JPH06103838A - 2相同軸型超伝導ケーブル - Google Patents
2相同軸型超伝導ケーブルInfo
- Publication number
- JPH06103838A JPH06103838A JP4278084A JP27808492A JPH06103838A JP H06103838 A JPH06103838 A JP H06103838A JP 4278084 A JP4278084 A JP 4278084A JP 27808492 A JP27808492 A JP 27808492A JP H06103838 A JPH06103838 A JP H06103838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- cable
- layer
- cooling medium
- phase coaxial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電力や信号を伝送する効率の良い超伝導ケーブ
ルを提供するものである。 【構成】超伝導ケーブル導体が、中心に冷却媒体流路を
設けた内側導体層3とその外側に電気絶縁層4を介して
外側導体層5を配した2相同軸型とし、該2相同軸型導
体の前記外側導体層5上に、スペーサ7を配し、該外側
導体層とスペーサ7上に配置した電気絶縁体層間の空間
を外側導体層の冷却のための冷却媒体流路6とした。 【効果】ケーブル導体の冷却が充分なされ、かつ内側導
体冷却媒体層と外側導体冷却媒体層を冷却媒体循環の往
路と復路として使用できるので、従来の如く冷却媒体の
流路を別々に設けずに済む。また、本発明の2相同軸型
超伝導ケーブルは、そのケーブル導体が2相同軸型であ
るため、ケーブル全体の直径が小さく、従ってケーブル
は屈曲性に優れている。
ルを提供するものである。 【構成】超伝導ケーブル導体が、中心に冷却媒体流路を
設けた内側導体層3とその外側に電気絶縁層4を介して
外側導体層5を配した2相同軸型とし、該2相同軸型導
体の前記外側導体層5上に、スペーサ7を配し、該外側
導体層とスペーサ7上に配置した電気絶縁体層間の空間
を外側導体層の冷却のための冷却媒体流路6とした。 【効果】ケーブル導体の冷却が充分なされ、かつ内側導
体冷却媒体層と外側導体冷却媒体層を冷却媒体循環の往
路と復路として使用できるので、従来の如く冷却媒体の
流路を別々に設けずに済む。また、本発明の2相同軸型
超伝導ケーブルは、そのケーブル導体が2相同軸型であ
るため、ケーブル全体の直径が小さく、従ってケーブル
は屈曲性に優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力や信号を伝送する
効率の良い超伝導ケーブルに関するものである。
効率の良い超伝導ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電力や信号を伝送するケーブルに
おいて、長距離あるいは大容量の伝送を行おうとした場
合には、ケーブル導体の発熱による送電損失が発生す
る。このため、これを低減するためケーブル導体を冷却
するようにしたケーブルが提案されていた。一方、金属
には絶対零度において通電するとマイスナー効果によっ
て半永久的に電流が流れ続ける作用を示す超伝導現象が
あることが知られている。更に、絶対温度より高い温
度、例えば4Kで超伝導現象を示すNb・Ti等の金属
材料は、冷却媒体として液体ヘリウムなどを使用するこ
とによつて、超伝導ケーブル導体として供されていた。
おいて、長距離あるいは大容量の伝送を行おうとした場
合には、ケーブル導体の発熱による送電損失が発生す
る。このため、これを低減するためケーブル導体を冷却
するようにしたケーブルが提案されていた。一方、金属
には絶対零度において通電するとマイスナー効果によっ
て半永久的に電流が流れ続ける作用を示す超伝導現象が
あることが知られている。更に、絶対温度より高い温
度、例えば4Kで超伝導現象を示すNb・Ti等の金属
材料は、冷却媒体として液体ヘリウムなどを使用するこ
とによつて、超伝導ケーブル導体として供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き低
温超伝導ケーブルにおいて、ケーブル導体の発熱による
送電損失を軽減するために、ケーブル導体の中心に設け
た冷却媒体流路を介しての冷却だけでは不十分であり、
ケーブル導体外側の電気的絶縁体層の更に外側に冷却媒
体流路を持つ構造としても、この電気的絶縁体層が熱的
にも絶縁層となり、ケーブル導体の冷却は充分でなかっ
た。更に、多相導体ケーブルにあっては、個々のケーブ
ル導体がそれぞれ上記の如く冷却媒体流路を持つと、ケ
ーブル導体外径が大きくなることから必然的にケーブル
外径も太くなり、ケーブルは屈曲性を失うなどの問題が
併起した。
温超伝導ケーブルにおいて、ケーブル導体の発熱による
送電損失を軽減するために、ケーブル導体の中心に設け
た冷却媒体流路を介しての冷却だけでは不十分であり、
ケーブル導体外側の電気的絶縁体層の更に外側に冷却媒
体流路を持つ構造としても、この電気的絶縁体層が熱的
にも絶縁層となり、ケーブル導体の冷却は充分でなかっ
た。更に、多相導体ケーブルにあっては、個々のケーブ
ル導体がそれぞれ上記の如く冷却媒体流路を持つと、ケ
ーブル導体外径が大きくなることから必然的にケーブル
外径も太くなり、ケーブルは屈曲性を失うなどの問題が
併起した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかろ問題点
に着目し、鋭意検討した結果成しえたものである。即
ち、超伝導ケーブル導体の中心に冷却媒体流路が設けら
れている超伝導ケーブルにおいて、超伝導ケーブル導体
が、中心に冷却媒体流路を設けた内側導体層とその外側
に電気絶縁層を介して外側導体層を配した2相同軸型と
し、該2相同軸型導体の前記外側導体層上に、スペーサ
を配し、該外側導体層とスペーサ上に配置した電気絶縁
体層間の空間を外側導体層の冷却のための冷却媒体流路
としたことを特徴とするものである。
に着目し、鋭意検討した結果成しえたものである。即
ち、超伝導ケーブル導体の中心に冷却媒体流路が設けら
れている超伝導ケーブルにおいて、超伝導ケーブル導体
が、中心に冷却媒体流路を設けた内側導体層とその外側
に電気絶縁層を介して外側導体層を配した2相同軸型と
し、該2相同軸型導体の前記外側導体層上に、スペーサ
を配し、該外側導体層とスペーサ上に配置した電気絶縁
体層間の空間を外側導体層の冷却のための冷却媒体流路
としたことを特徴とするものである。
【0005】例えば、超伝導ケーブル導体の形状が丸い
場合には、中心に冷却媒体流路が設けられた外側導体層
の円周上に、適当な間隔をあけて複数のスペーサを外側
導体層の外側の電気絶縁層との間に空間を確保するよう
に配置し、この空間に冷却媒体を満たすものとする。ス
ペーサとしては、断面円形のものを導体上に螺旋状に連
続で巻きつける方法が従来のケーブル製造設備では容易
であるが、スペーサは断面円形である必要はなく、不連
続でも、また、ケーブル長手方向に縦添えであっても構
わない。スペーサの材質としては、一般に電気的良導体
は熱的良導体なので、外界の熱を導体に伝えないために
絶縁物質であることが望ましい。低電界ならスペーサが
絶縁体であれば、その外側の絶縁層は不要であるが、高
電界ではスペーサ表面で沿面放電が発生する恐れがあ
り、外側絶縁層は省略できない。
場合には、中心に冷却媒体流路が設けられた外側導体層
の円周上に、適当な間隔をあけて複数のスペーサを外側
導体層の外側の電気絶縁層との間に空間を確保するよう
に配置し、この空間に冷却媒体を満たすものとする。ス
ペーサとしては、断面円形のものを導体上に螺旋状に連
続で巻きつける方法が従来のケーブル製造設備では容易
であるが、スペーサは断面円形である必要はなく、不連
続でも、また、ケーブル長手方向に縦添えであっても構
わない。スペーサの材質としては、一般に電気的良導体
は熱的良導体なので、外界の熱を導体に伝えないために
絶縁物質であることが望ましい。低電界ならスペーサが
絶縁体であれば、その外側の絶縁層は不要であるが、高
電界ではスペーサ表面で沿面放電が発生する恐れがあ
り、外側絶縁層は省略できない。
【0006】
【作用】本発明の2相同軸型超伝導ケーブルは、冷却媒
体が発熱源でもある導体の周囲を完全に包むように構成
されており、更に、外界からの熱の進入を外側導体層の
外側に配した冷却媒体流路層にて遮断するので、ケーブ
ル導体の冷却効率が一段と良好である。
体が発熱源でもある導体の周囲を完全に包むように構成
されており、更に、外界からの熱の進入を外側導体層の
外側に配した冷却媒体流路層にて遮断するので、ケーブ
ル導体の冷却効率が一段と良好である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の2相同軸型超伝導ケーブル
の一実施例を図を用いて説明する。図1は本発明の2相
同軸型超伝導ケーブルの一実施例品の断面説明図で、1
は内側導体冷却媒体(液体ヘリウム)、2は亜鉛メッキ
鋼帯を螺旋巻きして形成した冷却媒体流路、3はNb・
Ti超伝導線にCuとAlを順次被覆した超伝導セグメ
ント導体にて形成した内側導体層、4はポリオレフィン
フイルムとクラフト絶縁紙とのラミネート紙(商品名:
OPPL紙)からなる電気絶縁体層、5は内側導体層に
用いたと同一構成の超伝導セグメント導体にて形成した
外側導体層、6はスペーサ(ポリイミド樹脂製の線状
体)7によって外側導体層5と電気絶縁体層8間に形成
した外側導体冷却媒体(液体ヘリウム)の流路、電気絶
縁体層8の外側には断熱層(図示せず)が設けられる。
の一実施例を図を用いて説明する。図1は本発明の2相
同軸型超伝導ケーブルの一実施例品の断面説明図で、1
は内側導体冷却媒体(液体ヘリウム)、2は亜鉛メッキ
鋼帯を螺旋巻きして形成した冷却媒体流路、3はNb・
Ti超伝導線にCuとAlを順次被覆した超伝導セグメ
ント導体にて形成した内側導体層、4はポリオレフィン
フイルムとクラフト絶縁紙とのラミネート紙(商品名:
OPPL紙)からなる電気絶縁体層、5は内側導体層に
用いたと同一構成の超伝導セグメント導体にて形成した
外側導体層、6はスペーサ(ポリイミド樹脂製の線状
体)7によって外側導体層5と電気絶縁体層8間に形成
した外側導体冷却媒体(液体ヘリウム)の流路、電気絶
縁体層8の外側には断熱層(図示せず)が設けられる。
【0008】
【発明の効果】本発明の2相同軸超伝導ケーブルでは、
冷却媒体が発熱源でもあるケーブル導体(内側導体層3
および外側導体層5)の周囲を完全に包み込み、更に、
