JPH06111153A - 火災感知器 - Google Patents
火災感知器Info
- Publication number
- JPH06111153A JPH06111153A JP25669392A JP25669392A JPH06111153A JP H06111153 A JPH06111153 A JP H06111153A JP 25669392 A JP25669392 A JP 25669392A JP 25669392 A JP25669392 A JP 25669392A JP H06111153 A JPH06111153 A JP H06111153A
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- Japan
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- switch
- sensor
- magnet
- tamper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて耐久性に優れたタンパースイッチを以
て構成した火災感知器を提供する。 【構成】 感知器本体１Ａに、 第１磁石２ｂと該第１磁
石２ｂの磁力作用により動作する常開スイッチ２ａを具
備し、前記感知器本体１Ａが取り付けられる感知器ベー
ス１Ｂに、第２磁石２ｃを具備して構成した。前記感知
器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの合体状態におい
て、前記第１磁石２ｂの磁力と前記第２磁石２ｃの磁力
とが互いに相殺されるようになっており、前記感知器本
体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとが分離すると、前記第
１磁石２ｂの磁力が前記常開スイッチ２ａに作用して該
常開スイッチ２ａは閉成し、前記タンパー信号を発生す
るようになっている。
て構成した火災感知器を提供する。 【構成】 感知器本体１Ａに、 第１磁石２ｂと該第１磁
石２ｂの磁力作用により動作する常開スイッチ２ａを具
備し、前記感知器本体１Ａが取り付けられる感知器ベー
ス１Ｂに、第２磁石２ｃを具備して構成した。前記感知
器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの合体状態におい
て、前記第１磁石２ｂの磁力と前記第２磁石２ｃの磁力
とが互いに相殺されるようになっており、前記感知器本
体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとが分離すると、前記第
１磁石２ｂの磁力が前記常開スイッチ２ａに作用して該
常開スイッチ２ａは閉成し、前記タンパー信号を発生す
るようになっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、火災を感知する感知器
本体と、天井等の取付け面に設置され且つ前記感知器本
体が着脱自在に取り付けられる感知器ベースとから成
り、前記感知器本体と前記感知器ベースとの分離状態を
検知してタンパー信号を発生するようにした火災感知器
に関するものである。
本体と、天井等の取付け面に設置され且つ前記感知器本
体が着脱自在に取り付けられる感知器ベースとから成
り、前記感知器本体と前記感知器ベースとの分離状態を
検知してタンパー信号を発生するようにした火災感知器
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５及び図６は、火災感知器の従来例を
示す図であり、図５は前記感知器本体と前記感知器ベー
スの装着状態を、図６は前記感知器本体と前記感知器ベ
ースの分離状態を示す。
示す図であり、図５は前記感知器本体と前記感知器ベー
スの装着状態を、図６は前記感知器本体と前記感知器ベ
ースの分離状態を示す。
【０００３】従来の火災感知器１は、図５及び図６に示
すように、火災を感知する感知器本体１Ａと、天井等の
取付け面に設置され且つ前記感知器本体１Ａが着脱自在
に取り付けられる感知器ベース１Ｂとから成っている。
該感知器本体１Ａは、感知ブロック４により煙や熱等の
火災要因を検知し、その検知信号が基板３に設けられた
処理回路（図示せず）により処理されて火災信号を出力
するようになっている。
すように、火災を感知する感知器本体１Ａと、天井等の
取付け面に設置され且つ前記感知器本体１Ａが着脱自在
に取り付けられる感知器ベース１Ｂとから成っている。
該感知器本体１Ａは、感知ブロック４により煙や熱等の
火災要因を検知し、その検知信号が基板３に設けられた
処理回路（図示せず）により処理されて火災信号を出力
するようになっている。
