JPH0597096A - 航空機の校正対気速度制御と航空機のマツハ数制御との間の遷移をスムーズにする方法及び装置 - Google Patents

航空機の校正対気速度制御と航空機のマツハ数制御との間の遷移をスムーズにする方法及び装置

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JPH0597096A
JPH0597096A JP3053208A JP5320891A JPH0597096A JP H0597096 A JPH0597096 A JP H0597096A JP 3053208 A JP3053208 A JP 3053208A JP 5320891 A JP5320891 A JP 5320891A JP H0597096 A JPH0597096 A JP H0597096A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 航空機において、航空機が上昇しているとき
は校正対気速度制御パラメータからマッハ数制御パラメ
ータへの自動切換え手順を実行し、航空機が降下してい
るときにはマッハ数制御パラメータから校正対気速度制
御パラメータへの自動切換え手順を行う方法及びそのた
めの装置を提供すること。 【構成】 自動切換え手順はあらかじめ選択された校正
対気速度パラメータ及びマッハ数パラメータを適用する
ものである。航空機のデータ処理装置は、現在現れてい
る条件の下で航空機が自動切換えを実行したならば、そ
の結果として得られると考えられる目標パラメータを絶
えず更新しながら予測する。予測値とあらかじめ選択さ
れた値とが等しいとき、切換え手順は呼び出され、目標
パラメータのオーバーシュートに起因する遷移を減少さ
せる。切換えが目標パラメータではなく高度によって決
定される状況に備えた措置が構じられている。計算上の
要求事項を減少させるための近似式について論じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、航空機の飛行
制御に関し、特に、計算上の対気速度値に応答して動作
する航空機の飛行と、マッハ数値に応答して動作する航
空機の飛行との間で航空機をスムーズに遷移させること
に関する。
【0002】
【従来の技術】最新の航空機の場合、高度が低いときの
航空機の制御は航空機の校正対気速度(CAS)に関連
して実行され、高度が高いときの航空機の制御はマッハ
数に関連して実行される。高い巡航高度へ上昇するとき
又は高い巡航高度から降下するときには、航空機の制御
装置は校正対気速度に対する応答と、マッハ数に対する
応答との間で遷移を行わなければならない。一般に、校
正対気速度パラメータ又はマッハ数パラメータは航空機
のフライトデッキによりあらかじめ選択されるのである
が、このあらかじめ選択されるパラメータは遷移後のパ
ラメータ値となる。あるいは、遷移が起こるべき高度
(通常は26,000フィート)を航空機のフライトデ
ッキから選択することもできる。
【0003】しかしながら、校正対気速度値とマッハ数
値との間で制御を遷移するのに伴って、あらかじめ選択
された目標航空機速度のオーバーシュートが起こること
がある。校正対気速度及びマッハ数は真対気速度(TA
S)との間に関係を持つ。選択された校正対気速度を保
持しつつ航空機が高度を変えているとき、校正対気速度
を真対気速度に変換するための式は次のように表され
る。
【0004】
【数1】
【0005】式中、T=周囲温度(°K) Po=海面の大気圧(2116.2lb/ft2) Co=海面の音速(661.45ノット) R =理想気体定数(96.03ft/°K) G =海面の重力加速度(32.174ft/se
2) P =静圧(lb/ft2
【0006】上記の式によれば、真対気速度は温度が上
昇するにつれて増し、圧力が上昇するにつれて低下す
る。ただし、高度が変化している間には圧力変化のほう
がより重要である。その結果、上昇中には飛行経路に沿
って正の加速が起こり、降下中には飛行経路に負の加速
が起こる。すなわち、これは、特定の校正対気速度が維
持されている場合である。
【0007】マッハ数について見た真対気速度の対応す
る式は次の通りである:
【0008】
【数2】
【0009】式中、G,R及びTは先に定義した通りで
ある。
【0010】式2に関して説明する。マッハ数が一定に
保持されているとき、真対気速度は温度の上昇に伴って
増す。対流圏では温度は高度の上昇に伴って低下するの
で、マッハ数が一定に保持されているとき、高度が増し
ている間には真対気速度について負の飛行経路加速が起
こり、高度が負の変化を示している間には真対気速度に
