JPH06123659A - 光ファイバ温度センサ - Google Patents

光ファイバ温度センサ

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Publication number
JPH06123659A
JPH06123659A JP4299327A JP29932792A JPH06123659A JP H06123659 A JPH06123659 A JP H06123659A JP 4299327 A JP4299327 A JP 4299327A JP 29932792 A JP29932792 A JP 29932792A JP H06123659 A JPH06123659 A JP H06123659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber
core wire
temperature sensor
fiber core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4299327A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Take
博一 武
Takashi Ezure
孝 江連
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP4299327A priority Critical patent/JPH06123659A/ja
Publication of JPH06123659A publication Critical patent/JPH06123659A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバを用いて温度のポイント測定がで
き、小型で高精度の温度検出が可能で、測定機器や装置
の表面に取付け易く、外観上の体裁もよく、外傷も受け
にくく、メンテナンスも容易な光ファイバ温度センサを
実現する。 【構成】 熱伝導性基板1と、その上に巻いた光ファイ
バコード2の被覆3を除去したファイバ心線4と、その
ファイバ心線4の外側を被覆した樹脂モールド層5とか
らなる。 【効果】 熱伝導率が良く、距離分解能以上の長さのフ
ァイバ心線をコンパクトに収納できるので小型で精度の
高いセンサとなる。機器や装置の表面に取付け易く、体
裁も、防水性も良く、外傷も受けにくく、耐環境性に優
れ、メンテナンスが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の光ファイバ温度センサは
ケ−ブルのような長尺物やトンネル、マンホール等のよ
うに連続した箇所の長手方向の温度分布測定とか、電力
設備をはじめとして各種設備や機器の温度測定箇所(測
定ポイント)の温度計測等に使用されるものであり、そ
れらの監視、保守、管理等に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】温度センサには従来より各種のものがあ
り、大別してポイント計測温度センサとライン温度セン
サがある。ポイント計測温度センサの主なものとしては
測温抵抗体、熱電対等があり、ライン温度センサの主な
ものとしては分布型光ファイバ温度センサがある。
【0003】ポイント計測温度センサは機器や装置の測
定ポイントの表面に密着するように取付けて温度計測
し、ライン温度センサは光ファイバを機器の表面に沿っ
て貼り付けるとか、同機器の外周に巻付ける等して温度
計測するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 .前記のポイント計測温度センサは測定ポイントへの
取付けが面倒であった。 .前記のライン温度センサは機器表面への貼り付けや
機器外周への巻付けが面倒であった。また機器表面に沿
わせたり巻いたりするので、それらの平均温度しか検出
できないという問題があった。更には機器や装置に取付
けたときの体裁も悪く、外傷なども受け易く、メンテナ
ンスも面倒であった。
【0005】本発明の目的は測定機器や装置の測定ポイ
ントの表面に密着させ易く、温度のポイント測定が可能
で、測定ポイントへ取付けたときの体裁もよく、外傷も
受けにくく、メンテナンスも容易で、しかも検出精度の
高い光ファイバ温度センサを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ温度
センサは図1に示す様に、熱伝導性基板1と、その上に
巻いた光ファイバコード2の被覆3を除去したファイバ
心線4と、そのファイバ心線4の外側を被覆した樹脂モ
ールド層5とからなるものである。
【0007】
【作用】本発明の光ファイバ温度センサは、熱伝導性基
板1を電力機器や装置の測定ポイントに粘着剤などで密
着させると、電力機器や装置から同熱伝導性基板1に伝
達される熱がファイバ心線4の表面に伝わる。このとき
任意の時間毎にファイバ心線4に光パルスを送れば、そ
の光パルスの散乱光がファイバ心線4の表面温度に応じ
て変化する。この変化をファイバ心線4に接続されてい
るOTDR(光パルス検出装置)により検出することに
より測定ポイントの温度を計測することができる。
【0008】
【実施例1】本発明のポイント計測用光ファイバ温度セ
ンサを図示した各種実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1において2は光ファイバコード、3は
同光ファイバコード2の被覆(例えばケブラー層及びそ
の外側のビニールシース)、4は同被覆3を除去したフ
ァイバ心線である。このファイバ心線4には石英ファイ
バにナイロンをコートしたものとか、石英ファイバにナ
イロンをコートし、その外側にニッケル施したもの等が
使用される。このファイバ心線4は円盤状の熱伝導性基
板1の上に同一平面上でリング状に数回巻かれ、光ファ
イバコード2の両端の引出端部6、7が一直線になるよ
うに引き出されている。
【0010】前記のファイバ心線4のリング状部8の最
低巻径はリング状に巻くことにより生ずる光伝送損失が
できるだけ少なく、しかも巻径があまり大きくならない
程度、例えば数cm程度が望ましい。
【0011】また、同リング状部8の全巻長は数m程度
が望ましい。あまり短いと測定ポイントの温度を十分に
感知しにくく、また、ファイバ心線4に送り込む光パル
スの間隔、パルスの波長等の関係から測定温度の真値を
検出しにくくなり、測定誤差が生じ易くなる。また、長
すぎても特に利点は無い。従って、測定温度の真値を検
出するのに必要な最低長(距離分解能)よりやや長めに
するのがよい。
【0012】図1において1は前記ファイバ心線4を支
持する熱伝導性基板である。この熱伝導性基板1には金
属板が使用される。できれば可撓性のある金属板、例え
ばアルミ箔等の薄板が望ましい。
【0013】図1の熱伝導性基板1の表面には図1
(c)に示す様にリング状に螺旋溝8を形成して、その
螺旋溝9内にファイバ心線4を配線してもよい。このよ
うにするとファイバ心線4をリング状に巻き易くなり、
また、リング状に巻かれたファイバ心線4の巻きが崩れ
