JPH0611577A - 日照時間測定装置 - Google Patents
日照時間測定装置Info
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- JPH0611577A JPH0611577A JP19305392A JP19305392A JPH0611577A JP H0611577 A JPH0611577 A JP H0611577A JP 19305392 A JP19305392 A JP 19305392A JP 19305392 A JP19305392 A JP 19305392A JP H0611577 A JPH0611577 A JP H0611577A
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- JP
- Japan
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- time
- window
- azimuth
- day
- sunrise
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の日における窓から日光が入射している
日当り時間を自動的に算出する。 【構成】 方位測定部7により窓の方位を測定し、この
結果に基づいて窓の左右の方位を算出する。そして、キ
ー入力部4より入力された日付データとROM8bに書
き込まれた基準地域の位置データとから、その日の日出
時刻、日没時刻、日出方位および日没方位を算出する。
そして、得られた各結果と窓の左右方位とから窓に日の
当り始める方位および日の当り終る方位を決定し、さら
に、これらの結果から窓に日の当り始める時刻と日の当
り終る時刻とを算出する。そして、日の当り終る時刻か
ら日の当り始める時刻を減算して窓からの日当り時間を
求める。そして、算出された日の当り終る時刻、日の当
り始める時刻および窓からの日当り時間を表示部3に供
給する。
日当り時間を自動的に算出する。 【構成】 方位測定部7により窓の方位を測定し、この
結果に基づいて窓の左右の方位を算出する。そして、キ
ー入力部4より入力された日付データとROM8bに書
き込まれた基準地域の位置データとから、その日の日出
時刻、日没時刻、日出方位および日没方位を算出する。
そして、得られた各結果と窓の左右方位とから窓に日の
当り始める方位および日の当り終る方位を決定し、さら
に、これらの結果から窓に日の当り始める時刻と日の当
り終る時刻とを算出する。そして、日の当り終る時刻か
ら日の当り始める時刻を減算して窓からの日当り時間を
求める。そして、算出された日の当り終る時刻、日の当
り始める時刻および窓からの日当り時間を表示部3に供
給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓から日光が入射して
いる日当り時間を測定する機能を有する日照時間測定装
置に関する。
いる日当り時間を測定する機能を有する日照時間測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より日照時間は、測定地点の位置
(経緯)および年月日等のデータをもとに算出してお
り、特に窓から日光が入射している日当り時間において
は、窓の外側の面に対して垂直方向の方位を測定し、こ
の結果と上記各データをもとに算出している。
(経緯)および年月日等のデータをもとに算出してお
り、特に窓から日光が入射している日当り時間において
は、窓の外側の面に対して垂直方向の方位を測定し、こ
の結果と上記各データをもとに算出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来より行ってきた日当り時間の算出方法では、計算が複
雑で、かつ専門的な知識を必要とするため、結果を得る
までに時間がかかり、また、専門的な知識を有する人以
外は算出が難しいという問題点があった。
来より行ってきた日当り時間の算出方法では、計算が複
雑で、かつ専門的な知識を必要とするため、結果を得る
までに時間がかかり、また、専門的な知識を有する人以
外は算出が難しいという問題点があった。
【0004】そこで本発明は、誰にでも簡単な操作で窓
から日光が入射している日当り時間を得ることができる
日照時間測定装置を提供することを目的としている。
から日光が入射している日当り時間を得ることができる
日照時間測定装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明による日照時間測定装置は、窓の方位を
取得する方位取得手段と、年月日を取得する年月日取得
手段と、予め決定された地域の位置情報を基準として、
前記窓の方位により前記年月日における前記窓から日光
が入射している日当り時間を算出する算出手段とを備え
たことを特徴とする。
項1記載の発明による日照時間測定装置は、窓の方位を
取得する方位取得手段と、年月日を取得する年月日取得
手段と、予め決定された地域の位置情報を基準として、
前記窓の方位により前記年月日における前記窓から日光
が入射している日当り時間を算出する算出手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明による日照時間
測定装置は、窓の方位を測定する方位測定手段と、年月
日を取得する年月日取得手段と、予め決定された地域の
位置情報を基準として、前記窓の方位により前記年月日
における前記窓から日光が入射している日当り時間を算
出する算出手段とを備えたことを特徴とする。
測定装置は、窓の方位を測定する方位測定手段と、年月
日を取得する年月日取得手段と、予め決定された地域の
位置情報を基準として、前記窓の方位により前記年月日
における前記窓から日光が入射している日当り時間を算
出する算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明による日照時間
測定装置は、前記請求項1または前記請求項2いずれか
の項記載の日照時間測定装置において、任意の地域の位
置情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記算出手
段は、前記位置情報取得手段にて取得された位置情報を
