JPH0612315B2 - 水中試料採取器 - Google Patents

水中試料採取器

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JPH0612315B2
JPH0612315B2 JP63255848A JP25584888A JPH0612315B2 JP H0612315 B2 JPH0612315 B2 JP H0612315B2 JP 63255848 A JP63255848 A JP 63255848A JP 25584888 A JP25584888 A JP 25584888A JP H0612315 B2 JPH0612315 B2 JP H0612315B2
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KOKURITSU KOGAI KENKYUSHOCHO
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KOKURITSU KOGAI KENKYUSHOCHO
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、湖沼、河川、内湾、外洋等の水域における任
意深度の水やその水底に堆積している堆積物などの水中
試料を採取するために用いられる水中試料採取器に関す
るもので、特に、水中に吊り降ろされる筒状体によって
試料を採取するようにした水中試料採取器に関するもの
である。
(従来の技術) 水質調査や環境調査等を行う場合には、所定深度の水や
水底に堆積している底泥等の水中試料を採取して、その
化学組成や生息している動植物、微生物の種類、数など
を調査分析することが求められる。そのような水中試料
の採取は、一般に、舟上からロープを介して試料採取器
を吊り降ろすことによって行われる。その場合、その試
料採取器には、目的とする水中試料がスムーズに取り入
れられるようにしなければならない。そこで、一般に
は、そのような水中試料採取器として、両端が開放した
筒状体からなるものが用いられている。
例えば底泥等の水底堆積物を採取する場合には、柱状採
泥器が用いられることが多い。この採泥器は、上下両端
が開いた筒状のコアホルダを備えたもので、ロープを連
結して舟上から投下される。正しく着泥したときには、
コアホルダの下端部が水底に突き刺さる。そして、コア
ホルダ内の水はその上端部から流出する。したがって、
コアホルダ内には水底堆積物が確実に取り入れられる。
このような筒状の試料採取器においては、ロープによっ
て舟上に引き上げるとき、取り入れられた試料が落下す
ることのないようにしなければならない。そこで、柱状
採泥器の場合には、コアホルダの上端に逆止弁が設けら
れ、その逆止弁によってコアホルダの開放上端が開閉さ
れるようになっている。コアホルダ内の試料、すなわち
コアが落下しようとするときには、その逆止弁が閉じる
ので、内部が負圧となり、その落下が防止される。
従来の柱状採泥器は、その下端は開放したまま引き上げ
るものとされていた。
一方、所定深度の水を採取するときには、両端が開いた
筒状の採水管からなる採水器が用いられる。その採水管
は、ロープによって垂直状態あるいは水平状態に懸吊支
持され、所定深度まで吊り降ろされる。垂直状態で吊り
降ろされる場合には、その下降中、採水管の下端から水
が流入して上端から流出するので、所定深度に達したと
きには採水管内にその深度の水が取り入れられることに
なる。また、水平状態で吊り降ろされる採水管は、通
常、水流のある河川等において用いられる。その場合に
は、その水流によって所定深度の水が採水管内に取り入
れられる。
このような採水器においては、所定深度に達したとき、
採水管の開放両端、特に下端が水密に密閉されるように
しなければならない。そこで、その採水器には、採水管
の両端を閉鎖し得る蓋が取り付けられている。その蓋
は、採水管の開放両端にそれぞれ近接してセットされ、
メッセンジャと呼ばれる小さな重錘を落下させることに
より作動して、その両端を閉じるようになっている、そ
して、コイルスプリング等により、採水管の両端に圧接
されるようになっている。
従来の採水器においては、そのコイルスプリング等が採
水管の内部に挿通されるものとされていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来の柱状採泥器のようにコアホルダの下端
を閉じずに引き上げるものでは、砂質の底泥や水分含有
量の多い軟泥など、粘性の小さい水底堆積物を採取しよ
うとしても、舟上に引き上げるまでに、水中においてコ
