JPH0594889A - 螢光灯点灯システム - Google Patents

螢光灯点灯システム

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Publication number
JPH0594889A
JPH0594889A JP41423290A JP41423290A JPH0594889A JP H0594889 A JPH0594889 A JP H0594889A JP 41423290 A JP41423290 A JP 41423290A JP 41423290 A JP41423290 A JP 41423290A JP H0594889 A JPH0594889 A JP H0594889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
lamp
transformer
fluorescent lamp
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP41423290A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Shinoda
伸哉 篠田
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SHINODA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHINODA SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by SHINODA SEISAKUSHO KK filed Critical SHINODA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の螢光ランプを点灯するための配線シス
テムを簡便かつローコストとする。 【構成】 多数のランプ3・1〜3・Nに対して共通の
インバータ1を設け、インバータ1により24V以下の
低電圧交流電力を得る。この低電圧交流配線ラインを各
ランプの取付けソケット2・1〜2・Nにより形成す
る。各ソケット2・1〜2・N内に昇圧トランス4と予
熱トランス5とをランプ両端部に取付けてソケットと一
体化する。 【効果】 共通配線ラインの電圧を24V以下にしたの
で、絶縁距離等の規格の制約を受けず、屋内配線が容易
となり、ランプソケット内に当該配線及びトランスを内
蔵して一体化できる。よって、小型でローコストの点灯
システムが構築できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は螢光灯点灯システムに関し、特に
複数の螢光灯(以下単にランプと略記する)を点灯制御
するためのランプ点灯システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のこの様なランプ点灯システムの構成
例を図3に示す。図において、例えば、商用交流入力電
力(100 V)は、複数のランプ3・1〜3・N(Nは2
以上の整数)に夫々対応して設けられた複数のインバー
タ1・1〜1・Nへ入力される。
【0003】これ等インバータ1・1〜1・Nにより交
流入力電力は周波数及び電圧変換されて、各ランプ3・
1〜3・Nを点灯駆動するに充分な交流電力とされる。
この場合、各ランプの両電極へは夫々2線づつの合計4
線の電力供給配線が各インバータから導出されている。
【0004】ここで、各ランプ3・1〜3・Nに夫々対
応したインバータ1・1〜1・Nは対応ランプの直近に
配置されており、またこれ等各インバータまでの入力電
力配線は100 V用となっている。
【0005】この様に、従来のランプ点灯システムで
は、商用交流入力電力の取込み部分から各ランプ直近の
インバータまでの間を、100 Vという高圧かつ大電力の
配線ラインで引回す必要がある。
【0006】特に、商品のためのショーケース等を多用
するデパートやストア等では、これ等ランプが多数使用
される関係上、屋内に高電圧大電力の配線ラインが必要
となり、安全性を十分に考慮しなければならない。その
ために、配線材料に対する絶縁距離等のJIS規格が厳
しくなるという欠点がある。
【0007】また各ランプ毎にインバータを設置してい
るので、コストが大となると共に大型化を招来するとい
う欠点がある。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点
を解消すべくなされたものであって、その目的とすると
ころは、配線材に対する絶縁距離等のJIS規格の適用
をなくし、また装置の小型化及びローコスト化を図った