基準として、前記窓の方位による前記年月日における前
記窓から日光が入射している日当り時間を算出すること
を特徴とする。
測定装置は、前記請求項1または前記請求項2いずれか
の項記載の日照時間測定装置において、任意の地域の位
置情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記算出手
段は、前記位置情報取得手段にて取得された位置情報を
基準として、前記窓の方位による前記年月日における前
記窓から日光が入射している日当り時間を算出すること
を特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明による日照時間
測定装置は、窓の方位を取得する方位取得手段と、年月
日を取得する年月日取得手段と、少なくとも一つの任意
の地域における日毎の日出時刻、日没時刻、日出方位お
よび日没方位がそれぞれ書き込まれた記憶手段と、該記
憶手段より、取得された年月日に対応する日出時刻、日
没時刻、日出方位及び日没方位をそれぞれ読み出し、こ
れらの値と前記窓の方位とにより前記窓から日光が入射
している日当り時間を算出する算出手段とを備えたこと
を特徴とする。
測定装置は、窓の方位を取得する方位取得手段と、年月
日を取得する年月日取得手段と、少なくとも一つの任意
の地域における日毎の日出時刻、日没時刻、日出方位お
よび日没方位がそれぞれ書き込まれた記憶手段と、該記
憶手段より、取得された年月日に対応する日出時刻、日
没時刻、日出方位及び日没方位をそれぞれ読み出し、こ
れらの値と前記窓の方位とにより前記窓から日光が入射
している日当り時間を算出する算出手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、方位磁石や電子方位
計等の計器を使用して測定された窓の外側の面に対して
垂直方向の方位と、その日の年月日とが装置本体に入力
されると、その日の予め決定された地域における窓から
日光が入射している日当り時間が算出される。具体的に
は、日出時刻、日没時刻、日出方位および日没方位が算
出され、そして、これらの値に基づいて窓に日の当り始
める方位および日の当たり終る方位が決定され、そし
て、窓に日の当り始める時刻および日の当たり終る時刻
より、窓から日光が入射している時間、すなわち日当り
時間が算出される。
計等の計器を使用して測定された窓の外側の面に対して
垂直方向の方位と、その日の年月日とが装置本体に入力
されると、その日の予め決定された地域における窓から
日光が入射している日当り時間が算出される。具体的に
は、日出時刻、日没時刻、日出方位および日没方位が算
出され、そして、これらの値に基づいて窓に日の当り始
める方位および日の当たり終る方位が決定され、そし
て、窓に日の当り始める時刻および日の当たり終る時刻
より、窓から日光が入射している時間、すなわち日当り
時間が算出される。
【0010】したがって、窓の外側の面に対する垂直方
向の方位と、その日の年月日とが装置本体に入力される
ことで、自動的に所定地域におけるその日の日当り時間
が算出されるので、誰にでも簡単な操作で窓の日当り状
況を知ることができる。なお、この場合、得られた時間
が表示器にて表示されるか、あるいは音声合成器による
音声メッセージにて報知される。
向の方位と、その日の年月日とが装置本体に入力される
ことで、自動的に所定地域におけるその日の日当り時間
が算出されるので、誰にでも簡単な操作で窓の日当り状
況を知ることができる。なお、この場合、得られた時間
が表示器にて表示されるか、あるいは音声合成器による
音声メッセージにて報知される。
【0011】請求項2記載の発明では、装置を構成する
方位測定手段により窓の外側の面に対して垂直方向の方
位が測定される。そして、この測定結果とその日の年月
日とが入力されると、自動的に所定地域におけるその日
の窓からの日当り時間が算出される。この場合、窓の外
側の面に対して垂直方向の方位が方位測定手段により測
定されるので、方位を測定する動作と、その測定結果を
装置本体に対して入力する動作を必要としない。
方位測定手段により窓の外側の面に対して垂直方向の方
位が測定される。そして、この測定結果とその日の年月
日とが入力されると、自動的に所定地域におけるその日
の窓からの日当り時間が算出される。この場合、窓の外
側の面に対して垂直方向の方位が方位測定手段により測
定されるので、方位を測定する動作と、その測定結果を
装置本体に対して入力する動作を必要としない。
【0012】請求項3記載の発明では、得られた窓の外
側の面に対する垂直方向の方位、および、その日の年月
日の他に、所望の地域の位置情報(経緯)が入力される
と、その位置情報に基づいてその日の窓からの日当り時
間が算出される。したがって、所望とする地域の位置情
報を入力することで、その地域における窓からの日当り
時間を算出することができる。
側の面に対する垂直方向の方位、および、その日の年月
日の他に、所望の地域の位置情報(経緯)が入力される
と、その位置情報に基づいてその日の窓からの日当り時
間が算出される。したがって、所望とする地域の位置情
報を入力することで、その地域における窓からの日当り
時間を算出することができる。
【0013】請求項4記載の発明では、得られた窓の外
側の面に対して垂直方向の方位と、その日の年月日とが
入力されると、予め記憶しておいた任意の地域における
その日の日出時刻、日没時刻、日出方位及び日没方位が
それぞれ読み出され、これらの値と、窓の外側の面に対
する垂直方位の方位とから、日の当り始める方位と日の
当たり終る方位が決定され、さらに、日の当り始める時
刻と日の当たり終る時刻とから日当り時間が算出され
る。
側の面に対して垂直方向の方位と、その日の年月日とが
入力されると、予め記憶しておいた任意の地域における
その日の日出時刻、日没時刻、日出方位及び日没方位が
それぞれ読み出され、これらの値と、窓の外側の面に対
する垂直方位の方位とから、日の当り始める方位と日の
当たり終る方位が決定され、さらに、日の当り始める時
刻と日の当たり終る時刻とから日当り時間が算出され
る。
【0014】したがって、任意の地域における日毎の日
出時刻、日没時刻、日出方位および日没方位を予め記憶
しているので、その日の窓からの日当り時間が極短時間
で得られる。すなわち、算出に係わる計算式が少なくて
