JPH0610990Y2 - ドーム - Google Patents

ドーム

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JPH0610990Y2
JPH0610990Y2 JP6732089U JP6732089U JPH0610990Y2 JP H0610990 Y2 JPH0610990 Y2 JP H0610990Y2 JP 6732089 U JP6732089 U JP 6732089U JP 6732089 U JP6732089 U JP 6732089U JP H0610990 Y2 JPH0610990 Y2 JP H0610990Y2
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JP
Japan
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dome
negative pressure
slit
peripheral portion
pressure type
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6732089U
Other languages
English (en)
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JPH037828U (ja
Inventor
和彦 屋ケ田
康夫 野口
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として慢性呼吸不全患者に用いられる陰圧
式人工呼吸器のドームに関するものである。
〔従来の技術〕
肺線維症、肺気腫、肺結核後遺症等による慢性呼吸不全
症や、神経筋疾患等の患者の呼吸補助には、生理的な陰
圧呼吸を補助する陰圧式人工呼吸器が有用である。
しかし、従来の陰圧式人工呼吸器は、鉄の肺と言われる
ような大型で重いものであったり、また、鎧型のドーム
にしても、患者の体型が個々に異なるため、ドームと患
者の体表との間に生じる隙間から空気が漏れて十分な陰
圧が得られなかったり、ドーム内の空気を排出して呼吸
の補助に必要な陰圧に達するのに時間がかかり過ぎる等
の問題があった。このドーム周縁部からの空気漏れを防
止するためには、ドームの上からジャケットを着込んだ
り、ドームの周囲をラップで覆う等の方法が考案されて
いるが、漏れを防ぐ効果が十分でなかったり、ジャケッ
トやラップの伸縮によって必要な陰圧に達する時間が長
い等の問題があった。
そこで本考案者らは先に、ドーム本体の周囲にゴムチュ
ーブを装着する方法、および第1図(b)に示すような弾
性材料よりなるフィット部を設ける方法を考案し、各々
特開昭63−95055号公報および実願昭63−10
4962号に開示したが、まだ、これらを装着した時、
患者に対して圧迫感ないし圧痛を与える問題が残されて
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、このような問題を解決することを目的とした
もので、ドームと患者の体表面との間に生じる隙間をな
くすと共に、装着時に圧迫感や痛みを感じさせないフィ
ット部を有する陰圧式人工呼吸器用ドームを提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本考案は、硬質材料から成る陰圧式人工呼吸器
用ドームの周縁部に設けられた弾性材料より成るフィッ
ト部が、断面形状が円形もしくは楕円形をなす長尺部材
の長さ方向にスリットを設け、そのスリットにドーム本
体の周縁部を差し込んで組立て接着されたものであるこ
とを特徴とするものである。
本考案のドームは、第2図に示すような外観形状を有
し、患者の胸部に鎧のように装着し、その内部を陰圧に
することによって胸を膨らませ、呼吸を補助するもので
あるから、少なくとも前胸部を覆う大きさ、形状である
ことが必要であり、さらに、腹部と側胸腹部まで覆う形
状であればより好ましい。
ドーム本体(1)の材質としては、使用時に陰圧や陽圧が
加わっても変形しない硬質の材料で、比較的軽いもので
あることが望ましく、強化プラスチック(FRP)、ア
ルミニウム合金、各種熱可塑および熱硬化性プラスチッ
クやこれらの発泡体等が使用出来るが、特に限定される
ものではない。
本考案のドームは、いわゆる鎧型であり、第3図に示す
ように、胸部を覆うように装着し肩に掛けるバンド(6)
と背面のバンド(7)によって装着固定するか、または陰
圧によって、体表面に密着するため、仰臥位で用いる場
合には、すき間さえ生じなければ、体に乗せるだけで使
用することができる。従って、より好ましい条件で陰圧
式人工呼吸を行うためには、ドーム本体(1)と体表面と
の接点となるフィット部(2)は、体の凹凸に合わせてす
き間が生じないようにする必要がある。
従って、フィット部(2)の材質は、天然ゴム、合成ゴム
の他、スチレン系、オレフィン系、エステル系、ウレタ
ン系、ポリプタジエン系等の各種熱可塑性エラストマ
ー、またはこれらの発泡体材料(例えばウレタンスポン
ジ等)が良く、特に発泡体材料を用いた場合には、その
表面にさらにウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂等の軟質樹脂をコーティングした方が好ましい。
このフィット部(2)は、硬質材料より成るドーム本体(1)
の周縁部に前記弾性材料によりなる部材を取り付けたも
のであるが、本考案者らが先に実願昭63−10496
2号に開示した第1図(b)の例では、ドーム本体(1)の周
縁部内側にくさび形に弾性材料(3)を装着し、さらにそ
の上からシート状の弾性材料(4)を巻いて形成してい
る。このような形状では患者の体表面に対する密着性の
点では問題ないものの、体表面に対して若干の圧痛ない
し圧迫感を与える他、製作工程も多くなる。これに対し
て、本考案では第1図(a)に示したようにフィット部(5)
の断面形状を予め円形もしくは楕円形に形成したことに
よって、特にドームの周縁部が体表面に当っても、圧痛
等を感じることがなく、また、フィット部(5)の部材に
スリットを設け、このスリットにドーム本体(1)の周縁
部を差し込んで組立てるような構造としたことにより製
作が容易になる利点が得られる。
〔考案の効果〕
本考案は、硬質材料よりなる従来の陰圧式人工呼吸器用
ドームに比べて、装着時にドーム本体の周縁部が、体表
面を圧迫することによる圧痛を緩和すると同時に、製作
を容易にすることができ、医用産業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィット部の構造を示すドームの断面図で、
(a)は本考案の1実施例を示し、(b)は従来のドームの例
を示す。第2図および第3図は陰圧式人工呼吸器のドー
ムを示す図で、第2図の(a)は正面図、(b)は上面図、
(c)は側面図、第3図は装着した状態を背面より見た図
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質材料から成りエアーダクトに接続する
    ための開口を有するドーム本体の周縁部に弾性材料より
    成るフィット部を有する陰圧式人工呼吸器用ドームにお
    いて、該フィット部が、断面形状が円形もしくは楕円形
    をなす長尺部材の長さ方向にスリットを設け、該スリッ
    トにドーム本体の周縁部を差し込んで組立て接着された
    ものであることを特徴とする陰圧式人工呼吸器用ドー
    ム。
JP6732089U 1989-06-12 1989-06-12 ドーム Expired - Lifetime JPH0610990Y2 (ja)

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JP6732089U JPH0610990Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 ドーム

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JP6732089U JPH0610990Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 ドーム

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Publication Number Publication Date
JPH037828U JPH037828U (ja) 1991-01-25
JPH0610990Y2 true JPH0610990Y2 (ja) 1994-03-23

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