JPH059780U - 溶接機の被溶接物クランプ装置 - Google Patents
溶接機の被溶接物クランプ装置Info
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- JPH059780U JPH059780U JP5640491U JP5640491U JPH059780U JP H059780 U JPH059780 U JP H059780U JP 5640491 U JP5640491 U JP 5640491U JP 5640491 U JP5640491 U JP 5640491U JP H059780 U JPH059780 U JP H059780U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 突起部、フランジ部を有する被溶接物であっ
ても、これに損傷を与えることなく、これを確実にクラ
ンプすること。 【構成】 水平方向に延在するマンドレル金型5上に載
置された被溶接物Wをクランプアーム15に取り付けら
れたクランプ金型25により前記マンドレル金型5に押
し付けてクランプする溶接機の被溶接物クランプ装置に
於て、クランプ金型25をマンドレル金型5の水平長さ
方向に複数個に分割して構成し、この分割したクランプ
金型25の各々をクランプアーム15にその水平長さ方
向に取付位置を変更可能に取り付ける。
ても、これに損傷を与えることなく、これを確実にクラ
ンプすること。 【構成】 水平方向に延在するマンドレル金型5上に載
置された被溶接物Wをクランプアーム15に取り付けら
れたクランプ金型25により前記マンドレル金型5に押
し付けてクランプする溶接機の被溶接物クランプ装置に
於て、クランプ金型25をマンドレル金型5の水平長さ
方向に複数個に分割して構成し、この分割したクランプ
金型25の各々をクランプアーム15にその水平長さ方
向に取付位置を変更可能に取り付ける。
Description
【0001】
本考案は、溶接機の被溶接物クランプ装置に係り、特に横型溶接機に於いてマ ンドレル金型上に載置された板状の被溶接物を上方よりクランプ金型によってマ ンドレル金型に押し付けてクランプする被溶接物クランプ装置に関するものであ る。
【0002】
板状の被溶接物のコーナ溶接、平突合せ溶接を行う溶接機として、横型自動溶 接機が知られている。この横型自動溶接機は、水平方向に延在するマンドレル金 型(裏当て金型)上に載置された板状の被溶接物を、これの溶接線が横方向に水 平に延在するよう、上方よりクランプアームに取り付けられたクランプ金型によ り前記マンドレル金型に押し付けて位置決め固定し、マンドレル金型の上方に設 けられた溶接トーチをマンドレル金型上の被溶接物の溶接線に沿って横方向に水 平移動させることにより、これの上方より溶接を行うようになっている。
【0003】 上述の如き横型自動溶接機に於けるクランプ金型は、マンドレル金型の水平延 在方向に長い一枚の帯状金属板により構成され、被溶接物の溶接部側方部の全体 に亘って連続的に当接し、これをマンドレル金型に押し付けるようになっている 。
【0004】
上述の如きクランプ金型による被溶接物のクランプは、被溶接物の溶接部側方 部、即ちクランプ金型当接面が平坦であれば、問題なく確実に行われるが、しか しクランプ金型当接面に、たぼ、スタッド等による突起部、外方突出のフランジ 部があると、これにクランプ金型が衝突し、クランプ金型が被溶接物の溶接部側 方部の通常面に当接しなくなるため、この被溶接物のクランプが有効に行われな くなり、また被溶接物の突起部、フランジ部に大きいクランプ力が作用し、被溶 接物に損傷を与える虞れがある。
【0005】 また被溶接物の突起部、フランジ部の大きさがクランプ金型の上下方向の最大 ストロークより大きい場合は、被溶接部をマンドレル金型上にセットすることさ えできないことがある。
【0006】 本考案は、従来の溶接機の被溶接物クランプ装置に於ける上述の如き問題点に 着目してなされたものであり、突起部、フランジ部を有する被溶接物であっても 、これに損傷を与えることなく、これを確実にクランプすることができる溶接機 の被溶接物クランプ装置を提供することを目的としている。
【0007】
上述の如き目的は、本考案によれば、水平方向に延在するマンドレル金型上に 載置された被溶接物をクランプアームに取り付けられたクランプ金型により前記 マンドレル金型に押し付けてクランプする溶接機の被溶接物クランプ装置に於て 、クランプ金型がマンドレル金型の水平長さ方向に複数個に分割され、この分割 されたクランプ金型の各々がクランプアームにその水平長さ方向に取付位置を変 更可能に取り付けられるよう構成されていることを特徴とする溶接機の被溶接物 クランプ装置によって達成される。
【0008】
上述の如き構成によれば、クランプすべき被溶接物に、突起部、フランジ部が あれば、各クランプ金型のクランプアームに対する水平長さ方向の取付位置の調 整により、突起部、フランジ部に対応する部分に隙間ができるようにし、その部 分を逃がしてクランプ金型により被溶接物をマンドレル金型に押し付けてクラン プする。