【０００４】ところで、前記感知器本体１Ａの盗難を防
止するために、従来の火災感知器１には、該感知器本体
１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの分離状態を検知するタ
ンパースイッチ６が内蔵されている。該タンパースイッ
チ６は、前記基板３に搭載された常閉スイッチ６ａと、
該常閉スイッチ６ａの押釦６ｃを押圧するスプリング６
ｂとから構成されている。又、図５（ｂ）及び図６
（ｂ）は、該タンパースイッチ６に係る回路図であり、
該常閉スイッチ６ａの閉成状態を検知回路５が入力Ｔよ
り検出して、前記感知器本体１Ａが前記感知器ベース１
Ｂから取り外されたことを知らせるタンパー信号を、該
火災感知器１を監視する受信機（図示せず）等にワイヤ
レス送信するようになっている。
止するために、従来の火災感知器１には、該感知器本体
１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの分離状態を検知するタ
ンパースイッチ６が内蔵されている。該タンパースイッ
チ６は、前記基板３に搭載された常閉スイッチ６ａと、
該常閉スイッチ６ａの押釦６ｃを押圧するスプリング６
ｂとから構成されている。又、図５（ｂ）及び図６
（ｂ）は、該タンパースイッチ６に係る回路図であり、
該常閉スイッチ６ａの閉成状態を検知回路５が入力Ｔよ
り検出して、前記感知器本体１Ａが前記感知器ベース１
Ｂから取り外されたことを知らせるタンパー信号を、該
火災感知器１を監視する受信機（図示せず）等にワイヤ
レス送信するようになっている。
【０００５】該タンパースイッチ６は、図５（ａ）に示
す如く前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの
装着状態において、前記感知器ベース１Ｂに固定された
前記スプリング６ｂが、そのばね力を以て前記感知器本
体１Ａに内蔵された前記常閉スイッチ６ａの押釦６ｃを
常時押圧している。このとき、前記常閉スイッチ６ａは
図５（ｂ）に示す如く開成状態にあり、前記検知回路５
の入力Ｔにハイレベル電圧が入力されないので、該検知
回路５は前記タンパー信号を出力しない。
す如く前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの
装着状態において、前記感知器ベース１Ｂに固定された
前記スプリング６ｂが、そのばね力を以て前記感知器本
体１Ａに内蔵された前記常閉スイッチ６ａの押釦６ｃを
常時押圧している。このとき、前記常閉スイッチ６ａは
図５（ｂ）に示す如く開成状態にあり、前記検知回路５
の入力Ｔにハイレベル電圧が入力されないので、該検知
回路５は前記タンパー信号を出力しない。
【０００６】ここで、前記感知器本体１Ａの盗難時等、
該感知器本体１Ａが前記感知器ベース１Ｂから取り外さ
れて分離した状態においては、図６（ａ）に示すよう
に、前記スプリング６ｂによる前記常閉スイッチ６ａの
押釦６ｃの押圧状態が解除される。このとき、前記常閉
スイッチ６ａは図６（ｂ）に示す如く閉成状態になり、
前記検知回路５の入力Ｔにハイレベル電圧Ｖが入力さ
れ、該検知回路５は、前記タンパー信号を前記受信機に
ワイヤレス送信して、前記感知器本体１Ａが前記感知器
ベース１Ｂから取り外されたことを知らせるようになっ
ている。
該感知器本体１Ａが前記感知器ベース１Ｂから取り外さ
れて分離した状態においては、図６（ａ）に示すよう
に、前記スプリング６ｂによる前記常閉スイッチ６ａの
押釦６ｃの押圧状態が解除される。このとき、前記常閉
スイッチ６ａは図６（ｂ）に示す如く閉成状態になり、
前記検知回路５の入力Ｔにハイレベル電圧Ｖが入力さ
れ、該検知回路５は、前記タンパー信号を前記受信機に
ワイヤレス送信して、前記感知器本体１Ａが前記感知器
ベース１Ｂから取り外されたことを知らせるようになっ
ている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】然しながら従来の構成
においては、前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１
Ｂとの装着状態、即ち通常の状態において、前記スプリ
ング６ｂが前記常閉スイッチ６ａの押釦６ｃを常時押圧
した状態になっているので、前記スプリング６ｂが金属
疲労を起こして劣化し易く、又、同様に通常の状態にお
いて、前記常閉スイッチ６ａが常時開成状態になってい
るので、該常閉スイッチ６ａの構成部品が劣化し易く、
故に、前記タンパースイッチの機能が極めて悪化し易い
という問題が生じていた。
においては、前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１
