JPH06102829A - 色可変表示モジュール装置及び文字図形表示装置 - Google Patents

色可変表示モジュール装置及び文字図形表示装置

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JPH06102829A
JPH06102829A JP27516092A JP27516092A JPH06102829A JP H06102829 A JPH06102829 A JP H06102829A JP 27516092 A JP27516092 A JP 27516092A JP 27516092 A JP27516092 A JP 27516092A JP H06102829 A JPH06102829 A JP H06102829A
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で構造が簡素化され、表示色切り替え時
の機構の動きが小さく、かつ、モジュールの有効表示表
面積が大きくとれ、さらに、大型画面が容易に作製でき
るとともに、消耗品がなく安定した多数の発色ができる
ようにする。 【構成】 光が透過する三原色の赤色、緑色、青色部が
繰り返すカラーストライプを有するカラーストライプフ
ィルタ7に、光が透過する三原色の赤色、緑色、青色部
が繰り返すカラーストライプを有するカラーストライプ
フィルタ8を重ねて配置する。さらに、カラーストライ
プフィルタ7,8の重ね合わせた赤色、緑色、青色部の
合成色を発色させるために白色光バックライト光源9か
ら白色光を照射する。そして、カラーストライプフィル
タ7の赤色、緑色、青色部とカラーストライプフィルタ
8の赤色、緑色、青色部の一ラインをモータ15、カム
17、レバー12、アングル11によりずらして重ね合
わせた色で発色させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競技場、野球場等のス
コアーボード、壁面大型テレビ、電光表示板等において
文字情報、画像情報等をドットマトリックス方式で表示
する色可変表示モジュール装置及び文字図形表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の文字情報、画像情報等をドット
マトリックス方式で表示する装置として、特開平2−3
09391号公報の「表示器ユニット」が提案されてい
る。この「表示器ユニット」は、リング状磁石を内蔵し
た2本以上の偶数個のシリンダーを平行に配置し、さら
に、両端のシリンダーの磁石に対応する部分に電磁石の
ヨークを配置している。このヨークにパルス電流を流し
てシリンダー列を180度回転させている。この回転に
よって、シリンダを縦方向で二分割した二色の表示部分
を切り替えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、モジュールの小型化が困難であり、さらに、部
品点数が多く、コストが嵩む。また、表示色が二色のみ
であり、さらに表示面が平面でなく湾曲しているため目
視しづらく、バックライト照明ができない。
【0004】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、第1の目的として、小型で
構造が簡素化され、表示色切り替え時の機構の動きが小
さく、かつ、モジュールの有効表示表面積が大きくと
れ、さらに、大型画面が容易に作製できるとともに、消
耗品がなく安定した多数の発色ができる色可変表示モジ
ュール装置の提供を目的とする。
【0005】第2の目的として、黒色、白色及び中間色
の色表示ができ、効果的な表示ができる色可変表示モジ
ュール装置の提供を目的とする。
【0006】第3の目的として、色可変表示モジュール
装置をドットマトリックス状に配置し、所望の文字、図
形を所望の発色で表示できる文字図形表示装置の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の目的に対応する請求項1の発明の色可変表示
モジュール装置では、光が透過する三原色の赤色、緑
色、青色部が繰り返す一ラインが連続するカラーストラ
イプを備えた第1のカラーストライプフィルタと、第1
のカラーストライプフィルタに重ね合わせて配置すると
