JPH0595785U - 複式筆記具 - Google Patents

複式筆記具

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JPH0595785U
JPH0595785U JP4573692U JP4573692U JPH0595785U JP H0595785 U JPH0595785 U JP H0595785U JP 4573692 U JP4573692 U JP 4573692U JP 4573692 U JP4573692 U JP 4573692U JP H0595785 U JPH0595785 U JP H0595785U
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JP
Japan
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writing
tip
shaft
guide cylinder
cam
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4573692U
Other languages
English (en)
Inventor
規 高力
隆史 磯田
協 中山
雅文 濱田
直樹 関口
小林  清一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0595785U publication Critical patent/JPH0595785U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先軸に対しキャップを回転させて二種類のボ
ールペンを選択して先軸先端口から出没可能とした複式
筆記具で、軸径及び先軸先端を細くして高級品として相
応しい体裁を可能とする。 【構成】 ガイド筒1の前半部に先軸37を固定すると
共に、ガイド筒の後半部にカム斜面18を設けた円筒カ
ム17を回動可能に止着して、円筒カムをキャップ31
に一体に固着し、摺動コマ5、5を夫々保持管15の後
端に固着して、夫々の保持管に接合した二本のボールペ
ン等筆記体27、27`の筆記部28、28`に細径部
29、29`と太径部30、30`を形成して、夫々の
筆記体をガイド筒の案内溝2a、2bに嵌装して、摺動
コマの突起8後端とカム斜面18を当接状態に成して先
軸に対してキャップを回転させた時に、筆記体の筆記部
で細径部又は太径部の何れかを先軸先端口に位置させて
夫々の筆記部を交互に出没可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
本考案は、二種類のボールペン等筆記体を収納してその筆記部を選択的に先軸 先端口に於いて出没可能とした複式筆記具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の複式筆記具は、二本の筆記体を案内する案内溝を有して先軸に 対し固着されるガイド筒と、当該ガイド筒に嵌装される二本の筆記体に取付けら れた摺動コマと、それに接するカム斜面を前端部に有した円筒カムをキャップに 固着して、キャップに対して先軸を回転操作することにより二本の筆記体を先軸 先端口から選択的に出没可能としたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例の複式筆記具は、一般に軸径が太く、先軸の先端がずんぐりした傾 向にあり体裁が悪くなる問題がある。本考案は高級品に相応しい細い軸径とスマ ートな先軸先端形状を可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する為に案出された本考案の複式筆記具は、回転機構部をダ イカスト成形品とすることで機構部品の夫々を肉薄に設計でき、且つ円筒カムの カム斜面を適宜に急勾配とすることで筆記体の出没の為のストロークを大きく設 定し、更にボールペン等筆記体を接合する保持管の後端に継手を固着して、当該 継手と摺動コマの先方をフレキシブルな状態にジョイントすることで筆記体の摺 動がスムーズとなり、軸径を極力細くすると共にボールペン等筆記体の筆記部径 を細径となして先軸先端形状をスマートに形成して体裁を良くすることが可能と なる。ところで、従来の複式筆記具に使用されるボールペン等筆記体の筆記部径 はπ2.3mmと太い為に先軸先端形状を細くできない問題がある。本願は筆記 部径をπ1.65程度の細いものを適用するものであるが、従来のものが広く標 準化されたものとして普及している為に新規なものは互換性を逸することとなり 生産都合やユーザーへの対応上で問題が生じる。そこで本願では筆記部の先端側 よりπ1.65の細径部とπ2.3の太径部を一体に形成して、従来のものは先 軸先端口から太径部まで突出し、先軸先端形状をスマートにした新規のものは細 径部までを突出するように成して筆記体に互換性を設ける。
【0005】
【実施例】
以下実施例を図面に基づき説明する。本考案の複式筆記具は、先ず、図1に示 すようにガイド筒1、先軸37、円筒カム17、キャップ31、一対の摺動コマ 5、5、二種類のボールペン等筆記体27、27`を主な構成要素とする。ガイ ド筒1はダイカスト成形品で、図3に示すように、略前方より後端位置まで略反 対側の両側面に夫々開口した軸方向に長い一対の案内溝2a、2bを有して、案 内溝と略直角方向に弾性変位可能に形成され、前方には後端が各案内溝2a、2 bと連通し、前端は開口した軸部2を有し、後端の側面部には円周方向の周溝4 が形成されている。
