
t) を避けるように十分な数のノード22、好ましくは
少なくとも3つのノード22を設けなければならない。
【0022】PDU12と受信機22との間の信号18
は電磁波信号、例えば、無線または光信号であることが
望ましい。一般的な実施例では、信号18は約10メガ
ヘルツ以上で、一般に約100メガヘルツ以上の周波数
であり、便宜的には約915メガヘルツのRF信号であ
る。信号18は間欠的かつランダムである。すなわち、
所定の期間内のランダムな時間においてRFエネルギの
比較的短いバーストが発生する。
【0023】例えば、好適な実施例では、PDU12か
らの信号18は約915メガヘルツの周波数を有し、約
120マイクロ秒の期間を有し、0.5〜1.5秒毎に
ランダムな時間で発生する。従って、好適な実施例で
は、約1.0±0.5秒間隔内のランダムな時間におい
て、各PDU12は120マイクロ秒バーストの符号化
RFエネルギを受信機22に送信する。個々のPDUか
らの送信のタイミングはランダムであり、かつ他のすべ
てのPDUからのタイミングから独立しているので、同
時送信が発生する数は極めてすくなく、これらはランダ
ムに分散される。従って、各送信が次の送信に対してラ
ンダムであり、かつ、他のすべてのPDUに対してラン
ダムであるので、PDU AおよびPDU Bからの送
信が一つの送信期間において重複し、干渉する場合に
は、PDU AおよびPDU Bからの信号は次の送信
期間において重複し、干渉する可能性は低い。例えば、
約10-4秒の信号バースト期間および約1秒の送信間隔
では、約103 台のPDUに対処することができ、信号
重複の可能性は約10パーセントである。そのため、非
常に多くのPDU(例えば、103 台以上)に対処する
ことができ、少なくとも各送信期間毎にクリアな信号を
得ることができる。短い符号化バースト送信のランダム
送信時間と、符号化信号期間の約103 〜105 (好ま
しくは約104 )倍の送信期間とを利用することは、本
発明の特徴である。
【0024】約1.0±0.5秒の被収容者送信期間を
設けることが好ましいが、これより長いまたは短い送信
期間も利用でき、例えば、0.1〜100秒の範囲の送
信期間も利用でき、約0.2〜20秒が便宜的であり、
0.5〜15秒が多くの場合に適切である。一般に、極
めて短い送信期間(例えば、0.1秒以下)を設けるこ
とは、非常に多くのPDUを監視する場合には望ましく
ない。( 一つのPDUのみを監視する場合には、送信期
間は送信バースト長と同じく短くすることができるが、
これはより多くの電力を消費し、有利ではない。) 送信
期間が長くなればなるほど、より多くのPDUに対処す
ることができ、平均消費電力は低くなり、時間重複の可
能性は低くなるが、被収容者集合数および位置を更新す
る回数は少なくなる。従って最適な送信期間は、所望の
システム容量(すなわち、被監視PDUの数)と、所望
のデータ更新レートとに依存する。本明細書の教示に基
づいて特定の問題に対する最適な送信間隔を選択する方
法が当業者に理解される。前述の説明では、すべてのP
DUの送信間隔は実質的に同じであると仮定している
が、これは不可欠ではない。例えば、被収容者PDUは
同じまたは異なる期間を有していてもよく、基準PDU
は同じまたは異なる期間を有していてもよく、被収容者
PDUおよび基準PDU期間は同じでも異なってもよ
い。好適な実施例では、基準PDUは被収容者PDUの
公称送信期間よりも長い公称送信期間でランダムに送信
する。例えば、被収容者PDUからの音波信号の受信に
よってトリガされない限り、基準PDUは被収容者PD
Uの約50分の1ないし500分の1の頻度でランダム
に(例えば、毎秒ではなく数分毎に)便宜的に送出する
が、より短いまたは長い基準送信期間でもかまわない。
【0025】さらに、公称送信時間間隔は固定する必要
はない。例えば、被収容者PDU14がアラーム状態、
例えば、PDUに悪戯する試み( 図2参照)を登録する
と、公称送信時間間隔を少なくとも一時的に短縮して、
信号18に符号化されるアラーム状態がシステム10に
よって検出され、識別される可能性を高めることが望ま
しい。従って、アラーム状態が特定の被収容者(または
基準)PDUで登録されると、送信期間は、例えば、公
称値の約1秒から公称値の約0.1秒に短縮するのが望
ましい。そのため、この特定のPDUからの信号がシス
テムによって確実に、すなわち衝突することなく受信さ
れる可能性が高まる。所定の期間、例えば、約1〜10
秒後に、PDUはアラーム前の送信期間にリセットする
ことが望ましい。これにより、瞬間的な誤アラーム状態
がシステムを圧迫することを防ぐことができる。
【0026】図1に戻って、符号化(例えば、RF)信