ともに、光が透過する三原色の赤色、緑色、青色部が繰
り返す一ラインが連続するカラーストライプを備えた第
2のカラーストライプフィルタと、第1のカラーストラ
イプフィルタと第2のカラーストライプフィルタとの一
方から光を照射する光照射手段と、第1のカラーストラ
イプフィルタの赤色、緑色、青色部と第2のカラースト
ライプフィルタの赤色、緑色、青色部とをずらして重ね
合わせて所望の色で発色させるために第1又は第2のカ
ラーストライプフィルタの一方を少なくとも一ライン分
だけ移動させる移動・制御手段とを備える構成である。
【0008】第2の目的に対応する請求項2,3,4の
色可変表示モジュール装置では、光照射手段からの光の
照射を停止して赤色、緑色、青色の他に黒色で色表示を
行う光照射停止手段を備える構成としている。さらに、
第1又は第2のカラーストライプフィルタの一方を少な
くとも一ライン分だけ高速移動させて、赤色、緑色、青
色、黒色の他に加法混色した白色で色表示を行う高速移
動手段を備える構成としている。また、第1のカラース
トライプフィルタと第2のカラーストライプフィルタと
をずらして重ね合わせて発色する赤色、緑色、青色の他
に、赤色、緑色、青色を混合した中間色を発色する構成
としている。
【0009】第3の目的に対応する請求項5の発明の文
字図形表示装置は、請求項1〜4の構成の色可変表示モ
ジュール装置をドットマトリックス状に配置し、所望の
文字、図形を所望の赤色、緑色、青色、黒色、白色及び
中間色で発色させて表示を行う文字、図形表示制御手段
を備える構成としている。
【0010】
【作用】このような構成によって、請求項1では、第1
のカラーストライプフィルタの赤色、緑色、青色部と第
2のカラーストライプフィルタの赤色、緑色、青色部と
をずらして重ね合わせて所望の色で発色させているの
で、小型で構造が簡素化され、表示色切り替え時の機構
の動きが小さく、かつ、モジュールの有効表示表面積が
大きくとれ、さらに、大型画面が容易に作製できるとと
もに、消耗品がなく安定した多数の発色ができる。
【0011】この場合、請求項2,3,4では、光の照
射を停止して赤色、緑色、青色の他に黒色で色表示し、
さらに、第1又は第2のカラーストライプフィルタの一
方を少なくとも一ライン分だけ高速移動させて、白色で
色表示を行うとともに、第1のカラーストライプフィル
タと第2のカラーストライプフィルタとをずらして重ね
合わせて中間色を発色しているので、効果的な表示がで
きるようになる。
【0012】請求項5では、これらの色可変表示モジュ
ール装置をドットマトリックス状に配置し、所望の文
字、図形を所望の赤色、緑色、青色、黒色、白色及び中
間色で発色させて表示を行う。
【0013】
【実施例】次に、本発明の色可変表示モジュール装置及
び文字図形表示装置の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。図1は、本発明の色可変表示モジュール装置の
構成を示す斜視図である。図1において、色可変表示モ
ジュール6には、以降で詳細に説明するカラーストライ
プフィルタ7と、このカラーストライプフィルタ7と接
合して配置されるカラーストライプフィルタ8とが設け
られている。さらに、カラーストライプフィルタ7,8
にその裏面側から白色タングステン灯、小型角型蛍光灯
を用いて投光する白色光バックライト光源9とを有して
いる。また、カラーストライプフィルタ8の図における
左端部が固定されるアングル11と、このアングル11
の一端部にピンで取り付けられ、かつ、ピンが挿入され
た中央部を支点として両端が上下移動するレバー12と
を有している。さらに、レバー12の他端を弾性をもっ
てつり上げるためのバネ13と、モータ15と、このモ
ータ15の回転位置に比例したポテンショメータ出力電
圧を発生するポテンショメータ16と、モータ15の軸
に取り付けられ、かつ、レバー12の他端がバネ13の
弾性でつり上げられて接するカム17とを有している。
さらに、これらの全体を収納する外装体18とを有して
いる。外装体18は薄くかつ軽量であり、次に配置され
る隣の色可変表示モジュール(6)の外装体(18)と
の組み合わせができるとともに,組み付けミスを生じな
いように、凹凸が設けられている。なお、カラーストラ
