JPH06106001A - 油脂抽出機の異常検知方法 - Google Patents
油脂抽出機の異常検知方法Info
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- JPH06106001A JPH06106001A JP28345292A JP28345292A JPH06106001A JP H06106001 A JPH06106001 A JP H06106001A JP 28345292 A JP28345292 A JP 28345292A JP 28345292 A JP28345292 A JP 28345292A JP H06106001 A JPH06106001 A JP H06106001A
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- roller
- cell door
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Abstract
(57)【要約】
【目的】油脂抽出機のセルドアの作動の異常、ローラの
回転の異常、排出シュート部での異常、さらにはセル自
体の異常等を総合的に検知する方法を提案する。 【構成】回動する複数個のセル内に原料種子を投入し、
散布する溶剤により油脂分を抽出した後、セル内の原料
種子を底部のセルドアを開放して排出シュートに排出す
る回転セル型油脂抽出機において、前記セルドアのクロ
ージングアームを押し下げるクロージングローラの取付
軸に及び/又はセルドアローラを押し上げる登りトラッ
ク部の裏面に、ひずみゲージを取り付けてひずみ量を測
定することにより、前記セルドア、セルドアローラ又は
排出シュート部等の異常を検知する方法。
回転の異常、排出シュート部での異常、さらにはセル自
体の異常等を総合的に検知する方法を提案する。 【構成】回動する複数個のセル内に原料種子を投入し、
散布する溶剤により油脂分を抽出した後、セル内の原料
種子を底部のセルドアを開放して排出シュートに排出す
る回転セル型油脂抽出機において、前記セルドアのクロ
ージングアームを押し下げるクロージングローラの取付
軸に及び/又はセルドアローラを押し上げる登りトラッ
ク部の裏面に、ひずみゲージを取り付けてひずみ量を測
定することにより、前記セルドア、セルドアローラ又は
排出シュート部等の異常を検知する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油脂抽出機の異常検知方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】油脂抽出機としては、回転セル型油脂抽
出機が多く用いられている。回転セル型油脂抽出機(以
下、単に油脂抽出機という)は抽出効率が高いこと,装
置容積に較べて処理能力が大きいこと等の利点を有する
ため、大豆等の植物種子の大容量抽出の分野でよく用い
られている。油脂抽出機は、緩速回転するロータの周囲
に、平面断面が扇形で底部にヒンジ付の金網製のセルド
アを有する抽出容器(以下、セルという)を複数個ドー
ナツ状に配設し、原料種子を一定の位置でセル内に投入
し、ノルマルヘキサン等の揮発性の溶剤をセルの上部か
ら散布し、下部から抜き出す抽出操作をセルの回動方向
に対して向流的に多段に繰り返し、油脂分を抽出してい
る。そして油脂分を抽出後の種子は、前記のセルドアを
排出シュートの位置で下方に開放して下部のコンベア上
に排出している。
出機が多く用いられている。回転セル型油脂抽出機(以
下、単に油脂抽出機という)は抽出効率が高いこと,装
置容積に較べて処理能力が大きいこと等の利点を有する
ため、大豆等の植物種子の大容量抽出の分野でよく用い
られている。油脂抽出機は、緩速回転するロータの周囲
に、平面断面が扇形で底部にヒンジ付の金網製のセルド
アを有する抽出容器(以下、セルという)を複数個ドー
ナツ状に配設し、原料種子を一定の位置でセル内に投入
し、ノルマルヘキサン等の揮発性の溶剤をセルの上部か
ら散布し、下部から抜き出す抽出操作をセルの回動方向
に対して向流的に多段に繰り返し、油脂分を抽出してい
る。そして油脂分を抽出後の種子は、前記のセルドアを
排出シュートの位置で下方に開放して下部のコンベア上
に排出している。
【0003】以上説明したように、油脂抽出機はドーナ
ツ状に配設した多くのセルを駆動する大型機械であり、
しかも大量の固形種子を受け入れて排出する等機械的操
作も多い装置でもある。従って運転管理が不充分のため
万一、損傷の大きい機械的事故が発生し、緊急停止によ
る装置の点検,修理を必要とする事態になった場合は、
装置内にノルマルヘキサン等の引火性の高い溶剤が残留
しているため、入念なパージ作業を行わないと点検,修
理ができないという不都合がある。従って、できるだけ
機械的損傷が小さい早期に、異常を検知し、緊急停止が
