JPH0611921B2 - 衣料製品 - Google Patents
衣料製品Info
- Publication number
- JPH0611921B2 JPH0611921B2 JP59201368A JP20136884A JPH0611921B2 JP H0611921 B2 JPH0611921 B2 JP H0611921B2 JP 59201368 A JP59201368 A JP 59201368A JP 20136884 A JP20136884 A JP 20136884A JP H0611921 B2 JPH0611921 B2 JP H0611921B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hue
- product
- iridescent
- clothing
- light transmittance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は色彩変化に富む玉虫調の衣料製品に関するもの
である。
である。
（従来の技術） 従来、玉虫調の色彩変化を発現する方法として、先染め
糸を用いて織編物を製造することが一般に行われてい
る。又、後染め法として染色性を異にする２種類の糸を
交編織してそれぞれを異色染めする方法もある。即ち、
たとえば、たて糸に綿１００％糸を用い、よこ糸にポリ
エステル１００％糸を用いて反応性染料と分散染料とに
よりそれぞれ異色染めすることにより得られる。しかし
ながら、衣料製品、特に商品生命に短かいパンテイスト
ツキングやタイツにおいて玉虫調を得るために先染め糸
を用いたり異素材を交編後、異色染めを行なうことは技
術的にも困難であるだけでなく、コスト的に高く、実用
化し得なかつた。
糸を用いて織編物を製造することが一般に行われてい
る。又、後染め法として染色性を異にする２種類の糸を
交編織してそれぞれを異色染めする方法もある。即ち、
たとえば、たて糸に綿１００％糸を用い、よこ糸にポリ
エステル１００％糸を用いて反応性染料と分散染料とに
よりそれぞれ異色染めすることにより得られる。しかし
ながら、衣料製品、特に商品生命に短かいパンテイスト
ツキングやタイツにおいて玉虫調を得るために先染め糸
を用いたり異素材を交編後、異色染めを行なうことは技
術的にも困難であるだけでなく、コスト的に高く、実用
化し得なかつた。
（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、容易に、安価に色彩効果にすぐれた玉虫調の
衣料製品を得ることを目的とする。
衣料製品を得ることを目的とする。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、繊維品を２枚重ねて同時に着用する衣料製品
において、方向を変えてみた時に、異なつた２色を呈す
る色相を有しており、且つ、着用した時の外側繊維品の
光線透過率が１０％以上６０％以下である衣料製品であ
る。本発明において、繊維品とは、編織地、網地あるい
は不織布などよりなるパンテイストツキング、タイツ、
Ｔシヤツ、ブラウス、ワンピースなどの繊維縫製品をさ
す。また、方向を変えてみた時に、異なつた２色を呈す
る色相とは、外側繊維品と内側繊維品とを重ねて着用し
た時に、それぞれの繊維品が有するそれぞれの色相が重
なつて、方法を変えてみた時に異なつた２色を呈する色
相を意味し、両者の色相の違いや明度の違いあるいは彩
度の違い、あるいはこれらの組合わせによつて得られ
る。例えば、外側繊維品の色相と内側繊維品の色相とが
補色関係にある場合は、補色関係にない場合に比べて異
なつた２色を呈する色相関係が強くあらわれるし、ま
た、外側繊維品と内側繊維品との色相が補色に近い場合
は、両者の明度を大きくした方が小さい場合より、異な
つた２色を呈する色相関係が強くあらわれるし、また、
外側繊維品と内側繊維品との色相が補色に遠い場合は、
両者の明度を小さくした方が大きい場合より、異なつた
２色を呈する色相関係が強くあらわれる。また、本発明
において、着用した時の外側繊維品の光線透過率が１０
％以上６０％以下であることが必要である。ここで光線
透過率とは、その繊維縫製品が標準的な着用状態にある
と同様の伸長率の時の透過率を600μｍの波長における
分光光度計により測定した値をいう。光線透過率が１０
％未満の場合には、内側繊維品の色相が殆んで視野に入
らず、玉虫調の色彩変化は発現し得ない。玉虫調の色彩
変化を発現させるとためには、外側繊維品の着用した時
の光線透過率が１０％以上であることが必要であり、さ
