JPH06104777A - 信号増幅装置 - Google Patents
信号増幅装置Info
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- JPH06104777A JPH06104777A JP25335492A JP25335492A JPH06104777A JP H06104777 A JPH06104777 A JP H06104777A JP 25335492 A JP25335492 A JP 25335492A JP 25335492 A JP25335492 A JP 25335492A JP H06104777 A JPH06104777 A JP H06104777A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 例えば、衛星通信地球局の屋外装置に使用さ
れる信号増幅装置に関し、入力レベルが通常範囲外にな
っても、回線品質の劣化や過大出力の送出が行われない
様にすることを目的とする。 【構成】 周波数変換・増幅手段2と入力信号レベル検
出部11と出力信号レベル検出部15とレベル比較部16とを
有する信号増幅装置において、入力信号レベル検出部の
入力信号レベル検出範囲が出力信号レベル検出部の出力
信号レベル検出範囲よりも広い時、入力信号のレベルに
対応する入力信号レベル検出データを、その入力信号レ
ベルに対する出力信号レベルが出力信号レベル検出範囲
内になる様に圧縮して、入力側検出データとして送出す
るデータ圧縮機能を付加ように構成する。
れる信号増幅装置に関し、入力レベルが通常範囲外にな
っても、回線品質の劣化や過大出力の送出が行われない
様にすることを目的とする。 【構成】 周波数変換・増幅手段2と入力信号レベル検
出部11と出力信号レベル検出部15とレベル比較部16とを
有する信号増幅装置において、入力信号レベル検出部の
入力信号レベル検出範囲が出力信号レベル検出部の出力
信号レベル検出範囲よりも広い時、入力信号のレベルに
対応する入力信号レベル検出データを、その入力信号レ
ベルに対する出力信号レベルが出力信号レベル検出範囲
内になる様に圧縮して、入力側検出データとして送出す
るデータ圧縮機能を付加ように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、衛星通信地球
局の屋外装置に使用される信号増幅装置に関するもので
ある。
局の屋外装置に使用される信号増幅装置に関するもので
ある。
【0002】近年、通信衛星を利用した衛星通信が広く
利用される様になってきた。衛星通信においては、地球
局から衛星まで信号を伝送する為、伝送すべき信号を屋
外装置の信号増幅装置で大電力増幅してアンテナから送
信する。
利用される様になってきた。衛星通信においては、地球
局から衛星まで信号を伝送する為、伝送すべき信号を屋
外装置の信号増幅装置で大電力増幅してアンテナから送
信する。
【0003】しかし、衛星通信では複数のチャネル信号
を共通増幅して送信する為、1チャネル当りの入力レベ
ルに変動がなくても、使用されているチャネル数によっ
て、増幅部への入力信号レベルが変化し、これにともな
って出力レベルが変動する。
を共通増幅して送信する為、1チャネル当りの入力レベ
ルに変動がなくても、使用されているチャネル数によっ
て、増幅部への入力信号レベルが変化し、これにともな
って出力レベルが変動する。
【0004】また、通常、屋外装置はアンテナの近傍の
屋外に設置される為、環境温度が広い範囲で変化し、屋
外装置内送信部の増幅部は温度に対する利得変動が大き
くなる。この様なレベル変動、利得変動に対して、1チ
ャネル当りの出力レベルを一定に保ち、信号が過出力に
なったり、低出力になったりして、回線品質を劣化させ
たりすることのない様にする必要がある。
屋外に設置される為、環境温度が広い範囲で変化し、屋
外装置内送信部の増幅部は温度に対する利得変動が大き
くなる。この様なレベル変動、利得変動に対して、1チ
ャネル当りの出力レベルを一定に保ち、信号が過出力に
なったり、低出力になったりして、回線品質を劣化させ
たりすることのない様にする必要がある。
【0005】
