JPH0595579U - スポーツ応援用ペナント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案はスポーツ応援時に使う傘に、多種
多様の表示をしたペナントを取り付けて応援できるペナ
ントを提供する。 【構成】 ビニールシートを素材として、２本の傘の間
の面を覆う三角状のペナント（１）に応援用表示体
（４）を施し、その頂部及び下部辺両角それぞれに引っ
掛け穴（２）（３）（３）を設けた構成であるスポーツ
応援用ペナント。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この考案は、各種スポーツ応援に活用できるペナントに関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年はスポーツが盛んになり、実行競技者はもとよりその応援者もスポーツ競 技者ととらえられるほど応援は熱くなり、その応援方法も様々な形が採り入れら れており、広く一般大衆に親しまれている野球を例に取ってみると次のような方 法を採用している。 まず、応援は大きな声や音を出して応援する方法としてメガホンを使って声援 を送るものや太鼓やその他の楽器での応援の方法と身振りや様々な応援グツズを 使ってのアクションを採り入れた方法としてビニールの傘や各種グッズを合図や 音に合せて集団で高く掲げたりして味方の応援を高め、且つ相手への牽制を効果 的に行なうような派手なアクションを取り入れた方法が採用されている。 いずれにしても最近のファンの心理としては、応援もスポーツとしてとらえて 選手と一体になって声や音を初め、小道具を使っての派手な身振りやアクション で味方にはよりガッツに相手には牽制効果を与えるような応援方法を行なってい る。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

最近のように応援もスポーツとしてとらえているファンの心理としては、味方 への応援、相手への牽制になるようなことはもとより、自身が選手と一体となり 且つ自己表現の場としてファンは応援の方法を様々に工夫し演出することに苦慮 しているが、従来より採用されているメガホンを使っての声援は一般的であり、 その形をバット形にして面白さを出したものはあるがやはりメガホンの域を出ず 、また太鼓やその他の楽器を使う方法も古典的であるため、いずれも今一つ物足 りないのであった。 一方身振りやアクションを取り入れた方法は最近多く行なわれ、応援グッズや ビニール傘を集団で高く掲げたりして応援する方法は野球やその他のチームプレ ー競技のスポーツのように特に広い空間での応援は効果的であり、特にビニール 傘の場合は雨天時には傘の機能も果たしてユニークであった。しかしこの方法も 一般的になるとファン心理とすれば今一つ物足りなくなり、さらに効果的に例え ばひいきの選手やチャンスには特定の応援演出ができるように、応援小道具や演 出を自在に変えられたりできるような方法が求められていたが効果的な方法がな かった。 この考案は従来のこのような不便や欠点をさらに改良し、且つより効果的な方 法を提供するために考案することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成させるためにこの考案は次のような構成としている。 この応援グッズはビニール傘に取り外し自在にできるもので、ビニールや生地 等の薄い素材で傘の２本の傘骨の間をカバーする三角状のペナント（１）の頂部 に傘の石突き棒に掛けられる大きさの石突き掛け穴（２）を設け、下部辺両角に は傘骨端部が入る小さな傘骨掛け穴（３）（３）をそれぞれ設けたペナントを構 成している。 このペナント（１）には様々な応援用表示文やアッピール、絵やカラー等を表 示して対応できるようにしている。

【０００５】

【作用】

この考案を使用する場合は、次のようにしてビニール傘に取り付ける。まず三 角状を成したペナント（１）の頂部に設けた石突き掛け穴（２）を傘の石突き棒 に引っ掛けて、次に下部辺両角に設けた傘骨掛け穴（３）（３）に２本の傘骨端 部を差込むとペナント（１）は２本の傘骨の間の傘布外面に取り付けられる。 取り付けるペナント（１）は様々な応援スローガン等の表示を施したものを用 意しておけば、応援の方法や場面に応じて取り替えても良いし、また別の傘骨面 に付けたり、さらに取り付けたその上に取り付けられることもできる。 また第２実施例に示した透明袋タイプは収納口（５）に別体の表示体（４）等 を差し替えるだけでペナントの内容をスピーデーに変えられ、さらにペナントの 大きさが２面を覆うものは一層大きな応援表示が可能とすることができる。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例を図面を参照にして説明する。 第１実施例 この考案の第１実施例を図１の斜視図して説明する。 ビニールやナイロン等の樹脂シートを素材として、まず傘の２本の傘骨の間を 覆う大きさの三角状のペナント（１）の頂部に傘の石付き棒が入る大きさの石付 掛け（２）を設け、次に下部辺の両角部にそれぞれ傘骨先端部が入る小さな傘骨 掛け穴（３）（３）を設けたペナント（１）表面に好みの応援スローガンや絵、 カラー等の表示体（４）を施して本考案を構成している。

