JPH06122036A - 鍛造方法 - Google Patents

鍛造方法

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JPH06122036A
JPH06122036A JP27466092A JP27466092A JPH06122036A JP H06122036 A JPH06122036 A JP H06122036A JP 27466092 A JP27466092 A JP 27466092A JP 27466092 A JP27466092 A JP 27466092A JP H06122036 A JPH06122036 A JP H06122036A
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JP
Japan
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forging
work
forged
heated
temperature
Prior art date
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Withdrawn
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JP27466092A
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English (en)
Inventor
Yasuo Doutani
安生 堂谷
Shoichi Takahashi
正一 高橋
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部分鍛造を行うにあたり、素材を所定の加熱
温度に保った状態で鍛造を行うことができ、鍛造された
鍛造品の寸法精度が良好であるとともに特性が均一に得
られ、後工程で被覆材を取除く必要がない鍛造方法を提
供する。 【構成】 ワーク19を所定の温度に加熱した後、ワー
ク19をその供給方向に向けて区分した複数の鍛造区間
毎に分けて鍛造を行う鍛造方法において、加熱したワー
ク19を前記所定の温度に加熱しつつ保温し、ワーク1
9の一鍛造区間を鍛造金型1に供給し、ワーク19を各
鍛造区間毎に順次鍛造を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型鍛造品の製造に用
いて好適な鍛造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、航空機用の部品として使用され
る高強度チタン合金等の大型部品は、鍛造法、特に恒温
鍛造法により製造されるが、この場合の鍛造は従来、以
下のように行われている。すなわち、この方法では、素
材(ワーク)を加熱炉で500〜750℃程度に加熱し
た後、該素材をフォークで加熱炉から取り出して素材と
同温度に加熱した金型の上型と下型との間に入れ、上型
を上方から押圧して所定の形状に成形する。この場合、
前記素材は長尺であるため、一度で鍛造を行うことは不
可能である。そのため、素材の先端部分から少しずつ数
回に分けて鍛造を行う、いわゆる部分鍛造が行われる。
部分鍛造を行う際には、素材を所定の温度に加熱してお
いても鍛造順が遅い部分が鍛造前に冷えてしまうため、
この部分の温度低下を防ぐ必要がある。そこで、加熱炉
で所定温度に加熱した素材を保温しておくために、加熱
後の素材全体をセラミックファイバー等の断熱材、また
はステンレス鋼材等のキャンニング材で被覆しておき、
被覆した状態の素材で鍛造を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように素材全体を断熱材等の被覆材で被覆した状態で鍛
造を行うと、鍛造された鍛造品は表面に被覆材が張り付
いているため、この被覆材を取り除く後工程が必要であ
り、作業が面倒である。また、被覆材による保温では確
実な保温が困難であるとともに金型と素材との間に被覆
材が介在するため、鍛造品の寸法精度が悪いという問題
もある。さらに、高強度チタン合金は熱履歴に影響され
易い素材であるため、鍛造品の特性が不均一になるとい
う問題がある。本発明は、前記の事情に鑑みてなされた
もので、部分鍛造を行うにあたり、素材を所定の加熱温
度に保った状態で鍛造を行うことができ、鍛造された鍛
造品の寸法精度が良好であるとともに特性が均一に得ら
れ、後工程で被覆材を取除く必要がない鍛造方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鍛造方法
は、ワークを所定の温度に加熱した後、該ワークをその
供給方向に向けて区分した複数の鍛造区間毎に分けて鍛
造を行う鍛造方法において、前記加熱したワークを前記
所定の温度に加熱しつつ保温し、このワークの一鍛造区
間を鍛造金型に供給し、該ワークを各鍛造区間毎に順次
鍛造を行うようにした。請求項2記載の鍛造方法は、請
求項1記載の鍛造方法において、前記ワークの鍛造方法
が恒温鍛造法である。
【0005】
【作用】請求項1記載の鍛造方法は、ワークを所定の温
度に加熱した後、このワークをその供給方向に向けて区
分した複数の鍛造区間毎に分けて鍛造を行う鍛造方法に
おいて、加熱したワークを前記所定の温度に加熱しつつ
保温し、このワークの一鍛造区間を鍛造金型に供給し、
ワークを各鍛造区間毎に順次鍛造を行うものであり、そ
のため、ワークがその温度を適切に保った状態で鍛造金
型に供給され、適切な温度で鍛造される。請求項2記載
の鍛造方法は、請求項1記載の鍛造方法においてワーク
の鍛造方法が恒温鍛造法であり、従って、ワークの温度
を低下させずに、ワークおよび金型の温度を略同一にし
た状態で鍛造がなされる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1、図2は、この発明による鍛造方法を実施する
ための装置を示す図であり、これらの図において、符号
1は鍛造金型、符号2は加熱炉である。鍛造金型1につ
いて説明すると、図1に示すように、床面3に設置され
たプレステーブル4上に下金型ベース5が固定され、下
金型ベース5には下金型6が取り付けられている。下金
型6の上方には、上金型7が取り付けられた上金型ベー
ス8が位置しており、これら上金型7および上金型ベー
ス8は、図示しない駆動源によって圧下および上昇する
ようになっている。
【0007】一方、加熱炉2は、図1に示すように、鍛