号18は複数の受信機ノードに送られ、ここでこれらの
信号は相関され、検出され、その結果得られたデータお
よびタイミング情報はコレクタ・ノード24に送られ
る。各コレクタ・ノード24は、複数の受信機ノードを
担当し、例えば、1コレクタ・ノード24当たり4つの
受信機ノード22を担当するが、その数は多くても少な
くてもかまわない。コレクタ・ノード24はレセプタ2
0における送信機からの信号の着信時間の差を判断し、
各送信機12を識別するため信号18が伝える識別符号
を区別して、2種類の情報を関連づける。すなわち、特
定のPDUからの信号の相対的着信時間を識別して、
(有効信号が受信された)各PDUの位置およびステー
タスが算出される。この情報は双方向通信リンク28上
で中央制御局26に送られ、ここで被収容者数,位置お
よびステータス情報が判定され、保存され、更新され、
システム・オペレータに与えられる。
【0027】システムにおいてバーコード・リーダ30
を設けて、被収容者PDU上のバーコードを読み取り、
課金または他の目的のために被収容者PDU上のバーコ
ードを読み取ることができる。バーコード・リーダ30
は施設内のチェックポイントに設置して、特定の被収容
者PDUの通過を検証したり、あるいは自動販売機や図
書館またはジムなどに設置して、被収容者の購買や書籍
またはスポーツ機器の借り出しを容易にしたり、あるい
は薬の代価や他の課金情報(accountability)に関する機
能を容易にすることができる。
【0028】また、システム10は、被収容者PDU1
4上に音波エミッタ13も含むことが望ましいが、不可
欠ではない。音波エミッタ13は、個々の被収容者PD
U14が符号化信号18を送信するのと同じランダムな
時間で音波信号15(例えば、短いCWバースト)を発
信するが、必ずしも同じ送信間隔でなくてもよい。音波
信号15は、PDUを装着する被収容者の邪魔にならな
いように超音波であることが望ましい。一般に、音波信
号15はRF信号が送信されるたびに送信されず、その
送信回数は少ない。しかし、音波信号15がPDUから
送信されるたびに、同じPDUからのRF信号の送信と
同じタイミングで送信が行なわれる。
【0029】基準PDU16は、近傍の被収容者PDU
14から音波信号15を受信するマイクロフォンまたは
他の音波レセプタ17を有する。基準PDU(例えば、
PDU16)が音波バーストを受信すると、この基準P
DUは自己を識別し、かつ、音波信号を受信したことを
示す別の符号を含む符号化信号18を即刻送信する。個
別PDU14からの信号18の着信時間と、被収容者P
DUからの音波バーストによって起動された基準PDU
16からの信号18の着信時間との差により、被収容者
PDUの位置を判定する精度が改善される。なぜなら
ば、着信時間の差により、被収容者PDUから近傍の基
準PDUまでの音波伝搬時間(およびその範囲)を判定
できるためである。音波伝搬速度はRF伝搬速度よりも
はるかに遅いので、範囲(すなわち、基準PDUに対す
る被収容者PDUの位置)はRFのみを利用する場合に
比べて、はるかに正確に判定することができる。
【0030】システム10は便宜上単方向システムであ
り、被収容者PDUは信号受信機能を有さなくてもよい
ことに留意されたい。被収容者PDUのみが短いバース
ト(RFのみか、あるいはRFと音波兼用か、あるいは
音波のみ)で送信する単方向システムは、被収容者PD
Uが中央監視システムからのポーリング信号を受信する
ため絶えず動作している受信機を備えなければならない
システム(たとえポーリングが本明細書で用いられる送
信期間よりもかなり少ない頻度で行なわれるとしても)
に比べて消費電力が少ない。このことは本発明の特徴で
ある。
【0031】システム10の別の特徴は、レセプタ20
は特に指向性がなくてもよいことである。なぜならば、
基準PDU16が行なう校正を利用することにより、P
DU12の位置はレセプタ20と受信機22とにおける
信号18の着信時間の差から主に求められるためであ
る。
【0032】基準PDU16は、既知の実質的に固定し
た位置を有している。従って、それぞれの信号の着信時
間は、環境の局所的なばらつきや、他のシステム変化や
偏差を考慮する局所的な校正を行ない、近傍の被収容者
PDU14の位置をより正確に判断するのに役立つ。ま
た、基準PDUは頻繁に送信しているので、システムは
絶えず自己校正を行なうことができる。従って、個々の
構成機器や伝送回線における変化や、信号18の相対的
着信時間の判定精度に影響を与える他の要素は自動的に
補正される。このことは本発明のさらに別の特徴であ
る。
【0033】図2は、被収容者PDU14の構成および
動作を説明する概略図を示す。被収容者PDU14はマ
イクロコントローラ32からなり、アラーム・センサま