アホルダの下端からコアが徐々に脱離していくために、
そのような試料の採取は極めて難しい。そのような試料
の採取を可能とするためには、採水器のように、その下
端をも蓋によって閉鎖するようにすることが望まれる。
しかしながら、採水器のような閉鎖機構を柱状採泥器に
適用しようとすると、コアホルダの下端近傍に蓋を取り
付けておかなければならず、その蓋がコアホルダを水底
に突入させるときの障害となってしまう。また、その蓋
をコアホルダの下端に密着させるための機構をコアホル
ダ内に設けることが必要となり、その機構によってコア
の侵入が阻害されてしまう。
一方、従来の採水器では、蓋を開いた状態に保持する機
構が採水管の外部にあり、蓋を採水管に密着させる機構
が採水管の内部にあるので、採水管を簡単に取り外すこ
とができない。そのために、水質の異なる調査地点で続
けて採水を行う場合にも、採水管を交換することができ
ず、前回に用いた採水管をそのまま用いなければならな
い。しかも、採水管の内部には複雑な機構が収容されて
いるので、その内部を洗浄することも難しい。
そのように、前回使用されたまま十分に洗浄されていな
い採水管を用いて次の採水を行うと、前回取り込まれて
採水管内に付着した水、及びその水に含まれていた微生
物等によって、新たに取り込まれた水が汚染されてしま
う。一般に、水質調査を行う場合には、その水に含まれ
ている栄養塩や重金属、有機物、微生物等が問題となる
ので、調査に用いる試験管やビーカー等は酸などによっ
て洗浄することが必要となっている。したがって、その
ように汚染された採水管によって採取された水では、正
確な調査ができないことになる。
更に、従来の採泥器、採水器はそれぞれ専用のもので、
それらを兼用するということはできなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、試料を採取する筒状体の内部やその開
放端の近傍に特別な機構を設けることなく、筒状体の開
放端を閉鎖することのできる水中試料採取器を得ること
である。
また、本発明の他の目的は、試料を採取する筒状体の交
換や洗浄の容易な水中試料採取器を得ることである。
本発明の更に他の目的は、採泥器及び採水器のいずれに
も用いることのできる水中試料採取器を得ることであ
る。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、試料を採取す
る筒状体の外周面よりも外側にアームを設け、そのアー
ムの先端に蓋体を取り付けて、その蓋体により筒状体の
開放端を閉鎖するようにしている。そのアームは、案内
支持機構により、蓋体が筒状体の開放端から遠く離れる
位置と蓋体がその開放端に間隔を置いて対向する位置と
の間で回動し、更に、蓋体がその開放端に対向する位置
に達したときその蓋体がその開放端に密着するまで筒状
体の軸線方向に移動するように案内支持されている。し
かも、そのアームは、蓋体が筒状体の開放端を閉じる位
置に向けて常に移動するように付勢されている。そし
て、そのアームは、蓋体が筒状体の開放端から遠く離れ
る位置で係止保持され、所要時にその係止が解除される
ようになっている。
そのアームは、例えば筒状体の外周に着脱自在に取り付
けられるフレームによって支持される。
(作用) このように構成された水中試料採取器により試料を採取
するときには、蓋体が筒状体の開放端から遠く離れる位
置までアームを回動させ、その位置で係止しておく。そ
の状態では、筒状体の開放端側にはその近傍にも何らの
部材も存在しない。そこで、その状態で筒状体を吊り降
ろす。そして、筒状体が目的とする位置まで達したと
き、アームの係止を解除させる。すると、アームは、蓋
体が筒状体の開放端に対向する位置まで回動し、次い
で、蓋体がその開放端に密着するように移動する。こう
して、筒状体の開放端が閉鎖される。
このとき、蓋体は筒状体の軸線方向に移動してその開放
端を閉鎖するので、その開放端は容易に水密に密閉され
る。その場合、蓋体をアームに対して回転自在としてお
けば、加工誤差等も吸収されるようになる。また、その
ようにすれば、蓋体が水中に吊り降ろすときの抵抗とな
ることもなくなる。
アームは筒状体の外部に設けられるので、筒状体の内部
には何らの部材も設ける必要がない。したがって、筒状
体の内部の洗浄も容易となる。また、アームは、筒状体
の外周に着脱自在に取り付けられるフレームに支持させ
るようにしておけば、筒状体のみを取り外すことも容易
となる。
そして、このように筒状体の内部及びその開放端の近傍
に何らの部材も存在しない状態で試料が採取され、しか
も、その開放端が水密に密閉されるようになるので、こ