【0009】
以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0010】 図4は本考案による被溶接物クランプ装置が適用される横型自動溶接機の一実 施例を示している。横型自動溶接機は基台1を有し、基台1にはマンドレル支持 部材3によりマンドレル金型5がY軸方向(紙面を貫通する方向)に水平に延在 して取り付けられている。
【0011】 マンドレル金型5の上方にはトーチユニッチ7がY軸方向に水平移動可能に設 けられている。トーチユニット7にはトーチアーム9によってトーチホルダ11 が取り付けられており、トーチホルダ11には溶接トーチ13が下向きに取り付 けられている マンドレル金型5の左右両側方には各々上下方向に回動可能なクランプアーム 15が設けられている。クランプアーム15は、マンドレル金型5のY軸方向長 さと同等のY軸方向長さを有して板状をなし、図1、図2に示されている如く、 このクランプアーム15とチューブカバー17との間に配置されたエアチューブ 19に対する空気圧の供給により、エアチューブ19が膨らむことにより、クラ ンプ方向、即ち下方へ駆動され、エアチューブ19の空気圧が排出されることに より、図示されていない戻しばねにより、アンクランプ方向、即ち上方へ駆動さ れるようになっている。
【0012】 クランプアーム15の下底面にはこれのY軸方向長さと同等のY軸方向長さを 有する帯板状の金型ホルダ21がクランプアーム15を上下に貫通する複数個の 固定ボルト23により締緩可能に取り付けられている。金型ホルダ21は、クラ ンプアーム15の下底面との間にクランプ金型25の根元部の固定用片部27を 受け入れる溝状の間隙29をY軸方向全体に一様に画定するために、先端側にY 軸方向に同一断面の段差部31を有している。
【0013】 クランプ金型25はマンドレル金型5の水平長さ方向、即ちにY軸方向に複数 個に分割されており、この分割されたクランプ金型25は、各々個別に固定用片 部27を間隙29内に挿入され、固定ボルト23が緩められている時にはY軸方 向にスライド可能になり、固定ボルト23が締められている時にはクランプアー ム15と金型ホルダ21とに挟まれて任意のY軸方向位置にてクランプアーム1 5に対し固定されるようになっている。
【0014】 上述の如き構成によれば、被溶接物の溶接部側方部、即ちクランプ金型当接面 がその全体に亘って平坦である場合は、図1に示されている如く、各クランプ金 型25を互いにY軸方向に連結させた状態にてクランプアーム15に対し固定し 、この連続状態のクランプ金型25により被溶接物をマンドレル金型5を押し付 ける。
【0015】 これに対し、図2に示されている如く、被溶接物Wの溶接部側方部に突起部P 、外方突出のフランジ部Fがある場合は、突起部P、フランジ部Fの各々に対応 する部分に隙間ができるように、各クランプ金型25のクランプアーム15に対 するY軸方向の取付位置を調整し、その部分を逃がして不連続のクランプ金型2 5により被溶接物Wをマンドレル金型5に押し付けてクランプする。
【0016】 尚、複数個に分割されたクランプ金型25のY軸方向長さは互いに異なってい てもよく、この場合はY軸方向長さが異なった複数個のクランプ金型25の組合 せにより、確実にクランプ可能な、突起部、フランジ部付きの被溶接物の種類が 増大する。
【0017】 クランプ金型25をクランプアーム15に対しY軸方向に取付位置を変更可能 に取り付ける構造は、上述の如き挟み込み以外に、図3に示されている如く、ク ランプ金型25に設ける固定用ボルトの貫通孔33をY軸方向の長孔とし、その 長孔の範囲で、クランプ金型25が固定用ボルトによりクランプアーム15に対 しY軸方向に取付位置を変更可能に取り付けられるようになっていてもよい。
【0018】 以上に於ては、本考案を特定の実施例について詳細に説明したが、本考案は、 これに限定されるものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能である ことは当業者にとって明らかであろう。
【0019】
以上の説明から理解される如く、本考案による溶接機の被溶接物クランプ装置 によれば、クランプすべき被溶接物に、突起部、フランジ部があれば、各クラン プ金型のクランプアームに対する水平長さ方向の取付位置の調整により、突起部 、フランジ部に対応する部分に隙間ができるようにし、その部分を逃がしてクラ ンプ金型により被溶接物をマンドレル金型に押し付けてクランプすることができ 、これにより突起部、フランジ部を有する被溶接物であっても、これに損傷を与 えることなく、これを確実にクランプすることができるようになる。
【図1】本考案による溶接機の被溶接物クランプ装置の
要部の斜視図である。
要部の斜視図である。
【図2】本考案による溶接機の被溶接物クランプ装置を