たはスイッチ34,悪戯(tampering) センサ36,身体
センサ38および検査または他の入力40から入力を受
信し、これらの入力のステータスの表示を符号化信号1
8に重畳する。特定のセンサまたはアラームまたは検査
インジケータ34〜40を示しているが、監視機能の一
部として検出し報告すべき機能または状態に応じて、任
意の種類のステータスまたはアラームまたは検査インジ
ケータを内蔵することができることが当業者に理解さ
れ、図2に示すものは代表的なものであり、制限するも
のではない(図7と合わせて参照)。
【0034】またマイクロコントローラ32は調整制御
装置42と交信を行ない、この装置42はマイクロコン
トローラ32の指示に従って、バッテリ44からの電力
を管理し、出力A,B,C等を介してさまざまな動作回
路46〜54に電力を供給する。このことは、実行され
る特定の機能に必要な回路素子のみを付勢することによ
り、バッテリ寿命を延長するために重要である。また、
コントローラ32は日付時間表示(time of day displa
y) 56を行なうことが望ましいが、これは不可欠では
ない。
【0035】メモリ33に保存された命令に基づいてマ
イクロコントローラ32によって指令されると、位相同
期発振器46は変調器50に与えるためRF信号(例え
ば、915メガヘルツ)を発生し、また疑似ランダム
(PN)符号発生器48に与えるため低周波信号(例え
ば、14.3メガヘルツ)を発生する。これらの2つの
周波数がコヒーレントであることが望ましいが、不可欠
ではない。符号発生器48はマイクロコントローラ32
から入力を受信し、マイクロコントローラ32は変調器
50に与えられる信号49にどの符号を重畳するのかを
(例えば、インジケータ34,36,38,40のステ
ータスに基づいて)指示する。変調器50は変調信号5
1を発生し、この信号は任意の帯域通過フィルタ59を
介して増幅器52に送られ、アンテナ58に送られて、
符号化信号18をレセプタおよび受信機ノード20,2
2(図1)に(例えば、約120マイクロ秒の期間で)
放射する。またマイクロコントローラ32は、音波信号
60を増幅器54および音波トランスデューサ13に与
えて、例えば約1ミリ秒期間の音波パルスを与えること
が望ましい(ただし不可欠ではない)。
【0036】マイクロコントローラ32およびメモリ3
3は、乱数発生ルーチンを含み(そのため乱数発生器を
設けており)、所定の送信期間(例えば、約1秒)内で
いつ信号18(および15)を送信するかを判定する。
乱数発生ルーチンまたは発生器は、当技術分野で周知で
ある。
【0037】図3は、基準PDU16の回路の簡略ブロ
ック図である。基準PDU16は被収容者PDU14の
核心部、すなわち図2の点線14’で囲まれた素子群
と、オプションの音波マイクロフォン17,増幅器6
2,フィルタ64,増幅器66および検出器68を含
む。図2の素子36と同様な機能を有する悪戯検出素子
36も設けられている。音波レセプタ列17,62,6
4,66,68は、PDU核心部14’内のマイクロコ
ントローラ32に入力69を与え、前述のように音波パ
ルスが検出器17で受信されると信号18の送信を起動
する。PDU核心部14の出力はアンテナ58に結合さ
れ、被収容者PDU14の場合と同様にレセプタおよび
受信機ノード20,22に信号18を送信するが、ただ
し、音波信号15が受信されるたびに送信が行なわれる
が、核心部14’内で発生されるランダム時間では行な
われない点が異なる。この2つの場合は、基準PDU1
6からの送信に音波信号の有(無)を示す信号18内の
符号の存在によって区別される。図4は、受信機ノード
22の概略図を示す。信号18はアンテナ20において
受信され(例えば、信号18はRF信号である)、帯域
通過フィルタ70および低雑音増幅器72に送られる。
増幅された信号はミキサ74に送られ、ここでこの信号
は局部発振器76からの信号と混合され、IF信号とな
って、IF増幅器78およびリミタ80に送られる。振
幅制限の後、信号は相関器82,増幅器84,検出器8
6,増幅器88,DCブロック90に送られ、また出力
91を介してコレクタ・ノード24(図1)に送られ
る。DCブロック90の出力92はDC調整器94に送
られ、受信機ノード22の前述の素子に与えられるDC
電圧を調整する。相関器82は、すべてのPDU12か
ら送信される信号18に重畳される共通符号の信号構成
に整合した相関機能を有する表面弾性波(SAW)相関
器であることが望ましい。素子70〜94は従来のもの
であり、当技術分野では周知である。
【0038】相関器82の目的は、すべての信号18上
に存在する独自の共通符号が検出された場合に大きな出