の試料採取器によって採泥及び採水のいずれもが可能と
なる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図中、第1〜5図は本発明による水中試料採取器を採水
器として用いる場合の一実施例を示すものである。
第1,2図から明らかなように、この水中試料採取器1
は枠状のフレーム2と、そのフレーム2に支持されるア
ーム3とを備えている。フレーム2は、ロープ4によっ
て上下方向に懸吊されるようになっている。また、その
フレーム2には、両端が開放した円筒状の採水管5が上
下方向に取り付けられるようになっている。採水管5は
アクリル樹脂からなる透明なもので、その下部には、採
取した水を抜く排水口6が設けられている。その排水口
6は、通常は栓によって閉じられている。
アーム3の先端部には、採水管5の開放下端を閉鎖し得
る蓋体7が取り付けられている。そして、そのアーム3
は、第1図に示されているように蓋体7が採水管5の下
端から遠く離れる上方回動位置と、第2図に示されてい
るように蓋体7が採水管5の下端に密着する閉鎖位置と
の間で移動し得るように支持されている。
フレーム2は、上部の支持台8と下部の筒状体取付部9
とを備えている。これら上部支持台8及び筒状体取付部
9は平面図で見てほぼ矩形状のもので、その4隅におい
て支柱10,10,…により互いに連結固定されてい
る。
第3図(A),(B)に示されているように上部支持台
8には、その中央部上面に、ロープ4を連結するフック
11が設けられている。また、その上部支持台8には、
蓋作動部材12が支持されている。その蓋作動部材12
は、上部支持台8の上方に位置する上板13と上部支持
台8の下方に位置する下板14とを2本のロッド15,
15を介して連結したもので、そのロッド15,15が
上部支持台8に上下動自在に嵌合されている。そして、
その上板13と上部支持台8との間に縮設されたコイル
スプリング16によって、常に上方に向けて付勢され、
通常は図示状態で保持されるようになっている。
上板13の中央部にはロープ挿通孔17が設けられ、そ
の挿通孔17に挿通されるロープ4に沿って落下する小
重錘のメッセンジャ18(第1,2図参照)がその上板
13に当接することにより、コイルスプリング16に抗
して蓋作動部材12が下降するようにされている。
蓋作動部材12の下板14には、上方に延びる2本の係
止ピン19,20が立設されている。その係止ピン1
9,20は、蓋作動部材12が通常の上方位置にあると
き、上部支持台8を貫通してその上方に突出するだけの
高さを有するものとされている。また、上板13にメッ
センジャ18が当接して下板14が下降したときには、
上部支持台8の上面よりも下方に引っ込められるものと
されている。
更に、上部支持台8の中央には、下方に延びる長い支持
ロッド21の上端が固着されている。その支持ロッド2
1には、採水管5の開放上端を閉鎖し得る上蓋22の上
面中央に立設された中空パイプ23が摺動自在に嵌合さ
れている。そして、その中空パイプ23の外周の、上部
支持台8と上蓋22との間に、上蓋22を下方に向けて
押圧するコイルスプリング24が縮設されている。こう
して、上蓋22は、フレーム2に対して上下動自在に支
持されるとともに、採水管5の上端に向けて押圧付勢さ
れるようになっている。
上蓋22は、その上面に設けられたフック25に結び付
けられている係止紐26(第1図参照)の上端を、上部
支持台8の上方に突出している係止ピン19に引っ掛け
ることによって、採水管5の上端から上方に離れた位置
で係止保持されるようになっている。すなわち、この実
施例では、係止ピン19と係止紐26とによって、上蓋
22を上昇位置で係止保持する上蓋係止手段が構成され
ている。
上蓋22には、その下面側に、スポンジゴム板27と発
水性を有するシリコンシート等の樹脂シート28とから
なるシール板が設けられ、採水管5の上端に圧接された
とき、その上端が水密に密閉されるようになっている。
また、上蓋22には、採取した水を採水管5から抜くと
きの空気取入口29が設けられている。その空気取入口
29は、通常は栓30によって密封されるようになって
いる。
第4図(A),(B)に示されているように、フレーム
2の下部の筒状体取付部9には、採水管5が嵌合される
嵌合孔31が設けられている。採水管5は、その嵌合孔
31に嵌合し、取付部9の外周側から止めねじ32を締
め付けることによって、フレーム2に着脱自在に取り付
けられるようになっている。そのとき採水管5が正確な
位置で固定されるようにするために、採水管5の外周に
は位置決め用突起33が設けられている。