済むので、結果が得るまでの時間が短くなる。
出時刻、日没時刻、日出方位および日没方位を予め記憶
しているので、その日の窓からの日当り時間が極短時間
で得られる。すなわち、算出に係わる計算式が少なくて
済むので、結果が得るまでの時間が短くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る日照時間測定装置の一実施例の外観を
示す斜視図である。この図において、装置本体1は箱状
に形成されており、その上面に実行開始スイッチ2、測
定結果等を表示する例えば液晶表示器を使用した表示部
3、および、日付等を入力するためのキー入力部4がそ
れぞれ設けられており、さらに表示部3の図面右側には
測定の際に装置本体を向ける方向を示す方向設定指示5
が刻印されている。また、側面に電源スイッチ6が設け
られ、これにより電源のオン/オフが行なわれる。
1は本発明に係る日照時間測定装置の一実施例の外観を
示す斜視図である。この図において、装置本体1は箱状
に形成されており、その上面に実行開始スイッチ2、測
定結果等を表示する例えば液晶表示器を使用した表示部
3、および、日付等を入力するためのキー入力部4がそ
れぞれ設けられており、さらに表示部3の図面右側には
測定の際に装置本体を向ける方向を示す方向設定指示5
が刻印されている。また、側面に電源スイッチ6が設け
られ、これにより電源のオン/オフが行なわれる。
【0016】上記実行開始スイッチ2は、窓からの日当
り時間の算出の開始を指示するものであり、方向設定指
示5が窓に向くように装置本体1が配置され、次いで、
キー入力部4により年月日の入力が行なわれた後、実行
開始スイッチ2が押されると、その日の屋外から日光が
窓を通して入射している時間、すなわち日当り時間の算
出が開始される。そして、算出された結果は表示部3に
て表示される。ここで、図2はその表示の一例を示す図
であり、『6:3:20』が窓に日が入り始める時刻で
あり、『17:51:37』が窓に日が入り終る時刻で
ある。そして、『11:48:17』がその間の日当り
時間である。
り時間の算出の開始を指示するものであり、方向設定指
示5が窓に向くように装置本体1が配置され、次いで、
キー入力部4により年月日の入力が行なわれた後、実行
開始スイッチ2が押されると、その日の屋外から日光が
窓を通して入射している時間、すなわち日当り時間の算
出が開始される。そして、算出された結果は表示部3に
て表示される。ここで、図2はその表示の一例を示す図
であり、『6:3:20』が窓に日が入り始める時刻で
あり、『17:51:37』が窓に日が入り終る時刻で
ある。そして、『11:48:17』がその間の日当り
時間である。
【0017】図3は日照時間測定装置1の概略構成を示
すブロック図である。この図において、7は磁気抵抗素
子等を利用した方位計測部であり、現在方位および北の
方位を示すデータを所定時間(例えば1msec)毎に
順次出力する。この方位計測部7の詳細は、本出願人に
より出願済みの明細書(特願平4−82846号)に記
載されている。
すブロック図である。この図において、7は磁気抵抗素
子等を利用した方位計測部であり、現在方位および北の
方位を示すデータを所定時間(例えば1msec)毎に
順次出力する。この方位計測部7の詳細は、本出願人に
より出願済みの明細書(特願平4−82846号)に記
載されている。
【0018】8は演算/制御部であり、CPU(中央処
理装置)8a、ROM(リードオンリメモリ)8bおよ
びRAM(ランダムアクセスメモリ)8c等を有して構
成されており、装置本体1の各部を制御するとともに、
日当り時間の算出を行ない、その結果を表示部3に表示
させる。この場合、日当り時間を算出するための計算式
および各種データがROM8bに書き込まれており、こ
の実施例では、各種データは兵庫県明石市の位置情報
(緯度、経度)に基づいて決定されている。
理装置)8a、ROM(リードオンリメモリ)8bおよ
びRAM(ランダムアクセスメモリ)8c等を有して構
成されており、装置本体1の各部を制御するとともに、
日当り時間の算出を行ない、その結果を表示部3に表示
させる。この場合、日当り時間を算出するための計算式
および各種データがROM8bに書き込まれており、こ
の実施例では、各種データは兵庫県明石市の位置情報
(緯度、経度)に基づいて決定されている。
【0019】演算/制御部8は、実行開始スイッチ2が
押されると、キー入力部4より入力された年月日データ
を読み込み、次いで、方位計測部7の出力を読み込む。
そして、さらにROM8aに書き込まれた基準地域の位
置データを読み込む。そして、これらのデータに基づい
て、その日の窓からの日当り時間の算出を行なう。得ら
れた結果を表示部3にて表示する。
押されると、キー入力部4より入力された年月日データ
を読み込み、次いで、方位計測部7の出力を読み込む。
そして、さらにROM8aに書き込まれた基準地域の位
置データを読み込む。そして、これらのデータに基づい
て、その日の窓からの日当り時間の算出を行なう。得ら
れた結果を表示部3にて表示する。
【0020】以下、演算/制御部8における日当り時間
の算出過程の詳細について説明する。 演算/制御部8
は、上述したように東経135゜、北緯34.5゜の兵
庫県明石市における日当り時間の算出を行なうものであ
り、以下に示す測定および計算を行なう。 1)窓の方位を測定する。 この場合、得られた方位をDとする。 2)窓の左右の方位を算出する。 窓の左の方位:WL WL=D−90(負になった場合には更に360を加える)
… (1) 窓の右の方位:WR WR=D+90(360以上になった場合には更に360を減
じる) … (2)
の算出過程の詳細について説明する。 演算/制御部8
は、上述したように東経135゜、北緯34.5゜の兵
庫県明石市における日当り時間の算出を行なうものであ
り、以下に示す測定および計算を行なう。 1)窓の方位を測定する。 この場合、得られた方位をDとする。 2)窓の左右の方位を算出する。 窓の左の方位:WL WL=D−90(負になった場合には更に360を加える)
… (1) 窓の右の方位:WR WR=D+90(360以上になった場合には更に360を減
じる) … (2)