イプフィルタ8は、その表示面の一辺が30mm程度で
構成されるものである。
【0014】図2は、図1の色可変表示モジュール装置
をドットマトリックスとして文字情報を表示する電光表
示板(請求項5における文字図形表示装置に対応する)
の外観構成を示す斜視図である。図2において、この電
光表示板は、枠部材19と、この枠部材19内に縦横に
多数配置されて所望の文字、例えば図2中、英文字
「P」を表示する図1の色可変表示モジュール6と、表
示色を設定するコントローラ20とを有している。
【0015】次に、図1に示したカラーストライプフィ
ルタ7,8を説明する。図3(a),(b),(c)は
カラーストライプフィルタ7,8の詳細な構成を示す模
式図である。図3において、カラーストライプフィルタ
7は、その端部から部材幅が0.1〜1mmの青色、緑
色、赤色(以下、必要に応じて単にB色、G色、R色と
記載する)部位を横方向に連続させ、かつ、この連続し
た赤色、青色、緑色の一ラインを縦方向に繰り返したカ
ラーストライプとなっている。このB色、G色、R色
は、この部材に図1中の白色光バックライト光源9から
の白色光Wが照射され、この照射光が透過してB色、G
色、R色で発光する。このカラーストライプフィルタ7
は、例えば、ポリエステルフィルム、アセテートフィル
ム等の透明な部材上に透過するB色、G色、R色の色部
材を印刷で形成したものである。カラーストライプフィ
ルタ8は、カラーストライプフィルタ7と同様の構成で
あるが、カラーストライプフィルタ7と重ね合わせた状
態で端部からR色、G色、B色を順に配置したものであ
る。
【0016】カラーストライプフィルタ7,8が図3
(a)に示す位置関係の場合、その透過光は、B色のみ
となり、G色,R色はお互いに光線を吸収しあって、透
過光がなくなる。すなわち、G色,R色の重ね合わせた
部分は黒色(図中、「×」印)となる。したがって、図
2中に示す色可変表示モジュール6の前面がB色に発色
しているように目視される。
【0017】カラーストライプフィルタ7,8が図3
(b)に示す位置関係の場合、透過光色はG色となり、
B色,R色はお互いに光線を吸収しあって、透過光がな
くなり、B色,R色の部分は、黒色(図中、「×」印)
となる。したがって、図2に示す色可変表示モジュール
6の前面がG色に発色しているように目視される。
【0018】カラーストライプフィルタ7,8が図3
(c)に示す位置関係の場合、透過光色はR色となり、
G色、B色はお互いに光線を吸収しあって、透過光がな
くなり、G色,B色の部分は、黒色(図中、「×」印)
となる。したがって、図2に示す色可変表示モジュール
6の前面がR色に発色しているように目視される。した
がって、図1に示した色可変表示モジュール6の表示色
は、図3(a),(b),(c)に示すようにB色、G
色、R色、黒色及び以降で説明するよう加法混色した白
色の5色となる。
【0019】次に、図2中のコントローラ20について
説明する。図4は図2中に示したコントローラ20の電
気的構成を示すブロック図である。図4において、コン
トローラ20は、電光表示板にドットマトリックスとし
て文字情報を表示する際の主制御を行う、図示しないホ
ストコンピュータからR色、G色、B色信号が供給され
るマイクロコンピュータ21と、色メモリ22と、色表
示メモリ23とを有している。さらに、コントローラ2
0には、電光表示板を縦n個、横m個配置でドットマト
リックスとして構成する図1中の色可変表示モジュール
6内のモータ15を回転駆動させて所望の発色を行うた
めのモータ駆動回路24,25と、図示しない電源に接
続されて図1中の白色光バックライト光源9を発光のた
め駆動させるバックライト駆動回路28,29とが設け
られている。
【0020】図5は、図1に示す色可変表示モジュール
6の電気的構成を示す回路図である。図5において、モ
ータ駆動回路24,25に、逆相回転阻止用の保護ダイ
オード41を通じて図1中のモータ15が接続されてい
る。このモータ15に抵抗器42を通じてポテンショメ
ータ16が接続されている。ポテンショメータ16に
は、印加電圧安定化用のツェナーダイオード43が並列
接続され、さらに、出力端と図4中のマイクロコンピュ
ータ21のAD入力端子21aとの間にダイオード44