筒状体取付部9の両側面には、ガイドプレート34,3
4が固定されている。そのガイドプレート34は、直径
が上下方向に配置される半円状のガイド面35と、その
半円状ガイド面35の下端から上方に向かう直線状ガイ
ド溝36とを有するものとされている。そして、そのガ
イドプレート34の半円状ガイド面35の中心には、短
い水平支軸37が固着されている。
一方、フレーム2に支持されるアーム3には、その基端
部側に、アーム3の軸線方向に長い長孔38が設けられ
ている。そして、その長孔38に、ガイドプレート34
に固着された支軸37が挿通されるようになっている。
また、アーム3には、その長孔38の基端側からガイド
プレート34の半円状ガイド面35の半径に等しい距離
だけ離れた位置に、ガイドピン39が取り付けられてい
る。そのガイドピン39は、ガイドプレート34の直線
状ガイド溝36に挿通され得る径を有するものとされて
いる。
こうして、アーム3は、ガイドピン39がガイドプレー
ト34の半円状ガイド面35に係合しながら移動するこ
とによって支軸37を中心として回動し、アーム3が最
も下方まで回動してガイドピン39が直線状ガイド溝3
6に対向する位置まで達したときには、ガイドピン39
がそのガイド溝36に沿って移動することによって採水
管5の軸線方向上方に移動し得るようになっている。す
なわち、これらガイドプレート34及び支軸37、アー
ム3の長孔38及びガイドピン39によって、アーム3
に所定の回動及び軸線方向移動をさせるようにしながら
アーム3を支持する案内支持機構が構成されている。
アーム3の基端部側は、アーム3の軸線に対して角度を
なすように折曲されている。そして、その先端部に、弾
性体であるゴム紐40の一端を結び付ける結合部41が
設けられている。また、アーム3の基端部には、そのゴ
ム紐40を案内する突起42が設けられている。ゴム紐
40の他端は、上部支持台8に設けられた結合部43
(第3図参照)に結び付けられるようになっている。そ
のゴム紐40は、緊張状態に張設される。そして、第4
図(A)に実線で示されているようにアーム3が上方に
回動した状態にあるときには、ゴム紐40がアーム3の
突起42に係合するようにされる。したがって、そのア
ーム3には、下方へ回動させようとする付勢力が加えら
れる。そして、第4図(A)に仮想線で示されているよ
うにアーム3が最も下方まで回動したときには、アーム
3に上方へ引き上げようとする付勢力が加えられる。
アーム3の長孔38から先端までの長さは、ガイドプレ
ート34の支軸37から採水管5の下端までの長さより
も長いものとされている。そして、第5図に示されてい
るように、採水管5の下端を閉鎖する蓋体は、アーム3
が最も下方まで回動したときにはその採水管5の下端に
小さな間隔を置いて対向し、その位置からアーム3がガ
イド溝36に沿って上昇したときには採水管5の下端に
密着する位置に取り付けられている。
蓋体7は、両側のアーム3,3に取り付けられた水平ピ
ン44,44によって、アーム3の回動面に直交する直
径方向の軸線のまわりに回転自在に支持されている。そ
の蓋体7の両面は、スポンジゴム45と発水性を有する
シリコンシート等の樹脂シート46とからなるシール板
によって構成されている。
アーム3,3の先端を互いに連結する連結板47の中央
部には、係止紐48の一端を結び付けるフック49が設
けられている。第1図に示されているように、その係止
紐48の他端は、アーム3が最も上方に回動した位置
で、上部支持台8の上方に突出している係止ピン20に
引っ掛けられ、それによってその位置で、アーム3がゴ
ム紐40の付勢力に抗して係止されるようになってい
る。すなわち、これら係止ピン20と係止紐48とによ
って、アーム3を、蓋体7が採水管5の下端から遠く離
れる位置で係止保持する係止手段が構成されている。
次に、このように構成された水中試料採取器1の作用に
ついて説明する。
水質調査等のために採水を行うときには、まず、採水管
5にフレーム2を装着し、その上部支持台8のフック1
1にロープ4を結び付けておく。そのロープ4は、蓋作
動部材12の上板13に形成されたロープ挿通孔17に
挿通させる。そして、上蓋22をコイルスプリング24
に抗して押し上げ、係止紐26を係止ピン19に引っ掛
ける。また、アーム3をゴム紐40の弾性力に抗して上
方に回動させ、先端の係止紐48を係止ピン20に引っ
掛ける。このとき、ゴム紐40は、アーム3の突起42
に係合して、折れ曲がった状態となる。
このようにして、この水中試料採取器1は、上蓋22及
び蓋体7がともに採水管5の開放端から離れた第1図の
状態にセットされる。
