JPH0610607A - ガスタービン翼冷却空気流量計測装置 - Google Patents

ガスタービン翼冷却空気流量計測装置

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Publication number
JPH0610607A
JPH0610607A JP19601492A JP19601492A JPH0610607A JP H0610607 A JPH0610607 A JP H0610607A JP 19601492 A JP19601492 A JP 19601492A JP 19601492 A JP19601492 A JP 19601492A JP H0610607 A JPH0610607 A JP H0610607A
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JP
Japan
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flow rate
cooling air
blade
hollow
gas turbine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19601492A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Fujiwara
勇 藤原
Toshiyuki Sakae
利幸 坂恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0610607A publication Critical patent/JPH0610607A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンの中空動翼又は中空静翼を製作
するとき、その中空の冷却空気室へ圧縮空気を供給して
冷却するが、そのときの冷却空気の流量の計測を自動化
して、係員の計器目視による計測精度の低下を改善し、
空気系統の切替えを自動化して計測に要する時間を短縮
し、工数を減らすこと。 【構成】 ガスタービンの中空翼1を所定位置に保持す
るワーク位置決め装置42と、中空翼1の冷却空気室1
2,13,14へ圧縮空気を送気する系統と、この系統
における圧縮空気の圧力を計測する手段43と、計測値
と予め設定された許容値とを比較して空気流量の合否を
判定する演算手段45と、この演算手段及びワーク位置
決め装置の操作及び前記系統の弁切替操作を制御する制
御手段47とを備えてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービン翼冷却空気
量計測装置に関し、ガスタービンの中空冷却動・静翼の
製作時に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの中空冷却動翼又は静翼を
製作するとき、その中空の冷却空気室へ圧縮空気を供給
して冷却するが、そのとき冷却空気流量が計測される。
まず、この冷却空気流量の計測の必要性について述べ
る。
【0003】図4は中空翼の冷却構造を示す斜視破断図
である。中空翼1は内側シュラウド2及び図示されてい
ない外側シュラウドと一体に形成され、精密鋳造によっ
て製作される。中空翼1内には多数個の冷却穴3を有す
る板金製のインサート4が挿着され、インサート4内へ
は翼頂部から冷却空気として圧縮機吐出空気が供給され
る。
【0004】冷却空気は冷却穴3から流出し、中空翼1
の内壁に衝突してインピンジメント冷却を行い、室5に
流入する。室5の空気の一部は中空翼1に設けられた冷
却穴6から翼プロフィルに沿って流出してフィルム冷却
を行い、また、一部は翼後縁のスリット7を流れる間に
翼後縁をコンベンション冷却してスリット7から流出す
る。
【0005】インサート4の冷却穴3及びスリット7の
合計開口面積は翼の冷却効果を著しく左右するため、圧
縮空気を供給してその流量を計測することによる品質管
理が行われている。
【0006】さて、従来のガスタービン翼冷却空気流量
の計測は図5に示されている方法で行われている。すな
わち、中空翼1の両開口面からゴム製パッキンを添着し
た金属製フランジ8,9を密着させ、これらをボルト及
びナットで締め付けて気密を保持する。外側のフランジ
8には圧縮空気ホース10を、内側のフランジ9には圧
力計へ連通するホース11をそれぞれ結合する。次い
で、圧縮空気をインサート4内に供給して流量を計測す
る。計測終了後はフランジ8,9を取り外し、順次位置
を変えてこの作業を繰り返し実施する。
【0007】また、ガスタービンの高温化につれて冷却
空気の出入口を複数個に分割するようになってきた。す
なわち、図6に示すように、中空翼1の内部をたとえば
3つの室12,13,14に仕切り、それぞれにインサ
ート15,16,17を挿着し、冷却穴3から翼の内面
に冷却空気を吹き付ける。この冷却空気は冷却穴6から
翼表面に沿って流出してフィルム冷却を行う。また、翼
後縁にはピンフィン18が翼と一体に形成され、伝熱冷
却が行われる。冷却を終えた空気は矢印19の方向へ流
出して、主ガス流れに合流する。
【0008】このように、複数の室12,13,14を
有する中空翼1では、翼の不均一な冷却を防止するため
に、冷却空気の流量計測は各室12,13,14に対し
てそれぞれ独立して実施される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中空翼の各
室について実施される流量計測は、係員が目視によって
読み取り、かつ記録した上で冷却空気流量の合否判定を
していた。したがって、計測時期のずれや目盛の見誤り
などの人為ミスや個人差が介入することになり、計測精
度の信頼性が低いものとなっていた。また、圧縮空気の
供給系統の切替え時における弁操作を含めて、計測に要
する時間が長く、かつ多くの工数を必要としていた。
【0010】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
ので、計測精度の向上、工期の短縮及び工数の低減を図
ったガスタービン翼冷却空気流量計測装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的に対し、本発明
によれば、ガスタービンの中空翼をその冷却空気室が気
密保持されるよう取り付けるワーク位置決め装置と、中
空翼の冷却空気室へ圧縮空気を供給する圧縮空気供給系
統と、冷却空気室へ供給される圧縮空気の圧力などを計
測する計測手段と、この計測手段による計測値と予め設
定された許容値とを比較して空気流量の合否を判定する
演算手段と、この演算手段及びワーク位置決め装置の操
作及び圧縮空気供給系統の弁切替操作を制御する制御手
段とによって構成されることを特徴とするガスタービン
翼冷却空気流量計測装置が提供される。
【0012】
【作用】上記手段によれば、ワーク位置決め装置で中空
翼を取り付け、圧縮空気供給系統及び流量計測手段を作
動させて中空翼へ供給された圧縮空気の流量を自動計測
し、計測データをパーソナルコンピュータなどの演算手
段に入力して、流量の合否判定を行う。また、複数の室
への圧縮空気の供給の切替えはプログラマブルコントロ