ついて正の飛行経路加速が起こる結果となる。(真対気
速度式1及び2の導きかたはTau Edward Lan 及びJan
RoskamのAirplane Aerodynamics and Performance(Ros
kam Aviation, 1980年)の15〜25ページから明
らかである。)
【0011】高度の変化に対して真対気速度の加速(正
又は負)が生じるため、一定の校正対気速度と一定のマ
ッハ数との間の遷移が起こると、目標制御パラメータ
(すなわち、校正対気速度又はマッハ数)のオーバーシ
ュートが現れ、それに相応して、制御パラメータを選択
された値に調整しなければならない。
【0012】従来の技術では、校正対気速度又はマッハ
数が代替パラメータのあらかじめ選択された値に達した
ときに、代替パラメータへの移行を行っていた。代替パ
ラメータのあらかじめ選択された値がオーバーシュート
を受けると、航空機は移行後の加速を代替パラメータに
反転させる。
【0013】従って、一定の校正対気速度パラメータに
応答する航空機の動作と、一定のマッハ数パラメータに
応答する航空機の動作との間の遷移をスムーズにする,
又はあらかじめ選択された高度で航空機の制御パラメー
タが校正対気速度とマッハ数との間で変化するときの遷
移をスムーズにする装置及び関連する方法の必要性が感
じられていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、航空機の飛
行制御を改善することを課題とするものである。本発明
の他の課題は、校正対気速度パラメータにより制御され
る航空機の飛行と、マッハ数パラメータにより制御され
る航空機の飛行との間の遷移をスムーズにすることであ
る。本発明の別の課題は、航空機の制御が校正対気速度
パラメータからマッハ数パラメータに変化するときの航
空機の動作を改善することである。本発明のさらに別の
課題は、現在飛行条件に基づいて予測目標パラメータ値
を計算すると共に、予測目標パラメータ値が目標パラメ
ータのあらかじめ選択された値と等しいとき、航空機の
制御を目標パラメータに変更することである。本発明の
別の課題は、航空機のデータ処理装置の処理要件を減少
させるために近似式を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
特徴及びその他の特徴は、校正対気速度パラメータによ
り制御される航空機動作と、マッハ数パラメータにより
制御される航空機動作との間で自動的にスムーズな遷移
を行わせるために、航空電子装置及び航空機の飛行を制
御する装置が使用するアルゴリズムを提供することによ
り達成される。現在飛行条件に基づいて、目標パラメー
タの値を予測するためのアルゴリズムが提供される。目
標パラメータ値が予測されたとき、目標パラメータへの
遷移を実現する。あるいは、所定の高度での目標パラメ
ータへの遷移を実行する。目標パラメータの値を予測す
るために使用するアルゴリズムは飛行経路加速度を含
む。アルゴリズムの計算上の要求事項を減少させるため
の近似式について説明する。本発明のこれらの特徴及び
その他の特徴は、図面と共に以下の説明を読むことによ
って理解されるであろう。
【0016】
【実施例】
1.図の詳細な説明 まず、図1に関して説明する。図1には、平均温度及び
圧力比と、高度との関係を示す。温度と圧力比は高度の
関数として下記の式を使用して計算できる。
【0017】
【数3】
【0018】式中、To=288.15°K H =高度(フィート)及び PR=P/Poである。
【0019】航空機の飛行を校正対気速度又はマッハ数
により制御する場合、温度と圧力の変化は飛行経路の加
速(又は減速)を引き起こす原因となる。式3及び4を
いかにして導き出すかは先に引用したLan他の1〜6
ページに記載されている。
【0020】次に、図2に関して説明すると、図2は、
垂直速度が1500ft/sec(30,000ftに
おける代表的な垂直方向変化速度)のときの校正対気速
度と、マッハ数とに関する飛行経路加速を示す。図2
は、真の対気速度式についてデジタル導関数を計算する
ことにより導き出される。この加速はオーバーシュート
の問題の発端である。
【0021】図3には、300ノットの校正対気速度
と、.8のマッハ数とに関して海面(0ft)から3
6,000ftまでの航空機の真対気速度を示す。本発
明による現実の飛行計画では、航空機は校正対気速度曲
線に沿って、それがマッハ数曲線と交差する値に近づく
まで上昇すると考えられる。実際に交点値に達する前
に、新たな対気速度パラメータへの自動切換えが行われ
る。その後、航空機はスムーズにマッハ数曲線に近づく