【0021】3)日出および日没時刻の算出 この場合、入力された年をy、月をm、日をdとする。 a)その日の正午のユリウス日および準ユリウス日の算
出ユリウス日とは、 西暦紀元前4713年、すなわち−4
713年1月1日から起算した通日であって、毎日、世
界時(世界標準時、日常的に用いている時間)12時か
ら始まり、時刻は日の端数によって示す。準ユリウス日
とは、修正ユリウス日とも言い、ユリウス日から240
0000.5日を減じた値である。これは暦日(日常的
に用いる日)同様に毎日0時に始まる。
出ユリウス日とは、 西暦紀元前4713年、すなわち−4
713年1月1日から起算した通日であって、毎日、世
界時(世界標準時、日常的に用いている時間)12時か
ら始まり、時刻は日の端数によって示す。準ユリウス日
とは、修正ユリウス日とも言い、ユリウス日から240
0000.5日を減じた値である。これは暦日(日常的
に用いる日)同様に毎日0時に始まる。
【0022】y年m月d日のユリウス日をJ、準ユリウ
ス日をMJDとすると、 MJD=INT(365.25y)+INT(y/400) −INT(y/100)+INT(30.59×(m−2)) +d−678912 … (3) なお、INT( )は括弧内の数値の小数点以下を切り
捨てる関数。 J=MJD−2400000.5 … (4) となる。但し、1、2月の場合は、Y=Y−1、M=M
+12とする。
ス日をMJDとすると、 MJD=INT(365.25y)+INT(y/400) −INT(y/100)+INT(30.59×(m−2)) +d−678912 … (3) なお、INT( )は括弧内の数値の小数点以下を切り
捨てる関数。 J=MJD−2400000.5 … (4) となる。但し、1、2月の場合は、Y=Y−1、M=M
+12とする。
【0023】b)太陽の視赤径、視赤緯算出太陽の視赤径とは、 天球上の位置を球面座標で表す時、
春分点を起点として赤道に沿って測った経度のことを言
う。なお、地球時点軸に垂直な平面(赤道面)と天球と
の交線が天の赤道で、地球軌道面(黄道面)と天球との
交線が黄道であり、天球上の黄道との赤道の交点のう
ち、太陽が南から北へ赤道を通過(地球中心から見れば
太陽はだいたい黄道に沿って運行する)する点を春分
点、もう一方の通過点を秋分点という。視赤経は一般的
に時、分、秒で表される(1時=(360/24)度)
が、ここでは時のみで表し、分、秒は小数点以下の10
進数として表す(例:1分=(1/60)時=0.01
6667時)ことにする。
春分点を起点として赤道に沿って測った経度のことを言
う。なお、地球時点軸に垂直な平面(赤道面)と天球と
の交線が天の赤道で、地球軌道面(黄道面)と天球との
交線が黄道であり、天球上の黄道との赤道の交点のう
ち、太陽が南から北へ赤道を通過(地球中心から見れば
太陽はだいたい黄道に沿って運行する)する点を春分
点、もう一方の通過点を秋分点という。視赤経は一般的
に時、分、秒で表される(1時=(360/24)度)
が、ここでは時のみで表し、分、秒は小数点以下の10
進数として表す(例:1分=(1/60)時=0.01
6667時)ことにする。
【0024】太陽の視赤緯とは、天球上の位置を球面座
標で表す時、赤道から天の北極または南極に向って測っ
た緯度を言う。この場合、北を正、南を負とする。視赤
緯は一般的に度で表される。視赤経をα、視赤緯をδと
すると、 α=2400.053130+18.69735 +0.16419cos(72001.539T+290.92) +0.12764cos(35999.05T+267.52) +0.00549cos(36002.5T+113.4) +0.00549cos(108000.6T+288.5)… (5 )
標で表す時、赤道から天の北極または南極に向って測っ
た緯度を言う。この場合、北を正、南を負とする。視赤
緯は一般的に度で表される。視赤経をα、視赤緯をδと
すると、 α=2400.053130+18.69735 +0.16419cos(72001.539T+290.92) +0.12764cos(35999.05T+267.52) +0.00549cos(36002.5T+113.4) +0.00549cos(108000.6T+288.5)… (5 )
【0025】 δ=23.2643cos(36000.7696+190.4602 ) +0.3888cos(1.72T+12.94) +0.3886cos(71999.82T+187.99) +0.1646cos(108002.3T+211.4) +0.0127Tcos(36001T+190)… (6) となる。但し、T=(J−2451545.0)/36
525.0である。
525.0である。
【0026】c)日出および日没時の太陽の時角算出時角とは 、天球上である天体と両極(北極、南極)を通
る円を、その天体の時圏と言い、また両極と観測地の天
頂を通る円をその地の子午線と言う。観測地の子午線
(を含む平面)とある天体の時圏(を含む平面)とのな
す角をその天体の時角と言い、子午線から西を正として
測る。時角は一般的に時、分、秒で表されるが、ここで
は、視赤経と同様に時で表す。
る円を、その天体の時圏と言い、また両極と観測地の天
頂を通る円をその地の子午線と言う。観測地の子午線
(を含む平面)とある天体の時圏(を含む平面)とのな
す角をその天体の時角と言い、子午線から西を正として
測る。時角は一般的に時、分、秒で表されるが、ここで
は、視赤経と同様に時で表す。
【0027】観測地の緯度をρ、度で表された日没時の
時角をHd、Hdを時に変換したものをHo(日出の時
角は−Ho)とすると、 Hd=cos-1(−tanδ・tanρ) … (7) Ho=24Hd/360 … (8)
時角をHd、Hdを時に変換したものをHo(日出の時
角は−Ho)とすると、 Hd=cos-1(−tanδ・tanρ) … (7) Ho=24Hd/360 … (8)
【0028】d)日出および日没時の恒星時算出恒星時とは 、春分点の時角。すなわち、観測地の子午線
と、両極と春分点を通る円とのなす角。 日出時の恒星時をs2、日没時の恒星時をs3とする
と、 s2=α−Ho … (9) s3=α+Ho … (10) (天体がある地の子午線に正中する時のその地の恒星時
は、その天体の赤緯に等しい。すなわち、αは太陽が真
南にくる時の恒星時)
