JPH0599780A - 容器の漏洩検出方法 - Google Patents

容器の漏洩検出方法

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JPH0599780A
JPH0599780A JP14857291A JP14857291A JPH0599780A JP H0599780 A JPH0599780 A JP H0599780A JP 14857291 A JP14857291 A JP 14857291A JP 14857291 A JP14857291 A JP 14857291A JP H0599780 A JPH0599780 A JP H0599780A
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container
gas
absorption cell
light
leakage
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JP14857291A
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English (en)
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Kazuhiro Asai
和弘 浅井
Shigeru Morimoto
茂 森本
Hiroshi Omori
博志 尾森
Koji Ishihara
耕司 石原
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Daikin Industries Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロンガスを使用しなくとも容器の漏洩箇所
の推定が可能で、また高真空容器も要しない容器の漏洩
検出方法を得ること。 【構成】 所定圧力の気体に所定分圧の6フッ化硫黄を
混入して容器1に導入し、前記容器の外周面近傍のガス
を吸引するガス吸引機構3,4,15及び6と、前記吸
引されたガスが導入される吸収セル5と、該吸収セルに
炭酸ガスレーザP(16)線レーザ光を入射させるレーザ光
入射手段7及び14と、前記吸収セル内におけるP(16)
線レーザ光の吸収の有無を検出する光学的検出手段10
及び11と、該光学的検出手段の検出結果より容器の漏
洩の有無を判別する漏洩判別手段16とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器、例えば圧力容器
や気密容器の漏洩検出方法に関し、特に、6フッ化硫黄
をトレーサガスとし、炭酸ガスのP(16)線レーザ光がト
レーサガスに吸収されることを利用した容器の漏洩検出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば圧力容器や気密容器に代
表される容器の漏洩検出方法としては、例えばフロンガ
スを容器内に封入し、ハロゲン検出器を用いて容器から
の漏洩を検出する方法があった。また、容器全体を高圧
真空容器内に入れ、この容器内にヘリュームガスを封入
し、ヘリューム検出器を用いて容器からの漏洩を検出す
る方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の容
器の漏洩検出方法では、前例のフロンガスを利用する方
法は地球環境を破壊するため、今後はその使用が制限ま
たは禁止されるという問題点がある。また、ヘリューム
ガスを利用する方法は、容器を高真空容器内に入れるた
め、試験装置が大規模となるとともに、漏洩箇所の推定
が困難であるという問題点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点が解決するために
なされたもので、フロンガスを使用しなくとも漏洩箇所
の推定が可能で、また高真空容器も要しない容器の漏洩
検出方法を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この請求項1の発明に係
る容器の漏洩検出方法は、所定圧力の気体に所定分圧の
6フッ化硫黄を混入して容器に導入する6フッ化硫黄混
合導入手段と、前記容器の外周面近傍のガスを吸引する
ガス吸引機構と、該ガス吸引機構により吸引されたガス
が導入される吸収セルと、該吸収セルに炭酸ガスレーザ