が、その曲線とは交わらない。降下時には、、航空機は
マッハ数曲線と、校正対気速度曲線との交点値に近づく
までマッハ数曲線に従う。交点値に達する前に、航空機
の制御は校正対気速度曲線(すなわち、300ノットに
等しい校正対気速度)へ自動切換え手順によって移行す
る。航空機の制御は校正対気速度パラメータへスムーズ
に移行する。(36,000ftの高度で新たな大気条
件に遷移するため、図3の曲線はこの高度で終わってい
る。)
【0022】次に、図4に関して説明する。図4は、図
3の校正対気速度曲線と、マッハ数曲線とについて航空
機制御パラメータの交差領域を拡大して示す。図4に
は、従来の技術に従った場合と、本発明に従った場合の
真対気速度における校正対気速度パラメータと、マッハ
数パラメータとの自動切換えの結果が含まれている。
【0023】次に図5に関して説明すると、図5は、本
発明に従って航空機の制御を校正対気速度パラメータか
らマッハ数パラメータへ移行するための自動切換えプロ
セスを示す。ステップ501では、航空機のフライトデ
ッキにより、目標マッハ数を選択して、切り替えが起こ
るべき時点を確定する。ステップ502では、データ処
理装置は、航空機の感知装置により識別されたパラメー
タに応答して、現在マッハ数と、真対気速度と、飛行経
路速度と、航空機の静圧パラメータとを確定する。選択
されたマッハ数と、真対気速度と、飛行経路加速度とに
基づいて、航空機のデータ処理は、ステップ503にお
いて、航空機の校正対気速度パラメータ制御から航空機
のマッハ数パラメータ制御へスムーズに移行するために
必要な予測マッハ数を計算する。ステップ504では、
フライトデッキが選択されたマッハ数を入力したか否か
に関する判定を実行する。フライトデッキが選択された
マッハ数に入力していれば、ステップ505で、予測マ
ッハ数が規定の許容差の中で航空機の現在マッハ数と等
しいか否かを判定するために比較を実行する。現在マッ
ハ数と予測マッハ数とが規定の許容差の範囲内で等しく
ないときには、手順はステップ502に戻る。現在マッ
ハ数と予測マッハ数とが等しいときには、自動切換え手
順によって校正対気速度を先に選択したマッハ数と置き
換える。ステップ504でフライトデッキが予め選択さ
れたマッハ数を入力していなかった場合には、ステップ
507で、航空機の現在高度が26,000ft以上で
あるか否かに関して判定を実行する。ステップ507で
航空機が26,000ft未満であるときは、手順はス
テップ501に戻り、そこで、目標マッハ数をあらかじ
め選択するためのオプションを実現することができる。
ステップ507で高度が26,000ft以上であると
きには、ステップ508において、航空機により目標
(選択された)校正対気速度が所定の限界の中で維持さ
れているか否かに関して判定を実行する。選択された校
正対気速度は、たとえば、航空機について新たな校正対
気速度が選択されていて、航空機が新たに選択された目
標校正対気速度に向けて調整するプロセスをまだ続行中
であるということがない限り、通常は指定の限界の中で
維持される。ステップ508で校正対気速度が航空機に
より維持されていれば、ステップ509で、予測マッハ
数を新たな目標として選択する。航空機により校正対気
速度が維持されていなければ、目標校正対気速度を等価
のマッハ数に変換する。ステップ506,ステップ50
9又はステップ510から得られたマッハ数を使用し
て、切り替えの結果として航空機の飛行を制御するマッ
ハ数を提供する。
【0024】次に、図6に関して説明する。図6には、
航空機のマッハ数制御から航空機の校正対気速度制御に
自動切換えするための手順を示す。ステップ601で
は、切換え(目標)校正対気速度をフライトデッキによ
りデータ処理装置に入力する。ステップ602で、現在
校正対気速度と,真対気速度と,飛行経路加速度と,静
圧とを確定する。ステップ603では、予測校正対気速
度を計算する。ステップ604では、データ処理装置に
あらかじめ選択された校正対気速度が入力されたか否か
に関して判定を実行する。あらかじめ選択された校正対
気速度がデータ処理装置に入力されていれば、ステップ
605で、予測校正対気速度が現在対気速度と等しいか
否かに関して判定を実行する。予測校正対気速度が現在
対気速度と等しくないときには、手順はステップ602
に戻る。予測校正対気速度が現在対気速度と等しいとき
には、ステップ606において、あらかじめ選択された
校正対気速度が新たな目標校正対気速度となる。ステッ
プ604で、あらかじめ選択された校正対気速度がデー
タ処理装置に入力されていない場合には、航空機の高度
が26,000ft以下であるか否かに関して判定を実