と、両極と春分点を通る円とのなす角。 日出時の恒星時をs2、日没時の恒星時をs3とする
と、 s2=α−Ho … (9) s3=α+Ho … (10) (天体がある地の子午線に正中する時のその地の恒星時
は、その天体の赤緯に等しい。すなわち、αは太陽が真
南にくる時の恒星時)
【0029】e)その日の0時(日常的に使用する時
刻)の恒星時算出 まず、(1)式によりその日の0時の準ユリウス日を算出
する。0時の恒星時をs1、観測時の経度をλ、その日
の0時の準ユリウス日をMJD’とすると、 s1=23.9353FRC(0.671262) +1.00273791(MJD’−40000)+λ/360) … (11) (FRC( )は括弧内の数値の小数点以下のみを取り
出す関数)となる。
刻)の恒星時算出 まず、(1)式によりその日の0時の準ユリウス日を算出
する。0時の恒星時をs1、観測時の経度をλ、その日
の0時の準ユリウス日をMJD’とすると、 s1=23.9353FRC(0.671262) +1.00273791(MJD’−40000)+λ/360) … (11) (FRC( )は括弧内の数値の小数点以下のみを取り
出す関数)となる。
【0030】f)日出および日没時刻算出 時で表された日出時刻をTa、日没時刻をTbとする
と、 Ta=(s2−s1)/1.002737 … (12) Tb=(s3−s1)/1.002737 … (13) となる。
と、 Ta=(s2−s1)/1.002737 … (12) Tb=(s3−s1)/1.002737 … (13) となる。
【0031】4)日出および日没方位の算出 ある時刻の太陽の方位は、その時刻の太陽の時角をHと
すると、 A=tan-1〔cosδ・sinH /(−sinδ・cosρ+cosδ・sinρ・cosH)〕 … (14) により算出可能であるので、先に求めた日出および日没
時の時角−Ho,Hoより算出可能である。
すると、 A=tan-1〔cosδ・sinH /(−sinδ・cosρ+cosδ・sinρ・cosH)〕 … (14) により算出可能であるので、先に求めた日出および日没
時の時角−Ho,Hoより算出可能である。
【0032】5)日の当り始める方位の決定 先に算出した日出方位をRH、日没方位をSHとする
と、 WL≦RH、SH≦WL のとき、日出時刻Taを日の当り始める時刻とする。 一方、RH<WL<SH のとき、窓の左の方位WLに太陽が来る時刻を日の当り
始める時刻とする。
と、 WL≦RH、SH≦WL のとき、日出時刻Taを日の当り始める時刻とする。 一方、RH<WL<SH のとき、窓の左の方位WLに太陽が来る時刻を日の当り
始める時刻とする。
【0033】a)窓の左の方位における太陽の時角算出 窓の左の方位WLの太陽の時角をHxとすると、 Hx=sin-1〔sinδ・cosρ /cosρ(sin2ρ+1/tan2A)1/2〕 +tan-1(1/sinρ・tanA) … (15) となる。
【0034】b)求める時刻の恒星時算出 求める恒星時をsxとすると、 sx=Hx+α … (16) となる。
【0035】c)窓の左の方位に太陽が来る時刻の算出 求める時刻をXLとすると、 XL=(sx−s1)/1.002737 … (17) となる。s1は先に求めたもの。
【0036】6)日の当たり終る方位決定 WR≦RH、SH≦WR のとき、日没時刻Tbを日の当たり終る時刻とする。 一方、 RH<WR<SH のとき、窓の右の方位WRに太陽が来る時刻を日の当り
終る時刻とする。窓の右の方位に太陽が来る時刻の算出
方法は、前述した窓の左の方位に太陽が来る時刻の算出
方法と同様である。
終る時刻とする。窓の右の方位に太陽が来る時刻の算出
方法は、前述した窓の左の方位に太陽が来る時刻の算出
方法と同様である。
【0037】7)日当り時間の算出 日の当り終る時刻をYT、日当り時間をZTとすると、 ZT=YT−XT … (18) となる。その後、時のみで表わされているXT、YT、
ZTを時、分、秒表示に変換する。
ZTを時、分、秒表示に変換する。
【0038】時のみで表されているTをh時f分s秒に
変換するには、 h=INT(T) … (19) f=INT(60FRC(T)) … (20) s=60FRC(60FRC(T)) … (21) とする。
変換するには、 h=INT(T) … (19) f=INT(60FRC(T)) … (20) s=60FRC(60FRC(T)) … (21) とする。
【0039】このように、演算/制御部8は、窓の方位
を測定し、得られた方位Dより窓の左右の方位を算出す
る。そして、日付データと基準地域の位置データとか
ら、日出、日没時刻、日出方位および日没方位を算出す
る。そして、得られた各結果と窓の左右の方位とから、
窓に日の当り始める方位および日の当たり終る方位を決
定し、さらに、これらの結果から窓に日の当り始める時
刻と日の当り終る時刻とを算出する。そして、日の当り
終る時刻から日の当り始める時刻を減算して窓からの日
当り時間を求める。そして、算出して得られた日当り時
間を表示部3にて表示する。この場合、表示部3には図
2に示したように窓に日が入り始める時刻と、窓に日が
入り終る時刻も同時に表示される。
を測定し、得られた方位Dより窓の左右の方位を算出す
る。そして、日付データと基準地域の位置データとか
ら、日出、日没時刻、日出方位および日没方位を算出す
る。そして、得られた各結果と窓の左右の方位とから、
窓に日の当り始める方位および日の当たり終る方位を決
定し、さらに、これらの結果から窓に日の当り始める時
刻と日の当り終る時刻とを算出する。そして、日の当り
終る時刻から日の当り始める時刻を減算して窓からの日
当り時間を求める。そして、算出して得られた日当り時
間を表示部3にて表示する。この場合、表示部3には図
2に示したように窓に日が入り始める時刻と、窓に日が
入り終る時刻も同時に表示される。
【0040】上記方位測定部7は方位測定手段に対応す
る。また、上記演算/制御手段8は算出手段に対応す
る。また、演算/制御手段8のROM8bは記憶手段に
対応する。また、演算/制御手段8およびキー入力部4
は方位取得手段30、年月日取得手段40および位置情
報取得手段50のそれぞれに対応する。
る。また、上記演算/制御手段8は算出手段に対応す
る。また、演算/制御手段8のROM8bは記憶手段に