螢光灯点灯システムを提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明によれば、複数の螢光灯を点灯す
るための螢光灯点灯システムであって、これ等複数の螢
光灯に共通して設けられ、交流入力をより高周波数でか
つ24V以下の低電圧の交流電力に変換する共通のイン
バータと、この低電圧の交流電力を前記螢光灯に供給す
べくこれ等螢光灯に対して共通に敷設された低電圧配線
ラインと、各蛍光灯対応に設けられて対応蛍光灯の一端
直近の前記低電圧配線ラインを夫々分岐する第1の分岐
手段と、各蛍光灯対応に設けられて対応蛍光灯の他端直
近の前記低電圧配線ラインを夫々分岐する第2の分岐手
段と、前記第1の分岐手段による分岐交流電力を夫々入
力として対応蛍光灯の一端へ高電圧及び予熱電圧を印加
する昇圧トランスと、前記第2の分岐手段による分岐交
流電力を夫々入力とし、対応蛍光灯の他端へ予熱電圧を
印加する予熱トランスとを含むことを特徴とする螢光灯
点灯システムが得られる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明の実施例の構成を示す図であ
る。図において、例えば、商用交流入力電力はインバー
タ1へ入力される。このインバータ1は複数のランプ3
・1〜3・Nに対して共通に1個だけ設けられており、
より高周波数を有しかつ低電圧(24V以下)の交流電
力に、商用入力電力を変換する機能を有している。
【0012】このインバータ1による低電圧の交流電力
配線ラインはランプ3・1の設置位置近傍まで敷設され
ており、このランプ3・1から図示せぬランプ3・Nま
では、各ランプを取付けるソケット2・1〜2・Nの内
部に予め配設された配線部材により低電圧配線ラインが
形成されるようになっている。
【0013】従って、各ランプ3・1〜3・Nと低電圧
配線ラインとは互いに平行な状態に取付けられ、ソケッ
ト2・1〜2・Nが互いに図示する如くいわゆるカスケ
ード構造に配列されることにより、低電圧配線ラインが
順次延伸する如くなるのである。
【0014】各ランプ3・1〜3・Nの取付けソケット
2・1〜2・Nは全て同一構成であり、ソケット2・1
についてのみその構成を説明する。ソケット内には、ラ
ンプの一端(陽極側)直近において、低電圧配線ライン
を分岐する第1の分岐部6と、この分岐電圧を昇圧する
昇圧トランス4と、ランプ他端(陰極側)直近において
低電圧配線ラインを分岐する第2の分岐部7と、この分
岐電圧を降圧する降圧トランス5とが内蔵されている。
【0015】昇圧トランス4の昇圧(約300 V)出力が
ランプの陽極へ、降圧トランス(予熱トランス)5の降
圧(約5V)出力がランプの陰極へ夫々印加される。
【0016】昇圧トランス4は磁気洩れトランスが使用
され、本例の構成の他に図2に示す構成としても良い。
【0017】以上の構成とすることにより、共通のイン
バータ1から各ランプへの共通配線ラインは低電圧で2
4V以下となっているので、JIS規格で定める絶縁距
離等の規格が適用されない。よって、デパートやスーパ
等の多数のランプを用いる場所でも、何等制約を受ける
ことなく屋内配線が容易となり、ランプ取付け用ソケッ
ト2・1〜2・Nに、当該配線ラインを形成する配線部
材を内蔵することが可能となる。
【0018】従って、ランプの増設時には、増設用ラン
プソケットを順次継ぎ足していくことで、増設が極めて
容易となる。また、ソケット内のランプ両端部で配線ラ
インを夫々分岐して、これ等分岐部で昇圧トランス及び
予熱トランスを夫々介してランプ両端へ印加するように
構成でき、ソケット内に全ての部品が一体的に収納自在
となるものである。
【0019】また、図1において、磁気洩れトランス4
で昇圧された電圧の高圧側はランプ3・1の一端電極a
へ、低圧側はb→c→d→eと流れランプ3・1の他端
電極fへ、夫々印加されてランプ3・1が点灯する。こ
の場合、低圧側がb→dと流れるときに、低電圧配線ラ
インの一方の線cを共有するようになる。
【0020】そして、この低電圧配線ラインのうち上記
共有ラインc、すなわちトランスの一次,二次共通接続
点が接続された方のラインをアースラインとすることに
より、ショーケースの棚部を導電材とし、これをアース
ラインとして代用すれば、配線ラインは1本となって簡
素化される。
【0021】
【発明の効果】以上の述べた如く、本発明によれば、多
数のランプに対して共通のインバータを設け、このイン
バータによる低電圧(24V以下)の交流電力を各ラン
プ対応の昇圧トランス,予熱トランスへ共通配線ライン
により供給する構成としているので、屋内配線が何等の
制約を受けることなく容易に敷設可能となるという効果
がある。
【0022】よって、この低電圧配線ラインを各ランプ
取付けソケットの内部に設け、昇圧トランス及び予熱ト