【従来の技術】図6は衛星通信地球局屋外装置の送信部
構成図、図7は従来例の検出レベル説明図で、(a) はレ
ベル検出範囲説明図、(b) は屋外装置の入出力特性説明
図である。また、図8は従来例のレベル検出部説明図
で、(a) は回路図、(b) は入出力特性図である。
構成図、図7は従来例の検出レベル説明図で、(a) はレ
ベル検出範囲説明図、(b) は屋外装置の入出力特性説明
図である。また、図8は従来例のレベル検出部説明図
で、(a) は回路図、(b) は入出力特性図である。
【0006】先ず、図6において、中間周波数帯(例え
ば、1GHz 帯) の入力信号は周波数変換部12で超高周波
帯( 例えば、14GHz 帯) の信号に周波数変換された後、
可変減衰部13を介して増幅部14に入力する。増幅部は所
定レベルまで( 例えば、数W)まで増幅して出力信号とし
て外部に送出する。
ば、1GHz 帯) の入力信号は周波数変換部12で超高周波
帯( 例えば、14GHz 帯) の信号に周波数変換された後、
可変減衰部13を介して増幅部14に入力する。増幅部は所
定レベルまで( 例えば、数W)まで増幅して出力信号とし
て外部に送出する。
【0007】また、入力信号レベル検出部11は上記入力
信号のレベルに対応する入力側検出データを、出力信号
レベル検出部15は出力信号のレベルに対応する出力側検
出データを、それぞれレベル比較部16に送出する。
信号のレベルに対応する入力側検出データを、出力信号
レベル検出部15は出力信号のレベルに対応する出力側検
出データを、それぞれレベル比較部16に送出する。
【0008】ここで、上記2つのレベル検出部は図8
(a) に示す様に、入力信号をダイオードD1で検波し、コ
ンデンサC と抵抗R で構成された部分で対応する直流分
を取り出す様になっている。この時に入出力特性は図8
(b) に示す様な特性になっている。
(a) に示す様に、入力信号をダイオードD1で検波し、コ
ンデンサC と抵抗R で構成された部分で対応する直流分
を取り出す様になっている。この時に入出力特性は図8
(b) に示す様な特性になっている。
【0009】さて、レベル比較部16は、入力側検出デー
タと出力側検出データとを比較して、屋外装置の利得が
一定の値G となる様に上記可変減衰部13に制御信号を送
出し、減衰量を制御している。
タと出力側検出データとを比較して、屋外装置の利得が
一定の値G となる様に上記可変減衰部13に制御信号を送
出し、減衰量を制御している。
【0010】この為、レベル比較部16には種々の入力側
検出データに対して、例えば、利得G の時の出力側検出
データの値のテーブルを予め作成して設けておく。そし
て、入力側検出データが印加した時、このテーブルから
対応する出力側検出データを取り出して、実際に入力し
た出力側検出データとの比較を行う。
検出データに対して、例えば、利得G の時の出力側検出
データの値のテーブルを予め作成して設けておく。そし
て、入力側検出データが印加した時、このテーブルから
対応する出力側検出データを取り出して、実際に入力し
た出力側検出データとの比較を行う。
【0011】ここで、入力信号レベル検出部11の入力信
号レベル検出範囲(WIDET) と出力信号レベル検出手段の
出力信号レベル検出範囲(WODET) は、図7(a) に示す様
に、入力信号レベル検出範囲(WIDET) >出力信号レベル
検出範囲(WODET) となっている。
号レベル検出範囲(WIDET) と出力信号レベル検出手段の
出力信号レベル検出範囲(WODET) は、図7(a) に示す様
に、入力信号レベル検出範囲(WIDET) >出力信号レベル
検出範囲(WODET) となっている。
【0012】この理由は、検出する周波数帯は入力側が
低く、出力側が高い為、素子そのものの性能が異なる。
また、出力側は外部に送出する電力を多くする為、レベ
ル検出部に加えられる電力が低くなる為などである。
低く、出力側が高い為、素子そのものの性能が異なる。
また、出力側は外部に送出する電力を多くする為、レベ
ル検出部に加えられる電力が低くなる為などである。
【0013】この為、入出力特性は図7(b) に示す様
に、正常の入力レベルの場合( 入力信号レベル検出範囲