造金型1に隣接して配置されており、床面3およびプレ
ステーブル4上に立設された支持柱9上に支持される加
熱炉本体10と、この加熱炉本体10の内部に配置さ
れ、装着・離脱自在な複数の加熱ヒータ11とを主構成
要素としている。加熱炉本体10は、図2に示すよう
に、上下壁部12、13と、側壁部14、15とから概
略構成されており、これらの各壁部12、13、14、
15は耐火材で形成されている。図1に示す、この加熱
炉本体10の前端部16および後端部17には図示しな
いワーク導入扉およびワーク引き出し扉とが配設された
構成となっている。そして、加熱炉本体10内部にはワ
ークの載置台18が配設されており、この載置台18に
は、図示するようにワーク導入扉から導入されたワーク
19が載置されるようになっている。加熱炉本体10の
側壁部14、15の内面には、図2に示すように、断熱
材20が貼設されており、さらに上壁部12および下壁
部13の断熱材20の内側位置には、複数の加熱ヒータ
11を挿入・離脱する複数の孔21、22が、ワーク1
9を送給する方向に列設されている。また、下壁部13
の下面には、孔22を塞ぐように壁部23、24が固定
されている。そして、上壁部12の上面には、加熱ヒー
タ11が挿入されない孔21を塞ぐために、図示しない
封止部材が配置されるようになっている。
【0008】前記の加熱炉本体10内部に配置される加
熱ヒータ11は、図示するように棒状に形成されてお
り、それぞれの加熱ヒータ11は、図示しない電力供給
源から供給される電力により、必要に応じて通電され加
熱される。それぞれの加熱ヒータ11は、上壁部12の
孔21から挿入され、加熱ヒータ11の下端部が下壁部
13の孔22内に挿入配置されて加熱部が加熱炉本体1
0内部に配置されている。これらの加熱ヒータ11は、
ワーク19の大きさや形状等に従って、加熱炉本体10
に配設する本数や設置位置を適宜選択することにより、
加熱炉本体10内部の温度を調節できる。また、ワーク
19に温度勾配を付与する必要がある場合にも、加熱ヒ
ータ11の本数等を適宜選択してワーク19に温度勾配
を付与して鍛造できる。
【0009】次に、上記の装置を使用して、本発明の鍛
造方法により、例えば航空機用の高強度チタン合金の大
型部品を製造する場合について説明する。まず、鍛造を
行うワーク19は、図示しない別の加熱炉によって所定
の温度に加熱され、加熱炉2のワーク導入扉から加熱炉
本体10内部に導入されて載置台18上に載置される。
また、鍛造金型1の上金型7および下金型6はワーク1
9と同じ温度に加熱しておく。ワーク19を加熱炉本体
10内部に導入するに先立ち、鍛造するワーク19の大
きさや形状等に従って加熱炉本体10内に配設する加熱
ヒータ11の本数や設置位置を適宜選択することによ
り、加熱炉本体10内部の温度を適切に調節しておく。
また、ワーク19自体に温度勾配を付与する必要がある
場合にも、加熱ヒータ11の本数や設置位置を適宜選択
することにより、加熱炉本体10内部に温度勾配を形成
しておく。このようにしてワーク19が加熱炉本体10
内部に導入され、鍛造するに当たり適切な温度に保温さ
れる。次に、加熱炉本体10内部のワーク19を、先端
から一鍛造区間だけ引き出して下金型6上に送給して位
置させ、上金型7および上金型ベース8を圧下して鍛造
する。そして、ワーク19の次の一鍛造区間を、加熱炉
本体10内部から引き出して同様にして鍛造する。この
ようにして、ワーク19の全ての鍛造区間を鍛造区間毎
に鍛造することにより、このワーク19の鍛造が終了す
る。
【0010】この鍛造方法によりワーク19の鍛造を行
うと、加熱したワーク19を加熱炉2内で保温してお
き、ワーク19を一鍛造区間ずつ引き出して、各鍛造区
間毎に順次、鍛造金型1で鍛造するため、ワーク19を
被覆材で覆うことなく、ワーク19を温度低下させずに
適切な温度で鍛造できる。そのため、鍛造品の後処理が
必要でないとともに、鍛造品は均一な特性が得られ、寸
法精度においても良好である。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の鍛造方法は、ワークを所
定の温度に加熱した後、このワークをその供給方向に向
けて区分した複数の鍛造区間毎に分けて鍛造を行う鍛造
方法において、加熱したワークを前記所定の温度に加熱
しつつ保温し、このワークの一鍛造区間を鍛造金型に供
給し、ワークを各鍛造区間毎に順次鍛造を行うようにし
た。そのため、鍛造品は被覆材を取除く等の後処理をす
る必要がなく製造が容易であるとともに、特性が均一で
寸法精度も良好な鍛造品が得られる。請求項2記載の鍛
造方法は、請求項1記載の鍛造方法においてワークの鍛
造方法が恒温鍛造法であり、ワークの温度を低下させず
にワークおよび金型の温度を略同一にした状態で鍛造で
きるため、特性が均一で寸法精度も良好な鍛造品が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する鍛造装置の一例を示す側面図
である。
【図2】同装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 鍛造金型 2 加熱炉 10 加熱炉本体 11 加熱ヒータ 21、22 孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを所定の温度に加熱した後、該ワ
    ークをその供給方向に向けて区分した複数の鍛造区間毎
    に分けて鍛造を行う鍛造方法において、 前記加熱したワークを前記所定の温度に加熱しつつ保温
    し、このワークの一鍛造区間を鍛造金型に供給し、該ワ
    ークを各鍛造区間毎に順次鍛造を行うようにしたことを
    特徴とする鍛造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鍛造方法において、前記
    ワークの鍛造方法が恒温鍛造法であることを特徴とする
    鍛造方法。
JP27466092A 1992-10-13 1992-10-13 鍛造方法 Withdrawn JPH06122036A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090892A1 (ja) 2010-12-28 2012-07-05 日立金属株式会社 型打鍛造方法および鍛造品の製造方法
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