らに望ましくは２０％以上６０％以下がより効果的であ
る。６０％を越えると、内側繊維品の色相が視野に入り
すぎ、よくない。内側繊維品の光線透過率は特に限定さ
れないが、該透過率が大きすぎると、内側繊維品のさら
に内側の衣料品または皮膚の色相が目立つため５０％以
下であることが好ましい。該側繊維品の光線透過率が大
きい場合、内側繊維品の明度を小さくし、外側繊維品の
光線透過率が小さい場合、内側繊維品の明度を大きくし
た方がよりよい異なつた２色を呈する色相関係、即ち、
玉虫調効果が得られる。
において、方向を変えてみた時に、異なつた２色を呈す
る色相を有しており、且つ、着用した時の外側繊維品の
光線透過率が１０％以上６０％以下である衣料製品であ
る。本発明において、繊維品とは、編織地、網地あるい
は不織布などよりなるパンテイストツキング、タイツ、
Ｔシヤツ、ブラウス、ワンピースなどの繊維縫製品をさ
す。また、方向を変えてみた時に、異なつた２色を呈す
る色相とは、外側繊維品と内側繊維品とを重ねて着用し
た時に、それぞれの繊維品が有するそれぞれの色相が重
なつて、方法を変えてみた時に異なつた２色を呈する色
相を意味し、両者の色相の違いや明度の違いあるいは彩
度の違い、あるいはこれらの組合わせによつて得られ
る。例えば、外側繊維品の色相と内側繊維品の色相とが
補色関係にある場合は、補色関係にない場合に比べて異
なつた２色を呈する色相関係が強くあらわれるし、ま
た、外側繊維品と内側繊維品との色相が補色に近い場合
は、両者の明度を大きくした方が小さい場合より、異な
つた２色を呈する色相関係が強くあらわれるし、また、
外側繊維品と内側繊維品との色相が補色に遠い場合は、
両者の明度を小さくした方が大きい場合より、異なつた
２色を呈する色相関係が強くあらわれる。また、本発明
において、着用した時の外側繊維品の光線透過率が１０
％以上６０％以下であることが必要である。ここで光線
透過率とは、その繊維縫製品が標準的な着用状態にある
と同様の伸長率の時の透過率を600μｍの波長における
分光光度計により測定した値をいう。光線透過率が１０
％未満の場合には、内側繊維品の色相が殆んで視野に入
らず、玉虫調の色彩変化は発現し得ない。玉虫調の色彩
変化を発現させるとためには、外側繊維品の着用した時
の光線透過率が１０％以上であることが必要であり、さ
らに望ましくは２０％以上６０％以下がより効果的であ
る。６０％を越えると、内側繊維品の色相が視野に入り
すぎ、よくない。内側繊維品の光線透過率は特に限定さ
れないが、該透過率が大きすぎると、内側繊維品のさら
に内側の衣料品または皮膚の色相が目立つため５０％以
下であることが好ましい。該側繊維品の光線透過率が大
きい場合、内側繊維品の明度を小さくし、外側繊維品の
光線透過率が小さい場合、内側繊維品の明度を大きくし
た方がよりよい異なつた２色を呈する色相関係、即ち、
玉虫調効果が得られる。
（実施例） パンテイ部およびレツグ部に第１票に記載したナイロン
仮撚加工糸を用いてパンテイストツキングあるいはタイ
ツNo.１〜No.６を編成した。その後、No.１〜No.６のパ
ンツイストツキングあるいはタイツをそれぞ第２表の処
方により染色条件９５℃×６０分（昇温４０分）、浴比
１：５０で染色し、ソーピング、ソフナー仕上げの後、
同一の足型にはめてスチームセツトを実施した。それぞ
れのパンテイストツキングあるいはタイツの着用時の透
過率は足の各部位により異なるが、足首から上10cm以上
でパンテイ部とレツグう部とのつなぎ部より下２０cmの
部位における光線透過率を第１表に示す。
仮撚加工糸を用いてパンテイストツキングあるいはタイ
ツNo.１〜No.６を編成した。その後、No.１〜No.６のパ
ンツイストツキングあるいはタイツをそれぞ第２表の処
方により染色条件９５℃×６０分（昇温４０分）、浴比
１：５０で染色し、ソーピング、ソフナー仕上げの後、
同一の足型にはめてスチームセツトを実施した。それぞ
れのパンテイストツキングあるいはタイツの着用時の透
過率は足の各部位により異なるが、足首から上10cm以上
でパンテイ部とレツグう部とのつなぎ部より下２０cmの
部位における光線透過率を第１表に示す。
これらのパンテイストツキングあるいはタイツを第３表
に示す組合せにより重ね合わせて着用し、玉虫調の発現
について孝際した結果を第３表に示す。
に示す組合せにより重ね合わせて着用し、玉虫調の発現
について孝際した結果を第３表に示す。
第３表から明らかなように、本願発明を満足する組合せ