このようにセットされた試料採水器1は、調査地点にお
いて、舟上からロープ4によって吊り降ろされる。その
とき、採水管5は重力により上下方向となる。水中での
下降中は、蓋体7はフレーム2等に接触して上下方向に
保たれるので、その蓋体7による抵抗は小さい。したが
って、採水管5が傾くことはない。
このように採水管5が下降するとき、その採水管5に
は、下端から水が流入し上端から流出する。したがっ
て、採水管5内には常にその深度における水が取り込ま
れることになる。しかも、採水管5の下端側及びその内
部には何の障害物もなく、上端側の上蓋22も十分に離
れているので、その水の取り込みは極めてスムーズに行
われる。
所定の深度に達すると、ロープ4に沿ってメッセンジャ
18を落下させる。すると、そのメッセンジャ18は蓋
作動部材12の上板13に当接し、コイルスプリング1
6に抗して蓋作動部材12を下降させる。蓋作動部材1
2が下降すると、その下板14に取り付けられている係
止ピン19,20が上部支持台8の上面よりも下方に引
っ込む。その結果、それらの係止ピン19,20に係止
されていた係止紐26,48が離れる、したがって、ア
ーム3及び上蓋22の係止が解除される。すなわち、こ
の水中試料採取器1においては、蓋作動部材12とメッ
センジャ18とによって係止解除手段が構成されてい
る。
アーム3の基端側には、ゴム紐40によって、上方に引
き上げようとする付勢力が加えられている。したがっ
て、アーム3の係止が解除されると、アーム3の基端側
が上方に移動する。このとき、アーム3のガイドピン3
9がガイドプレート34の半円状ガイド面35に係合し
ているので、アーム3は、そのガイド面35の中心に設
けられた支軸37を中心として回動する。その結果、ア
ーム3の先端に取り付けられた蓋体7は、半径一定の半
円形軌跡上を移動することになる。そして、その半径が
支軸37から採水管5の下端までの距離よりも大きくさ
れているので、アーム3が採水管5の軸線方向に平行と
なる最も下方まで回動したときには、第5図に示されて
いるように、蓋体7が採水管5の下端に対して間隔を置
いて対向する状態となる。この間において、蓋体7が上
下方向となっていたとしても、アーム3が下方まで回動
したときには、その蓋体7が採水管5の下端部に当接す
ることによって水平ピン44,44のまわりに回転し、
蓋体7のいずれかの面が採水管5の開放下端面に対向す
ることになる。
このように蓋体7が採水管5の下端に対向する位置まで
アーム3が回動したときには、第4図(A)に仮想線で
示されているように、アーム3のガイドピン39がガイ
ドプレート34の直線状ガイド溝36に対向する位置と
なる。そして、アーム3にはゴム紐40によって上方に
引き上げようとする力を加えられており、また、アーム
3は軸線方向の長孔38を介して支軸37と係合してい
るので、アーム3はその軸線方向上方に移動する。この
とき、アーム3のガイドピン39がガイドプレート34
の直線状ガイド溝36と係合することにより、アーム3
の移動方向は採水管5の軸線方向と平行となるように規
制される。
このようにしてアーム3が採水管5の軸線方向上方に向
けて移動すると、その先端に取り付けられた蓋体7も同
方向に移動する。そして、その蓋体7が採水管5の下端
に当接する。蓋体7は回転自在に支持されているので、
このとき蓋体7はわずかに回転して採水管5の下端に必
ず密着する。しかも、その蓋体7にはいずれの面にもシ
ール板が設けられているので、その密着によって採水管
5の開放下端が水密に閉鎖される。
一方、上蓋22の係止が解除されると、その上蓋22
は、コイルスプリング24の付勢力によって下方に向け
て移動する。そして、採水管5の上端に押圧される。上
蓋22の下面にはシール板が設けられているので、それ
によって採水管5の開放上端が密閉される。
このようにして、第2図に示されているように、採水管
5の上下両端が上蓋22及び蓋体7によってそれぞれ閉
鎖される。その採水管5内には、目的とする所定深度の
水が取り込まれている。そこで、ロープ4によって試料
採取器1を舟上に引き上げる。
舟上においては、上蓋22の栓30を抜くとともに、採
水管5の下部の排水口6を開き、採取した水をその排水
口6からビーカー等の他の容器に移す。そして、上蓋2
2を引き上げて、上昇位置で係止紐26を係止ピン19
に係止する。また、アーム3を一旦下方に引き下げた
後、上方に回動させて、第1図に示されている上方回動
位置で係止紐48を係止ピン20に係止する。次いで、
止めねじ32をゆるめて採水管5を抜き取り、洗浄され
た新たな採水管5を取り付ける。こうして、次の採水の