Ｂとの装着状態、即ち通常の状態において、前記スプリ
ング６ｂが前記常閉スイッチ６ａの押釦６ｃを常時押圧
した状態になっているので、前記スプリング６ｂが金属
疲労を起こして劣化し易く、又、同様に通常の状態にお
いて、前記常閉スイッチ６ａが常時開成状態になってい
るので、該常閉スイッチ６ａの構成部品が劣化し易く、
故に、前記タンパースイッチの機能が極めて悪化し易い
という問題が生じていた。
【０００８】本発明は、上記の問題に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、極めて耐久性に優
れたタンパースイッチを以て構成した火災感知器を提供
することにある。
のであり、その目的とするところは、極めて耐久性に優
れたタンパースイッチを以て構成した火災感知器を提供
することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、火災を感知する感知器本体と、該
感知器本体が着脱自在に取り付けられる感知器ベース
と、前記感知器本体と前記感知器ベースとの分離状態を
検知するタンパースイッチとから成り、該タンパースイ
ッチの検知状態によりタンパー信号を発生するようにし
た火災感知器において、２つの磁石と該磁石の磁力作用
により動作するスイッチとにより前記タンパースイッチ
を構成し、前記２つの磁石を夫々前記感知器本体と前記
感知器ベースとに配して成ると共に、前記感知器本体を
前記感知器ベースに装着した状態において前記２つの磁
石の磁力が互いに相殺されると共に、前記スイッチの動
作により前記タンパー信号を発生することを特徴とする
火災感知器である。
に成された本発明は、火災を感知する感知器本体と、該
感知器本体が着脱自在に取り付けられる感知器ベース
と、前記感知器本体と前記感知器ベースとの分離状態を
検知するタンパースイッチとから成り、該タンパースイ
ッチの検知状態によりタンパー信号を発生するようにし
た火災感知器において、２つの磁石と該磁石の磁力作用
により動作するスイッチとにより前記タンパースイッチ
を構成し、前記２つの磁石を夫々前記感知器本体と前記
感知器ベースとに配して成ると共に、前記感知器本体を
前記感知器ベースに装着した状態において前記２つの磁
石の磁力が互いに相殺されると共に、前記スイッチの動
作により前記タンパー信号を発生することを特徴とする
火災感知器である。
【００１０】
【作用】本発明によれば、前記スイッチの動作により前
記タンパー信号を発生するようにすると共に、前記磁石
の磁力により該スイッチを動作させるようにしたので、
タンパースイッチを構成する部品の劣化が極めて少な
い。
記タンパー信号を発生するようにすると共に、前記磁石
の磁力により該スイッチを動作させるようにしたので、
タンパースイッチを構成する部品の劣化が極めて少な
い。
【００１１】
【実施例】以下に本発明を、その実施例を示す図に基づ
いて説明する。尚、前記従来例と同様の構成要素には同
一符号を付する。
いて説明する。尚、前記従来例と同様の構成要素には同
一符号を付する。
【００１２】図１及び図２は、本発明実施例の火災感知
器１を示す図である。但し、（ａ）は該火災感知器１の
断面図を示し、（ｂ）は、（ａ）の状態における該火災
感知器１の要部回路を示している。又、図３は前記図１
の状態の火災感知器１におけるタンパースイッチの状態
を、図４は前記図２の状態の火災感知器１におけるタン
パースイッチの状態を示している。
器１を示す図である。但し、（ａ）は該火災感知器１の
断面図を示し、（ｂ）は、（ａ）の状態における該火災
感知器１の要部回路を示している。又、図３は前記図１
の状態の火災感知器１におけるタンパースイッチの状態
を、図４は前記図２の状態の火災感知器１におけるタン
パースイッチの状態を示している。
【００１３】本発明実施例の火災感知器１は、従来と同
様に、火災を感知する感知器本体１Ａと、天井等の取付
け面に設置され且つ前記感知器本体１Ａが着脱自在に取
り付けられる感知器ベース１Ｂと、前記感知器本体１Ａ
と前記感知器ベース１Ｂとの分離状態を検知するタンパ
ースイッチ２とから構成されている。該感知器本体１Ａ
は、感知ブロック４により煙や熱等の火災要因を検知
し、その検知信号が基板３に設けられた処理回路（図示
せず）により処理されて火災信号を出力するようになっ
ている。
様に、火災を感知する感知器本体１Ａと、天井等の取付
け面に設置され且つ前記感知器本体１Ａが着脱自在に取
り付けられる感知器ベース１Ｂと、前記感知器本体１Ａ
と前記感知器ベース１Ｂとの分離状態を検知するタンパ
ースイッチ２とから構成されている。該感知器本体１Ａ
は、感知ブロック４により煙や熱等の火災要因を検知
し、その検知信号が基板３に設けられた処理回路（図示