対応する。また、演算/制御手段8およびキー入力部4
は方位取得手段30、年月日取得手段40および位置情
報取得手段50のそれぞれに対応する。
【0041】次に、上記構成による日照時間測定装置1
の動作を図5に示すフローチャートを参考しながら説明
する。また、この説明において、図4に示す図も同時に
使用する。また、この説明においては、南側の窓におけ
る日当り時間の算出を行うものと限定する。なお、図4
において符号BDは建物(上方から見ている)であり、
Wは窓である。また、周知の如く、北の方位は0度、東
の方位は90度、南の方位は180度、および、西の方
位が270度である。
の動作を図5に示すフローチャートを参考しながら説明
する。また、この説明において、図4に示す図も同時に
使用する。また、この説明においては、南側の窓におけ
る日当り時間の算出を行うものと限定する。なお、図4
において符号BDは建物(上方から見ている)であり、
Wは窓である。また、周知の如く、北の方位は0度、東
の方位は90度、南の方位は180度、および、西の方
位が270度である。
【0042】まず、装置本体1を、その方向設定指示A
が窓Wに向くように配置する。そして、この配置を行な
った後、実行開始スイッチ2を押す。これにより、ステ
ップS1に進み、演算/制御部8は窓Wの方位Dを測定
する。
が窓Wに向くように配置する。そして、この配置を行な
った後、実行開始スイッチ2を押す。これにより、ステ
ップS1に進み、演算/制御部8は窓Wの方位Dを測定
する。
【0043】窓Wの方位を測定した後、ステップS2に
進み、窓Wの左右の方位を算出する。すなわち、測定し
て得られた方位データDを上記した(1)、(2)式に代入
し、方位WL,WRを求める。これら方位WL,WRを
算出した後、ステップS3に進み、年月日の入力待ちを
行う。この場合、表示部3に年月日の入力を促す表示を
行う(例えば『年月日を入力して下さい。』)。そし
て、キー入力部2より年月日の入力が行なわれると、ス
テップS4に進み、日出および日没時刻の算出を行な
う。
進み、窓Wの左右の方位を算出する。すなわち、測定し
て得られた方位データDを上記した(1)、(2)式に代入
し、方位WL,WRを求める。これら方位WL,WRを
算出した後、ステップS3に進み、年月日の入力待ちを
行う。この場合、表示部3に年月日の入力を促す表示を
行う(例えば『年月日を入力して下さい。』)。そし
て、キー入力部2より年月日の入力が行なわれると、ス
テップS4に進み、日出および日没時刻の算出を行な
う。
【0044】日出および日没時刻は(3)〜(11)式による
計算をそれぞれ行ない、最終的に0時の恒星時s1、日
出時の恒星時s2および日没時の恒星時s3を求める。
そして、0時の恒星時s1、日出時の恒星時s2を(12)
式に代入して日出時刻を求め、0時の恒星時s1、日没
時の恒星時s3を(13)式に代入して日没時刻を求める。
この場合、日出時刻をRT、日没時刻をSTとする。
計算をそれぞれ行ない、最終的に0時の恒星時s1、日
出時の恒星時s2および日没時の恒星時s3を求める。
そして、0時の恒星時s1、日出時の恒星時s2を(12)
式に代入して日出時刻を求め、0時の恒星時s1、日没
時の恒星時s3を(13)式に代入して日没時刻を求める。
この場合、日出時刻をRT、日没時刻をSTとする。
【0045】日出時刻RTおよび日没時刻STを算出し
た後、ステップS5に進み、日出および日没方位の算出
を行なう。この算出は(7)、(8)式より得られる。この場
合、得られた日出方位をRH、日没方位をSTとする。
た後、ステップS5に進み、日出および日没方位の算出
を行なう。この算出は(7)、(8)式より得られる。この場
合、得られた日出方位をRH、日没方位をSTとする。
【0046】次に、ステップS6に進み、演算/制御部
8は、窓Wの左方位WLが日出方位RHよりも大きく、
かつ日没方位SHより小さいか否かの判定を行なう。こ
の判定が「Yes」の場合は、窓Wの左方位WLに太陽
が来る時刻が日の当り始める時刻であるので、ステップ
S7において、太陽の方位が左方位WLになる時刻を算
出する。この算出には、(15)、(16)式による計算を行な
って窓Wの左方位WLの太陽の時角Hxおよび恒星時s
xを求め、得られた結果を(17)式に代入して求める。こ
の場合、太陽の方位が左方位WLになる時刻を日の当り
始める時刻XTとする。
8は、窓Wの左方位WLが日出方位RHよりも大きく、
かつ日没方位SHより小さいか否かの判定を行なう。こ
の判定が「Yes」の場合は、窓Wの左方位WLに太陽
が来る時刻が日の当り始める時刻であるので、ステップ
S7において、太陽の方位が左方位WLになる時刻を算
出する。この算出には、(15)、(16)式による計算を行な
って窓Wの左方位WLの太陽の時角Hxおよび恒星時s
xを求め、得られた結果を(17)式に代入して求める。こ
の場合、太陽の方位が左方位WLになる時刻を日の当り
始める時刻XTとする。
【0047】他方、ステップS6における判定が「N
o」の場合には、日出時刻RTが日の当り始める時刻で
あるので、ステップS8において、日出時刻RTを日の
当り始める時刻XTとする。
o」の場合には、日出時刻RTが日の当り始める時刻で
あるので、ステップS8において、日出時刻RTを日の
当り始める時刻XTとする。
【0048】ステップS7またはステップS8の処理が
終了すると、ステップS9に進み、演算/制御部8は、
窓Wの右方位WRが日出方位RHよりも大きく、かつ日
没方位SHより小さいか否かの判定を行なう。この判定
が「Yes」の場合は、窓Wの左方位WRに太陽が来る
時刻が日の当り終る時刻であるので、ステップS10に
おいて、太陽の方位が右方位WRになる時刻を算出す
る。この算出は前述した窓Wの左方位WLに太陽が来る
時刻の算出方法と同様である。この場合、太陽の方位が
右方位WRになる時刻を日の当り終る時刻YTとする。
終了すると、ステップS9に進み、演算/制御部8は、
窓Wの右方位WRが日出方位RHよりも大きく、かつ日
没方位SHより小さいか否かの判定を行なう。この判定
が「Yes」の場合は、窓Wの左方位WRに太陽が来る
時刻が日の当り終る時刻であるので、ステップS10に
おいて、太陽の方位が右方位WRになる時刻を算出す
る。この算出は前述した窓Wの左方位WLに太陽が来る