(WIDET) と出力信号レベル検出範囲(WODET) が対応する
範囲、即ち、イの範囲については屋外装置は一定の利得
を維持できる。
に、正常の入力レベルの場合( 入力信号レベル検出範囲
(WIDET) と出力信号レベル検出範囲(WODET) が対応する
範囲、即ち、イの範囲については屋外装置は一定の利得
を維持できる。
【0014】しかし、入力レベルが正常の入力レベル範
囲から外れた場合( 入力信号レベル検出範囲(WIDET) と
出力信号レベル検出範囲(WODET) が対応できない範囲)
、出力レベルは入力レベルと対応せず最大レベル、ま
たは最小レベルになる( 後述する) 。なお、上記の入力
レベルと出力レベルは、屋外装置に入出力するレベルで
ある。
囲から外れた場合( 入力信号レベル検出範囲(WIDET) と
出力信号レベル検出範囲(WODET) が対応できない範囲)
、出力レベルは入力レベルと対応せず最大レベル、ま
たは最小レベルになる( 後述する) 。なお、上記の入力
レベルと出力レベルは、屋外装置に入出力するレベルで
ある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図9は課題説明図であ
る。上記の様に、入力信号は、例えば1GHz 帯であり、
出力信号は、例えば14 GHz帯であることから、入力信号
レベル検出範囲(WIDET) は出力信号レベル検出範囲(W
ODET) よりも広くなる。
る。上記の様に、入力信号は、例えば1GHz 帯であり、
出力信号は、例えば14 GHz帯であることから、入力信号
レベル検出範囲(WIDET) は出力信号レベル検出範囲(W
ODET) よりも広くなる。
【0016】この様な状態でも、入力レベルが通常の範
囲内である場合は、入力レベルに対するレベル検出と、
出力レベルに対するレベル検出は正常に行われる為、所
定の利得となる様に制御ができる。しかし、何らかの異
常で、入力レベルが通常の範囲(WIN) 外に変動し、出力
レベルが出力信号レベル検出範囲(WODET) から外れた場
合、正常な制御が行われず、出力信号が過大出力になっ
たり、または出力レベルか低下する。
囲内である場合は、入力レベルに対するレベル検出と、
出力レベルに対するレベル検出は正常に行われる為、所
定の利得となる様に制御ができる。しかし、何らかの異
常で、入力レベルが通常の範囲(WIN) 外に変動し、出力
レベルが出力信号レベル検出範囲(WODET) から外れた場
合、正常な制御が行われず、出力信号が過大出力になっ
たり、または出力レベルか低下する。
【0017】例えば、図9に示す様に、何らかの異常が
発生して入力レベルが低下した場合は出力レベルも低下
する。今、入力レベルがA になった場合、実際の出力レ
ベルは出力信号レベル検出範囲(WODET) の下限値C 以下
のB となるが、図6の出力信号レベル検出部15は出力信
号レベル検出範囲の下限値C を出力レベルとして図6の
レベル比較部16に送出する。
発生して入力レベルが低下した場合は出力レベルも低下
する。今、入力レベルがA になった場合、実際の出力レ
ベルは出力信号レベル検出範囲(WODET) の下限値C 以下
のB となるが、図6の出力信号レベル検出部15は出力信
号レベル検出範囲の下限値C を出力レベルとして図6の
レベル比較部16に送出する。
【0018】一方、図6の入力信号レベル検出部11は低
下した入力レベルA を検出し、入力レベルとしてレベル
比較部16に送出する。これにより、レベル比較部は低下
した入力レベルA と出力信号レベル検出範囲の下限値C
と比較することになり、出力レベルが(C−B)だけ高いと
判断して利得を下げる様な制御を図6の可変減衰部13に
対して行うので、出力レベルは更に低下する。
下した入力レベルA を検出し、入力レベルとしてレベル
比較部16に送出する。これにより、レベル比較部は低下
した入力レベルA と出力信号レベル検出範囲の下限値C
と比較することになり、出力レベルが(C−B)だけ高いと
判断して利得を下げる様な制御を図6の可変減衰部13に
対して行うので、出力レベルは更に低下する。
【0019】しかし、出力信号レベル検出部15は出力信
