JPH06107089A - 車両用負荷制御装置 - Google Patents

車両用負荷制御装置

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JPH06107089A
JPH06107089A JP4260015A JP26001592A JPH06107089A JP H06107089 A JPH06107089 A JP H06107089A JP 4260015 A JP4260015 A JP 4260015A JP 26001592 A JP26001592 A JP 26001592A JP H06107089 A JPH06107089 A JP H06107089A
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誠治 平野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の負荷に同時に作動要求があった場合に
も、各負荷を比較的迅速に作動させてその作動状態を確
保することができ、しかも省電力化を図ることができる
車両用負荷制御装置提供する。 【構成】 複数の車載電装品に対する給電制御を行う高
電圧化コントロールユニット20を備え、該コントロー
ルユニットは、複数の負荷(ヒーテッドウインド24と
リヤ熱線25)が同時に作動要求された際には、これら
複数の負荷をデューティ制御するとともに、各デューテ
ィ出力が交互に出力されるように制御することを特徴と
し、また、各負荷に対する乗員の作動要求の頻度(各ス
イッチのON回数)に応じて各負荷に優先度を設定し、
各負荷のデューティ比を変更するように制御することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用負荷制御装
置、特に、複数の車載電装品に対する給電制御を行うこ
とができるようにした車両用負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年、自動車等の車両に
搭載される電装品の種類および数量は飛躍的に増大して
おり、今後においてもますます増加する傾向にある。一
方、車両内に備えられた発電装置および蓄電装置による
給電量には自ずから限度がある。従って、各電装品に対
して効率の良い給電制御を行い、省電力化を図ることが
求められている。
【0003】この点に関して、例えば、特開昭61−5
4336号公報では、複数ステップの動作モードを有す
る車両用電気負荷について、走行状態にある車両が走行
停止した場合には、当該負荷の動作モードを1ステップ
下げるように制御することにより、当該車両用負荷に対
する無駄な通電を防止することが提案されている。ま
た、複数の電気負荷に対する給電制御を行う場合、各負
荷に対しその必要度の高さ等に応じて予め作動の優先順
位を定めておき、これら複数の負荷に対して同時に作動
要求があった場合には、この優先順位に従って作動させ
るようにすることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、単に優先順位に従って作動させるだけでは、特
に、優先順位の低い電装品については、乗員が操作スイ
ッチをONして作動させようとしても、これより優先順
位が高い電装品にも同時に作動要求がされている場合に
は、この優先順位の高いものへの給電が終わるまでは作
動が制限されることとなり、タイムリーにその機能を発
揮することができず、乗員の要求に対して満足に応える
ことができないという問題があった。また、優先順位を
設定するにしても、その時々の状況によって各負荷の作
動に対する必要度が異なる場合があり、これを固定的に
設定したのでは、やはり乗員の要求を満たすことができ
ないという問題もあった。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、複数の負荷に同時に作動要求があった場合に
も、各負荷を比較的迅速に作動させてその作動状態を確
保することができ、しかも省電力化を図ることができる
車両用負荷制御装置提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、複数の車載電装品に対する給電制御を行う制御
ユニットを備え、該制御ユニットは、複数の負荷が同時
に作動要求された際には、これら複数の負荷をデューテ
ィ制御するとともに、各デューティ出力が交互に出力さ
れるように制御することを特徴としたものである。
【0007】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明において、上記制御ユニットは、各負荷に対する乗員
の作動要求の頻度に応じて各負荷に優先度を設定し、各
負荷のデューティ比を変更するように制御することを特
徴としたものである。