P(16)線レーザ光を入射させるレーザ光入射手段と、前
記吸収セル内におけるP(16)線レーザ光の吸収の有無
を、吸収セルから透過する光量の変化により検出する光
学的検出手段と、該光学的検出手段の検出結果より容器
の漏洩の有無を判別する漏洩判別手段とを備えたもので
ある。
【0006】この請求項2の発明に係る容器の漏洩検出
方法は、所定圧力の気体に所定分圧の6フッ化硫黄を混
入して容器に導入する6フッ化硫黄混合導入手段と、前
記容器の外周面近傍のガスを吸引するガス吸引機構と、
該ガス吸引機構により吸引されたガスが導入される多重
反射吸収セルと、該多重反射吸収セルに炭酸ガスレーザ
P(16)線レーザ光及び該P(16)線レーザ光と僅かに波長
の異なる参照光を入射するレーザ光及び参照光入射手段
と、前記多重反射吸収セル内におけるP(16)線レーザ光
の吸収の有無を、多重反射吸収セルからそれぞれ反射さ
れるP(16)線レーザ光と参照光の両反射光量の比の変化
により検出する光学的検出及び演算手段と、該光学的検
出及び演算手段の検出・演算結果より容器の漏洩の有無
を判別する漏洩判別手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】この請求項1に係る発明においては、6フッ化
硫黄混合導入手段は所定圧力の気体に所定分圧の6フッ
化硫黄を混入して容器に導入し、ガス吸引機構は前記容
器の外周面近傍のガスを吸引して吸収セルに導入する。
レーザ光入射手段は前記吸収セルに炭酸ガスレーザP(1
6)線レーザ光を入射させる。光学的検出手段は前記吸収
セル内におけるP(16)線レーザ光の吸収の有無を、吸収
セルから透過する光量の変化により検出する。漏洩判別
手段は前記光学的検出手段の検出結果より容器の漏洩の
有無を判別する。
【0008】この請求項2に係る発明においては、6フ
ッ化硫黄混合導入手段は所定圧力の気体に所定分圧の6
フッ化硫黄を混入して容器に導入し、ガス吸引機構は前
記容器の外周面近傍のガスを吸引して多重反射吸収セル
に導入する。レーザ光及び参照光入射手段は前記多重反
射吸収セルに炭酸ガスレーザP(16)線レーザ光を入射さ
せる。光学的検出及び演算手段は前記多重反射吸収セル
内におけるP(16)線レーザ光の吸収の有無を、多重反射
吸収セルからそれぞれ反射されるP(16)線レーザ光と参
照光の両反射光量の比の変化により検出する。漏洩判別
手段は前記光学的検出及び演算手段の検出・演算結果よ
り容器の漏洩の有無を判別する。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例を示す圧力容器
の漏洩検出装置の構成ブロック図である。図において、
1は圧力容器であり、外部から供給される6フッ化硫黄
(以下SF6 という)混入エアーにより加圧されてい
る。2は圧力容器1の溶接部であり、最も漏洩の発生し
やすい箇所である。3はエアーの吸引口であり、例えば
漏斗状の形状で、その下部は移動しながらエアーの吸引
に便利なように可撓性スカートを有し、この上部はエア
ー排出用の可撓性管4の一端と連結されている。エアー
の吸引口3の位置は、あらかじめ溶接部2の位置をティ
ーチングされた倣いロボット17により倣い制御され
る。可撓性管4の他端は吸収セル5のエアー取入口に結
合される。
【0010】吸収セル5は両端を赤外域の波長をもつ光
に対して透明な物質で作られ、一定のセル長(例えば3
0cm)を有する密閉容器であり、且つエアーの取入口と
排出口とを備えている。この実施例においては、吸収セ
ル5のエアー取入口は可撓性管4を介して吸引口3と結
合され、そのエアー排出口は管15により吸引排気装置
6に結合される。従ってこの吸収セル5内には一定流量
のエアーが絶えず流れており、エアー吸引口3が漏洩箇
所にあるときは、SF6の混入エアーが導入されること
になる。
【0011】このSF6 混入エアーを検出するために炭
酸ガスレーザのP(16)線レーザ光を吸収セル5に照射し
ている。7は炭酸ガス(以下CO2 という)レーザであ
り、波長が10.6μmのレーザ光(以下P(16)線レー
ザ光という)を発生する。8はヘリウム・ネオン(以下
He−Neという)レーザであり、赤色光を発生するの
で、CO2 レーザの光路をチェックするための標識用レ
ーザとして用いられる。9はスペクトルアナライザであ
り、CO2 レーザ7から発生される光の波長を測定する
測定器である。