号レベル検出範囲(WODET) の下限値C を出力レベルとし
てレベル比較部16に送出するので、遂には、出力レベル
が低下して回線品質を劣化させる。
号レベル検出範囲(WODET) の下限値C を出力レベルとし
てレベル比較部16に送出するので、遂には、出力レベル
が低下して回線品質を劣化させる。
【0020】同様に、入力レベルが増加し、出力レベル
が出力信号レベル検出範囲(WODET)の上限値以上となっ
た場合、逆に出力レベルが増大し、図6の増幅部14で発
生する歪によるスプリアスや過大出力の送出となる。
が出力信号レベル検出範囲(WODET)の上限値以上となっ
た場合、逆に出力レベルが増大し、図6の増幅部14で発
生する歪によるスプリアスや過大出力の送出となる。
【0021】即ち、入力レベルが通常範囲外になった場
合、回線品質の劣化や過大出力の送出が行われる可能性
が高いと云う問題がある。本発明は入力レベルが通常範
囲外になっても、回線品質の劣化や過大出力の送出が行
われない様にすることを目的とする。
合、回線品質の劣化や過大出力の送出が行われる可能性
が高いと云う問題がある。本発明は入力レベルが通常範
囲外になっても、回線品質の劣化や過大出力の送出が行
われない様にすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は第1の本発明の原
理説明図で、(a) は信号検出範囲説明図、(b) はレベル
比較図( レベル低下の場合) 、(c) は入出力特性説明図
である。図2は第2の本発明の原理説明図で、(a) は信
号検出範囲説明図、(b) は入出力特性説明図である。図
3は第3の本発明の原理説明図で、(a) は信号検出範囲
説明図、(b) は入出力特性説明図である。
理説明図で、(a) は信号検出範囲説明図、(b) はレベル
比較図( レベル低下の場合) 、(c) は入出力特性説明図
である。図2は第2の本発明の原理説明図で、(a) は信
号検出範囲説明図、(b) は入出力特性説明図である。図
3は第3の本発明の原理説明図で、(a) は信号検出範囲
説明図、(b) は入出力特性説明図である。
【0023】第1の本発明は、入力信号レベル検出手段
の入力信号レベル検出範囲(WIDET)が出力信号レベル検
出手段の出力信号レベル検出範囲(WODET) よりも広い
時、入力信号のレベルに対応する検出データを出力信号
レベル検出範囲内に圧縮して入力側検出データとして送
出するデータ圧縮機能を付加した。
の入力信号レベル検出範囲(WIDET)が出力信号レベル検
出手段の出力信号レベル検出範囲(WODET) よりも広い
時、入力信号のレベルに対応する検出データを出力信号
レベル検出範囲内に圧縮して入力側検出データとして送
出するデータ圧縮機能を付加した。
【0024】第2の本発明は、上記のデータ圧縮機能
は、出力信号レベル検出範囲の下限値及び上限値よりも
所定値だけ高い値及び低い値を入力側検出データ下限値
(PIL)及び入力側検出データ上限値(PIH) と設定し、入
力側検出データのうち、入力側検出データ下限値よりも
低い値を持つ検出データは入力側検出データ下限値を持
つ入力側検出データとして、入力側検出データ上限値よ
りも高い値を持つ検出データは入力側検出データ上限値
を持つ入力側検出データとして、それぞれ取り出す様に
したもので、レベル比較手段に設ける様にした。
は、出力信号レベル検出範囲の下限値及び上限値よりも
所定値だけ高い値及び低い値を入力側検出データ下限値
(PIL)及び入力側検出データ上限値(PIH) と設定し、入
力側検出データのうち、入力側検出データ下限値よりも
低い値を持つ検出データは入力側検出データ下限値を持
つ入力側検出データとして、入力側検出データ上限値よ
りも高い値を持つ検出データは入力側検出データ上限値
を持つ入力側検出データとして、それぞれ取り出す様に
したもので、レベル比較手段に設ける様にした。
【0025】第3の本発明は、上記のデータ圧縮機能
は、レベル検出用ダイオード(D1)の陽極側に、入力側検
出データ下限値に対応する電圧を印加し、陰極側に入力
側検出データ上限値に対応する定電圧素子(D2)を接続し
て、入力信号レベル検出手段の入力信号レベル検出範囲