準備が完了する。なお、使用した採水管5をフレーム2
に取り付けたまま洗浄し、そのまま次回の採水に使用す
ることもできる。その場合にも、採水管5の内部には何
らの部材もないので、その内面の洗浄は容易に行うこと
ができる。
また、採泥を行うときには、採水管5に代えてコアホル
ダを取り付ける。そのコアホルダは、排水口6のない単
純な筒状体とされる。そして、採水の場合と同様にセッ
トして、舟上から投下する。水底に到達すると、自重に
よりコアホルダの下端部が底泥に突き刺さる。そこで、
メッセンジャ18を落下させ、アーム3及び上蓋22の
係止を解除させる。すると、アーム3が下方に回動する
とともに、コアホルダの上端が上蓋22によって閉鎖さ
れる。下方に回動したアーム3は、水底に当接した状態
で保持される。
次いで、ロープ4により試料採取器1を引き上げる。す
ると、水底堆積物を取り込んだコアホルダが水底から抜
ける。このときには、コアホルダの上端が上蓋22によ
って密閉されており、その下端から試料が抜け落ちよう
とするとその内部が負圧となるので、コアホルダは必ず
試料を取り込んだ状態で引き上げられる。そして、アー
ム3が更に回動し、続いてコアホルダの軸線方向上方に
移動することにより、コアホルダの下端が蓋体7によっ
て密閉される。したがって、採取された試料、すなわち
コアが、引き上げ中に水中においてコアホルダの下端か
ら脱離するようなことがなくなる。すなわち、砂泥や軟
泥を採取することも可能となる。
なお、上蓋22による採水管5等の上端の閉鎖には、必
ずしも厳密な水密性は求められないので、上蓋22を押
圧付勢するコイルスプリング24を省き、自重のみによ
って上蓋22を落下させるようにすることもできる。
第6,7図は、本発明者が先に提案した打ち込み式採泥
器(実開昭62−193545号公報参照)に本発明を適用した
一実施例を示すものである。
これらの図から明らかなように、この採泥器50は、円
筒状のコアホルダ51と、そのコアホルダ51を支持す
るコアホルダキャッチャ52とを備えている。コアホル
ダ51は、その上端部をキャッチャ52に嵌合し、止め
ねじ等をそのキャッチャ52の外周側から締め付けるこ
とによって、着脱可能に取り付けられるようになってい
る。キャッチャ52内には、コアホルダ51の開放上端
を開閉し得る弁板53が上下動自在に設けられている。
また、キャッチャ52の周壁には、大径の開口54が形
成されている。
キャッチャ52の上端面には、長いロッド55が固定さ
れている。そして、そのロッド55に重錘56が上下動
自在に支持されている。その重錘56は、ロープ57に
よって舟上から上下動されるようになっている。
また、キャッチャ52の外周面側には、上方に長く延び
る支持脚58を有するガイドプレート59が取り付けら
れている。そのガイドプレート59の下部には、半円状
のガイド溝60と、その半円状ガイド溝60の下端から
連なり軸線方向上方に延出する直線状ガイド溝61とが
形成されている。そして、その半円状ガイド溝60の中
心に支軸62が固定され、その支軸62に長孔63を介
してアーム64が支持されている。そのアーム64には
ガイドピン65が取り付けられており、そのガイドピン
65がガイド溝60,61に沿って案内されるようにな
っている。
アーム64の基端側にはゴム紐66の一端が連結されて
いる。そのゴム紐66の他端は、ガイドプレート59の
支持脚58の上端に連結されている。そして、アーム6
4に設けられた突起67に、そのゴム紐66が係合する
ようになっている。
アーム64の先端部には、コアホルダ51の開放下端を
閉鎖し得る蓋体68が回転自在に支持されている。ま
た、アーム64の先端には係止紐69の一端が連結され
ている。その係止紐69の他端は、ロッド55の上端に
設けられた係止爪70に引っ掛けられるようになってい
る。そして、その係止爪70は、ロープ71に沿って落
下するメッセンジャ72によって押し下げられ、係止紐
69を釈放するようにされている。そのロープ71は、
ロッド55の上端に連結され、採泥器50全体を懸吊す
るものとされている。
コアホルダ51の下端を閉鎖する下端閉鎖機構の他の構
成は、第1〜5図の試料採取器1における採水管5の下
端閉鎖機構と同様である。
このように構成された採泥器50を用いて水底堆積物を
採取するときには、第6図に示されているように、アー
ム64を上方に回動させ、係止紐69を係止爪70に引
っ掛ける。それによって、蓋体68がコアホルダ51の
下端から遠く離れる位置でアーム64が係止される。
この状態で、ロープ71により採泥器50を吊り降ろ
す。そして、コアホルダ51の下端が水底に到達する