発生しないような運転管理を行う必要がある。
ツ状に配設した多くのセルを駆動する大型機械であり、
しかも大量の固形種子を受け入れて排出する等機械的操
作も多い装置でもある。従って運転管理が不充分のため
万一、損傷の大きい機械的事故が発生し、緊急停止によ
る装置の点検,修理を必要とする事態になった場合は、
装置内にノルマルヘキサン等の引火性の高い溶剤が残留
しているため、入念なパージ作業を行わないと点検,修
理ができないという不都合がある。従って、できるだけ
機械的損傷が小さい早期に、異常を検知し、緊急停止が
発生しないような運転管理を行う必要がある。
【0004】本出願人は、先に特開昭63−12696
号でこの早期の異常検知方法の一方法を提案した。この
方法は、原料種子を挿入したセルが回動して、その底部
のセルドアの端辺のローラがケーシング内周の水平トラ
ック上を転動して、種子の排出部であるトラックの切欠
部に至り、セルドアを下方に開放し、次いでトラックの
登りトラック部にローラが乗載する際に発生する振動を
測定して、ローラの異常を検知する方法である。しかし
ながら、この方法について、その後検討した結果、次の
ような問題があることが分かった。すなわち、同一のト
ラック上を多くのセルが同時に回動しているため、ノイ
ズが多くて異常の判断が困難であること、またローラの
回転不良による片ベリ等のローラ自体の異常は検知でき
ても、セルドア自体の作動の異常等は検知できないとい
う問題である。
号でこの早期の異常検知方法の一方法を提案した。この
方法は、原料種子を挿入したセルが回動して、その底部
のセルドアの端辺のローラがケーシング内周の水平トラ
ック上を転動して、種子の排出部であるトラックの切欠
部に至り、セルドアを下方に開放し、次いでトラックの
登りトラック部にローラが乗載する際に発生する振動を
測定して、ローラの異常を検知する方法である。しかし
ながら、この方法について、その後検討した結果、次の
ような問題があることが分かった。すなわち、同一のト
ラック上を多くのセルが同時に回動しているため、ノイ
ズが多くて異常の判断が困難であること、またローラの
回転不良による片ベリ等のローラ自体の異常は検知でき
ても、セルドア自体の作動の異常等は検知できないとい
う問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
技術の問題点を背景にしてなされたものであって、油脂
抽出機のセルドアの作動の異常,ローラの回転の異常、
排出シュート部での異常、さらにはセル自体の異常等を
総合的に検知する方法を提案することを課題とする。
技術の問題点を背景にしてなされたものであって、油脂
抽出機のセルドアの作動の異常,ローラの回転の異常、
排出シュート部での異常、さらにはセル自体の異常等を
総合的に検知する方法を提案することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、回動する複数個のセル内に原料種子を投入し、散
布する溶剤により油脂分を抽出した後、セル内の原料種
子を底部のセルドアを開放して排出シュート部に排出す
る回転セル型油脂抽出機において、前記セルドアのクロ
ージングアームを押し下げるクロージングローラの取付
軸に及び/又はセルドアローラを押し上げる登りトラッ
ク部の裏面に、ひずみゲージを取り付けてひずみ量を測
定することにより、前記セルドア、セルドアローラ又は
排出シュート部等の異常を検知することを特徴とする油
脂抽出機の異常検知方法である。
ろは、回動する複数個のセル内に原料種子を投入し、散
布する溶剤により油脂分を抽出した後、セル内の原料種
子を底部のセルドアを開放して排出シュート部に排出す
る回転セル型油脂抽出機において、前記セルドアのクロ
ージングアームを押し下げるクロージングローラの取付
軸に及び/又はセルドアローラを押し上げる登りトラッ
ク部の裏面に、ひずみゲージを取り付けてひずみ量を測
定することにより、前記セルドア、セルドアローラ又は
排出シュート部等の異常を検知することを特徴とする油
脂抽出機の異常検知方法である。
【0007】
【作用】原料種子を挿入したセルが回動してトラックの
切欠部に至れば、セルドアを水平に支えているセルドア
ローラが落下するため、セルドアは下方に開放され、セ
ル内の種子は下方の排出シュートのコンベア上に排出さ
れる。次いでセルドアの外周縁に一体的に取り付けられ
ているクロージングアームの上端がクロージングローラ
に当接することにより、セルドアローラは持ち上げら
れ、登りトラック部に乗載し、セルの回動とともにセル
ドアは閉じられる。以上のセルドアの一連の作動におい
て、セルドアに異常があった場合には、クロージングア
ームがクロージングローラに当接する際に、クロージン
グローラの取付軸に異常な応力が発生する。また、セル
ドアローラが登りトラック部に乗載する際にもセルドア
あるいはセルドアローラに異常があれば、登りトラック