を入力側検出データ下限値及び入力側検出データ上限値
に限定して入力側検出データを取り出す様にしたもの
で、入力信号レベル検出手段に設ける様にした。
は、レベル検出用ダイオード(D1)の陽極側に、入力側検
出データ下限値に対応する電圧を印加し、陰極側に入力
側検出データ上限値に対応する定電圧素子(D2)を接続し
て、入力信号レベル検出手段の入力信号レベル検出範囲
を入力側検出データ下限値及び入力側検出データ上限値
に限定して入力側検出データを取り出す様にしたもの
で、入力信号レベル検出手段に設ける様にした。
【0026】
【作用】第1の本発明は、入力信号レベル検出部11の入
力信号レベル検出範囲(WIDET)と出力信号レベル検出部1
5の出力信号レベル検出範囲(WODET) を、入力信号レベ
ル検出範囲(WIDET) < 出力信号レベル検出範囲
(WODET)となる様にすることにより下記の様に課題が解
決される。即ち、例えば、図1(b) に示す様に、何らか
の異常が発生し、入力レベルが低下した場合、出力レベ
ルも低下する。なお、入出力レベルは上記と同様に屋外
装置の入出力レベルである。
力信号レベル検出範囲(WIDET)と出力信号レベル検出部1
5の出力信号レベル検出範囲(WODET) を、入力信号レベ
ル検出範囲(WIDET) < 出力信号レベル検出範囲
(WODET)となる様にすることにより下記の様に課題が解
決される。即ち、例えば、図1(b) に示す様に、何らか
の異常が発生し、入力レベルが低下した場合、出力レベ
ルも低下する。なお、入出力レベルは上記と同様に屋外
装置の入出力レベルである。
【0027】今、入力レベルがA になった場合、実際の
出力レベルはB となるが、A は入力信号レベル検出範囲
(WIDET) の下限値C 以下となっている為、図6の入力信
号レベル検出部11はレベル比較部16に対してC の入力側
検出データを送出する。
出力レベルはB となるが、A は入力信号レベル検出範囲
(WIDET) の下限値C 以下となっている為、図6の入力信
号レベル検出部11はレベル比較部16に対してC の入力側
検出データを送出する。
【0028】一方、図6の出力信号レベル検出部15はレ
ベル比較部16に対してB の出力側検出データを送出す
る。そこで、レベル比較部はデータC とB を比較して出
力レベルが(D−B)だけ低いと判断して出力レベルがD に
なるよう図6の可変減衰部13に対して制御を行う。これ
により、入力レベルが低下しても出力レベルはD を出力
する様になり、出力レベルが低下するのを防ぐことがで
きる。
ベル比較部16に対してB の出力側検出データを送出す
る。そこで、レベル比較部はデータC とB を比較して出
力レベルが(D−B)だけ低いと判断して出力レベルがD に
なるよう図6の可変減衰部13に対して制御を行う。これ
により、入力レベルが低下しても出力レベルはD を出力
する様になり、出力レベルが低下するのを防ぐことがで
きる。
【0029】同様に、入力レベルが増大した場合でも、
出力レベルはある一定の値以上は出力することない。な
お、入出力特性は図1(c) に示す様に、出力信号レベル
をある一定の範囲内に制御することができる為、出力レ
ベルの低下、又は過大出力による回線品質の劣化を生ず
る等の従来の課題を解決できる。
出力レベルはある一定の値以上は出力することない。な
お、入出力特性は図1(c) に示す様に、出力信号レベル
をある一定の範囲内に制御することができる為、出力レ
ベルの低下、又は過大出力による回線品質の劣化を生ず
る等の従来の課題を解決できる。
【0030】第2の本発明は、入力信号レベル検出部に
より検出された入力側検出データD1に対して、レベル比
較部において、ある下限値 PILと上限値 PIHを設定し、
下限値 PIL以下のデータ( 例えば、 PI1) は下限値 PIL
に変換し、上限値 PIH以上の入力側検出データ( 例え
ば、 PI2) は上限値 PIHに変換し、入力側検出データD1
をレベル比較部での比較用入力レベル検出データD2に変
換する。
より検出された入力側検出データD1に対して、レベル比
較部において、ある下限値 PILと上限値 PIHを設定し、
下限値 PIL以下のデータ( 例えば、 PI1) は下限値 PIL