と、そのロープ71をゆるめるとともに、重錘56に連
結されたロープ57もゆるめ、重錘56を落下させる。
すると、重錘56がコアホルダキャッチャ52の上端面
に当接し、コアホルダ51の下端部が水底に打ち込まれ
る。このとき、コアホルダ51内の水は、その上端に載
置されている弁板53を押し上げ、キャッチャ52の周
壁に形成されている開口54から流出する。したがっ
て、コアホルダ51内には水底堆積物が取り込まれる。
このような重錘56によるコアホルダ51の打ち込みを
数回繰り返した後、メッセンジャ72を落下させる。す
ると、係止爪70による係止紐69の係止が解除され、
アーム64がゴム紐66の付勢力により下方に回動す
る。そして、そのアーム64は、先端が水底に係合した
状態で保持される。
そこで、ロープ71により採泥器50を引き上げ、コア
ホルダ51を水底から引き抜く。このときには、弁板5
3が落下してコアホルダ51の上端を塞いでいるので、
コアホルダ51内に取り込まれたコアが落下することは
ない。そして、コアホルダ51が水底から完全に引き抜
かれると、アーム64が更に回動し、次いでコアホルダ
51の軸線方向上方に移動することにより、第7図に示
されているように、コアホルダ51の下端が蓋体68に
よって閉鎖される。このとき、蓋体68はコアホルダ5
1の軸線方向に移動してその下端を閉鎖するので、その
下端は確実に密閉される。したがって、採取された水底
堆積物が砂質のものや水分の多い軟泥等である場合に
も、採泥器50の引き上げ中にコアホルダ51の下端か
ら落下するようなことはなくなり、正確な試料の採取が
可能となる。
このように、本発明を適用すれば、打ち込み式採泥器5
0においてもそのコアホルダ51の下端を閉鎖すること
が可能となる。
第8,9図は、アームの案内支持機構の異なる例を示す
ものである。
第8図の案内支持機構においては、アーム80に、半円
状ガイド面81と直線状ガイド溝82とが設けられてい
る。そして、試料を採取する筒状体の外周に取り付けら
れるフレーム83に、それらのガイド面81及びガイド
溝82と係合し得るガイドピン84が設けられている。
アーム80は、フレーム83に固定された支軸85によ
り、半円状ガイド面81の中心において、長孔86を介
して支持されるようになっている。
また、第9図の案内支持機構においては、第8図の場合
と同様に、アーム90に半円状ガイド面91と直線状ガ
イド溝92とが設けられ、フレーム93にガイドピン9
4が設けられている。そして、アーム90には、半円状
ガイド面91の中心位置に支軸95が固定されており、
その支軸95が、フレーム93に設けられた軸線方向の
長孔96に挿通されて支持されるようになっている。
これらの案内支持機構によっても、アーム80,90の
図で左側の端部に上向きの付勢力を加えておけば、アー
ム80,90は図で時計方向に回動し、次いで軸線方向
上方に移動するように案内されることは明らかであろ
う。
なお、上記実施例においては、1本のゴム紐40,66
によってアーム3,64に下方へ回動する付勢力と軸線
方向上方へ移動する付勢力とを与えるものとしている
が、これらの付勢力を2本のコイルスプリングによって
付与させるようにすることもできる。
また、本発明は、上記実施例のように筒状体が上下方向
に支持されて吊り降ろされる試料採取器に限らず、採水
管が水平方向に支持される横型の採水器等にも適用する
ことができる。その場合には、例えば先端部に蓋体を取
り付けたアームを2本設け、そのアームを上方に回動さ
せた状態で揃えて係止しておき、メッセンジャ等により
その係止を解除して各アームを回動及び軸線方向移動さ
せ、それぞれの蓋体によって採水管の両端を閉鎖するよ
うにすればよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、試料
を採取する筒状体の側部に、先端部に蓋体を取り付けた
アームを装着し、そのアームを回動させ、次いで筒状体
の軸線方向に移動させることにより筒状体の開放端を閉
鎖するようにしているので、筒状体の内部や開放端の近
傍に何らの部材を設けることなく、筒状体の開放端を密
閉することができる。したがって、試料がスムーズに取
り入れられるようになるとともに、筒状体の内部の洗浄
等が容易となる。また、蓋体が筒状体の軸線方向に移動
してその筒状体の開放端を閉鎖するので、水密に閉鎖す
ることも容易となる。したがって、砂質の底泥や水分含
有量の多い軟泥ばかりでなく、水を採取することも可能
となる。すなわち、採泥器兼採水器として用いることが
可能となる。
更に、アームは、筒状体の外周に着脱自在に取り付けら
