JPH06104035A - 電気接続用コネクタ - Google Patents

電気接続用コネクタ

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JPH06104035A
JPH06104035A JP25438692A JP25438692A JPH06104035A JP H06104035 A JPH06104035 A JP H06104035A JP 25438692 A JP25438692 A JP 25438692A JP 25438692 A JP25438692 A JP 25438692A JP H06104035 A JPH06104035 A JP H06104035A
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elastic rubber
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resin film
rubber layer
electrodes
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Mitsuo Ukechi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭ピッチで形成された電極の接続を信頼性良
く、かつ小さな加圧力で簡易に行う。 【構成】 樹脂フィルム31に所定の間隔で貫通孔32
を形成し、各貫通孔32に金属電極33をそれぞれ充填
し、それら金属電極33の両端面に導電粒子を分散させ
た弾性ゴム層34をそれぞれ形成する。金属電極33及
び弾性ゴム層34で構成された各接点は、接点間の絶縁
性に優れ、狭ピッチで配列できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はランドグリッドアレ
イ、ICチップなどと配線基板、サブキャリアなどとを
接続するために用いられる電気接続用コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタとして、異方性
導電フィルムがある。つまり図4に示すように、エポキ
シ、ウレタンなどの樹脂接着剤11中に、金属、カーボ
ンなどの導電粒子12を分散させて異方性導電フィルム
13とし、このフィルム13を介して、配線基板14上
のパッド15とICチップ16のパッド17とを対向さ
せ、ICチップ16を配線基板14に加圧すると共に加
熱することにより、図4Bに示すように両パッド15,
17間に導電粒子12が挟みこまれ、その加圧方向、つ
まりフィルム13の厚み方向にのみ接続される。
【0003】また、特開平2−239578号公報では
超弾性金属球を島状に配列した異方性導電シートが提案
されている。この異方性導電シート18は図5に示すよ
うに、例えばNi−Tiなどの材料よりなる超弾性金属
球19がポリイミド樹脂21の成形により、それに島状
に埋め込まれたものであり、異方性導電シート18の表
裏に超弾性金属球19の一部がそれぞれ露出されてい
る。
【0004】配線基板14とICチップ16との間に、
この異方性導電シート18を挿入し、配線基板14上の
パッド15とICチップ16のパッド17と超弾性金属
球19との互いの位置合わせを行った後、硬化時の収縮
率の大きな樹脂22により加圧力を与え、超弾性金属球
19を圧縮変形させ、電気的に接続を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4A,Bに示した従
来の異方性導電フィルム13は、導体間に導電粒子12
が点在しているため、電極の狭ピッチ化において絶縁性
に問題があった。図5に示した異方性導電シート18
は、超弾性金属球19が規則的に配列されているため、
絶縁性に関しては異方性導電フィルム13より優れてい
る。しかしながら、面配置された複数の電極の接続を行
う場合には、複数の超弾性金属球19を弾性変形させる
ために、大きな加圧力を必要とする。それゆえ、樹脂2
2の収縮により加圧力を得る方法も含め、そのような大
きな加圧力を得ることは容易ではなく、接続不良を生ず
る恐れがある。
【0006】この発明の目的は従来の欠点を除去し、狭
ピッチで形成された電極の接続を信頼性良く、簡易に、
かつ比較的小さな加圧力で行うことができる電気接続用
コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は貫通孔が所定
の間隔で形成されている樹脂フィルムと、その樹脂フィ
ルムの各貫通孔にそれぞれ充填された複数の金属電極
と、それら電極の両端面に形成された導電粒子を分散さ
せた弾性ゴム層とにより電気接続用コネクタを構成した
ものである。
【0008】
【作 用】上記のように構成されたこの発明では、導電
性を有する弾性ゴム層が両端面に形成された金属電極
が、接続すべき両電極間に位置決めされ、これら両電極
により挾持され加圧されることにより、弾性ゴム層が変
形して両電極と圧接し、両電極の電気的接続が行われ
る。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1に示す。ガラス入
りエポキシ樹脂あるいはポリイミドなどよりなり、厚さ
が例えば300μm 程度の樹脂フィルム31に複数の貫
通孔32が所定の間隔で形成される。これら貫通孔32
はこの実施例においては格子状に配列されている。各貫
通孔32にそれぞれ金属電極33が充填され、樹脂フィ
ルム31に複数の金属電極33が形成される。金属電極
33の材料としては例えば半田などが用いられる。
【0010】各金属電極33の両端部はそれぞれつば状
に広げられて樹脂フィルム31の板面上に突出されてお
り、これら金属電極33の両端面に弾性ゴム層34がそ
れぞれ形成される。弾性ゴム層34は例えば金属粉やカ
ーボンなどの導電粒子が分散された導電性の弾性ゴムよ
りなり、金属電極33を覆うように半球状に形成され
る。樹脂フィルム31の板面からの弾性ゴム層34の突
出高さは例えば数100μm 程度とされる。
【0011】図2A〜Eは上記のように構成された電気
接続用コネクタ35の製造方法を工程順に示したもので
ある。樹脂フィルム31にパンチングあるいはレーザ加
工などにより、複数の貫通孔32を形成する(A)。各
貫通孔32に半田をスルーホールメッキし、さらにメッ
キでその中心孔を埋めつくすことによって金属電極33
を形成する(B)。各金属電極33の両端部はそれぞれ
貫通孔32の径よりわずかに大きな径とされて樹脂フィ
ルム31の板面上に突出されている。
【0012】金属電極33が形成された樹脂フィルム3
1を印刷機のワークホルダ36上に載置し、各金属電極
33の一方の端面をそれぞれ覆うように導電粒子が分散
された導電性の液状ゴムをスクリーン印刷し、硬化させ
ることによって、各金属電極33の一方の端面に導電性
を有する弾性ゴム層34を半球状に形成する(C)。な
お、この種の印刷用の導電性液状ゴムは市販のものを用
いることができる。
【0013】樹脂フィルム31を表裏逆にして樹脂フィ
ルム31上に突出している各弾性ゴム層34に対応する
位置に座ぐり37を施したワークホルダ38上に載置
し、各金属電極33の他方の端面にそれぞれ液状ゴムを
(C)と同様にして印刷し、硬化させる(D)。ワーク
ホルダ38を取り外すことにより、樹脂フィルム31に
充填された金属電極32の両端面に導電性の弾性ゴム層
34が形成され、即ち接合面が弾性ゴム層34で構成さ
れた電気接続用コネクタ35が完成する(E)。
【0014】次に、図1に示した電気接続用コネクタ3
5を使用して、ランドグリッドアレイ41と配線基板4
2との接続を行う場合を図3A,Bを参照して説明す
る。ランドグリッドアレイ41は電子部品(デバイス)
の一面に複数のパッド43が互いに絶縁されて格子状に
形成されたものである。配線基板42はガラス基板、セ
ラミック基板、アルミナ基板、あるいはガラスエポキシ
基板などよりなり、その板面にパッド44がパッド43
と同一ピッチで格子状に形成されている。
【0015】パッド43と同一ピッチで格子状に配列さ
れた弾性ゴム層34を両面にもつ電気接続用コネクタ3
5をランドグリッドアレイ41と配線基板42との間に
配し、パッド43,パッド44と一対の弾性ゴム層34
とを互いに位置合わせし、ランドグリッドアレイ41を
加圧して、ランドグリッドアレイ41を電気接続用コネ
クタ35を介して配線基板42に押しつける。対向する
パッド43,44により挾持され加圧された両弾性ゴム
層34はそれぞれ弾性変形し、それらパッド43,44
とそれぞれ圧接する。
【0016】この状態で、ランドグリッドアレイ41と
配線基板42とを例えばねじ止め式あるいはスロットル
式などの方法により固定することにより、ランドグリッ