ーラのような制御手段によって行われる。
【0013】
【実施例】以下図1ないし図3に例示した本発明の好適
な実施例について詳述する。図1は計測装置の空気系統
図、図2は計測装置のブロック図、図3は計測装置の作
用を示すフローチャートである。
【0014】図1において、工場の圧縮空気は止め弁2
0、逆止弁21、電磁弁22、フィルタ23、圧力調整
器24を経て、圧力タンク25へ流入する。圧力タンク
25からは3系統に分離され、電磁弁26、整流板37
及びオリフィス28を有するオリフィス管29、集合管
30、電磁弁31を経て、中空翼1の冷却空気室(図示
の例では、室12)へ流入する。
【0015】室12は電磁弁32を介して計器パネル3
3の圧力計34へ連通し、オリフィス28の前後はそれ
ぞれ電磁弁35,36を介して差圧計37へ連通し、ま
た、オリフィス管29は電磁弁38を介して圧力計39
へ連通している。圧縮空気の温度は集合管30に設置さ
れた温度検出器40で検出され、温度計41へ伝達され
る。
【0016】ガスタービン翼冷却空気流量計測装置は中
空翼1を所定の位置に取り付けるワーク位置決め装置4
2と、圧力計34,39、差圧計37及び温度計41な
どを含む計測手段43と、計器パネル33を含む表示部
44と、計測手段43からの計測値から流量を演算し、
その流量の合否判定を行うパーソナルコンピュータなど
の演算手段45と、計測値、合否判定などを記録して手
票するプリンタ46と、圧縮空気の各室への供給切替え
を行う電磁弁操作や計測から出票までに係る演算手段の
操作を自動化するプログラマブルコントローラのような
制御手段47とから構成される。
【0017】演算手段45では、圧力計測値から空気流
量を算出するが、これは次式に従って求められる。 流量Q=αA√[2g(p1−p2)/γ] m3
/s α:流量係数 A:オリフィスの断面積 m2 g:重力の加速度 9.8m/s21−p2:差圧 Kg/m2 γ:比重量 Kg/m3
【0018】演算手段45において、流量を求める演算
のため、圧力などの測定にはディジタル測定器が一般に
使用され、計測データはディジタルの形で演算手段45
に入力される。
【0019】演算手段45はまた、空気流量の合否判定
の基準となる許容値が入力されており、演算により求め
られた流量と比較して、その合否判定を自動的に行うよ
うにしている。
【0020】また、中空翼1の3つの冷却空気室12,
13,14への圧縮空気供給の切替えは、演算手段45
と共に制御手段47による電磁弁の切替操作により自動
的に行われ、その結果がプリンタ46から自動的に記録
されて出票される。
【0021】さらに、複数個の冷却空気室を有する中空
翼では各室の空気流量と共に総合空気流量と各室流量と
の相関関係が管理対象となる。したがって、各冷却空気
室について、空気流量の合否判定を行った後に総合判定
が行われる。この計測フローの手順を図3に示してあ
る。なお、図3では、紙面の都合上冷却空気室が2つの
場合を示したが、3室の場合は、さらにワーク位置決
め、計測値取込、判定及び記憶の操作が総合判定の前に
加えられる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、計測データの取込、出
票及び合否の判定が自動化され、計測精度の向上、工期
の短縮、及び工数の低減を図ることができる。これによ
り、ガスタービン動・静翼の信頼性が向上し、計測コス
トが低減することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスタービン翼冷却空気流量計測
装置の空気系統を示した図である。
【図2】本発明によるガスタービン翼冷却空気流量計測
装置の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明によるガスタービン翼冷却空気流量計測
装置の計測手順を示したフローチャートである。
【図4】静翼の冷却構造例を示す部分破断斜視図であ
る。
【図5】従来のガスタービン翼冷却空気流量計測装置の
概要を示す説明図である。
【図6】複数の冷却空気室を有するガスタービン静翼の
断面図である。
【符号の説明】
1 中空翼 12,13,14 冷却空気室 42 ワーク位置決め装置 43 計測手段 45 演算手段 47 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンの中空翼をその冷却空気室が
    気密保持されるよう取り付けるワーク位置決め装置と、
    中空翼の冷却空気室へ圧縮空気を供給する圧縮空気供給
    系統と、冷却空気室へ供給される圧縮空気の圧力などを
    計測する計測手段と、この計測手段による計測値と予め
    設定された許容値とを比較して空気流量の合否を判定す
    る演算手段と、この演算手段及びワーク位置決め装置の
    操作及び圧縮空気供給系統の弁切替操作を制御する制御
    手段とによって構成されることを特徴とするガスタービ
    ン翼冷却空気流量計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、冷却空気室
    を複数個有する中空翼に対し、演算手段は各冷却空気室
    の流量、総合流量及び各室流量の相関関係の許容値を予
    め設定しておいて合否判定の基準としたことを特徴とす
    るガスタービン翼冷却空気流量計測装置。
JP19601492A 1992-06-30 1992-06-30 ガスタービン翼冷却空気流量計測装置 Withdrawn JPH0610607A (ja)

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JP19601492A JPH0610607A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 ガスタービン翼冷却空気流量計測装置

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JPH0610607A true JPH0610607A (ja) 1994-01-18

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19601492A Withdrawn JPH0610607A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 ガスタービン翼冷却空気流量計測装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332718A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 動翼支持用治具及び動翼支持装置及び流量計測装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332718A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 動翼支持用治具及び動翼支持装置及び流量計測装置

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