部は異常な荷重を受け応力を発生するので、そのひずみ
も異常になる。さらにはクロージングアームに異常があ
った場合には、セルドアローラに当接しないで、ひずみ
を発生しないこともある。本発明は、これらのひずみを
常時測定して記録することにより、異常を早期に検知す
るものである。
切欠部に至れば、セルドアを水平に支えているセルドア
ローラが落下するため、セルドアは下方に開放され、セ
ル内の種子は下方の排出シュートのコンベア上に排出さ
れる。次いでセルドアの外周縁に一体的に取り付けられ
ているクロージングアームの上端がクロージングローラ
に当接することにより、セルドアローラは持ち上げら
れ、登りトラック部に乗載し、セルの回動とともにセル
ドアは閉じられる。以上のセルドアの一連の作動におい
て、セルドアに異常があった場合には、クロージングア
ームがクロージングローラに当接する際に、クロージン
グローラの取付軸に異常な応力が発生する。また、セル
ドアローラが登りトラック部に乗載する際にもセルドア
あるいはセルドアローラに異常があれば、登りトラック
部は異常な荷重を受け応力を発生するので、そのひずみ
も異常になる。さらにはクロージングアームに異常があ
った場合には、セルドアローラに当接しないで、ひずみ
を発生しないこともある。本発明は、これらのひずみを
常時測定して記録することにより、異常を早期に検知す
るものである。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る回転セル型油脂抽出機の全
体組立図、図2は図1においてII−II視の要部側面図、
図3は図2のIII −III 視に沿っての要部拡大図であ
る。図において、1はロータ2の周囲に放射状に配設さ
れる平面形状が扇形の複数個のセルであり、駆動機5に
より緩速回動される。セル1の天井部は開放されてお
り、底部は半径方向の一辺がセルの仕切板の縁部にヒン
ジにより開閉自在に取り付けられる金網製のセルドア3
からなっている。4は円筒状の本体ケーシングであり、
抽出に使用される揮発性のノルマルヘキサン等の溶剤を
気密に遮蔽する役目も有している。
明する。図1は本発明に係る回転セル型油脂抽出機の全
体組立図、図2は図1においてII−II視の要部側面図、
図3は図2のIII −III 視に沿っての要部拡大図であ
る。図において、1はロータ2の周囲に放射状に配設さ
れる平面形状が扇形の複数個のセルであり、駆動機5に
より緩速回動される。セル1の天井部は開放されてお
り、底部は半径方向の一辺がセルの仕切板の縁部にヒン
ジにより開閉自在に取り付けられる金網製のセルドア3
からなっている。4は円筒状の本体ケーシングであり、
抽出に使用される揮発性のノルマルヘキサン等の溶剤を
気密に遮蔽する役目も有している。
【0009】6は原料種子をミセラ(溶剤と油の混合
物)とのスラリー状態でセル1内に投入する原料供給管
であり、7は溶剤をセルの頂部に散布するスプレー管で
あり、溶剤はセル内を種子と接触しながら下降して油脂
分を抽出した後に、ポンプ8により回動するセルに対し
て多段向流的に循環される。抽出を終了したセル1は、
所定の位置に来た時点で下部のセルドア3を開放して、
セル内の種子を排出シュート10を介して下方のコンベ
ア9に落下して機外に送出する。
物)とのスラリー状態でセル1内に投入する原料供給管
であり、7は溶剤をセルの頂部に散布するスプレー管で
あり、溶剤はセル内を種子と接触しながら下降して油脂
分を抽出した後に、ポンプ8により回動するセルに対し
て多段向流的に循環される。抽出を終了したセル1は、
所定の位置に来た時点で下部のセルドア3を開放して、
セル内の種子を排出シュート10を介して下方のコンベ
ア9に落下して機外に送出する。
【0010】11はケーシングの内周面に沿って水平に
付設される水平トラックであり、該トラックと同一高さ
でロータ2の外周下方に、内周側のトラック11′が同
心的に設けられる。セルドア3の半径方向の一辺の両端
に回転自在に軸着されるローラ12,12′が、これら
のトラック11,11′上を乗載して転動し、セルドア
を閉じる作用をする。13は排出コンベア9上方の水平
トラックの切欠部14に間隔を置いて設けられる登りト
ラックであり、セルドア3のローラ12,12′がこれ
に乗載して持ち上げられる作用を有する。15は登りト
ラック13の下端の上方でケーシング4に設けられる方
形枠状のフレーム16に固着される取付軸17に回転自
在に軸着されるクロージングローラである。18はセル
ドア3の外周縁に沿って一体的に取り付けられる棒状の
クロージングアームであり、セルの回動とともにその上
端部が前記のクロージングローラ15に当接して、セル
ドア3のローラ12を上方に持ち上げ、登りトラック1
3に円滑に乗載する作用を有する。
付設される水平トラックであり、該トラックと同一高さ
でロータ2の外周下方に、内周側のトラック11′が同