にくい。この螺旋溝9はあってもなくともよい。
【0014】図1の5は熱伝導性基板1の螺旋溝9内に
リング状に配線されたファイバ心線4の外側を、熱伝導
性基板1と同じ形状にモールドした樹脂モールド層であ
る。この樹脂モールド層5は可撓性のあるシリコンが望
ましいが、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等であってもよ
い。
【0015】前記のように熱伝導性基板1、樹脂モール
ド層5に可撓性をもたせると、光ファイバ温度センサ全
体が可撓性をもつので、機器や装置の測定ポイントの表
面が多少凹凸していても、また曲面や球面であっても熱
伝導性基板1が密着し易くなる。
【0016】
【実施例2】本発明の光ファイバ温度センサは図2に示
す構造にしてもよい。これはファイバ心線4を熱伝導性
基板1の上にリング状に数回巻くのは図1の場合と同じ
であるが、光ファイバコード2の両端の引出端部6、7
をファイバ心線4のリング状部8の外周の左右対称位置
から同じ方向に平行に引き出してある。
【0017】
【実施例3】本発明の光ファイバ温度センサは図3に示
す構造にしてもよい。これもファイバ心線4を熱伝導性
基板1の上にリング状に数回巻くのは図1の場合と同じ
であるが、光ファイバコード2の両端の引出端部6、7
をファイバ心線4のリング状部8の外周の一箇所から同
じ方向に平行に引き出したてある。
【0018】
【実施例4】本発明の光ファイバ温度センサは図4に示
す構造にしてもよい。図4に示すものは図1に示す本発
明の光ファイバ温度センサ10を連接したものである。
この場合、各光ファイバ温度センサ10の光ファイバコ
ード2は一本で共通にしてある。この光ファイバ温度セ
ンサ10を使用すれば各種機器や装置の多数の測定ポイ
ンの表面温度を一連に同時に計測(多点測定)すること
ができるので、ケ−ブルのような長尺物や、トンネルや
マンホール等のように連続したものの長手方向の温度分
布測定に適する。
【0019】
【発明の効果】本発明のポイント計測用光ファイバ温度
センサは次の様な効果がある。 .光ファイバコード2の被覆3を除去してファイバ心
線4を露出させてあるのでファイバ心線4の熱抵抗が小
さくなり熱伝導性が良い。また、ファイバ心線4をリン
グ状に巻いたときに被覆3がない分だけ外径が小さくな
る。 .ファイバ心線4を熱伝導性基板1の上に巻くので巻
き易く、しかも熱伝導性基板1からの熱がファイバ心線
4に伝達され易くなる。 .ファイバ心線4をリング状に巻いたので、温度測定
ポイント毎に取付けてポイント測定することができる。
温度測定対象物に貼り付けたり、まいたりする面倒もな
い。 .ファイバ心線4の外側が樹脂モールド層5で被覆さ
れているので外観の体裁が良く、防水性も良く、外傷も
受けにくく、耐環境性に優れ、メンテナンスが容易にな
る。 .ファイバ心線4の外側が樹脂モールド層5で被覆さ
れているので、ファイバ心線4が熱伝導性基板1に固定
され、扱い易くなる。 .ファイバ心線4をリング状に巻いたので、距離分解
能以上の長さのファイバ心線4をコンパクトに収納で
き、小型で精度の高いセンサとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の光ファイバ温度センサの第1
の実施例の正面図、(b)は同温度センサの側面図、
(c)は(a)のAーA断面図。
【図2】本発明の光ファイバ温度センサの第2の実施例
の正面図。
【図3】本発明の光ファイバ温度センサの第3の実施例
であり、ファイバコードの引出部分の要部説明図。
【図4】本発明の光ファイバ温度センサの第4の実施例
の説明図。
【符号の説明】
1は熱伝導性基板 2は光ファイバコード 3は被覆 4はファイバ心線 5は樹脂モールド層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性基板1と、その上に巻いた光フ
    ァイバコード2の被覆3を除去したファイバ心線4と、
    そのファイバ心線4の外側を被覆した樹脂モールド層5
    とからなることを特徴とする光ファイバ温度センサ。
JP4299327A 1992-10-12 1992-10-12 光ファイバ温度センサ Pending JPH06123659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299327A JPH06123659A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 光ファイバ温度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299327A JPH06123659A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 光ファイバ温度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06123659A true JPH06123659A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17871112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4299327A Pending JPH06123659A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 光ファイバ温度センサ

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JP (1) JPH06123659A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119263A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Denso Corp モータおよびその制御装置
KR20180133422A (ko) * 2016-04-19 2018-12-14 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 온도 측정용 기판 및 온도 측정 시스템
CN114166387A (zh) * 2021-12-16 2022-03-11 桂林汉西鸣科技有限责任公司 光纤传感器柔性压合出线接头及其设计、安装和维修方法

Cited By (3)

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KR20180133422A (ko) * 2016-04-19 2018-12-14 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 온도 측정용 기판 및 온도 측정 시스템
CN114166387A (zh) * 2021-12-16 2022-03-11 桂林汉西鸣科技有限责任公司 光纤传感器柔性压合出线接头及其设计、安装和维修方法

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