に変換し、上限値 PIH以上の入力側検出データ( 例え
ば、 PI2) は上限値 PIHに変換し、入力側検出データD1
をレベル比較部での比較用入力レベル検出データD2に変
換する。
【0031】図2(a) 中の矢印は: 入力レベル検出部で
の検出データに対するレベル比較部での比較用検出デー
タへの変換を示している。この時、下限値 PIL, 上限値
PIHは 上限値 PIH−下限値 PIL<出力信号レベル検出範囲(W
ODET) となる様に設定するものである。
の検出データに対するレベル比較部での比較用検出デー
タへの変換を示している。この時、下限値 PIL, 上限値
PIHは 上限値 PIH−下限値 PIL<出力信号レベル検出範囲(W
ODET) となる様に設定するものである。
【0032】この様に、レベル比較部で、入力側検出デ
ータD1を比較用検出データD2に変換し、出力側検出デー
タD3と比較することにより第1の本発明と同様な制御を
行うことが可能となる。
ータD1を比較用検出データD2に変換し、出力側検出デー
タD3と比較することにより第1の本発明と同様な制御を
行うことが可能となる。
【0033】そして、入出力特性は図2(b) に示す様
に、出力信号レベルをある一定の範囲内に制御すること
ができる為、出力レベルの低下、又は過大出力による回
線品質の劣化を生ずる等の従来の課題を解決できる。
に、出力信号レベルをある一定の範囲内に制御すること
ができる為、出力レベルの低下、又は過大出力による回
線品質の劣化を生ずる等の従来の課題を解決できる。
【0034】第3の本発明は、入力側レベル検出部にお
いて、通常、図3(a) の実線( 従来例の特性) で示す様
な入力レベル検出特性( 入力信号検出範囲は WIDET-1)
に対して、検出電圧の上限値及び下限値を設け、図3
(a) の点線で示す様な入力レベル検出特性( 入力信号検
出範囲は WIDET-2) とすることにより、第1の本発明と
同様な制御を行うことが可能となる。
いて、通常、図3(a) の実線( 従来例の特性) で示す様
な入力レベル検出特性( 入力信号検出範囲は WIDET-1)
に対して、検出電圧の上限値及び下限値を設け、図3
(a) の点線で示す様な入力レベル検出特性( 入力信号検
出範囲は WIDET-2) とすることにより、第1の本発明と
同様な制御を行うことが可能となる。
【0035】そして、入出力特性は図3(c) に示す様
に、出力信号レベルをある一定の範囲内に制御すること
ができる為、出力レベルの低下、又は過大出力による回
線品質の劣化を生ずる等の従来の課題を解決できる。
に、出力信号レベルをある一定の範囲内に制御すること
ができる為、出力レベルの低下、又は過大出力による回
線品質の劣化を生ずる等の従来の課題を解決できる。
【0036】なお、図3(a) に示した入力信号検出範囲
は WIDET-2の設定は出力信号検出範囲 WODETに対して W
IDET -2 < WODETとなる様に設定する。
は WIDET-2の設定は出力信号検出範囲 WODETに対して W
IDET -2 < WODETとなる様に設定する。
【0037】
【実施例】図4は第1,第2の本発明の実施例の説明
図、図5は第3の本発明の実施例の図で、(a) は回路
図、(b) は(a) の入出力特性図である。
図、図5は第3の本発明の実施例の図で、(a) は回路
図、(b) は(a) の入出力特性図である。
【0038】以下、図4,図5の動作を説明する。先
ず、図4において、入力信号レベル検出部からの検出デ
ータをアナログ/ デイジタル変換して得た入力側検出デ
ータD1に対して、レベル比較部16において比較用入力側
検出データD2に変換する例を示したものである。
ず、図4において、入力信号レベル検出部からの検出デ
ータをアナログ/ デイジタル変換して得た入力側検出デ
ータD1に対して、レベル比較部16において比較用入力側
検出データD2に変換する例を示したものである。
【0039】この場合、下限値 PILを設定し、下限値 P
IL以下の入力側検出データ( 例えば、000001) を下限値
PILのデータ(000011)に変換することを示している。上