【0006】 次に先軸37は、一体又は先端に口金等を接続して前端が先細状で前端及び後 端を開口した筒状金属体である。前述したガイド筒1の軸部2には、前方外周に リブ状に膨出した係合部25を有した接合筒24が固着されている。ガイド筒1 は、接合筒24が先軸37の後端開口部からその内部に挿入され着脱可能に固定 される。
【0007】 円筒カム17は、図4に示すように、内孔で前端縁に円周状に前後に変位する カム斜面18を有し、当該カム斜面18の最前端部に切欠20を有し、後方には 4半円周状のツバ19を有している。又、後端には孔21を有した軸部22が設 けられている。又、円筒カム17のツバ19は前記ガイド筒1後端の周溝4にガ イド筒1を弾性変位させて嵌装され、ガイド筒1に対して回転のみ可能に被嵌さ れて且つ抜け止めされる。又、キャップ31は、筒状の金属体で、外周後方の一 側にはクリップ33が、後端孔には天冠32が固着され、前記円筒カム17はキ ャップ31の内孔に位置決めされて一体に固着される。
【0008】 摺動コマ5、は図5及び図7、図8に示すように、外面に突起8を有して突起 8の後端面には中央部が突出して突部10が、その両側が前述した円筒カム17 のカム斜面18と略同勾配のカム斜面9が設けられ、又、突起8の後方にはネジ 部7を有した軸部6が設けられている。ボールペン等筆記体27、27`は、そ の後端に保持管15を接合し、保持管15の後端には図6に示すように丸孔状の 溝13を有した継手12の軸部14が固着され、フランジ部13aが保持管15 の後端に当接状態となる。その際には、予め摺動コマ5の前方に突出した丸軸状 の支持部11が溝13に嵌入され、摺動コマ5と継手12はフレキシブルにジョ イントされている。
【0009】 又、ボールペン等筆記体27、27`は摺動コマ5、5を前述のガイド筒1の 各案内溝2a、2bに移動自在に嵌装させ、各摺動コマ5、5の軸部6、6とガ イド筒1後端の端部3との間に引っ張りばね34、34を敷設して常時後方に附 勢されている。尚、引っ張りばね34、34の先端は摺動コマ5、5の軸部6、 6に適宜形成された溝又はネジ部7、7にコイル部を巻付けた状態で止着され、 又、引っ張りばね34、34の後端はやや大径の座巻き部35、35に成してガ イド筒1の端部3に設置され固定される。
【0010】 又、円筒カム17の前半部はガイド筒1の後端外周部を覆う状態に配され、各 筆記体の摺動コマ5、5は引っ張りばね34、34によって後方へ附勢されてい るので、常にその突起のカム斜面9、9を円筒カム17のカム斜面18に接触し た状態を保つ。又、円筒カム17のツバ19は、ガイド筒1の周溝4に嵌入され る。当該周溝4は円周方向の略180°の範囲にわたって設けられている。
【0011】 又、ボールペン等筆記体27、27`はその筆記部28、28`に先端側より 細径部29、29`と太径部30、30`が一体に形成されている。図1、図9 は太径部30が先軸先端口38、42に位置して筆記部28が突出した状態を示 しており、先軸37、41の先端はやや太めとなっている。従来の複式筆記具で はこの状態で筆記部を出没させる。又、図2、図10は細径部29が先軸先端口 40、44に位置して筆記部28が突出した状態を示しており、先軸39、43 はより先端が細くなりスマートになっている。図11、図12は細径の筆記部4 6の外周にリング47を止着して細径部と太径部を形成したものである。
【0012】
【作用】
図1は円筒カム17のカム斜面18の最前端の切欠20が一方のボールペン等 筆記体27の摺動コマ5と係合して太径部30が先軸先端口38に位置して筆記 部28を突出した状態を示している。次に先軸37に対しキャップ31を回転さ せてカム斜面18の最前端の切欠20とボールペン等筆記体27の摺動コマ5の 係合を解除し、更に回転を続けると、カム斜面18によってボールペン等筆記体 27の摺動コマ5は後退し、逆に他方のボールペン等筆記体27`の摺動コマ5 が前進し、更に回転するとボールペン等筆記体27と他方のボールペン等筆記体 27`が入れ代わり、略180°回転した状態でカム斜面18の切欠20とボー ルペン等筆記体27`の摺動コマ5とが係合して太径部30`が先軸先端口38 に位置して筆記部28`を突出させる。
【0013】 尚、筆記体を接合する保持管15と摺動コマ5がフレキシブルな状態にジョイ ントされているので、筆記部28、28`が先軸先端口36から突出する際に無 理な曲げが生じないので筆記体27、27`の前後動がスムーズに行われる。従 って、その効果で先軸37先端をスマート(細く)に形成できる。ところで、図 2はボールペン等筆記体27、27`の細径部29を先軸先端口40に位置して 筆記部28を突出した状態を示しており、この場合には前記のものより先軸の先 端をより細くできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のように、回転機構部を肉薄可能なダイカスト成形品とすること と、保持管に固着した継手と摺動コマとをフレキシブルにジョイントすることで 筆記部の先軸先端口からの出没に伴う筆記体の摺動がスムーズになり、軸径及び 先軸先端を細くできる等高級品に相応しい体裁を供することが可能となる。又、 ボールペン筆記体の筆記部に細径部と太径部を一体に形成したことで筆記体を従 来のものと互換性を持たせることが可能となり、生産都合やユーザーへの対応に 支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である複式筆記具の全体の縦断
