JPH0597117U - アレイアンテナ - Google Patents

アレイアンテナ

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JPH0597117U
JPH0597117U JP6140691U JP6140691U JPH0597117U JP H0597117 U JPH0597117 U JP H0597117U JP 6140691 U JP6140691 U JP 6140691U JP 6140691 U JP6140691 U JP 6140691U JP H0597117 U JPH0597117 U JP H0597117U
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JP
Japan
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array antenna
opening
cross
columnar
length direction
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Pending
Application number
JP6140691U
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English (en)
Inventor
潤一 高田
尚久 後藤
二郎 広川
Original Assignee
潤一 高田
尚久 後藤
二郎 広川
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Publication date
Application filed by 潤一 高田, 尚久 後藤, 二郎 広川 filed Critical 潤一 高田
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Publication of JPH0597117U publication Critical patent/JPH0597117U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車電話用基地局などのセクタ通信システ
ムの基地局用に、体積の小さいアンテナを供給すること
を目的とする。 【構成】 円柱または多面体柱の側面に、スロットで構
成されるアレイアンテナを2〜3組実現する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアレイアンテナに関し、より具体的には、自動車電話などの移動体無 線システムの基地局用のアレイアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットのような電気的開口を用いて構成される柱状のアレイアンテナは、例 えば電子情報通信学会技術報告AP83−56などに開示されている。その一例 を図12に示す。垂直に立てられた正三角柱の構造体11の各側面には、柱の長 さ方向にそってスロット(開口)12,12,…が設けられ、スロットアレイ1 3を構成している。各面のスロットアレイ13には電力分配器14で分配された 電力が供給されている。反射板15は、各面の正面方向から左右60°方向での 電界強度が、正面方向の電界強度より−6dBだけ小さくなるように調整されて いる。このような状態では、三面のアレイアンテナからの放射は、水平面内では ほぼ無指向性の指向性を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この構成は水平面内での指向性が無指向性になるように設計されている。一方 、実際の自動車電話システムで用いられるセクタ方式では、1本の基地局アンテ ナで、2乃至6方向に、それぞれ異なる周波数帯域を使用して送受信を行う。例 えば図13に示す3方向のシステムでは、基地局アンテナ16を中心に水平面内 を120°づつのセクタに分割する。各セクタ内に存在する移動体(自動車)1 7と基地局との間の通信には、セクタ毎に異なる周波数f1,f2,f3が使用 される。各セクタをサービスするアンテナは図14に示すように、セクタ中心方 向と端方向での電界強度差を−3dB以内とする必要がある。自動車電話システ ムでは垂直偏波が用いられるが、一般に垂直偏波を放射するスロットは水平面内 の指向特性が狭く、電界が−3dBとなる方向は正面から±39°である。この ため、上記の例では反射板を用いて各スロットの水平面内指向特性を広くしてい る。しかし、この構造では前記のセクタ方式の仕様を満足できない上、反射板を 使用するために構造が複雑であるとともに、風の影響を受けやすい。
【0004】 そこで本考案は、反射板を用いずに、しかもスロットの水平面内指向特性を広 くすることによって、上記システムに適用を可能とするアレイアンテナを提示す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るアレイアンテナは、柱状構造体の長さ方向に電気的開口(スロッ ト)を配列し、構造体長さ方向の偏波の電波を送受するアレイアンテナであり、 特徴的には、横断面の形状が三角形、六角形、四角形もしくは円形の柱状構造体 の表面に沿って長さ方向にスロット(電気的開口)が多数配列されている。
【0006】
【作用】
スロットを平面上ではなく曲面上に設ける事により、平面上に設けた場合と比 べて、スロットの水平面内放射指向特性が広くなり、セクタ端方向の電界強度を 大きくする事が可能となる。従って、所望のセクタへのサービスが可能で、かつ 形状の非常に単純な基地局用アレイアンテナが実現される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。なお、説明の都合上送信用 として説明するが、相反定理により、受信用では単に逆に作用するに過ぎないこ とは明らかである。
【0008】 図1は本考案の一実施例の斜視図、図2は図1の水平面に平行な断面Sからみ た断面図である。18はアンテナの構造体である正三角柱であり、導体板で構成 されている。19A,19A,…,19B,19B,…,19C,19C,…は 垂直偏波を放射するスロットであり、導体板に開けられた方形の開口である。ス ロット19A,19A,…はスロットアレイ20Aを、スロット19B,19B ,…はスロットアレイ20Bを、スロット19C,19C,…はスロットアレイ 20Cを、それぞれ構成している。スロットアレイ20A,20B,20Cは図 示しない給電線により給電され、それぞれ周波数f1,f2,f3で動作するよ うに設計されている。このときの各アレイ20A,20B,20Cに要求される 水平面内指向特性を、対応するアンテナ断面形状とともに図3に示す。図3の仕 様では、水平面内を3つのセクタに分割している。本実施例ではスロット19は 、隣合う2側面にまたがるように配置されているので、平面上に配置されている 場合に比べ水平面内の指向特性が広がる。図3の仕様を満足するように、断面正 三角形の一辺の長さaを調整する。
【0009】 図4は本考案の他の実施例の断面図である。本実施例では断面が六角形であり 、スロット19が隣合う2側面にまたがるように配置されている。本実施例でも 、図3の例と同じく3セクタ方式に対応している。図5には水平面内指向特性を 対応するセクタと共に示す。この場合にもスロット19の水平面内指向特性が平 面に設置されている場合に比べて広がっている。また、同じ六角形の断面でも、 図6に示すように、スロット19が隣合う3側面にまたがるように配置されてい てもよい。この場合は、図7のような水平面内指向特性を有する。指向特性の調 整は図4の例では断面六角形の角度α及びβ並びに辺の長さb、図6の例では辺 の長さc,dにより行う。
【0010】 以上の実施例では水平面内を3つのセクタに分割したシステムを仮想している が、水平面内を2つのセクタに分割したシステムも考えられる。図8の実施例で は、断面が長方形であり、スロット19は隣合う3側面にまたがるように配置さ れている。このときの水平面内指向特性は図9のようになる。指向特性の調整は 断面長方形の辺の長さl,mにより行う。
【0011】 さらに、図10や図11のように断面を円形(もしくはそれと電気的に等価な 非常に角の多い正多角形)とすると、2セクタ分割にも3セクタ分割にも使用で きる。指向性の調整は断面円の半径rを調整することによって行う。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明により容易に理解できるように、本考案によれば、構造が単純であ り、なおかつ1本のアンテナにより、水平面内を2または3に分割したセクタに サービスを行う基地局用アレイアンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】 図1の断面Sからみた断面図である。
【図3】 図1の実施例の水平面内指向特性を表すグラ
フである。
【図4】 別の実施例の断面図である。
【図5】 図4の実施例の水平面内指向特性を表すグラ
フである。
【図6】 別の実施例の断面図である。
【図7】 図6の実施例の水平面内指向特性を表すグラ
フである。
【図8】 別の実施例の断面図である。
【図9】 図8の実施例の水平面内指向特性を表すグラ
フである。
【図10】 別の実施例の断面図である。
【図11】 別の実施例の断面図である。
【図12】 従来の実施例である無指向性のスロットア
レイアンテナの斜視図である。
【図13】 自動車電話のセクタシステムの説明図であ
る。
【図14】 3セクタシステムに要求されるアンテナの
水平面内指向特性のグラフである。
【符号の説明】
11…構造体 12…スロット 13…スロットアレイ 14…電力分配器 15…反射板 16…基地局アンテナ 17…移動体(自動車) 18…構造体 19A,19B,19C…スロット 20A,20B,20C…スロットアレイ a…正三角形の一辺の長さ b,c,d…六角形の辺の長さ α,β…六角形の頂角 l,m…長方形の辺の長さ r…円の半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 尚久 神奈川県川崎市宮前区土橋6−15−1−A 514 (72)考案者 広川 二郎 東京都世田谷区大原1−49−9

