JPH06114962A - 液晶樹脂複合体の成形装置 - Google Patents
液晶樹脂複合体の成形装置Info
- Publication number
- JPH06114962A JPH06114962A JP4262417A JP26241792A JPH06114962A JP H06114962 A JPH06114962 A JP H06114962A JP 4262417 A JP4262417 A JP 4262417A JP 26241792 A JP26241792 A JP 26241792A JP H06114962 A JPH06114962 A JP H06114962A
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- resin
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複晶樹脂複合体製のシート状成形用素材を成
形するに際して、フィルム材を積層することなく、比較
的容易に所定厚さのシート材を成形することができる液
晶樹脂複合体の成形装置を提供する。 【構成】 熱可塑性マトリックス樹脂を含有する樹脂材
を筒状に押し出す押出し装置1と、該押出し装置1から
押し出される筒状体20を、互いに対向する部分の外面
側から押圧しその内面どうしを密着させて互いに溶着さ
せる一対の押圧ロール4と、該押圧による溶着前に上記
筒状体20の内側に繊維状の液晶樹脂を含有するチョッ
プ材19'を供給するチョップ材供給装置10とを備え
たことを特徴とする。
形するに際して、フィルム材を積層することなく、比較
的容易に所定厚さのシート材を成形することができる液
晶樹脂複合体の成形装置を提供する。 【構成】 熱可塑性マトリックス樹脂を含有する樹脂材
を筒状に押し出す押出し装置1と、該押出し装置1から
押し出される筒状体20を、互いに対向する部分の外面
側から押圧しその内面どうしを密着させて互いに溶着さ
せる一対の押圧ロール4と、該押圧による溶着前に上記
筒状体20の内側に繊維状の液晶樹脂を含有するチョッ
プ材19'を供給するチョップ材供給装置10とを備え
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶樹脂複合体の成
形装置、特に、一定以上の板厚を有する液晶樹脂複合体
の板状成形用素材を成形し得る成形装置に関する。
形装置、特に、一定以上の板厚を有する液晶樹脂複合体
の板状成形用素材を成形し得る成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶樹脂複合体を押出機にて成形する場
合、マトリックス樹脂中に液晶樹脂が良好に繊維化され
た状態の成形品を得るためには、押出し時の剪断速度を
一定以上に保ち、更に、押出し後に延伸させる必要があ
る。この場合、繊維状の液晶樹脂は、マトリックス樹脂
中に、押出しおよび延伸方向に揃って配向されることと
なり、その強度が方向によって大きく異なる、所謂、強
度異方性をもったものとなる。また、上記成形方法で
は、例えば特開昭62−116666号公報にも記載さ
れているように、得られる成形品はかなり薄いフィルム
状のものとなり、そのままでは、ある程度以上の肉厚が
必要される、例えばプレス成形用などの素材として用い
ることはできない。尚、例えば特開平1−259062
号公報では、熱可塑性液晶樹脂と熱可塑性のナイロンよ
りなる樹脂複合体を、プレス処理等して繊維強化樹脂
(FRP)の基材として用いることが開示されている。
合、マトリックス樹脂中に液晶樹脂が良好に繊維化され
た状態の成形品を得るためには、押出し時の剪断速度を
一定以上に保ち、更に、押出し後に延伸させる必要があ
る。この場合、繊維状の液晶樹脂は、マトリックス樹脂
中に、押出しおよび延伸方向に揃って配向されることと
なり、その強度が方向によって大きく異なる、所謂、強
度異方性をもったものとなる。また、上記成形方法で
は、例えば特開昭62−116666号公報にも記載さ
れているように、得られる成形品はかなり薄いフィルム
状のものとなり、そのままでは、ある程度以上の肉厚が
必要される、例えばプレス成形用などの素材として用い
ることはできない。尚、例えば特開平1−259062
号公報では、熱可塑性液晶樹脂と熱可塑性のナイロンよ
りなる樹脂複合体を、プレス処理等して繊維強化樹脂
(FRP)の基材として用いることが開示されている。
【0003】また、上記のようなフィルム状のものか
ら、例えばプレス成形などにも用いることができるよう
に、一定以上の板厚を有するシート状(板状)の成形用素
材を形成する方法として、フィルム状の素材をマンドレ
ルに巻回して所定厚さになるまで積層するとともに、こ