力を与え、それ以外の場合には実質的に与えないことで
ある。これは、信号18上にすべてのPDUによって重
畳される特定の共通符号の有無について相関器82に着
信信号を検査させることによって行なうことができる。
共通符号が受信信号上に存在する場合、相関器82は大
きな(例えば、高相関)出力を与える。共通符号が受信
信号上にない場合、相関器82は小さな出力を与える
(すなわち、実質的に相関を与えない)。これにより、
レセプタ20によって受信されるスプリアス信号、例え
ば、電気雑音,PDU以外の信号源からの放射などに対
する受信機22の弁別機能が向上する。このような機能
を実行する相関器は当技術分野において周知であるが、
SAW相関器が好ましい。すべてのPDU信号において
共通符号を利用し、またこの共通符号に対する相関に基
づいてPDU信号を他の信号から区別するため相関機能
を有する受信機を利用することは、本発明の特徴であ
る。
【0039】図5は、コレクタ・ノード24の一つの概
略回路図を示す。すべてのコレクタ・ノードは便宜的に
同じであるが、これは不可欠ではない。コレクタ・ノー
ド24は、チャンネル96(図5において1〜Nと記さ
れている)に示されるように、複数の受信機ノード22
(図1)から入力を受信し、受信機22から着信したパ
ルスについて相対的着信時間測定を行ない、さらにこれ
らのパルスを処理して、そこに含まれるデータ(例え
ば、PDU識別およびステータス)を抽出し、この情報
を中央処理装置26(図1)に報告する。各受信機ノー
ドに対応するチャンネル数は1からNまであるが、一般
にNは少なくとも3であり、制約空間の物理的な構成に
応じて少なくとも8から16でもよい。
【0040】各チャンネルはDCブロック98を有する
ことが望ましく、このブロック98はDCブロック90
(図4)と共に、データ・パルスが受信機22からコレ
クタ・ノード24に流れるのと同じケーブルでDC電流
を送出することを可能にし、そのため受信機22では別
々の電源を必要としない。
【0041】受信機22からの信号を含む情報は、増幅
器100を介して2つの閾値回路102,104に送ら
れる。閾値回路104は論理データ「1」を検出し、雑
音排除性(noise immunity)のために比較的高く設定され
る。論理データ「1」がないことは論理「0」とみなさ
れる。閾値回路102は着信時間情報を抽出するために
用いられ、最初に受信された論理データ「1」の極端な
立ち上がりを検出するため比較的低く設定される。これ
により着信時間情報が与えられるが、これは各信号18
は一つまたはそれ以上の論理データ「1」信号から開始
するためである。(データ構造については、図7でさら
に詳しく説明する。) 各チャンネル96は固有の対応する高速カウンタ106
を有し、このカウンタは信号18の立ち上がりにおける
データ「1」の間の時間間隔(すなわち、信号18のプ
リアンブル/同期成分)を測定する。約1ナノ秒の時間
分解能が望ましい。
【0042】すべてのチャンネル106は、指定された
受信機ノード・チャンネルを介して同期された共通の高
速クロック108を利用し、この指定された受信機ノー
ド・チャンネルは指定されたチャンネルのタイミング閾
値検出器102に結合されたライン109を介してクロ
ック108に入力を与える。指定された受信機ノード
は、あらかじめ選択され、修正された基準PDUからマ
スタ同期信号を受信し、この基準PDUはすべての受信
機が受信できるように配置され、かつ、すべての受信機
ノードに送信する信号上に特殊「マスタ指定」識別(I
D)符号を有する。このマスタPDUはランダムに送信
しないことが好ましい。これはマスタ時間基準を確立す
る便宜的な手段であるが、他の適切な手段も利用でき
る。
【0043】PDU(被収容者用または基準用)が送信
すると、そのRF信号は範囲内のすべての受信機ノード
によって受信され、検出される。検出されたパルスはコ
レクタ・ノード24に送られ、そこで着信時間測定が行
なわれ、IDおよびステータス・データが復号される。
次にコレクタ・ノードは、マイクロコンピュータ112
およびメモリ114の制御に基づいて動作するデータ・
セレクタ110を利用して、各PDU信号の着信時間の
一覧を集計し、高速カウンタ106のそれぞれを読む。
これらの結果は、データ復号/結合器(combiner)116
によって求められたPDU IDとステータスと共に、
データ・レコードとしてメモリ114に保存される。周
期的に、例えば、10-2〜100 秒毎に、メモリ114
内の最新データが高速データ・フォーマッタ/通信イン
タフェース118を介して中央制御局(central contro
l station: CCS)に転送される。バーコード・リー
ダ30は、便宜的な入力手段、例えばRS232ポート
