JPH06118336A - ヘッドアップディスプレー装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレー装置

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JPH06118336A
JPH06118336A JP28664992A JP28664992A JPH06118336A JP H06118336 A JPH06118336 A JP H06118336A JP 28664992 A JP28664992 A JP 28664992A JP 28664992 A JP28664992 A JP 28664992A JP H06118336 A JPH06118336 A JP H06118336A
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Eiji Taguma
栄司 田熊
Satoshi Yamada
悟司 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバイナが至近距離であっても有効に反射
像の焦点距離を調節することができ、かつ表示器による
表示内容を第3者が容易に確認できる至近距離用ヘッド
アップディスプレーを得る。 【構成】 観察者の片目の至近距離に設けられた内凹面
コンバイナと、直接視認可能な前記表示部と、のみによ
り光学系を構成可能であり、前記コンバイナは、曲率半
径80mmから150mmの球面を有するハーフミラー
としても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘッドアップディス
プレーに関し、さらに詳しくは観察者の片目の至近距離
にコンバイナを設けたヘッドアップディスプレーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、外界の景色は透過させ、表示
器からの光学像は反射させるコンバイナを用いて、表示
情報と外界の自然風景等の画像情報とを同一視野内で空
間的に重畳して観察するようにした装置が提供されてい
る。これらは一般にヘッドアップディスプレー装置と呼
ばれ、車両、航空機等の移動体に使用した場合には、前
方視界を見続けながら、各種情報をも得ることができる
ので、外界を常に視認することができ、急速な状況変化
を把握する上で有効であり、各方面で多用されている。
【0003】本願出願人は特願平4−163824号に
おいて、観察者の視程に設けられ、外界視界は透過さ
せ、表示部からの表示情報は反射させることにより、観
察者に対し前記外界視界と、前記表示情報とを同一視界
内にあらわすコンバイナ、を有するヘッドアップディス
プレーであって、観察者の至近距離に設けられた内凹面
コンバイナと、直接視認可能な前記表示部と、のみによ
り光学系を構成可能としたヘッドアップディスプレイを
提供した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のヘッドアップデ
ィスプレーは、両目全面にコンバイナを有するものとな
っており、第三者から見るとフルフェイスのヘルメット
をかぶっているようなもので、観察者の表情が見ずら
く、またヘルメットの風防面をコンバイナとするような
構造は焦点調節機構としての空間を占有することも考慮
すると、大型で複雑なものになり、当然に高価になって
しまう。
【0005】本発明は上記の問題に鑑み、より簡単な構
成で、コンバイナが至近距離であっても有効に反射像の
焦点距離を調節することができるヘッドアップディスプ
レーを得ることを第1の目的とし、表示器による表示内
容を第3者が確認できる至近距離用ヘッドアップディス
プレーを得ることを第2の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明に係るヘッドアップディスプレー装置で
は、次の手段をとった。すなわち観察者の片目の視程に
設けられ、外界視界は透過させ、表示部からの表示情報
は反射させることにより、観察者に対し前記外界視界
と、前記表示情報とを同一視界内にあらわすコンバイ
ナ、を有するヘッドアップディスプレーであって、観察
者の片面の至近距離に設けられた内凹面コンバイナと、
直接視認可能な前記表示部と、のみにより光学系を構成
可能とした。請求項2では前記コンバイナは、曲率半径
100mmから150mmの球面を有するハーフミラー
とした。
【0007】要すれば、観察者の片目の至近距離に設け
られた内凹面コンバイナと、直接視認可能な前記表示部
と、のみにより光学系を構成可能であり、前記コンバイ
ナは、曲率半径80mmから120mmの球面を有する
ハーフミラーとしても良い。
【0008】尚、直接視認可能とは、表示器上に表示さ
れる像を肉眼にて把握できることを意味し投影膜、レン
ズ等を要せずに視認できることである。ハーフミラーと
は、反射機能(鏡の作用)と透光機能(透明体の作用)
とを合わせ持つ薄面体であり、反射と透光との割合は5
0:50を含む任意の値であり、例えば10:90でも
よい。
【0009】
【作用】上記のように構成されたので、表示器からの像
(表示情報)は、コンバイナの内凹面にて反射される際
に焦点が伸び、遠方に表れた虚像として観察者の片目に
認識される。これにより外界視界との焦点が近接する。
また表示器からの像は、直接的に非観察者側から観察さ
れる。
【0010】
【実施例】次に図面を参照して、本発明に係るヘッドア
ップディスプレー装置の一実施例を説明する。図1は構
成の概要であり、観察者の視点1の片目の視程の至近距
離にはコンバイナ3が設けられている。このコンバイナ
3はハーフミラーを構成しているので、視点1から外界
視界である景色5を透過させて視ることができる。一
方、表示器7からの像8は、コンバイナ3によって一部
が反射され、視点1に達する、この際にはコンバイナ3
の内凹面9によって、像8は焦点距離が伸ばされるの
で、視点1による焦点調整は、コンバイナ3が平面であ
る場合に比べ少なくすることができる。このため視点1
から景色5と像8とを同時に視る場合(合体像)でも、