用いて突起部、フランジ部付きの被溶接物をクランプす
る状態を示す要部の斜視図である。
用いて突起部、フランジ部付きの被溶接物をクランプす
る状態を示す要部の斜視図である。
【図3】本考案による溶接機の被溶接物クランプ装置に
用いられるクランプ金型の一実施例を示し斜視図であ
る。
用いられるクランプ金型の一実施例を示し斜視図であ
る。
【図4】本考案による被溶接物クランプ装置が適用され
る横型自動溶接機の一実施例を示す正面図である。
る横型自動溶接機の一実施例を示す正面図である。
1 基台 5 マンドレル金型 7 トーチユニット 13 溶接トーチ 15 クランプアーム 19 エアチューブ 21 金型ホルダ 25 クランプ金型
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 水平方向に延在するマンドレル金型上に
載置された被溶接物をクランプアームに取り付けられた
クランプ金型により前記マンドレル金型に押し付けてク
ランプする溶接機の被溶接物クランプ装置に於て、 クランプ金型がマンドレル金型の水平長さ方向に複数個
に分割され、この分割されたクランプ金型の各々がクラ
ンプアームにその水平長さ方向に取付位置を変更可能に
取り付けられるよう構成されていることを特徴とする溶
接機の被溶接物クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056404U JP2551777Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 横型溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056404U JP2551777Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 横型溶接機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059780U true JPH059780U (ja) | 1993-02-09 |
JP2551777Y2 JP2551777Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13026239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991056404U Expired - Lifetime JP2551777Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 横型溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551777Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101632671B1 (ko) * | 2015-03-12 | 2016-06-22 | 주식회사 힘스 | 마스크 조립체의 용접장치용 누름지그 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58157288U (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-20 | 日産自動車株式会社 | 溶接用治具 |
JPS5978796A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-07 | Shinko Electric Co Ltd | 溶接治具 |
JPS6146084U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-27 | 三菱重工業株式会社 | 溶接変形防止用治具 |
JPS61177790U (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-06 | ||
JP3070886U (ja) * | 2000-02-10 | 2000-08-15 | 久富電機産業株式会社 | 半田こて用把手 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP1991056404U patent/JP2551777Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58157288U (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-20 | 日産自動車株式会社 | 溶接用治具 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551777Y2 (ja) | 1997-10-27 |
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