れを加熱・押圧して互いに溶着させることにより、所定
板厚のシート状素材を得る方法が考えられている。
ら、例えばプレス成形などにも用いることができるよう
に、一定以上の板厚を有するシート状(板状)の成形用素
材を形成する方法として、フィルム状の素材をマンドレ
ルに巻回して所定厚さになるまで積層するとともに、こ
れを加熱・押圧して互いに溶着させることにより、所定
板厚のシート状素材を得る方法が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合には、積層時、フィルム層間にエアの巻き込みが生じ
ることがあり、層間の溶着不良や表面品質の低下を招来
するおそれがあるという問題があった。
合には、積層時、フィルム層間にエアの巻き込みが生じ
ることがあり、層間の溶着不良や表面品質の低下を招来
するおそれがあるという問題があった。
【0005】そこで、この発明は、複晶樹脂複合体製の
シート状成形用素材を成形するに際して、フィルム材を
積層することなく、比較的容易に所定厚さのシート材を
成形することができる液晶樹脂複合体の成形装置を提供
することを主な目的としてなされたものである。
シート状成形用素材を成形するに際して、フィルム材を
積層することなく、比較的容易に所定厚さのシート材を
成形することができる液晶樹脂複合体の成形装置を提供
することを主な目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
熱可塑性マトリックス樹脂を含有する樹脂材を筒状に押
し出す押出し装置と、該押出し装置から押し出される筒
状素材を、互いに対向する部分の外面側から押圧しその
内面どうしを密着させて互いに溶着させる一対の押圧ロ
ールと、該押圧による溶着前に上記筒状素材の内側に繊
維状の液晶樹脂を含有するチョップ材を供給するチョッ
プ材供給装置とを備えたことを特徴としたものである。
熱可塑性マトリックス樹脂を含有する樹脂材を筒状に押
し出す押出し装置と、該押出し装置から押し出される筒
状素材を、互いに対向する部分の外面側から押圧しその
内面どうしを密着させて互いに溶着させる一対の押圧ロ
ールと、該押圧による溶着前に上記筒状素材の内側に繊
維状の液晶樹脂を含有するチョップ材を供給するチョッ
プ材供給装置とを備えたことを特徴としたものである。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、上記押圧ロールによ
って上記筒状素材の内面どうしを密着させて互いに溶着
させるとともに、上記チョップ材供給装置により、上記
溶着前に、筒状素材の内側に繊維状の液晶樹脂を含有し
たチョップ材を供給することができるので、余り大きな
剪断力を加えることなく、液晶樹脂の繊維化状態が良好
に維持された液晶樹脂複合体を得ることができる。この
結果、フィルム状等の薄肉の素材を何層にも積層するこ
となく、比較的厚肉で板状の液晶樹脂複合体製の成形用
素材を比較的容易に形成することができる。また、液晶
樹脂繊維は、チョップ材の形で供給されるのでマトリッ
クス樹脂内でランダムに配向することができ、液晶樹脂
をマトリックス樹脂と共に一定以上の剪断速度で押出し
成形する場合のような強度異方性をなくすることができ
る。更に、上記チョップ材は、筒状素材の内側に供給さ
れるので、供給時の外部への飛散が防止され、チョップ
材を無駄なく効率的にマトリックス樹脂内に添加するこ
とができる。
って上記筒状素材の内面どうしを密着させて互いに溶着
させるとともに、上記チョップ材供給装置により、上記
溶着前に、筒状素材の内側に繊維状の液晶樹脂を含有し
たチョップ材を供給することができるので、余り大きな
剪断力を加えることなく、液晶樹脂の繊維化状態が良好
に維持された液晶樹脂複合体を得ることができる。この
結果、フィルム状等の薄肉の素材を何層にも積層するこ
となく、比較的厚肉で板状の液晶樹脂複合体製の成形用
素材を比較的容易に形成することができる。また、液晶
樹脂繊維は、チョップ材の形で供給されるのでマトリッ
クス樹脂内でランダムに配向することができ、液晶樹脂
をマトリックス樹脂と共に一定以上の剪断速度で押出し
成形する場合のような強度異方性をなくすることができ
る。更に、上記チョップ材は、筒状素材の内側に供給さ
れるので、供給時の外部への飛散が防止され、チョップ
材を無駄なく効率的にマトリックス樹脂内に添加するこ
とができる。
【0008】
【実施例】図1に示すように、本実施例に係る液晶樹脂
複合体の成形装置は、押出しシリンダ2と押出しヘッド
3とで構成された押出し装置1と、上記押出しヘッド3
の下方に配置された一対の押圧ロール4と、上記押出し
ヘッド3の上端中央部分にその供給部が設定されたチョ