心的に設けられる。セルドア3の半径方向の一辺の両端
に回転自在に軸着されるローラ12,12′が、これら
のトラック11,11′上を乗載して転動し、セルドア
を閉じる作用をする。13は排出コンベア9上方の水平
トラックの切欠部14に間隔を置いて設けられる登りト
ラックであり、セルドア3のローラ12,12′がこれ
に乗載して持ち上げられる作用を有する。15は登りト
ラック13の下端の上方でケーシング4に設けられる方
形枠状のフレーム16に固着される取付軸17に回転自
在に軸着されるクロージングローラである。18はセル
ドア3の外周縁に沿って一体的に取り付けられる棒状の
クロージングアームであり、セルの回動とともにその上
端部が前記のクロージングローラ15に当接して、セル
ドア3のローラ12を上方に持ち上げ、登りトラック1
3に円滑に乗載する作用を有する。
【0011】19は取付軸17の根元近くに取付けられ
るひずみゲージであり、その測定結果は発信器20によ
り運転管理室に設けられる記録計21に送信される。2
4は取付軸17を囲繞して、ケーシング4に気密に取付
けられる金属製の薄板の蛇腹からなるシールであり、ケ
ーシング内の溶剤蒸気を遮蔽すると同時に取付軸17の
作動を抑制しない効果を有する。22は登りトラック1
3のセルドアローラ12が当接して移載する点の裏面に
取付けられるひずみゲージであり、その測定結果は発信
器23により、前記の記録計21に送信される。25も
登りトラック13のひずみゲージ22取付け点の周囲を
気密に囲繞して、登りトラック13の作動を抑制しない
金属製蛇腹等からなるシールである。26はトラック1
1,13をケーシング4等に取付けて支持するブラケッ
トである。
るひずみゲージであり、その測定結果は発信器20によ
り運転管理室に設けられる記録計21に送信される。2
4は取付軸17を囲繞して、ケーシング4に気密に取付
けられる金属製の薄板の蛇腹からなるシールであり、ケ
ーシング内の溶剤蒸気を遮蔽すると同時に取付軸17の
作動を抑制しない効果を有する。22は登りトラック1
3のセルドアローラ12が当接して移載する点の裏面に
取付けられるひずみゲージであり、その測定結果は発信
器23により、前記の記録計21に送信される。25も
登りトラック13のひずみゲージ22取付け点の周囲を
気密に囲繞して、登りトラック13の作動を抑制しない
金属製蛇腹等からなるシールである。26はトラック1
1,13をケーシング4等に取付けて支持するブラケッ
トである。
【0012】以上の構成からなる実施例の作用について
説明する。水平トラック11の切欠部14に至ってセル
ドア3を下方に開放して排出シュートを介して内部の種
子を排出したセル1は、続いて回動してクロージングア
ーム18の上端部がクロージングローラ15に当接し、
セルドアローラ12は上方に持ち上げられる。この際、
セルドア3の開閉に異常があればクロージングローラ1
5には正常時とは異なる荷重が作用し、従ってクロージ
ングローラの取付軸にも異常に大きなひずみが発生す
る。ひずみゲージ19は、これに感応して異常ひずみを
測定し、記録計21に送信する。またセルドアローラ1
2が登りトラック13に当接して移載するにも、セルド
アあるいはローラに異常があれば、正常時とは異なる荷
重が登りトラック13に作用する。従って登りトラック
13には異常に大きな応力が発生し、ひずみゲージ22
はこれに感応して異常ひずみを測定し、記録計21に送
信する。以上は、セルドア3あるいはローラ12の異常
について説明したが、その他の異常、例えば排出シュー
ト10内部の種子がブリッジを形成して排出されないま
ゝ、その高さが異常に高くなると、セルドア3の下端が
衝突して、クロージングアームが曲がってしまい、クロ
ージングローラに当接しないため、ひずみが発生しない
ことになる。これにより排出シュート部の異常も検知で
きる。
説明する。水平トラック11の切欠部14に至ってセル
ドア3を下方に開放して排出シュートを介して内部の種
子を排出したセル1は、続いて回動してクロージングア
ーム18の上端部がクロージングローラ15に当接し、
セルドアローラ12は上方に持ち上げられる。この際、
セルドア3の開閉に異常があればクロージングローラ1
5には正常時とは異なる荷重が作用し、従ってクロージ
ングローラの取付軸にも異常に大きなひずみが発生す
る。ひずみゲージ19は、これに感応して異常ひずみを
測定し、記録計21に送信する。またセルドアローラ1
2が登りトラック13に当接して移載するにも、セルド
アあるいはローラに異常があれば、正常時とは異なる荷
重が登りトラック13に作用する。従って登りトラック
13には異常に大きな応力が発生し、ひずみゲージ22
はこれに感応して異常ひずみを測定し、記録計21に送
信する。以上は、セルドア3あるいはローラ12の異常
について説明したが、その他の異常、例えば排出シュー
ト10内部の種子がブリッジを形成して排出されないま