れるフレームに支持させるようにすることができる。そ
して、それによって、筒状体を交換することが容易とな
る。したがって、異なる調査地点において次々と試料を
採取することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による水中試料採取器の一実施例を、
試料採取のためにセットした状態で示す側面図、 第2図は、その試料採取器を、筒状体の両端が閉鎖され
た状態で示す側面図、 第3図(A),(B)は、その試料採取器の上部を示す
縦断側面図及び縦断正面図、 第4図は、その試料採取器のアームの案内支持機構を示
すもので、(A)はそのアームが上方に回動した状態と
下方に回動した状態とを示す側面図、(B)はそのアー
ムが下方に回動した状態を示す縦断正面図、 第5図は、その試料採取器のアームが下方に回動した状
態における下部の縦断正面図、 第6図は、本発明を適用した打ち込み式採泥器の一例
を、セット状態で示す側面図、 第7図は、その採泥器の下端が閉鎖された状態を示す縦
断正面図、 第8,9図は、アームの案内支持機構の変形例を示す説
明図である。 1……水中試料採取器 2……フレーム、3……アーム 5……採水管(筒状体)、7……蓋体 12……蓋作動部材(係止解除手段) 18……メッセンジャ(係止解除手段) 19,20……係止ピン(係止手段) 22……上蓋 26……係止紐(上蓋係止手段) 34……ガイドプレート(案内支持機構) 35……半円状ガイド面 36……直線状ガイド溝 37……支軸(案内支持機構) 38……長孔(案内支持機構) 39……ガイドピン(案内支持機構) 40……ゴム紐(弾性体)、42……突起 44……水平ピン 48……係止紐(係止手段) 50……採泥器(水中試料採取器) 51……コアホルダ(筒状体) 52……コアホルダキャッチャ(フレーム) 59……ガイドプレート 60……半円状ガイド溝 61……直線状ガイド溝、62……支軸 63……長孔、64……アーム 65……ガイドピン、66……ゴム紐 67……突起、68……蓋体 69……係止紐、70……係止爪 72……メッセンジャ 80……アーム、81……半円状ガイド面 82……直線状ガイド溝、83……フレーム 84……ガイドピン、85……支軸 86……長孔 90……アーム、91……半円状ガイド面 92……直線状ガイド溝、93……フレーム 94……ガイドピン、95……支軸 96……長孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一端が開放端とされ、水中に吊
    り降ろされて試料を採取する筒状体と、 その筒状体の外周面よりも外側に設けられ、先端部に前
    記筒状体の開放端を閉鎖し得る蓋体が取り付けられたア
    ームと、 そのアームを、前記蓋体が前記筒状体の開放端から遠く
    離れる位置とその蓋体がその開放端に間隔を置いて対向
    する位置との間で回動するように案内するとともに、そ
    の蓋体がその開放端に対向する位置に達したときその蓋
    体がその開放端に密着するまで前記筒状体の軸線方向に
    移動するように案内する案内支持機構と、 その案内支持機構に案内されて、前記蓋体が前記筒状体
    の開放端から遠く離れた位置からその蓋体が開放端に密
    着する位置まで前記アームを移動させるように付勢する
    弾性体と、 その弾性体の付勢力に抗して、前記アームを前記蓋体が
    前記筒状体の開放端から遠く離れる位置で係止保持する
    係止手段と、 その係止手段による前記アームの係止を解除し得る係止
    解除手段と、 を備えてなる、水中試料採取器。
  2. 【請求項2】前記蓋体が、前記アームの回動面に直交す
    る軸線のまわりに回転自在に支持されている、 請求項1記載の水中試料採取器。
  3. 【請求項3】前記アームが、前記筒状体の外周に着脱自
    在に取り付けられるフレームによって支持されている、 請求項1又は2記載の水中試料採取器。
  4. 【請求項4】前記筒状体の両端が開放されていて、その
    筒状体が上下方向に懸吊支持されるとともに、その開放
    下端が前記蓋体によって閉鎖されるようにされており、 前記フレームに、下降することによって前記筒状体の開
    放上端を閉鎖する上蓋が上下動自在に支持され、 その上蓋が、上蓋係止手段により上昇位置で係止保持さ
    れるとともに、その係止手段による係止が、前記係止解
    除手段によって同時に解除されるようにされている、 請求項3記載の水中試料採取器。
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