ランスを、このソケットのランプ両端に内蔵して取付け
ることができ、システムの小型化及びローコスト化が図
れる。
【0023】また、ソケットを既設ソケットに縦続的に
継ぎ足していくことで、システム増設が容易になるとい
う効果がある。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施例に使用される昇圧トランスの他
の例を示す回路図である。
【図3】従来の螢光灯点灯システムを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 インバータ 2・1〜2・N ランプ取付けソケット 3・1〜3・N ランプ 4 昇圧トランス 5 予熱トランス 6 第1の分岐部 7 第2の分岐部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 螢光灯点灯システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は螢光灯点灯システムに関し、特に
複数の螢光灯(以下単にランプと略記する)を点灯制御
するためのランプ点灯システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のこの様なランプ点灯システムの構成
例を図3に示す。図において、例えば、商用交流入力電
力(100 V)は、複数のランプ3・1〜3・N(Nは2
以上の整数)に夫々対応して設けられた複数のインバー
タ1・1〜1・Nへ入力される。
【0003】これ等インバータ1・1〜1・Nにより交
流入力電力は周波数及び電圧変換されて、各ランプ3・
1〜3・Nを点灯駆動するに充分な交流電力とされる。
この場合、各ランプの両電極へは夫々2線づつの合計4
線の電力供給配線が各インバータから導出されている。
【0004】ここで、各ランプ3・1〜3・Nに夫々対
応したインバータ1・1〜1・Nは対応ランプの直近に
配置されており、またこれ等各インバータまでの入力電
力配線は100 V用となっている。
【0005】この様に、従来のランプ点灯システムで
は、商用交流入力電力の取込み部分から各ランプ直近の
インバータまでの間を、100 Vという高圧かつ大電力の
配線ラインで引回す必要がある。
【0006】特に、商品のためのショーケース等を多用
するデパートやストア等では、これ等ランプが多数使用
される関係上、屋内に高電圧大電力の配線ラインが必要
となり、安全性を十分に考慮しなければならない。その
ために、配線材料に対する絶縁距離等のJIS規格が厳
しくなるという欠点がある。
【0007】また各ランプ毎にインバータを設置してい
るので、コストが大となると共に大型化を招来するとい
う欠点がある。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点
を解消すべくなされたものであって、その目的とすると
ころは、配線材に対する絶縁距離等のJIS規格の適用
をなくし、また装置の小型化及びローコスト化を図った
螢光灯点灯システムを提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明によれば、複数の螢光灯を点灯す
るための螢光灯点灯システムであって、これ等複数の螢
光灯に共通して設けられ、交流入力をより高周波数でか
つ24V以下の低電圧の交流電力に変換する共通のイン
バータと、この低電圧の交流電力を前記螢光灯に供給す
べくこれ等螢光灯に対して共通に敷設された低電圧配線
ラインと、各蛍光灯対応に設けられて対応蛍光灯の一端
直近の前記低電圧配線ラインを夫々分岐する第1の分岐
手段と、各蛍光灯対応に設けられて対応蛍光灯の他端直
近の前記低電圧配線ラインを夫々分岐する第2の分岐手
段と、前記第1の分岐手段による分岐交流電力を夫々入
力として対応蛍光灯の一端へ高電圧及び予熱電圧を印加
する昇圧トランスと、前記第2の分岐手段による分岐交
流電力を夫々入力とし、対応蛍光灯の他端へ予熱電圧を
印加する予熱トランスとを含むことを特徴とする螢光灯
点灯システムが得られる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明の実施例の構成を示す図であ
る。図において、例えば、商用交流入力電力はインバー
タ1へ入力される。このインバータ1は複数のランプ3
・1〜3・Nに対して共通に1個だけ設けられており、
より高周波数を有しかつ低電圧(24V以下)の交流電
力に、商用入力電力を変換する機能を有している。
【0012】このインバータ1による低電圧の交流電力
配線ラインはランプ3・1の設置位置近傍まで敷設され
ており、このランプ3・1から図示せぬランプ3・Nま
では、各ランプを取付けるソケット2・1〜2・Nの内