面図で、一方のボールペン筆記体の筆記部でその太径部
を先軸先端口に位置させて突出した状態を示している。
【図2】本考案の実施例である複式筆記具の全体の縦断
面図で、筆記部でその細径部を先軸先端口に位置させて
突出した状態を示しており、先軸先端はよりスマートに
なっている。
【図3】本考案に使用されるガイド筒の半断面図であ
る。
【図4】本考案に使用される円筒カムの断面図である。
【図5】本考案に使用される摺動コマと保持管に固着さ
れた継手とのジョイントの状態を示した一部断面の正面
図である。
【図6】図5に於ける継手の正面図である。
【図7】図5に於ける摺動コマの上面図である。
【図8】図5に於ける摺動コマの正面図である。
【図9】筆記部の太径部を先軸先端口に位置させたとき
の状態図である。
【図10】筆記部の細径部を先軸先端口に位置させたと
きの状態図である。
【図11】筆記部にリングを止着して細径部と太径部を
形成し、太径部を先軸先端口に位置させたときの状態図
である。
【図12】筆記部にリングを止着して細径部と太径部を
形成し、細径部を先軸先端口に位置させたときの状態図
である。
【符号の説明】
1 ガイド筒 2 軸部 2a 案内溝 2b 案内溝 3 端部 4 周溝 5 摺動コマ 6 軸部 7 ネジ部 8 突起 9 カム斜面 10 突部 11 支持部 12 継手 13 溝 13a フランジ部 14 軸部 15 保持管 16 係合部 17 円筒カム 18 カム斜面 19 ツバ 20 切欠 21 孔 22 軸部 23 後端部 24 接合筒 25 係合部 26 ストッパー 27 ボールペン等筆記体 27` ボールペン等筆記体 28 筆記部 28` 筆記部 29 細径部 29` 細径部 30 太径部 30` 太径部 31 キャップ 32 天冠 33 クリップ 34 引っ張りばね 35 座巻部 36 飾りリング 37 先軸 38 先軸先端口 39 先軸 40 先軸先端口 41 先軸 42 先軸先端口 43 先軸 44 先軸先端口 45 ボールペン等筆記体 46 筆記部 47 リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 濱田 雅文 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内 (72)考案者 関口 直樹 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内 (72)考案者 小林 清一 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ内に一対の案内溝を有するガイ
    ド筒を配し、二種類のボールペン等筆記体を接合する保
    持管の後端に夫々摺動コマを取付けて、これら筆記体を
    前記ガイド筒の案内溝に夫々軸方向に移動自在に嵌装
    し、軸方向に変位するカム斜面を有した円筒カムをキャ
    ップに固着すると共にガイド筒の外周部に回転可能に嵌
    装して、カム斜面を各筆記体の摺動コマに接触させると
    共に円筒カムに設けたツバをガイド筒後端に設けた周溝
    に嵌入させて、ガイド筒に対して円筒カムを略180°
    の範囲で回動のみ可能に止着し、ガイド筒先方に固定し
    た先軸に対してキャップを回転することにより軸先端口
    より各筆記体の筆記部を選択的に出没自在となした複式
    筆記具に於いて、上記ボールペン等筆記体の筆記部に先
    端側より細径部と太径部を形成して、先軸先端口から細
    径部又は太径部を突出するように構成したことを特徴と
    する複式筆記具。
JP4573692U 1992-06-09 1992-06-09 複式筆記具 Withdrawn JPH0595785U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120490A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Mitsubishi Pencil Co Ltd 複式筆記具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120490A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Mitsubishi Pencil Co Ltd 複式筆記具

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Legal Events

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Effective date: 19961003