行する。航空機の高度が26,000ftを越えていれ
ば、手順はステップ601に戻り、そこで、目標校正対
気速度をあらかじめ選択するためのオプションを実現す
ることができる。航空機の高度が26,000ft以下
であるときは、ステップ608において、航空機が選択
された(目標)マッハ数を維持しているか否かに関して
判定を実行する。最近に新たな選択(目標)マッハ数を
選択したなどの遷移状態をもたらすような変化が起こら
なければ、通常、航空機は指定の限界の中で選択された
マッハ数を維持する。選択されたマッハ数が指定の限界
の中で維持されているときには、ステップ609で、予
測校正対気速度値を目標校正対気速度値として選択す
る。ステップ608で選択された校正対気速度が維持さ
れていなければ、ステップ610で、目標校正対気速度
を現在マッハ数から得た等価の校正対気速度とする。ス
テップ611においては、ステップ609またはステッ
プ610に応答して、航空機の制御を新たな校正対気速
度へ移行する。
【0025】図7に関して説明する。図7は、上昇中の
航空機の校正対気速度パラメータによる制御からマッハ
数パラメータによる航空機の制御への自動切換えを示
す。遷移点は点線により支持した時間に起こる。あらか
じめ選択されたマッハ数は.8である。遷移中に現れた
オーバーシュートはごくわずかである。
【0026】図8に関して説明する。図8は、本発明に
従った航空機の校正対気速度パラメータ制御と、マッハ
数パラメータ制御との遷移のときの飛行経路加速度を示
す。図7の場合と同様に、自動切換えは点線の時間に起
こる。加速度は正から負へと変化する。
【0027】次に、図9に関して説明する。図9は、本
発明に従った航空機のマッハ数パラメータ制御から校正
対気速度パラメータ制御への自動切換えを示す。あらか
じめ選択された校正対気速度は300ノット(506.
3ft/sec)である。切換えは点線の時間に起こ
る。遷移から発生するオーバーシュートはごくわずかで
ある。
【0028】次に、図10に関して説明する。図10
は、本発明に従った航空機のマッハ数パラメータ制御か
ら航空機の校正対気速度制御への自動切換えのときの飛
行経路加速度を示す。自動切換えは点線の時間に起こ
る。尚、飛行経路加速度は切換え前の加速度より大きい
負の値に近づくことに注意すべきである。
【0029】図11及び図12に関して説明する。図1
1は、本発明に従った航空機の校正対気速度パラメータ
制御からマッハ数制御への自動切換えのときの真対気速
度を示し、図12は、本発明に従った航空機のマッハ数
制御から校正対気速度制御への自動切換えのときの真対
気速度を示す。遷移は300ノットの校正対気速度
と、.8のマッハ数との間で起こる。
【0030】さらに、図13に関して説明する。図13
には、本発明に従って校正対気速度航空機制御パラメー
タと、マッハ数航空機制御パラメータとの自動切換えを
実現するために必要とされる装置を示す。飛行操作盤1
30は、オペレータが選択し、パラメータ入力装置13
0Aを介して入力したパラメータを受信する。パラメー
タ入力装置130Aを介して入力されたパラメータは中
央処理装置130Bに印加されるが、この中央処理装置
130Bは飛行操作盤130の一部を形成している。中
央処理装置130Bは、飛行制御コンピュータシステム
131の一部を形成する縦制御用プロセッサ131Bに
校正対気速度目標と、マッハ数目標とを印加する。縦制
御用プロセッサ131Bは昇降舵制御信号を航空機の昇
降舵135に印加すると共に、スラスト制御信号を航空
機のエンジン134に印加し、縦制御用プロセッサ13
1Bは航空機の昇降舵135から昇降舵パラメータフィ
ードバック信号を受信すると共に、航空機のエンジン1
34からエンジンパラメータフィードバック信号を受信
する。縦制御用プロセッサ131Bは、フィードバック
制御コンピュータシステムの一部を形成するフィードバ
ックパラメータ評価プロセッサ131Aからの信号をさ
らに受信する。フィードバックパラメータ評価プロセッ
サ131Aは信号(マッハ数,静圧,校正対気速度,飛
行経路加速度及び真対気速度など)を中央処理装置に印
加する。フィードバックパラメータ評価プロセッサ13
1Aは慣性基準装置/空気データコンピュータ133か
ら空気データ信号及び慣性データ信号を受信する。慣性
基準装置/空気データコンピュータ133は、航空機と
関連するパラメータを測定する空気データセンサ及び慣
性データセンサ132から信号を受信する。空気データ
センサの例としては、航空機の周囲環境のパラメータを
測定する温度計,圧力計などが考えられ、慣性データセ
ンサの例には、航空機と関連するパラメータを測定する