時刻の算出方法と同様である。この場合、太陽の方位が
右方位WRになる時刻を日の当り終る時刻YTとする。
【0049】他方、ステップS9における判定が「N
o」の場合には、日没時刻STが日の当り終る時刻であ
るので、ステップS11において、日没時刻STを日の
当り終る時刻YTとする。ステップS10またはステッ
プS11の処理が終了すると、ステップS12に進み、
日当り時間ZTの算出を行う。すなわち、(18)式からわ
かるように日の当り終る時刻YTから日の当り始める時
刻XTを減算することで得られる。ステップS12の処
理が終了すると、ステップS13に進み、日の当り始め
る時刻XT、日の当り終る時刻YTおよび日当り時間Z
Tを表示部3にて表示する。
o」の場合には、日没時刻STが日の当り終る時刻であ
るので、ステップS11において、日没時刻STを日の
当り終る時刻YTとする。ステップS10またはステッ
プS11の処理が終了すると、ステップS12に進み、
日当り時間ZTの算出を行う。すなわち、(18)式からわ
かるように日の当り終る時刻YTから日の当り始める時
刻XTを減算することで得られる。ステップS12の処
理が終了すると、ステップS13に進み、日の当り始め
る時刻XT、日の当り終る時刻YTおよび日当り時間Z
Tを表示部3にて表示する。
【0050】このように、装置本体1をその方向設定指
示Aが窓Wに向うように配置し、その日の年月日を入力
することにより、基準地域のその日の南側の窓Wにおけ
る日の当り始める時刻XT、日の当り終る時刻YTおよ
び日当り時間ZTが算出され、表示される。
示Aが窓Wに向うように配置し、その日の年月日を入力
することにより、基準地域のその日の南側の窓Wにおけ
る日の当り始める時刻XT、日の当り終る時刻YTおよ
び日当り時間ZTが算出され、表示される。
【0051】なお、上記実施例においては、方位測定部
7を設けて自動的に窓の方位を測定するようにしたが、
これとは別に磁気方位計や電子方位計を用いて窓の方位
を測定し、この結果をキー入力部4より入力できるよう
にしても良い。この場合、当然ながら演算/制御部8の
ROM8bにはキー入力部4より窓の方位を入力するた
めのプログラムを書き込んでおく。
7を設けて自動的に窓の方位を測定するようにしたが、
これとは別に磁気方位計や電子方位計を用いて窓の方位
を測定し、この結果をキー入力部4より入力できるよう
にしても良い。この場合、当然ながら演算/制御部8の
ROM8bにはキー入力部4より窓の方位を入力するた
めのプログラムを書き込んでおく。
【0052】また、上記実施例においては、兵庫県明石
市の経緯を基準として、その地域における窓からの日当
り時間を算出するようにしたが、(7)、(11)式の緯度
ρ、経度λの設定により、任意の地域の日当り時間を算
出することが可能である。また、任意の地域の位置情報
(緯度、経度)をキー入力部4より入力できるように
し、その地域における窓からの日当り時間を算出できる
ようにしても良い。この場合も上記同様に演算/制御部
8のROM8aにはキー入力部4より位置情報を入力す
るためのプログラムを書き込んでおく。
市の経緯を基準として、その地域における窓からの日当
り時間を算出するようにしたが、(7)、(11)式の緯度
ρ、経度λの設定により、任意の地域の日当り時間を算
出することが可能である。また、任意の地域の位置情報
(緯度、経度)をキー入力部4より入力できるように
し、その地域における窓からの日当り時間を算出できる
ようにしても良い。この場合も上記同様に演算/制御部
8のROM8aにはキー入力部4より位置情報を入力す
るためのプログラムを書き込んでおく。
【0053】また、上記実施例においては、明石市にお
ける日出時刻、日没時刻、日出方位および日没方位をそ
れぞれ算出するようにしたが、これらの値を予め任意の
地域(少なくとも一つの地域)における日毎のデータと
してROM等のメモリに書き込んでおくことにより、こ
れらの算出過程を省略することができる。
ける日出時刻、日没時刻、日出方位および日没方位をそ
れぞれ算出するようにしたが、これらの値を予め任意の
地域(少なくとも一つの地域)における日毎のデータと
してROM等のメモリに書き込んでおくことにより、こ
れらの算出過程を省略することができる。
【0054】これにより、窓の方位および年月日をそれ
ぞれ入力することで、その日の日出時刻、日没時刻、日
出方位および日没方位が読み出され、これらの値に基づ
いて日の当り始める方位、日の当たり終る方位がそれぞ
れ決定され、さらに、日の当り始める時刻、日の当り終
る時刻および日当り時間がそれぞれ算出される。この場
合も、上記同様に演算/制御部8のROM8aに上記メ
モリからデータを読み出すためのプログラムを書き込ん
でおく。
ぞれ入力することで、その日の日出時刻、日没時刻、日
出方位および日没方位が読み出され、これらの値に基づ
いて日の当り始める方位、日の当たり終る方位がそれぞ
れ決定され、さらに、日の当り始める時刻、日の当り終
る時刻および日当り時間がそれぞれ算出される。この場
合も、上記同様に演算/制御部8のROM8aに上記メ
モリからデータを読み出すためのプログラムを書き込ん
でおく。
【0055】また、上記実施例においては、南側の窓に
おける日当り時間の算出を行うものと限定したが、その
他の方向の窓における日当り時間の算出を行うようにす
ることも勿論可能である。
おける日当り時間の算出を行うものと限定したが、その
他の方向の窓における日当り時間の算出を行うようにす
ることも勿論可能である。
【0056】また、上記実施例においては、窓に日の当
り始める時刻と日の当り終る時刻、および、日当り時間
をそれぞれ表示するようにしたが、日出時刻、日没時
刻、日出方位、日没方位および日照時間もそれぞれ表示
できるようにしても良い。
り始める時刻と日の当り終る時刻、および、日当り時間
をそれぞれ表示するようにしたが、日出時刻、日没時
刻、日出方位、日没方位および日照時間もそれぞれ表示
できるようにしても良い。
【0057】さらに、各値を表示部3にて表示する他、
音声合成により音声メッセージとして出力するようにし
ても良い。
音声合成により音声メッセージとして出力するようにし
ても良い。
【0058】また、上記実施例においては、時計表示機
能を設けていないが、この機能を設けても良い。