【0008】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、複数の負荷
が同時に作動要求された際には、これら複数の負荷をデ
ューティ制御するとともに、各デューティ出力が交互に
出力されるように制御するので、作動要求された全ての
負荷を交互に出力されるデューティ出力で同時に作動さ
せることができる。従って、単に優先順位に従って作動
制御される場合のように、特定の(優先順位が低い)負荷
について、作動要求があってから実際に作動開始するま
でに著しい時間遅れが生じることがなくなる。また、各
負荷に対する給電量のトータルも制限することができ
る。すなわち、複数の負荷に対して同時に作動要求があ
った場合でも、各負荷を比較的迅速に作動させてその作
動状態を確保することができ、しかも省電力化を図るこ
とができる。
【0009】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することがで
き、しかも、その上、各負荷に対する乗員の作動要求の
頻度に応じて、各負荷に優先度を設定し、各負荷のデュ
ーティ比を変更するように制御するので、乗員の作動要
求の頻度、すなわち、その状況において作動させる必要
度が高い負荷が、優先的に大きいデューティ比で作動さ
せられるようにすることができ、乗員の要求に対してよ
り的確に応えることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基い
て詳細に説明する。図1は本実施例に係る車両用給電装
置の全体構成図であるが、この図において、1は12V
電圧の低電圧系の車載バッテリ、2は12Vの低電圧を
発電して上記車載バッテリ1を充電する低電圧系のオル
タネータであって、図示しないエンジンに駆動連係され
る。また、3は上記低電圧系の車載バッテリ1及びオル
タネータ2の給電ハーネス4を介して給電される12V
の低電圧系の車載電装品であって、該電装品3には、車
両のスモールランプ、ルームランプ、運転席周囲に配置
した各種メータ類が含まれる。更に、上記給電ハーネス
4には、他の低電圧系の車載電装品として車両のヘッド
ランプ5が接続され、該ヘッドランプ5は、ヘッドラン
プスイッチ6の閉操作により閉じる常開接点7aを有す
るリレー7により制御される。
【0011】更に、上記低電圧系のオルタネータ2に
は、その整流前の交流部分において、昇圧手段として3
相の変圧器10が接続されている。該変圧器10は、3
相の1次巻線10a及び2次巻線10bを有して、1次側
の低電圧12Vを昇圧して48Vの高電圧に変圧すると
共に、該2次巻線10bに生じた3相交流を整流する6
個のダイオードよりなる整流器10cを有する。該変圧
器10の整流器10cには、ヒューズ12を介設した給
電用ハーネス13を介して48Vの高電圧により充電さ
れる高電圧系の車載バッテリ15が接続されている。上
記給電用ハーネス13の高電圧は、上記ヒューズ12の
後段で他の給電用ハーネス16〜19を経て高電圧化コ
ントロールユニット20に印加されると共に、該コント
ロールユニット20には、更に上記高電圧系の車載バッ
テリ15の高電圧が他の給電用ハーネス21を経て印加
される。
【0012】高電圧化コントロールユニット20には、
48Vの高電圧系の車載電装品22が接続される。該高
電圧系の車載電装品22は、エンジンの排気通路に配置
された触媒装置を加熱する高容量の触媒ヒータ23と、
車両のフロントウインドガラスに降り積った氷雪を加熱
し除去するヒーテッドウインド24と、リヤウインドガ
ラスの曇りを除去するリヤ熱線25とから成り、これら
は上記高電圧化コントロールユニット20により給電さ
れる。また、上記高電圧化コントロールユニット20に
は、上記変圧器10の1次巻線10aとオルタネータ2
との間の所定の2相のハーネスに介設した2個の接点2
8aを有する制御リレー28が接続されると共に、エン
ジン制御用のコントローラ29が接続されている。該コ
ントローラ29は、オルタネータ2の発電量が少量のと
き、エンジン回転数を上昇させるようエンジンを制御す
る。更に、高電圧化コントロールユニット20には、上
記低電圧系の車載電装品3を制御するエアコン等コント
ローラ31が接続されている。その両者間の信号の授受
により、高電圧系の車載電装品22と低電圧系の車載電
装品3との間で、その作動の開始に優先順位を設定する
とともに、これらをデューティ制御することができる構
成としている。
【0013】加えて、35は車両の加速度を検出する加
速度センサであって、該加速度センサ35により車両の
衝突時を検出する衝突時検出手段を構成している。36
は低電圧系の車載バッテリ1の電流を検出する電流セン
サ、37は高電圧系の車載バッテリ15の電流を検出す
る電流センサ、38はヒーテッドウインド24に流れる
電流を検出する電流センサであって、電流センサ36に