加速度計,ジャイロスコープなどがある。
【0031】2.好ましい実施例の動作 本発明は、パラメータのあらかじめ選択された切換え値
について制御パラメータ自動切換えの方法を予測すると
いう点で、従来の技術とは異なっている。この予測は飛
行経路加速度と、真対気速度と、既にわかっている航空
機の制御指令に対する応答とに基づいて行われる。目標
制御パラメータのオーバーシュートを防止するために、
パラメータの切換えは、実際のパラメータ切換え値に達
する前に値に達する前に予測パラメータ値に基づいて実
行される。
【0032】航空機の校正対気速度パラメータ制御とマ
ッハ数制御との間の切換え点を予測するために使用され
るアルゴリズムは、航空機の飛行経路加速度(FPAC
C)の変化が既知の時定数TAUをもって小さな誤差に
対し指数関数として表されるということを前提にしてい
る。現在、航空機の飛行経路加速度応答は指令より約6
秒遅れる。真対気速度の変化は次の式により表される:
【0033】
【数4】
【0034】式中、FPACCd は初期飛行経路加速度
と、最終飛行経路加速度(一定垂直速度操縦中に特定の
校正対気速度又はマッハ数を保持するために要求される
最終飛行経路加速度)との差である。すなわち、FPA
CCDd =FPACCi−FPACCDf° マッハ数の
変化に関しては、使用される関係は、 Delta(TAS)/TAS = Delta(Mach)/Mach を含む。従って、マッハ数の変化は:
【0035】
【数5】
【0036】となる。そこで、切換え後に現在マッハ数
に成なるマッハ数である予測マッハはMach+Del
ta(Mach)と表されることになる。あらかじめ選
択されたマッハ数が予測マッハ数の+1−.0005マ
ッハ(すなわち、.5ミリマッハ)の範囲内にあるとき
に、自動切換えが起こる。従って、次のような式が成立
する:
【0037】
【数6】
【0038】マッハ数から校正対気速度への切換えは次
の近似式によって確定される:
【0039】
【数7】
【0040】好ましい実施例では、次のようにして最終
FRACCf を近似する。FPACCf は真対気速度
(TAS)の時間導関数であるので、近似には式1を使
用することができる。校正対気速度(CAS)について
実行される組み込み関数は二乗,7/2乗,2/7乗及
び平方根である。近似のある段階までは、真対気速度,
ひいてはFPACCf は校正対気速度に比例する。真の
対気速度(TAS)と最終飛行経路加速度(FPACC
f )は圧力比の平方根にほぼ比例する。垂直速度で考慮
するものと仮定すれば、温度依存性は無視される。飛行
経路加速度は一定の垂直速度VSで校正対気速度を保持
した結合であるので、FPACCf は垂直速度に比例す
る。従って:
【0041】
【数8】
【0042】となる。マッハ数を保持しつつ同様の手順
を使用すると、真対気速度TAS,ひいては飛行経路加
速度FPACCf はマッハ数と、垂直速度VSとに比例
する。従って:
【0043】
【数9】
【0044】比例定数は、いくつかの条件について完全
式を計算し、K1及びK2の最も適切な値を求めること
により確定される。この手順を使用すると、K1は約7
0,000となり、K2は約−247となることがわか
っている。高度(たとえば、26,000ft)に基づ
いて選択が行われるときには、切換えは26,000f
tの高度で起こる。26,000ftの高度に達するか
又はそれを過ぎるとき、校正対気速度又はマッハ数の目
標をとらえたならば、現在パラメータレベルで強制的に
切換えが行われる。校正対気速度目標又はマッハ数目標
をとらえないうちに26,000ftレベルを過ぎた場
合、目標マッハ数(TMach)と、目標校正対気速度
(TCAS)は次の式により与えられる:
【0045】
【数10】
【0046】FPACCf に関する近似式は、航空機の
データ処理装置に対する要求をできる限り少なくするた
めに使用される。航空機に十分な計算容量が備わってい
るならば、完全式を使用できることは明白である。本発
明では、所定の高度で自動切換えを実行することが可能
である。航空機が目標航空気速度パラメータを現在維持
しているか、又は目標航空機速度を現在維持していない
(たとえば、新たな目標対気速度が最近に入力されたと
きなど)かに従って、異なる自動切換えモードが実行さ
れる。
【0047】好ましい実施例においては、目標対気速度
又は目標マッハ数を確定するのは中央処理装置であり、
中央処理装置は周囲環境センサ及び機器センサから処理
済み信号を受信する。異なる校正対気速度の処理装置で
も同じ機能を実行できることは明白である。
【0048】以上の説明は好ましい実施例の動作を実例