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の構造体の側面に、その長さ方向に
    沿って設けた多数の電気的開口により構成されるアレイ
    アンテナであって、各開口はその放射または受信する電
    波の偏波が当該構造体の長さ方向を向くように配置して
    いるものであって、当該柱状構造体の横断面形状が三角
    形であり、各開口が隣接する2側面にまたがって設けら
    れることを特徴とするアレイアンテナ。
  2. 【請求項2】 柱状の構造体の側面に、その長さ方向に
    沿って設けた多数の電気的開口により構成されるアレイ
    アンテナであって、各開口はその放射または受信する電
    波の偏波が当該構造体の長さ方向を向くように配置して
    いるものであって、当該柱状構造体の横断面形状が六角
    形であり、各開口が隣接する2以上の側面にまたがって
    設けられることを特徴とするアレイアンテナ。
  3. 【請求項3】 柱状の構造体の側面に、その長さ方向に
    沿って設けた多数の電気的開口により構成されるアレイ
    アンテナであって、各開口はその放射または受信する電
    波の偏波が当該構造体の長さ方向を向くように配置して
    いるものであって、当該柱状構造体の横断面形状が四角
    形であり、各開口が隣接する2以上の側面にまたがって
    設けられることを特徴とするアレイアンテナ。
  4. 【請求項4】 柱状の構造体の側面に、その長さ方向に
    沿って設けた多数の電気的開口により構成されるアレイ
    アンテナであって、各開口はその放射または受信する電
    波の偏波が当該構造体の長さ方向を向くように配置して
    いるものであって、当該柱状構造体の横断面形状が円形
    であることを特徴とするアレイアンテナ。
JP6140691U 1991-07-10 1991-07-10 アレイアンテナ Pending JPH0597117U (ja)

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JPH0597117U true JPH0597117U (ja) 1993-12-27

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000165136A (ja) * 1998-11-26 2000-06-16 Hitachi Cable Ltd スロットアンテナ
KR101281331B1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-03 주식회사 에이스테크놀로지 기지국 안테나 하우징
WO2019159924A1 (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社ヨコオ アンテナ装置

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JP2019140569A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社ヨコオ アンテナ装置
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