ップ材供給装置10とを備えており、上記押圧ロール
4,4の下方には、成形された後に切断機7で所定寸法
に切断されたシート状素材20'を受ける受け箱8が配
設されている。
複合体の成形装置は、押出しシリンダ2と押出しヘッド
3とで構成された押出し装置1と、上記押出しヘッド3
の下方に配置された一対の押圧ロール4と、上記押出し
ヘッド3の上端中央部分にその供給部が設定されたチョ
ップ材供給装置10とを備えており、上記押圧ロール
4,4の下方には、成形された後に切断機7で所定寸法
に切断されたシート状素材20'を受ける受け箱8が配
設されている。
【0009】上記押出しシリンダ2は、従来から良く知
られているものと同じもので、長手軸方向に配設された
スクリュー体5を内部に備えるとともに、ケース側壁部
には材料樹脂のペレットを投入するためのホッパ部6が
設けられている。また、上記押出しヘッド3は、図2か
ら良く分かるように、水平方向の断面の形状が偏平な略
楕円状となるように形成され、より好ましくは、樹脂供
給部3aも、その外形形状に沿って楕円形の環状に形成
されている。そして、この樹脂供給部3aの内方に、チ
ョップ材供給用の細長い溝部3bが設けられている。
られているものと同じもので、長手軸方向に配設された
スクリュー体5を内部に備えるとともに、ケース側壁部
には材料樹脂のペレットを投入するためのホッパ部6が
設けられている。また、上記押出しヘッド3は、図2か
ら良く分かるように、水平方向の断面の形状が偏平な略
楕円状となるように形成され、より好ましくは、樹脂供
給部3aも、その外形形状に沿って楕円形の環状に形成
されている。そして、この樹脂供給部3aの内方に、チ
ョップ材供給用の細長い溝部3bが設けられている。
【0010】上記チョップ材供給装置10は、図4およ
び図5に示すように、繊維状の液晶樹脂を含有した(1
00%の場合も含む)ストランド19,…,19を供給す
るボビン11,…,11と、各ボビン11から供給された
ストランド19を挿通させてガイドするための例えば銅
管製のガイドチューブ12と、これらガイドチューブ1
2,…,12を介してボビン11から供給された各ストラ
ンド19を所定長さに切断してチョップ材19'とする
ロービングカッタ13と、上記各ストランド19をロー
ビングカッタ13側に送給するためのローラ部材14
と、上記ロービングカッタ13と組み合わされ、切断時
にストランド19,…,19を受けるゴムローラ15とで
構成されている。上記ロービングカッタ13には駆動モ
ータ16が付設され、ロービングカッタ13の回転主軸
13cとゴムローラの回転主軸15cとの間には伝動ベル
ト17が掛け渡されており、両者が連動して回転駆動さ
せられるようになっている。尚、上記ロービングカッタ
13は、その刃部13aをロータ13bから取り外せるよ
うになっており、刃部13aを取り替えて刃の間隔dを変
えることにより、チョップ材19'の長さを適宜調整で
きるようになっている。
び図5に示すように、繊維状の液晶樹脂を含有した(1
00%の場合も含む)ストランド19,…,19を供給す
るボビン11,…,11と、各ボビン11から供給された
ストランド19を挿通させてガイドするための例えば銅
管製のガイドチューブ12と、これらガイドチューブ1
2,…,12を介してボビン11から供給された各ストラ
ンド19を所定長さに切断してチョップ材19'とする
ロービングカッタ13と、上記各ストランド19をロー
ビングカッタ13側に送給するためのローラ部材14
と、上記ロービングカッタ13と組み合わされ、切断時
にストランド19,…,19を受けるゴムローラ15とで
構成されている。上記ロービングカッタ13には駆動モ
ータ16が付設され、ロービングカッタ13の回転主軸
13cとゴムローラの回転主軸15cとの間には伝動ベル
ト17が掛け渡されており、両者が連動して回転駆動さ
せられるようになっている。尚、上記ロービングカッタ
13は、その刃部13aをロータ13bから取り外せるよ
うになっており、刃部13aを取り替えて刃の間隔dを変
えることにより、チョップ材19'の長さを適宜調整で
きるようになっている。
【0011】次に、上記成形装置の作動について説明す
る。上記押出しシリンダ2のホッパ部6には熱可塑性樹
脂のペレットのみが投入され、従って、押出し装置1か
らは、液晶樹脂を含有していない熱可塑性樹脂のみでな
る、予備成形体としての筒状体20が押し出される。こ
の筒状体20は、押出しヘッド3の樹脂供給部3aの断
面形状に対応して偏平な略楕円筒状に押し出される。
尚、このとき、押出しヘッド3は、上記熱可塑性樹脂の
成形可能温度(結晶性のものにあっては融点)よりも高
く、かつ、チョップ材供給装置1で供給されるチョップ
材19'に含まれる液晶樹脂の液晶転移温度よりも低い