外界からの熱の進入を外側導体層の外側に配した冷却媒
体流路層にて遮断したので、ケーブル導体の冷却が充分
なされ、かつ内側導体冷却媒体層と外側導体冷却媒体層
を冷却媒体循環の往路と復路として使用できるので、従
来の如く冷却媒体の流路を別々に設けずに済む。また、
本発明の2相同軸型超伝導ケーブルは、そのケーブル導
体が2相同軸型であるため、ケーブル全体の直径が小さ
く、従ってケーブルは屈曲性に優れている。
冷却媒体が発熱源でもあるケーブル導体(内側導体層3
および外側導体層5)の周囲を完全に包み込み、更に、
外界からの熱の進入を外側導体層の外側に配した冷却媒
体流路層にて遮断したので、ケーブル導体の冷却が充分
なされ、かつ内側導体冷却媒体層と外側導体冷却媒体層
を冷却媒体循環の往路と復路として使用できるので、従
来の如く冷却媒体の流路を別々に設けずに済む。また、
本発明の2相同軸型超伝導ケーブルは、そのケーブル導
体が2相同軸型であるため、ケーブル全体の直径が小さ
く、従ってケーブルは屈曲性に優れている。
【図1】本発明の2相同軸型超伝導ケーブルの一実施例
品の構造を説明するための断面説明図。
品の構造を説明するための断面説明図。
1 内側導体冷却媒体流路 2 亜鉛メッキ鋼帯螺旋管 3 内側導体層 4 電気絶縁体層 5 外側導体層 6 外側導体冷却媒体流路 7 スペーサ 8 電気絶縁体層
Claims (1)
- 【請求項1】超伝導ケーブル導体の中心に冷却媒体流路
が設けられている超伝導ケーブルにおいて、超伝導ケー
ブル導体が、中心に冷却媒体流路を設けた内側導体層と
その外周に電気絶縁層を介して外側導体層を配した2相
同軸型とし、該2相同軸型導体の前記外側導体層上に、
スペーサを配し、該外側導体層とスペーサ上に配置した
電気絶縁体層間の空間を外側導体層の冷却のための冷却
媒体流路としたことを特徴とする超伝導ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278084A JPH06103838A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 2相同軸型超伝導ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278084A JPH06103838A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 2相同軸型超伝導ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103838A true JPH06103838A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17592419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278084A Pending JPH06103838A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 2相同軸型超伝導ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103838A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997037122A1 (en) * | 1995-03-02 | 1997-10-09 | A.P. Van Den Berg Beheer B.V. | Sea waves energy converter |
CN112071498A (zh) * | 2020-09-01 | 2020-12-11 | 扬州亚光电缆有限公司 | 一种低损耗高频稳相同轴电缆及其制造方法 |
CN112820469A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-05-18 | 远东电缆有限公司 | 一种lng超低温直流型线中压同轴电缆 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP4278084A patent/JPH06103838A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997037122A1 (en) * | 1995-03-02 | 1997-10-09 | A.P. Van Den Berg Beheer B.V. | Sea waves energy converter |
CN112071498A (zh) * | 2020-09-01 | 2020-12-11 | 扬州亚光电缆有限公司 | 一种低损耗高频稳相同轴电缆及其制造方法 |
CN112071498B (zh) * | 2020-09-01 | 2021-02-26 | 扬州亚光电缆有限公司 | 一种低损耗高频稳相同轴电缆及其制造方法 |
CN112820469A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-05-18 | 远东电缆有限公司 | 一种lng超低温直流型线中压同轴电缆 |
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