(ただしこれに限定されない)によってマイクロコンピ
ュータ112に結合される。コレクタ・ノード24は、
従来の電力回線から便宜的に動作する。
【0044】図6は中央制御局(CCS)26の概略図
であり、通信インタフェース122,コンピュータ・シ
ステム124,メモリ126,モニタ128,キーボー
ド130,オプションのマウス132およびプリンタ1
34、ならびにオプションの無停電電源136によって
構成される。本システムおよび周辺機器の厳密な構成
は、設計者およびユーザによって決定される特定のシス
テム条件に依存する。従って、ユーザの必要に応じて、
これらのさまざまな周辺機器は省略してもよく、あるい
は別の機器を含めてもよい。CCS26のさまざまな構
成要素は従来のものであり、標準的なワークステーショ
ンやデスクトップ・コンピュータで用いられるものと同
様であり、本明細書の説明に基づいて、所望の成果に応
じてこれらを結合したり、変更する方法が当業者利に理
解される。CCS26の目的は、ノード24(図1,図
5)で収集されたデータから判定される被収容者人口,
位置およびステータスを表示することである。このよう
なワークステーションを操作するためのソフトウェア・
システムは周知である。同様に、さまざまなデータ・レ
コード、例えば、ノード24によって収集された人口,
位置およびステータスのデータを表示したり印刷するア
プリケーション・プログラムも当技術分野で周知であ
る。例えば、さまざまなデータベース・プログラムやス
プレッドシート(表計算)プログラムは、適切なデータ
・フィールド・デリミタ(区切り)を有するファイルに
保存されたデータを読み込み、このデータをグラフや表
などさまざまな方法で見るものやユーザに提示すること
ができる。このようなプログラムは当技術分野において
周知である。
【0045】図7は、信号18(図1,図4)上に符号
化される情報の好適なデータおよび信号構造と時間との
関係、ならびに受信機22内の処理過程において信号お
よびデータがどのように現われるかを図式的に示す。線
140は、時間線上のおける、例えば約120マイクロ
秒期間の信号18の短い信号バースト142(約1秒の
公称期間でランダムに現われる)の存在を示す。点線1
44は、送信側PDUにおいてアラーム状態が存在する
場合に、信号バーストが、少なくとも一時的に、より頻
繁に現われることを示している。
【0046】線146は、一般的な信号バースト142
の内部構造を示しており、この信号は一連のM信号バー
スト148からなり、それぞれのバーストが論理データ
・ビットに対応している。このMデータ・ビットは、P
DU識別(ID)およびステータスに関する符号化情報
を与える。図7の例では、信号バースト142はM=2
7個の副信号バースト148からなり(あるいはそれが
存在しない)、時間的な順序で以下のビット割当に従っ
てそれぞれのバーストが論理データ・ビットを表してい
る。
【0047】
【表1】 好適な実施例では、論理「1」は二相(biphase) 変調信
号バースト148の存在によって表され、論理「0」は
このような二相変調信号の不在によって表されるか、あ
るいは以下で説明するようにCW信号または異なる変調
を有する二相変調信号の存在によって表される。
【0048】M=27の場合について一例として示して
いるが、システム10(図1)によって監視したいさま
ざまなPDU状態に応じて、これ以上または以下の論理
データ・ビットを利用できることが当業者に理解され
る。例えば、心拍が停止するとアラーム状態を発生する
ように心拍検出を設けたり、あるいは湿度によりアラー
ムを発生すように湿度検出器を設けたり、あるいは温度
検出器などを設けることもできるが、これらに限定され
るものではない。被収容PDUに内蔵するセンサの種類
および関連する変数またはセンサ・ステータスを報告す
るために必要なデータ・ビットの数は、監視したい状態
によって決まる。従って、Mはユーザの条件に応じて広
い範囲の値を有することができる。示されるアラームま
たはステータス状態を有する監獄の場合、約27ビット
が便宜的である。好適な実施例では、各信号バースト1
48の有(無)は、約120/27=4.4マイクロ秒
の期間を有し、そのため信号142の全期間は約120
マイクロ秒である。Mが別の値の場合、それに応じて期
間も変化する。
【0049】線150は、二相変調信号バースト148
の構造を示す。論理「1」(または「0」)を表す各二
相変調信号バースト148は、P=(2n −1)個の副
信号バーストすなわちサブバースト152からなり、こ
れらは疑似ランダム符号「チップ(chips) 」である(こ
の用語は拡散スペクトル技術分野では周知である)。図
示の例では、n=6の場合,P=63であることが好ま