ゝ、その高さが異常に高くなると、セルドア3の下端が
衝突して、クロージングアームが曲がってしまい、クロ
ージングローラに当接しないため、ひずみが発生しない
ことになる。これにより排出シュート部の異常も検知で
きる。
【0013】
【発明の効果】以上説明した構成と作用を有する本発明
によれば、回転セル型油脂抽出機のセルドア,セルドア
ローラ、クロージングアーム、排出シュート部等の異常
を早期に検知できるので、これらの損傷を予防できると
ともに、抽出機の緊急運転停止の発生を未然に防止でき
る効果が得られる。
によれば、回転セル型油脂抽出機のセルドア,セルドア
ローラ、クロージングアーム、排出シュート部等の異常
を早期に検知できるので、これらの損傷を予防できると
ともに、抽出機の緊急運転停止の発生を未然に防止でき
る効果が得られる。
【図1】本発明に係る回転セル型油脂抽出機の全体組立
図
図
【図2】図1のII−II視の要部側面図
【図3】図2のIII −III 視に沿っての要部拡大図
1;セル、2;ロータ、3;セルドア、4;ケーシン
グ、5;駆動機、6;原料供給管、7;スプレー管、
8;ポンプ、9;コンベア、10;排出シュート、1
1;水平トラック、12;ローラ、13;登りトラッ
ク、14;切欠部、15;クロージングローラ、16;
フレーム、17;取付軸、18;クロージングアーム、
19;ひずみゲージ、20;発信器、21;記録計、2
2;ひずみゲージ、23;発信器、24,25;シー
ル、26;ブラケット。
グ、5;駆動機、6;原料供給管、7;スプレー管、
8;ポンプ、9;コンベア、10;排出シュート、1
1;水平トラック、12;ローラ、13;登りトラッ
ク、14;切欠部、15;クロージングローラ、16;
フレーム、17;取付軸、18;クロージングアーム、
19;ひずみゲージ、20;発信器、21;記録計、2
2;ひずみゲージ、23;発信器、24,25;シー
ル、26;ブラケット。
Claims (1)
- 【請求項1】回動する複数個のセル内に原料種子を投入
し、散布する溶剤により油脂分を抽出した後、セル内の
原料種子を底部のセルドアを開放して排出シュートに排
出する回転セル型油脂抽出機において、前記セルドアの
クロージングアームを押し下げるクロージングローラの
取付軸に及び/又はセルドアローラを押し上げる登りト
ラック部の裏面に、ひずみゲージを取り付けてひずみ量
を測定することにより、前記セルドア、セルドアローラ
又は排出シュート部等の異常を検知することを特徴とす
る油脂抽出機の異常検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28345292A JPH06106001A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 油脂抽出機の異常検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28345292A JPH06106001A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 油脂抽出機の異常検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106001A true JPH06106001A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17665733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28345292A Pending JPH06106001A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 油脂抽出機の異常検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06106001A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104474736A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-01 | 大连橡胶塑料机械股份有限公司 | 萃取下层辊装置 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28345292A patent/JPH06106001A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104474736A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-01 | 大连橡胶塑料机械股份有限公司 | 萃取下层辊装置 |
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