せず）により処理されて火災信号を出力するようになっ
ている。
【００１４】図１（ａ）及び図２（ａ）に示すように、
該タンパースイッチ２は、前記感知器本体１Ａに配設さ
れた第１磁石２ｂと、前記感知器ベース１Ｂに配設され
た第２磁石２ｃとを有して成っており、前記第１磁石２
ｂの磁力作用により動作する常開リードスイッチ２ａが
前記感知器本体１Ａに内蔵の基板３に搭載されている。
該常開リードスイッチ２ａは、磁性体から成る常開スイ
ッチをガラス管に封じ込めて成る。該常開リードスイッ
チ２ａは、図１（ｂ）及び図２（ｂ）に示すように、前
記基板３に搭載された前記検知回路５に接続されてお
り、該検知回路５は、前記常開リードスイッチ２ａの閉
成状態を該検知回路５が入力Ｔより検出して、前記感知
器本体１Ａが前記感知器ベース１Ｂから取り外されたこ
とを知らせるタンパー信号を、該火災感知器１を監視す
る受信機（図示せず）等にワイヤレス送信するようにな
っている。
該タンパースイッチ２は、前記感知器本体１Ａに配設さ
れた第１磁石２ｂと、前記感知器ベース１Ｂに配設され
た第２磁石２ｃとを有して成っており、前記第１磁石２
ｂの磁力作用により動作する常開リードスイッチ２ａが
前記感知器本体１Ａに内蔵の基板３に搭載されている。
該常開リードスイッチ２ａは、磁性体から成る常開スイ
ッチをガラス管に封じ込めて成る。該常開リードスイッ
チ２ａは、図１（ｂ）及び図２（ｂ）に示すように、前
記基板３に搭載された前記検知回路５に接続されてお
り、該検知回路５は、前記常開リードスイッチ２ａの閉
成状態を該検知回路５が入力Ｔより検出して、前記感知
器本体１Ａが前記感知器ベース１Ｂから取り外されたこ
とを知らせるタンパー信号を、該火災感知器１を監視す
る受信機（図示せず）等にワイヤレス送信するようにな
っている。
【００１５】図１（ａ）及び図２（ａ）に示す如く、前
記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの装着状態
において、前記感知器本体１Ａに内蔵の第１磁石２ｂと
前記感知器ベース１Ｂに内蔵の第２磁石２ｃとは、互い
に近接する位置に配される。前記第２磁石２ｃは、２つ
の異極端を有する棒磁石であり、前記感知器ベース１Ｂ
の内底面に横置きされている。又、前記第１磁石２ｂも
同様に２つの異極端を有する棒磁石であり、前記感知器
本体１Ａの内底面に横置きされている。図１（ａ）に示
す如く、前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂと
の装着状態においては、前記第１磁石２ｂと前記第２磁
石２ｃとは互いに略平行に配される。但し、前記第１磁
石２ｂのＮ極には前記第２磁石２ｃのＳ極が、前記第１
磁石２ｂのＳ極には前記第２磁石２ｃのＮ極が近接する
というように、前記第１磁石２ｂと前記第２磁石２ｃと
の異極同士が互いに近接するようになっている。
記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの装着状態
において、前記感知器本体１Ａに内蔵の第１磁石２ｂと
前記感知器ベース１Ｂに内蔵の第２磁石２ｃとは、互い
に近接する位置に配される。前記第２磁石２ｃは、２つ
の異極端を有する棒磁石であり、前記感知器ベース１Ｂ
の内底面に横置きされている。又、前記第１磁石２ｂも
同様に２つの異極端を有する棒磁石であり、前記感知器
本体１Ａの内底面に横置きされている。図１（ａ）に示
す如く、前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂと
の装着状態においては、前記第１磁石２ｂと前記第２磁
石２ｃとは互いに略平行に配される。但し、前記第１磁
石２ｂのＮ極には前記第２磁石２ｃのＳ極が、前記第１
磁石２ｂのＳ極には前記第２磁石２ｃのＮ極が近接する
というように、前記第１磁石２ｂと前記第２磁石２ｃと
の異極同士が互いに近接するようになっている。
【００１６】前記第１磁石２ｂの磁力が前記常開リード
スイッチ２ａに十分に作用すれば該常開リードスイッチ
２ａが閉成するように成っているが、図１（ａ）の如く
前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの装着状
態においては、見かけ上、前記第１磁石２ｂの磁力と前
記第２磁石２ｃの磁力とが互いに相殺され、該第１磁石
２ｂの磁力が前記常開リードスイッチ２ａに殆ど作用し
ない。故に、前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１
Ｂとの装着状態においては、図３の如く前記常開リード
スイッチ２ａは開成状態を保ち、図１（ｂ）に示す如く
前記検知回路５の入力Ｔにはハイレベル電圧が入力され