しいが、より大きいまたは小さいnおよびPの値も用い
ることができる。各チップ152は、一定の位相を有す
る所定の周波数の短い期間のバーストからなる。63個
のチップを有す図示の例では、各チップは約70ナノ秒
の期間を有するが、この値はPDU14,16(図2参
照)の発振器46から出力47上で与えられる基準周波
数の期間によって決定される。RF周波数が915メガ
ヘルツの場合、各チップは約915/14.3=64個
のサイクルを含み、これらはすべて共通の位相である。
PDU14,16のPN符号発生器48は、特定の変調
シーケンスを二相変調器50(図2参照)に与え、隣接
するチップはブロック48で発生される符号に応じて同
じ位相または異なる位相を有する。これにより、図7の
線154に示すような信号が発生し、発生器48によっ
て二相変調器50に与えられる符号に応じて隣接チップ
152,156,158間に位相ずれが生じるか、ある
いは生じない。
【0050】発生器48によって与えられる符号はあら
かじめ決められており、すべてのPDUに共通である。
従って、PDU14,16からの信号18は2つの符号
成分、すなわち、例えば論理「1」を表すすべてのデー
タ・ビット(信号バースト)上にある発生器によって与
えられる共通符号と、この共通符号を含む信号バースト
の有無によって符号化されるPDU IDおよびステー
タス情報とを伝える。前述の説明は論理「1」を表す信
号上で共通符号が与えられ、その不在またはCWまたは
他の共通符号が論理「0」を表す場合についてであった
が、これは入れ替えることができることは本明細書の説
明に基づいて当業者に理解される。すなわち、共通符号
論理が「0」を表してもよいが、これはあまり望ましく
ない。
【0051】線160は、共通符号に応答するため共通
符号を含む信号を相関器セットにかけたときの効果を示
す。信号142の第1論理データ・ビット・バースト、
すなわち、線146の第1データ・ビット・バーストは
常に論理「1」データ・バースト、すなわち共通符号を
含む信号チップ150のシーケンスである。これらの条
件では、線160に示すように、共通符号を含む信号1
8が着信すると、相関器82(図4参照)から大きいが
狭いパルス162が得られる。従って、論理「1」デー
タ・ビット(図7の例)を表す各信号バースト148
は、(本例では)約70ナノ秒の期間の狭いパルス16
2を発生する。論理「0」の場合、パルス162は存在
しない。従って、受信機出力91は各論理「1」につい
てパルス162の列を与え、論理「0」はパルスの無に
よって表される。信号バースト142の立ち上がりは論
理「1」を常に表し、信号18の立ち上がりにおいて狭
いパルス162を発生するので、閾値検出器102(図
5参照)は各受信機22における信号18の相対的着信
時間を正確に求めることができる。
【0052】疑似ランダム雑音符号発生器48(図2)
および二相変調器50を利用することは、拡散スペクト
ル信号を与えるという別の利点も有する。このことは、
システムの堅牢性を改善し、スプリアス信号による不正
トリガの可能性を低減するのに役立つ。なぜならば従来
の変調に比べて、情報が変調スペクトルのより大きな成
分で拡散されるためである。これも本発明の別の特徴で
ある。
【0053】図8は、コレクタ・ノード24(図1,図
5)から受信される情報の管理のためにCCS26(図
1,図6)において役立つコンピュータ・プログラムの
フローチャートを示す。ブロック172に示すように、
ノード24から受信された情報はブロック174におい
て調べられ、判定ブロック176,178においてPD
Uの種類(すなわち被収容者用または基準用)を判定
し、「音波信号受信(sonic signal received) 」ビット
が設定されているかどうかを判定する。音波信号ビット
が設定されている場合、ブロック180において音波お
よびRF着信時間が適切なPDUに整合される(信号の
重複を防ぐため、一つのPDUのみが音波およびRF着
信時間を発生することができる)。図示のようにブロッ
ク182,184および結果ブロック180〜184に
おいて別の判定が行なわれ、ブロック186〜194に
示すように更新,調整,位置判定あるいは検証を行な
う。
【0054】ブロック188〜194の出力はブロック
196に送られ、図示の動作が行なわれる。また、ブロ
ック198に示すように別の判定動作が行なわれ、ブロ
ック200に示すようにオペレータに報知され、あるい
はPDUが制限区域にあることを表示していない場合に
は、次の入力データ・セットがコレクタ・ノード24か
ら受信されると、プログラムは継続してブロック172
に戻る。
【0055】図9は腕時計型被収容者PDU204の正