部に予め配設された配線部材により低電圧配線ラインが
形成されるようになっている。
【0013】従って、各ランプ3・1〜3・Nと低電圧
配線ラインとは互いに平行な状態に取付けられ、ソケッ
ト2・1〜2・Nが互いに図示する如くいわゆるカスケ
ード構造に配列されることにより、低電圧配線ラインが
順次延伸する如くなるのである。
【0014】各ランプ3・1〜3・Nの取付けソケット
2・1〜2・Nは全て同一構成であり、ソケット2・1
についてのみその構成を説明する。ソケット内には、ラ
ンプの一端(陽極側)直近において、低電圧配線ライン
を分岐する第1の分岐部6と、この分岐電圧を昇圧する
昇圧トランス4と、ランプ他端(陰極側)直近において
低電圧配線ラインを分岐する第2の分岐部7と、この分
岐電圧を降圧する降圧トランス5とが内蔵されている。
【0015】昇圧トランス4の昇圧(約300 V)出力が
ランプの陽極へ、降圧トランス(予熱トランス)5の降
圧(約5V)出力がランプの陰極へ夫々印加される。
【0016】昇圧トランス4は磁気洩れトランスが使用
され、本例の構成の他に図2に示す構成としても良い。
【0017】以上の構成とすることにより、共通のイン
バータ1から各ランプへの共通配線ラインは低電圧で2
4V以下となっているので、JIS規格で定める絶縁距
離等の規格が適用されない。よって、デパートやスーパ
等の多数のランプを用いる場所でも、何等制約を受ける
ことなく屋内配線が容易となり、ランプ取付け用ソケッ
ト2・1〜2・Nに、当該配線ラインを形成する配線部
材を内蔵することが可能となる。
【0018】従って、ランプの増設時には、増設用ラン
プソケットを順次継ぎ足していくことで、増設が極めて
容易となる。また、ソケット内のランプ両端部で配線ラ
インを夫々分岐して、これ等分岐部で昇圧トランス及び
予熱トランスを夫々介してランプ両端へ印加するように
構成でき、ソケット内に全ての部品が一体的に収納自在
となるものである。
【0019】また、図1において、磁気洩れトランス4
で昇圧された電圧の高圧側はランプ3・1の一端電極a
へ、低圧側はb→c→d→eと流れランプ3・1の他端
電極fへ、夫々印加されてランプ3・1が点灯する。こ
の場合、低圧側がb→dと流れるときに、低電圧配線ラ
インの一方の線cを共有するようになる。
【0020】そして、この低電圧配線ラインのうち上記
共有ラインc、すなわちトランスの一次,二次共通接続
点が接続された方のラインをアースラインとすることに
より、ショーケースの棚部を導電材とし、これをアース
ラインとして代用すれば、配線ラインは1本となって簡
素化される。
【0021】
【発明の効果】以上の述べた如く、本発明によれば、多
数のランプに対して共通のインバータを設け、このイン
バータによる低電圧(24V以下)の交流電力を各ラン
プ対応の昇圧トランス,予熱トランスへ共通配線ライン
により供給する構成としているので、屋内配線が何等の
制約を受けることなく容易に敷設可能となるという効果
がある。
【0022】よって、この低電圧配線ラインを各ランプ
取付けソケットの内部に設け、昇圧トランス及び予熱ト
ランスを、このソケットのランプ両端に内蔵して取付け
ることができ、システムの小型化及びローコスト化が図
れる。
【0023】また、ソケットを既設ソケットに縦続的に
継ぎ足していくことで、システム増設が容易になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施例に使用される昇圧トランスの他
の例を示す回路図である。
【図3】従来の螢光灯点灯システムを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】 1 インバータ 2・1〜2・N ランプ取付けソケット 3・1〜3・N ランプ 4 昇圧トランス 5 予熱トランス 6 第1の分岐部 7 第2の分岐部 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 螢光灯点灯システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は螢光灯点灯システムに関し、特に
複数の螢光灯(以下単にランプと略記する)を点灯制御
するためのランプ点灯システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のこの様なランプ点灯システムの構成
例を図3に示す。図において、例えば、商用交流入力電
力(100 V)は、複数のランプ3・1〜3・N(Nは2
以上の整数)に夫々対応して設けられた複数のインバー
タ1・1〜1・Nへ入力される。
【0003】これ等インバータ1・1〜1・Nにより交
流入力電力は周波数及び電圧変換されて、各ランプ3・