ず、該検知回路５は前記タンパー信号を出力しない。
スイッチ２ａに十分に作用すれば該常開リードスイッチ
２ａが閉成するように成っているが、図１（ａ）の如く
前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂとの装着状
態においては、見かけ上、前記第１磁石２ｂの磁力と前
記第２磁石２ｃの磁力とが互いに相殺され、該第１磁石
２ｂの磁力が前記常開リードスイッチ２ａに殆ど作用し
ない。故に、前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１
Ｂとの装着状態においては、図３の如く前記常開リード
スイッチ２ａは開成状態を保ち、図１（ｂ）に示す如く
前記検知回路５の入力Ｔにはハイレベル電圧が入力され
ず、該検知回路５は前記タンパー信号を出力しない。
【００１７】ここで、前記感知器本体１Ａの盗難時等、
該感知器本体１Ａが前記感知器ベース１Ｂから取り外さ
れて分離した状態においては、図２（ａ）に示すよう
に、前記第１磁石２ｂから前記第２磁石２ｃが離脱す
る。このとき、前記第１磁石２ｂから発生する磁力は、
前記常開リードスイッチ２ａに作用し、該常開リードス
イッチ２ａは図２（ｂ）及び図４に示す如く閉成状態に
なる。そして、前記検知回路５の入力Ｔにハイレベル電
圧Ｖが入力され、該検知回路５は、前記タンパー信号を
前記受信機にワイヤレス送信して、前記感知器本体１Ａ
が前記感知器ベース１Ｂから取り外されたことを知らせ
るようになっている。
該感知器本体１Ａが前記感知器ベース１Ｂから取り外さ
れて分離した状態においては、図２（ａ）に示すよう
に、前記第１磁石２ｂから前記第２磁石２ｃが離脱す
る。このとき、前記第１磁石２ｂから発生する磁力は、
前記常開リードスイッチ２ａに作用し、該常開リードス
イッチ２ａは図２（ｂ）及び図４に示す如く閉成状態に
なる。そして、前記検知回路５の入力Ｔにハイレベル電
圧Ｖが入力され、該検知回路５は、前記タンパー信号を
前記受信機にワイヤレス送信して、前記感知器本体１Ａ
が前記感知器ベース１Ｂから取り外されたことを知らせ
るようになっている。
【００１８】尚、前記実施例の火災感知器１において、
例えば、前記常開リードスイッチ２ａを前記感知器ベー
ス１Ｂ側に配設して、該常開リードスイッチ２ａが前記
第２磁石２ｃの磁力により動作するようにし、該感知器
ベース１Ｂから前記タンパー信号を出力するようにして
もよい。
例えば、前記常開リードスイッチ２ａを前記感知器ベー
ス１Ｂ側に配設して、該常開リードスイッチ２ａが前記
第２磁石２ｃの磁力により動作するようにし、該感知器
ベース１Ｂから前記タンパー信号を出力するようにして
もよい。
【００１９】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、前
記タンパースイッチを構成する前記スイッチの動作時に
のみ前記タンパー信号を発生するようにし、前記磁石の
磁力により該スイッチを動作させるようにしたので、タ
ンパースイッチを構成する部品の劣化が極めて少なく、
耐久性に非常に優れたタンパースイッチを以て火災感知
器を構成することが出来る。
記タンパースイッチを構成する前記スイッチの動作時に
のみ前記タンパー信号を発生するようにし、前記磁石の
磁力により該スイッチを動作させるようにしたので、タ
ンパースイッチを構成する部品の劣化が極めて少なく、
耐久性に非常に優れたタンパースイッチを以て火災感知
器を構成することが出来る。
【図１】本発明実施例の火災感知器１を示す断面図及び
要部回路図。
要部回路図。
【図２】本発明実施例の火災感知器１を示す断面図及び
要部回路図。
要部回路図。
【図３】図１の状態における前記タンパースイッチ２の
状態を示す図。
状態を示す図。
【図４】図２の状態における前記タンパースイッチ２の
状態を示す図。
状態を示す図。
【図５】従来例の火災感知器１を示す断面図及び要部回
路図。
路図。
【図６】従来例の火災感知器１を示す断面図及び要部回
路図。
路図。
１ 火災感知器 １Ａ 感知器本体 １Ｂ 感知器ベース ２ タンパースイッチ ２ａ 常開リードスイッチ ２ｂ 第１磁石 ２ｃ 第２磁石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１月１３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】 該タンパースイッチ６は、図５（ａ）に
示す如く前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂと
の装着状態において、前記常閉スイッチ６ａの押釦６ｃ
に固定された前記スプリング６ｂが、そのばね力を以て