限値 PILに対しても同様にデータ変換することにより、
レベル比較する際には上限値 PIL−下限値 PIL<出力信
号レベル検出範囲(WODET) の条件を満足している。
IL以下の入力側検出データ( 例えば、000001) を下限値
PILのデータ(000011)に変換することを示している。上
限値 PILに対しても同様にデータ変換することにより、
レベル比較する際には上限値 PIL−下限値 PIL<出力信
号レベル検出範囲(WODET) の条件を満足している。
【0040】次に、図5において、入力信号レベル検出
部11において、検波ダイオードD1にバイアス電圧+V を
加え、検出特性の下限値を設定する。また、例えば、ツ
ェナーダイオードD2を付加抵抗R に並列に設け、そのツ
ェナー電圧 VD2により、検出特性の上限値を設定するこ
とにより、入力信号レベル検出部11の検出特性は図5
(b) の点線で示す特性にする。
部11において、検波ダイオードD1にバイアス電圧+V を
加え、検出特性の下限値を設定する。また、例えば、ツ
ェナーダイオードD2を付加抵抗R に並列に設け、そのツ
ェナー電圧 VD2により、検出特性の上限値を設定するこ
とにより、入力信号レベル検出部11の検出特性は図5
(b) の点線で示す特性にする。
【0041】これにより、入力信号レベル検出範囲(W
IDET) < 出力信号レベル検出範囲(W ODET) の条件を満
足し、入力レベルが通常範囲外になっても、回線品質の
劣化や過大出力の送出が行われない。
IDET) < 出力信号レベル検出範囲(W ODET) の条件を満
足し、入力レベルが通常範囲外になっても、回線品質の
劣化や過大出力の送出が行われない。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に本発明によれ
ば、入力レベルが通常範囲外になっても、回線品質の劣
化や過大出力の送出が行われない様になると云う効果が
ある。
ば、入力レベルが通常範囲外になっても、回線品質の劣
化や過大出力の送出が行われない様になると云う効果が
ある。
【図1】第1の本発明の原理説明図で、(a) は信号検出
範囲説明図、(b) はレベル比較図( レベル低下の場合)
、(c) は入出力特性説明図である。
範囲説明図、(b) はレベル比較図( レベル低下の場合)
、(c) は入出力特性説明図である。
【図2】第2の本発明の原理説明図で、(a) は信号検出
範囲説明図、(b) は入出力特性説明図である。
範囲説明図、(b) は入出力特性説明図である。
【図3】第3の本発明の原理説明図で、(a) は信号検出
範囲説明図、(b) は入出力特性説明図である。
範囲説明図、(b) は入出力特性説明図である。
【図4】第1,第2の本発明の実施例の説明図である。
【図5】第3の本発明の実施例の図で、(a) は回路図、
(b) は(a) の入出力特性図である。
(b) は(a) の入出力特性図である。
【図6】衛星通信地球局屋外装置の送信部構成図であ
る。
る。
【図7】従来例の検出レベル説明図で、(a) はレベル検
出範囲説明図、(b) は屋外装置の入出力特性説明図であ
る。
出範囲説明図、(b) は屋外装置の入出力特性説明図であ
る。
【図8】従来例のレベル検出部説明図で、(a) は回路
図、(b) は入出力特性図である。
図、(b) は入出力特性図である。
【図9】課題説明図である。
【符号の説明】 2 周波数変換・増幅手段 11 入力信号
レベル検出部 15 出力信号レベル検出部 16 比較部
レベル検出部 15 出力信号レベル検出部 16 比較部
Claims (3)
- 【請求項1】 周波数 fIFの入力信号を周波数 fRFの信
号に周波数変換した後、印加する制御信号に対応して減
衰量が変化する可変減衰器を介して増幅部で増幅して出
力信号として送出する周波数変換・増幅手段(2) と、入
力信号のレベルに対応する検出データを入力側検出デー
タとして送出する入力信号レベル検出部(11)と、該出力
信号のレベルに対応する検出データを出力側検出データ
として送出する出力信号レベル検出部(15)と、該入力信
号レベル検出部と出力信号レベル検出部の出力を比較し
て対応する該制御信号を生成するレベル比較部(16)とを