能を設けていないが、この機能を設けても良い。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、所望とする日の日光が
窓から入射している日当り時間を自動的に算出し、表示
するようにしたので、誰にでも簡単な操作で窓からの日
当り時間を得ることができるという効果が得られる。
窓から入射している日当り時間を自動的に算出し、表示
するようにしたので、誰にでも簡単な操作で窓からの日
当り時間を得ることができるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例に係る日照時間測定装置の外
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
【図2】同実施例の日照時間測定装置の表示結果の一例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】同実施例の日照時間測定装置の概略構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】同実施例の日照時間測定装置の動作を説明する
ための図である。
ための図である。
【図5】同実施例の日照時間測定装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
2 実行開始スイッチ 3 表示部 4 キー入力部 5 方向指定表示 6 電源スイッチ 7 方位計測部(方位測定手段) 8 演算/制御部(算出手段) 8b ROM(記憶手段) 30 方位取得手段 40 年月日取得手段 50 位置情報取得手段 BD 建物 W 窓 WL 窓の左方位 WR 窓の右方位
Claims (4)
- 【請求項1】 窓の方位を取得する方位取得手段と、 年月日を取得する年月日取得手段と、 予め決定された地域の位置情報を基準として、前記窓の
方位により前記年月日における前記窓から日光が入射し
ている日当り時間を算出する算出手段と、を備えたこと
を特徴とする日照時間測定装置。 - 【請求項2】 窓の方位を測定する方位測定手段と、 年月日を取得する年月日取得手段と、 予め決定された地域の位置情報を基準として、前記窓の
方位により前記年月日における前記窓から日光が入射し
ている日当り時間を算出する算出手段と、を備えたこと
を特徴とする日照時間測定装置。 - 【請求項3】 任意の地域の位置情報を取得する位置情
報取得手段を有し、前記算出手段は、前記位置情報取得
手段にて取得された位置情報を基準として、前記窓の方
位による前記年月日における前記窓から日光が入射して
いる日当り時間を算出することを特徴とする前記請求項
1または前記請求項2いずれかの項記載の日照時間測定
装置。 - 【請求項4】 窓の方位を取得する方位取得手段と、 年月日を取得する年月日取得手段と、 少なくとも一つの任意の地域における日毎の日出時刻、
日没時刻、日出方位及び日没方位がそれぞれ書き込まれ
た記憶手段と、 該記憶手段より、取得された年月日に対応する日出時
刻、日没時刻、日出方位及び日没方位をそれぞれ読み出
し、これらの値と前記窓の方位とにより前記窓から日光
が入射している日当り時間を算出する算出手段と、を備
えたことを特徴とする日照時間測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19305392A JPH0611577A (ja) | 1992-06-27 | 1992-06-27 | 日照時間測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19305392A JPH0611577A (ja) | 1992-06-27 | 1992-06-27 | 日照時間測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611577A true JPH0611577A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16301405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19305392A Pending JPH0611577A (ja) | 1992-06-27 | 1992-06-27 | 日照時間測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611577A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233566A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Asahi Kasei Homes Kk | 取得日射エネルギー量評価システム |
JP2006234562A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Asahi Kasei Homes Kk | 取得日射エネルギー量表示装置 |
JP2010169699A (ja) * | 2010-05-13 | 2010-08-05 | Asahi Kasei Homes Co | 取得日射エネルギー量表示装置 |
-
1992
- 1992-06-27 JP JP19305392A patent/JPH0611577A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233566A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Asahi Kasei Homes Kk | 取得日射エネルギー量評価システム |
JP2006234562A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Asahi Kasei Homes Kk | 取得日射エネルギー量表示装置 |
JP2010169699A (ja) * | 2010-05-13 | 2010-08-05 | Asahi Kasei Homes Co | 取得日射エネルギー量表示装置 |
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