No.Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇはいずれも玉虫調の色
彩変化を発現した。特に、組合せNo.Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，
Ｅはすばらしい玉虫調の色彩変化を示したが、しかし、
組合せNo.Ｆ，Ｇは一応玉虫効果が認められるもののそ
の効果は少なかつた。また、組合せNo.Ｈ，Ｉは上側着
用パンテイストツキングの透過率が高すぎるため、常に
下側着用の繊維製品の色相および肌の色が視野に入り、
玉虫効果は発現し得なかつた。また、組合せNo.Ｊでは
逆に上側着用パンテイストツキングの透過率が少なすぎ
るため、下側着用パンストの色相がほとんど視野に入ら
ず、これも玉虫効果は発現し得なかつた。また組合せN
o.Ｋにおいては、上側着用パンストツキング下側着用パ
ンテイストキング共に同色のため、当然玉虫調色彩変化
は発現し得なかつた。
No.Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇはいずれも玉虫調の色
彩変化を発現した。特に、組合せNo.Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，
Ｅはすばらしい玉虫調の色彩変化を示したが、しかし、
組合せNo.Ｆ，Ｇは一応玉虫効果が認められるもののそ
の効果は少なかつた。また、組合せNo.Ｈ，Ｉは上側着
用パンテイストツキングの透過率が高すぎるため、常に
下側着用の繊維製品の色相および肌の色が視野に入り、
玉虫効果は発現し得なかつた。また、組合せNo.Ｊでは
逆に上側着用パンテイストツキングの透過率が少なすぎ
るため、下側着用パンストの色相がほとんど視野に入ら
ず、これも玉虫効果は発現し得なかつた。また組合せN
o.Ｋにおいては、上側着用パンストツキング下側着用パ
ンテイストキング共に同色のため、当然玉虫調色彩変化
は発現し得なかつた。
（発明の効果） 本発明は簡単にたやすく、しかも安価に色彩変化に富ん
だ玉虫調の衣料製品が得られる。
だ玉虫調の衣料製品が得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】繊維品を２枚重ねて同時に着用する衣料品
において、方向に変えてみた時に、異なつた２色を呈す
る色相を有しており、且つ、着用した時の外側繊維品の
光線透過率が１０％以上６０％以下であることを特徴と
する衣料製品。 - 【請求項２】衣料製品がパンテイストツキングまたはタ
イツである特許請求の範囲第１項に記載した衣料製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59201368A JPH0611921B2 (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 衣料製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59201368A JPH0611921B2 (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 衣料製品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6183302A JPS6183302A (ja) | 1986-04-26 |
| JPH0611921B2 true JPH0611921B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=16439898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59201368A Expired - Lifetime JPH0611921B2 (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 衣料製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611921B2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-26 JP JP59201368A patent/JPH0611921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6183302A (ja) | 1986-04-26 |
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