適当な温度に維持されている。
る。上記押出しシリンダ2のホッパ部6には熱可塑性樹
脂のペレットのみが投入され、従って、押出し装置1か
らは、液晶樹脂を含有していない熱可塑性樹脂のみでな
る、予備成形体としての筒状体20が押し出される。こ
の筒状体20は、押出しヘッド3の樹脂供給部3aの断
面形状に対応して偏平な略楕円筒状に押し出される。
尚、このとき、押出しヘッド3は、上記熱可塑性樹脂の
成形可能温度(結晶性のものにあっては融点)よりも高
く、かつ、チョップ材供給装置1で供給されるチョップ
材19'に含まれる液晶樹脂の液晶転移温度よりも低い
適当な温度に維持されている。
【0012】そして、上記押出しヘッド3からその下方
の押圧ロール4,4に至るまでの間に、筒状体20の内
側には、押出しヘッド3の溝部3bから、適当な長さに
切断されたチョップ材19'が供給される。このとき、
このチョップ材19'は、上方からばらまかれるので筒
状体20内である程度ランダムな方向に配向される。ま
た、このチョップ材19'の供給は、筒状体20の内側
空間内で行なわれるので、チョップ材19'が外部に飛
散することはない。
の押圧ロール4,4に至るまでの間に、筒状体20の内
側には、押出しヘッド3の溝部3bから、適当な長さに
切断されたチョップ材19'が供給される。このとき、
このチョップ材19'は、上方からばらまかれるので筒
状体20内である程度ランダムな方向に配向される。ま
た、このチョップ材19'の供給は、筒状体20の内側
空間内で行なわれるので、チョップ材19'が外部に飛
散することはない。
【0013】次に、上記チョップ材19'が添加された
筒状体20が、その互いに対向する部分の外面側から、
上記押圧ロール4,4によって押圧される。該押圧ロー
ル4,4は、より好ましくは、筒状体20をその偏平な
両外側から押圧するように配置されており(図2におけ
る2点鎖線参照)、この押圧によって、筒状体20は、
比較的容易に、その内面どうしが密着し互いに溶着させ
られる。その結果、図3から良く分かるように、上記筒
状体20は、所定厚さ(例えば1〜5mm程度)の板材に成
形される。そして、その後、切断機7で所定の長さに切
断され、受け箱8内に落とされるようになっている。
筒状体20が、その互いに対向する部分の外面側から、
上記押圧ロール4,4によって押圧される。該押圧ロー
ル4,4は、より好ましくは、筒状体20をその偏平な
両外側から押圧するように配置されており(図2におけ
る2点鎖線参照)、この押圧によって、筒状体20は、
比較的容易に、その内面どうしが密着し互いに溶着させ
られる。その結果、図3から良く分かるように、上記筒
状体20は、所定厚さ(例えば1〜5mm程度)の板材に成
形される。そして、その後、切断機7で所定の長さに切
断され、受け箱8内に落とされるようになっている。
【0014】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、上記押圧ロール4,4によって上記筒状体20の内
面どうしを密着させて互いに溶着させるとともに、チョ
ップ材供給装置10により、上記溶着前に、筒状体20
の内側に繊維状の液晶樹脂を含有したチョップ材19'
を供給することができるので、余り大きな剪断力を加え
ることなく、液晶樹脂の繊維化状態が良好に維持された
液晶樹脂複合体を得ることができる。この結果、フィル
ム状等の薄肉の素材を何層にも積層することなく、比較
的厚肉で板状の液晶樹脂複合体製の成形用素材20'を
比較的容易に形成することができるのである。また、液
晶樹脂繊維は、チョップ材19'の形で供給されるので
マトリックス樹脂内でランダムに配向することができ、
液晶樹脂をマトリックス樹脂と共に一定以上の剪断速度
で押出し成形する場合のような強度異方性をなくするこ
とができる。更に、上記チョップ材19'は、筒状体2
0の内側に供給されるので、供給時の外部への飛散が防
止され、チョップ材を無駄なく効率的にマトリックス樹
脂内に添加することができるのである。
ば、上記押圧ロール4,4によって上記筒状体20の内
面どうしを密着させて互いに溶着させるとともに、チョ
ップ材供給装置10により、上記溶着前に、筒状体20
の内側に繊維状の液晶樹脂を含有したチョップ材19'
を供給することができるので、余り大きな剪断力を加え
ることなく、液晶樹脂の繊維化状態が良好に維持された
液晶樹脂複合体を得ることができる。この結果、フィル
ム状等の薄肉の素材を何層にも積層することなく、比較
的厚肉で板状の液晶樹脂複合体製の成形用素材20'を
比較的容易に形成することができるのである。また、液
晶樹脂繊維は、チョップ材19'の形で供給されるので
マトリックス樹脂内でランダムに配向することができ、