【０００７】 第２実施例 この考案の第２実施例を図２の斜視図を参照にして説明する。 第２実施例に於いては、ペナント（１）を透明な樹脂素材で、且つシートを２ 重にしてその長手２辺周囲を高周波溶着して三角袋状に形成して収納口（５）を 形成した角部に、それぞれ石付き掛け穴（２）と傘骨掛け穴（３）（３）を設け たぺナント（１）に、別体の紙やシート等に応援用のスローガン等を記した表示 体（４）を組み合わせて本考案を構成している。 尚、袋状ペナントは高周波溶着形成しているが、縫い合わせや外のいずれの方 法でも良い。

【０００８】 第３実施例 この考案の第３実施例を図３の斜視図にして説明する。 第１及び第２実施例は傘骨の１面を覆う大きさのペナントであるが、第３実施 例い於いては傘骨の２面を覆う大きさである。 まず、傘骨３本、つまり間に１本の傘骨を中心にして左右２面の傘布面を覆い 、且つ下部辺中央部が少し下がった変形の三角状を成す大きさのペナント（１） を形成して、その頂部に石付き掛け穴（２）を設け、下部辺左右と中央部の３ケ 所に傘骨掛け穴（３）（３）（３）をそれぞれ設けて本考案を構成している。 この場合のペナント（１）下部辺は３本の傘骨に引っ掛けられるようになるが、 下部辺を直線状にして中央部は掛け穴がなくても良い。又ペナント（１）の構成 も第２実施例同様の透明素材で袋状に形成敷いたタイプとしても全く差し支えな いものである。 さらに、第１〜第３実施例に共通することとして、傘の石付き棒や傘骨に止め るための各掛け穴（２）（３）の形成方法として、同素材や別素材で成る紐をＵ 字形にしてペナント（１）の各部位に取り付けて掛け穴を構成しても差し支えな い。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は三角ペナントの角３ケ所に掛け穴を設けた簡単な構成でありながら つぎのような効果や長所を提供できるものである。 イ、傘骨の１面ないし２面を覆う形状のペナント周部には、傘の石突き部棒や傘 骨端部に引っ掛けられる掛け穴が設けられているので、応援スローガン等を表 示したペナントを傘の外面に簡単に掛け止められるため、従来に比べ一味趣の 異なる応援ができるようになる。 ロ、様々な応援用表示を施したペナントを沢山揃えて置けば、傘を使った応援で も場面や相手の方法に対応させて豊富に応援形態を変えて効果的にでき、且つ その手間もスピーデーにできるものである。 ハ、透明袋タイプのもは応援用表示体を差し代えるだけでよく、さらに必要な場 合は傘入れや簡単な袋として使うことも可能である。 ニ、ペナントは本来の使用目的のようにして部屋のインテリアとして記念に飾る こともできるもので、加えて構成は簡単であるためコストも安価に提供できる ので、小さな子供フアンにも負担をかけない応援グッズとすることができ、又 別の使い方として学童の傘に交通安全のペナントを取り付けて使える便利なも のとすることもできる。

【００１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１実施例を示す斜視図。

【図２】この考案の第２実施例を示す斜視図。

【図３】この考案の第３実施例を示す斜視図。

【図４】この考案の使用状態を示す斜視図。

【符合の説明】

（１）・・・ペナント （２）・・・石突き掛け穴 （３）・・・傘骨掛け穴 （４）・・・表示体 （５）・・・収納口

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 傘の骨の間を覆う三角状の薄いシート又
   は布で形成したペナントの端部３ケ所の角に、引っ掛け
   穴を形成した構成であるスポーツ応援用ペナント。
2. 【請求項２】 ペナントを透明な素材を２重にして２ケ
   所の長手辺を閉じて収納口を有する袋状に形成したもの
   に、別体の表示体を組み合わせた構成である請求項１記
   載のスポーツ応援用ペナント。
3. 【請求項３】 ペナントの大きさを傘の３本の骨で構成
   する２面を覆おう大きさに形成した構成である請求項１
   又は２記載のスポーツ応援用ペナント。 【０００１】