【0012】10は光検出器であり、波長10.6μm
近傍の光を検出し、電気信号に変換して出力する。11
は増幅器であり、光検出器10からの入力信号を増幅し
て、表示器12及び漏洩判別器16へ出力する。12は
増幅器11の出力を表示するための表示器、13は光反
射用のミラー、14は入射光の一部を反射させ、一部を
透過させるハーフミラー、15は吸収セルの排出口と吸
引排気装置とを連結する管、16は増幅器11の出力信
号の変化より漏洩を判別する漏洩判別器、17は吸引口
3の位置を倣い制御する倣いロボットである。
【0013】図2は図1の吸収セルにおけるP(16)線レ
ーザ光の測定例を示す図であり、同図の(a),(b)
及び(c)は、吸収セル内を真空にした場合と、それぞ
れ濃度1ppm 、5ppm 、10ppm のSF6 と窒素
(N2 )との混入ガスを封入した場合について、吸収セ
ルに入射されたP(16)線レーザ光の透過光量を測定した
値をそれぞれ示している。
【0014】図2を参照し、図1の動作を説明する。圧
力容器1からの漏洩を検出するため、例えば濃度5ppm
〜10ppm 程度のSF6 の混入したエアーにより圧力容
器1を加圧する。通常漏洩が最も発生しやすい箇所は容
器の溶接部2及び端子取付部であるため、あらかじめ圧
力容器1の形状及び溶接部2の位置を、倣いロボット1
7に教えておく。
【0015】倣いロボット17は可撓性管4と連結され
ているエアーの吸引口3の位置を制御し、溶接部2など
の検査対象区域をすべて走査するように、圧力容器1の
外周面上を倣い制御しながら、近傍のエアーを吸引して
ゆく。この場合、吸引口3が圧力容器1の外周面に密着
せず、両者の間にわずかなギャップを保持することによ
り、吸引口3近傍からのエアーも吸引し、微少流量(例
えば数ACC/sec 程度)のエアーが連続的に流れるように
する。
【0016】この一定流量のエアーを常に流すため吸引
排気装置6は、吸引口3、可撓性管4、吸収セル5及び
管15を介して連続的な吸引排気を行なう。このように
吸引口3の近傍より一定流量のエアーが連続的に吸収セ
ル5に導入されるようにして、もしも吸引口3が溶接部
2や端子取付部などの漏洩箇所上にあると、このSF6
混入エアーが吸収セル5に導入され、セル内に一時的に
とどまる。
【0017】CO2 レーザ7はあらかじめスペクトルア
ナライザ9を用いてチューニングされ、P(16)線レーザ
光(即ち波長10.6μmのレーザ光)を出力する。ま
たCO2 レーザ光の出力光路は標識用He−Neレーザ
8の出力光(赤色光)を用いて、吸収セル5のセル中心
軸を通過するようにあらかじめ調整されている。この吸
収セル5の両端は赤外域の波長光に対しては、透明な物
質で作られているため、波長10.6μmのCO2 レー
ザ光を吸収セル5の一端より入射し、透過光をその他端
より取り出すことができる。
【0018】そして一定のセル長(前例では30cm)を
有する吸収セル5内をCO2 レーザのP(16)線レーザ光
が通過するときに、吸収セル5内にSF6 が存在するか
否かにより、レーザ吸収量に差が生じ、従って透過光の
光量にも差が生じる。この吸収セル5を透過したレーザ
光は光検出器10により電気信号に変換された後、増幅
器11により信号増幅されて出力される。
【0019】増幅器11の出力は表示器12により表示
され、また漏洩判別器16に供給され、ここで圧力容器
1の漏洩の有無が判別される。漏洩判別器16の出力は
ロボット17に帰還されるので、ロボット17は漏洩判
別器16から供給される漏洩判別信号の結果を参照しな
がら圧力容器1の漏洩箇所の位置及び形状が正しく測定
されるように吸引口3の位置制御を行なう。
【0020】図2の(a)〜(c)はそれぞれ吸収セル
5内を真空にした場合と、微量(1ppm 、5ppm 及び1
0ppm )のSF6の混入N2 の場合に、入射された波長
10.6μmのCO2レーザ光の吸収による透過光量の
変化を示している。従って漏洩判別器16はこの変化量
を判断することにより、圧力容器1の漏洩の有無を判別
することができる。
【0021】図3はこの発明の第2実施例を示す圧力容
器の漏洩検出装置の構成ブロック図である。同図におい
て、1、2、3、4、6、14、15及び17は図1の
機器と同一のものである。21は多重反射吸収セルであ
り、このセル21は光の入射口及び反射口が赤外域の波
長をもつ光に対して透明な物質で作られた密閉容器であ