が接続されている。このダイオード44からコントロー
ラ20にモータ15の回転位置を示すポテンショメータ
出力電圧が供給される。なお、モータ15は直流DCモ
ータであるがステップモータでも良い。
【0021】図6は、図1中の白色光バックライト光源
9の電気的構成を示す回路図である。図6において、こ
の白色光バックライト光源9は、バックライト駆動回路
28とセット(S)、リセット(R)端子となる保護ダ
イオード51,52を通じて自己保持型リレー53のソ
レノイドコイルの一端と接続されている。さらに、自己
保持型リレー53の接点にバックライト発光源54の一
端と接続され、このバックライト発光源54の他端と、
自己保持型リレー53のソレノイドコイルのコモン
(C)端である他端がバックライト駆動回路29と接続
されている。自己保持型リレー53のセット(S)端の
ソレノイドコイルにモータ駆動電圧mを印加することに
よって、接点がメイクし、リセット(R)端にモータ駆
動電圧を印加すると接点がブレークする。したがって、
セット(S)端にモータ駆動電圧を印加するとバックラ
イト発光源54が点灯し、発色して色表示ができる。リ
セット(R)端にモータ駆動電圧を印加すると接点がブ
レークしてバックライト発光源54が非点灯となり黒色
表示となる。
【0022】図7は、図5に示す色可変表示モジュール
6を縦n個、横m個配置し、モータ駆動回路24,25
と接続した状態を示す回路図である。図7において、
「n×m」個の色可変表示モジュール6内の全てのモー
タ15はモータ駆動回路24,25と接続され、また、
ポテンショメータ16の出力端が並列に接続されて、こ
こからのポテンショメータ出力電圧がマイクロコンピュ
ータ21のAD入力端子21aに供給されている。
【0023】図8は図6に示す白色光バックライト光源
9とバックライト駆動回路28,29との接続状態を示
す回路図である。図8において、白色光バックライト光
源9のプラス(+)、マイナス(−)端に図示しないバ
ックライト電源が接続されている。さらに、バックライ
ト駆動回路28とセット(S)、リセット(R)端子と
接続され、バックライト駆動回路29とコモン(C)端
が接続されている。これらの構成にあって、図2の電光
表示板を構成する場合、縦n個、横m個の合計「n×
m」個の色可変表示モジュール6が必要である。したが
って、この「n×m」個の全ての色可変表示モジュール
6を駆動するモータ駆動回路24,25は縦n個、横m
個の合計「m+n」個分で構成される。また、縦n個、
横m個の「n×m」個の白色光バックライト光源9を駆
動する構成のバックライト駆動回路28,29が設けら
れる。
【0024】次に、これらの構成における動作について
説明する。先ず、色可変表示モジュール6の単体の動作
について説明する。図1において、モータ15の回転と
ともにカム17が回転し、このカム17にバネ13によ
って接するレバー12が図示される方向g,hに搖動す
る。すなわち、カラーストライプフィルタ8をカラース
トライプフィルタ7に重ね合わせた状態で上下移動させ
る。図1では、カム17の形状は一回転で三つのポジシ
ョンが得られるように設定されている。この時の方向
g,hの搖動で上下する振幅は、カラーストライプフィ
ルタ7のR色、G色、B色の1ライン強である。ポテン
ショメータ16はモータ15の回転位置に比例したポテ
ンショメータ出力電圧を発生し、マイクロコンピュータ
21のAD入力端子21aに供給している。マイクロコ
ンピュータ21では、このポテンショメータ出力電圧の
値でモータ15の回転角、すなわち、カラーストライプ
フィルタ8の上下移動の位置を認識する。
【0025】図9は、このポテンショメータ出力電圧と
モータ15の回転角と色可変表示モジュール6での表示
色の関係を示す説明図である。図9に示すようにモータ
15の回転角120°,240°,360°のポテンシ
ョメータ出力電圧V1 ,V2 ,V3 が供給されるマイク
ロコンピュータ21でカラーストライプフィルタ8の上
下移動の位置、すなわち、色可変表示モジュール6の発
色であるB色、G色、R色を認識する。このようにマイ
クロコンピュータ21はポテンショメータ出力電圧の値
からモータ15の回転位置、すなわち、図3(a),
(b),(c)で説明したようにカラーストライプフィ