より低電圧系バッテリ1の充電状態の良否を検出する。
そして、上記電流センサ36〜38の検出信号は高電圧
化コントロールユニット20に入力されていて、該高電
圧化コントロールユニット20によって高電圧系の車載
電装品22を統括して制御し、該高電圧系の車載電装品
22の作動を低電圧系の12Vバッテリ1の電圧、又は
他の高電圧系若しくは低電圧系の車載電装品22,3,5
の作動状態に応じて制御する制御手段を構成している。
尚、図中、40は触媒ヒータ23制御用のスイッチ、4
1はヒーテッドウインド24制御用のスイッチ、42は
リヤ熱線25制御用のスイッチ、43は触媒ヒータ23
への給電時を示すインジケータランプ、44はヒーテッ
ドウインド24への給電時を示すインジケータランプ、
45はリヤ熱線25への給電時を示すインジケータラン
プである。
【0014】次に、上記高電圧化コントロールユニット
20による高電圧系車載電装品22の統括制御を説明す
る。高電圧系の車載電装品22では、その複数個の負荷
が同時に作動要求された場合には、その作動の開始につ
いては、触媒ヒータ23が優先して作動し、次いでヒー
テッドウインド24が優先し、最後にリヤ熱線25が動
作する。そして、後で詳しく説明するように、これら
は、いずれも作動開始後にはデューティ制御され、各デ
ューティ出力が交互に出力されることにより、同時に作
動させることができるようになっている。
【0015】高電圧系の車載電装品22と低電圧系のヘ
ッドランプ5又は車載エアコンとの間の優先順位は次の
通りである。即ち、高電圧系の触媒ヒータ23への給電
中に低電圧系のヘッドランプ5又は車載エアコンの操作
スイッチがON操作された場合には、両者の作動開始に
優先順位を設けず、触媒ヒータ23への給電をオルタネ
ータ2及び変圧器10を介した給電から高電圧バッテリ
15からの給電に切換える。これにより、オルタネータ
2の発電電流をヘッドランプ5又は車載エアコンに供給
し、同時動作を確保する。また、この同時動作時での給
電量を必要最小限に制限すべく、ヘッドランプ5がHi
ビーム状態であればLowビームに切換えたり、車両停止
時に消灯したり、又は車載エアコンの風量段階を低く切
換えるようになっている。これに対し、ヒーテッドウイ
ンド24又はリヤ熱線25への給電中にヘッドランプ5
又は車載エアコンの操作スイッチがON操作された場合
には、後者の低電圧系の作動開始を優先し、ヒーテッド
ウインド24又はリヤ熱線25への給電が制限される。
【0016】また、低電圧系の12Vバッテリ1の電圧
状態に対する高電圧系の車載電装品22への給電の切換
えは次の通りである。つまり、変圧器10若しくは高電
圧バッテリ15から触媒ヒータ23に給電中、又は変圧
器10からヒーテッドウインド24への給電中に、電流
センサ36の出力信号に基いて12Vバッテリ1の電圧
が設定値以下に低下した容量低下状態を検出した時は、
触媒ヒータ23又はヒーテッドウインド24への給電を
変圧器10から高電圧バッテリ15に切換える。一方、
変圧器10内のリレー28の接点28aが開状態で高電
圧バッテリ15からヒーテッドウインド24に給電して
いる状況では、該ヒーテッドウインド24への給電を停
止する。更に、リヤ熱線25への給電中に12Vバッテ
リ1の電圧が設定値以下に低下したときには、リヤ熱線
25への給電を停止し、12Vバッテリ1の電圧が設定
値以上に復帰するまで継続する。これにより、オルタネ
ータ2の発電電流を12Vバッテリ1に供給して充電で
き、その電圧を設定値以上に復帰させることができる。
【0017】また、高電圧化コントロールユニット20
は、電流センサ37の出力信号に基いてオルタネータ2
又は変圧器10の故障した48Vの高電圧の非発生時を
検出し、この検出時に高電圧系の車載バッテリ15を電
源として高電圧系の車載電装品22に対して給電するよ
うに構成されている。更に、高電圧化コントロールユニ
ット20は、加速度センサ35の出力に基づく車両の衝
突検出時に、48Vの高電圧系の車載電装品22に対す
る給電を停止するように構成されている。
【0018】したがって、上記実施例においては、48
Vの高電圧系の車載電装品22に対する給電について
は、12Vの低電圧系のオルタネータ2により発電した
12Vの交流電圧を変圧器10にて48Vの高電圧に昇
圧し、この高電圧を48Vの高電圧系の車載電装品22
に給電したので、使用するオルタネータ2は従来の12
V低電圧系の通常のもので構成できる。しかも、高電圧
系の48Vバッテリ15を備えるので、オルタネータ2
又は変圧器10の故障時であっても高電圧系の車載電装
品22への給電を可能にできると共に、低電圧系の12
Vバッテリ1の容量低下時には、該48Vバッテリ15
から高電圧系の触媒ヒータ23に給電し、これによりオ
ルタネータ2の発電電流の多くを上記容量低下した12
Vバッテリ1に供給し充電して、その容量不足を回復で
きる。