有する信号増幅装置において、 該入力信号レベル検出部の入力信号レベル検出範囲(W
IDET) が該出力信号レベル検出部の出力信号レベル検出
範囲(WODET) よりも広い時、 該入力信号のレベルに対応する入力側検出データを、対
応する出力側検出データが該出力信号レベル検出範囲内
になる様に圧縮して、該入力側検出データとして送出す
るデータ圧縮機能を付加したことを特徴とする信号増幅
装置。 - 【請求項2】 上記のデータ圧縮機能は、該出力信号レ
ベル検出範囲の下限値及び上限値よりも所定値だけ高い
値及び低い値を入力側検出データ下限値(PIL) 及び入力
側検出データ上限値(PIH) と設定し、 該入力側検出データのうち、入力側検出データ下限値よ
りも低い値を持つ検出データは入力側検出データ下限値
を持つ入力側検出データとして、入力側検出データ上限
値よりも高い値を持つ検出データは入力側検出データ上
限値を持つ入力側検出データとして、それぞれ取り出す
様にしたもので、該レベル比較部に設ける様にした請求
項1の信号増幅装置。 - 【請求項3】 上記のデータ圧縮機能は、レベル検出用
ダイオード(D1)の陽極側に、該入力側検出データ下限値
に対応する電圧を印加し、陰極側に入力側検出データ上
限値に対応する定電圧素子(D2)を接続して、 該入力信号レベル検出手段の入力信号レベル検出範囲を
入力側検出データ下限値及び入力側検出データ上限値に
限定して入力側検出データを取り出す様にしたもので、
該入力信号レベル検出部に設ける様にした請求項1の信
号増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25335492A JPH06104777A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 信号増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25335492A JPH06104777A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 信号増幅装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104777A true JPH06104777A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17250172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25335492A Withdrawn JPH06104777A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 信号増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104777A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3800806A1 (en) * | 2019-10-01 | 2021-04-07 | Hughes Network Systems, LLC | System and method for using dual power meters for satellite terminal calibration |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP25335492A patent/JPH06104777A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3800806A1 (en) * | 2019-10-01 | 2021-04-07 | Hughes Network Systems, LLC | System and method for using dual power meters for satellite terminal calibration |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |