JPH0610292Y2 - 粒子検出器 - Google Patents

粒子検出器

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JPH0610292Y2
JPH0610292Y2 JP1987197152U JP19715287U JPH0610292Y2 JP H0610292 Y2 JPH0610292 Y2 JP H0610292Y2 JP 1987197152 U JP1987197152 U JP 1987197152U JP 19715287 U JP19715287 U JP 19715287U JP H0610292 Y2 JPH0610292 Y2 JP H0610292Y2
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JP
Japan
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container
sample
electrodes
particle detector
hole
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JP1987197152U
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JPH01102745U (ja
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隆史 出町
正道 谷
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東亜医用電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、粒子分析装置等に適用される粒子検出器に
関するものである。
〔従来の技術〕
粒子を浮懸させた電解質溶液の試料中に一対の電極を浸
漬し、電極間に電流を流して試料中の粒子を検出する従
来の粒子検出器には、電極間に高周波電流を流すもの
と、高周波電流と直流電流とを同時に流すものと、直流
電流を流すものとがあった。例として、実公昭45-30950
号、特開昭60-82942号、実開昭51−112393号がある。こ
のうち、前二者はともに電極間の距離を接近させて、そ
の間隙に粒子を浮懸させた電解質溶液の試料を流すよう
にしたものである。しかし、電極を接近させる前二者の
粒子検出器は、前記間隙の容積を粒子が検知出来る程度
に小さくする必要があるため、電極表面の電流密度は非
常に高くなる。その結果、電極表面の汚れなどによる僅
かの変化が電流に影響を与え易くなり、粒子の検出感度
の安定性が劣るという問題がある。
これに対して、残りの後者は、微細孔を有する電気絶縁
性の管状容器の内と外の電解質溶液の試料中にそれぞれ
電極を備えたものである。その具体例を第5図に示す。
すなわち、この粒子検出器は、直流電流用の粒子検出器
に高周波電流と直流電流とを同時に流して使用する場合
の説明図である。図中100は粒子検出器の管状容器で
あり、101は微細孔である。電極102,103は管
状容器100の内と外の電解質溶液の試料104中に浸
漬するように配設されている。105,106は電極1
02,103を通じてそれぞれ高周波電流、直流電流を
流すための電源であり、107は微細孔101を通じて
試料104を液中に浮懸する粒子とともに流動させる流
体回路である。検出回路108は粒子が微細孔101を
通過する際に生ずる高周波電流と直流電流の変化を検知
して粒子検出を行うものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この粒子検出器は、管状容器100の材質を電気絶縁性
のものにする必要があるため誘電率が高く、そのため電
極102,103間の静電容量は、管状用器100の内
と外の試料104に挟まれた部分の面積に比例する容量
と微細孔101の部分の容量との和になる。第5図に示
す例では100pF程度の容量となった。しかも、微細
孔101の部分以外の容量が非常に大きいため、微細孔
101以外を通じて流れる高周波電流が多く、微細孔1
01を通じて流れる電流が少なくなる。さらに管状容器
100の内と外の試料104に挟まれた部分の面積は液
が微細孔101を通じて流動することによって変化す
る。このため高周波電流による粒子の検出感度は小さ
く、しかも変化するという問題がある。
したがって、この考案の目的は、粒子の検出感度が高く
かつ検出感度の安定性が良い粒子検出器を提供すること
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の粒子検出器は、それぞれ電極を有して前記電
極が浸漬するように電解質溶液の試料が容れられる第1
の容器および第2の容器と、前記第1の容器および第2
の容器の相互を間隔をおいて連結するとともに前記第1
の容器および第2の容器を連通する微細孔を有する連結
部とを備え、前記電極間に高周波電圧を印加するように
たものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、連結部により第1の容器と第
2の容器との間に間隔を設けたため、微細孔以外の部分
の容量が小さくなり、微細孔を通じて流れる高周波電流
が多くなるとともに、試料の液面が多少変化しても高周
波電流は影響を受けない。このため、粒子の検出感度が
高くかつ検出感度の安定性が良い。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説
明する。すなわち、この粒子検出器は、それぞれ電極1
4,25を有して電極14,25が浸漬するように電解
質溶液の試料62が容れられる第1の容器1および第2
の容器2と、第1の容器1および第2の容器2の相互を
間隔をおいて連結するとともに第1の容器1および第2
の容器2を連通する微細孔11を有する連結部32a,
32bとを備え、電極14,25間に高周波電圧を印加
するようにしている。
以下、詳細に説明する。すなわち、第1の容器1および
第2の容器2は、内部に試料62を容れる空洞部を有す
る透明アクリル樹脂製品である。第1の容器1は直方体
形状をしており、空洞部は上部が円形で開口し、下部は
漏斗状で接続口を具えた排出口3に連っている。上部の
開口には蓋5がOリング6によってシールされて嵌めら
れている。蓋5には流路7,8が接続口9,10を具え
て設けられている。以下、上下左右の記述は第1図によ
るものとする。
第1の容器1の空洞部内の下方には電極14が引き出し
端子15を具えて取付けられている。第1の容器1の前
記引き出し端子15のある面に隣接する左側面の下方は
一方の連結部32aであり、ねじ溝付きの段差を有する
取付孔13が設けられている。
取付孔13には第3図に拡大して示すように、中心に微
細孔11を有するルビー製の薄い円板であるペレット1
2がシールパッキン28に挟まれ、スライドパッキン2
9を介してペレット押え33によって押圧されて取付け
られている。前記シールパッキン28とスライドパッキ
ン29とペレット押え33の中心には取付孔13の空洞
側の小孔13aと同じ直径3mm程度の小孔13bが設け
られている。ペレット押え33の外周面には取付孔12
のねじ溝(雌ねじ)に係合するねじ溝(雄ねじ)が設け
られ、外側面にはペレット押え33をねじ締めするため
の窪み21が設けられている。スライドパッキン29は
ペレット押え33をねじ締めするとき、ゴムシート製の
シールパッキン28が回転しないようにするためのテフ
ロンシート製の円板である。前記小孔13a,13bは
微細孔11を通じて電解質溶液の試料62を流す流路で
あり両端の出入口となる開口部61は外方に拡げられた
曲面になっている。
第2の容器2は第1の容器1より小型の直方体形状であ
る。また第2の容器2に他方の連結部32bが突設され
ている。連結部32bの高さは5mm程度であり、第2の
容器2の上半面を5mm程度の深さで薄く平らに削り取る
ことにより形成している。第2の容器2には下方に位置
する横孔63と、横孔63に連通しかつ上部に開口を有
する縦穴64とが設けられている。横孔63の一方の開
口には栓22がOリング23によってシールされて嵌め
られている。横孔63の他方の開口40は連結部32b
に形成され、開口付近で絞られて取付孔13と同径とな
っている。また栓22の中心には接続口を兼ねた洗浄用
パイプ20が栓22を貫通して開口40近く迄延長され
先端が微細孔11に臨むように挿入されている。縦穴6
4の上部開口には蓋18がOリング19によってシール
されて嵌められている。蓋18には縦穴64の中程に位
置するように電極25が引き出し端子24を具えて設け
られている。蓋18の縦穴64に嵌る部分の底面は斜面
となっており、斜面の上端付近の縦穴64の側面には接
続口26を具えて流路27が設けられている。これによ
り縦穴64内の気泡は流路27を通じて残らず排出され
るようになっている。第1の容器1の連結部32aと第
2の容器2の連結部32bとの連結は、連結部32aに
取付孔16,17が形成され、連結部32bに取付孔1
6,17に整合する取付ねじ穴34,35が形成され、
連結部32a,32bの間に粒子検出器の内部と外部を
シールするためのOリング31を挟み込んで開口40と
取付孔13を合せ、取付孔17,16と取付ねじ穴3
4,35をボルト(図示せず)によって結合している。
第4図により、この粒子検出器の作用を説明する。第4
図中、60は廃液タンクであり内部は真空ポンプ58に
よって陰圧となっている。後述するように、毎回の測定
動作の後には第1の容器1および第2の容器2内は洗浄
用希釈液51で満たされた状態になり、次回の測定動作
はこの状態から開始される。まず、弁46を開いて第1
の容器1内の洗浄用希釈液を流路3,49を通じて廃棄
タンク60内に排出する。次に弁46を閉じ弁44を開
いて、流路59,流路7を通じて第1の容器1内を陰圧
にして、流路57,流路8から試料62を第1の容器1
内に第1図のように導入する。次に弁44を閉じ弁4
5,47を開くと、第2の容器2内は流路27,48を
通じて陰圧となり希釈液51が流路50,20,48を
通り第2の容器2内を洗浄する。次に弁45,47を閉
じ弁42を開くと第1の容器1内の試料62は微細孔1
1を通じて第2の容器2内に導入される。試料62が微
細孔11を通過し始めたのちケーブル52,53と電極
14,25に試料62と微細孔11を通じて高周波電流
電源55と直流電流電源54とからそれぞれ同時に高周