面図を示し、図10は同じPDUの側面図を示す。ロッ
キング・クロージャ207付き腕輪206は、被収容者
がPDU204を取り外そうとする場合に悪戯アラーム
を与える埋め込みワイヤを内蔵している。PDU204
のケース210は、光音波トランスデューサ13,身体
センサ211およびオプションの日付時間ディスプレイ
56を含む、図2に示す素子を内蔵している。緊急アラ
ーム・ボタン212は、被収容者が危険(緊急)事態を
知らせるために設けられている。誤信号を低減するた
め、このアラーム機能はボタン212,214を同時に
押す必要があることが望ましい。
【0056】以上の説明から、本発明は先に述べた問題
を解決し、その目的を達成し、本明細書で指摘した実質
的な利点を有する。すなわち、本システムは所定の区域
における大きな被収容者集団を監視することができ、本
システムは堅牢であり、拡散変調方式と、受信機内で相
関されるすべてのPDUからの二相変調共通符号とを利
用することにより雑音排除性が高く、本システムは基準
PDUを管理された区域の特定の既知の場所に配置する
ことにより、着信時間位置検出機能の自己校正を利用し
て優れた精度を有し、位置検出およびPDUステータス
信号送信の短パルス特性のため、本発明のバッテリ損は
比較的低く、本発明は、PDU位置のみならず、さまざ
まな貴重なPDUステータス・インジケータ(例えば、
悪戯,バッテリ減,身体検知,不快感(distress),自己
検査など)を与え、そして基準PDUによって着信が中
継される被収容者PDUからの音波信号を利用して、位
置検出精度を向上することによって、高精度モードも提
供する。本システムは、大小の監視区域の両方で有用で
ある。
【0057】特定の構成および段階について本発明を説
明してきたが、これら選択は説明の便宜のためにすぎ
ず、制限するものではない。また、本明細書の説明から
わかるように、本発明は他の選択,構成および段階にも
適用でき、本開示に基づいて当業者に想起されるこれら
および他の変形は特許請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明による一般的な被収容者送信機を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明による一般的な基準送信機を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明による一般的な受信機を示すブロック図
である。
【図5】本発明による一般的なコレクタ・ノード装置を
示すブロック図である。
【図6】本発明による一般的な中央制御局を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明による一般的なデータ構造および変調方
式を示すタイミングおよびデータ構造図である。
【図8】本発明の方法を示すフローチャートである。
【図9】集団が監視される施設の被収容者が装着する腕
時計型監視装置の正面図である。
【図10】図9の装置の側面図である。
【符号の説明】
10 電子被収容者監視システム 12 個人検出装置(PDU) 13 音波エミッタ 14 被収容者PDU 15 音波信号 16 基準PDU 17 音波レセプタ 18 符号化信号 20 レセプタ 22 受信機 24 コレクタ・ノード 26 中央制御局 28 双方向通信リンク 30 バーコードリーダ 32 マイクロコントローラ 33 メモリ 34 アラーム・センサ 36 悪戯センサ 38 身体センサ 40 検査入力 42 調整制御装置 44 バッテリ 46 位相同期発振器 48 PN符号発生器 50 変調器 51 変調信号 52,54 増幅器 56 日付時間表示 58 アンテナ 59 帯域通過フィルタ 60 音波信号 62 増幅器 64 フィルタ 66 増幅器 68 検出器 70 帯域通過フィルタ 72 低雑音増幅器 74 ミキサ 76 局部発振器 78 IF増幅器 80 リミタ 82 相関器 84,88 増幅器 86 検出器 90 DCブロック 92 出力 94 DC調整器 96 チャンネル 98 DCブロック 100 増幅器 102,104 閾値回路 106 高速カウンタ 108 クロック 110 データ・セレクタ 112 マイクロコンピュータ 114 メモリ 122 通信インタフェース 124 コンピュータ・システム 126 メモリ 128 モニタ 130 キーボード 132 マウス 134 プリンタ 136 無停電電源 204 被収容者PDU 206 腕輪 207 ロッキング・クロージャ 208 埋め込みワイヤ 210 ケース 211 身体センサ 212,214 緊急アラーム・ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・ジョン・ボイル アメリカ合衆国アリゾナ州テンピ、イース ト・ノックス・ロード1527 (72)発明者 ヒュー・ロバート・マローン アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス、 イースト・マルベリー・ストリート5101