り、且つエアーの取入口と排出口とを備えている。
【0022】多重反射吸収セル21の入射口より入射さ
れた光は、セル内で相対して設置された赤外光反射凹面
ミラーにより、セル内部で多重反射され(即ち光路長が
多重反射分だけ延長され)、反射口より外部に取り出さ
れる。本例の多重反射吸収セル21は、このセル21の
内部に吸引されたエアーにSF6 が混入している場合
に、入射される波長10.6μmのレーザ光のみがセル
内部の多重反射の過程で吸収され、その結果減衰した光
量として反射口より取り出されるようにしたセンサであ
る。
【0023】22はCO2 レーザであるが、波長λ1
10.6μmのP(16)線レーザ光と、この波長λ1 とわ
ずかにずれた波長λ2 の参照光の2つの波長のレーザ光
を出力するものである。ここで上記波長λ2 の参照光
は、例えばλ2 =10.57μmのP(18)線レーザ光な
どを使用すればよい。このようにCO2 レーザ22が波
長(または周波数)のわずかにずれた測定用2光波を出
力するように較正・監視するのが、23の較正器及びモ
ニタであり、この測定器はCO2 レーザ22が出力する
2光波の波長λ1 及びλ2 の初期較正と作動中の監視と
に用いられる。
【0024】24は多重反射吸収セルから出力される光
のフィルタであり、波長λ1 の光のみを透過するフィル
タL1 と、波長λ2 の光のみを透過するフィルタL2
により構成される。25は光検出器であり、前記フィル
タL1 及びL2 より透過される波長λ1 及びλ2 の光を
それぞれ検出する光ディテクタM1 及びM2 を含んでい
る。26−1及び26−2は#1及び#2増幅器であ
り、それぞれ光ディテクタM1 及びM2 からの入力信号
を増幅して出力する。
【0025】27は除算器であり、波長λ1 及びλ2
2光波の光量比を算出するため、#1増幅器26−1の
出力値を#2増幅器26−2の出力値で除算して、その
比を算出する。28はマイクロプロセッサ(以下CPU
という)であり、制御用プログラム及び測定データ等を
それぞれ記憶するROM及びRAMのメモリを内蔵して
いる。29は測定結果を表示する表示器である。
【0026】図3の動作を説明する。圧力容器1からの
漏洩を検出するため、微量のSF6 の混入したエアーに
より圧力容器1を加圧し、倣いロボット17が可撓性管
4と連結されているエアーの吸引口3の位置を制御し、
圧力容器1の外周面上(主に溶接部2など)を倣い制御
しながら、近傍のエアーを吸引する動作は図1の場合と
全く同一である。しかし図3の場合は、可撓性管4の他
端は多重反射吸収セル21のエアー取入口に、管15の
一端は多重反射吸収セル21のエアー排出口にそれぞれ
連結されている。
【0027】従って吸引排気装置6は、吸引口3、可撓
性管4、多重反射吸収セル21及び管15を介して連続
的な吸引排気を行なう。図1の場合と同様に、もしも吸
引口3が漏洩箇所からSF6 混入エアーを吸引すると、
このSF6 混入エアーは多重反射吸収セル21に導入さ
れ、セル内に一時的にとどまる。
【0028】CO2 レーザ22は、あらかじめ較正器及
びモニタ23により、その出力する2波長が較正された
後に、波長λ1 (=10.6μm)のP(16)線レーザ光
と、これとわずかにずれた波長λ2 の参照光を、共に多
重反射吸収セル21の入射口より入射する。多重反射吸
収セル21内にSF6 混入エアーが存在している場合、
入射された2波長のレーザ光のうち、波長λ1 のP(16)
線レーザ光は、その多重反射の過程で吸収されるが、波
長λ2 の参照光はほとんど吸収されることなく、それぞ
れ反射口より出力される。従って多重反射吸収セル21
内にSF6 が存在するか否かにより、その反射口より出
力される波長λ1 のP(16)線のレーザ光の光量には差が
生じるが、波長λ2 の参照光の光量にはほとんど変化が
ない。
【0029】多重反射吸収セル21の反射口から出力さ
れた波長λ1 のP(16)線レーザ光は、フィルタ24のL
1 、光検出器25のM1 及び#1増幅器26−1を介し
て除算器27の一方の入力へ供給され、同様に波長λ2
の参照光は、フィルタ24のL2 、光検出器25のM2
及び#2増幅器26−2を介して除算器27の他方の入
力へ供給される。
【0030】除算器27は#1増幅器26−1の出力値
を#2増幅器26−2の出力値で除算して両光量の比を
算出する。この算出された波長λ2 の参照光に対する波