波電流と直流電流が流される。なお試料62は電解質溶
液中に粒子を浮懸させたものである。
試料62中の粒子が微細孔11を通過すると検出回路5
6にはケーブル52,53を通じて2種類の粒子信号が
送られ検出回路56内で検知され測定される。測定が終
了すると弁46が開かれ排出口3、流路49を通じて第
1の容器1内の試料は廃液タンク60内に排出される。
次に弁44が開かれ流路59,流路7を通じて第1の容
器1内を陰圧にして流路57,流路8から洗浄液を第1
の容器1内に導入する。続いて44を閉じ弁45,47
を開き第2の容器2内を洗浄用希釈液51が流路50と
洗浄用パイプ20と流路48とを通じて第2の容器2内
に導入される。第2の容器2内に残っていた試料62も
廃液タンク60内に排出され、第2の容器2内の液は洗
浄用希釈液51に置き換えられる。
この時、洗浄用パイプ20の出口は開口40の近くまで
延長されているので、洗浄希釈液51は液勢によって微
細孔11内にも注入され、微細孔11内も洗浄される。
そのため、測定時の雑音などの有害信号の発生を抑止す
ることができる。
この実施例によれば、電極14,25間で誘電物質を挟
んで電解質溶液が近接している部分はペレット12の微
細孔11付近の直径3mmの小孔13a,13bの部分の
みである。他の部分は連結部32a,32bにより第1
の容器1と第2の容器2との間に間隔があるため、両側
の電解質溶液の間の距離が大きく隔てられている。この
ため、微細孔11を通じて流れる高周波電流が多くな
る。しかも連結部32a,32bにより分けられた間隔
の部分には低誘電率の空気層が間にあるため試料62の
液面位置が変化しても液面が前記間隔の部分にある間は
両電極14,25間の静電容量は変化しない。
一方、測定に使用される試料62の量、すなわち第1の
容器1から第2の容器2へ微細孔11を通過して移動す
る試料62の量は少ないため、試料62の液面位置が間
隔の部分を外れることはなく、電極14の試料62への
浸漬状態が変化することもない。
測定の結果、両電極14,25間の静電容量は10pF
と小さく従来例の1/10程度であった。したがって、
高周波電流と直流電流とによる二種類の粒子検出信号が
感度よくしかも安定して得られる。
〔考案の効果〕
この考案の粒子検出器によれば、連結部により第1の容
器と第2の容器との間に間隔を設けたため、微細孔以外
の部分の容量が小さくなり、微細孔を通じて流れる高周
波電流が多くなるとともに、試料の液面が多少変化して
も高周波電流は影響を受けない。このため、粒子の検出
感度が高くかつ検出感度の安定性が良いという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図はそのII
−II線断面図、第3図は微細孔の部分の拡大断面図、第
4図は測定装置のブロック図、第5図は従来例の説明図
である。 1……第1の容器、2……第2の容器、11……微細
孔、32a,32b……連結部、62……試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−26552(JP,A) 特開 昭50−156491(JP,A)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ電極を有して前記電極が浸漬する
    ように電解質溶液の試料が容れられる第1の容器および
    第2の容器と、前記第1の容器および第2の容器の相互
    を間隔をおいて連結するとともに前記第1の容器および
    第2の容器を連通する微細孔を有する連結部とを備え、
    前記電極間に高周波電圧を印加するようにした粒子検出
    器。
  2. 【請求項2】前記電極間に直流電圧を印加している実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の粒子検出器。
  3. 【請求項3】前記第1の容器および第2の容器の一方
    は、先端が前記微細孔に臨む洗浄用パイプを有する実用
    新案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の粒子検
    出器。
JP1987197152U 1987-12-24 1987-12-24 粒子検出器 Expired - Lifetime JPH0610292Y2 (ja)

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JPH01102745U JPH01102745U (ja) 1989-07-11
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JPS5740968B2 (ja) * 1974-05-08 1982-08-31
US4760328A (en) * 1986-05-05 1988-07-26 Integrated Ionics, Inc. Particle counter having electrodes and circuitry mounted on the pane of the orifice

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