JPH0610828Y2 - スキー用ゴーグル収納袋保持ケース - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ゴーグルを収納してウエストベルトに装着保
持するゴーグル収納袋保持ケースに関するものである。

（従来の技術と解決すべき課題） スキー用のゴーグルは、吹雪、降雪中での滑走時の目の
保護と視界の確保等を目的として装着使用されるもので
あるが、晴天時等においてはかえって視界が狭くなるた
め装着せずに滑走するのが安全である。

このようにゴーグルの装着が不要となった場合、スキー
ウエアのポケットは小さくてゴーグルを収納できないた
めに、額部分に上げたり、腕に通して保持しているのが
現状である。

ところが上記従来の保持手段では、風圧によって額部分
から外れたり、腕から抜け落ちるためにゴーグルが邪魔
になり十分な滑走を楽しむことができない等の不都合が
あった。

本考案は上記事情に着眼して為されたものであって、ゴ
ーグル装着時には小容積のケースとしてウエストベルト
に保持されているが、ゴーグル不要時には、ゴーグルの
装着を外し、これをケースから引き出されたゴーグル収
納袋に安定的に収容保持できるスキー用ゴーグル収納袋
ケースの提供を目的としている。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本考案のスキー用コーグル収
納袋ケースは、袋取出し口を有するとともに背面にウエ
ストベルト通し環を形成した袋収納ケース内に、一端部
が固定され、かつゴーグル収容部を含む他端部を袋収納
ケース外へ引き出し自在に収容したゴーグル収納袋を設
け、該ゴーグル収容袋には、開閉自在のゴーグル出入れ
口を具備させ、かつ前記他端部には、ウエストベルトへ
の固定手段を具備させたことを特徴とするものである。

（実施例） 次に本考案のスキー用ゴーグル収納袋ケースの実施例を
図面に基づいて説明する。

図面は本考案を実施したスキー用ゴーグル収納袋ケース
の斜視図であって、第１図はゴーグルを収納しない場合
の裏面側から見た外観図、第２図はゴーグルを収納保持
する場合の外観図、第３図は使用状態の説明図である。

図中１は袋収納ケースであって、側面にファスナー２ａ
により開閉自在とした袋取出し口３が設けられ、背面４
にはウエストベルト通し環５が縫着固定されている。

６はゴーグル収納袋であって、ファスナー２ｂにより開
閉自在としたコーグル出入れ口７が具備され、他端部に
はウエストベルトへの固定手段として、保持バンド８が
縫着され、その自由端に設けた面ファスナー９ａ、９ｂ
でウエストベルトＶに捲着するようになっている。

これら袋収納ケース１とゴーグル収納袋６は、該ゴーグ
ル収納袋６の一端に縫着した連結帯１０を、袋収納ケー
ス１内に縫着することにより連結されている。

上記スキー用ゴーグル収納袋ケースは、第２図、第３図
に示すように、ウエストベルト通し環５にウエストベル
トＶを通してウエスト部分に装着して使用する。

そして、ゴーグルを収容しない場合には、第１図に示す
ように、ゴーグル収納袋６は連結帯１０と一緒に袋収納
ケース４内へ収納されており、ゴーグルの収納の必要が
生じた場合には、第２図及び第３図に示すように、袋収
納ケース４からゴーグル収納袋６を引き出し、その保持
バンド８をウエストベルトＶに捲着し、面ファスナー９
ａ、９ｂで固定した後、ゴーグル出入れ口７からゴーグ
ルを収容するのである。

ゴーグル収納袋６は、一端が連結帯１０で袋収納ケース
４に止められ、他端が保持バンド８でウエストベルトＶ
に止められるから安定状態に支持される。

尚、上記実施例では、ゴーグル収納袋６の他端部の固定
手段としては、ゴーグル収納袋６のウエストベルト接当
面にホック又は面ファスナーを設け、ウエストベルトＶ
にはこれらに対応するホック、面ファスナーを設けて直
接固定するようにしてもよい。

（考案の作用効果） 以上のように本考案のスキー用ゴーグル収納袋ケース
は、袋取出し口を有するとともに背面にウエストベルト
通し環を形成した袋収納ケース内に、一端部が固定さ
れ、かつゴーグル収容部を含む他端部を袋収納ケース外
へ引き出し自在に収容したゴーグル収納袋を設け、該ゴ
ーグル収容袋には、開閉自在のゴーグル出入れ口を具備
させ、かつ前記他端部には、ウエストベルトへの固定手
段を具備させたから、ウエストベルトに簡単に装着し
て、必要に応じてゴーグル収納袋の出し入れが可能とな
り、ゴーグル装着時には小容積のケースの外観を呈して
外観体裁を崩さず、ゴーグル不要時には、ゴーグルの装
着を外し、これを袋収納ケースから引き出されたゴーグ
ル収納袋に安定的に収容保持して、ゴーグルが邪魔にな
ることなく滑走を楽しむことができるスキー用ゴーグル
収納袋ケースを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はゴーグルを収納しない場合の裏面側から見た外
観図、第２図はゴーグルを収納保持する場合の外観図、
第３図は使用状態の説明図である。 １……袋収納ケース、２ａ、２ｂ……ファスナー ３……袋取出し口、４……背面 ５……ウエストベルト通し環 ６……ゴーグル収納袋 ７……ゴーグル出入れ口、８……保持バンド ９ａ、９ｂ……面ファスナー、１０……連結帯

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】袋取出し口３を有するとともに背面４にウ
   エストベルト通し環５を形成した袋収納ケース１内に、
   一端部が固定され、かつゴーグル収容部を含む他端部を
   袋収納ケース１外へ引き出し自在に収容したゴーグル収
   納袋６を設け、該ゴーグル収納袋６には、開閉自在のゴ
   ーグル出入れ口７を具備させ、かつ前記他端部には、ウ
   エストベルトＶへの固定手段を具備させたことを特徴と
   するスキー用ゴーグル収納袋保持ケース。
2. 【請求項２】ウエストベルトへの固定手段は、面ファス
   ナー付き保持バンドであって、袖部に巻付け固定する巻
   付け手段である請求項１記載のスキー用ゴーグル収納袋
   保持ケース。
3. 【請求項３】ウエストベルトへの固定手段は、ゴーグル
   収納袋とウエストベルトに固定したホック、面ファスナ
   ーのいずれかを使用した直接固定手段であるスキー用ゴ
   ーグル収納袋保持ケース。