ドアレイ41と配線基板42とは電気接続用コネクタ3
5を介して機械的に互いに固定されると共に、各対応す
るパッド43と44とが弾性ゴム層34,金属電極3
3,弾性ゴム層34を通じて電気的に接続される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による電
気接続用コネクタは、樹脂フィルムに所定の間隔で形成
された各貫通孔にそれぞれ金属電極を充填し、それら金
属電極の両端面に導電粒子を分散させた弾性ゴム層を形
成したものであるから、これら金属電極及び弾性ゴム層
で構成された各接点は、接点間の絶縁性に優れ、接続す
べき電極が狭ピッチで形成されている場合においても信
頼性良く、かつ比較的小さな加圧力で簡易にそれらの接
続を行うことができる。例えば弾性ゴム層の直径を10
0μm 程度とし、その配列ピッチを300μm 以下の狭
ピッチとすることも可能である。
【0018】なお、実施例に示したように金属電極の両
端部をつば状に広げて樹脂フィルム上に突出させれば、
樹脂フィルムの貫通孔に金属電極を堅固に固定すること
ができ、また弾性ゴム層を、金属電極の端面を完全に覆
うように、つまり金属電極の端面より大径に形成すれ
ば、金属電極及び樹脂フィルムに対する弾性ゴム層の密
着強度を向上させることができる。
【0019】さらに、使用時の弾性ゴム層の変形を弾性
領域内とすれば、接続、開放を繰り返し行うことが可能
である。また、図5に示した従来技術においては、超弾
性金属球19の弾性変形領域が小さいため、超弾性金属
球19を高精度で分級し、粒径を揃えなければならず、
かつアルミナ基板のように配線基板に反りがある場合、
追従して全ての超弾性金属球19による電気的接続を得
ることは困難である。しかし、この発明による電気接続
用コネクタでは接合面は変形量の大きい弾性ゴム層によ
り構成されるため、それら弾性ゴム層の樹脂フィルムの
板面からの突出高さを厳密に揃える必要がなく、また例
えばランドグリッドアレイや配線基板の電極形成面の平
面度が悪く、接続すべき複数の電極の位置精度が悪い場
合でも、それらを良好に接続することができる。なお、
このように弾性ゴム層を大きく変形させて使用する場合
には、例えば液状ゴム印刷時のマスクを厚くして液状ゴ
ムを印刷することにより、樹脂フィルムの板面からの弾
性ゴム層の突出高さを大きくしておけばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電気接続用コネクタの一実施例
を示す断面斜視図。
【図2】この発明による電気接続用コネクタの一実施例
の製造方法を示す断面図。
【図3】Aはこの発明による電気接続用コネクタの一実
施例を用いた接続前の状態を示す断面図、BはAの接続
後の状態を示す断面図。
【図4】従来の異方性導電フィルムを用いた接続を示す
断面図。
【図5】従来提案されている異方性導電シートを用いた
接続を示す断面図。
【符号の説明】
31 樹脂フィルム 32 貫通孔 33 金属電極 34 弾性ゴム層 35 電気接続用コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔が所定の間隔で形成されている樹
    脂フィルムと、 その樹脂フィルムの上記各貫通孔にそれぞれ充填された
    複数の金属電極と、 それら電極の両端面に形成された導電粒子を分散させた
    弾性ゴム層と、 を具備する電気接続用コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004760B2 (en) 2002-12-24 2006-02-28 Hitachi, Ltd. Connector and an electronic apparatus having electronic parts connected to each other by the connector
WO2011142365A1 (ja) * 2010-05-11 2011-11-17 ポリマテック株式会社 コネクタ
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CN107069261A (zh) * 2017-05-24 2017-08-18 桂林恒昌电子科技有限公司 超细间距集成电路连接器

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