ルタ7,8の組み合わせによる色可変表示モジュール6
の前面の発色を判別、すなわち、B色、G色、R色、黒
色、白色の発色を識別できる。 この場合、図6をもっ
て説明したように図1中の白色光バックライト光源9中
のバックライト発光源54(図6中)を消灯すると色可
変表示モジュール6の前面が黒色の表示となる。また、
図3(a),(b),(c)変位を高速かつ連続的に反
復、すなわち、図1中の方向g,hにカラーストライプ
フィルタ8をカラーストライプフィルタ7に重ね合わせ
た状態で上下移動するとB色、G色、R色の光線が残像
として加法混色され、色可変表示モジュール6の前面が
白色で色表示される。
【0026】次に、このように単体で動作する色可変表
示モジュール6を縦n個、横m個の合計「n×m」個で
配置(ドットマトリックス)して電光表示板を構成し、
所望の文字情報を表示する場合を説明する。なお、図2
中では、5×7個の色可変表示モジュール6が点灯して
英文字「P」の文字情報を表示している。図4におい
て、コントローラ20では、図示しないホストコンピュ
ータから伝送されたR色、G色、B色信号がマイクロコ
ンピュータ21に供給される。そして、マイクロコンピ
ュータ21では、合計「n×m」個の色可変表示モジュ
ール6ごとの色情報を色メモリ22に書き込む。この色
情報と現在表示している色表示メモリ23の色情報とを
比較し、表示色が異なる色可変表示モジュール6のモー
タ(15)に対し、モータ駆動回路24を通じてモータ
駆動電圧を送出する。このように合計「n×m」個のモ
ータ(15)を所望の色に設定した後に、色メモリ22
の色情報を色表示メモリ23に転送する。モータ駆動回
路24は、マイクロコンピュータ21から、合計「n×
m」個の選択した横ラインと縦ラインとの交差した位置
に配置されたモータ(15)にモータ駆動電圧を供給し
てモータ(15)を回転させる。モータ(15)が回転
するとポテンショメータ16が同時に回転する。ポテン
ショメータ16のプラス端子には、モータ駆動電圧が印
加されている。したがって、回転させたいモータ(1
5)のポテンショメータ(16)にのみ電圧が印加さ
れ、モータ(15)の回転角に応じたポテンショメータ
出力電圧が発生する。この電圧はマイクロコンピュータ
21のAD入力端子21aに供給され、このアナログ電
圧をデジタル値に変換してモータ15の回転角を識別す
る。そして、マイクロコンピュータ21はモータ駆動回
路24を通じてモータ駆動電圧の出力制御を行いなが
ら、AD入力端子21aに入力されるポテンショメータ
出力電圧を識別して所望の回転位置、すなわち、色可変
表示モジュール6としての発色位置でモータ駆動電圧を
停止させ、ホストコンピュータから送られてきた色信号
と一致した色を表示させる閉ループ制御を行う。
【0027】次に、黒色の色表示を行う場合を説明す
る。マイクロコンピュータ21はホストコンピュータか
ら伝送されたR色、G色、B色信号を色メモリ22に格
納しているが、この格納後に黒色の色表示を識別する。
黒色の色表示がある場合は、図8に示すバックライト駆
動回路28,29から図6で説明したようにリセット
(R)端にモータ駆動電圧を印加して接点をブレークさ
せてバックライト発光源54を非点灯にする。このよう
に、合計「n×m」個の色可変表示モジュール(6)の
発色を個々に変更して所望の文字を表示している。した
がって、全ての色可変表示モジュール(6)の発色を変
更するには比較的時間を要する。この改善策として、横
一ラインの色可変表示モジュール(6)の色表示を一度
に変更し、続いて、横二ラインの色可変表示モジュール
(6)の色表示を一度で変更すると良い。この場合、ポ
テンショメータ(16)の出力端は、縦n個を一列一グ
ループとして接続して、マイクロコンピュータ21のA
D入力端子21aに接続する。したがってAD入力端子
21aには、m本が入力されて、横m個中の各モータ駆
動電圧を個別のタイミングで制御すれば所望する回転位
置でモータ(15)を停止できる。これによって、先に
説明した場合に対して1/n時間で全ての色可変表示モ
ジュール(6)の発色の変更ができて、色表示の変更が
高速で行えるようになる。なお、モータ(15)の高速
回転によって、カラーストライプフィルタ8の上下移動
を高速化し、すなわち、カラーストライプフィルタ7と