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の被収容者位置を含むある区域内で
    被収容者を監視するシステム(10)であって:それぞ
    れが監視対象の被収容者に結合され、第1の所定の時間
    範囲内の第1ランダム間隔で、個別被収容者送信機(1
    4)を識別する符号を含む信号(18)を送信する一つ
    またはそれ以上の個別被収容者送信機(14);前記区
    域内の既知の位置に固定され、第2の所定の時間範囲内
    の第2ランダム間隔で、個別基準送信機(16)を識別
    する符号を含む信号(18)を送信する一つまたはそれ
    以上の基準送信機(16);および複数のアンテナ(2
    0)を有し、前記区域内の所定の位置に配置され、前記
    個別被収容者送信機(14)および基準送信機(16)
    から信号を受信し、前記基準送信機(16)から受信さ
    れた信号の一部分に基づいて前記個別被収容者送信機
    (14)の位置を判定する無線受信機(22);によっ
    て構成されることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 所定の被収容者位置を含むある区域内で
    被収容者を監視するシステム(10)であって:それぞ
    れが監視対象の被収容者に結合され、第1の所定の時間
    範囲内のランダムな時間において、被収容者送信機(1
    4)とそのステータスとを識別する符号を含む電磁波信
    号(18)を送信する一つまたはそれ以上の被収容者送
    信機(14);前記区域内の既知の位置に固定され、第
    2の所定の時間範囲内のランダムな時間において、個別
    基準送信機(14)とそのステータスとを識別する符号
    を含む電磁波信号(18)を送信する一つまたはそれ以
    上の基準送信機(16);前記区域内の所定の位置に配
    置され、前記被収容者送信機(14)および基準送信機
    (16)から信号を受信する電磁波信号受信機(2
    2);および前記電磁波信号受信機(22)に結合さ
    れ、前記被収容者送信機(14)の位置および識別を判
    定する一つまたはそれ以上の信号処理手段(24)であ
    って、該信号処理手段(24)は、被収容者送信機(1
    4)および基準送信機(16)からの電磁波信号の着信
    時間に関する情報を収集し、かつ、3つ以上の前記電磁
    波信号受信機(22)において、ある被収容者送信機
    (14)からの信号の相対的着信時間と、基準送信機
    (16)からの信号の相対的着信時間との差に部分的に
    基づいて、被収容者送信機の位置を判定する一つまたは
    それ以上のコレクタ・ノード(24)からなる信号処理
    手段(24)によって構成されることを特徴とするシス
    テム。
  3. 【請求項3】 所定の被収容者区域を含む区域内の被収
    容者を監視する方法であって:前記区域に対して可変位
    置を有する被収容者に結合される被収容者送信機から第
    1信号(18)を送信する段階であって、前記第1信号
    (18)は、既知の共通符号と、各被収容者送信機(1
    4)を独自に区別する別の符号とを含む段階;前記区域
    に対して既知の位置を有する基準送信機(16)から第
    2信号(18)を送信する段階であって、前記第2信号
    (18)は、既知の共通符号と、各基準送信機(16)
    を独自に識別する別の符号とを含む段階;それぞれが前
    記区域に対して既知の位置を有する複数の受信機(2
    2)において、信号(18)を受信する段階;受信され
    た信号(18)を相関器(82)を介して結合し、前記
    第1および第2信号(18)を前記既知の位置において
    着信する他の信号から区別する段階;前記既知の位置か
    らの前記第2信号の相対的着信時間を判定する段階;お
    よび前記既知の位置からの前記第1信号(18)および
    第2信号(18)の相対的着信時間に部分的に基づい
    て、前記被収容者送信機(14)の位置を算出する段
    階;によって構成されることを特徴とする方法。
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