液晶樹脂をマトリックス樹脂と共に一定以上の剪断速度
で押出し成形する場合のような強度異方性をなくするこ
とができる。更に、上記チョップ材19'は、筒状体2
0の内側に供給されるので、供給時の外部への飛散が防
止され、チョップ材を無駄なく効率的にマトリックス樹
脂内に添加することができるのである。
【図1】 本発明の実施例に係る液晶樹脂複合体の成形
装置の全体構成を示す縦断面説明図である。
装置の全体構成を示す縦断面説明図である。
【図2】 図1のA−A方向の断面図である。
【図3】 図1のB−B方向の断面図である。
【図4】 上記成形装置に係るチョップ材供給装置の正
面説明図である。
面説明図である。
【図5】 上記チョップ材供給装置の平面説明図であ
る。
る。
1…押出し装置 4…押圧ロール 10…チョップ材供給装置 19'…チョップ材 20…筒状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29B 15/08 9350−4F B29K 105:06 B29L 9:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可塑性マトリックス樹脂を含有する樹
脂材を筒状に押し出す押出し装置と、該押出し装置から
押し出される筒状素材を、互いに対向する部分の外面側
から押圧しその内面どうしを密着させて互いに溶着させ
る一対の押圧ロールと、該押圧による溶着前に上記筒状
素材の内側に繊維状の液晶樹脂を含有するチョップ材を
供給するチョップ材供給装置とを備えたことを特徴とす
る液晶樹脂複合体の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4262417A JPH06114962A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 液晶樹脂複合体の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4262417A JPH06114962A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 液晶樹脂複合体の成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114962A true JPH06114962A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17375498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4262417A Pending JPH06114962A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 液晶樹脂複合体の成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114962A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002172699A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-18 | Sakai Kasei Kogyo Kk | キャリアテープの製造方法及びキャリアテープ |
CN108026302A (zh) * | 2015-09-11 | 2018-05-11 | 株式会社村田制作所 | 经处理的液晶聚合物树脂片、其制造方法、树脂多层基板及其制造方法 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4262417A patent/JPH06114962A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002172699A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-18 | Sakai Kasei Kogyo Kk | キャリアテープの製造方法及びキャリアテープ |
CN108026302A (zh) * | 2015-09-11 | 2018-05-11 | 株式会社村田制作所 | 经处理的液晶聚合物树脂片、其制造方法、树脂多层基板及其制造方法 |
CN108026302B (zh) * | 2015-09-11 | 2020-12-01 | 株式会社村田制作所 | 经处理的液晶聚合物树脂片、其制造方法、树脂多层基板及其制造方法 |
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