の加法混色によって色可変表示モジュール(6)として
白色表示を行うことができる。この白色の色表示を行う
場合、モータ駆動回路24からのモータ駆動電圧を3〜
5倍に上昇させてモータ(15)に供給して、所望のモ
ータ(15)を高速回転させることによって行う。この
場合の駆動方法としては、上記の説明の高速色表示を適
用すると良い。そして、高電圧を横一ラインに一定時間
供給し、次の横二ラインのモータ(15)に電圧を印加
する。このように順次、最上位のラインから電圧を印加
していく。この場合、モータ(15)は慣性によって回
転を続ける。そして、モータ駆動電圧を印加した横一ラ
インのモータ(15)の回転が低下しないうちに再度、
次の横一ラインのモータ(15)に高電圧を印加する。
この場合はマイクロコンピュータ21のAD入力端子2
1aへのポテンショメータ出力電圧を識別しない。すな
わち、モータ(15)は高速回転しているのみである。
このようにして、所望の文字情報を所望の五色で発色、
すなわち、B色、G色、R色、黒色、白色で色可変表示
モジュール(6)の前面が発色する。なお、このB色、
G色、R色の中間色も発色できる。
【0028】図10(a),(b),(c),図11
(a),(b)は、図3(a),(b),(c)で説明
したカラーストライプフィルタ7,8の重ね合わせのピ
ッチをずらして中間色を発色する状態を説明するための
図である。図10(a),(b),(c)は図3
(a),(b),(c)の説明と同様にしてB色、G
色、R色で発色する。さらに、図11(a),(b)
は、モータ15の回転角を60°(300°),180
°ずらした場合である。図11(a)では、カラースト
ライプフィルタ7に対してカラーストライプフィルタ8
を60°ずらしている。この制御は上記の説明と同様に
マイクロコンピュータ21の制御で行う。このようにカ
ラーストライプフィルタ7に対してカラーストライプフ
ィルタ8を60°ずらすと「1/2G色+1/2B色」
となり、この中間色が図1中の色可変表示モジュール6
の前面の発色となって表示される。また、図11(b)
では、カラーストライプフィルタ7に対してカラースト
ライプフィルタ8を180°ずらしている。この制御は
上記の説明と同様にマイクロコンピュータ21の制御で
行う。このようにカラーストライプフィルタ7に対して
カラーストライプフィルタ8を180°ずらすと「1/
2R色+1/2G色」となり、この中間色が図1中の色
可変表示モジュール6の前面での発色となって表示され
る。したがって、所望の文字情報を所望の七色で発色、
すなわち、B色、1/2G色+1/2B色の中間色、G
色、1/2R色+1/2G色の中間色、R色、黒色、白
色で表示できる。このように、モータ15の回転角をき
め細かく制御するのみで、極めて多大な表現色での発色
が可能である。この場合、簡単な構造で極めて多大な表
現色での発色ができることになる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1では、第1のカラーストライプフィルタの赤色、緑
色、青色部と第2のカラーストライプフィルタの赤色、
緑色、青色部とをずらして重ね合わせて所望の色で発色
させているので、小型で構造が簡素化され、表示色切り
替え時の機構の動きが小さく、かつ、モジュールの有効
表示表面積が大きくとれ、さらに、大型画面が容易に作
製できるとともに、消耗品がなく安定した多数の発色が
できるという効果を有する。この場合、請求項2,3,
4では、光の照射を停止して赤色、緑色、青色の他に黒
色で色表示し、さらに、第1又は第2のカラーストライ
プフィルタの一方を少なくとも一ライン分だけ高速移動
させて、白色で色表示を行うとともに、第1のカラース
トライプフィルタと第2のカラーストライプフィルタと
をずらして重ね合わせて中間色を発色しているので、効
果的な表示ができるという効果を有する。請求項5で
は、これらの色可変表示モジュール装置をドットマトリ
ックス状に配置し、所望の文字、図形を所望の赤色、緑
色、青色、黒色、白色及び中間色で発色させて表示を行
うことできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色可変表示モジュール装置の実施例に