表示器7とコンバイナ3との間に焦点調整のための装置
を必要としない。
【0011】表示器7は、小型CRT(Cathode Ray Tu
be)、LCD(液晶ディスプレー)、LED(発光ダイ
オード)表示器、等、通常の発光型(または投光型)表
示器で良い。この際、表示器7とコンバイナ3との間に
焦点調整のための装置を必要としないので、外部視点1
0から、コンバイナ3を透過した表示器7からの像8を
確認することができる。尚、表示器7の取付位置、表示
器面積、明るさ、コンバイナ3との間隔、コンバイナ3
の反射率(透過率)視点1の位置等は、使用目的に応
じ、適宜選択決定すれば良い。この際、内凹面9の曲率
半径を80mmから150mmの球面とすることによ
り、好適なヘッドアップディスプレー装置を得ることが
できる。
【0012】図2はヘッドアップディスプレー装置を観
察者の頭に装着した使用状態図を示す。ヘッドアップデ
ィスプレー装置1は観察者の額100に本体部2をあて
がいバンド部2aで頭110に巻着して装着される。像
8は表示器7に表示され、反射部6で反射して目120
に入るのである。図3にヘッドアップディスプレー装置
の平面図を示し、図4に同正面図を示し、図5は同側面
図である。本体部2内側は額の曲面にあわせた略U字状
になっており、額全体を覆い、本体底面の左右の耳側に
はスピーカ4が内蔵され、本体正面左側には下方に凹み
が設けられて、該凹みには表示器7があり、その左側に
はスイッチ6がある。本体内部には電子回路基板11が収
められており、表示器7に映し出す画像を外部から供給
されて生成する。バンド部2aの後頭部は電池ケース12
となっている。
【0013】本体部左側下方には左眼を覆うに十分な凹
曲面を内側にしたコンバイナ3が回動軸13に軸着されて
おり、コンバイナ3は回動軸にて前後左右に振ってコン
バイナの位置調整ができ、該コンバイナ3は硬質樹脂製
のハーフミラーである。コバイナ3は表示器7の手前下
方に位置させ、表示器5の像8を左眼で見ることができ
るようになっている。左眼前方には凹曲面のコンバイナ
3が位置しているので、凹みにある表示器7に表示され
る像8は左右逆転した像を反転して通常の像を見ること
になる。ここで凹曲面に映る虚像の焦点距離は長く延び
て実距離よりも遠くあるように見えるのである。
【0014】またコンバイナ3はハーフミラーであるか
ら、外部の景色も見ることができ、左眼には景色5に像
8が浮き上がって見えるのである。図6及び図7は、図
1に於ける内凹面9の焦点延長作用を説明している。コ
ンバイナ23は平面であり、表示器7による像8の、虚
像26の焦点距離は、B+Cである。これはA+Bに等
しく、像25からの焦点距離は伸びることが無い。した
がって虚像26と景色5とを同一視界で確認するには、
視点1による焦点調整(目の焦点調整)が必要となり、
同一視は容易でない。
【0015】図6では、コンバイナ33が内凹面34を
有している(すなわち本発明の場合)。したがって表示
器7による像8の、虚像36の焦点距離は、B+Cであ
る。これはA+Bより十分に長い。すなわち像8から視
点1までの焦点距離が、十分に伸びたことになる。した
がって虚像36と景色5とを同一視界で確認することが
できる。
【0016】本発明は電子回路基板11に受信機を設ける
ことにより、ワイヤレスヘッドアップディスプレー装置
とすることができ、今までに無いシミュレータ等の映像
装置とすることもできる。また、VR(仮想現実)体験
用の簡易表示装置としての使用も可能である。
【0017】以上にあらわした実施例のほかに、本発明
の主旨を逸脱しない範囲に於て、目的、用途に応じ各種
変形例を持ち得るものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヘッド
アップディスプレー装置によれば、(1)観察者の片目
の至近距離に設けられた内凹面コンバイナと、直接視認
可能な前記表示部と、のみにより光学系を構成可能であ
るので、複雑な焦点調整用等の光学系を必要とせず、し
たがって簡易、軽量、小型、安価なヘッドアップディス
プレー装置を得ることができる。(2)またコンバイナ
を観察者の片目の至近距離に設けることができるので、
観察者の視点変動が少なく、コンバイナ、表示器等の設
置、調整が容易となる。(3)表示器とコンバイナとの
間に光学系を要しないので、非観察者側から表示器の内
容を視認することができ、さらに観察者の他方の目は直
視することができ、調整等を容易になし得る、等の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドアップディスプレー装置の
概要構成図である。
【図2】ヘッドアップディスプレー装置を観察者の頭に
装着した使用状態図である。
【図3】ヘッドアップディスプレー装置の平面図であ
る。
【図4】ヘッドアップディスプレー装置の正面図であ
る。
【図5】ヘッドアップディスプレー装置の側面図であ
る。
【図6】図1に於ける内凹面の焦点延長作用を説明図で
ある。
【図7】図1に於ける内凹面の焦点延長作用を説明図で
ある。
【符号の説明】
1 視点 2 本体部 3 コンバイナ 4 スピーカ 5 景色 6 スイッチ 7 表示器 8 像 9 内凹面 10 外部視点 11 電子回路基板 12 電池ケース 13 回動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の片目の視程に設けられ、外界視
    界は透過させ、表示部からの表示情報は反射させること
    により、観察者に対し前記外界視界と、前記表示情報と
    を同一視界内にあらわすコンバイナ、を有するヘッドア
    ップディスプレーであって、観察者の片目の至近距離に
    設けられた内凹面コンバイナと、直接視認可能な前記表
    示部と、のみにより光学系を構成可能なヘッドアップデ
    ィスプレー装置。
  2. 【請求項2】 前記コンバイナは、曲率半径80mmか
    ら150mmの球面を有するハーフミラーである「請求
    項1」に記載のヘッドアップディスプレー装置。
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