により示すために含まれており、本発明の範囲を限定し
ようとするものではない。本発明の範囲は特許請求の範
囲によってのみ限定される。以上の説明から、当業者に
は、本発明の主旨に包含されると考えられる様々な変形
が明白となるであろう。
【0049】
【発明の効果】上記本発明によって航空機の校正対気速
度制御と航空機のマッハ数制御との間の遷移をスムーズ
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平均温度及び圧力比と高度との関係を示すグラ
フ。
【図2】垂直気流速度が一定のときの飛行経路加速度を
校正対気速度パラメータと、マッハ数とについて示すグ
ラフ。
【図3】所定の校正対気速度と、所定のマッハ数とにつ
いて海面から36,000ftまでの航空機の真対気速
度を示す図。
【図4】従来の技術と、本発明とに従った航空機制御パ
ラメータ間の遷移を示す図。
【図5】本発明に従った校正対気速度パラメータからマ
ッハ数パラメータへの自動切換えのプロセスを示す流れ
図。
【図6】航空機のマッハ数制御から航空機の校正対気速
度制御への自動切換えのプロセスを示す流れ図。
【図7】航空機の校正対気速度制御から航空機のマッハ
数制御への自動切換えを示す図。
【図8】校正対気速度パラメータ間の自動切換え時の飛
行経路加速度を示す図。
【図9】本発明に従ったマッハ数から校正対気速度への
自動切換えを示す図。
【図10】本発明に従ったマッハ数から校正対気速度へ
の自動切換え時の飛行経路加速度を示す図。
【図11】航空機の校正対気速度パラメータ制御から航
空機のマッハ数パラメータ制御への自動切換えの間の航
空機の真対気速度を示す図。
【図12】航空機のマッハ数制御から航空機の校正対気
速度制御への自動切換えの間の航空機の真対気速度を示
す図。
【図13】航空機が校正対気速度制御パラメータと、マ
ッハ数制御パラメータとの間で自動切換えを実行するに
際して使用する装置のブロック線図。
【符号の説明】
130 飛行操作盤 130A パラメータ入力装置 130B 中央処理装置 131 飛行制御コンピュータシステム 131A フィードバックパラメータ評価プロセッサ 131B 縦制御用プロセッサ 132 空気データセンサ/慣性データセンサ 133 慣性基準装置/空気データコンピュータ 134 エンジン 135 昇降舵

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機の校正対気速度制御パラメータと
    マッハ数制御パラメータとの間で遷移を実行する方法に
    おいて、 目標パラメータのあらかじめ選択された値を確定する過
    程と;現在飛行条件に基づいて、現在パラメータ値から
    前記目標パラメータへの遷移のために前記目標パラメー
    タの予測値を確定する過程と;前記予測値が前記あらか
    じめ選択された値と等しいとき、前記航空機の制御を前
    記目標パラメータへ移行する過程とから成ることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 航空機の校正対気速度制御パラメータ
    と、航空機のマッハ数制御パラメータとの間で自動切換
    えを実行する方法において、 目標制御パラメータについて選択された値を選択する過
    程と;前記航空機の飛行パラメータから、前記目標制御
    パラメータの予測値を前記現在飛行パラメータの関数と
    して確定する過程と;前記予測値と前記選択された値と
    が等しいとき、前記航空機の制御を前記目標制御パラメ
    ータへ移行する過程とから成ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 航空機の第1の飛行制御パラメータから
    第2の飛行制御パラメータへ自動切換えする電子装置に
    おいて、 あらかじめ選択された第2の飛行制御パラメータを入力
    する入力手段と;前記航空機の飛行パラメータを確定す
    るセンサ素子と;前記第2の飛行制御パラメータの予測
    値とあらかじめ選択された第2の飛行制御パラメータと
    を比較して、前記航空機を前記あらかじめ選択された第
    2の飛行制御パラメータにより制御させる制御信号を供
    給する比較手段を含み、前記センサ素子から印加される
    前記飛行パラメータを受信し、前記センサ素子からのパ
    ラメータに基づいて前記第2の飛行制御パラメータにつ
    いて予測値を確定する中央処理装置を具備することを特
    徴とする装置。
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