1〜3・Nを点灯駆動するに充分な交流電力とされる。
この場合、各ランプの両電極へは夫々2線づつの合計4
線の電力供給配線が各インバータから導出されている。
【0004】ここで、各ランプ3・1〜3・Nに夫々対
応したインバータ1・1〜1・Nは対応ランプの直近に
配置されており、またこれ等各インバータまでの入力電
力配線は100 V用となっている。
【0005】この様に、従来のランプ点灯システムで
は、商用交流入力電力の取込み部分から各ランプ直近の
インバータまでの間を、100 Vという高圧かつ大電力の
配線ラインで引回す必要がある。
【0006】特に、商品のためのショーケース等を多用
するデパートやストア等では、これ等ランプが多数使用
される関係上、屋内に高電圧大電力の配線ラインが必要
となり、安全性を十分に考慮しなければならない。その
ために、配線材料に対する絶縁距離等のJIS規格が厳
しくなるという欠点がある。
【0007】また各ランプ毎にインバータを設置してい
るので、コストが大となると共に大型化を招来するとい
う欠点がある。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点
を解消すべくなされたものであって、その目的とすると
ころは、配線材に対する絶縁距離等のJIS規格の適用
をなくし、また装置の小型化及びローコスト化を図った
螢光灯点灯システムを提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明によれば、複数の螢光灯を点灯す
るための螢光灯点灯システムであって、これ等複数の螢
光灯に共通して設けられ、交流入力をより高周波数でか
つ24V以下の低電圧の交流電力に変換する共通のイン
バータと、この低電圧の交流電力を前記螢光灯に供給す
べくこれ等螢光灯に対して共通に敷設された低電圧配線
ラインと、各蛍光灯対応に設けられて対応蛍光灯の一端
直近の前記低電圧配線ラインを夫々分岐する第1の分岐
手段と、各蛍光灯対応に設けられて対応蛍光灯の他端直
近の前記低電圧配線ラインを夫々分岐する第2の分岐手
段と、前記第1の分岐手段による分岐交流電力を夫々入
力として対応蛍光灯の一端へ高電圧及び予熱電圧を印加
する昇圧トランスと、前記第2の分岐手段による分岐交
流電力を夫々入力とし、対応蛍光灯の他端へ予熱電圧を
印加する予熱トランスとを含むことを特徴とする螢光灯
点灯システムが得られる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明の実施例の構成を示す図であ
る。図において、例えば、商用交流入力電力はインバー
タ1へ入力される。このインバータ1は複数のランプ3
・1〜3・Nに対して共通に1個だけ設けられており、
より高周波数を有しかつ低電圧(24V以下)の交流電
力に、商用入力電力を変換する機能を有している。
【0012】このインバータ1による低電圧の交流電力
配線ラインはランプ3・1の設置位置近傍まで敷設され
ており、このランプ3・1から図示せぬランプ3・Nま
では、各ランプを取付けるソケット2・1〜2・Nの内
部に予め配設された配線部材により低電圧配線ラインが
形成されるようになっている。
【0013】従って、各ランプ3・1〜3・Nと低電圧
配線ラインとは互いに平行な状態に取付けられ、ソケッ
ト2・1〜2・Nが互いに図示する如くいわゆるカスケ
ード構造に配列されることにより、低電圧配線ラインが
順次延伸する如くなるのである。
【0014】各ランプ3・1〜3・Nの取付けソケット
2・1〜2・Nは全て同一構成であり、ソケット2・1
についてのみその構成を説明する。ソケット内には、ラ
ンプの一端(陽極側)直近において、低電圧配線ライン
を分岐する第1の分岐部6と、この分岐電圧を昇圧する
昇圧トランス4と、ランプ他端(陰極側)直近において
低電圧配線ラインを分岐する第2の分岐部7と、この分
岐電圧を降圧する降圧トランス5とが内蔵されている。
【0015】昇圧トランス4の昇圧(約300 V)出力が
ランプの陽極へ、降圧トランス(予熱トランス)5の降
圧(約5V)出力がランプの陰極へ夫々印加される。
【0016】昇圧トランス4は磁気洩れトランスが使用
され、本例の構成の他に図2に示す構成としても良い。
【0017】以上の構成とすることにより、共通のイン
バータ1から各ランプへの共通配線ラインは低電圧で2
4V以下となっているので、JIS規格で定める絶縁距
離等の規格が適用されない。よって、デパートやスーパ
等の多数のランプを用いる場所でも、何等制約を受ける
ことなく屋内配線が容易となり、ランプ取付け用ソケッ
ト2・1〜2・Nに、当該配線ラインを形成する配線部
材を内蔵することが可能となる。
【0018】従って、ランプの増設時には、増設用ラン