該押釦６ｃを常時押圧している。このとき、前記常閉ス
イッチ６ａは図５（ｂ）に示す如く開成状態にあり、前
記検知回路５の入力Ｔにハイレベル電圧が入力されない
ので、該検知回路５は前記タンパー信号を出力しない。
示す如く前記感知器本体１Ａと前記感知器ベース１Ｂと
の装着状態において、前記常閉スイッチ６ａの押釦６ｃ
に固定された前記スプリング６ｂが、そのばね力を以て
該押釦６ｃを常時押圧している。このとき、前記常閉ス
イッチ６ａは図５（ｂ）に示す如く開成状態にあり、前
記検知回路５の入力Ｔにハイレベル電圧が入力されない
ので、該検知回路５は前記タンパー信号を出力しない。
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図６
【補正方法】変更
【補正内容】
【図６】
Claims (1)
- 【請求項１】 火災を感知する感知器本体と、該感知器
本体が着脱自在に取り付けられる感知器ベースと、前記
感知器本体と前記感知器ベースとの分離状態を検知する
タンパースイッチとから成り、該タンパースイッチの検
知状態によりタンパー信号を発生するようにした火災感
知器において、 ２つの磁石と該磁石の磁力作用により動作するスイッチ
とにより前記タンパースイッチを構成し、前記２つの磁
石を夫々前記感知器本体と前記感知器ベースとに配して
成ると共に、 前記感知器本体を前記感知器ベースに装着した状態にお
いて前記２つの磁石の磁力が互いに相殺されると共に、 前記スイッチの動作により前記タンパー信号を発生する
ことを特徴とする火災感知器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25669392A JPH06111153A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 火災感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25669392A JPH06111153A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 火災感知器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06111153A true JPH06111153A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17296169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25669392A Pending JPH06111153A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 火災感知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06111153A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011138399A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | King Tsushin Kogyo Kk | タンパー検出機能を備えた電子回路収納筐体 |
| GB2487560A (en) * | 2011-01-26 | 2012-08-01 | Thorn Security | Fire detector having a breakaway detector cover |
| KR200489328Y1 (ko) * | 2018-01-28 | 2019-06-03 | 김서현 | 영구 자석을 이용한 화재 감지기 베이스 및 화재 감지기 프레임 구조 |
| JP2021514085A (ja) * | 2018-02-28 | 2021-06-03 | アモセンス・カンパニー・リミテッドＡｍｏｓｅｎｓｅ Ｃｏ．， Ｌｔｄ． | 盗難防止機能を有する物品位置追跡装置 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP25669392A patent/JPH06111153A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011138399A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | King Tsushin Kogyo Kk | タンパー検出機能を備えた電子回路収納筐体 |
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