長λ1 のP(16)線レーザ光の光量比データは、CPU2
8に供給される。
【0031】CPU28は、この入力データによりP(1
6)線レーザ光の吸収の有無を検出し、この検出結果を表
示器29により表示すると共に、検出結果より圧力容器
1の漏洩の有無を判別し、この判別結果をロボット17
へ帰還する。ロボット17はこの帰還信号を参照して、
圧力容器1の漏洩箇所の位置及び形状が正しく測定でき
るように吸引口3の位置制御を行なう。
【0032】以上、好ましい実施例として圧力容器の漏
洩検出に本件発明を適用した例を示したが、本発明にお
ける漏洩検出方法は、圧力容器の耐圧試験のみならず、
気密容器の気密試験にも適用でき、また、これらに特に
限定されるものでもない。なお、本発明において、容器
に導入される気体としては、エアー、不活性ガス、窒素
ガス等が考えられるが、特にこれらに限定されるもので
はない。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、所定圧
力の気体に所定分圧の6フッ化硫黄を混入して容器に導
入し、ガス吸引機構により前記容器の外周面近傍のガス
を吸引して吸収セルまたは多重反射吸収セルに導入す
る。そして前記吸収セルに入射した炭酸ガスレーザのP
(16)線レーザ光の透過光量変化を検出するか、または前
記多重反射吸収セルに入射したP(16)線レーザ光と参照
光との反射光量比の変化を検出して、該検出結果より容
器の漏洩の有無を判別するようにしたので、フロンガス
を使用せずに漏洩箇所を推定することができる。また高
真空容器も要しないので、本発明を適用した経済的な容
器の漏洩検出装置を得ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す圧力容器の漏洩検
出装置の構成ブロック図である。
【図2】図1の吸収セルによるP(16)線レーザ光の測定
例を示す図である、
【図3】この発明の第2実施例を示す圧力容器の漏洩検
出装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】 1 圧力容器 2 溶接部 3 吸引口 4 可撓性管 5 吸収セル 6 吸引排気装置 7,22 CO2 レーザ 8 He−Neレーザ 9 スペクトルアナライザ 10,25 光検出器 11 増幅器 12,29 表示器 13 ミラー 14 ハーフミラー 15 管 16 漏洩判別器 17 ロボット 21 多重反射吸収セル 23 較正器及びモニタ 24 フィルタ 26−1 #1増幅器 26−2 #2増幅器 27 除算器 28 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 茂 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 尾森 博志 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 石原 耕司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の漏洩検出方法において、 所定圧力の気体に所定分圧の6フッ化硫黄を混入して容
    器に導入し、ガス吸引機構により前記容器の外周面近傍
    のガスを吸引して吸収セルに導入し、該吸収セルに炭酸
    ガスレーザP(16)線レーザ光を入射し、その透過光の光
    量変化により前記吸収セル内におげるP(16)線レーザ光
    の吸収の有無を検出し、該検出結果により容器の漏洩の
    有無を判別することを特徴とする容器の漏洩検出方法。
  2. 【請求項2】 容器の漏洩検出方法において、 所定圧力の気体に所定分圧の6フッ化硫黄を混入して容
    器に導入し、ガス吸引機構により前記容器の外周面近傍
    のガスを吸引して多重反射吸収セルに導入し、該多重反
    射吸収セルに炭酸ガスレーザP(16)線レーザ光及び該P
    (16)線レーザ光と僅かに波長の異なる参照光を入射し、
    それぞれの反射光の光量比の変化により前記多重反射吸
    収セル内におけるP(16)線レーザ光の吸収の有無を検出
    し、該検出結果により容器の漏洩の有無を判別すること
    を特徴とする容器の漏洩検出方法。
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