プソケットを順次継ぎ足していくことで、増設が極めて
容易となる。また、ソケット内のランプ両端部で配線ラ
インを夫々分岐して、これ等分岐部で昇圧トランス及び
予熱トランスを夫々介してランプ両端へ印加するように
構成でき、ソケット内に全ての部品が一体的に収納自在
となるものである。
【0019】また、図1において、磁気洩れトランス4
で昇圧された電圧の高圧側はランプ3・1の一端電極a
へ、低圧側はb→c→d→eと流れランプ3・1の他端
電極fへ、夫々印加されてランプ3・1が点灯する。こ
の場合、低圧側がb→dと流れるときに、低電圧配線ラ
インの一方の線cを共有するようになる。
【0020】そして、この低電圧配線ラインのうち上記
共有ラインc、すなわちトランスの一次,二次共通接続
点が接続された方のラインをアースラインとすることに
より、ショーケースの棚部を導電材とし、これをアース
ラインとして代用すれば、配線ラインは1本となって簡
素化される。
【0021】
【発明の効果】以上の述べた如く、本発明によれば、多
数のランプに対して共通のインバータを設け、このイン
バータによる低電圧(24V以下)の交流電力を各ラン
プ対応の昇圧トランス,予熱トランスへ共通配線ライン
により供給する構成としているので、屋内配線が何等の
制約を受けることなく容易に敷設可能となるという効果
がある。
【0022】よって、この低電圧配線ラインを各ランプ
取付けソケットの内部に設け、昇圧トランス及び予熱ト
ランスを、このソケットのランプ両端に内蔵して取付け
ることができ、システムの小型化及びローコスト化が図
れる。
【0023】また、ソケットを既設ソケットに縦続的に
継ぎ足していくことで、システム増設が容易になるとい
う効果がある。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施例に使用される昇圧トランスの他
の例を示す回路図である。
【図3】従来の螢光灯点灯システムを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】 1 インバータ 2・1〜2・N ランプ取付けソケット 3・1〜3・N ランプ 4 昇圧トランス 5 予熱トランス 6 第1の分岐部 7 第2の分岐部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の螢光灯を点灯するための螢光灯点
    灯システムであって、これ等複数の螢光灯に共通して設
    けられ、交流入力をより高周波数でかつ24V以下の低
    電圧の交流電力に変換する共通のインバータと、この低
    電圧の交流電力を前記螢光灯に供給すべくこれ等螢光灯
    に対して共通に敷設された低電圧配線ラインと、各蛍光
    灯対応に設けられて対応蛍光灯の一端直近の前記低電圧
    配線ラインを夫々分岐する第1の分岐手段と、各蛍光灯
    対応に設けられて対応蛍光灯の他端直近の前記低電圧配
    線ラインを夫々分岐する第2の分岐手段と、前記第1の
    分岐手段による分岐交流電力を夫々入力として対応蛍光
    灯の一端へ高電圧及び予熱電圧を印加する昇圧トランス
    と、前記第2の分岐手段による分岐交流電力を夫々入力
    とし、対応蛍光灯の他端へ予熱電圧を印加する予熱トラ
    ンスとを含むことを特徴とする螢光灯点灯システム。
  2. 【請求項2】 前記低電圧配線ラインは前記蛍光灯の各
    々を取付けるためのソケット内に敷設されており、前記
    第1の分岐手段及び前記昇圧トランスは対応する前記ソ
    ケット内における蛍光灯の一端位置に取付けられてお
    り、前記第2の分岐手段及び前記予熱トランスは対応す
    るソケット内における蛍光灯の他端位置に取付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の蛍光灯点灯システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ソケットは互いに直列接続されるこ
    とにより前記低電圧配線ラインを構成していることを特
    徴とする請求項2記載の蛍光灯点灯システム。
JP41423290A 1990-12-26 1990-12-26 螢光灯点灯システム Pending JPH0594889A (ja)

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JP2008527971A (ja) * 2005-01-18 2008-07-24 リサーチ フロンティアーズ インコーポレイテッド Spd負荷への配電のための回路及び方法

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