おける構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す色可変表示モジュール装置をドット
マトリックスとして配置して、文字情報を表示する電光
表示板とした場合の外観構成を示す斜視図である。
【図3】(a),(b),(c)はカラーストライプフ
ィルタの詳細な構成を示す模式図である。
【図4】図2中に示したコントローラの電気的構成を示
すブロック図である。
【図5】図1に示す色可変表示モジュールの電気的構成
を示す回路図である。
【図6】図1中の白色光バックライト光源の電気的構成
を示す回路図である。
【図7】実施例における色可変表示モジュールとモータ
駆動回路との接続状態を示す回路図である。
【図8】実施例における白色光バックライト光源とバッ
クライト駆動回路との接続状態を示す回路図である。
【図9】実施例におけるポテンショメータ出力電圧とモ
ータの回転角と表示色の関係を説明するための図であ
る。
【図10】(a),(b),(c)はそれぞれ、実施例
におけるカラーストライプフィルタの重ね合わせのピッ
チをずらして中間色を発色する状態を説明するための図
である。
【図11】(a),(b)はそれぞれ、実施例における
カラーストライプフィルタの重ね合わせのピッチをずら
して中間色を発色する状態を説明するための図である。
【符号の説明】
6 色可変表示モジュール 7,8 カラーストライプフィルタ 9 白色光バックライト光源 15 モータ 16 ポテンショメータ 20 コントローラ 21 マイクロコンピュータ 24,25 モータ駆動回路 28,29 バックライト駆動回路 53 自己保持型リレー 54 バックライト発光源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光が透過する三原色の赤色、緑色、青色
    部が繰り返す一ラインが連続するカラーストライプを備
    えた第1のカラーストライプフィルタと、上記第1のカ
    ラーストライプフィルタに重ね合わせて配置するととも
    に、光が透過する三原色の赤色、緑色、青色部が繰り返
    す一ラインが連続するカラーストライプを備えた第2の
    カラーストライプフィルタと、上記第1のカラーストラ
    イプフィルタと上記第2のカラーストライプフィルタと
    の一方から光を照射する光照射手段と、上記第1のカラ
    ーストライプフィルタの赤色、緑色、青色部と上記第2
    のカラーストライプフィルタの赤色、緑色、青色部とを
    ずらして重ね合わせて所望の色で発色させるために上記
    第1又は第2のカラーストライプフィルタの一方を少な
    くとも一ライン分だけ移動させる移動・制御手段とを備
    える色可変表示モジュール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成に加え、光照射手段から
    の光の照射を停止して赤色、緑色、青色の他に黒色で色
    表示を行う光照射停止手段を備えることを特徴とする色
    可変表示モジュール装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の構成に加え、第1又は
    第2のカラーストライプフィルタの一方を少なくとも一
    ライン分だけ高速移動させて、赤色、緑色、青色、黒色
    の他に加法混色した白色で色表示を行う高速移動手段を
    備えることを特徴とする色可変表示モジュール装置。
  4. 【請求項4】 上記第1のカラーストライプフィルタと
    上記第2のカラーストライプフィルタとをずらして重ね
    合わせて発色する赤色、緑色、青色の他に、赤色、緑
    色、青色を混合した中間色を発色することを特徴とする
    色可変表示モジュール装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4の構成の色可変
    表示モジュール装置をドットマトリックス状に配置し、
    所望の文字、図形を所望の赤色、緑色、青色、黒色、白
    色及び中間色で発色させて表示を行う文字、図形表示制
    御手段を備える文字図形表示装置。
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