【0019】本実施例では、複数の負荷(電装品)に対し
て同時に作動要求があった場合には、これら複数の負荷
をデューティ制御するとともに、各デューティ出力を交
互に出力することにより、作動要求のあった負荷すべて
を同時に作動させることができるようになっている。以
下、このデューティ制御について、高電圧系の電装品2
2のヒーテッドウインド24とリヤ熱線25とが同時に
作動要求された場合を例にとって、図2のフローチャー
トおよび図3のグラフを参照しながら説明する。
【0020】まず、ステップ#1で、ヒーテッドウイン
ド24の制御用スイッチ41(ヒーテッドウインドスイ
ッチ)がONされているか否かが判定され、これがNO
の場合において、リヤ熱線25の制御用スイッチ42
(リヤ熱線スイッチ)がONされている場合(ステップ#
15:YES)には、ステップ#16〜ステップ#18に
示すように、リヤ熱線25への通電が開始されるととも
に、そのインジケータランプ45が点灯され、所定時間
が経過すると、リヤ熱線25はデューティ制御される。
この場合、リヤ熱線25だけが作動要求されているの
で、そのデューティ比は比較的大きくなるように設定さ
れている。
【0021】一方、ヒーテッドウインドスイッチ41が
ONされている場合(ステップ#1:YES)において、
リヤ熱線スイッチ42がONされていない場合(ステッ
プ#2:NO)の場合には、ステップ#19〜ステップ#
21に示すように、ヒーテッドウインド24への通電が
開始されるとともに、そのインジケータランプ44が点
灯され、所定時間が経過すると、ヒーテッドウインド2
4はデューティ制御される。この場合、ヒーテッドウイ
ンド24だけが作動要求されているので、そのデューテ
ィ比は比較的大きくなるように設定されている。
【0022】また、ヒーテッドウインドスイッチ41と
リヤ熱線スイッチ42がともにONされた場合には、ス
テップ#3〜ステップ#5に示すように、所定時間が経
過するまでは、まず、リヤ熱線25への通電を待機させ
た状態でヒーテッドウインド24への通電が開始され
る。そして、所定時間が経過すると(ステップ#5:YE
S)、ステップ#6〜ステップ#8に示すように、今度
は、所定時間が経過するまでは、ヒーテッドウインド2
4への通電を待機させた状態で、リヤ熱線25への通電
が開始される。そして、この所定時間が経過すると(ス
テップ#8:YES)、ステップ#9でヒーテッドウイン
ド24とリヤ熱線25のデューティ出力が開始され、そ
のデューティ出力が所定のデューティ比(例えば1:1)
で交互に出力される。尚、以上の場合において、ヒーテ
ッドウインド24,リヤ熱線25の各インジケータラン
プ44,45は、通電されていない状態では消灯、通電
待機中には点滅、通電中には点灯するようになってい
る。
【0023】その後、ステップ#10で、ヒーテッドウ
インドスイッチ41がOFFされたか否かが判定され、
これがYESの場合には、ヒーテッドウインド24への
通電が停止される(ステップ#11)とともに、リヤ熱線
スイッチ42がON状態に維持されている場合(ステッ
プ#12:NO)には、リヤ熱線25のみが比較的大きい
デューティ比でデューティ制御される(ステップ#1
8)。一方、ヒーテッドウインドスイッチ41がON状
態に維持されている場合(ステップ#10:YES)にお
いて、リヤ熱線スイッチ42がOFFされた場合(ステ
ップ#14:YES)には、ヒーテッドウインド24のみ
が比較的大きいデューティ比でデューティ制御される
(ステップ#21)ようになっている。尚、上記のように
して行なわれるヒーテッドウインド24とリヤ熱線25
のデューティ制御の一例を図3のグラフに示す。
【0024】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、複数の負荷(ヒーテッドウインド24とリヤ熱線2
5)が同時に作動要求された際には、これら複数の負荷
をデューティ制御するとともに、各デューティ出力が交
互に出力されるように制御するので、これら負荷を交互
に出力されるデューティ出力で同時に作動させることが
できる。従って、単に優先順位に従って作動制御される
場合のように、優先順位が低い負荷(リヤ熱線25)につ
いて、作動要求があってから実際に作動開始するまでに
著しい時間遅れが生じることがなくなる。また、ヒーテ
ッドウインド24とリヤ熱線25に対する給電量のトー
タルも制限することができる。すなわち、複数の負荷に
対して同時に作動要求があった場合でも、各負荷を比較
的迅速に作動させてその作動状態を確保することがで
き、しかも省電力化を図ることができるのである。
【0025】尚、上記実施例では、ヒーテッドウインド
24とリヤ熱線25とが同時に作動要求されて両者が同
時作動する場合のデューティ比は固定的に設定されてい
たが、これを各々の作動に対する必要度に応じて、すな
わち、乗員の作動要求の頻度に応じて変更するようにす
れば、乗員の要求に対してより的確に応えることができ
る。次に、本発明の他の実施例について、図4および図
5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0026】システムがスタートすると、まず、ステッ
プ#31およびステップ#32(図4のフローチャート
参照)で、所定時間内において、ヒーテッドウインドス
イッチがON操作された回数(Nh)とリヤ熱線スイッチ
がON操作された回数(Nd)をカウントする。そして、
このカウントされた回数Nh,Ndに基づいて、以下に詳
述するようなステップで、ヒーテッドウインドとリヤ熱
線とのデューティ比を設定し(ステップ#33)、このデ
ューティ比に応じて各負荷がデューティ制御される(ス
テップ#34)。
【0027】次に、上記ステップ#33のデューティ比
の設定について説明する(図5のフローチャート参照)。
まず、ステップ#41で、ヒーテッドウインドスイッチ
のON回数(Nh)とリヤ熱線スイッチのON回数(Nd)と
を比較し、ヒーテッドウインドスイッチのON回数の方
が多い場合(ステップ#41:YES)について、その差
が2回以上である場合(ステップ#42:YES)には、
ヒーテッドウインドとリヤ熱線への通電時間の比(つま
りデューティ比)を3:1に設定し(ステップ#43)、そ
の差が2回よりも少ない、つまり1回である場合(ステ
ップ#42:NO)には、上記デューティ比を2:1に設
定する(ステップ#44)。
【0028】一方、ステップ#41の判定結果がNOの
場合において、両スイッチのON回数の差の絶対値が2
以上である場合(ステップ#45:YES)には、リヤ熱
線とヒーテッドウインドとのデューティ比を3:1に設
定する(ステップ#46)。また、上記の絶対値が2より
も小さい場合(ステップ#45:NO)には、その値が0
(零)であれば(ステップ#47:YES)、上記デューテ
ィ比を1:1に設定し(ステップ#49)、上記絶対値が
0(零)でない、つまり1である場合には(ステップ#4
7:NO)、上記デューティ比を2:1に設定する(ステッ
プ#48)ようになっている。
【0029】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、上記第1実施例と同様の効果を奏することができる
上、各負荷(ヒーテッドウインドとリヤ熱線)に対する乗
員のスイッチ操作の回数、つまり作動要求の頻度に応じ
て、各負荷に優先度を設定し、各負荷のデューティ比を
変更するように制御するので、乗員の作動要求の頻度、
すなわち、その状況において作動させる必要度が高い負
荷が、優先的に大きいデューティ比で作動させられるよ
うにすることができ、乗員の要求に対してより的確に応
えることができるのである。
【0030】尚、上記各実施例は、いずれも、ヒーテッ
ドウインドとリヤ熱線とが同時に作動要求された場合を
例にとって説明したものであったが、これに加えて、例
えば触媒ヒータなど他の電装品も同時に作動要求された
場合、あるいは、他の電装品どうしが作動要求されば場
合についても同様に制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る車両用給電装置の全体
構成図である。
【図2】 上記実施例に係る電装品のデューティ制御の
一例を説明するためのフローチャートである。
【図3】 上記電装品のデューティ制御の一例を示すグ
ラフである。
【図4】 本発明の他の実施例に係る電装品のデューテ
ィ制御の概略を説明するためのフローチャートである。
【図5】 上記他の実施例に係る電装品のデューティ制
御におけるデューティ比の設定方法の一例を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
20…高電圧化コントロールユニット 24…ヒーテッドウインド 25…リヤ熱線 41…ヒーテッドウインド制御用スイッチ 42…リヤ熱線制御用スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車載電装品に対する給電制御を行
    う制御ユニットを備え、該制御ユニットは、複数の負荷
    が同時に作動要求された際には、これら複数の負荷をデ
    ューティ制御するとともに、各デューティ出力が交互に
    出力されるように制御することを特徴とする車両用負荷
    制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御ユニットは、各負荷に対する乗
    員の作動要求の頻度に応じて各負荷に優先度を設定し、
    各負荷のデューティ比を変更するように制御することを
    特徴とする請求項1記載の車両用負荷制御装置。
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